JPH09112224A - 排気弁異常検知装置 - Google Patents
排気弁異常検知装置Info
- Publication number
- JPH09112224A JPH09112224A JP26838095A JP26838095A JPH09112224A JP H09112224 A JPH09112224 A JP H09112224A JP 26838095 A JP26838095 A JP 26838095A JP 26838095 A JP26838095 A JP 26838095A JP H09112224 A JPH09112224 A JP H09112224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust valve
- signal
- valve rod
- detecting piece
- displacement sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気弁の異常を早急かつ正確に検出する。
【解決手段】 排気弁棒に連結され複数の環状溝を持つ
検出ピース、同検出ピースの近くに配置された変位セン
サ、同変位センサの出力を受け予め設定された設定信号
と比較する比較演算機を設ける。
検出ピース、同検出ピースの近くに配置された変位セン
サ、同変位センサの出力を受け予め設定された設定信号
と比較する比較演算機を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関等の排気弁
異常検知装置に関する。
異常検知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来内燃機関の排気弁の作動計測は試験
的に適用されるが実機で常時検出されているものはな
い。
的に適用されるが実機で常時検出されているものはな
い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は、排気弁の作動
状況を検出する手段がなく、作動油もれ、作動油系への
空気混入等の異常が発生して、排気弁が作動しなくなっ
た場合、排気温度の上昇等の症状が現れないと排気弁の
異常に気付かない場合が多かった。
状況を検出する手段がなく、作動油もれ、作動油系への
空気混入等の異常が発生して、排気弁が作動しなくなっ
た場合、排気温度の上昇等の症状が現れないと排気弁の
異常に気付かない場合が多かった。
【０００４】排気弁棒が作動しなくなると、開いたまま
の状態では、未燃ガスが排気管側に多量に送られ、排気
管内で爆発を起こすことがある。また閉じたままの状態
だと、燃焼ガスが掃気側に逆流し危険である。どちらの
場合も機関本体に大きなダメージを与えるという問題点
があった。
の状態では、未燃ガスが排気管側に多量に送られ、排気
管内で爆発を起こすことがある。また閉じたままの状態
だと、燃焼ガスが掃気側に逆流し危険である。どちらの
場合も機関本体に大きなダメージを与えるという問題点
があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【０００６】すなわち、排気弁棒に連結され複数の環状
溝を持つ検出ピースと、同検出ピースの近くに配置され
た変位センサと、同変位センサの出力を受け予め設定さ
れた設定信号と比較する比較手段とを設ける。
溝を持つ検出ピースと、同検出ピースの近くに配置され
た変位センサと、同変位センサの出力を受け予め設定さ
れた設定信号と比較する比較手段とを設ける。
【０００７】以上において、ピストンの移動に対応して
排気弁すなわち排気弁棒が移動する。すると検出ピース
が移動し、変位センサは検出ピースの環状溝に対応した
パルスを出力する。比較手段は、予め正常時のパルス数
が設定値として入力されているので、変位センサからの
パルスを入力し、このパルス数を設定値と比較する。そ
して一致しなければ異常信号を出力する。
排気弁すなわち排気弁棒が移動する。すると検出ピース
が移動し、変位センサは検出ピースの環状溝に対応した
パルスを出力する。比較手段は、予め正常時のパルス数
が設定値として入力されているので、変位センサからの
パルスを入力し、このパルス数を設定値と比較する。そ
して一致しなければ異常信号を出力する。
【０００８】以上のようにして、排気弁の作動異常が容
易にかつ確実に行れる。
易にかつ確実に行れる。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図１〜図
３により説明する。
３により説明する。
【００１０】図１にて、油圧ピストン５には複数の環状
溝ａを持つ検出ピース６が同軸に取付けられる。排気弁
棒１の基端部は空気ばねピストン３を介して検出ピース
６に同軸につながれる。検出ピース６の近くに変位セン
サ７が配置される。変位センサ７の出力は比較演算機８
へ送られる。また比較演算機８にはクランク角度信号１
２ｓが入力されている。比較演算機８の出力は信号出力
装置９、ガバナコントローラ１０を順次経て燃料ポンプ
ラックアクチュエータ１１へ送られる。
溝ａを持つ検出ピース６が同軸に取付けられる。排気弁
棒１の基端部は空気ばねピストン３を介して検出ピース
６に同軸につながれる。検出ピース６の近くに変位セン
サ７が配置される。変位センサ７の出力は比較演算機８
へ送られる。また比較演算機８にはクランク角度信号１
２ｓが入力されている。比較演算機８の出力は信号出力
装置９、ガバナコントローラ１０を順次経て燃料ポンプ
ラックアクチュエータ１１へ送られる。
【００１１】以上において、図示しないピストンの移動
に対応して油圧ピストン５に油圧がかかると排気弁棒１
は押し下げられ、排気弁は開いた状態となる。排気弁棒
１が動くと空気ばねピストン３も一緒に動く。それにし
たがい空気ばねピストン３により空気ばねシリンダ２内
の空気が圧縮される。
に対応して油圧ピストン５に油圧がかかると排気弁棒１
は押し下げられ、排気弁は開いた状態となる。排気弁棒
１が動くと空気ばねピストン３も一緒に動く。それにし
たがい空気ばねピストン３により空気ばねシリンダ２内
の空気が圧縮される。
【００１２】排気弁棒１が最大リフトに達すると油圧ピ
ストン５にかかっていた油圧が抜け、空気ばねシリンダ
２内の圧縮空気により排気弁棒１は押し上げられ、図示
してないカムのリフトカーブにしたがい閉弁に至る。こ
の繰り返しで排気弁棒１はピストンの移動に対応して作
動する。
ストン５にかかっていた油圧が抜け、空気ばねシリンダ
２内の圧縮空気により排気弁棒１は押し上げられ、図示
してないカムのリフトカーブにしたがい閉弁に至る。こ
の繰り返しで排気弁棒１はピストンの移動に対応して作
動する。
【００１３】排気弁棒１の移動により検出ピース６が移
動すると、変位センサ７は溝ａの凹凸を検出しパルス信
号７ｓを比較演算機８へ送る。比較演算機８にはピスト
ンの移動に応じたクランク角度信号１２ｓが入力されて
いる。また図２に示すように、クランク角度信号１２ｓ
に対応した排気弁リフト開始角度θo と排気弁リフト終
了角度θc 、および正常時のパルス個数２ｎが予め設定
信号として入力されている。比較演算機８はクランク角
度信号１２ｓと変位センサ７からのパルス信号７ｓを受
け、図３のフロー図に示すように演算処理する。
動すると、変位センサ７は溝ａの凹凸を検出しパルス信
号７ｓを比較演算機８へ送る。比較演算機８にはピスト
ンの移動に応じたクランク角度信号１２ｓが入力されて
いる。また図２に示すように、クランク角度信号１２ｓ
に対応した排気弁リフト開始角度θo と排気弁リフト終
了角度θc 、および正常時のパルス個数２ｎが予め設定
信号として入力されている。比較演算機８はクランク角
度信号１２ｓと変位センサ７からのパルス信号７ｓを受
け、図３のフロー図に示すように演算処理する。
【００１４】すなわち、変位センサ７から出力されたｍ
個のパルスは、まずそれがθo 〜θ c 以外の時期に検出
されていないかを判定される。もしここで、θo 〜θc
以外の時期にパルスが検出されていれば、排気弁の異常
と判断される。
個のパルスは、まずそれがθo 〜θ c 以外の時期に検出
されていないかを判定される。もしここで、θo 〜θc
以外の時期にパルスが検出されていれば、排気弁の異常
と判断される。
【００１５】またθo 〜θc 以外の時期にパルスが検出
されていなければ、次にパルスの個数の判定になる。こ
こで、検出されたパルスの個数ｍがｍ≠２ｎであれば排
気弁の異常と判断される（図２参照、図中実線は正常
時、破線は異常時を示す）。
されていなければ、次にパルスの個数の判定になる。こ
こで、検出されたパルスの個数ｍがｍ≠２ｎであれば排
気弁の異常と判断される（図２参照、図中実線は正常
時、破線は異常時を示す）。
【００１６】排気弁の異常と判断されると、排気弁異常
信号８ｓが信号出力装置９へ送られる。信号出力装置９
から燃料カットの信号が出力され、ガバナコントローラ
１１と燃料ポンプラックアクチュエータ１１が作動し、
機関が停止する。
信号８ｓが信号出力装置９へ送られる。信号出力装置９
から燃料カットの信号が出力され、ガバナコントローラ
１１と燃料ポンプラックアクチュエータ１１が作動し、
機関が停止する。
【００１７】以上の操作が毎サイクル繰り返され、排気
弁の異常が確実に検知され、機関が停止される。このよ
うにして機関の信頼性が大幅に向上する。
弁の異常が確実に検知され、機関が停止される。このよ
うにして機関の信頼性が大幅に向上する。
【００１８】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば排
気弁の異常を正確かつ即時に検出できる。従って排気弁
の異常で機関に与えるダメージを最小限にすることがで
きる。
気弁の異常を正確かつ即時に検出できる。従って排気弁
の異常で機関に与えるダメージを最小限にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態の構成断面図および系統
図である。
図である。
【図２】同一形態の作用説明図である。
【図３】同一形態の処理フロー図である。
１ 排気弁棒 ２ 空気ばねシリンダ ３ 空気ばねピストン ４ 押え板 ５ 油圧ピストン ６ 検出ピース ７ 変位センサ ８ 演算器 ９ 信号出力装置 １０ ガバナコントローラ １１ 燃料ポンプラックアクチュエータ
Claims (1)
- 【請求項１】 排気弁棒に連結され複数の環状溝を持つ
検出ピースと、同検出ピースの近くに配置された変位セ
ンサと、同変位センサの出力を受け予め設定された設定
信号と比較する比較手段とを備えてなることを特徴とす
る排気弁異常検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26838095A JPH09112224A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 排気弁異常検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26838095A JPH09112224A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 排気弁異常検知装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112224A true JPH09112224A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17457691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26838095A Withdrawn JPH09112224A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 排気弁異常検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112224A (ja) |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP26838095A patent/JPH09112224A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |