JPH0869182A - 小径の現像スリーブを用いたリサイクル現像法 - Google Patents

小径の現像スリーブを用いたリサイクル現像法

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JPH0869182A
JPH0869182A JP6203267A JP20326794A JPH0869182A JP H0869182 A JPH0869182 A JP H0869182A JP 6203267 A JP6203267 A JP 6203267A JP 20326794 A JP20326794 A JP 20326794A JP H0869182 A JPH0869182 A JP H0869182A
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JP
Japan
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toner
developing
image
developing device
photoconductor
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Application number
JP6203267A
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English (en)
Inventor
Masatake Inoue
雅偉 井上
Takeshi Arakawa
健 荒川
Yutaka Aso
裕 阿蘇
Akira Fujisawa
亮 藤澤
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 白板電位が150V以上の感光体と、径が3
5mm以下の小径の現像スリーブとを使用し、現像器中に
充填された磁性キャリヤと顕電性トナー粒子とから成る
二成分系磁性現像剤により、該感光体上に形成された静
電像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を転写し
た後に感光体上に残存するトナーをクリーニング手段に
より回収し、回収されたトナー及び補給用のバージント
ナーを現像器中に補給するリサイクル現像法において、
前記二成分系磁性現像剤の磁性キャリヤとして、電気抵
抗が108 乃至109Ωのフェライトキャリヤを使用す
ることを特徴とする。 【効果】 白板電位が150V以上の残留電位の高い感
光体を使用して高いバイアス電圧を印加して現像を行っ
ても、画像濃度が高い画像が得られ、また径が35mm以
下の小径の現像スリーブを用いた場合にも、画像濃度の
高く画像を得ることが可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンター等
の電子写真装置に使用されるリサイクル現像法に関する
ものであり、より詳細には、白板電位が150V以上の
感光体と、小径の現像スリーブとを使用し、二成分系磁
性現像剤により該感光体上に形成された静電像の現像を
行うリサイクル現像法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真における画像形成は、感
光体表面を帯電(主帯電)し、次いで画像露光を行って
感光体表面上に静電像を形成し、これを現像器内に充填
されている現像剤により現像して可視像化されたトナー
像を形成し、該トナー像を所定の用紙に転写し、転写後
の感光体上に残存しているトナー像をクリーニングブレ
ード等の手段で除去することにより一サイクルの画像形
成工程が完了するというものである。上記の現像剤とし
ては、例えば着色樹脂組成物から成る顕電性トナーと磁
性キャリヤとから成る二成分系磁性現像剤が代表的であ
り、現像器中に設けられた現像剤搬送用スリーブによ
り、該現像剤を磁気ブラシの形で現像域に搬送し、この
磁気ブラシを感光体上の静電像に摺擦し、トナーを静電
像上に付着せしめることにより現像が行われる。
【0003】最近になって、複写機の小型化、低価格化
のために、小径の現像スリーブや安価な有機感光体を使
用し、クリーニングにより除去回収されたトナーを、再
び現像器中に循環して再度現像に使用するリサイクル現
像法が注目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、例えば単
層型の有機感光体などは、白板電位が150V以上であ
り、残留電位が高いため、現像に際しては大きなバイア
ス電圧を印加する必要があるが、バイアス電圧の上昇に
伴って現像に寄与する実効電位が低くなり(バックグラ
ウンドとなる白色部の電位が高いため)、画像のコント
ラストを十分にかせぐことができず、十分な画像濃度を
得ることが困難となるという問題がある。特にリサイク
ル現像法では、クリーニング等による外的圧力によって
リサイクルされる回収トナーの物性低下或いは感光体の
劣化が認められるため、このような傾向が著しい。さら
に装置の小型化のために小径の現像スリーブを用いた場
合には、現像時間(磁気ブラシと感光体表面との摺擦時
間)が必然的に短くなるため、この点でも十分な画像濃
度を得ることが困難である。
【0005】さらに二成分系現像剤が充填されている現
像器中には、トナー濃度センサが設けられており、トナ
ーとキャリヤとから成る現像剤のトナー濃度(T/D)
を一定の範囲にコントロールするようになっている。こ
のトナー濃度コントロールは、現像剤の透磁率に対応し
て現像剤中のトナー濃度も変化することを利用したもの
であり、トナー濃度センサにより、現像剤の透磁率を検
出し、該センサの出力値に応じて現像器中にトナーを補
給することにより行われる。
【0006】しかるに、リサイクル現像法においては、
クリーニング等の外的圧力によってトナー物性(例えば
流動性)が低下した回収トナーを再度現像に供するた
め、上述したトナー濃度コントロールにも悪影響が認め
られる。例えば図3の曲線Aは、スタート現像剤におけ
る濃度センサの出力(現像剤の透磁率に対応)とトナー
濃度(T/D)との関係を示すが、この曲線によれば、
トナー補給のON−OFFのしきい値をセンサ出力値3
Vに設定しておけば、トナー濃度が3.5%以下になると
現像器内にトナーが補給される。しかし、回収トナーが
現像器内に補給されるようになると、現像剤の物性変化
により、濃度センサの出力とトナー濃度との関係は、例
えば曲線Bに示される様に変化してしまう。従って、上
述したしきい値の設定では、一定のトナー濃度を保持す
ることが困難となってしまうのである。
【0007】従って、本発明の目的は、白板電位が15
0V以上の感光体と、小径の現像スリーブとを使用し、
二成分系磁性現像剤により該感光体上に形成された静電
像の現像を行うリサイクル現像法において、十分な濃度
の画像を得ることが可能な方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、回収トナーの再利用によっても、
常にトナー濃度を一定に保持して安定に現像を行うこと
のできるリサイクル現像法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、白板電
位が150V以上の感光体と、径が35mm以下の小径の
現像スリーブとを使用し、現像器中に充填された磁性キ
ャリヤと顕電性トナー粒子とから成る二成分系磁性現像
剤により、該感光体上に形成された静電像を現像してト
ナー像を形成し、該トナー像を転写した後に感光体上に
残存するトナーをクリーニング手段により回収し、回収
されたトナー及び補給用のバージントナーを現像器中に
補給するリサイクル現像法において、前記二成分系磁性
現像剤の磁性キャリヤとして、電気抵抗が108 乃至1
9Ωのフェライトキャリヤを使用することを特徴とす
るリサイクル現像法が提供される。
【0009】本発明方法においては、現像器中のトナー
濃度を検出するセンサからの出力に基づいて補給用バー
ジントナー及び回収トナーの現像器内への供給をON−
OFF制御することにより現像剤のトナー濃度を調整
し、特にトナーの現像器内への供給をON−OFF制御
するセンサ検出出力のしきい値を、画像形成サイクルの
動作時間に応じて変化させながらトナー濃度の制御を行
うことが好適である。
【0010】
【作用】本発明では、現像剤中の磁性キャリヤとして、
電気抵抗が108 乃至109 Ω、特に2.0×108 乃至
8.0×108 Ωのフェライトキャリヤを選択使用するこ
とが重要であり、このような抵抗のフェライトを使用す
ることによって、残留電位の高い感光体(例えば単分散
層型有機感光体)と小径の現像スリーブを用いてリサイ
クル現像を行った場合にも十分な画像濃度の画像を形成
することが可能となったものである。
【0011】例えば後述する実施例及び比較例から明ら
かな通り、フェライトキャリヤの抵抗値が上記範囲より
も低い場合には、高濃度の画像を得ることができるとし
ても、高バイアス電圧の印加によりキャリヤ引きを生じ
てしまう。一方、上記範囲よりも高抵抗のフェライトキ
ャリヤを用いた場合には、高濃度の画像を得ることが困
難となってしまう。このように、上述したフェライトキ
ャリヤの電気抵抗は、良好な画質の画像を得るために臨
界的な意義を有していることが理解されよう。尚、本発
明において、フェライトキャリヤの電気抵抗値は、該キ
ャリヤを樹脂コートし、そのコート量を調節することに
よって、上記範囲内に調整することができる。
【0012】また本発明のリサイクル現像法では、補給
用バージントナーとクリーニング装置から回収された回
収トナーとを予め混合した状態で現像器中に補給するこ
とが好適である。これにより、現像器内の現像剤の物性
が均一で安定したものとなり、回収トナーの混合による
画像への影響がほとんどないものとなる。
【0013】また本発明のリサイクル現像法において
は、現像器中の現像剤のトナー濃度をセンサによって検
出し、該検出値に基づいてバージントナー及び回収トナ
ーを現像器中に補給することにより、一定のトナー濃度
を有効に保持することができる。特にトナー補給のON
−OFF制御のしきい値となるセンサ検出値を、画像形
成サイクルの動作時間に応じて変化させることにより、
常に一定のトナー濃度を保持することができる。尚、画
像形成サイクルの動作時間は、例えば現像器に設けられ
ている現像スリーブの動作時間に相当するから、該スリ
ーブの駆動モータの駆動時間の積算値に応じてしきい値
を変化させればよい。
【0014】
【発明の好適態様】
(電子写真装置)本発明のリサイクル現像法を好適に実
施する電子写真装置の一例を簡略して示す図1におい
て、感光体ドラム1の周囲には、主帯電装置2、光学系
3、現像装置4、転写用帯電装置5及びクリーニングブ
レード等のクリーニング装置6が、この順序に設けられ
ており、さらに感光体ドラム1に隣接して定着装置7が
設けられている。
【0015】即ち、主帯電装置2により感光体ドラム1
表面が帯電され、次いで光学系3による画像露光が行わ
れ、感光体ドラム1上には静電像が形成される。この静
電像は、現像装置4により現像され、可視像化されたト
ナー像が形成され、転写用帯電装置5によって所定の用
紙8上に転写される。転写されたトナー像を有する用紙
8は、定着装置7に導入され、熱、圧力等によって該ト
ナー像の定着が行われる。一方、転写後の感光体ドラム
上に残存するトナーは、クリーニング装置6により感光
体ドラム1表面から除去され、回収される。このように
して画像形成サイクルの一行程が完了する。
【0016】(現像装置)現像装置4は、内部にマグネ
ットを有する現像スリーブ10と現像器11とを備えて
おり、現像器11内には、顕電性トナーと磁性キャリヤ
とから成る二成分系磁性現像剤が充填されている。即
ち、この現像剤がスリーブ10によって磁気ブラシの形
で搬送され、この磁気ブラシが感光体ドラム1表面に摺
擦され、静電像に帯電トナーが付着することによりトナ
ー像が形成されるものである。
【0017】この現像装置4の構造を図2に示す。図1
及び図2から理解される様に、現像器11は、仕切り壁
20によって2つの室4a及び4bに区画されており、
各室内に、それぞれスパイラル21及び22が設けられ
ている。また仕切り壁20には、トナー濃度センサ23
が設けられている。さらに一方の室4bは、スパイラル
24を内蔵するトナー補給用ホッパー25に連通してお
り、このホッパー25の上部には、補給用バージントナ
ーが充填されたトナータンク26が配置されている。即
ち、トナータンク26内のバージントナーは、ホッパー
25内に供給され、スパイラル24によって現像器11
内の室4b内に補給される。室4b内に補給されたバー
ジントナーは、スパイラル22及び21によって室4b
と4aとの間を往復し、既に現像器11内に存在してい
る現像剤と混合され、室4aからスリーブ10に供給さ
れて現像に供される。尚、スリーブ10はモータ26に
よって駆動回転し、ホッパー25内のスパイラル24
は、モータ26とは別個に独立駆動するモータ27によ
って駆動回転され、モータ27は、トナー濃度センサ2
3の検出出力によってON−OFF制御される。
【0018】一方、ホッパー25に連通して回収トナー
貯留槽30が設けられており、前述したクリーニング装
置6によって回収されたトナーは、自然落下或いは吸引
により、貯留槽30内に一時的に収容される。この貯留
槽30内には、底部にスパイラル31が設けられ、その
先端はホッパー25内にまで延びており、且つ該先端部
にはパドル32が設けられており、このパドル32は、
スパイラル24に隣接している。即ち、回収トナーは、
スパイラル31及びパドル32によってホッパー25内
に送り込まれ、スパイラル24によって補給用のバージ
ントナーと混合攪拌され、該バージントナーと共に現像
器11内に補給されて現像に供される。尚、通常、スパ
イラル31及びパドル32は、スリーブ10の駆動モー
タ26に連結された駆動伝達手段(例えばウオーム、ギ
ヤ等)により、スリーブ10と一体に駆動し得る様にな
っている。
【0019】(磁性キャリヤ)本発明では、上記の現像
装置4の現像器11中に充填されている現像剤の磁性キ
ャリヤとして、電気抵抗が108 乃至109 Ω、特に2.
0×108 乃至8.0×108 Ωの範囲にあるフェライト
キャリヤが選択使用される。フェライトキャリヤの適当
な例としては、酸化鉄亜鉛(ZnFe2 4 )、酸化鉄
イットリウム(Y3 Fe5 12)、酸化鉄カドミウム
(CdFe2 4 )、酸化鉄ガドリウム(Gd3 Fe5
12 )、酸化鉄銅(CuFe2 4 )、酸化鉄鉛(P
bFe1219)、酸化鉄ニッケル(NiFe2 4 )、
酸化鉄ネオジウム(NdFeO3 )、酸化鉄バリウム
(BaFe1219)、酸化鉄マグネシウム(MgFe2
4 )、酸化鉄マンガン(MnFe2 4 )、酸化鉄ラ
ンタン(LaFeO3 )及びこれらの複合物等を例示す
ることができ、好ましくは、Cu,Zn,Mg,Mn及
びNiから成る群より選ばれた金属成分を少なくとも1
種含有するソフトフェライト、例えばCu−Zn−Mg
フェライト等が使用される。これらのフェライト平均粒
径は、通常、65乃至105μm の範囲にあるのが望ま
しい。
【0020】また上述したフェライトキャリヤは、それ
単独では電気抵抗値が上記範囲よりも低い。そこで本発
明では、該フェライトキャリヤを樹脂コートし、そのコ
ート量を調節することによって、その電気抵抗値を上記
範囲内となるようにする。このような樹脂としては、適
当な硬度の皮膜を形成でき且つ摩擦帯電性に悪影響を与
えない限り、特に制限はないが、一般的にはシリコーン
樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アク
リル樹脂、エポキシ変性アクリル樹脂、スチレン樹脂、
スチレン−アクリル樹脂、オレフィン樹脂、ケトン樹
脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂等の1種または2種以上が使用さ
れる。これらの中でも、シリコーン樹脂やアクリル変性
シリコーン樹脂、及びこれらとメラミン樹脂とのブレン
ド物が好適であり、最も好適には、アクリル変性シリコ
ーン樹脂とメラミン樹脂との3:1乃至5:1(重量
比)のブレンド物である。コート量は、コートキャリヤ
の電気抵抗値が上述した範囲内となるような量とする
が、一般的にはフェライトキャリヤ当たり、0.1乃至2.
0重量%、特に0.3乃至1.5重量%の範囲とするのがよ
い。かかる樹脂を用いての樹脂コートは、例えば樹脂を
適当な溶剤に溶解し、流動床で噴霧することによって行
うことができる。
【0021】この磁性キャリヤとトナーとの混合比は、
一般に98:2乃至90:10の重量比、特に97:3
乃至92:8の重量比にあるのがよい。
【0022】(トナー)本発明においては、上記の磁性
キャリヤと組み合わせて使用されるスタートトナー及び
補給用バージントナーとしては、現像装置4によりリサ
イクル現像を行うに際して、スタート現像剤中のスター
トトナーは、それ自体公知のものであり、定着用樹脂中
に、着色剤顔料及び必要により帯電制御剤、離型剤等の
トナー配合剤が分散されたトナー粒子を表面処理剤によ
り表面処理したものが使用される。
【0023】例えば定着用樹脂としては、トナーに要求
される定着性と検電性とを有するもの、具体的にはスチ
レン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド樹
脂、変性ロジン等が使用され、好ましくはスチレン−ア
クリル系樹脂が使用される。
【0024】着色剤顔料は、通常、定着用樹脂媒質10
0重量部当り2乃至20重量部、特に5乃至15重量部
の量で使用されるが、その適当な例は次の通りである。 黒色顔料 カーボンブラック、アセチレンブラック、ランブラッ
ク、アニリンブラック。 黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネ
ラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネー
ブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエロ
ーG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パ
ーマンネントイエローNCG、タートラジンレーキ。 橙色顔料 赤口黄鉛、モリブテンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダスレンブリリアントオレンジGK。 赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウ
ム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾ
ロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レーキ
レッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレー
キ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリア
ントカーミン3B。 紫色顔料 マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレ
ットレーキ。 青色顔料 紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクト
リアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化
物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーB
C。 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、
マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーン
G。 白色顔料 亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛。 体質顔料 バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイト
カーボン、タルク、アルミナホワイト。
【0025】また帯電制御剤としては、例えばニグロシ
ンベース(C.I.50415)、オイルブラック
(C.I.26150)、スピロンブラック等の油溶性
染料、含金属アゾ染料、ナフテン酸金属塩、アルキルア
リチル酸の金属塩、脂肪酸石ケン、樹脂酸石ケン等が使
用される。これら帯電制御剤の配合量は、通常、定着用
樹脂100重量部当たり、0.1乃至10重量部、特に0.
5乃至5重量部である。
【0026】また現像により形成され且つ所定の用紙に
転写されたトナー像の定着を熱定着により行う場合に
は、熱定着時に離型性を付与するために離型剤が配合さ
れるが、かかる離型剤としては、通常、ポリレフィン系
樹脂、特に低分子量のポリプロピレンが好適に使用され
る。このような離型剤の使用量は、通常、定着用樹脂媒
質100重量部当たり0.1乃至6重量部の量で配合され
る。
【0027】定着用樹脂中に上述したトナー配合剤を分
散させたトナー粒子は、粉砕分級法、溶融造粒法、スプ
レー造粒法、重合法等のそれ自体公知の方法で製造し得
るが、粉砕分級法が一般的である。例えば各トナー成分
を、ヘンシェルミキサー等の混合機で前混合した後、二
軸押出機等の混練装置を用いて混練し、この混練組成物
を冷却した後、粉砕し、分級してトナー粒子とする。か
かるトナー粒子の粒径は、一般にコールターカウンター
によるメジアン径が5乃至15μm、特に7乃至12μ
mの範囲内にあるのがよい。
【0028】上述したトナー粒子は、表面処理剤により
表面処理されるが、このような表面処理剤としては、流
動性改良剤やスペーサ粒子がある。流動性改良剤は、ト
ナー粒子の流動性を向上させ、粒子相互の凝集を防止し
且つ一定の流動性を保持させるためのものである。この
ような流動性改良剤としては、例えば粒径が0.005 乃至
0.05μm の親水性乃至疎水性の微粉シリカ粉末、アルミ
ナ粉末、アクリル粉末などの等の樹脂粉末が知られてお
り、これらは単独でも2種以上をくみあわせても使用す
ることができる。かかる流動性改良剤の量は、トナー当
たり0.1乃至2.0重量%の量とするのがよい。
【0029】またスペーサ粒子は、通常、上記の流動性
改良剤と併用されるものであり、流動性改良剤よりも粒
径の大きい0.05乃至1.0μmの粒径を有する粒子であっ
て、特に転写効率を向上させるために使用される。この
スペーサー粒子の外添により、トナー像と感光体表面の
潜像との結合を弱めて、トナー像の剥離が容易に行われ
るようにし、これによりトナー像転写工程での転写効率
を向上させ得るものである。特に有機感光体が使用され
る本発明方法では、スペーサー粒子の外添により、現像
に際して感光体表面を磨耗させ、常にバージンな表面で
現像を行うことができるという利点もある。
【0030】このスペーサー粒子としては、上記粒径を
有する有機或いは無機の不活性定形粒子であれば、何れ
をも使用し得るが、一般には、磁性粉やアルミナ等が使
用される。特に磁性粉をスペーサ粒子として用いた場合
には、トナー飛散を有効に防止できるという利点もあ
る。このようなスペーサー粒子は、トナー当たり0.1乃
至1.5重量%の量で外添するのがよい。尚、上記磁性粉
としては、前述した磁性体を例示することができ、マグ
ネタイト(四三酸化鉄)が好適である。
【0031】流動性改良剤及びスペーサー粒子をトナー
に外添して表面処理するに際しては、予め流動性改良剤
とスペーサー粒子とを粉砕条件下に緊密に混合し、この
混合物をトナーに添加して十分に解碎するのがよい。
【0032】上述したトナーは、予め磁性キャリヤと前
述した量比で混合されてスタート現像剤として現像器1
1中に充填され、また補給用バージントナーとしてトナ
ータンク26に充填されて使用に供される。
【0033】(感光体)本発明において、感光体ドラム
1としては、白板電位、即ち飽和電位に帯電されたもの
を露光した時の露光部の電位が150V以上であるもの
が使用される。かかる感光体は非常に安価な有機感光体
であり、一般的には単分散層型の有機感光体である。
【0034】単分散層型の有機感光体は、電荷発生材料
を電荷輸送剤とともに結着樹脂中に分散させて成る感光
層を導電性基体上に形成させたものである。電荷発生材
料としては、例えばセレン、セレン−テルル、アモルフ
ァスシリコン、ピリリウム塩、アゾ系顔料、ジスアゾ系
顔料、アンサンスロン系顔料、フタロシアニン系顔料、
インジゴ系顔料、スレン系顔料、トルイジン系顔料、ピ
ラゾリン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料
等が単独または2種以上の組み合わせで使用される。こ
れら電荷発生材料は、感光層中に0.1乃至10.0重量
%、特に0.5乃至2.0重量%の量で分散される。
【0035】また電荷輸送材料としては、それ自体公知
の正孔輸送物質或いは電子輸送物質が使用される。適当
な正孔輸送物質としては、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、フェナントレン、N−エチルカルバゾール、2,5
−ジフェニル−1,3,4−オキサジアゾール、2,5
−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾール、ビス−ジエチルアミノフェニル−
1,3,6−オキサジアゾール、4,4’−ビス(ジエ
チルアミノ)−2,2’−ジメチルトリフェニルメタ
ン、2,4,5−トリアミノフェニルイミダゾール、
2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,
3,4−トリアゾール、1−フェニル−3−(4−ジエ
チルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフェ
ニル)−2−ピラゾリン、p−ジエチルアミノベンツア
ルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)などを例示するこ
とができる。また電子輸送物質の例としては、2−ニト
ロ−9−フルオレノン、2,7−ジニトロ−9−フルオ
レノン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、
2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2
−ニトロベンゾチオフェン、2,4,8−トリニトロチ
オキサントン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリ
ジン、ジニトロアントラキノンなどを例示することがで
きる。上述した電荷輸送材料は、感光層中に10乃至4
0重量%、特に20乃至30重量%の量で分散される。
【0036】結着樹脂としては、種々のもの、例えばス
チレン系重合体、スチレン−ブタジエン系重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン
酸共重合体、アクリル系重合体、スチレン−アクリル系
共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレー
ト、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ
エーテル樹脂、フェノール樹脂;或いはエポキシアクリ
レート、ウレタンアクリレート等の光硬化型樹脂などを
例示することができる。
【0037】感光層の形成は、例えば適当な有機溶媒中
に、上記の結着樹脂、電荷発生材料及び電荷輸送材料の
所定量を溶解乃至分散させて塗布液を調製し、この塗布
液を導電性基体上に塗布し、乾燥することによって形成
される。感光層の厚みは、一般に20乃至40μm 、特
に25乃至35μm の範囲とするのがよい。また導電性
基体としては、アルミ、金、銀、銅、ニッケル、酸化
錫、酸化インジウム、ヨウ化銅等の無機導電体;ポリア
セチレン、ポリビロール等の有機高分子など、任意の導
電性物質を使用することができる。
【0038】本発明においては、上述した単分散層型の
有機感光体が使用されるが、勿論、白板電位が150V
以上である限り、導電性基体上に、電荷発生層及び電荷
輸送層を、この順序或いは逆の順序で形成させた積層型
の有機感光体も使用することができる。
【0039】本発明において、上述した有機感光体から
なる感光体ドラム1は、装置の小型化等の見地から、通
常、その径が35mm以下の小径のものを用いるのが好適
である。
【0040】(現像スリーブ)前述した現像装置4にお
いて、現像スリーブ10としては、装置の小型等の見地
から径が25mm以下の小径のものが使用される。この現
像スリーブ10は、アルミ等の非磁性体から形成され、
内部にマグネット(図示せず)を有しており、スリーブ
回転或いはマグネット回転により、現像剤を磁気ブラシ
の形で搬送するものである。
【0041】(現像方法)図1及び2に示す装置を用い
ての現像は、先にも簡単に説明した通り、感光体ドラム
1を回転させながら主帯電及び画像露光を行って該ドラ
ム上に静電像を形成させ、これを現像スリーブ10によ
って搬送された現像剤の磁気ブラシと摺擦させることに
より行われる。本発明においては、かかる現像に際し
て、感光体ドラム1として残留電位の高い感光体を使用
しているため、感光体ドラム1にバイアス電圧を印加す
ることが必要である。かかるバイアス電圧は、通常、2
50乃至350V、特に280乃至320Vの範囲とす
ることが好ましい。即ち、このバイアス電圧が上記範囲
よりも低いと、コントラストの高い画像を形成すること
が困難となり、また上記範囲よりもバイアス電圧を高く
すると、キャリヤ引きや感光層の絶縁破壊等の不都合を
免れない。
【0042】また感光体ドラム1と現像スリーブ10に
よる磁気ブラシの搬送方向とは、所謂順方向(現像域に
おいて同方向)としてもよいし、或いは逆方向としても
よい。また磁気ブラシの移動速度d1 (スリーブ回転方
式の場合はスリーブ10の周速に相当)とドラム1の周
速d2 との比(d1 /d2 )は2.0乃至4.0の範囲とす
ることが望ましい。さらに感光体ドラム1と現像スリー
ブ10との間隔は、通常、0.55乃至0.85mmの範囲とする
ことが望ましい。
【0043】本発明によれば、上記の現像により感光体
ドラム1上に形成されたトナー像は、転写装置5により
所定の用紙8に転写され、転写後の感光体ドラム1上に
残存するトナーは、クリーニング装置6により回収さ
れ、バージントナーと共に再び現像器11内に補給さ
れ、リサイクルされる。かかるリサイクル現像は、現像
器11中の現像剤のトナー変化で示すと、次の行程で進
行する。 スタート現像剤トナーによる現像。 スタート現像剤トナー+補給用バージントナー+回収
トナーによる現像。 補給用バージントナー+回収トナーによる現像。 回収トナーによる現像。
【0044】本発明において、補給用バージントナー及
び回収トナーの補給は、現像器11のトナー濃度が一定
値以下になった時に行われる。即ち、トナー濃度センサ
23の濃度検出出力値が予め設定したしきい値になった
時に、モータ27が一定時間駆動し、ホッパー25内の
スパイラル24が作動する。この場合、クリーニング装
置6によって回収された回収トナーは、貯留槽30内に
収容され、現像スリーブ10の駆動と同時に、即ち現像
動作中に駆動するスパイラル31及びパドル32によっ
てホッパー25内に送り込まれ、且つホッパー25内の
バージントナーと混合攪拌されている。したがって、ス
パイラル24の作動により、バージントナーと回収トナ
ーとの混合トナーが現像器11中に補給されるものであ
る。
【0045】このように、回収トナーを、予め補給用の
バージントナーと混合されて現像器11内に補給するこ
とにより、現像剤の均質性が保持され、また現像剤の急
激な物性低下を防止する上で極めて好適である。
【0046】本発明方法においては、上述した現像器1
1内へのトナーの補給のON−OFFのしきい値を、複
写時間、例えばスリーブ10を駆動するモータ26の駆
動時間の積算値に応じて設定して変化させることが好ま
しい。即ち、該モータ26の駆動時間の積算値が一定時
間となる毎にON−OFFのしきい値を設定しておくの
である。これにより、クリーニング等の外圧によって物
性低下した回収トナーが現像器11内の補給された場合
にも、それに応じてしきい値を変えて設定しておくこと
により、常に一定のトナー濃度を保持する様に調整する
ことが可能となるのである。
【0047】
【実施例】本発明を次の例で更に説明する。
【0048】(実施例1)トナー粒子の調製 ;下記の処方により、各剤を二軸押出
機を用いて溶融混練し、この混練物をジェットミルで粉
砕し、風力分級機で分級し、平均粒径が10.0μm のト
ナー粒子を得た。 −トナー処方− 定着用樹脂: 100重量部 着色剤 : 10重量部 電荷制御剤: 1重量部 離型剤 : 5重量部
【0049】表面処理剤の調製;次の表面処理剤を調製
した。アルミナ前処理剤:平均粒径0.015 μm のアルミ
ナを1重量%含むシリカとの混合酸化物(日本アエロジ
ル製RK−170)と、平均粒径0.015 μm のアルミナ
(日本アエロジル製アルミニウムオキサイドC)とを、
1:2の重量比でバイタミックスを用いて1分間混合
し、アルミナ前処理剤を得た。
【0050】磁性キャリヤの調製;シリコン樹脂8重量
部とメラミン樹脂2重量部とを、500重量部のトルエ
ンに分散させてコーティング剤を調製した。このコーテ
ィング剤を、平均粒径80μm の球状フェライトに添加
し(フェライト粒子当たり1重量%)、流動床コーティ
ング装置を用いて噴霧コーティングを行い、150℃で
1時間の熱処理を行い、抵抗が5×108 Ωのコーティ
ングキャリヤを得た。
【0051】スタート現像剤の調製;上記で調製したト
ナー粒子に対し、上記のアルミナ前処理剤を0.25重量
%添加し、ヘンシェルミキサーで2分間混合し、アルミ
ナ処理トナーを調製した。このスタートトナーと、上記
で調製したコーティングキャリヤとをボールミルで混合
して(75rpm,2時間)、トナー濃度4.5%のスタート
現像剤を得た。補給用バージントナーの調製 ;補給用バージントナーと
しては、上記で調製したスタートトナーと同じものを使
用した。
【0052】実験 単分散層型有機感光体を用いた三田工業社製複写機DC
−2556を、図1に示したリサイクル方式マシンに改
造し、次の現像条件を設定した。 有機感光体; 感光層厚み:30μm 白板電位 :180V 感光体表面帯電電位:800V 感光体ドラム径:30mm 現像スリーブ径:20mm ドラム−スリーブ間距離:0.75mm ドラム−スリーブ周速比:3.0 バイアス電圧:300V
【0053】上記の条件で、前記で調製したスタート現
像剤及び補給用バージントナーを用いて3万枚の連続複
写を行い、画像濃度及びキャリヤ引きの評価を行った。
その結果を表1に示す。尚、トナー濃度の制御は、図4
に示すフローチャートにしたがってセンサ出力によりト
ナー補給のON−OFF制御しきい値を変化させること
により行った。また各試験項目の評価は以下のようにし
て行った。
【0054】画像濃度;1万5千枚目及び3万枚目の画
像における画像濃度で示した。 キャリヤ引き;キャリヤの移行による画像中の白筋の発
生の有無で評価した。 ○:キャリヤ引きが全く認められない。 ×:キャリヤ引きが認められた。
【0055】(実施例2)コーティング剤の添加量をフ
ェライト粒子当たり0.5重量%とした以外は、実施例1
と全く同様にして抵抗が8×109 Ωのコーティングキ
ャリヤを調製した。このコーティングキャリヤを用いた
以外は、実施例1と全く同様にして実験を行った。その
結果を表1に示す。
【0056】(比較例1)スタート現像剤のキャリヤと
して、コーティング処理されていないフェライトキャリ
ヤ(抵抗:1×107 Ω)を用いた以外は、実施例1と
全く同様にして実験を行った。その結果を表1に示す。
【0057】(比較例2)コーティング剤の添加量をフ
ェライト粒子当たり3重量%とした以外は、実施例1と
全く同様にして抵抗が2×1011Ωのコーティングキャ
リヤを調製した。このコーティングキャリヤを用いた以
外は、実施例1と全く同様にして実験を行った。その結
果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明では、二成分系磁性現像剤の磁性
キャリヤとして、電気抵抗が108 乃至109 Ωの範囲
にあるものを使用することにより、白板電位が150V
以上の残留電位の高い感光体を使用して高いバイアス電
圧を印加して現像を行っても、画像濃度が高い画像が得
られ、また径が35mm以下の小径の現像スリーブを用い
た場合にも、画像濃度の高く画像を得ることが可能とな
った。またトナーの現像器中への補給のON−OFF制
御のセンサ出力しきい値を、画像形成時間によって調整
することにより、回収トナーが使用された場合にも常に
一定のトナー濃度を保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリサイクル現像方法を好適に実施する
ための電子写真装置の一例を示す図。
【図2】図1の装置に使用される現像装置の要部を示す
図。
【図3】トナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係
を示す線図。
【図4】実施例の実験において、トナー補給のON−O
FF制御を行うトナー濃度センサの出力のしきい値の変
化を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 115 9/08 9/107 9/113 15/06 101 21/10 G03G 9/10 351 352 21/00 326 (72)発明者 藤澤 亮 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白板電位が150V以上の感光体と、径
    が35mm以下の小径の現像スリーブとを使用し、現像器
    中に充填された磁性キャリヤと顕電性トナー粒子とから
    成る二成分系磁性現像剤により、該感光体上に形成され
    た静電像を現像してトナー像を形成し、該トナー像を転
    写した後に感光体上に残存するトナーをクリーニング手
    段により回収し、回収されたトナー及び補給用のバージ
    ントナーを現像器中に補給するリサイクル現像法におい
    て、 前記二成分系磁性現像剤の磁性キャリヤとして、電気抵
    抗が108 乃至109Ωのフェライトキャリヤを使用す
    ることを特徴とするリサイクル現像法。
  2. 【請求項2】 前記フェライトキャリヤは、樹脂コート
    されたものである請求項1に記載のリサイクル現像法。
  3. 【請求項3】 前記コート樹脂として、シリコン樹脂と
    メラミン樹脂とのブレンド物が使用される請求項2に記
    載のリサイクル現像法。
  4. 【請求項4】 前記感光体が、単層型の有機感光体であ
    る請求項1に記載のリサイクル現像法。
  5. 【請求項5】 前記感光体に250乃至350Vのバイ
    アス電圧を印加して現像を行う請求項1に記載のリサイ
    クル現像法。
  6. 【請求項6】 前記補給用バージントナーは、回収トナ
    ーと混合して現像器中へ供給される請求項1に記載のリ
    サイクル現像法。
  7. 【請求項7】 現像器中のトナー濃度を検出するセンサ
    からの出力に基づいて補給用バージントナー及び回収ト
    ナーの現像器内への供給をON−OFF制御する請求項
    6に記載のリサイクル現像法。
  8. 【請求項8】 トナーの現像器内への供給をON−OF
    F制御するセンサ検出出力のしきい値を、画像形成サイ
    クルの動作時間に応じて変化させながらトナー濃度の制
    御を行う請求項7に記載のリサイクル現像法。
JP6203267A 1994-08-29 1994-08-29 小径の現像スリーブを用いたリサイクル現像法 Pending JPH0869182A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10339973A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用キャリアの製造方法、電子写真用キャリア、静電潜像現像剤及び画像形成方法
JP2000187359A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Kyocera Mita Corp 静電潜像現像用キャリア及び静電潜像現像剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10339973A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真用キャリアの製造方法、電子写真用キャリア、静電潜像現像剤及び画像形成方法
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