JPH086898B2 - 濃縮ブロー弁制御機構の監視方法および監視装置 - Google Patents
濃縮ブロー弁制御機構の監視方法および監視装置Info
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- JPH086898B2 JPH086898B2 JP3313199A JP31319991A JPH086898B2 JP H086898 B2 JPH086898 B2 JP H086898B2 JP 3313199 A JP3313199 A JP 3313199A JP 31319991 A JP31319991 A JP 31319991A JP H086898 B2 JPH086898 B2 JP H086898B2
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Description
ブロー弁の制御機構, とくに予め設定したブロー率に基
づいて濃縮ブロー弁を制御するようにした制御機構の監
視方法および監視装置に関するものである。
が濃縮し、キャリオーバ現象等により蒸気の乾き度が低
下してしまうので、適宜缶水の入れ替えを行う必要があ
る。そのため、従来においては、種々の濃縮ブロー弁制
御機構が提案されている。
構では、予め設定したブロー率に基づいて缶水の入れ替
えを行っても、缶水の濃縮度が予期せざる事故等によ
り、当初設定したブロー率に基づいて設定された設定濃
縮度と大巾に変化することがあり、そのため缶水が濃縮
し、蒸気の乾き度が低下する場合がある。また、濃縮ブ
ロー弁の故障や濃縮ブローラインの詰まり等の異常に対
しても、その対策が望まれている。
題点に鑑み、濃縮ブロー弁制御機構を監視することによ
り、適切な濃縮ブローができるようにしたものであり、
かつ濃縮ブロー弁の故障や濃縮ブローラインの詰まり等
に対しても迅速に対応することができるようにしたもの
である。
解決するためになされたもので、その監視方法にあって
は、ボイラと濃縮ブロー弁との間における缶水の濃縮度
を測定し、該測定した濃縮度と予め設定した設定濃縮度
とを比較し、前記測定濃縮度が設定濃縮度より高いと判
断したとき、濃縮ブロー弁の故障あるいは濃縮ブローラ
イン等の異常と判定することを特徴としたものである。
そして、その監視装置にあっては、ボイラの濃縮ブロー
ラインに設けた濃縮ブロー弁と、該濃縮ブロー弁の開閉
を制御する制御器とからなる濃縮ブロー弁制御機構にお
ける監視装置であって、ボイラと前記濃縮ブロー弁との
間における濃縮ブローラインに缶水の濃縮度を測定する
濃縮度測定センサを設け、該濃縮度測定センサを前記制
御器に接続し、前記制御器に前記濃縮度測定センサから
の検出信号に基づいて測定濃縮度が設定濃縮度より高い
とき前記濃縮ブロー弁3の故障あるいは前記濃縮ブロー
ライン4等の異常と判定させる機能を具備させたことを
特徴としたものであり、また他の監視装置にあっては、
前記濃縮度測定センサに、当該濃縮度測定センサからの
検出信号に基づいて測定濃縮度が設定濃縮度より高いと
き前記濃縮ブロー弁3の故障あるいは前記濃縮ブローラ
イン4等の異常と判定させる判定器を設けたことを特徴
としたものである。
転中においては、濃縮ブローライン,したがってボイラ
の缶水の濃縮度が常時測定されており、その測定された
濃縮度が予め設定されたブロー率に基づいて決定された
設定濃縮度と比較され、この測定濃縮度が設定濃縮度よ
り高いと判断したときは、濃縮ブロー弁の故障あるいは
濃縮ブローラインの詰まり等の異常と判定する。そし
て、異常と判定したときは、適宜な警報装置によってそ
の異常状態を報知する。また、請求項2および請求項3
の発明によれば、ボイラの運転中においては、濃縮度測
定センサが濃縮ブローライン,したがってボイラの缶水
の濃縮度を常時測定しており、その検出信号を制御器あ
るいは判定器に出力する。この検出信号を受けた制御器
あるいは判定器は、予め設定されたブロー率に基づいて
決定された設定濃縮度と、濃縮度測定センサからの検出
信号として入力された測定濃縮度とを比較し、測定濃縮
度が設定濃縮度より高いと判断したときは、濃縮ブロー
弁の故障あるいは濃縮ブローラインの詰まり等の異常と
判定する。そして、制御器あるいは判定器が異常と判定
したときは、適宜な警報装置によってその異常状態を報
知する。
いて詳細に説明する。図1は、この発明の第一実施例の
概略説明図であり、また図2は、この発明の第二実施例
の概略説明図で、気水分離装置であるセパレータを備え
たボイラにこの発明を実施した場合の概略説明図であ
る。そして、図3は、この発明の第三実施例の概略説明
図である。
逆止弁,濾過器,薬注装置等を備えた給水装置(図示省
略)の給水管2が連通接続されている。給水管2の他端
は、水道,井戸等の水源に接続され、給水ポンプPの作
動により、水源の水が濾過され薬液注入された薬注缶水
となってボイラ1の缶内に供給される。また、ボイラ1
の下部には、電磁開閉式の濃縮ブロー弁3を備えた濃縮
ブローライン4が連通接続されている。
荷の状況に基づき、ボイラ1の缶内圧を検出する圧力検
出器5の信号に基づいて、燃焼制御器(図示省略)によ
り制御する。すなわち、缶内圧が予め設定しておいた圧
力値以上になれば燃焼を停止させ、それ以下になれば燃
焼を開始する。また、ボイラ1のバーナ部(図示省略)
には、ボイラ1内での燃焼を検出する燃焼検出センサ6
が設置されていて、ボイラ1内の燃焼状況と燃焼時間が
計測されるようになっている。すなわち、これらの圧力
検出器5および燃焼検出センサ6は、ボイラ1の運転状
況を監視する検出手段を構成している。
は、たとえばマイコン内蔵の演算機能を有し、圧力検出
器5,燃焼検出センサ6等の検出手段からの検出信号
と、予め設定しているブロー率より、濃縮ブロー弁3の
開閉タイミングを演算し、濃縮ブロー弁3の開閉を間歇
的に行うタイムを決定し、濃縮ブロー弁3にその信号を
出力するようになっている。したがって、この制御器7
は、ボイラ1の検出手段を構成する圧力検出器5,燃焼
検出センサ6と通信線8,9を介してそれぞれ接続さ
れ、かつ濃縮ブロー弁3と通信線10を介して接続され
ており、これにより濃縮ブロー弁制御機構11を構成し
ている。
構11の監視装置は、ボイラ1と濃縮ブロー弁3との間
における濃縮ブローライン4に設けられた濃縮度測定セ
ンサ12と、この濃縮度測定センサ12を制御器7に通
信線13を介して接続した構成となっている。濃縮度検
出センサ12としては、たとえば電気伝導度測定センサ
やpH測定センサ等があるが、この実施例においては電
気伝導度測定センサを用いたものとして説明する。濃縮
度検出センサ12は、濃縮ブローライン4における缶水
の濃縮度(汚染度)を常時測定し、缶水の濃縮度に比例
する電気伝導度の変化を検出し、それを検出信号として
制御器7に出力する。濃縮度検出センサ12からの検出
信号を受けた制御器7は、その検出信号として入力され
た測定濃縮度と予め設定されたブロー率に基づいて決定
された設定濃縮度とを比較する。比較の結果、測定濃縮
度が設定濃縮度より高いと判断したときは、濃縮ブロー
弁3の故障あるいは濃縮ブローライン4の詰まり等の異
常と判定する。そして、制御器7が異常と判定したとき
は、適宜な警報装置(図示省略)によって、その異常状
態を報知する。この報知により、濃縮ブロー弁3や濃縮
ブローライン4の点検等を行い、またブロー率の設定等
の再検討を行う。
明すると、この実施例は、図2に示すように、気水分離
装置であるセパレータ14を備えたボイラ1にこの発明
を実施したもので、セパレータ14がボイラ1の一側に
蒸気連絡管15および降水管16を介してボイラ1の缶
内上下部に連通して接続されている。この実施例におい
ては、降水管16の下部に、電磁開閉式の濃縮ブロー弁
3を備えた濃縮ブローライン4が連通接続されている。
そして、この実施例における濃縮ブロー弁制御機構11
は、前記第一実施例とほぼ同様に構成されている。
制御機構11の監視装置を構成する濃縮度測定センサ1
2は、ボイラ1と濃縮ブロー弁3との間に設けられてお
り、図示の実施例においては、降水管16の下部に接続
した場合について説明しているが、実施に応じて、降水
管16と濃縮ブロー弁3との間の濃縮ブローライン4に
接続する構成も好適である。そして、この濃縮度測定セ
ンサ12は、前記第一実施例と同様、通信線13を介し
て制御器7に接続されている。したがって、前記第一実
施例と同様な作用が行われる。
明すると、この実施例は、図3に示すように、濃縮度測
定センサ12を制御器7に接続するのではなく、濃縮度
測定センサ12の検出信号を独自に判定する判定器17
を設けた構成である。すなわち、判定器17に濃縮ブロ
ー弁3の開閉制御と濃縮ブロー弁制御機構11の監視と
を兼用させない構成としたものである。
ンサ12は、濃縮ブローライン4における缶水の濃縮度
(汚染度)を常時測定し、缶水の濃縮度に比例する電気
伝導度の変化を検出し、それを検出信号として判定器1
7に出力する。濃縮度検出センサ12からの検出信号を
受けた判定器17は、その検出信号として入力された測
定濃縮度と予め設定された設定濃縮度とを比較する。比
較の結果、測定濃縮度が設定濃縮度より高いと判断した
ときは、濃縮ブロー弁3あるいは濃縮ブローライン4の
詰まり等の異常と判定する。そして、判定器17が異常
と判定したときは、適宜な警報装置(図示省略)によっ
て、その異常状態を報知する。この報知により、濃縮ブ
ロー弁3や濃縮ブローライン4の点検等を行い、また制
御器7におけるブロー率の設定等の再検討を行う。
ラと濃縮ブロー弁との間における缶水の濃縮度を測定
し、この測定した濃縮度と予め設定した設定濃縮度とを
比較し、測定濃縮度が設定濃縮度より高いと判断したと
き、濃縮ブロー弁の故障あるいは濃縮ブローライン等の
異常と判定するようにしたものであるから、缶水の濃縮
度(汚染度)が予期せざる事故等により、当初設定した
濃縮度と大巾に変化した場合、迅速に対応して処理する
ことができ、ボイラの保守,管理あるいは蒸気の高乾き
度が長期にわたってしかも連続して維持することができ
る。さらに、簡単な構成であるので、安価に提供するこ
とができ、この種の監視装置としては頗る効果的であ
る。
る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ボイラ1の濃縮ブローライン4に設けた
濃縮ブロー弁3と、該濃縮ブロー弁3の開閉を制御する
制御器7とからなる濃縮ブロー弁制御機構11における
監視方法であって、ボイラ1と前記濃縮ブロー弁3との
間における缶水の濃縮度を測定し、該測定した濃縮度と
予め設定した設定濃縮度とを比較し、前記測定濃縮度が
設定濃縮度より高いと判断したとき、前記濃縮ブロー弁
3の故障あるいは前記濃縮ブローライン4等の異常と判
定することを特徴とする濃縮ブロー弁制御機構の監視方
法。 - 【請求項2】 ボイラ1の濃縮ブローライン4に設けた
濃縮ブロー弁3と、該濃縮ブロー弁3の開閉を制御する
制御器7とからなる濃縮ブロー弁制御機構11における
監視装置であって、ボイラ1と前記濃縮ブロー弁3との
間における濃縮ブローライン4に缶水の濃縮度を測定す
る濃縮度測定センサ12を設け、該濃縮度測定センサ1
2を前記制御器7に接続し、前記制御器7に前記濃縮度
測定センサ12からの検出信号に基づいて測定濃縮度が
設定濃縮度より高いとき前記濃縮ブロー弁3の故障ある
いは前記濃縮ブローライン4等の異常と判定させる機能
を具備させたことを特徴とする濃縮ブロー弁制御機構の
監視装置。 - 【請求項3】 ボイラ1の濃縮ブローライン4に設けた
濃縮ブロー弁3と、該濃縮ブロー弁3の開閉を制御する
制御器7とからなる濃縮ブロー弁制御機構11における
監視装置であって、ボイラ1と前記濃縮ブロー弁3との
間における濃縮ブローライン4に缶水の濃縮度を測定す
る濃縮度測定センサ12を設け、該濃縮度測定センサ1
2に、当該濃縮度測定センサ12からの検出信号に基づ
いて測定濃縮度が設定濃縮度より高いとき前記濃縮ブロ
ー弁3の故障あるいは前記濃縮ブローライン4等の異常
と判定させる判定器17を設けたことを特徴とする濃縮
ブロー弁制御機構の監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313199A JPH086898B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 濃縮ブロー弁制御機構の監視方法および監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3313199A JPH086898B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 濃縮ブロー弁制御機構の監視方法および監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05126306A JPH05126306A (ja) | 1993-05-21 |
JPH086898B2 true JPH086898B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=18038300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3313199A Expired - Fee Related JPH086898B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 濃縮ブロー弁制御機構の監視方法および監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086898B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52106702U (ja) * | 1976-02-12 | 1977-08-13 | ||
JPS61149854A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-08 | Miura Co Ltd | ボイラーの全ブロー検出装置 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP3313199A patent/JPH086898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05126306A (ja) | 1993-05-21 |
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