JPH0869330A - 電子装置の消費電力を制御するための電圧調整装置及び電圧調整方法 - Google Patents
電子装置の消費電力を制御するための電圧調整装置及び電圧調整方法Info
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- JPH0869330A JPH0869330A JP7092556A JP9255695A JPH0869330A JP H0869330 A JPH0869330 A JP H0869330A JP 7092556 A JP7092556 A JP 7092556A JP 9255695 A JP9255695 A JP 9255695A JP H0869330 A JPH0869330 A JP H0869330A
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- voltage regulator
- operating current
- feedback loop
- controlling
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/10—Regulating voltage or current
- G05F1/46—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
- G05F1/56—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
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- Control Of Electric Motors In General (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は電圧調整器を持つ電子装置の消費電
力削減方法に係わる。 【構成】 通常の電圧制御器精度を必要としないときに
は、電子装置の少なくとも一つの電圧調整器の調整ルー
プを制御して低速モードに設定する。通常の電圧制御器
精度を必要としない期間については電子装置に知らされ
る。電圧調整器の差動増幅器(2)内の補助入力端子(SLEE
P)を用いてスルーレートを低速モードに切り換えて、差
動増幅器に流入する電流を減少させることによって、電
圧調整器のループを低速モードに制御する。本発明は異
なる電子装置にも適用可能である。特に電池式装置に適
用すれば電池の動作時間を延長させることができる。例
えば、消費電力を削減するために、基地局から制御チャ
ネルメッセージを受信してから次のメッセージを受信す
るまでの間移動電話機の電圧調整器を低速モードに切り
換えでおくことができる。
力削減方法に係わる。 【構成】 通常の電圧制御器精度を必要としないときに
は、電子装置の少なくとも一つの電圧調整器の調整ルー
プを制御して低速モードに設定する。通常の電圧制御器
精度を必要としない期間については電子装置に知らされ
る。電圧調整器の差動増幅器(2)内の補助入力端子(SLEE
P)を用いてスルーレートを低速モードに切り換えて、差
動増幅器に流入する電流を減少させることによって、電
圧調整器のループを低速モードに制御する。本発明は異
なる電子装置にも適用可能である。特に電池式装置に適
用すれば電池の動作時間を延長させることができる。例
えば、消費電力を削減するために、基地局から制御チャ
ネルメッセージを受信してから次のメッセージを受信す
るまでの間移動電話機の電圧調整器を低速モードに切り
換えでおくことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良型電圧調整器を備え
た電子装置の消費電力を制御するための方法と装置とに
係わる。
た電子装置の消費電力を制御するための方法と装置とに
係わる。
【0002】
【従来の技術】今日、多数の異なる電池式装置が消費者
の回りに溢れている。この種の装置としては、例えば、
移動電話機、携帯式コンピュータ、携帯式ファクシミリ
装置、携帯式コピー装置、携帯式オシロスコープ、移動
式病院設備などがある。本発明では電池という用語を充
電式電池や使い捨て型電池や蓄電池などの電気エネルギ
ーを保存する部品に対して引用する。
の回りに溢れている。この種の装置としては、例えば、
移動電話機、携帯式コンピュータ、携帯式ファクシミリ
装置、携帯式コピー装置、携帯式オシロスコープ、移動
式病院設備などがある。本発明では電池という用語を充
電式電池や使い捨て型電池や蓄電池などの電気エネルギ
ーを保存する部品に対して引用する。
【0003】本発明の適用範囲と優位性とを先行例との
比較において例証するために、移動電話機を電子装置の
一例として挙げて考察する。
比較において例証するために、移動電話機を電子装置の
一例として挙げて考察する。
【0004】GSM(Groupe Speciale Mobile)システムな
どのセルラー電話システムは普通多数の基地局で構成さ
れる。各基地局は予め画定された地理的領域すなわちセ
ル内でサービスを提供する。また、セル領域内に位置す
る移動電話機にメッセージを同報する。移動電話機はマ
イクロプロセッサと送受信器とそのマイクロプロセッサ
によって制御される復号器とで構成される。電池式移動
電話機の場合、電池は普通電話機がアイドルモードなら
ば充電されるまでの約8時間持続する。また、電話機が
通話モードすなわちデータや通話を送受信している状態
ならば約2時間持続する。
どのセルラー電話システムは普通多数の基地局で構成さ
れる。各基地局は予め画定された地理的領域すなわちセ
ル内でサービスを提供する。また、セル領域内に位置す
る移動電話機にメッセージを同報する。移動電話機はマ
イクロプロセッサと送受信器とそのマイクロプロセッサ
によって制御される復号器とで構成される。電池式移動
電話機の場合、電池は普通電話機がアイドルモードなら
ば充電されるまでの約8時間持続する。また、電話機が
通話モードすなわちデータや通話を送受信している状態
ならば約2時間持続する。
【0005】移動電話機と基地局とは、移動電話網に割
り当てられた無線路を介して通信する。無線路は、通話
と、移動電話機の動作および移動電話機の無線路への割
当てを制御するために使われる信号情報とを伝送する。
GSMシステムの場合、25MHzの周波数帯域二つを900MHz以
上の周波数の無線路用に確保する。すなわち、890〜915
MHzの25MHz帯域(送信周波数帯域)を移動電話機から基
地局への方向のアップリング通信用に確保し、935〜960
MHzの25MHz帯域(受信周波数帯域)を基地局から移動電
話機への方向のダウンリンク通信用に確保する。これら
の周波数帯域を200kHzづつ分割して124個の周波数チャ
ネルを設定する。各周波数チャネルは更に8個のタイム
スロットに分割される。GSMシステムは時分割多元接続
(TDMA)方式を採用しているのである。すなわち、各移動
電話機には送受信の際にはタイムスロットが一つ割り当
てられる。従って、各200kHz帯域の周波数チャネルで同
時に8個の電話機にサービスを提供できる。このよう
に、GSMシステムは合計992個のチャネルを提供する。
り当てられた無線路を介して通信する。無線路は、通話
と、移動電話機の動作および移動電話機の無線路への割
当てを制御するために使われる信号情報とを伝送する。
GSMシステムの場合、25MHzの周波数帯域二つを900MHz以
上の周波数の無線路用に確保する。すなわち、890〜915
MHzの25MHz帯域(送信周波数帯域)を移動電話機から基
地局への方向のアップリング通信用に確保し、935〜960
MHzの25MHz帯域(受信周波数帯域)を基地局から移動電
話機への方向のダウンリンク通信用に確保する。これら
の周波数帯域を200kHzづつ分割して124個の周波数チャ
ネルを設定する。各周波数チャネルは更に8個のタイム
スロットに分割される。GSMシステムは時分割多元接続
(TDMA)方式を採用しているのである。すなわち、各移動
電話機には送受信の際にはタイムスロットが一つ割り当
てられる。従って、各200kHz帯域の周波数チャネルで同
時に8個の電話機にサービスを提供できる。このよう
に、GSMシステムは合計992個のチャネルを提供する。
【0006】本発明では時分割多元接続(TDMA)方式に基
づくGSMシステムについての詳細な説明は省略する。こ
の方式は当業者には周知の技術であり、GSM仕様におい
て正確に規定されており、ブリティッシュテレコム(Bri
tish Telecom)社の技術関係刊行物(第八巻。第一部。1
990年版。31〜43頁)中のM. R. L. Hodges著「GSM無線
インターフェイス」などで紹介されているからである。
この記事の内容については本書で引用する。
づくGSMシステムについての詳細な説明は省略する。こ
の方式は当業者には周知の技術であり、GSM仕様におい
て正確に規定されており、ブリティッシュテレコム(Bri
tish Telecom)社の技術関係刊行物(第八巻。第一部。1
990年版。31〜43頁)中のM. R. L. Hodges著「GSM無線
インターフェイス」などで紹介されているからである。
この記事の内容については本書で引用する。
【0007】GSM移動システムではアイドルモードにつ
いての概念が次のように規定されている。即ち、移動電
話機が基地局から送られたシステム情報メッセージを聞
き取って再構築したり呼が待っていることを電話に喚起
するためのページングメッセージを待ち合わせたりする
モードである。ページングメッセージはセルラー移動電
話システムに共通の概念であり、待ち状態の呼があるこ
とを移動電話機に知らせるために基地局が発するインパ
ルスとして送信される。これに応えて移動電話機が基地
局に応答することで、移動電話機と基地局との間に通信
リンクが確立される。移動電話機には電力節約モードと
いうのが設定される。これによって、移動電話機の動作
を制御するマイクロプロセッサ回路などの一定の回路構
成が、消費電力を削減するためのモードに切り換えられ
る。電力節約モードでは、クロック周波数が低められ、
いくつかのクロックが停止される。欧州特許第EP473465
号にはこの種の電力節約モードの実現方法が提示されて
いる。
いての概念が次のように規定されている。即ち、移動電
話機が基地局から送られたシステム情報メッセージを聞
き取って再構築したり呼が待っていることを電話に喚起
するためのページングメッセージを待ち合わせたりする
モードである。ページングメッセージはセルラー移動電
話システムに共通の概念であり、待ち状態の呼があるこ
とを移動電話機に知らせるために基地局が発するインパ
ルスとして送信される。これに応えて移動電話機が基地
局に応答することで、移動電話機と基地局との間に通信
リンクが確立される。移動電話機には電力節約モードと
いうのが設定される。これによって、移動電話機の動作
を制御するマイクロプロセッサ回路などの一定の回路構
成が、消費電力を削減するためのモードに切り換えられ
る。電力節約モードでは、クロック周波数が低められ、
いくつかのクロックが停止される。欧州特許第EP473465
号にはこの種の電力節約モードの実現方法が提示されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】セルラー移動システム
では基地局から移動局へと送信されるメッセージはほと
んどが単一の移動局を対象としているので、基地局から
送信されるメッセージの中で特定の一つの移動局を対象
とするものの個数はごく僅かである。移動局が基地局か
ら同報されたメッセージ全部を連続的に受信し復号化し
なくても済むようにするために、欧州特許第473465号の
提案によれば、移動局が受信したメッセージを検出して
受信メッセージが別の移動局を対象としているかどうか
を判断し、別の移動局を対象としている場合には次のメ
ッセージが基地局から同報される頃まで電池電力を低下
させて(電力節約状態を起動して)電力を節約する。欧
州特許特許第473465号に記載の電池節約法では二部構成
メッセージを受信することが求められる。このメッセー
ジの第一部は、当該メッセージが別の移動局を対象とし
てして、この別の移動局用のメッセージには第二部があ
ることを示す。第二部は、欧州特許第473465号によれ
ば、当該メッセージが別の移動局に向けられたものなら
ば受信する必要はない部分である。こうして、移動局
は、次のメッセージが当該移動局へ配信される頃までそ
の受信回路構成の相当部分を電力節約モードへ切り換え
ておくことができる。この電力節約モードはタイミング
回路によって制御される。また、電力節約モードプログ
ラムには次のメッセージの開始時刻が設定される。
では基地局から移動局へと送信されるメッセージはほと
んどが単一の移動局を対象としているので、基地局から
送信されるメッセージの中で特定の一つの移動局を対象
とするものの個数はごく僅かである。移動局が基地局か
ら同報されたメッセージ全部を連続的に受信し復号化し
なくても済むようにするために、欧州特許第473465号の
提案によれば、移動局が受信したメッセージを検出して
受信メッセージが別の移動局を対象としているかどうか
を判断し、別の移動局を対象としている場合には次のメ
ッセージが基地局から同報される頃まで電池電力を低下
させて(電力節約状態を起動して)電力を節約する。欧
州特許特許第473465号に記載の電池節約法では二部構成
メッセージを受信することが求められる。このメッセー
ジの第一部は、当該メッセージが別の移動局を対象とし
てして、この別の移動局用のメッセージには第二部があ
ることを示す。第二部は、欧州特許第473465号によれ
ば、当該メッセージが別の移動局に向けられたものなら
ば受信する必要はない部分である。こうして、移動局
は、次のメッセージが当該移動局へ配信される頃までそ
の受信回路構成の相当部分を電力節約モードへ切り換え
ておくことができる。この電力節約モードはタイミング
回路によって制御される。また、電力節約モードプログ
ラムには次のメッセージの開始時刻が設定される。
【0009】電子装置はたいてい異なる回路構成部毎に
異なる電源を必要とする。従って、普通、異なる電源電
圧を発生させるために電圧調整器を用いる。電圧調整器
は通常電池などの電圧源からの電源電圧を使って動作す
る。電圧調整器は一般的に三つの部分で構成される。す
なわち、(1)基準電圧を発生させる基準電圧源と(2)差動
増幅器による誤差増幅器と(3)許可素子すなわち出力素
子たいていは出力トランジスタとで構成される。電圧調
整器の構成を簡単に図1に示す。基準電圧源1から発生さ
れた基準電圧VRefは誤差増幅器2の第一入力端子6(非反
転入力端子)に印加される。誤差増幅器の出力端子8は
出力トランジスタ3のベースに接続される。出力トラン
ジスタ3のエミッタは誤差増幅器2の第二入力端子(反転
入力端子)に接続され帰還ループを形成する。出力トラ
ンジスタのエミッタは電源電圧源VBatに接続される。電
源電圧源VBatは例えば電池である。電圧調整器の出力VO
utはトランジスタのコレクタと誤差増幅器による帰還増
幅器との間の帰還ループの一地点である分岐点4から分
岐される。
異なる電源を必要とする。従って、普通、異なる電源電
圧を発生させるために電圧調整器を用いる。電圧調整器
は通常電池などの電圧源からの電源電圧を使って動作す
る。電圧調整器は一般的に三つの部分で構成される。す
なわち、(1)基準電圧を発生させる基準電圧源と(2)差動
増幅器による誤差増幅器と(3)許可素子すなわち出力素
子たいていは出力トランジスタとで構成される。電圧調
整器の構成を簡単に図1に示す。基準電圧源1から発生さ
れた基準電圧VRefは誤差増幅器2の第一入力端子6(非反
転入力端子)に印加される。誤差増幅器の出力端子8は
出力トランジスタ3のベースに接続される。出力トラン
ジスタ3のエミッタは誤差増幅器2の第二入力端子(反転
入力端子)に接続され帰還ループを形成する。出力トラ
ンジスタのエミッタは電源電圧源VBatに接続される。電
源電圧源VBatは例えば電池である。電圧調整器の出力VO
utはトランジスタのコレクタと誤差増幅器による帰還増
幅器との間の帰還ループの一地点である分岐点4から分
岐される。
【0010】電圧調整器の消費電力は電圧調整器の各部
によって消費された電力の合計値として求められる。基
準電圧電源の消費電力は普通10〜500μAである。一つ以
上の電圧調整器が設けられている場合、電圧調整器全部
が同じ基準電圧源を共有する。出力トランジスタのベー
ス電流は電圧調整器の出力電流をトランジスタの利得で
除した商として求められる程度である。この電流は電圧
調整器の出力端子に接続された負荷によって消費される
電流に左右される。誤差増幅器の消費電力出力線VOut上
の出力電流も誤差増幅器のバッファ段階の消費電力に左
右される。
によって消費された電力の合計値として求められる。基
準電圧電源の消費電力は普通10〜500μAである。一つ以
上の電圧調整器が設けられている場合、電圧調整器全部
が同じ基準電圧源を共有する。出力トランジスタのベー
ス電流は電圧調整器の出力電流をトランジスタの利得で
除した商として求められる程度である。この電流は電圧
調整器の出力端子に接続された負荷によって消費される
電流に左右される。誤差増幅器の消費電力出力線VOut上
の出力電流も誤差増幅器のバッファ段階の消費電力に左
右される。
【0011】電圧調整器は一つでも動作中かなりの電力
を消費する。にもかかわらず、電子装置は普通数種類の
異なる電圧を発生させるために数個の電圧調整器を備え
ているので、これらの電圧調整器の消費電力をまとめる
と電子装置全体の消費電力は相当な量になる。これはア
イドルモードにある移動電話機についても言える。ちな
みに、アイドルモードでは、電話機の回路構成の不必要
な部分は電力節約モードで動作する。電話機内の回路構
成の大部分を一層効率よく動作させるためには、より多
くの構成部において電力節約モードを実施することが求
められる。
を消費する。にもかかわらず、電子装置は普通数種類の
異なる電圧を発生させるために数個の電圧調整器を備え
ているので、これらの電圧調整器の消費電力をまとめる
と電子装置全体の消費電力は相当な量になる。これはア
イドルモードにある移動電話機についても言える。ちな
みに、アイドルモードでは、電話機の回路構成の不必要
な部分は電力節約モードで動作する。電話機内の回路構
成の大部分を一層効率よく動作させるためには、より多
くの構成部において電力節約モードを実施することが求
められる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の側面によ
れば、電圧源から調整出力電圧を供給するための電圧調
整器が提供される。電圧調整器は、電圧源用の入力端子
と調整出力電圧を供給するための出力端子と調整出力電
圧に応じて入力電圧を制御するための帰還ループとで構
成され、更に補助入力端子と補助入力端子に印加される
信号入力に従って帰還ループの応答時間を制御するため
の手段とで構成されることを特徴とする。また、本発明
の第二の側面によれば、帰還ループの補助入力端子への
信号入力に従って帰還ループの応答時間を制御すること
によって帰還ループを備えた電圧調整器を制御する方法
が提供される。
れば、電圧源から調整出力電圧を供給するための電圧調
整器が提供される。電圧調整器は、電圧源用の入力端子
と調整出力電圧を供給するための出力端子と調整出力電
圧に応じて入力電圧を制御するための帰還ループとで構
成され、更に補助入力端子と補助入力端子に印加される
信号入力に従って帰還ループの応答時間を制御するため
の手段とで構成されることを特徴とする。また、本発明
の第二の側面によれば、帰還ループの補助入力端子への
信号入力に従って帰還ループの応答時間を制御すること
によって帰還ループを備えた電圧調整器を制御する方法
が提供される。
【0013】
【作用】本発明に係わる方法と装置は、電圧調整器を制
御して電子装置好適には電池式装置の消費電力を削減し
電池の動作時間を延長させることができる。本発明に係
わる装置と方法は、電圧調整器を構成する装置がオン状
態にあり受動モードで動作しているときに電圧調整器の
帰還ループを低速低精度モードに切り換えることによっ
て電圧調整器の消費電力を削減しようとするものであ
る。電圧調整器をオフ状態にせずに低精度で動作させる
ことによって、電圧調整器から電圧が供給される回路構
成の能動動作状態を迅速に復元できる。電源電圧を回路
構成から除去してしまうと、使用前に復帰させなければ
ならないし、RAMメモリからは格納データが消失され
る。
御して電子装置好適には電池式装置の消費電力を削減し
電池の動作時間を延長させることができる。本発明に係
わる装置と方法は、電圧調整器を構成する装置がオン状
態にあり受動モードで動作しているときに電圧調整器の
帰還ループを低速低精度モードに切り換えることによっ
て電圧調整器の消費電力を削減しようとするものであ
る。電圧調整器をオフ状態にせずに低精度で動作させる
ことによって、電圧調整器から電圧が供給される回路構
成の能動動作状態を迅速に復元できる。電源電圧を回路
構成から除去してしまうと、使用前に復帰させなければ
ならないし、RAMメモリからは格納データが消失され
る。
【0014】優先的実施例においては、動作電流を帰還
ループに供給し、応答時間を制御するための手段は動作
電流を制御するための手段で構成される。この実施例と
付随の方法の優位性は、一定の時刻に動作電流を減少さ
せることによって電圧調整器を備えた装置の消費電力を
削減する点にある。動作電流の減少に伴い帰還ループの
応答時間が短縮される。また、動作電流を増加させれば
帰還ループの応答時間が長くなる。
ループに供給し、応答時間を制御するための手段は動作
電流を制御するための手段で構成される。この実施例と
付随の方法の優位性は、一定の時刻に動作電流を減少さ
せることによって電圧調整器を備えた装置の消費電力を
削減する点にある。動作電流の減少に伴い帰還ループの
応答時間が短縮される。また、動作電流を増加させれば
帰還ループの応答時間が長くなる。
【0015】優先的実施例においては、帰還ループは差
動増幅器で構成され、動作電流は差動増幅器の動作電流
である。差動増幅器に係わるスルーレートは動作電流の
量によって異なる。従って、帰還ループの応答時間も動
作電流の量によって異なる。差動増幅器のスルーレート
は差動段階の電源電流によって異なる。従って、電流の
減少に伴いスルーレートは低下する。電圧調整器の制御
ループ速度は差動増幅器のスルーレートによって異な
る。このため、電源差動段階の差動増幅器の電流が減少
すると、電圧調整器の制御ループの速度が低下し電圧調
整器の出力電圧の精度が低下する。
動増幅器で構成され、動作電流は差動増幅器の動作電流
である。差動増幅器に係わるスルーレートは動作電流の
量によって異なる。従って、帰還ループの応答時間も動
作電流の量によって異なる。差動増幅器のスルーレート
は差動段階の電源電流によって異なる。従って、電流の
減少に伴いスルーレートは低下する。電圧調整器の制御
ループ速度は差動増幅器のスルーレートによって異な
る。このため、電源差動段階の差動増幅器の電流が減少
すると、電圧調整器の制御ループの速度が低下し電圧調
整器の出力電圧の精度が低下する。
【0016】非活動状態すなわちスリープモードは、電
子装置がオン状態だが受動状態で動作するというモード
の一例である。上述の電力節約モードは非活動状態の一
例である。このモードの目的は、回路構成をオフ状態に
せずに消費電力を削減することである。移動電話機の場
合、例えばGSM方式で制御チャネルメッセージを受信し
てから次のメッセージを受信するまでの間非活動状態に
切り換えておくことができる。基地局からの制御チャネ
ルメッセージは一定の間隔(約2〜10秒)で移動電話機
に到着する。このため、移動電話機は、非活動状態に入
ったら次の制御チャネルメッセージ(専用の同報制御チ
ャネル(BCCH)で送られるメッセージ)の到着で励起され
たらそのメッセージを受信すればよいことが分かる。移
動電話機が間違った領域に入ったため基地局と交信でき
なくなったときは別の状況が展開される。すなわち、移
動電話機を一時的に非活動状態に切り換えて電力を節約
し、一定の間隔で移動電話機を励起して基地局への接続
が確立したかどうかを試験する。アナログNMT移動電話
システムの場合、上記の状態に対応するのは電池節約モ
ードである。このモードでは、移動電話機は、一定の期
間の間非活動状態に入ってよいことを基地局からの情報
に基づき判断する。
子装置がオン状態だが受動状態で動作するというモード
の一例である。上述の電力節約モードは非活動状態の一
例である。このモードの目的は、回路構成をオフ状態に
せずに消費電力を削減することである。移動電話機の場
合、例えばGSM方式で制御チャネルメッセージを受信し
てから次のメッセージを受信するまでの間非活動状態に
切り換えておくことができる。基地局からの制御チャネ
ルメッセージは一定の間隔(約2〜10秒)で移動電話機
に到着する。このため、移動電話機は、非活動状態に入
ったら次の制御チャネルメッセージ(専用の同報制御チ
ャネル(BCCH)で送られるメッセージ)の到着で励起され
たらそのメッセージを受信すればよいことが分かる。移
動電話機が間違った領域に入ったため基地局と交信でき
なくなったときは別の状況が展開される。すなわち、移
動電話機を一時的に非活動状態に切り換えて電力を節約
し、一定の間隔で移動電話機を励起して基地局への接続
が確立したかどうかを試験する。アナログNMT移動電話
システムの場合、上記の状態に対応するのは電池節約モ
ードである。このモードでは、移動電話機は、一定の期
間の間非活動状態に入ってよいことを基地局からの情報
に基づき判断する。
【0017】装置(移動電話機、コンピュータ、測定機
器など)がオン状態だが受動状態(装置の機能を実際に
は果たさない状態)で動作しているときには、電圧調整
器を低速(すなわち低精度)モードに切り換えるのが普
通である。しかし、回路構成の電源電圧源をオフにする
のは好ましくない。
器など)がオン状態だが受動状態(装置の機能を実際に
は果たさない状態)で動作しているときには、電圧調整
器を低速(すなわち低精度)モードに切り換えるのが普
通である。しかし、回路構成の電源電圧源をオフにする
のは好ましくない。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について添付の図面を参照し
具体例を挙げて説明する。図1については先行例に関連
づけて既に説明した。図2は本発明に係わる電圧調整器
を示すブロック図である。基準電圧源1から発生される
基準電圧VRefは誤差増幅器2の第一入力端子6(非反転
入力端子)に印加される。誤差増幅器の出力端子8は出
力トランジスタ3(ここではpnpトランジスタ)のベ
ースに接続される。出力トランジスタ3のコレクタは誤
差増幅器2の第二入力端子7(反転入力端子)に帰還ル
ープの一部として接続される。調整が必要な電源電圧VB
atは電池から出力トランジスタのエミッタへと供給され
る。電圧調整器の出力VOutはトランジスタのコレクタと
誤差増幅器の帰還ループとからの出力の分岐点4から供
給される。このため、分岐点4と接地線GNDとの間には
普通出力接続を安定化させて振動させないようにするた
めに負荷5が接続される。図2では負荷としてコンデン
サ5が接続されている。本発明に係わる電圧調整器の場
合、誤差増幅器2には補助中間入力端子(SLEEP)が設け
られる。補助中間入力端子(SLEEP)は、電圧調整器の
帰還ループを制御するための応答時間の長い制御信号を
受信して消費電力を削減させるためのものである。応答
時間はシステムが入力に応答できる最大速度を表す。補
助中間入力端子SLEEPで受信された別個の制御信号で電
圧調整器は元の速度に復帰する。そして、通常の消費電
力に戻る。
具体例を挙げて説明する。図1については先行例に関連
づけて既に説明した。図2は本発明に係わる電圧調整器
を示すブロック図である。基準電圧源1から発生される
基準電圧VRefは誤差増幅器2の第一入力端子6(非反転
入力端子)に印加される。誤差増幅器の出力端子8は出
力トランジスタ3(ここではpnpトランジスタ)のベ
ースに接続される。出力トランジスタ3のコレクタは誤
差増幅器2の第二入力端子7(反転入力端子)に帰還ル
ープの一部として接続される。調整が必要な電源電圧VB
atは電池から出力トランジスタのエミッタへと供給され
る。電圧調整器の出力VOutはトランジスタのコレクタと
誤差増幅器の帰還ループとからの出力の分岐点4から供
給される。このため、分岐点4と接地線GNDとの間には
普通出力接続を安定化させて振動させないようにするた
めに負荷5が接続される。図2では負荷としてコンデン
サ5が接続されている。本発明に係わる電圧調整器の場
合、誤差増幅器2には補助中間入力端子(SLEEP)が設け
られる。補助中間入力端子(SLEEP)は、電圧調整器の
帰還ループを制御するための応答時間の長い制御信号を
受信して消費電力を削減させるためのものである。応答
時間はシステムが入力に応答できる最大速度を表す。補
助中間入力端子SLEEPで受信された別個の制御信号で電
圧調整器は元の速度に復帰する。そして、通常の消費電
力に戻る。
【0019】図2において誤差増幅器(差動増幅器)は
演算増幅器であり、図2の電圧調整器の出力トランジス
タ3として機能しているpnpトランジスタなどの外部
二極性トランジスタを駆動する。ここで、電圧源は出力
トランジスタ3を介して電流を出力し、演算増幅器の出
力で調整された調整電圧を供給する。
演算増幅器であり、図2の電圧調整器の出力トランジス
タ3として機能しているpnpトランジスタなどの外部
二極性トランジスタを駆動する。ここで、電圧源は出力
トランジスタ3を介して電流を出力し、演算増幅器の出
力で調整された調整電圧を供給する。
【0020】図3は通常は演算増幅器で構成される差動
増幅器の回路図である。差動増幅器段階には、MOSトラ
ンジスタで構成された差動対M1とM2と電流鏡M3とM4と電
流源トランジスタM5とが設置される。トランジスタM5と
組み合わされて差動段階へ電流を反映させる電流鏡を構
成するトランジスタM6へは、バイアス電流源IBIASから
バイアス電流Ibiasと補償コンデンサのキャパシタンスC
Cとが供給される。図3に示す演算増幅器の回路構成は
当業者には周知のものである。演算増幅器には出力段階
として更に例えばプッシュプル型のインバータが設けら
れる。
増幅器の回路図である。差動増幅器段階には、MOSトラ
ンジスタで構成された差動対M1とM2と電流鏡M3とM4と電
流源トランジスタM5とが設置される。トランジスタM5と
組み合わされて差動段階へ電流を反映させる電流鏡を構
成するトランジスタM6へは、バイアス電流源IBIASから
バイアス電流Ibiasと補償コンデンサのキャパシタンスC
Cとが供給される。図3に示す演算増幅器の回路構成は
当業者には周知のものである。演算増幅器には出力段階
として更に例えばプッシュプル型のインバータが設けら
れる。
【0021】差動増幅器のスルーレート(以降SR)は、
等式SR=ISS/CCに基づき電流源トランジスタM3に流入す
る電流ISSと補償コンデンサのキャパシタンスCCとによ
って異なる。SRの単位は普通V/μsである。差動増幅器
のSRによって電圧調整器の帰還ループの速度が定まり電
圧調整出力電圧VOutの精度が決まる。上記の等式から分
かるように、差動増幅器のSRは電流源トランジスタM5に
流入する電流ISSの減少に伴い低下する。このため、電
流ISSの減少に伴い電圧調整器の帰還ループの速度も低
下する。
等式SR=ISS/CCに基づき電流源トランジスタM3に流入す
る電流ISSと補償コンデンサのキャパシタンスCCとによ
って異なる。SRの単位は普通V/μsである。差動増幅器
のSRによって電圧調整器の帰還ループの速度が定まり電
圧調整出力電圧VOutの精度が決まる。上記の等式から分
かるように、差動増幅器のSRは電流源トランジスタM5に
流入する電流ISSの減少に伴い低下する。このため、電
流ISSの減少に伴い電圧調整器の帰還ループの速度も低
下する。
【0022】RSすなわち電流ISSについては、本発明に
従い少なくとも二種類の異なる方法で制御できる。第一
は図3に示すバイアス電流Ibiasを制御する方法、第二
は電流IbiasとISSとの比率を変化させる方法である。第
一の制御法の実施例を図4と図5に示す。第二の制御法
の実施例を図6に示す。
従い少なくとも二種類の異なる方法で制御できる。第一
は図3に示すバイアス電流Ibiasを制御する方法、第二
は電流IbiasとISSとの比率を変化させる方法である。第
一の制御法の実施例を図4と図5に示す。第二の制御法
の実施例を図6に示す。
【0023】図4は本発明に係わる電圧調整制御回路を
示す回路図である。この回路は電圧調整器の差動増幅器
のバイアス電流(図3のIbias)を制御する。図3のト
ランジスタM5とM6の幅対長さの比率(以降W/L比)は変
化しない。演算増幅器のバイアス電流Ibiasに基づきト
ランジスタM5とM6によって構成される電流鏡によって差
動増幅器段階に流入する電流ISSが制御される。図4の
電流発生器は図3に示す電流源IBIASの代わりに搭載さ
れる。すなわち、図4の電流発生器は図3の点9に接続
される。図4に示す電流発生器は制御スイッチとして動
作するトランジスタM7と二つの抵抗器R1とR1Sとで構成
される。抵抗器は図示の通り電源電圧源VDD(例えば、+
5Vの電池電圧源)に接続される。トランジスタM7が導電
しているかどうかによって、抵抗器R1一つあるいは並列
抵抗器R1とR1Sの二つがトランジスタM6に対して直列に
接続される。二つの抵抗器R1とR1Sとして作用するMOSト
ランジスタMR1とMR1Sとを使うことによって、図4の回
路を(図5に示すように)MOS基盤集積回路で実現でき
る。図4と図5では、補助中間処理入力端子(SLEEP)
制御器がトランジスタM7のゲートに接続されている。電
子装置が正常動作中ならば、補助中間処理入力端子(SL
EEP)入力端子には電源電圧VDDが印加される。これによ
って、NMOSトランジスタM7は導電モードに切り換えられ
る。また、バイアス電流Ibiasは並列に接続された抵抗
器R1(MR1)とR1S(MR1S)の抵抗値次第となり、Ibias=(VDD
/R1S)+(VDD/R1)={(1/R1S)+(1/R1)}VDDとして求められ
る。電圧調整器を低速状態に制御して電源電圧をVDDよ
り低くしたいときは、接地線GNDを補助中間処理入力端
子(SLEEP)に接続してNMOSトランジスタM7を遮断状態
に切り換え、バイアス電流Ibiasが抵抗器R1(MR1)の抵抗
値によってのみ左右されるようにする。すなわち、Ibia
s=VDD/R1=(1/R1)VDDが成り立つようにして正常動作中よ
りも低いバイアス電流を得る。
示す回路図である。この回路は電圧調整器の差動増幅器
のバイアス電流(図3のIbias)を制御する。図3のト
ランジスタM5とM6の幅対長さの比率(以降W/L比)は変
化しない。演算増幅器のバイアス電流Ibiasに基づきト
ランジスタM5とM6によって構成される電流鏡によって差
動増幅器段階に流入する電流ISSが制御される。図4の
電流発生器は図3に示す電流源IBIASの代わりに搭載さ
れる。すなわち、図4の電流発生器は図3の点9に接続
される。図4に示す電流発生器は制御スイッチとして動
作するトランジスタM7と二つの抵抗器R1とR1Sとで構成
される。抵抗器は図示の通り電源電圧源VDD(例えば、+
5Vの電池電圧源)に接続される。トランジスタM7が導電
しているかどうかによって、抵抗器R1一つあるいは並列
抵抗器R1とR1Sの二つがトランジスタM6に対して直列に
接続される。二つの抵抗器R1とR1Sとして作用するMOSト
ランジスタMR1とMR1Sとを使うことによって、図4の回
路を(図5に示すように)MOS基盤集積回路で実現でき
る。図4と図5では、補助中間処理入力端子(SLEEP)
制御器がトランジスタM7のゲートに接続されている。電
子装置が正常動作中ならば、補助中間処理入力端子(SL
EEP)入力端子には電源電圧VDDが印加される。これによ
って、NMOSトランジスタM7は導電モードに切り換えられ
る。また、バイアス電流Ibiasは並列に接続された抵抗
器R1(MR1)とR1S(MR1S)の抵抗値次第となり、Ibias=(VDD
/R1S)+(VDD/R1)={(1/R1S)+(1/R1)}VDDとして求められ
る。電圧調整器を低速状態に制御して電源電圧をVDDよ
り低くしたいときは、接地線GNDを補助中間処理入力端
子(SLEEP)に接続してNMOSトランジスタM7を遮断状態
に切り換え、バイアス電流Ibiasが抵抗器R1(MR1)の抵抗
値によってのみ左右されるようにする。すなわち、Ibia
s=VDD/R1=(1/R1)VDDが成り立つようにして正常動作中よ
りも低いバイアス電流を得る。
【0024】図6は本発明に係わる第二電圧調整器制御
回路を示す回路図である。この制御回路によって制御さ
れるのは、電圧調整器の差動増幅器のバイアス電流Ibia
sの差動段階に流入する電流ISSに対する比率である。図
3に示すトランジスタM5とM6から成る電流鏡は、ISS/Ib
ias=(WM6/LM5)(WM6/LM5)=(LM6WM5)/(WM6LM5)の等式に基
づきトランジスタM5とM6のW/L比に応じてバイアス電流I
biasのいわば鏡像として作用する差動段階電流ISSを提
供する。すなわち、差動段階の電流はISS={(LM6WM5)/
(WM6LM5)}Ibiasとして求められる。トランジスタM5の
ゲートのW/L比の低下に伴い差動段階の電流ISSが減少す
る。W/L比は、図6に示すように、トランジスタM5に並
列に別のトランジスタM5Sを接続することによって変化
させられる。図6に示す点10と11は図3に示す点10と11
に対応する。トランジスタM5SをトランジスタM5に並列
に接続すると、このトランジスタ対はトランジスタM5'
に対応する。従って、ゲート寸法はトランジスタM5とM5
Sとのゲート寸法の合計値として求められる。すなわ
ち、(WM6/LM5') =(WM5/LM5)+(WM5S/LM5S)が成り立つ。
図4と図5のNMOSトランジスタなどのトランジスタを図
6のスイッチS1として用いることができる。電子装置が
正常に動作しているとき、SLEEP入力端子には電源電圧V
DDが印加される。この結果、スイッチS1は閉路となり導
電する。抵抗器M5とM5Sが並列に接続されるので、W/L比
は高くなる。電圧調整器を低速状態すなわち電力をあま
り消費しない状態に制御すると、電源電圧はVDDよりも
低くなる。このとき、接地線GNDはSLEEP入力端子に接続
される。従って、スイッチS1は開路となり電流ISSがト
ランジスタM5のみに流入する。この結果W/L比が低くな
り、差動段階に流入する電流ISSが正常動作時より少な
くなる。
回路を示す回路図である。この制御回路によって制御さ
れるのは、電圧調整器の差動増幅器のバイアス電流Ibia
sの差動段階に流入する電流ISSに対する比率である。図
3に示すトランジスタM5とM6から成る電流鏡は、ISS/Ib
ias=(WM6/LM5)(WM6/LM5)=(LM6WM5)/(WM6LM5)の等式に基
づきトランジスタM5とM6のW/L比に応じてバイアス電流I
biasのいわば鏡像として作用する差動段階電流ISSを提
供する。すなわち、差動段階の電流はISS={(LM6WM5)/
(WM6LM5)}Ibiasとして求められる。トランジスタM5の
ゲートのW/L比の低下に伴い差動段階の電流ISSが減少す
る。W/L比は、図6に示すように、トランジスタM5に並
列に別のトランジスタM5Sを接続することによって変化
させられる。図6に示す点10と11は図3に示す点10と11
に対応する。トランジスタM5SをトランジスタM5に並列
に接続すると、このトランジスタ対はトランジスタM5'
に対応する。従って、ゲート寸法はトランジスタM5とM5
Sとのゲート寸法の合計値として求められる。すなわ
ち、(WM6/LM5') =(WM5/LM5)+(WM5S/LM5S)が成り立つ。
図4と図5のNMOSトランジスタなどのトランジスタを図
6のスイッチS1として用いることができる。電子装置が
正常に動作しているとき、SLEEP入力端子には電源電圧V
DDが印加される。この結果、スイッチS1は閉路となり導
電する。抵抗器M5とM5Sが並列に接続されるので、W/L比
は高くなる。電圧調整器を低速状態すなわち電力をあま
り消費しない状態に制御すると、電源電圧はVDDよりも
低くなる。このとき、接地線GNDはSLEEP入力端子に接続
される。従って、スイッチS1は開路となり電流ISSがト
ランジスタM5のみに流入する。この結果W/L比が低くな
り、差動段階に流入する電流ISSが正常動作時より少な
くなる。
【0025】電子装置に数個の電圧調整器が設けられて
いる場合、図4と図5に示す電流発生器のような電流発
生器を電圧調整器全部で特にその差動段階全部で共有さ
せる。図4と図5に示す解決策に基づき単一の共通制御
器および単一の共通抵抗器R1SあるいはトランジスタMR1
Sを使うだけで、電圧調整器全部を制御して正常動作状
態か低速状態かに設定できる。図6に示す解決策を用い
た場合、トランジスタM5Sを各電圧調整器の差動段階の
電流源トランジスタM5に対して並列に接続することが必
要になる。しかし、トランジスタM5S全部が同一種類の
ものであれば、それらの制御線を組み合わせて単一の共
通SLEEP入力線を実現することができる。図4と図5に
示す解決策の優位性は、バイアス電流Ibiasが制御され
るので、差動段階の電流ISSが減少するばかりでなく電
流発生器から供給されるバイアス電流Ibiasも減少する
点にある。
いる場合、図4と図5に示す電流発生器のような電流発
生器を電圧調整器全部で特にその差動段階全部で共有さ
せる。図4と図5に示す解決策に基づき単一の共通制御
器および単一の共通抵抗器R1SあるいはトランジスタMR1
Sを使うだけで、電圧調整器全部を制御して正常動作状
態か低速状態かに設定できる。図6に示す解決策を用い
た場合、トランジスタM5Sを各電圧調整器の差動段階の
電流源トランジスタM5に対して並列に接続することが必
要になる。しかし、トランジスタM5S全部が同一種類の
ものであれば、それらの制御線を組み合わせて単一の共
通SLEEP入力線を実現することができる。図4と図5に
示す解決策の優位性は、バイアス電流Ibiasが制御され
るので、差動段階の電流ISSが減少するばかりでなく電
流発生器から供給されるバイアス電流Ibiasも減少する
点にある。
【0026】補助中間処理入力端子信号であるSLEEP信
号、を電圧調整器に入力する方法は二通りある。一つ目
の方法は、SLEEP信号をデジタル信号として外部の信号
源から電圧調整器を構成する回路へと供給する方法であ
る。信号は、図7aと7bに示すように、例えば電子装置の
マイクロコントローラ12あるいは電子装置の機能を制御
する回路13から供給される。電圧調整器から調整電源電
圧が供給される電子装置(移動電話機など)の他の回路
19もマイクロコントローラ12あるいは回路13によって制
御される。電圧調整器を構成する集積回路内で必要に応
じてSLEEP信号をバッファ12に一時格納して、スイッチM
7すなわちS1に適した信号レベルにしてもよい。
号、を電圧調整器に入力する方法は二通りある。一つ目
の方法は、SLEEP信号をデジタル信号として外部の信号
源から電圧調整器を構成する回路へと供給する方法であ
る。信号は、図7aと7bに示すように、例えば電子装置の
マイクロコントローラ12あるいは電子装置の機能を制御
する回路13から供給される。電圧調整器から調整電源電
圧が供給される電子装置(移動電話機など)の他の回路
19もマイクロコントローラ12あるいは回路13によって制
御される。電圧調整器を構成する集積回路内で必要に応
じてSLEEP信号をバッファ12に一時格納して、スイッチM
7すなわちS1に適した信号レベルにしてもよい。
【0027】二つ目の方法は、SLEEP信号を電圧調整器
を構成する集積回路内で生成するという方法である。電
圧調整器がある定期的に発生する事象に応じて電流を供
給しなければならい場合、例えば、デジタル移動電話機
ならば、送信器のパルスシーケンス16(例えば、50Hzか
200HZ)あるいは(例えば、周波数1Hzの)細流充電中に
電池の充電器のパルスシーケンス15に同期させて電流を
供給しなければならない場合、上記のパルスかそれに対
応するパルスを使って状態器17でSLEEP信号を生成す
る。状態器17は、パルスシーケンスなどの信号にSLEEP
信号を同期させた後に例えば送信開始点18に関する情報
を必要とする。図7cは電圧調整器を構成する集積回路の
一部として状態器を用いて電圧調整器へのSLEEP信号を
生成する様子を示す。外部接続の場合、状態器17はバッ
ファされて適切なレベルになった出力信号を供給する。
を構成する集積回路内で生成するという方法である。電
圧調整器がある定期的に発生する事象に応じて電流を供
給しなければならい場合、例えば、デジタル移動電話機
ならば、送信器のパルスシーケンス16(例えば、50Hzか
200HZ)あるいは(例えば、周波数1Hzの)細流充電中に
電池の充電器のパルスシーケンス15に同期させて電流を
供給しなければならない場合、上記のパルスかそれに対
応するパルスを使って状態器17でSLEEP信号を生成す
る。状態器17は、パルスシーケンスなどの信号にSLEEP
信号を同期させた後に例えば送信開始点18に関する情報
を必要とする。図7cは電圧調整器を構成する集積回路の
一部として状態器を用いて電圧調整器へのSLEEP信号を
生成する様子を示す。外部接続の場合、状態器17はバッ
ファされて適切なレベルになった出力信号を供給する。
【0028】少なくとも一つの電圧調整器を備えた電子
装置の消費電力については、通常の電圧調整器精度を必
要としない期間には電圧調整器の制御ループを低速状態
に切り換えることで削減できる。このような状況が設定
されるのは、装置が受動状態で動作している時とか一定
の電圧調整器から電源電圧を入力する回路が通常と同じ
電源電圧精度を求めない時である。この回路は例えば発
振器である。発振器に電源電圧を供給する電圧調整器は
低精度状態に切り換えられる。例えば送受信していない
無線電話機の場合、無線電話機能を制御するマイクロコ
ントローラ12や他の回路13に無線電話機に関する情報が
提供される。
装置の消費電力については、通常の電圧調整器精度を必
要としない期間には電圧調整器の制御ループを低速状態
に切り換えることで削減できる。このような状況が設定
されるのは、装置が受動状態で動作している時とか一定
の電圧調整器から電源電圧を入力する回路が通常と同じ
電源電圧精度を求めない時である。この回路は例えば発
振器である。発振器に電源電圧を供給する電圧調整器は
低精度状態に切り換えられる。例えば送受信していない
無線電話機の場合、無線電話機能を制御するマイクロコ
ントローラ12や他の回路13に無線電話機に関する情報が
提供される。
【0029】前記の説明から本発明の範囲内で様々な修
正を加えられることは当業者には明白であろう。例え
ば、図1と図2の演算増幅器の代わりに同様な特徴をも
つ装置を用いることも可能である。
正を加えられることは当業者には明白であろう。例え
ば、図1と図2の演算増幅器の代わりに同様な特徴をも
つ装置を用いることも可能である。
【0030】本開示の範囲には、請求項に記載の発明の
側面に係わろうとなかろうと本発明によって提起された
問題点のどれかあるいは全部に対処していようといまい
と、新規の特徴や陽にあるいは陰に開示された特徴を組
合せたものや、一般化されたものが含まれる。新しい請
求内容については、本出願中あるいは付随の出願の際に
それらの特徴に合わせて定式化される可能性がある。
側面に係わろうとなかろうと本発明によって提起された
問題点のどれかあるいは全部に対処していようといまい
と、新規の特徴や陽にあるいは陰に開示された特徴を組
合せたものや、一般化されたものが含まれる。新しい請
求内容については、本出願中あるいは付随の出願の際に
それらの特徴に合わせて定式化される可能性がある。
【図1】図1は、本発明に係わる電圧調整器を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図2は、周知の電圧調整器を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】図3は、電圧調整器に用いられる差動増幅器を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】図4は、本発明に係わる図3の差動増幅器と供
に用いられる制御回路を示す。
に用いられる制御回路を示す。
【図5】図5は、本発明に係わる図4の制御回路の修正
型回路を示す。
型回路を示す。
【図6】図6は、本発明に係わる電圧調整器の制御回路
の別の実施例を示す。
の別の実施例を示す。
【図7】図7aは、本発明に係わる制御信号を生成する
ための第一の構成を示すブロック図であり、図7bは本
発明に係わる制御信号を生成するための第二の構成を示
すブロック図である。又図7cは、本発明に係わる制御
信号を生成するための第三の構成を示すブロック図であ
る。
ための第一の構成を示すブロック図であり、図7bは本
発明に係わる制御信号を生成するための第二の構成を示
すブロック図である。又図7cは、本発明に係わる制御
信号を生成するための第三の構成を示すブロック図であ
る。
1…基準電圧源 2…誤差増幅器 3…出力トランジスタ 4…分岐点 5…負荷 6…第一入力端子 7…第二入力端子
Claims (13)
- 【請求項1】 電圧源から調整出力電圧を供給するため
の電圧調整器であって、電圧源用の入力端子と、調整出
力電圧を供給するための出力端子と、調整出力電圧に応
じて入力電圧を制御するための帰還ループとで構成さ
れ、更に、補助入力端子と補助入力端子に印加される信
号入力に従って帰還ループの応答時間を制御するための
手段とで構成されることを特徴とする電圧調整器。 - 【請求項2】 動作電流が帰還ループに供給され、応答
時間を制御するための手段は動作電流を制御するための
手段で構成されることを特徴とする請求項1に記載の電
圧調整器。 - 【請求項3】 前記動作電流の減少に伴い帰還ループの
応答時間が短縮され、前記動作電流の増加に伴い帰還ル
ープの応答時間が延長されることを特徴とする請求項2
に記載の電圧調整器。 - 【請求項4】 前記帰還ループは差動増幅器で構成さ
れ、前記動作電流は差動増幅器の動作電流であることを
特徴とする請求項2又は3に記載の電圧調整器。 - 【請求項5】 前記差動増幅器に係わるスルーレートは
前記動作電流の量によって異なり、帰還ループの応答時
間も前記動作電流の量によって異なることを特徴とする
請求項4に記載の電圧調整器。 - 【請求項6】 更に、電圧源用の入力端子としての第一
分岐点と調整電圧用の出力端子としての第二分岐点と帰
還ループ用の帰路としての第三分岐点とを備えたトラン
ジスタで構成されることを特徴とする請求項1ないし5
の何れかに記載の電圧調整器。 - 【請求項7】 前記差動増幅器は動作電流用の電流鏡と
バイアス電流鏡とから成り、前記差動増幅器の動作電流
を制御するための手段はバイアス電流を制御するための
手段で構成されることを特徴とする請求項4に記載の電
圧調整器。 - 【請求項8】 前記差動増幅器は動作電流用の電流鏡と
バイアス電流鏡とから成り、前記差動増幅器の動作電流
を制御するための手段は電流鏡内の動作電流とバイアス
電流との比率を制御するための手段で構成されることを
特徴とする請求項4に記載の電圧調整器。 - 【請求項9】 前記請求項1乃至8の何れかに記載の電
圧調整器を備えた電子装置。 - 【請求項10】 帰還ループの補助入力端子に印加され
る信号入力に従って帰還ループの応答時間を制御するこ
とによって、帰還ループを備えた電圧調整器を制御する
電圧調整方法。 - 【請求項11】 前記応答時間を制御する段階は帰還ル
ープの動作電流を制御する段階で構成されることを特徴
とする請求項10に記載の電圧調整方法。 - 【請求項12】 前記動作電流の増加に伴い応答時間が
延長され、前記動作電流の減少に伴い応答時間が短縮さ
れることを特徴とする請求項11に記載の電圧調整方
法。 - 【請求項13】 前記電圧調整器は電子装置に内蔵さ
れ、前記補助入力端子に印加される信号入力は電子装置
から供給されることを特徴とする請求項10乃至12の
何れかに記載の電圧調整方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FI941790 | 1994-04-18 | ||
FI941790A FI96153C (fi) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | Menetelmä jänniteregulaattorilla varustetun elektronisen laitteen tehonkulutuksen pienentämiseksi, ja jänniteregulaattorilla varustettu elektroninen laite, joka säästää sähkötehoa |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869330A true JPH0869330A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=8540543
Family Applications (1)
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