JPH0374234A - 車両のサーボモータ駆動制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両のエンジン等の制御に用いられるサーボ
モータのコネクタ外れを検出して警告するための車両の
サーボモータ駆動制御装置に関するちのである。

（発明の背景） 自動車や自動二輪車では、近年エンジン等の制御にサー
ボモータが多用されるようになった。例えば排気管の開
放端にサーボモータにより開閉される排気制御弁を設け
たものがある。これは排気弁の開弁により排気管内を伝
幡し排気制御弁により反射されて遡行する正の圧力波と
、排気管の開放端において発生し排気管を遡行する負の
圧力波とを組合わせて排気を促進させるものであり、こ
れら正・負の圧力波の波長がエンジン速度により変化す
ることから、排気制御弁の開度をエンジン速度に対応し
て変化させ、常に良好な排気特性を得るちのである。

また２サイクルエンジンで、排気ポートの開タイミング
を可変とするために、排気ポートの土壁付近に臨む排気
制御弁を設け、これをサーボモータで開閉制御するもの
も公知である。この場合、高速時に排気ポートの開タイ
ミングを早く、低速時に遅くするようにサーボモータを
制御することにより、高速時の出力増大と低速時の不整
燃焼の防止を図るものである。

ここにこれらのサーボモータでは、配線の接続に用いら
れるコネクタが外れたりしてサーボモータが不作動とな
ることがあり得る。しかしこのような状態になっても、
エンジンの出力が減少するだけであるから、運転者が気
が付きにくいという問題がある。

（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、サ
ーボモータのコネクタが外れた場合にそれを検出して運
転者に知らせることができる車両のサーボモータ駆動制
御装置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明によればこの目的は、制御回路ユニットが出力す
るサーボモータを制御するための駆動電流をコネクタを
介してサーボモータに送出するものにおいて、信号を前
記コネクタを介して前記制御回路ユニットに送る一方、
前記制御回路ユニットに前記信号の欠落を検出する異常
検出手段を備え、前記信号の欠落に基づき異常警告手段
を作動させることを特徴とする車両のサーボモータ駆動
制御装置により達成される。

ここに信号は、制御装置に供給される電源電圧自身であ
ったり、サーボモータの開度検出用ポテンショメータの
出力信号等であってちよい。また異常警告手段は、例え
ば点火栓を失火させてエンジンを停止させたり点火時期
を強制的に遅角させてエンジン回転上昇を防げる６のが
可能であり、他の警告ランプとブザー等を作動させるも
の等であってちよい。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例のブロック図である。この実
施例のサーボモータは、排気管の開放端に設けた排気制
御弁を開閉するものである。

この図において符号１０は多気筒４サイクルエンジンで
あり、１２はピストン、１４はクランク軸、１６は吸気
弁、１８は排気弁、２０　（２０ａ、２０ｂ）はカム軸
である。排気は排気弁１８から排気管２２を介して膨張
室２４に導かれ、さらに排気マフラ２６を通って排出さ
れる。

２８は排気制御弁であり、側面視円弧状の断面を有する
弁体３０を弁軸３２を中心に回動可能としたものである
。この弁軸３２にはプーリ３４が固定されている。３６
はサーボモータユニットであり、直流サーボモータ３８
と、このモータ３８に結合されたプーリ４０と、モータ
３８の回転角度を検出するポテンショメータ４２とを有
するものである６ブーリ４０の回転は弁２８側のプーリ
３４にワイヤ４４によって伝えられ、両プーリ４０．３
４は一体となって回動する。

５０は制御回路ユニットである。このユニット５０はＣ
ＰＵ５２と、メモリ５４と、点火スイッチング回路５６
と、サーボ駆動回路５８とを備える。ＣＰＵ５２は動作
プログラムに従って種々の動作を行い、それらの動作は
図中には区別された機能を示すブロックとして示されて
いる。この１つの機能である進角制御手段６０は、回転
速度センサ６２がクランク軸１４の回転に同期して出力
するパルス信号゛ａに基づいて所定の位相に点火信号す
をスイッチング回路５６に出力する。すなわちごの進角
制御手段６０にはパルス信号ａの他にエンジン温度、ノ
ッキングの有無等の運転状態を示す種々の情報が入力さ
れ、これらの情報に対する最適点火タイミングがマツプ
あるいは演算式の形で記憶されたメモリ５４から、この
運転状態に対する最適点火タイミングを読出し、点火信
号すを出力するものである。スイッチング回路５６はこ
の点火信号すに基づいて点火コイル６４の一次側電流を
オン・オフし、この時二次側に発生する高電圧によって
点火栓６６　（６６ａ、６６ｂ）に火花を発生させるも
のである。

サーボモータ３８はサーボ制御手段６８によって回動位
置が制御される。クランク軸１４の回転速度Ｎは前記パ
ルス信号ａを用いて速度検出手段７０で検出され、サー
ボ制御手段６８はこの回転速度Ｎに対する最適開度（目
標開度）θを求める。すなわちこの最適開度θはメモリ
５４に予め記憶され、サーボ制御手段６８はこのメモリ
５４から最適開度θを読出すものである。モータ３８の
実際の角度ｅはポテンショメータ４２で検出され、コネ
クタ７２を介してサーボ制御手段６８に読み込まれる。

サーボ制御手段６８は目標開度θと実際の開度ｅとの差
（θ−Ｏ）を求め、この差を示す信号を駆動回路５８に
送る。駆動回路５８はこの差に基づいてモータ駆動電流
■をコネクタ７２を介してモータ３８に送り、モータ３
８を回転駆動する。

次にサーボモータ３８の異常を検出する手段７４を説明
する。この異常検出手段７４には、コネクタ７２を介し
て電源７４の電圧Ｖが入力され、また前記ポテンショメ
ータ４２の出力である角度ｅを示す信号が入力される。

異常検出手段７４はこれら電圧Ｖあるいは角度ｅを示す
信号に異常があるか否かを判別する。例えばこれらの信
号の入力が無ければ、コネクタ７２が外れているちのと
判別でき、この時には異常であるとして警告信号Ｃを進
角制御手段６０に送り、点火信号すの出力を禁止させて
エンジンを停止させる。また点火信号すを遅角させてエ
ンジン出力や回転を制限するようにしてちよい。異常検
出手段７４はまたポテンショメータ４２の出力（ｅ）が
、駆動電流Ｉが供給されているにちかかわらず変化しな
かったり、正常時には生じることがない出力レベルにな
ったことを検出して異常であるとし、警告信号Ｃを出力
する。この結果エンジン１０が停止され、あるいは出力
・回速が制限される。これにより運転者はエンジンの異
常に気付くことができる。

この実施例では異常検出手段７４には電源電圧およびポ
テンショメータの出力をコネクタ７２を介して入力して
いるが、他の信号をコネクタ７２を介して入力してもコ
ネクタ７２の外れを検出できる。なお本発明は制御回路
ユニット５０あるいは進角制御ユニット６０の電源をコ
ネクタ７２を介して供給するように構成し、コネクタ７
２が外れた時にはこれらユニット５０あるいは６０の電
源が遮断されてエンジン１０が停止するようにしてもよ
い。この場合には異常検出手段７４は独立に設けられず
ユニット５０あるいは６０自身が異常検出手段と異常警
告手段とを兼ねることになる。

また異常警告手段は、この実施例では点火回路を利用し
てエンジンを停止させたり、出力・速度を制限するよう
にしているが、本発明は例えば警告ランプや警告ブザー
等を作動させるように構成してちよい。

（発明の効果） 本発明は以上のように、サーボモータに駆動電流を送る
回路に設けたコネクタを介して他の信号を制御回路ユニ
ットに送り、この信号の欠落を異常検出手段で検出する
ことにより異常警告手段を作動させるちのであるから、
コネクタの外れなどの異常を運転者が確実に認識するこ
とが可能になる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 １０・・・エンジン、 ３６・・・サーボモータユニット、 ３８・・・サーボモータ、 ５０・・・制御回路ユニット、 ７２・・・コネクタ、 ７４・・・異常検出手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制御回路ユニットが出力するサーボモータを制御するた
   めの駆動電流をコネクタを介してサーボモータに送出す
   るものにおいて、信号を前記コネクタを介して前記制御
   回路ユニットに送る一方、前記制御回路ユニットに前記
   信号の欠落を検出する異常検出手段を備え、前記信号の
   欠落に基づき異常警告手段を作動させることを特徴とす
   る車両のサーボモータ駆動制御装置。