JPH0868306A - 排気弁の異常検知装置 - Google Patents
排気弁の異常検知装置Info
- Publication number
- JPH0868306A JPH0868306A JP6227319A JP22731994A JPH0868306A JP H0868306 A JPH0868306 A JP H0868306A JP 6227319 A JP6227319 A JP 6227319A JP 22731994 A JP22731994 A JP 22731994A JP H0868306 A JPH0868306 A JP H0868306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust valve
- abnormality
- crank angle
- signal
- proximity switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 内燃機関の排気弁の異常を機関本体に大きな
ダメジを与える前に検出する排気弁の異常検知装置を提
供する。 【構成】 内燃機関の油圧駆動排気弁装置において、排
気弁の開閉時期を検知するために動かない部分に取付け
られた近接スイッチ６と、前記近接スイッチの検知デー
タ排気弁開のクランク角θ′0 、排気弁閉のクランク角
θ′c と予め設定された正常値θ0 ，θc との比較から
正常、異常を判定し、異常の場合に対応信号を発するデ
ータ処理装置７〜１３とを有する。
ダメジを与える前に検出する排気弁の異常検知装置を提
供する。 【構成】 内燃機関の油圧駆動排気弁装置において、排
気弁の開閉時期を検知するために動かない部分に取付け
られた近接スイッチ６と、前記近接スイッチの検知デー
タ排気弁開のクランク角θ′0 、排気弁閉のクランク角
θ′c と予め設定された正常値θ0 ，θc との比較から
正常、異常を判定し、異常の場合に対応信号を発するデ
ータ処理装置７〜１３とを有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の排気弁異常検
知装置に関する。
知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気弁の作動は試験的
に計測されたものはあるが実用機では特に連続して検出
していない。
に計測されたものはあるが実用機では特に連続して検出
していない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は排気弁の作動を
検出する手段がなく、作動油もれ、作動油系への空気混
入等の異常が起きて排気弁が作動しない場合、排気温度
の上昇等の症状が現れないと排気弁の異常に気付かない
場合が多かった。排気弁が作動しなくなると、開いたま
まの状態では未燃ガスが排気管側に多量に送られ、排気
管内で爆発をおこすことがある。また閉じたままの状態
だと燃焼ガスが排気側に逆流し危険である。前記どちら
の場合も機関本体に大きなダメジを与える。
検出する手段がなく、作動油もれ、作動油系への空気混
入等の異常が起きて排気弁が作動しない場合、排気温度
の上昇等の症状が現れないと排気弁の異常に気付かない
場合が多かった。排気弁が作動しなくなると、開いたま
まの状態では未燃ガスが排気管側に多量に送られ、排気
管内で爆発をおこすことがある。また閉じたままの状態
だと燃焼ガスが排気側に逆流し危険である。前記どちら
の場合も機関本体に大きなダメジを与える。
【０００４】本発明の目的は、内燃機関の排気弁の異常
を機関本体におおきなダメジを与える前に検知する排気
弁の異常検知装置を提供するにある。
を機関本体におおきなダメジを与える前に検知する排気
弁の異常検知装置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するため手段】本発明の排気弁の異常検知
装置は、排気弁の開閉時期を検出するために動かない部
分に取付けられた近接スイッチと、前記近接スイッチの
検出データと予め設定された正常値との比較から正常、
異常を判断し異常の場合に対応信号を発するデータ処理
手段とから成ることを特徴としている。
装置は、排気弁の開閉時期を検出するために動かない部
分に取付けられた近接スイッチと、前記近接スイッチの
検出データと予め設定された正常値との比較から正常、
異常を判断し異常の場合に対応信号を発するデータ処理
手段とから成ることを特徴としている。
【０００６】
【作用】近接スイッチは排気弁の開閉時期を検出して信
号をデータ処理装置へ送る。データ処理手段には回転速
さ毎の正常な排気弁開閉時期が設定されている。データ
処理手段は近接スイッチから送られた信号と、前記設定
されている値を比較し排気弁の作動が正常かどうか判断
する。ここで異常と判断すると警報を出すか燃料カット
で機関を停止する。
号をデータ処理装置へ送る。データ処理手段には回転速
さ毎の正常な排気弁開閉時期が設定されている。データ
処理手段は近接スイッチから送られた信号と、前記設定
されている値を比較し排気弁の作動が正常かどうか判断
する。ここで異常と判断すると警報を出すか燃料カット
で機関を停止する。
【０００７】
【実施例】本発明に係る排気弁の異常検知装置の第１実
施例を図１〜３によって説明する。図１は本発明に係る
第１実施例の構成図、図２は同第１実施例の排気弁のリ
フト線図と開閉信号線図、図３は同第１実施例の作用の
フローチャート図である。図において１は排気弁、２は
空気ばねシリンダ、３は空気ばねピストン、４は押え板
で空気ばねピストン３に取付けられている。５は油圧ピ
ストンで排気弁１の端に取付けられている。排気弁１の
動きを検出する近接スイッチ６が動かない部分に取付け
られている。７〜１３は近接スイッチ６からの信号を処
理して必要な信号を出すデータ処理装置部分である。７
はＣＰＵ、１３はクランク角信号器でＣＰＵ７に接続さ
れている。８は角度判定器、９は信号出力装置、１０は
ガバナコントローラで信号出力装置９に接続されてい
る。１１は燃料ポンプラックアクチュエータ、１２は警
報装置で信号出力装置９に接続されている。
施例を図１〜３によって説明する。図１は本発明に係る
第１実施例の構成図、図２は同第１実施例の排気弁のリ
フト線図と開閉信号線図、図３は同第１実施例の作用の
フローチャート図である。図において１は排気弁、２は
空気ばねシリンダ、３は空気ばねピストン、４は押え板
で空気ばねピストン３に取付けられている。５は油圧ピ
ストンで排気弁１の端に取付けられている。排気弁１の
動きを検出する近接スイッチ６が動かない部分に取付け
られている。７〜１３は近接スイッチ６からの信号を処
理して必要な信号を出すデータ処理装置部分である。７
はＣＰＵ、１３はクランク角信号器でＣＰＵ７に接続さ
れている。８は角度判定器、９は信号出力装置、１０は
ガバナコントローラで信号出力装置９に接続されてい
る。１１は燃料ポンプラックアクチュエータ、１２は警
報装置で信号出力装置９に接続されている。
【０００８】前記第１実施例の作用を説明する。油圧ピ
ストン５に油圧が働くと押し下げられ排気弁１を押し下
げ、排気弁１は開き押え板４と空気ばねピストン３が一
緒に動く。すると空気ばねピストン３により空気ばねシ
リンダ２内の空気が圧縮される。油圧ピストン５に働く
油圧が抜けると空気ばねピストン３が押しもどされて排
気弁１を押し上げ排気弁１は閉じる。このとき排気弁１
のリフト曲線は図２（ａ）の実線で示すとおりになり、
近接スイッチ６の出力信号は図２（ｂ）の実線で示すと
おりでありこれはＣＰＵ７に伝えられる。
ストン５に油圧が働くと押し下げられ排気弁１を押し下
げ、排気弁１は開き押え板４と空気ばねピストン３が一
緒に動く。すると空気ばねピストン３により空気ばねシ
リンダ２内の空気が圧縮される。油圧ピストン５に働く
油圧が抜けると空気ばねピストン３が押しもどされて排
気弁１を押し上げ排気弁１は閉じる。このとき排気弁１
のリフト曲線は図２（ａ）の実線で示すとおりになり、
近接スイッチ６の出力信号は図２（ｂ）の実線で示すと
おりでありこれはＣＰＵ７に伝えられる。
【０００９】正常時には排気弁１は図２（ｂ）におい
て、クランク角θ0 で開きクランク角θC で閉じる。例
えば排気弁が焼付いてくると排気弁１の開閉時期が遅れ
てくるのでリフト曲線は図２（ａ）の破線で示すように
なり、近接スイッチ６の出力信号は図２（ｂ）破線のよ
うになり、クランク角θ′0 で開き、クランク角θ′C
で閉じる。図３に近接スイッチ６で弁開閉時期を検出し
てから異常時に機関を停止するまでの作用のフローチャ
ートを示す。
て、クランク角θ0 で開きクランク角θC で閉じる。例
えば排気弁が焼付いてくると排気弁１の開閉時期が遅れ
てくるのでリフト曲線は図２（ａ）の破線で示すように
なり、近接スイッチ６の出力信号は図２（ｂ）破線のよ
うになり、クランク角θ′0 で開き、クランク角θ′C
で閉じる。図３に近接スイッチ６で弁開閉時期を検出し
てから異常時に機関を停止するまでの作用のフローチャ
ートを示す。
【００１０】ＣＰＵ７には初期設定値として正常時の排
気弁開のクランク角θ0 と排気弁閉のクランク角θC を
設定しておく、正常時の排気弁開のクランク角θ0 、排
気弁閉のクランク角θC は機関の回転速さによってきま
るのであらゆる回転速さのときの値を設定しておく。
気弁開のクランク角θ0 と排気弁閉のクランク角θC を
設定しておく、正常時の排気弁開のクランク角θ0 、排
気弁閉のクランク角θC は機関の回転速さによってきま
るのであらゆる回転速さのときの値を設定しておく。
【００１１】ＣＰＵ７はクランク角信号器１３からの信
号により機関の回転速さを演算しその回転速さに対する
正常な排気開のクランク角θ0 、排気弁閉のクランク角
θCを角度判定器８へ送る。近接スイッチ６からＣＰＵ
７に送られた信号が十分０に落ちたときのクランク角
θ′0 と前記信号が十分上ったときのクランク角θ′c
をＣＰＵ７から角度判定器８へ送る。前記角度信号θ′
0 ，θ′C の何れか一方或は両方が検出されない場合は
排気弁１は焼け付き動かなくなったと判断し、信号出力
装置９より信号を出しガバナコントローラ１０、燃料ポ
ンプアクチュエータ１１により燃料ホンプの燃料を止め
機関を停止させる。
号により機関の回転速さを演算しその回転速さに対する
正常な排気開のクランク角θ0 、排気弁閉のクランク角
θCを角度判定器８へ送る。近接スイッチ６からＣＰＵ
７に送られた信号が十分０に落ちたときのクランク角
θ′0 と前記信号が十分上ったときのクランク角θ′c
をＣＰＵ７から角度判定器８へ送る。前記角度信号θ′
0 ，θ′C の何れか一方或は両方が検出されない場合は
排気弁１は焼け付き動かなくなったと判断し、信号出力
装置９より信号を出しガバナコントローラ１０、燃料ポ
ンプアクチュエータ１１により燃料ホンプの燃料を止め
機関を停止させる。
【００１２】前記角度信号θ′0 ，θ′C の両方とも検
出された場合は前記クランク角θ0と角度信号θ′0 、
前記クランク角θc と角度信号θ′c のそれぞれの差を
判定して、警報を出すか或は燃料カットで機関を停止さ
せるかする。予め基準値Ａ，Ｂを決めてＣＰＵ７に記憶
させておき、｜θ′0 −θ0 ｜，｜θ′C −θC ｜の何
れもがＡより小ならば排気弁１は正常に作動しているも
のと判断し角度判定器８は信号を出さない。
出された場合は前記クランク角θ0と角度信号θ′0 、
前記クランク角θc と角度信号θ′c のそれぞれの差を
判定して、警報を出すか或は燃料カットで機関を停止さ
せるかする。予め基準値Ａ，Ｂを決めてＣＰＵ７に記憶
させておき、｜θ′0 −θ0 ｜，｜θ′C −θC ｜の何
れもがＡより小ならば排気弁１は正常に作動しているも
のと判断し角度判定器８は信号を出さない。
【００１３】｜θ′0 −θ0 ｜，｜θ′C −θC ｜の何
れかがＡよりも大きくＢより小なら角度判定器８は注意
の状態と判断し出力信号装置９は信号を出し警報装置１
２を作動させる。｜θ′0 −θ0 ｜，｜θ′C −θC ｜
がＢより大なる時は角度判定器８は危険と判断し、出力
信号装置９は信号をガバナコントローラ１０に出し燃料
ポンプアクチュエータ１１を作動させて燃料をカットし
機関を停止させる。前記作用は毎サイクル繰返し行われ
る。
れかがＡよりも大きくＢより小なら角度判定器８は注意
の状態と判断し出力信号装置９は信号を出し警報装置１
２を作動させる。｜θ′0 −θ0 ｜，｜θ′C −θC ｜
がＢより大なる時は角度判定器８は危険と判断し、出力
信号装置９は信号をガバナコントローラ１０に出し燃料
ポンプアクチュエータ１１を作動させて燃料をカットし
機関を停止させる。前記作用は毎サイクル繰返し行われ
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成されているの
で、排気弁の異常を早い時期に検知し対処することがで
きるので、排気弁の異常で機関に与えるダメジを最小限
にすることができる。
で、排気弁の異常を早い時期に検知し対処することがで
きるので、排気弁の異常で機関に与えるダメジを最小限
にすることができる。
【図１】本発明に係る第１実施例の構成図。
【図２】本発明に係る第１実施例の排気弁のリフト曲線
図及び近接スイッチの出力線図。
図及び近接スイッチの出力線図。
【図３】本発明に係る第１実施例のフローチャート図。
１…排気弁、２…空気ばねシリンダ、３…空気ばねピス
トン、４…押え板、５…油圧ピストン、６…近接スイッ
チ、７…ＣＰＵ、８…角度判定器、９…信号出力装置、
１０…ガバナコントローラ、１１…燃料ポンプアクチュ
エータ、１２…警報装置、１３…クランク角度信号器。
トン、４…押え板、５…油圧ピストン、６…近接スイッ
チ、７…ＣＰＵ、８…角度判定器、９…信号出力装置、
１０…ガバナコントローラ、１１…燃料ポンプアクチュ
エータ、１２…警報装置、１３…クランク角度信号器。
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関の油圧駆動排気弁装置におい
て、排気弁の開閉時期を検出するために動かない部分に
取付けられた近接スイッチ（６）、と前記近接スイッチ
の検出データ（θ′0 ）（θ′C ）と予め設定された正
常値（θ0 ）（θC ）との比較から正常、異常を判断し
異常の場合に対応信号を発するデータ処理手段（７）
（８）（９）（１０）（１１）（１２）（１３）とから
成ることを特徴とする排気弁の異常検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6227319A JPH0868306A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 排気弁の異常検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6227319A JPH0868306A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 排気弁の異常検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868306A true JPH0868306A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16858946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6227319A Withdrawn JPH0868306A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 排気弁の異常検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0868306A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010164022A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 内燃機関の弁装置 |
| JP2012092696A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Isuzu Motors Ltd | 油圧駆動可変動弁機構のフェイルセーフ制御装置 |
| KR20180113087A (ko) * | 2017-04-05 | 2018-10-15 | 현대중공업 주식회사 | 엔진용 가변밸브 타이밍장치의 모니터링 장치 및 엔진용 가변밸브 타이밍장치의 모니터링 방법 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6227319A patent/JPH0868306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010164022A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 内燃機関の弁装置 |
| JP2012092696A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Isuzu Motors Ltd | 油圧駆動可変動弁機構のフェイルセーフ制御装置 |
| KR20180113087A (ko) * | 2017-04-05 | 2018-10-15 | 현대중공업 주식회사 | 엔진용 가변밸브 타이밍장치의 모니터링 장치 및 엔진용 가변밸브 타이밍장치의 모니터링 방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |