JPH0870541A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

永久磁石式回転電機

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JPH0870541A
JPH0870541A JP6205013A JP20501394A JPH0870541A JP H0870541 A JPH0870541 A JP H0870541A JP 6205013 A JP6205013 A JP 6205013A JP 20501394 A JP20501394 A JP 20501394A JP H0870541 A JPH0870541 A JP H0870541A
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JP
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magnetic
electric machine
field
permanent magnet
rotating electric
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JP6205013A
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Kazuto Sakai
和 人 堺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 永久磁石による電機子コイルの鎖交磁束量を
効果的に調整し、低速から高速までの広範囲の運転を可
能とし、かつ高力率・高効率の永久磁石式回転電機を提
供すること。 【構成】 互いに空隙を介して対向する電機子および界
磁からなり、これらの電機子および界磁はいずれか一方
がステータ(1)として構成され、他方がロータ(8)
として構成され、電機子は電機子鉄心(2)のスロット
内に電機子コイル(3)を巻装してなり、界磁は各磁極
毎に、半径方向に磁化され周方向に分割され互いに間隔
をおいて界磁鉄心(7)のスロット内に埋設された複数
の永久磁石(6)を有するものである永久磁石式回転電
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石式回転界磁型
回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石式回転界磁型回転電機は一般に
図21に例示するように構成されている。この回転電機
はステータ1とロータ8とからなっている。ステータ1
においては、ステータ鉄心2に軸方向に貫通するスロッ
ト5が周方向に沿って複数個形成されており、スロット
5に電機子コイル3が巻装されている。ステータ鉄心2
のスロット5相互間に歯4を形成している。ロータ8に
おいては、界磁となる永久磁石6がロータ鉄心7の外周
面上に配置・固定されている。永久磁石6は放射方向に
磁化され、単位磁極ごとに異極性となるように配置され
ている。図は4極の界磁磁極を構成したロータ8を例示
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の永久磁石式回
転電機においては、界磁として永久磁石6を用いている
ため、界磁磁束は一定であり、したがって、電機子コイ
ル3と鎖交する磁束量は一定である。この回転電機で
は、鎖交磁束量と回転速度との積に比例して内部誘起電
圧が発生する。ここで鎖交磁束量は一定であるから、結
局、誘起電圧はロータ8の回転速度に比例して変化する
ことになり、端子電圧もそれに応じて変化することにな
る。
【0004】ところで、電気自動車等の電気推進システ
ムやコンプレッサ等においては、低速領域では定トルク
運転を行うが、高速領域では定出力運転を行う。したが
って、この種の負荷を駆動するモータにおいては、定ト
ルク領域では端子電圧は回転速度が高くなるほど高くな
るが、定出力領域ではトルクと回転速度とは逆比例関係
となるため回転速度が高くなるほど電流は少なくてよい
ことになるので、電圧は一定に近い値となることが望ま
しい。
【0005】このように変速運転を行う機械負荷の駆動
源として永久磁石式交流電動機を適用する場合、一般に
可変周波数・可変電圧を出力しうるインバータを介して
電動機を駆動する。しかし、この機械負荷を駆動するた
めに永久磁石式交流電動機を使用すると、高速回転領域
において誘起電圧が回転速度に比例して高くなり、つい
には誘起電圧がインバータ電圧に一致してそれ以上の回
転が不可能となる。高速回転を可能とするには単純には
インバータの電圧をより高くすればよいが、そうしたの
ではインバータの皮相電力が増大し、インバータが大型
化するばかりでなく、効率も低下する。
【0006】そこで界磁磁束と逆方向に作用する電機子
反作用に対応する電機子電流d軸成分を流すことによ
り、電機子コイルと鎖交する界磁磁束を低下させる技術
(弱め界磁方式)が適用される。しかしながら、永久磁
石の比透磁率(=1.1)は真空の比透磁率(=1.
0)に近い値であり、電機子側からロータの界磁を見る
と磁気的空隙長は概略的に永久磁石の厚みと機械的な空
隙長の和となり、それは非常に大きなもの(5〜10
倍)になる。したがって、弱め界磁の効果を得るにはd
軸の電機子電流成分をかなり大きくしなければならなく
なり、効率的・温度的に実用上問題となる。また、永久
磁石自体にも電機子反作用により反磁界が直接加わり、
特性が劣化(減磁)するおそれも出てくる。
【0007】さらに、耐高速回転性を向上させ、ロータ
表面に配設された永久磁石の飛散を防止するため、ロー
タ表面に露出する永久磁石を非磁性のリングで覆うこと
が知られている。しかし、永久磁石から見ると、非磁性
リングの厚みが機械的空隙長に加算されて磁気的空隙長
となるため、一般の回転電機より磁気的空隙長が大とな
り、空隙磁束密度が低下して回転電機は大型化し、効率
が低下する。
【0008】本発明は、以上述べた従来技術の欠点を克
服するためになされたものであり、低速から高速までの
広範囲の運転を可能とし、かつ高力率・高効率の運転を
可能とする永久磁石式回転電機を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の永久磁石式回転電機は、互いに空隙を介し
て対向する電機子および界磁からなり、これらの電機子
および界磁はいずれか一方がステータとして構成され他
方がロータとして構成され、電機子は電機子鉄心のスロ
ットに電機子コイルを巻装してなり、界磁は各磁極毎
に、半径方向に磁化され周方向に分割され互いに間隔を
おいて界磁鉄心のスロット内に埋設された複数の永久磁
石を有するものとする。
【0010】さらに本発明の回転電機においては、界磁
鉄心の磁極面側に磁性リングを被せるものとする。
【0011】さらに本発明の回転電機においては、界磁
鉄心の軸方向両端部に、磁性リングおよび界磁鉄心と磁
気的に結合する磁性材からなるエンドプレートを配置す
るものとする。
【0012】さらに本発明の回転電機においては、界磁
磁極上に配置された磁性リングに、軸方向に貫通するダ
ンパーバーを貫通させ、さらに各ダンパーバーを各端部
で短絡する導電性のエンドリングを設けるものとするこ
とができる。
【0013】さらにまた本発明の回転電機はアキシャル
ギャップ形の回転電機として構成することができる。す
なわち、軸方向空隙を介して互いに対向する電機子およ
び界磁からなり、これらの電機子および界磁はいずれか
一方がステータとして構成され他方が円盤状のロータと
して構成され、電機子は電機子鉄心のスロットに電機子
コイルを巻装してなり、界磁は各磁極毎に、軸方向に磁
化された複数の永久磁石を埋設してなるものであるアキ
シャルギャップ形の永久磁石式回転電機とすることがで
きる。
【0014】
【作用】本発明の回転電機においては、ロータの空隙面
に、周方向に見て永久磁石とロータ鉄心の歯部が交互に
位置しているため、鉄心歯部により磁極部の平均の比透
磁率がかなり大となる。電機子反作用による磁束に対し
て、鉄心歯部、ロータ鉄心、およびステータ鉄心により
磁路が形成される。したがって、電機子反作用磁界が強
くなり、電機子のd軸電流成分が小さくても大きな弱め
界磁効果を得ることができ、それにより力率および効率
の向上を達成することができる。
【0015】本発明に従ってロータ鉄心の磁極面側に磁
性リングを配置することにより、電機子のd軸電流成分
による弱め界磁を行ったとき、界磁の永久磁石の磁束は
d軸電流成分の電機子反作用により反発され、永久磁石
による磁束回路として、ステータ鉄心を介して形成され
る通常の磁気回路(永久磁石−ステータ鉄心−永久磁石
−ロータ鉄心)のほかに、ロータ鉄心歯部による磁気回
路(永久磁石−鉄心歯部−ロータ鉄心)と、磁性リング
による新たな磁気回路(永久磁石−磁性リング−ロータ
鉄心)が形成される。つまり、永久磁石の磁束の一部が
上記の新たな磁気回路を通ることにより、電機子コイル
と鎖交する磁束が減少して弱め界磁が効果的に作用する
ことができ、力率および効率が向上する。
【0016】また、磁性リングを配置することにより、
d軸電流成分による電機子反作用を受けると、永久磁石
の一部の磁束は磁路をステータ鉄心からロータ鉄心歯部
および磁性リングへと移るため、永久磁石から見た外部
パーミアンスは大となる。したがって、永久磁石の動作
特性を決めるパーミアンス係数は大となり、電機子反作
用による減磁界が作用しても、特性の低下を僅かなもの
に抑えて、永久磁石は磁気的に安定し、永久磁石は電機
子反作用による不可逆減磁を避けることができる。
【0017】本発明に従ってロータ鉄心の軸方向両端部
に、エンドプレートを配置することにより、電機子のd
軸電流による弱め界磁を行ったとき、永久磁石の磁束は
d軸電流成分の電機子反作用により反発され、ロータ鉄
心歯部による新しい磁気回路とさらに次の新しい磁気回
路、すなわち永久磁石−ステータ鉄心−永久磁石−ロー
タ鉄心からなる通常の磁気回路のほかに、永久磁石−磁
性の部材−エンドプレート−ロータ鉄心からなる新しい
磁気回路が形成され、界磁磁束は電機子反作用の磁界が
弱い磁性のエンドプレート側へ磁路を変える。つまり、
永久磁石の磁束の一部が上記の新しい磁気回路を通るこ
とにより、電機子コイルと鎖交する磁束が減少して弱め
界磁が効果的に作用することができ、力率・効率が向上
する。
【0018】磁路となる磁性リングをステータ鉄心とロ
ータ間に設けると、それをd軸とq軸の磁束が通り、電
流が大きいとき磁気飽和が生じ、弱め界磁の効果が弱く
なる場合もある。しかし、本発明の回転電機において
は、エンドプレートが電機子鉄心の外にあるため、トル
クを発生する電流となるq軸電流成分によるq軸磁束の
ほとんどはエンドプレートを通らず、d軸電機子反作用
によりステータと鎖交しないように磁路を変えた永久磁
石の磁束がエンドプレートを通る。以上より、さらに大
きなd軸電流成分を流すことができる。また、q軸電流
成分による影響(磁性材の磁気飽和等)が小であり、制
御性も向上する。
【0019】さらに本発明に従ってダンパーバーおよび
導電性短絡リングを設けることによりロータに制動作用
が生じ、回転電機自体および系統の安定化に寄与するこ
とができる。
【0020】さらにまた本発明の回転電機はアキシャル
ギャップ形のものにも適用することができ、その作用・
効果は通常のラジアルギャップ形の回転電機のものと同
様である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の永久磁石式回転電機の実施例
を、図1〜20を参照してより詳細に説明する。なお、
本発明は回転界磁形の回転電機に対しても回転電機子形
の回転電機に対しても同様に適用可能なものであるが、
ここでは一実施例として回転界磁形の回転電機、すなわ
ちロータを界磁としステータを電機子とした回転電機に
ついて説明する。
【0022】基本構造 図1および図2は本発明による回転電機の一実施例を示
すものである。ステータ1においては、円筒状のフレー
ム1aとその両端に位置する軸受ブラケット1b,1c
とでほぼ閉じた円筒状のハウジングを形成している。ケ
イ素鋼板を積層したステータ鉄心2がフレーム1aの内
面に取り付けられている。ステータ鉄心2の内周面側に
は軸方向に走るスロット5が円周方向に沿って多数形成
されており、スロット5相互間に歯4が形成されてい
る。ステータ鉄心2のスロット5に電機子コイル3が巻
装されている。軸受ブラケット1b,1cに取り付けら
れた軸受21,22を介してロータ軸8sが回転自在に
支承されている。ロータ軸8sには、軸方向に走るスロ
ットを円周方向に沿って多数形成したケイ素鋼板を軸方
向に積層してなるロータ鉄心7が配置されている。図示
の実施例の回転電機は4極界磁機であり、界磁1極当た
り7スロットが形成されている。ロータ鉄心7に形成さ
れたスロット中に例えばNdFeBからなる比較的小片
の希土類永久磁石6が挿入・固定される。永久磁石6は
半径方向(放射方向)に磁化されている。ロータ軸8
s、ロータ鉄心7および永久磁石6によりロータ8が構
成されている。
【0023】ロータ鉄心7は、ケイ素鋼板に代えて、F
eCoV合金や、磁性のステンレス材、アモルファス磁
性材などの薄板を積層して構成するか、金属磁性粉末と
絶縁および結合を兼ねる樹脂コンパウンドを成形して得
られた圧粉磁心材やフェライト磁性材のソリッド材で作
ることもできる。鉄心中に生ずる渦電流損をあまり問題
にしなければ、より安価に製造するために、ソリッド材
料を用いることも可能である。
【0024】ロータ8の空隙面には周方向に見て永久磁
石6と鉄心歯部9が交互に配置されているため、鉄心歯
部9により磁極部の平均の比透磁率がかなり大となる。
磁路から検討すると電機子反作用による磁束は鉄心歯部
9、ロータ鉄心7、ステータ鉄心2を磁路とする。以上
により、電機子反作用磁界は強くなり、電機子のd軸電
流成分が小さくても大きな弱め界磁効果が得られ、力率
および効率を向上させることができる。
【0025】ロータ鉄心のスロット形状 図2のロータ鉄心7には断面矩形状の永久磁石6に対応
する断面矩形状のスロットが形成されているが、その断
面形状は種々の形状に構成することができる。すなわ
ち、図3に示すように外周側の開口幅が狭い台形状のス
ロット9a、図4に示すように半閉口スロット9b、あ
るいは図5に示すように閉口スロット9cなどがありう
る。これらのスロットの中にそれぞれ対応する形状の永
久磁石6を挿入する。こうすることにより、永久磁石6
はロータ鉄心7の歯部9により機械的に保持される。し
たがって、高速回転の回転電機や、永久磁石6を固定す
るために接着剤を使用することができない特殊環境の回
転電機においても、永久磁石6を機械的に良好に保持
し、高速回転時においてもその飛散を良好に防止するこ
とができる。
【0026】磁性リングを設けた構造 図6および図7の実施例においては、界磁磁極の空隙側
最外周に比較的薄い磁性リング10を配設している。磁
性リング10は例えば0.5mm程度の厚さを有するケ
イ素鋼板を軸方向に積層し溶接して構成することができ
る。さらに界磁の磁極の外周側に磁性のリング10を設
ける。前記の磁性のリング10は0.5mm厚のケイ素
鋼板を軸方向に積層して溶接して構成する。
【0027】磁性リング10は、FeCoV合金、磁性
のステンレス材、アモルファス磁性材の薄い板を積層し
て構成するか、金属磁性粉末と絶縁および結合を兼ねる
樹脂コンパウンドを成形して得られた圧粉磁心材、フェ
ライトの磁性材のソリッドで作ることができる。このよ
うに磁性リング10を設けることにより、電機子のd軸
電流成分による弱め界磁を行ったとき、界磁の永久磁石
6の磁束はd軸電流成分の電機子反作用により反発さ
れ、永久磁石6による界磁磁束はステータ1との磁気回
路以外に、次に示すような鉄心歯部9による磁気回路と
ロータ8の磁性リング10による磁気回路を新しく形成
する。すなわち、永久磁石6−ステータ鉄心2−永久磁
石6−ロータ鉄心7からなる通常の磁気回路のほかに、
永久磁石6−鉄心歯部9−ロータ鉄心7からなる第1の
磁気回路と、永久磁石6−磁性リング10−ロータ鉄心
7からなる第2の磁気回路が形成されるのである。これ
により、永久磁石6の発生磁束の一部が新しく形成され
た第1および第2の磁気回路を通ることになり、電機子
コイル3と鎖交する磁束が減少して弱め界磁が効果的に
作用することができ、回転電機として力率および効率を
向上させることができる。
【0028】磁性リング10を設けることにより、同時
に電機子反作用による永久磁石6の減磁を防止すること
もできる。すなわちd軸電流成分による電機子反作用を
受けると、永久磁石6の一部の磁束は磁路をステータ鉄
心2からロータ8の鉄心歯部9および磁性リング10へ
と移るため、永久磁石6から見た外部パーミアンスは大
となる。したがって、永久磁石6の動作特性を決めるパ
ーミアンス係数は大となり、電機子反作用による減磁界
が作用しても、磁気特性の低下を僅かなものに抑えて永
久磁石6は磁気的に安定する。したがって、永久磁石6
は電機子反作用による不可逆減磁を避けることができ
る。
【0029】図8は、ロータ8の各磁極部分のみの外周
面上に、各磁極部分相互間で軸方向に走るスリットによ
り周方向に分割された磁性リングすなわち磁性板12を
設けた実施例を示すものである。磁性板12は0.5m
m厚のケイ素鋼板を軸方向に積層し溶接して構成する。
この磁性板12はケイ素鋼板、FeCoV合金、または
磁性のステンレス材、さらにはアモルファス磁性材の薄
い板を積層して構成するか、金属磁性粉末と絶縁および
結合を兼ねる樹脂コンパウンドを成形して得られる圧粉
磁心材や、フェライトの磁性材のソリッドで作られる。
図8の構成によっても図6,7の磁性リング10と同等
の作用・効果を奏することができる。
【0030】磁性エンドプレートを設ける構造 図9はロータ鉄心7上に位置するように、永久磁石6お
よび磁性リング10の軸方向の両端面にケイ素鋼板等の
磁性板を積層してなるエンドプレート11a,11bを
ロータ鉄心7と磁気的に結合するように配置した実施例
を示すものである。エンドプレート11a,11bは軟
鋼、構造用炭素鋼(S45C等)、磁性板12と同等の
材料(ケイ素鋼板、FeCoV合金、磁性のステンレス
材、アモルファス材等)を使用し、薄い板の積層体また
はソリッドのどちらでも適用することができる。
【0031】磁路となる磁性リング10をロータ鉄心7
上に設けると、ここをd軸およびq軸の磁束が通り、大
きな電流が流れたとき磁気飽和が生じ、弱め界磁の効果
が弱められる場合がありうる。しかしながら、エンドプ
レート11a,11bがステータ鉄心2の軸方向に外れ
た位置にあるため、トルクを発生する電流となるq軸電
流成分によるq軸磁束のほとんどはエンドプレート11
a,11bを通ることなくd軸電機子反作用によりステ
ータ鉄心2と鎖交しないように磁路を変えた永久磁石6
の磁束がエンドプレート11a,11bを通る。したが
って、弱め界磁の効果を弱めることなく、より大きなd
軸電流成分を流すことができる。また、q軸電流による
影響(磁性材の磁気飽和等)が小であり、回転電機とし
ての制御性も向上する。
【0032】エンドプレート11a,11bを設けるこ
とにより、電機子反作用による永久磁石6の減磁を防止
し、あるいは抑制する作用をも達成させることができ
る。d軸電流成分による電機子反作用を受けると、永久
磁石6の一部の磁束は磁路をステータ鉄心2からロータ
8のエンドプレート11a,11bへと移るため、永久
磁石6からみた外部パーミアンスは大となる。したがっ
て、永久磁石6の動作特性を決めるパーミアンス係数は
大となり、電機子反作用による減磁界が作用しても、特
性の低下を僅かに抑えて、永久磁石6が磁気的に安定す
る。したがって、永久磁石6は電機子反作用による不可
逆減磁を避けることができる。
【0033】ロータ鉄心の種々の変形実施例 図10はロータ鉄心7の変形実施例を示すものである。
このロータ鉄心7においては、各磁極が凸極として構成
されており、磁極相互間に空隙16が形成されている。
このような磁極構造によっても空隙16のないものと同
等な作用・効果を奏することができる。
【0034】図11に示すロータ鉄心7の実施例におい
ては、1極に含まれる複数の永久磁石6の周方向幅を、
周方向に見て中心部で大きく、両端部で小さくしたもの
である。この構造は界磁の磁束量、漏れ磁束の量、およ
び電機子反作用の強さを容易に調整することができ、し
たがって回転電機の最適設計を可能とする。
【0035】図12に示すロータ鉄心7の実施例におい
ては、界磁磁極1極に含まれる複数の永久磁石6を5個
とし、隣接する界磁磁極間に周方向(接線方向)に磁化
された極間永久磁石13を配置したものである。界磁に
おいて、隣合う異極の磁極間に主磁極となる永久磁石6
の磁化方向と直交する方向に磁化された永久磁石13を
追加して配置することにより、電機子コイル3と鎖交す
る有効磁束を増加することができる。つまり、磁極相互
間の永久磁石13の磁束は主界磁の永久磁石6の端部側
面へ磁束が向いているため、磁性リング10に沿った界
磁磁束の漏れ磁束は永久磁石13の磁束と逆方向にな
る。したがって、漏れようとする磁束は永久磁石13に
よって反発され、空隙を通って電機子コイル3と鎖交
し、有効な磁束となる。
【0036】ダンパーバーを設ける実施例 図13および図14に示す実施例は、ロータ鉄心7の外
周上に被せる磁性リング10(または図8:磁性板1
2)の中に永久磁石6に対応させて軸方向に貫通するダ
ンパーバー14を貫通させたものである。これらのダン
パーバー14の端部はエンドプレート11a,11bか
らの露出端部において、かご形誘導電動機の二次導体バ
ーにおけると同様に、導電性のエンドリング17a,1
7bにより互いに短絡するものとする。このように複数
のダンパーバー14およびエンドリング17a,17b
を設けることにより、ロータ8に制動作用が生じ、回転
電機自体およびそれが接続される系統の安定化に寄与す
ることができる。
【0037】アキシャルギャップ形回転電機への適用例 図15は本発明をアキシャルギャップ形回転電機に適用
した実施例を示すものである。軸8s上に固定された円
盤状のロータ鉄心7には4極の各磁極毎に、軸方向に磁
化され軸方向に走る複数(図示の例では9本)の永久磁
石6が軸方向から見て縦横配置の形で埋設され、ロータ
鉄心7の両端面に磁性板15a,15bを配置してい
る。電機子コイル3で略示されたステータ1はロータ8
からアキシャルギャップを介し軸方向に対向する形で配
置される。この形の回転電機の機能ないし作用・効果
は、通常の回転電機、すなわちステータおよびロータが
同心配置の関係にあるラジアルギャップタイプの回転電
機の場合と同様である。
【0038】使用材料について 永久磁石6の表面に設ける磁性リング10および磁性板
12並びにエンドプレート11a,11bの材料として
FeCoV合金を適用した場合、FeCoV合金は2.
3[T]の高飽和磁束密度の磁気特性を有するため、ケ
イ素鋼板を用いた場合よりも大きなd軸電流成分を流す
ことができる。したがって、FeCoV合金の使用は、
弱め界磁を大きくしたい場合や、磁性リング10、磁性
板12、およびエンドプレート11a,11bの断面積
を小にしたい場合などには効果が大である。
【0039】ロータ鉄心7、磁性リング10、磁性板1
2、およびエンドプレート11a,11bを、図16に
示すような低飽和磁束密度材である磁性のステンレス材
SUS630、または図17に示すような磁性のCo基
アモルファス材で作ることにより、漏れ磁束を増加させ
ることなく、各磁性材の断面積を大にすることができ
る。したがってまた、磁性材の強度が増し、高速回転に
耐える回転電機を構成することができる。なお、図16
には比較のために構造用炭素鋼S45Cの磁気特性を合
わせて示し、図17にはFe基アモルファス材およびケ
イ素鋼板の磁気特性を合わせて示している。
【0040】高効率が要求される場合や、ロータが高速
で回転する場合、多極の回転電機の場合、さらには電機
子スロットが開口形の場合は、ロータ鉄心7の歯部9、
磁性リング10、磁性板12、および磁性のエンドプレ
ート11a,11bは薄い板を積層した構成とすること
により渦電流を低減することができる。これらの各材料
として図18(磁気特性)に示すような特性の圧粉磁心
材、または図19(ケイ素鋼板、圧粉磁心材およびフェ
ライト材の周波数に対する磁気特性)に示すような特性
のフェライト材を適用すれば、高周波においても磁束密
度の低下(透磁率の低下)がわずかであり、積層せずに
一体物でも渦電流を低減させうることが分かる。したが
って、圧粉磁心材ないしフェライト材を上記磁性材料と
して適用することにより簡素な構成で特性の良い回転電
機を構成することができる。
【0041】ロータ8の鉄心歯部9をアルニコ永久磁石
またはFeCrCo永久磁石とすることにより、電機子
反作用に関連して次の作用・効果を奏することができ
る。すなわち図20に示すように、アルニコ永久磁石ま
たはFeCrCo永久磁石の保磁力は10〜100[k
A/m]と小さく、希土類磁石たとえばNdFeB磁石
の保磁力(図20の場合、1000[kA/m])の1
/10〜1/100程度であり、また残留磁束密度も
1.4[T]と希土類磁石並に大きい。このため、電機
子反作用磁界を受けると容易にその反作用磁界方向に磁
化されて大きな磁束を生じるため、電機子反作用により
アルニコ磁石が発生する磁束の方向を変えることによ
り、電機子と鎖交する界磁の磁束量を調整することがで
きる。例えば、負のd軸電流成分を流すことによりアル
ニコの磁束は界磁の主磁石の方向とは逆向きになるため
電機子に鎖交する磁束を減少させて弱め界磁を達成する
ことができる。
【0042】他の実施例 以上の実施例においてはロータを永久磁石式界磁としス
テータを電機子とした回転界磁形回転電機について述べ
たが、直流モータに代表されるようにステータ側を永久
磁石式界磁としロータを電機子とした回転電機子形回転
電機に対しても本発明を適用可能であることについて
は、すでに述べた通りであり、回転電機子形の場合も回
転界磁形の回転電機の場合と同様の作用・効果を奏する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回転電機
は、ステータコイルと鎖交する界磁の径方向磁束量を僅
かな低下に抑え、高速領域において、弱め界磁により電
機子コイルと鎖交する磁束を効果的に減少させ、界磁の
端子電圧を低下させることにより低速から高速回転まで
の広範囲で運転可能とし、かつ、高力率・高効率を実現
することができる。
【0044】また、エンドプレートを設けることによ
り、弱め界磁により永久磁石の磁束の一部がロータ間で
閉じた磁気回路を作るための磁性ヨーク(磁性のエンド
プレート)にはトルク電流であるq軸電流成分による磁
束が通らないため磁気飽和による影響が緩和され、か
つ、d軸電流成分とq軸電流成分の干渉も小となり制御
性が向上する。
【0045】永久磁石の特性の安定性については、Nd
FeB磁石は過大なd軸電流成分の電機子反作用を受け
ても、磁石の発生する磁束はロータ鉄心の歯および磁性
リングも磁路となるため、パーミアンス係数の低下は僅
かであり、ロータ鉄心に設けた永久磁石も磁気的に安定
する。
【0046】ロータにダンパーバーを設けることによ
り、回転電機の安定性を向上させ、系統に安定した電力
を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による永久磁石式回転電機の一実施例を
示す縦断面図。
【図2】図1の回転電機のA−A線に沿う要部の横断面
図。
【図3】ロータ鉄心における台形断面のスロットを示す
要部の横断面図。
【図4】ロータ鉄心における半閉口スロットを示す要部
の横断面図。
【図5】ロータ鉄心における閉口スロットを示す要部の
横断面図。
【図6】ロータ鉄心に磁性リングを設けた実施例を示す
縦断面図。
【図7】ロータ鉄心に磁性リングを設けた実施例を示す
要部の横断面図。
【図8】磁性リングを分割して磁性板とした実施例を示
す要部の横断面図。
【図9】磁性のエンドリングを設けた実施例を示す縦断
面図。
【図10】ロータ鉄心を凸極磁極形に構成した実施例を
示す要部の横断面図。
【図11】ロータ鉄心の1極を構成する永久磁石の周方
向幅を異ならせた実施例を示す要部の横断面図。
【図12】ロータ鉄心に極間永久磁石を配置した実施例
を示す要部の横断面図。
【図13】ロータ鉄心にダンパーバーを設けた実施例を
示す縦断面図。
【図14】ロータ鉄心にダンパーバーを設けた実施例を
示す要部の横断面図。
【図15】本発明をアキシャルギャップ形回転電機とし
て構成した実施例を任意の角度で切断したカットモデル
で表したロータの斜視図。
【図16】磁性のステンレスと構造用炭素鋼の磁気特性
を示す線図。
【図17】磁性のアモルファス材およびケイ素鋼板の磁
気特性を示す線図。
【図18】圧粉磁心材の磁気特性を示す線図。
【図19】ケイ素鋼板、圧粉磁心材およびフェライト材
の周波数に対する磁気特性を示す線図。
【図20】アルニコ永久磁石およびFeCrCo永久磁
石の磁気特性を示す線図。
【図21】従来の永久磁石式回転電機の横断面図。
【符号の説明】
1 ステータ 1a フレーム 1b,1c 軸受ブラケット 2 ステータ鉄心 3 電機子コイル 4 鉄心歯 5 スロット 6 永久磁石 7 ロータ鉄心 8 ロータ 8s 軸 9 鉄心歯 9a,9b,9c スロット 10 磁性リング 11a,11b 磁性のエンドプレート 12 磁性板 13 極間の永久磁石 14 ダンパーバー 15a,15b 磁性板 16 空隙 17a,17b エンドリング 21,22 軸受

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに空隙を介して対向する電機子および
    界磁からなり、これらの電機子および界磁はいずれか一
    方がステータとして構成され他方がロータとして構成さ
    れ、電機子は電機子鉄心のスロットに電機子コイルを巻
    装してなり、界磁は各磁極毎に、半径方向に磁化され周
    方向に分割され互いに間隔をおいて界磁鉄心のスロット
    内に埋設された複数の永久磁石を有するものである永久
    磁石式回転電機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回転電機において、界磁
    鉄心に形成されたスロットは断面矩形状または空隙側で
    幅の狭い断面台形状の開口スロットである永久磁石式回
    転電機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の回転電機において、界磁
    鉄心に形成されたスロットは半閉口スロットまたは閉口
    スロットである永久磁石式回転電機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機
    において、界磁鉄心が薄い電磁鋼板を積層したものから
    なっている永久磁石式回転電機。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機
    において、界磁鉄心がFeCoV合金、磁性のステンレ
    ス材、または磁性のアモルファス材のいずれかからなっ
    ている永久磁石式回転電機。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機
    において、界磁鉄心がフェライト材、または金属磁性粉
    末とその絶縁および結合を兼ねる樹脂コンパウンドを混
    合して得られる圧粉磁心材のいずれかからなっている永
    久磁石式回転電機。
  7. 【請求項7】請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機
    において、界磁鉄心の歯部がアルニコ永久磁石またはF
    eCrCo永久磁石からなっている永久磁石式回転電
    機。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の回転電機
    において、界磁鉄心の磁極面側に磁性リングを被せた永
    久磁石式回転電機。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の回転電機において、磁性
    リングが各界磁磁極毎に周方向に分割されている永久磁
    石式回転電機。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載の回転電機にお
    いて、磁性リングが薄い電磁鋼板を積層したものからな
    っている永久磁石式回転電機。
  11. 【請求項11】請求項8または9に記載の回転電機にお
    いて、磁性リングがFeCoV合金、磁性のステンレス
    材、または磁性のアモルファス材のいずれかからなって
    いる永久磁石式回転電機。
  12. 【請求項12】請求項8〜11のいずれかに記載の回転
    電機において、界磁鉄心の軸方向両端部に、磁性リング
    および界磁鉄心と磁気的に結合する磁性材からなるエン
    ドプレートを配置した永久磁石式回転電機。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の回転電機において、
    エンドプレートが薄い電磁鋼板を積層したものからなっ
    ている永久磁石式回転電機。
  14. 【請求項14】請求項12に記載の回転電機において、
    エンドプレートがFeCoV合金、磁性のステンレス
    材、または磁性のアモルファス材のいずれかからなって
    いる永久磁石式回転電機。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載の回転
    電機において、界磁の各磁極が隣接する磁極との間に空
    隙を有する突極として形成されている永久磁石式回転電
    機。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれかに記載の回転
    電機において、1つの界磁磁極を形成する複数の永久磁
    石の周方向幅が周方向中心部で大きく周方向両端部へい
    くにつれて次第に小さく形成されている永久磁石式回転
    電機。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれかに記載の回転
    電機において、隣合う異極の界磁磁極間にその界磁磁極
    の永久磁石の磁化方向と直交する方向に磁化された極間
    永久磁石を配置した永久磁石式回転電機。
  18. 【請求項18】請求項8〜17のいずれかに記載の回転
    電機において、界磁磁極上に配置された磁性リングに、
    軸方向に貫通するダンパーバーを貫通させ、さらに各ダ
    ンパーバーを各端部で短絡する導電性のエンドリングを
    設けた永久磁石式回転電機。
  19. 【請求項19】軸方向空隙を介して互いに対向する電機
    子および界磁からなり、これらの電機子および界磁はい
    ずれか一方がステータとして構成され他方が円盤状のロ
    ータとして構成され、電機子は電機子鉄心のスロットに
    電機子コイルを巻装してなり、界磁は各磁極毎に、軸方
    向に磁化された複数の永久磁石を埋設してなるものであ
    るアキシャルギャップ形の永久磁石式回転電機。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の回転電機において、
    界磁鉄心の両端面に磁性材のエンドプレートを界磁鉄心
    と磁気的に結合するように配置した永久磁石式回転電
    機。
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