JPH087083Y2 - 気化器のアイドル調整装置 - Google Patents
気化器のアイドル調整装置Info
- Publication number
- JPH087083Y2 JPH087083Y2 JP1990035232U JP3523290U JPH087083Y2 JP H087083 Y2 JPH087083 Y2 JP H087083Y2 JP 1990035232 U JP1990035232 U JP 1990035232U JP 3523290 U JP3523290 U JP 3523290U JP H087083 Y2 JPH087083 Y2 JP H087083Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle lever
- air
- air screw
- opening
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は気化器のアイドル調整装置に関する。
(従来の技術) 気化器においては、アイドリング時のエンジンに供給
される混合気の空燃比を調整するため、吸入空気量を調
整するエアスクリューが設けられている。
される混合気の空燃比を調整するため、吸入空気量を調
整するエアスクリューが設けられている。
従来の調整装置は、第3図および第4図に示すよう
に、気化器1のスロットルバルブ開閉用のスロットルレ
バーを収納するスロットルレバーボックス2とは別の位
置にエアスクリュー用ボス3が設けられ、このボス3に
エアスクリュー4が螺挿され、このエアスクリュー4を
回動操作することにより先端のニードル部で空気通路の
断面積を可変とし、吸入空気量が調整されるようになっ
ている(実開昭61-17168号公報参照)。
に、気化器1のスロットルバルブ開閉用のスロットルレ
バーを収納するスロットルレバーボックス2とは別の位
置にエアスクリュー用ボス3が設けられ、このボス3に
エアスクリュー4が螺挿され、このエアスクリュー4を
回動操作することにより先端のニードル部で空気通路の
断面積を可変とし、吸入空気量が調整されるようになっ
ている(実開昭61-17168号公報参照)。
このようなエアスクリュー4による吸入空気量の調整
は、排ガス成分に影響を及ぼす関係上、ユーザーが不用
意に操作してしまうことがないように工場で排ガス調整
後エアスクリュー4部分に封印してユーザーが操作する
ことのないようにしている。
は、排ガス成分に影響を及ぼす関係上、ユーザーが不用
意に操作してしまうことがないように工場で排ガス調整
後エアスクリュー4部分に封印してユーザーが操作する
ことのないようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来の構造では、エアスクリュー4
の頭部が気化器1の外面に露出しておかれる故、これに
封印を施さなければならず、その結果封印するためのコ
ストおよび手数が掛り、また一旦封印した後は簡単には
エアスクリュー4の再調整ができなくなり、整備上不便
となる。他方において、封印しないシステムとすると、
エアスクリュー4の頭部が外気に晒されることになり、
塵埃の付着や腐食等の問題が生じる。
の頭部が気化器1の外面に露出しておかれる故、これに
封印を施さなければならず、その結果封印するためのコ
ストおよび手数が掛り、また一旦封印した後は簡単には
エアスクリュー4の再調整ができなくなり、整備上不便
となる。他方において、封印しないシステムとすると、
エアスクリュー4の頭部が外気に晒されることになり、
塵埃の付着や腐食等の問題が生じる。
この考案は上記の点に鑑み、エアスクリューに封印を
施す必要がなく、それでいて塵埃の付着や腐食を生じる
ことのない気化器のアイドル調整装置を提供するもので
ある。
施す必要がなく、それでいて塵埃の付着や腐食を生じる
ことのない気化器のアイドル調整装置を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する問題点を解決するための手段と
してこの考案は、開口部を有するスロットルレバーボッ
クスの内部にスロットルレバーが上下方向に配置され、
このスロットルレバーはその上部がスロットルレバーボ
ック内上方に軸着されて揺動自在に支持される一方、ス
ロットルレバーボックス内最下部にエアスクリュー用ボ
スを上記開口部に向かうよう斜め上方に向かって設け、
このボスにエアスクリューを螺挿し、上記スロットルレ
バーボックスの開口部を開閉自在のカバーで閉鎖してエ
アスクリューを隠蔽するようにしたものである。
してこの考案は、開口部を有するスロットルレバーボッ
クスの内部にスロットルレバーが上下方向に配置され、
このスロットルレバーはその上部がスロットルレバーボ
ック内上方に軸着されて揺動自在に支持される一方、ス
ロットルレバーボックス内最下部にエアスクリュー用ボ
スを上記開口部に向かうよう斜め上方に向かって設け、
このボスにエアスクリューを螺挿し、上記スロットルレ
バーボックスの開口部を開閉自在のカバーで閉鎖してエ
アスクリューを隠蔽するようにしたものである。
(作用) スロットルレバーボックス内にエアスクリューが位置
し、通常このスロットルレバーボックス内はそのボック
スの開口部を閉鎖するカバーで封止されているので、エ
アスクリュー部分に塵埃が付着したりエアスクリューが
腐蝕することがない。またスロットルレバーボックスは
カバーで閉鎖されるのでユーザーがエアスクリューを不
用意に操作してしまうことが防がれる。これによりエア
スクリューを封印する手数やコストが掛らずに誤った取
扱いを防止することができる。
し、通常このスロットルレバーボックス内はそのボック
スの開口部を閉鎖するカバーで封止されているので、エ
アスクリュー部分に塵埃が付着したりエアスクリューが
腐蝕することがない。またスロットルレバーボックスは
カバーで閉鎖されるのでユーザーがエアスクリューを不
用意に操作してしまうことが防がれる。これによりエア
スクリューを封印する手数やコストが掛らずに誤った取
扱いを防止することができる。
(実施例) 以下この考案の実施例を第1図および第2図により説
明する。
明する。
気化器5の一側部にはスロットルレバーボックス6が
一体的に設けられ、このボックス6内にスロットルバル
ブを開閉するためのスロットルレバー7が内装される。
このスロットルレバー7はスロットルレバーボックス6
の内部に上下方向に配置され、その上部がスロットルレ
バーボック6内上方に軸着されて揺動自在に支持される
一方、下端に開閉操作力を伝達するためのスロットルケ
ーブル8が連結される。
一体的に設けられ、このボックス6内にスロットルバル
ブを開閉するためのスロットルレバー7が内装される。
このスロットルレバー7はスロットルレバーボックス6
の内部に上下方向に配置され、その上部がスロットルレ
バーボック6内上方に軸着されて揺動自在に支持される
一方、下端に開閉操作力を伝達するためのスロットルケ
ーブル8が連結される。
このスロットルレバーボックス6内にはエアスクリュ
ー用ボス9がこのボックス6の開口部に向くよう斜め上
方に向かって設けられる。そして、このボス9にエアス
クリュー10が螺挿され、その頭部はスロットルレバーボ
ックス6内で回動操作可能になっている。
ー用ボス9がこのボックス6の開口部に向くよう斜め上
方に向かって設けられる。そして、このボス9にエアス
クリュー10が螺挿され、その頭部はスロットルレバーボ
ックス6内で回動操作可能になっている。
このスロットルレバーボックス6の開口部にはカバー
11がビス12,12で開閉自在に取付けられ、スロットルレ
バーボックス6内を閉鎖している。
11がビス12,12で開閉自在に取付けられ、スロットルレ
バーボックス6内を閉鎖している。
したがって、工場でエアスクリュー10を回動して空気
量を調整した後スロットルレバーボックス6の開口部を
カバー11で閉鎖することによりエアスクリュー10はスロ
ットルレバーボックス6内に隠蔽され、ユーザーにはエ
アスクリュー10の存在すら分らなくなり、勝手に操作さ
れることが防がれる。
量を調整した後スロットルレバーボックス6の開口部を
カバー11で閉鎖することによりエアスクリュー10はスロ
ットルレバーボックス6内に隠蔽され、ユーザーにはエ
アスクリュー10の存在すら分らなくなり、勝手に操作さ
れることが防がれる。
また、スロットルレバーボックス6の開口部を閉鎖す
るカバー11を開閉自在とすることにより、工場やユーザ
ーが本意でエアスクリュー10の再調整を行うことを可能
にする。
るカバー11を開閉自在とすることにより、工場やユーザ
ーが本意でエアスクリュー10の再調整を行うことを可能
にする。
さらに、スロットルレバーボックス6は常時カバー11
で閉鎖されているので、エアスクリュー10に塵埃の付着
がないと共に、外部に露出しないので腐蝕することもな
い。
で閉鎖されているので、エアスクリュー10に塵埃の付着
がないと共に、外部に露出しないので腐蝕することもな
い。
さらにまた、エアスクリュー10の頭部はスロットルレ
バー7の裏側に配置されることになるが、スロットルレ
バー7はその上部がスロットルレバーボック6内上方に
軸着されて揺動自在に支持されており、アイドル調整時
にはスロットルレバー7は第1図に実線で示す位置にあ
るため、エアスクリュー10の調整に支障はない。
バー7の裏側に配置されることになるが、スロットルレ
バー7はその上部がスロットルレバーボック6内上方に
軸着されて揺動自在に支持されており、アイドル調整時
にはスロットルレバー7は第1図に実線で示す位置にあ
るため、エアスクリュー10の調整に支障はない。
そして、エアスクリュー用ボス9が開口部に向くよう
斜め上方に向かって設けられているため、斜め上方から
スクリュードライバ等の調整工具が容易に挿入でき、整
備性が向上する。
斜め上方に向かって設けられているため、斜め上方から
スクリュードライバ等の調整工具が容易に挿入でき、整
備性が向上する。
以上のようにこの考案によれば、空気量調整後スロッ
トルレバーボックスの開口部をカバーで閉鎖することに
よりエアスクリューの存在が隠されてユーザーにはその
存在が分らず、したがって妄りに操作されることが防止
される。また調整後エアスクリューに封印を施す必要が
ないので、そのためのコストが掛らず、手数も不要とす
ることができる。さらに再調整を必要とするときにはカ
バーを外すだけで容易に調整することが可能である。そ
のほか常時スロットルレバーボックス内はカバーで閉鎖
されているのでエアスクリューが外気に晒されることが
なく、したがって、塵埃の付着や腐蝕の問題も解消さ
れ、かつスロットルストップスクリューと間違えること
もない等の種々の効果がある。
トルレバーボックスの開口部をカバーで閉鎖することに
よりエアスクリューの存在が隠されてユーザーにはその
存在が分らず、したがって妄りに操作されることが防止
される。また調整後エアスクリューに封印を施す必要が
ないので、そのためのコストが掛らず、手数も不要とす
ることができる。さらに再調整を必要とするときにはカ
バーを外すだけで容易に調整することが可能である。そ
のほか常時スロットルレバーボックス内はカバーで閉鎖
されているのでエアスクリューが外気に晒されることが
なく、したがって、塵埃の付着や腐蝕の問題も解消さ
れ、かつスロットルストップスクリューと間違えること
もない等の種々の効果がある。
第1図はこの考案に係る気化器のアイドル調整装置の一
実施例を示すものでカバーを除去した正面図、第2図は
第1図のアイドル調整装置の側断面図、第3図は従来の
気化器のアイドル調整装置の正面図、第4図は従来のア
イドル調整装置の側面図である。 1,5……気化器、3,9……エアスクリュー用ボス、4,10…
…エアスクリュー、6……スロットルレバーボックス、
7……スロットルレバー、11……カバー。
実施例を示すものでカバーを除去した正面図、第2図は
第1図のアイドル調整装置の側断面図、第3図は従来の
気化器のアイドル調整装置の正面図、第4図は従来のア
イドル調整装置の側面図である。 1,5……気化器、3,9……エアスクリュー用ボス、4,10…
…エアスクリュー、6……スロットルレバーボックス、
7……スロットルレバー、11……カバー。
Claims (1)
- 【請求項1】空気通路の断面積を可変として吸入空気量
を調整するためのエアスクリューを有し、スロットルバ
ルブを開閉するためのスロットルレバーを収納するスロ
ットルレバーボックスを一体的に備えた気化器におい
て、スロットルレバーボックス6は開口部を有すると共
に、その内部にスロットルレバー7が上下方向に配置さ
れ、このスロットルレバー7はその上部がスロットルレ
バーボック6内上方に軸着されて揺動自在に支持される
一方、スロットルレバーボックス6内最下部にエアスク
リュー用ボス9を上記開口部に向くよう斜め上方に向か
って設け、このボス9にエアスクリュー10を螺挿し、上
記スロットルレバーボックス6の開口部を開閉自在のカ
バー11で閉鎖してエアスクリュー10を隠蔽したことを特
徴とする気化器のアイドル調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990035232U JPH087083Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 気化器のアイドル調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990035232U JPH087083Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 気化器のアイドル調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127068U JPH03127068U (ja) | 1991-12-20 |
JPH087083Y2 true JPH087083Y2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=31540411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990035232U Expired - Fee Related JPH087083Y2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 気化器のアイドル調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087083Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55170451U (ja) * | 1979-05-24 | 1980-12-06 |
-
1990
- 1990-03-31 JP JP1990035232U patent/JPH087083Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03127068U (ja) | 1991-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |