JPH087004B2 - 透視板 - Google Patents

透視板

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JPH087004B2
JPH087004B2 JP6025561A JP2556194A JPH087004B2 JP H087004 B2 JPH087004 B2 JP H087004B2 JP 6025561 A JP6025561 A JP 6025561A JP 2556194 A JP2556194 A JP 2556194A JP H087004 B2 JPH087004 B2 JP H087004B2
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JP
Japan
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heat ray
reflective film
ray reflective
strip
heat
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6025561A
Other languages
English (en)
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JPH06341756A (ja
Inventor
豊美 古津
大三郎 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍又は冷蔵ショーケー
ス等に使用される透視板に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭52―61345号公報{JPC
89(2)A223.1}には、低温領域及び温暖領域
の間に見通しが効くように配置され、少なくとも第1及
び第2の硝子板を持ち、第1の硝子板の外面が使用中に
は湿気を有する温暖領域内の空気にさらされ、第2の硝
子板は第1の硝子板の露出していない面に向かってそれ
と隔たっており、第1の硝子板に電気加熱手段を設けた
絶縁用多重硝子板窓構造において、第2の硝子板に略透
明な赤外線反射被覆を設けた絶縁用多重硝子板窓構造が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術によれ
ば、第1の硝子板の露出していない面に略透明な導電被
覆からなる電気加熱手段、第2の硝子板は第1の硝子板
と向き合う面に赤外線反射被覆を夫々取付けるために、
電気加熱手段及び赤外線反射被覆を別途に取付けなけれ
ばならず、その取付作業に手間がかかるばかりでなく、
電気加熱手段と赤外線反射被覆との双方でもって第1の
硝子板の温暖領域に晒される面の結露防止を図る目的を
達成することができるが、その一方丈では前記目的を達
成できないために製造コストが高くなり、又電気加熱手
段はこの電気加熱手段と赤外線反射被覆とを隔てる空間
をも加熱するために、必要以上に電力を消費し窓構造に
おける運転経費がアップする課題も生じる他、電気加熱
手段の幅一杯に通電する関係上、電気抵抗が部分的に高
くなり、局部的な加熱が生じる課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、透明板と、この透明板の一面に設けられ同
質の導電性材料よりなる蒸着層を有する熱線反射フィル
ムと、この熱線反射フィルムの一辺からこの辺の対辺の
手前まで形成された少なくとも1本の細長いスリット
と、このスリットの形成に伴ない前記熱線反射フィルム
に形成される幅の異なる少なくとも2つの帯状部分と、
これらの帯状部分のスリットと交差する辺側の端部に相
互に離間して設けられた2つの電極とを具備してなる透
視板を提供する。
【0005】
【作用】上記手段によれば、スリットはその先端と熱線
反射フィルムの対向した辺との間に熱線反射フィルムの
一部を残して熱線反射フィルムを左右に仕切り、スリッ
トと交差する辺側の端部に相互に離間して設けられた一
方の電極から他方の電極に向かって蒸着層を流れる電流
路を長くすることに併わせて抵抗を付与する作用をなす
と共に、スリットにて幅の異なる帯状部分を形成し、同
質の導電性材料よりなる蒸着層を有した熱線反射フィル
ムに形成される各帯状部分の抵抗値を上記幅の違いによ
り異ならせる。更に、スリット先端と対辺との間のフィ
ルムの蒸着層が電流の流路になり、電流の流路を例えば
導線などによりフィルムからはみ出して設ける必要が無
く、構成を簡略化できると共に、フィルム周囲のスペー
スを僅かに抑え、フィルムを透明板のほぼ全面にわたっ
て設けることができる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。1は冷却器2にて冷却され冷温領域となる貯蔵室3
の上面開口を開閉自在に閉塞する冷凍ショーケース4の
扉体5等に装設した透明窓を形成する透視板で、1枚或
いは相互に間隔を存して重合した複数枚の透明ガラス或
いは合成樹脂板などよりなる透明板6、6’・・・にて
構成している。この透視板1は少なくとも最外側に位置
する透明板6の裏側、即ち庫外となる温暖領域に晒され
る面とは反対側の面に可視光線透過率及び熱線反射率の
優れた熱線反射フィルム7を貼着している。該熱線反射
フィルム7はポリエステル等のベース層7aと、銀・酸
化チタン或いはアルミ等導電性金属によりなる蒸着層7
bと透明保護層7cなどを順次重合積層して構成し、防
湿性で且つ選択透過反射機能を有し、可視光線を透過
し、赤外線を反射させるものである。前記熱線反射フィ
ルム7は糊層7dにて透明板6裏面全域に貼着され、少
なくとも蒸着層7bに、相互に間隔を存して複数本のス
リット8、8・・・が熱線反射フィルム7の一辺から対
辺の手前まで形成されている。そして、スリット8、8
の一端が熱線反射フィルム7の一辺に位置し、他端が熱
線反射フィルム7の対辺より内方即ち蒸着層7bの端縁
より内方に位置して終端となり他端と対辺との間に熱線
反射フィルム7の一部即ち蒸着層7bの一部が残るよう
形設している。又、これらスリット8、8・・・は実施
例の如く蒸着層7bの端縁より内方の終端が交互になる
様配列するのが望ましい。蒸着層7b両端隅角部適所に
は電極9、9を形成し、電源10に接続する。
【0007】前記スリット8、8・・・は図4に示す実
施例の如く、その本数及び相互間隔を異ならせることに
よって熱線反射フィルム7に形成される帯状部分10
A、10B、10Cの幅を異ならせ、各帯状部分10
A、10B、10Cに対応する蒸着層7bの抵抗値及び
分布を各帯状部分10A、10B、10Cの幅により任
意に選択でき、発熱量が任意に設定できる。即ち、幅が
小さい左右両側の帯状部分10Cは蒸着層7bの抵抗値
が大きく、発熱量が少なく、又幅が広い中央の帯状部分
10Aは蒸着層7bの抵抗値が小さく発熱量が多くな
る。尚、前記蒸着層7bは実施例の如くベース層7aに
重合積層したものを用いるのが実際の作業上では好まし
いが、透明板6裏面に直接装設したものであっても差し
つかえない。又、図4に示す実施例の如く、電極9、9
はスリット8、8・・・と交差した熱線反射フィルム7
の同一の辺側の端部に離間して形成されている。
【0008】かかる構成によれば、熱線反射フィルム7
の蒸着層7bはその通電、非通電時に関係なく温暖領域
から低温領域方向に向かい透明板6を透過した赤外線の
ほとんどを温暖領域方向に反射する作用をなし、この作
用に加えその通電時には自らの発熱により生じる赤外線
の殆どを温暖領域方向に輻射する作用をなす他、スリッ
ト8、8・・・は電極9、9間の電流路を長くする作用
をなし、更にスリット8、8・・・と交差した熱線反射
フィルム7の辺側の端部に離間して形成された電極9、
9も電極9、9間の電流路を長くする作用をなす。この
結果、蒸着層7bを熱線反射層及び発熱層として併用で
き、少ない電力消費量でもって透視板6の温暖領域に晒
される面を露点以上の温度に維持してこの面における結
露を確実に防止できるばかりでなく、しかも夫々の蒸着
層7bを形成する導電性金属が等しい材質の帯状部分1
0A〜10Cの幅を異ならせることにより、極めて容易
に各帯状部分の抵抗値に変化を付けて各帯状部分の発熱
量を任意に予じめ設定することができ、低温領域に与え
る熱線の量を少なくして低温領域における大幅な冷凍負
荷の増加を回避することができる。又、熱線反射フィル
ム7の蒸着層7bは上述の如く熱線反射層及び発熱層と
しての作用を有するものであることに加え、スリット
8、8・・・及び電極9、9の簡単な構成にて一方の電
極9からスリット8、8・・・と熱線反射フィルム7の
対辺との間を経て他方の電極9に至る電流路を一方の電
極と他方の電極との間に熱線反射フィルムとは別の導線
などを設けることなく長くすることができると共に所定
の抵抗を得られるから、透明板6に熱線反射フィルム7
を貼着する極めて簡単な作業で、熱線反射及び発熱機能
を有する安価な透視板1が得られる。又、スリット8、
8・・・の先端と熱線反射フィルム7の対辺との間の蒸
着層7bが電流の流路になり、電流の流路を例えば導線
などにより熱線反射フィルム7からはみ出して設ける必
要が無く、構成を簡略化できると共に、熱線反射フィル
ム7の周囲のスペースを僅かに抑え、熱線反射フィルム
7を透明板6のほぼ全面にわたって設けることができ
る。
【0009】
【発明の効果】上述した本発明によれば、下記に列挙す
る効果が生じる。 熱線反射フィルムの蒸着層は通電、非通電時に関係な
く熱線の大部分を入射方向に反射することに併わせて、
通電時には自ら生じる熱線の大部分を入射方向に輻射す
るために、少ない電力消費量で透明板の結露を防止する
ことができる。
【0010】熱線反射フィルムの蒸着層は熱線反射及
び発熱作用をなし、且つスリットと交差した熱線反射フ
ィルムの端部に離間して形成された電極及び熱線反射フ
ィルムの一辺からこの辺の対辺の手前まで形成されたス
リットは一方の電極から他方の電極までの蒸着層の電流
路をこの電流路に導線などを設けることなく長くし且つ
抵抗を大きくする作用をなす関係上、トランス等を用い
ることなく簡単な構成で所定の発熱量が得られる。 同質の導電性材料よりなる蒸着層を有した帯状部分の
幅を異ならせることにより、極めて容易に帯状部分の抵
抗に変化をつけて各帯状部分の発熱量を任意に予じめ設
定することができる。 更に、スリット先端と対辺との間のフィルムの蒸着層
が電流の流路になり、電流の流路を例えば導線などによ
りフィルムからはみ出して設ける必要が無く、構成を簡
略化でき、且つ、フィルム周囲のスペースを僅かに抑
え、フィルムを透明板のほぼ全面にわたって設けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明透視板を具備した冷凍ショーケースの縦
断面図である。
【図2】扉体の斜視図である。
【図3】要部断面図である。
【図4】蒸着層の概略平面図である。
【符号の説明】
6 透明板 7 熱線反射フィルム 7b 蒸着層 8 スリット 9 電極 9 電極 10A 帯状部分 10B 帯状部分 10C 帯状部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明板と、この透明板の一面に設けられ
    同質の導電性材料よりなる蒸着層を有する熱線反射フィ
    ルムと、この熱線反射フィルムの一辺からこの辺の対辺
    の手前まで形成された少なくとも1本の細長いスリット
    と、このスリットの形成に伴ない前記熱線反射フィルム
    に形成される幅の異なる少なくとも2つの帯状部分と、
    これらの帯状部分のスリットと交差する辺側の端部に相
    互に離間して設けられた2つの電極とを具備してなる透
    視板。
JP6025561A 1994-02-23 1994-02-23 透視板 Expired - Lifetime JPH087004B2 (ja)

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JP6025561A JPH087004B2 (ja) 1994-02-23 1994-02-23 透視板

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JP6025561A JPH087004B2 (ja) 1994-02-23 1994-02-23 透視板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06341756A JPH06341756A (ja) 1994-12-13
JPH087004B2 true JPH087004B2 (ja) 1996-01-29

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JP6025561A Expired - Lifetime JPH087004B2 (ja) 1994-02-23 1994-02-23 透視板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138141A (ja) * 1974-09-28 1976-03-30 Koki Kitajima Henpeidennetsutai
JPS5454361A (en) * 1977-10-07 1979-04-28 Teijin Ltd Refrigerating show case with adiabatic film

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JPH06341756A (ja) 1994-12-13

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