JPH087051Y2 - エンジンのマフラ - Google Patents

エンジンのマフラ

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JPH087051Y2
JPH087051Y2 JP1990056677U JP5667790U JPH087051Y2 JP H087051 Y2 JPH087051 Y2 JP H087051Y2 JP 1990056677 U JP1990056677 U JP 1990056677U JP 5667790 U JP5667790 U JP 5667790U JP H087051 Y2 JPH087051 Y2 JP H087051Y2
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JP
Japan
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muffler
plate
exhaust passage
carbon
exhaust
Prior art date
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JP1990056677U
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English (en)
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JPH0414718U (ja
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忠雄 八代醍
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、汎用エンジン等のマフラ(消音器)の改
良に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関では、排気管の後端にマフラを連結して排気
ガスを該マフラで消音している。
従来、この種のマフラ構造としては第6図及び第7図
に示す実開昭60-19718号公報記載のものが知られてい
る。
これら従来の板金等の溶接又はカシメ等で作られてい
るマフラ21では、消音効果を高めるためマフラ21内を仕
切板22によって複数の膨張室23に分けるとともに、仕切
板22を貫通するパイプ24を設けている。このパイプ24で
排気通路25を形成して各膨張室間を連通させている。図
中、26は排気ガスの導入管、27は排出管(尾管ともい
う)である。
第6図の従来例1では、マフラ21内およびパイプ24内
にカーボンが堆積した場合、これを除去することが困難
である。
一方、第7図に示す従来例2は、マフラ21内に溜まっ
たカーボンを取り除き易くするため下部に設けたパイプ
24Aの断面を偏平にしてマフラ21下面に近接させ、パイ
プ24Aの下側のマフラ部分にドレーンプラグ28を着脱自
在に設けている。この構成により、カーボンが偏平にし
たパイプ24Aとマフラ21の間の隙間に溜まるようにし、
導入管26又は尾管27から空気を吹き込んでカーボンをド
レーンプラグ28のねじ筒からブローアウトしてマフラ21
内に堆積したカーボンを除去しようというものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来例1は勿論、従来例2でも、オイ
ルが混入してマフラ壁に固着状態になったカーボンは除
去することが困難である。これは排気ガス中にオイル分
が混入し易い2サイクルエンジンの場合に多く見られる
現象である。また、排気通路25となるパイプ24内に溜ま
ったカーボンも同様である。
以上の如く、従来技術においては、長期間使用する
間にマフラ内にカーボンが堆積し、特に排気通路となる
パイプ内にカーボンが堆積し易く、このパイプ内の清掃
は困難であることから、カーボンが排気通路を塞いで出
力低下を来すことがあり、そのため一定期間使用後にマ
フラを交換しなければならなかった。
エンジンの用途が変わって仕様変更を行う場合に
は、マフラ内のパイプ(排気通路)形状を変更して出力
調整や消音調整を行うことが必要となり、このためにマ
フラの種類が増えていた。これは部品管理面、製品コス
ト面等に悪影響を与える。
上述の点に鑑み、本考案では、特に排気通路となる所
に堆積したカーボンの清掃除去を容易にしたマフラを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本考案のマフラは、複数の膨張
室を設けたマフラにおいて、各膨張室に通ずる各開口と
マフラの排気口をマフラ本体の一側面に設け、この各開
口と排気口とを同時に覆う略波状断面をしたプレートを
マフラ本体の前記マフラ本体側面に着脱可能に設け、各
膨張室間を連通する排気通路と排気口に連通する尾管と
を前記プレートによって形成したことを特徴とする。
また、複数の膨張室を設けたマフラにおいて、各膨張
室間を連通する排気通路を設け、この排気通路の下流側
出口に近接してスクリーンを設け、該スクリーンを該マ
フラの外側から着脱可能なプレートに取着したことを特
徴とする。
〔作用〕
上記構成において、排気通路を有するプレートを取り
外すことにより、ここに堆積したカーボンを容易に清掃
除去できる。更に、マフラとは別体に構成したプレート
の排気通路部の形状(大きさや長さ等)を変更すること
で、容易にエンジン等の仕様変更に対応できる。
また、排気通路の下流側出口に設けたスクリーンによ
って膨張室にカーボンが送りこまれるのを防止する一
方、このスクリーンに溜まったカーボンは、プレートと
共にスクリーンを取り外して容易に清掃除去できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第5図に基づき説明
する。
第1図(a)(b)は第1実施例にかかるマフラの概
略断面図と側面図である。
図示するように、マフラ本体1内は仕切板2で上下の
第1、第2膨張室3、4に分けられている。マフラ本体
1の側面には各膨張室3、4に開設した開口3a、4aが設
けられ、これら開口3a、4aを覆うようなプレート5がマ
フラ本体1の外側に取着されている。このプレート5は
排気通路6を有する。すなわち、プレート5の中央には
マフラ本体1に取り付けた時に排気通路6を形成すべ
く、断面略コの字状の突出部7が設けられている。そし
て、この突出部7の周辺にマフラ本体1に取り付けのた
めのフランジ部8が連設されている。このような波型の
形状を有するプレート5はプレス成型によって簡単に得
られる。更に、プレート5はフランジ部8においてマフ
ラ本体1に締付スクリュー9で取り外し可能に取着され
るようになっている。なお、10は第1膨張室に設けた排
気ガスの導入管、11は第2膨張室に設けた尾管(排出
管)である。
従って、排気ガスは導入管10から第1膨張室3に入
り、開口3aからプレート5の排気通路6を通って開口4a
から第2膨張室4に入って膨張を繰り返して消音され、
最後に尾管11から排出される。
カーボンの溜まり易い排気通路6を有するプレート5
を清掃する場合には、締付スクリュー9を緩めてプレー
ト5をマフラ本体1から取り外せば清掃が容易となり、
カーボンの除去が簡単にできると共に、また、マフラ本
体1内に堆積したカーボンも導入管10、尾管11から圧縮
空気を送り込んで開口3a、4aを利用してここから外にブ
ローアウトできる。また、開口3a、4aから直接マフラ本
体1内に堆積したカーボン(特に、オイルを混入したカ
ーボン)も容易に清掃除去できる。清掃後再び締付スク
リュー9でフランジ部8を締付けてプレート5をマフラ
本体1に取り付ければよい。このように、本案では排気
通路のカーボンが簡単に除去できるので、排気通路が詰
まってエンジンの出力低下を来すといったようなことが
少ない。
第2図に示す第2実施例は、プレート5の排気通路6
を図示の如く例えばS字状に形成し、排気通路6をでき
るだけ長くして絞り効果を上げ、消音効果を高めたもの
である。プレート5がマフラ本体1に着脱自在となって
いる等は上記第1実施例と同様である。なお、上記第1
実施例と同一構成には同一符号を付し、説明は省略す
る。
第3図に示す第3実施例は、上記第1又は2実施例に
おいて、排気通路6の下流側に位置している第2膨張室
4の開口4aを覆うようにプレート5にスクリーン12を設
けたものである。スクリーン12はプレート5側に取着し
た方が取り外しが一緒にできるので便利である。スクリ
ーン12はスパークアレスタの機能を有するものが好適で
ある。この実施例では、排気ガス中のカーボンがスクリ
ーン12で遮断され、第2膨張室4へは送り込まれないか
らここでのカーボン堆積は減少する。また、スクリーン
12の清掃は上記の要領でプレート5と共に取り外すこと
によって簡単に行える。
第4図(a)(b)に示す第4実施例は、上記第1又
は第2実施例において、プレート5によって排気通路6
のみならず尾管11までを一体に形成したものである。こ
の場合、プレート5は略波状断面に形成される。つま
り、マフラ本体1の一側面に各膨張室3、4に臨む開口
3a、4aと排気口4bが設けてあり、この各開口3a、4aと排
気口4bとを上記略波状断面をしたプレート5によって同
時に覆うようにしている。これにより、各膨張室3、4
を連通する排気通路6が形成されると同時に尾管11も形
成されるようになっている。プレート5は他の実施例と
同様に締付スクュー9によってマフラ本体1に着脱自在
に取り付けられている。このため、最もカーボンで閉塞
し易い排気通路6や尾管11を形成しているプレート5を
スクュー9を取り外すことにより簡単にマフラ本体1か
ら取り外して清掃することができる。また、プレート5
を取り外すと開口3a、4aと排気口4bとが表れ、これら開
口3a、4aや排気口4bを通してマフラ内に溜まったカーボ
ンを簡単に除去できる。この例は排気が下方に排出され
るようになっているが、尾管11部を形成する突出部11A
の開口端11aの向きを変えることで簡単に排気の方向を
仕様に応じた方向に変更することが可能となる。
第5図の第5実施例は、第1又は第2実施例におい
て、消音効果を上げるために仕切板2Aを更に1つ追加配
置して仕切板2、2A間つまり、第1膨張室3と第2膨張
室4との間に共鳴室14を設けたものである。14aは共鳴
室14と排気通路6とを連通するための開口である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、複数の膨張室
を連通する排気通路と尾管とを同時に形成するプレート
をマフラの外側に着脱可能に設けたので、 マフラの出力又は消音効果を高める場合、外側の排
気通路を設けたプレートを交換するだけでよい。つま
り、プレートに形成する排気通路を長く又は短くした
り、或いは太く又は細くしたりして仕様変更に容易に対
応可能となる。
カーボンの溜まり易い排気通路部分を分解不可能な
マフラ本体の外側に取り外し可能に設けたので、カーボ
ン除去が簡単となり、エンジンの出力の低下の原因とな
る排気通路の詰まりを防止でき、マフラの長期間の使用
が可能となる。
プレートに排気通路部だけでなく、尾管部を連設す
ることにより排気方向も任意に選択でき、仕様面への対
応性が増大する。
複数の膨張室間を連通する排気通路の下流側出口に
近接してスクリーンを設け、且つこのスクリーンをマフ
ラに着脱可能なプレートに設ければ、スクリーンでカー
ボンが他の膨張室へ流入するのを遮断でき、しかもプレ
ートの取り外しと一緒にスクリーンも取り外しできるこ
とから、スクリーンに溜まったカーボンを清掃除去でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例の説明図であって、第
1図(a)(b)は第1実施例にかかるマフラの概略断
面図と側面図、第2図は第2実施例にかかるマフラの側
面図、第3図は第3実施例にかかるマフラの概略断面
図、第4図(a)(b)は第4実施例にかかるマフラの
概略断面図と側面図、第5図は第5実施例にかかるマフ
ラの概略断面図である。 第6図と第7図は従来のマフラの概略断面図である。 1……マフラ本体、2、2A……仕切板、3……第1膨張
室、4……第2膨張室、3a、4a、14a……開口、4b……
排気口、5、5A……プレート、6……排気通路、7……
突出部、8……フランジ部、9……スクリュー、10……
導入管、11……尾管、12、12A……スクリーン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の膨張室を設けたマフラにおいて、各
    膨張室に通ずる各開口とマフラの排気口をマフラ本体の
    一側面に設け、この各開口と排気口とを同時に覆う略波
    状断面をしたプレートをマフラ本体の前記マフラ本体側
    面に着脱可能に設け、各膨張室間を連通する排気通路と
    排気口に連通する尾管とを前記プレートによって形成し
    たことを特徴とするエンジンのマフラ。
  2. 【請求項2】複数の膨張室を設けたマフラにおいて、各
    膨張室間を連通する排気通路を設け、この排気通路の下
    流側出口に近接してスクリーンを設け、該スクリーンを
    該マフラの外側から着脱可能なプレートに取着したこと
    を特徴とするエンジンのマフラ。
JP1990056677U 1990-05-29 1990-05-29 エンジンのマフラ Expired - Lifetime JPH087051Y2 (ja)

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JPH0414718U JPH0414718U (ja) 1992-02-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0625628Y2 (ja) * 1988-02-18 1994-07-06 株式会社三五 消音器

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