JP3294945B2 - 電源電圧調整回路とそれを用いた電子装置 - Google Patents

電源電圧調整回路とそれを用いた電子装置

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公男 柴田
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポケットベル、携帯
電話などに内蔵されているバイブレータ、アラーム等の
比較的大きな電流により駆動することを必要とする機能
素子を内蔵した電子装置の電源電圧を安定化するための
ものである。大電流駆動される素子が駆動されることに
よる電池電圧が、ある電圧レベル以下に低下することを
防止するために、駆動素子に供給される電流を制限する
ことにより電子システム回路の安定な動作を実行させる
ための電源電圧調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポケットベル、携帯電話等の携帯
情報機器に用いられている電源電圧調整回路は、主に入
力電源電圧の変動に対して出力電圧を一定に保持する定
電圧調整回路が一般的に用いられている。例えばHA1
78M00シリーズ(日立製作所製)の3端子型定電圧
調整回路がある。
【0003】図2は、従来の定電圧調整回路の回路を示
す図である。図2において、定電圧調整回路20は、電
池21を電源として使用し、電池21の出力電圧を入力
し、一定の電圧値に調整するための電圧調整トランジス
タ25、電圧調整トランジスタ25の出力電圧を分圧す
るための電圧分割抵抗R1、R2、電圧調整された出力
に接続された大電流駆動素子を有する負荷回路27、基
準電圧を発生するための基準電圧発生回路26、及び差
動増幅回路24により構成されている。定電圧調整回路
の差動増幅回路24は基準電圧発生回路26の基準電圧
値と前記電圧分割回路R1 22、R2 23より出力する
分圧出力電圧を比較し、その出力電圧により電圧調整ト
ランジスタ25のエミッタとコレクタ間の電圧降下を調
整することにより出力端の負荷回路27に一定の電圧を
出力するものである。
【0004】しかしながら、電池21は内部抵抗28を
保有しているために負荷回路27に電流iが流れると、
電池21の起電力Eに対してr・iの電圧降下が発生す
る。即ち、電池21の出力電圧VoutはE−r・iと
なる。負荷回路27に流れる電流iが大きくなるほど、
出力電圧Voutは小さくなり、ついに差動演算増幅回
路24及び前記負荷回路27の最低動作電圧以下にまで
低下することになるので、差動増幅回路24及び負荷回
路27の動作が停止するという問題があった。
【0005】また、電池電圧が充分あった場合において
も、ラッシュカレント、サージカレントなどに起因して
瞬間的に差動増幅回路24、負荷回路27の最低動作電
圧以下の電圧が印加されることになる。そして、回路の
動作が不安定となり、異常に大きな電流が流れるため、
更に電圧降下が大きくなり、電池21を除去して、リセ
ットしない限り正常な動作状態に回復しなくなると言う
問題があった。これらの問題は、電池の内部抵抗28に
対して、負荷に流れる電流を検出する検出機能が欠けて
いるので、負荷に流れる電流を制限する機能を有してい
ないためである。従って、一旦、電池電圧が所定の電圧
値以下になると、たとえ電池容量が充分あったとして
も、その機能を果たすことなく電子装置が停止するとい
う問題が生じていた。
【0006】図3は、従来の定電圧調整回路20の持つ
課題を解決するための、他の従来例を示す回路である。
図3において、電池21の端子間の出力電圧を検出する
電圧検出回路32が電池21に並列に接続されている。
電圧調整回路20の出力端にはスイッチ回路33を介し
て大電流による負荷回路27が接続され、また、電池端
子間にはCPU、ROM、RAMおよびその周辺回路を
搭載した電子システム回路31が接続されている。以後
電子システム回路とは、大電流の流れる負荷回路以外の
回路素子からなる回路をいう。このような、従来の電子
システム回路を有する定電圧調整回路は、次の様に動作
する。
【0007】通常の動作状態において、スイッチ回路3
3は閉じられている、そして大電流駆動の負荷回路27
が駆動されて、電池21の出力電圧が所定の電圧以下に
低下した時、電圧検出回路32の出力電圧レベルへ反転
し、スイッチ回路33を開くことにより大電流負荷を切
り離す。これにより、電池21の出力電圧は電子システ
ム回路の最低動作電圧以上に保持することができるの
で、電子装置の動作を停止することから回避でき、電池
電圧を徐々に回復させることができる。しかしながら、
大電流の駆動素子の駆動が停止されるので、バイブレー
タ、アラーム音などの警報が必要な場合に発せられない
と言う問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の定電圧調整回路
2つの例は、負荷回路に流れる電流を制限する機能を有
するものではなかった。それ故に、電池の内部抵抗によ
る電圧降下によって電池の出力電圧の低下を生じ、駆動
素子の機能ばかりでなく電子システム回路の本来の機能
まで停止してしまうという問題が生じていた。そのため
に、携帯情報機器の所望の電池寿命まで、継続的に安定
動作させることができなかった。さらに、前述の課題を
解決するためには、本来の電池の他にバックアップ用の
電池を搭載しておく必要性があった。また、低温時にお
いて、電池の内部抵抗が増加した状態で過大な電流が駆
動素子に流れるために、常温時における動作条件より厳
しい条件となるために電子装置の動作温度範囲が狭くな
らざるを得なかった。また、電圧調整回路以外に電圧検
出回路、スイッチ回路などの周辺回路を必要とするので
消費電流の増加、コストアップなどの問題が生じてい
た。本発明は、これらの課題を解決し、電子システム回
路の動作を安定に実行させ、本来の電池寿命が尽きるま
で、本来の電子装置の持つ機能を発揮させることを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は.従来の課題を
解決するために、電池の端子間から分割電圧を得て、基
準電圧と分割電圧の電圧差を検出し、その大きさに応じ
て負荷回路に流れる電流を制御する電流制限回路を設
け、電流制限回路を制御することにより電池から供給さ
れる電流が自由に流れることを抑制する機能を有する電
源電圧調整回路を電池と負荷回路の間に設けるものであ
る。
【0010】
【作用】これによって電池の内部抵抗による電圧降下が
あったとしても、出力電圧が所定の電圧レベルより低下
することを防止することができる。それによって、電池
に接続された電子システム回路が、常に安定な動作を実
行することができ、更に大きな駆動電流を必要とする駆
動素子も制限された電流のもとで駆動動作を実行するこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の電源電圧調整回路の一実施
例を示す回路図である。図1において、電源電圧調整回
路10は、電池1の出力電圧を分圧する分圧抵抗R1、
R2により構成された電圧分割回路、基準電圧を発生す
るための基準電圧発生回路6、電圧分割回路の出力であ
る分割電圧Vcと基準電圧発生回路の出力電圧Vdを入
力とする差動増幅回路4及び、差動増幅回路4の演算出
力電圧により負荷回路に流れる電流を制限するためのト
ランジスタ回路5により構成されている。内部抵抗8を
有する電池1の正極端子は電圧分割回路とPIN型バイ
ポーラトランジスタ回路5のエミッタ端子に接続され、
トランジスタ回路5のコレクタ端子からの出力電圧は負
荷回路に供給される。負荷回路7は、駆動時に大きな電
流が流れる駆動素子、例えば偏心軸を持つ小型モーター
により振動を生じさせるように構成したバイブレータ
ー、電磁型の小型ブザー或いはLED表示装置のような
電子部品を内蔵している。電圧分割抵抗R1,R2の抵
抗値は、前記電池の内部抵抗r(通常1〜20オーム)
を無視できる程度に大きい値に設定されている。
【0012】次に、図1の動作を図4を参照しながら説
明する。図4は、電池1の出力電圧と負荷回路7に流れ
る電流の関係を示す電圧−電流特性の図である。図4に
おいて、縦軸は電池出力電圧(図1のA−B間の電圧)
VBATであり、横軸は電流IOUTを示している。前
記駆動素子が駆動されていない場合、負荷回路7に流れ
る電流は小さいので、内部抵抗rにより電圧降下も小さ
くなる。従って、電池1の出力電圧は1.5Vを出力す
ることができる(図4におけるP点)。
【0013】ここで、電圧分割抵抗R1、R2の抵抗比
を1:1と仮定すると分圧出力電圧は0.75Vとな
る。また、基準電圧発生回路6の基準電圧出力を0.4
Vと仮定する。更に、電池1の内部抵抗rは低く、5オ
ーム程度と仮定する。分割出力電圧Vcと基準電圧出力
Vdは、差動増幅回路4に入力される。分割出力電圧V
cが、基準電圧出力Vdより充分大きいので、差動増幅
回路4の出力はLOW(以下、「L」という)レベルの
電圧となる。それ故に、トランジスタ回路5は、エミッ
タ、コレクタ間の電圧降下を殆ど生じない程度の内部抵
抗にまでバイアスされるので電池1からの出力電圧1.
5Vは、前記負荷回路7に供給される。
【0014】ここで、外部から入力される駆動制御信号
により駆動素子が駆動されて電流が徐々に大きく流れる
場合を考える。駆動素子に電流Iが流れると電池1の内
部抵抗rによる電圧効果r・Iにより電池1の出力電圧
が徐々に低下し1.0Vに低下する。(例えば、図4の
Q点)この時の分割出力電圧Vcは0.5Vとなるが、
基準電圧出力Vcに比べて未だ大きいので差動増幅回路
4の出力電圧は0レベルの電圧を出力する。そのため
に、トランジスタ回路5は、エミッタとコレクタ間の電
圧降下を殆ど生じない程度の内部抵抗にまでバイアスさ
れているので電池1からの出力電圧1.0Vは、負荷回
路7に供給される。
【0015】更に電流が多く流れ、電池出力電圧Vba
tが0.8V程度まで低下すると、(例えば、図4のR
点)分割出力電圧Vcと基準電圧出力Vdが等しくなる
に従い、差動増幅回路4の出力は、徐々にHigh(以
下、「H」という)レベルに反転するようになる。従っ
て、トランジスタ回路5のエミッタとコレクタ間の内部
抵抗が大きくなり、コレクタに流れる電流を絞り込むよ
うに動作する。そして、さらに電流が多く流れようとす
ると分割出力電圧Vcは、基準電圧出力Vdより低下す
るようになるので、差動増幅回路4の出力が「H」レベ
ルとなりトランジスタ回路5を遮断し、負荷回路7に流
れる電流をカットするように作用する。そのため電池1
の出力電圧が回復するようになり、回復すると再び差動
増幅回路4の出力によりトランジスタ回路5に電流が流
れるという動作を繰り返す。この動作により、電池1の
出力電圧は0.8V以下に低下しないように保持され
る。
【0016】次に、電池の電力消費による電池寿命末
期、または低温環境下により電池の内部抵抗rが20オ
ーム程度に増加した場合に、バイブレータ(偏心軸を有
する小型モーター)が駆動されると、前述のように、電
池1の出力電圧は電池1の内部抵抗8のrによる電圧降
下により低下するが、最低レベルの0.8Vの出力電圧
に固定される。なぜならば、電池1の出力電圧が低下す
ると、基準電圧Vdの出力は一定であるが、分割出力電
圧Vcが低下するために分割電圧出力と基準電圧出力の
電圧差が小さくなる。そのため差動増幅回路4の出力
は、トランジスタ回路5に流れる電流を絞り込むような
バイアス電圧をベースに印加するように動作する。従っ
て、大電流駆動の駆動素子の電流が制限されて流れるよ
うに制御される。それ故に、負荷回路7に流れる電流と
電池1の内部抵抗rの関係によって、電池の出力電圧が
0.8Vまで低下すると分割出力電圧は0.4Vとな
り、基準電圧の出力電圧0.4Vと同じになる。それ
故、電流がトランジスタ回路にこれ以上流れないように
バイアスするので、電池1の出力電圧が0.8V以下に
下がらず、電池の出力電圧を固定するように調整するこ
とができる。
【0017】図5は、前述の図1に示した回路の、更に
具体的な回路を示す図である。図5において、VBAT
とVssは、電池を接続する入力端子である。基準電圧
発生回路6の基準電圧出力Vdは、差動増幅回路4のト
ランジスタ53に入力される。また、電圧分割回路R1
2、R2 3により出力される分割電圧はトランジスタ5
4に入力されている。抵抗59は電流制限用の抵抗、ト
ランジスタ58はベース電流調整用トランジスタであり
差動増幅回路4の出力回路部を構成している。また、ト
ランジスタ5は、電流制限回路を構成している。電流制
限回路の負荷回路7としてバイブレータ60が接続され
ている。差動増幅回路4は定電流源57、固定のバイア
ス電圧を発生するためのNチャンネルトランジスタ56
とその固定バイアス電圧によりバイアスされるNチャン
ネルトランジスタ55により定電流回路を構成してい
る。Pチャンネルトランジスタ51とNチャンネルトラ
ンジスタ53は直列接続され、また対象的にPチャンネ
ルトランジスタ52とNチャンネルトランジスタ54が
直列接続されている。また、Pチャンネルトランジスタ
51、52のゲート電極は共にPチャンネルトランジス
タ52のドレイン電極に接続されている。それ故、Pチ
ャンネルトランジスタ51、52には等しい電流が流れ
るように構成されている。Nチャンネルトランジスタ5
8のゲート電極とドレイン電極間に接続されているコン
デンサCは、電源電圧調整回路10の安定動作を行わせ
るための位相補償用コンデンサである。
【0018】次に、図5の動作について説明する。VB
AT端子とVss端子間の電池出力電圧が高い場合、即
ち1.5Vが出力されると、電圧分割回路の出力電圧は
0.75Vとなり、基準電圧発生回路6の基準電圧出力
0.4Vより高くなる。それ故、前記Nチャンネルトラ
ンジスタ53のドレイン電極の出力電圧は、Nチャンネ
ルトランジスタ54のドレインに生じる電圧より充分高
くなる。このNチャンネルトランジスタ53のドレイン
における電圧は、Nチャンネルトランジスタ58のゲー
トに供給し、Nチャンネルトランジスタ58の抵抗を充
分低くするまでバイアスする。従って、トランジスタ5
のベース電流が大きくなり、トランジスタ5のエミッタ
ーとコレクタ間の電圧降下が殆どない程度にバイアスさ
れ、負荷回路には、1.5Vに近い電圧が出力される。
【0019】一方、電池寿命の末期、または低温状態に
おける場合のように、電池の内部抵抗が増加した状態
で、かつ大きな電流が電池から流れ、223前記VBA
T端子とVss端子間の電池出力電圧が0.8V近辺ま
で降下する場合を説明する。分割出力は約0.4Vに近
くなり、Nチャンネルトランジスタ53のドレイン電極
の出力電圧はNチャンネルトランジスタ54のドレイン
電極に生じる電圧と同じ位に低くなる。それ故、Nチャ
ンネルトランジスタ58の抵抗が高くなるようにバイア
スするようになる。
【0020】従って、トランジスタ5のベース電流が小
さくなり、負荷回路7に流れる負荷電流を制限するよう
に動作する。電池出力電圧が0.8Vよりさらに下がる
ようになると、Nチャンネルトランジスタ53のドレイ
ン電極の出力電圧はNチャンネルトランジスタ54のド
レイン電極に生じる電圧より更に低下するので、Nチャ
ンネルトランジスタ58をオフすることになる。そのた
め、トランジスタ5のベース電流が流れ無くなり、負荷
回路7に流れる電流を遮断するように動作する。それ
故、前記電池の出力電圧が回復するようになる。従っ
て、電池出力電圧は0.8V以下に低下することを防止
する電源電圧調整回路を構成することができる。
【0021】図13は、基準電圧発生回路の実施例を示
す回路図である。図13において、基準電圧発生回路6
は、同一導電型で、かつ異なるスレショルド電圧を有す
るディプレション型トランジスタ131とエンハンスメ
ント型トランジスタ132のMOSトランジスタを直列
に接続し、互いのゲートをドレインに接続して共通のゲ
ート電圧を印加することにより、低消費電流でかつ、エ
ンハンスメント型トランジスタ132のスレショルド電
圧Vth1とディプレション型トランジスタ131のス
レショルド電圧Vth2とのスレショルド電圧の差(V
th1−Vth2)を基準電圧として、ドレインから基
準電圧Vdを容易に出力することができ、基準電圧出力
のバラツキが少なく、温度特性の安定した基準電圧Vd
を発生することができる(例えば、特開昭55─110
21)。
【0022】図6は、小型ブザーを使用した場合の負荷
回路7の図である。図6において、小型ブザー61はト
ランジスタ62のエミッタに接続され、トランジスタ6
2のベースにはNチャンネルトランジスタ63が接続さ
れている。Nチャンネルトランジスタ63のゲートには
AND回路64の出力信号が入力される。AND回路6
4には、可聴周波数(2KHz−3KHz)のパルス信
号AUDINと、更に高い周波数(20KHz−30K
Hz)のパルス信号VOLMが入力される。従って、前
記パルス信号AUDIN,VOLMが共に”H”の信号
が入力された時、Nチャンネルランジスタ63がオン
し、ベース電流が流れるのでトランジスタ62にコレク
タ電流が流れる。それ故、小型ブザー61の磁心に巻い
たコイルに電流が流れ、その電磁力により振動板を振動
させることにより、アラーム音を発することができる。
【0023】図7は、パルス信号AUDINとVOLM
の信号波形と電池出力電圧及び、小型ブザーに流れる電
流波形を示す図である。図7において、電池の内部抵抗
が大きく、また機能素子が駆動されていなくても、他の
電子システム回路による消費電流のために、電池出力電
圧が1.0Vに低下した場合に、小型ブザーが駆動さ
れ、大きな駆動電流が流れようとしても電源電圧調整回
路10の動作により、電池出力電圧Vbatが0.8V
以下に低下しないように抑制され、小型ブザーに流れる
駆動電流が制限されていることが理解できる。そして、
負荷回路の駆動が停止すると、電池出力電圧は再び元の
電圧に回復していることを示している。従って、電池出
力電圧VBATは負荷回路7に大きな電流が流れても、
所望の電圧レベル以下に低下することを防止する機能を
有し、またパルス信号VOLMの電流波形IOUTの変
化から、小型ブザーが音量調整される機能を有している
ことが判る。
【0024】図8は、本願発明の電源電圧調整回路を電
子装置に応用した第1の実施例を示す回路図である。図
8において、図1と同様に負荷回路7は電流制限回路の
トランジスタ5の出力端子に接続されている。そして、
電子システム回路80は電源電圧調整回路10の入力側
に接続されている。負荷回路7には、大きな電流が流れ
る駆動素子が含まれている。そして、駆動素子は、電子
システム回路80から出力される駆動制御信号により駆
動のオン/オフ制御が実行される。電源電圧調整回路1
0の動作は図1に示したのと同様であるので、以後の電
源電圧調整回路10の動作説明を省略する。図8に示す
電子装置の構成において、負荷回路7に大きな電流が流
れようとしても、電池出力電圧は前記電源電圧調整回路
10の動作により所定の電圧値より低下することから保
証するように、所定の電圧値を電子システム回路の最低
動作電圧以上に設定している。
【0025】図9は、本願発明の電源電圧調整回路10
を電子装置に応用した第2の実施例を示す回路図であ
る。図9において、電子システム回路80は、電流制限
回路のトランジスタ5の出力端に接続されている。負荷
回路7に内蔵された駆動素子は、電子システム回路80
から出力される駆動制御信号により制御される。前述の
ように、電池出力は負荷回路7に大きな電流が流れても
電子システム回路80の最低動作電圧以下に低下しない
ように保持されるので、トランジスタ5の出力端の電子
システム回路80を安定に動作させることができる。
【0026】本発明の実施例を説明するために、負荷回
路7に流れる電流を絞り込むためのトランジスタ5はP
NP型のバイポーラトランジスタを用いて説明をしてき
たが、NPN型のバイポーラトランジスタを用いて構成
することも可能であり、またMOSトランジスタを使用
することも、勿論可能である。
【0027】図15は、PNP型バイポーラトランジス
タのトランジスタ5に対して、NPN型バイポーラトラ
ンジスタ55を用いた実施例を示す。図15において、
差動増幅回路の出力回路部は、Pチャンネルトランジス
タ151、電流制限用の抵抗153、位相補償用コンデ
ンサ152により構成されている。電流制御回路はNP
N型トランジスタ55により構成されている。差動増幅
回路の動作については図5と同じなので、ここでは省略
する。差動増幅回路の出力はPチャンネルトランジスタ
151のゲート電極に供給される。電池電圧が充分高い
場合、差動増幅回路の出力電圧は「L」レベルとなるの
でPチャンネルトランジスタ151の抵抗が低くなり、
前記NPN型トランジスタ55のベース電流が大きくな
る。それ故、NPN型トランジスタ55のエミッタとコ
レクタ間のオン抵抗が充分小さくなるので負荷回路の電
流が,多く流れるように動作する。また、逆に電池電圧
が低下してくると差動増幅回路の出力電圧は高くなる。
そのために、Pチャンネルランジスタ151のオン抵抗
が高くなりベース電流が小さくなる。そして、NPN型
トランジスタ55のオン抵抗が高くなり負荷回路に流れ
る電流を制限するように動作する。
【0028】図16は、PNP型バイポーラトランジス
タのトランジスタ5に対して、NチャンネルMOSトラ
ンジスタ56を用いた実施例を示す。図16において、
差動増幅回路4の出力回路部は、Pチャンネルトランジ
スタ161、位相補償用コンデンサ162、電圧分割用
抵抗163により構成され、電流制御回路はNチャンネ
ルMOSトランジスタ56により構成されている差動増
幅回路の動作については図5と同じなので、ここでは省
略する。差動増幅回路の出力はPチャンネルトランジス
タ161のゲート電極に供給される。電池電圧が充分高
い場合、差動増幅回路の出力電圧は「L」レベルとなる
のでPチャンネルトランジスタ161の抵抗が低くな
る。そして、電圧分割用抵抗用抵抗163との分割電圧
が高くなり前記NチャンネルMOSトランジスタ56の
ゲート電圧が高くなる。それ故、NチャンネルMOSト
ランジスタ56のオン抵抗が充分小さくなるので負荷回
路の電流が、多く流れるように動作する。また、逆に電
池電圧が低下してくると差動増幅回路の出力電圧は高く
なりPチャンネルランジスタ161のオン抵抗が高くな
る。それ故、分割出力電圧が小さくなるのでNチャンネ
ルMOSトランジスタ56のオン抵抗が、高くなり負荷
回路に流れる電流を制限するように動作する。
【0029】図17は、PNP型バイポーラトランジス
タのトランジスタ5に対して、PチャンネルMOSトラ
ンジスタ57を用いた実施例を示す。図17において差
動増幅回路4の出力回路部は、Nチャンネルトランジス
タ171、位相補償用コンデンサ172、電圧分割用抵
抗173により構成さている。電流制御回路はPチャン
ネルMOSトランジスタ57により構成されている。差
動増幅回路の動作については図5と同じなので、ここで
は省略する。前記差動増幅回路の出力はNチャンネルト
ランジスタ171のゲート電極に供給される。電池電圧
が充分高い場合、前記差動増幅回路の出力電圧は「L」
レベルとなる。其故に、前記Nチャンネルトランジスタ
171の抵抗が低くなるので電圧分割用抵抗173との
分割電圧が、低くなりPチャンネルMOSトランジスタ
57のゲート電圧が低くなる。それ故、前記Pチャンネ
ルMOSトランジスタ57のオン抵抗が充分小さくなる
ため、負荷回路の電流が多く流れるように動作する。
【0030】また、逆に電池電圧が低下してくると差動
増幅回路の出力電圧は低くなりNチャンネルランジスタ
171のオン抵抗が高くなる。それ故、分割出力電圧が
大きくなる。そして、NチャンネルMOSトランジスタ
57のオン抵抗が、高くなり負荷回路に流れる電流を制
限するように動作する。ここで、いままで記述した差動
増幅回路4は、一般的には差動増幅回路4の出力回路部
を含めて称することもできる。
【0031】図10は、本願発明の電源電圧調整回路を
応用したベージャーのシステム構成を示す図である。図
10において、電子ページャー回路は、搬送波にミキシ
ングされた呼出し信号を受信するための受信回路10
1、受信回路101のローパスフィルタにより呼出され
た信号をデジタル信号に変換する波形整成形回路10
2、波形整形された呼出し信号をデコードするためのデ
コーダ103、自己番号を記憶するためのROM10
4、デコーダ103の出力信号を情報処理するためのC
PU106、メッセージデータを記憶するためのRAM
105、外部操作をするためのスイッチ回路1109、
CPU106からの出力信号を液晶表示パネル108に
メッセージ表示するための駆動回路107により構成さ
れている。
【0032】また、負荷回路7には、少なくとも小型ブ
ザー109、LED表示素子209、又はバイブレータ
309の小型モーターに大きな駆動電流を必要とする駆
動素子が内蔵されているので、使用者は、時、場所に応
じてこれらの駆動素子を任意に選択することができる。
電子システム回路の電源電圧は、電池1の出力端子より
供給されている。波形整形回路102によりデジタル信
号に変換された呼出し信号はデコーダ103に入力され
る。デコーダ103は、ROM104に記憶している自
己番号と呼出し信号に含まれた呼出し番号とを照合す
る。
【0033】呼出し番号と自己番号が一致した場合、デ
コーダ103は負荷回路7に内蔵された前記駆動素子の
少なくとも1つを駆動するための制御信号を出力する。
そして、スイッチ回路1109による操作により停止さ
せない限り所定の時間の期間、駆動を実行する。デコー
ダ103は、呼出し信号に含まれたメッセージのデータ
を、CPU106に出力する。CPU106に入力され
たメッセージデータは、RAM105に記憶すると共
に、表示データにデータ変換して駆動回路107に出力
し所定の時間の間メッセージを表示する。再び呼出し信
号が受信されると、前述の動作により呼出し番号と自己
番号の照合及び駆動素子の制御信号の発生を実行し、新
たなメッセージ信号はRAM105の次のアドレス番地
に記憶される。それと共に、表示装置にメッセージを表
示する。このようにして、次々に呼出しメッセージを記
憶する。次に、過去にどのようなメッセージが送られて
きたかを確認するために、スイッチ回路1109のメモ
リースイッチをプッシュすることにより、受信の新しい
順にメッセージを表示装置108に表示することができ
る。
【0034】図11は、本願発明の電源電圧調整回路を
応用したハイブリッド電子時計のシステム構成を示す図
である。図11において電子時計のシステムは、CPU
112、発振回路111、CPU112のプログラムを
記憶するROM114、発振回路111からのクロック
信号を分周する。そして、分周信号をCPU112によ
りカウントし、その計数値を記憶するためのRAM11
5、記憶したデータを表示するため表示データに変換し
た信号を表示駆動回路116に出力し、液晶表示装置1
17により時刻表示を行う。そして、その時刻修正及
び、リセットの操作を外部操作により行うためのスイッ
チ回路113により構成されている。また、負荷回路7
には、少なくとも小型ブザー109、ステップモータ4
09などの、大きな駆動電流を必要とする駆動素子が内
蔵されている。負荷回路7には、電源電圧調整回路10
の出力電圧が供給されている。ハイブリッド電子時計
は、時刻表示をデジタル及びアナログ表示することがで
きる電子時計であり、またアラーム機能を有するもので
ある。
【0035】アラーム時刻は、スイッチ回路113から
外部操作により設定し、その時刻内容はRAM115に
記憶する。また、RAM115は複数個のアラーム時刻
を設定することも可能である。そして、CPU112
は、アラーム時刻と通常時刻との比較を行い、アラーム
時刻と通常時刻が一致した時、CPU112から小型ブ
ザー109を駆動するための駆動制御信号を負荷回路7
に出力し、アラーム音を所定の時間、発生させる。ま
た、CPU112は、発振回路111のクロック信号を
1Hz信号に分周して、ステップモータ409を駆動す
るための駆動制御信号を負荷回路7に出力することによ
りアナログ時刻表示を実行させる。また、スイッチ回路
113の操作により、任意に設定したアラーム時刻を呼
出し、液晶表示装置に表示することができる。電子シス
テム回路の供給電源は、電源電圧調整回路10の出力電
圧を用いることも、電池1の出力端子電圧から供給する
ことも可能である。
【0036】図12は、本願発明の電源電圧調整回路を
応用した携帯電話のシステム構成を示す図である。図1
2において電子システム回路は、電波を受信するアンテ
ナ131、受信信号を整合させる整合回路130、受信
した電波の搬送波信号を増幅し、フィルタをかけて受信
信号を抽出する受信回路121、受信回路121の信号
をデジタル信号に変換するための波形整形回路122、
波形整形回路122の出力信号を処理及びシステム動作
の制御をするCPU124、相手先番号を入力するため
のキーボード125、自己番号を記憶したROM12
6、送話信号を発生するマイクロフォン129、前記マ
イクロフォン129の信号を増幅するための増幅回路1
28、増幅回路128とCPU124からの相手先番号
を送信する信号を搬波波重量してに送信信号を発生する
送信回路127により構成されている。また、負荷回路
123には、少なくとも小型スピーカー、小型ブザー、
及びマイクロフォンなどの大きな駆動電流を必要とする
駆動素子が内蔵されている。そして負荷回路7は、電源
電圧調整回路10の出力電圧が供給されている。
【0037】受信信号に含まれた指定番号と自己番号の
一致をCPU124により検出し、一致すれば負荷回路
123の小型ブザーを駆動することにより呼出し音を発
生する。受話器をとることにより受信信号に含まれてい
る受話信号を負荷回路123に接続された信号を駆動素
子制御信号として小型スピーカーに出力する。そしてス
ピーカーは音声を発生する。また、マイクロフォン12
9より入力された音声信号は増幅回路128により増幅
され、送信回路127によりFM変調されて前記アンテ
ナより送信することができる。
【0038】図14は、本願発明の電源電圧調整回路を
応用した昇圧型スイッチングレギュレータ制御回路の実
施例を示す電子装置の構成を示す図である。図14にお
いて、昇圧型スイッチングレギュレータ制御回路145
は電池1により電圧供給される。また、昇圧用コイル1
42の一端は電池の正極に接続され、他の一端はスイッ
チングトランジスタ144に接続されている。昇圧用コ
イル142とスイッチングトランジスタ144の接続点
にはショットキーダイオード143が接続され、ショッ
トキーダイオード146の出力端には平滑用コンデンサ
146と電子システム回路としての負荷回路141が接
続されている。
【0039】ここで、負荷回路141は、LCD,CP
U,RAM等のように電池1の出力電圧より高い電圧を
必要とするシステム回路の一部である。本実施例は、こ
のような負荷回路141に昇圧した電圧を用いる場合、
或いはアンプ、コンパレータのように電池と逆極性の電
圧が必要な場合の応用も考えられる。昇圧回路の出力部
にショットキーダイオードを用いる理由は、通常のダイ
オードに比べて電圧降下が少なく、昇圧効率を高めるこ
とができるためである。
【0040】また、電池1の出力電圧は、電源電圧調整
回路10に供給され、電源電圧調整回路10の出力は駆
動素子を有する負荷回路7に調整電圧を出力する構成で
ある。昇圧スイッチングレギュレータ制御回路145は
スイッチングパルス信号をスイッチングトランジスタ1
44のゲート電極に入力し、昇圧用コイル142を断続
的にオン/オフするように電流を流すことにより、昇圧
コイル142とスイッチングトランジスタ144の接続
点に昇圧電圧を発生する。ショットキーダイオード14
3及び平滑用コンデンサ146により平滑した直流電圧
は負荷回路141に出力する。
【0041】また、昇圧された出力電圧は、電源電圧調
整回路10の差動増幅回路部の電源電圧として供給する
ことができる。昇圧型スイッチッグレギュレータ制御回
路145より得られた電池電圧より高い電圧を差動増幅
回路4の電源電圧として用いる場合、差動増幅回路4の
動作範囲を広くでき、より安定した電源電圧調整回路1
0の動作を実行することができる。このような構成によ
り、スイッチングレギュレータ制御回路145を有する
電子システム回路を用いると、負荷回路7の駆動素子が
駆動し大きな電流が流れても、電池1の出力電圧が、昇
圧用スイッチングレギュレータ制御回路145の最低動
作電圧以下に低下することから防止できる。そのため電
子システム回路の動作を安定に実行することができる。
【0042】
【発明の効果】前述のように本発明の電源電圧調整回路
は、従来の電圧調整回路のように、入力電圧の変動を抑
えて、出力電圧を一定にする方式とは全く異なり、電源
側の電圧の変化を電源・電圧に比例する分圧出力電圧と
基準電圧より比較し、基準電圧に対する電源側の出力電
圧の電圧差により負荷回路に流れる電流を絞り込む機能
を有している。それ故、電源電圧が所定の出力電圧以下
に低下することを防止し、電源に接続された電子システ
ム回路の安定な動作を実行させるものである。従って、
本発明は電池のエネルギー容量が低下し、内部抵抗が増
加した状態においても電子システム回路に供給する最低
動作電圧を確保することができ、電池寿命が尽きる迄、
安定な動作を実行することができる。従って、電子装置
の電池寿命時間を延長することが出来る。それによっ
て、バックアップ電源などの予備電源を不要とすること
ができる。
【0043】また、低温時または、電池寿命末期におけ
る電池の内部抵抗の増加が生じたときに、負荷回路に大
きな電流が流れる状況が生じても、その電流を絞り込み
電池出力電圧を所定電圧以下に低下することを防止する
ので、電子装置の動作温度範囲を広げることができる。
また、電源電圧低下時に負荷回路の電源ラインを切り離
す必要がなく、負荷回路に流れる電流を絞り込みながら
アラーム、バイブレーター等の動作を実行させることが
できる。また、本発明は電池電圧より高い電源や逆極性
電源を必要とするスイッチングレギュレータを有する電
子システム回路においても、同様にシステムの安定動作
を提供し電池の寿命が尽きるまで安定な動作を可能とす
る、等の多大な効果を有するものである。
【0044】また、電池電圧を昇圧し、その昇圧電圧を
差動増幅回路の電源電圧として用いることにより、差動
増幅回路の動作範囲を広げるので作動増幅回路の設計の
自由度がたかまる。前述のように本発明の電源電圧調整
回路は、電池を電源電圧とする場合について説明してき
た。しかし、商用電源を利用して動作する定電圧電源装
置を電源として用いるパーソナルコンピュータなどのよ
うに、CPUを用いた応用製品の場合においても、ラッ
シュカーレント、サージカーレント等に起因して負荷回
路に多大な電流が流れる状態になったとき、瞬間電源停
止状態を防止する制御回路として利用できる。従って、
本発明の電源電圧調整回路は電池電圧を電源とする装置
以外にも広く応用が可能であり、電池を電源電圧として
用いるものに限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電源電圧調整回路を示す回
路図。
【図2】従来の電源電圧調整回路を示す図。
【図3】従来の他の電源電圧調整回路を示す図。
【図4】本発明の電源電圧調整回路の負荷電流と調整電
圧の関係を示す特性図。
【図5】本発明の電源電圧調整回路の具体的な一実施例
を示す回路図。
【図6】負荷回路の小型ブザー駆動素子の駆動回路を示
す図。
【図7】小型ブザーの電源電圧と駆動電流波形を示す
図。
【図8】本発明の電子装置の構成を示す回路図。
【図9】本発明の電子装置の構成を示す他の回路図。
【図10】本発明のペジャーの構成を示す回路図。
【図11】本発明の電子時計の構成を示す回路図。
【図12】本発明の携帯電話の構成を示す回路図。
【図13】基準電圧発生回路の実施例を示す図。
【図14】本発明の昇圧型スイッチングレギュレータ制
御回路を有するシステム構成を示す図。
【図15】本発明の電源電圧調整回路の具体的な第2の
実施例を示す回路図。
【図16】本発明の電源電圧調整回路の具体的な第3の
実施例を示す回路図。
【図17】本発明の電源電圧調整回路の具体的な第4の
実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1 電池 4 差動増幅回路 5 トランジスタ 6 基準電圧発生回路 7 負荷回路 8 内部抵抗 10 電源電圧調整回路 60 小型モーター 61 小型ブザー 80 電子システム回路 101 受信回路 103 デコーダ 104 ROM 105 RAM 107 駆動回路 108 液晶表示装置 142 コイル 143 ショットキーダイオード 145 昇圧用スイッチングレギュレータ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 1/445,1/56 G05F 1/613,1/618 H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷回路に駆動電流を供給するための電
    池と、 前記負荷回路と前記電池の間に設けられた電流制限用ト
    ランジスタと、 基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、 前記電池の端子間電圧を分割する電圧分割回路と、 前記電圧分割回路にて分割された前記端子間電圧と前記
    基準電圧と差を検出し、前記の端子間電圧と前記基準電
    との差の信号である電流制限信号信号を発生する差動
    増幅回路と、前記負荷回路に過電流が流れたとき、 過電流差動増幅回
    路からの電流制限信号信号に基いて、前記電流制御トラ
    ンジスタに流れる電流を制御し、前記電池から前記負荷
    回路に流れる電流を小さく制限するように制御すること
    を特徴とする電源電圧調整回路。
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