JPH0868222A - ユニット車庫 - Google Patents

ユニット車庫

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JPH0868222A
JPH0868222A JP20329694A JP20329694A JPH0868222A JP H0868222 A JPH0868222 A JP H0868222A JP 20329694 A JP20329694 A JP 20329694A JP 20329694 A JP20329694 A JP 20329694A JP H0868222 A JPH0868222 A JP H0868222A
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JP
Japan
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floor
garage
floor beam
along
unit
Prior art date
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Application number
JP20329694A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakamura
嘉宏 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0868222A publication Critical patent/JPH0868222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 柱11の下部を短辺に沿って連結する床梁1
2と、柱11の下部から長辺方向に突出する床梁小片2
とからなる車庫ユニット1の複数個を、短辺に沿って連
結する床梁12をほぼ一直線上にして、基礎4の上に据
え付け、床梁小片2を基礎に固定して取り付ける。そし
て、車庫内に突出する床梁小片2近傍に、少なくとも床
梁小片2とほぼ同じ長さに突出した収納庫を設ける。 【効果】 この車庫ユニット1を通常の建物ユニットと
比較すると、長辺に沿って連結する床梁に替わり床梁小
片2があるだけで、その他はほぼ同じである。従って、
建物ユニットと共に車庫ユニット1を組み立てて、建物
の中に車庫を設けることができる。又、建物ユニットを
車庫ユニット1に簡単に変更することができるので安価
に製造できる。又、床梁小片2があるから、柱が強固に
取り付けられ、短辺方向からの力に対して強い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニット車庫に関する。
特に、本発明はユニット建物の中に設けるときに好適な
ユニット車庫に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、特公昭62−6222
4号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの
箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニット
を、予め、工場で製造し、施工現場に運搬し、施工現場
で組み立てて建物となすものである。このユニット建物
は、現場施工期間が短く、且つ、寸法精度の良い標準化
された建物となる特徴があることから、だんだん広く採
用されている。この建物ユニットは、特開昭55−39
549号公報や特開昭56−69048号公報に記載あ
るように、短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に配置
された4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長辺に
沿って連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下部を
短辺と長辺に沿って連結する4本の床梁とからなる骨格
を有するものである。
【0003】一方、車庫においても、上記ユニット建物
がだんだん広く採用されるに従って、このユニット建物
の手法を応用したユニット車庫が知られている。例え
ば、特開平4−353171号公報に記載あるように、
車庫ユニットの複数個を組み立てたユニット車庫が知ら
れているし、特開平5−79099号公報に記載あるよ
うに、車庫ユニットを建物ユニットと共に組み立ててユ
ニット建物の中に車庫を設けることが知られている。こ
の車庫ユニットは建物ユニットと同様に、工場で生産
し、これを施工現場に運搬して組み立ててユニット車庫
とする。従って、車庫ユニットを運搬するために、短辺
の長さを運搬車の横幅とほぼ等しいか短くしているか
ら、車庫ユニット1個だけではこの中に車両が入り難く
車庫とならない。
【0004】かかる理由から、車庫ユニットは、短辺と
長辺とからなる矩形空間の四隅に配置された4本の柱
と、この4本の柱の上部を短辺と長辺に沿って連結する
4本の天井梁と、4本の柱の下部を短辺に沿って連結す
る2本の床梁を設けた骨格を有するものであって、この
車庫ユニットの複数個を、矩形の短辺に沿って連結した
床梁をほぼ一直線上になる状態に並べて基礎の上に据え
付け、矩形の長辺に相当する側面に床梁および基礎を設
けないで、この側面を車庫ユニットの連通開口部として
使用する。そして、かかるユニット車庫は独立して車庫
としてもよいし、建物ユニットと共に組み立てて建物の
中の車庫としてもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車庫ユニット
を建物ユニットと共に組み立てて、建物の中に車庫を設
けるためには建物ユニットとほぼ同じ大きさのユニット
にする必要があるが、車庫ユニットの量が少なく、この
車庫ユニットを特別に製造すると高価になるから、建物
ユニットの一部を変更して車庫ユニットにすることが望
ましい。
【0006】そこで、車両が通過できるように、建物ユ
ニットの長片に沿って連結した床梁を取り除いて車庫ユ
ニットを製造し、これを建物ユニットと共に据え付ける
と、車庫ユニットの強度が不足する場合があるという問
題がある。即ち、ユニット建物は2階建ての建物が多
く、ユニット車庫は主に1階に設けるから、車庫ユニッ
トの上に建物ユニットを載せる必要がある。従って、ユ
ニット車庫には通常の1階の建物ユニットとほぼ同じ強
度を必要とする。
【0007】しかし、建物ユニットは4本の柱の下部を
長辺と短辺に沿って連結された4本の床梁を有するが、
車庫ユニットは4本の柱の下部を短辺に沿って連結され
た2本の床梁を有するだけであって、長辺に沿って連結
された2本の床梁が存在しない。従って、短辺方向から
の力に対しては柱の根元の固定が不足して倒れ易いとい
う問題がある。又、車庫ユニットを運搬、据付けする際
に、車庫ユニットの変形を防止しなければならないが、
柱の下部の長手方向の間隔を固定し難いという問題があ
る。そこで、本発明の目的は、建物ユニットの一部を変
更した車庫ユニットであって、短辺方向からの力に対し
ても強度が大きく、しかも、運搬中に柱を容易に固定で
きる、使い勝手のよいユニット車庫を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に配置された
4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長辺に沿って
連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下部を短辺に
沿って連結する2本の床梁と、4本の柱の下部から長辺
に沿って突出する4本の床梁小片とからなる骨格を有す
る車庫ユニットの複数個を組み立てたユニット車庫であ
って、短辺に沿って連結する床梁と長辺に沿って突出す
る床梁小片とが据え付けられる位置に基礎が設けられ、
この基礎の上に複数個の車庫ユニットが、短辺に沿って
連結する床梁がほぼ一直線上になる状態に、並べて据え
付けられ、床梁小片が基礎に止着され、床梁小片近傍
に、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収納
庫が設けられているものである。
【0009】請求項1記載の発明では、車庫ユニットの
骨格の床梁部分の構造は、4本の柱の下部を短辺に沿っ
て連結する2本の床梁と、4本の柱の下部から長辺に沿
って突出する4本の床梁小片とからなるから、複数個の
車庫ユニットを、矩形の短辺に沿って連結した床梁がほ
ぼ一直線上になる状態に、並べて据え付けると、4本の
柱の下部から長辺に沿って突出する4本の床梁小片が車
庫内に突出した状態になる。本発明では、この車庫内に
突出する床梁小片近傍に、この床梁小片とほぼ同じ長さ
に突出した収納庫が設けられているが、このように床梁
小片近傍に収納庫を設ける方法としては種々あるが、請
求項2記載の発明のように床梁小片を跨いで設けたり、
請求項3記載の発明のように、車庫ユニットの一短辺の
両側に設けられている床梁小片の間に設けたり、請求項
4の発明のように、床梁小片の上から横に跨いで設ける
と便利である。
【0010】即ち、請求項2記載の発明は、短辺と長辺
とからなる矩形空間の四隅に配置された4本の柱と、こ
の4本の柱の上部を短辺と長辺に沿って連結する4本の
天井梁と、この4本の柱の下部を短辺に沿って連結する
2本の床梁と、4本の柱の下部から長辺に沿って突出す
る4本の床梁小片とからなる骨格を有する車庫ユニット
の複数個を組み立てたユニット車庫であって、短辺に沿
って連結する床梁と長辺に沿って突出する床梁小片とが
据え付けられる位置に基礎が設けられ、この基礎の上に
複数個の車庫ユニットが、短辺に沿って連結する床梁が
ほぼ一直線上になる状態に、並べて据え付けられ、床梁
小片が基礎に止着され、床梁小片を跨いで、少なくとも
床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収納庫が設けられて
いるものである。
【0011】又、請求項3記載の発明は、短辺と長辺と
からなる矩形空間の四隅に配置された4本の柱と、この
4本の柱の上部を短辺と長辺に沿って連結する4本の天
井梁と、この4本の柱の下部を短辺に沿って連結する2
本の床梁と、4本の柱の下部から長辺に沿って突出する
4本の床梁小片とからなる骨格を有する車庫ユニットの
複数個を組み立てたユニット車庫であって、短辺に沿っ
て連結する床梁と長辺に沿って突出する床梁小片とが据
え付けられる位置に基礎が設けられ、この基礎の上に複
数個の車庫ユニットが、短辺に沿って連結する床梁がほ
ぼ一直線上になる状態に、並べて据え付けられ、床梁小
片が基礎に止着され、車庫ユニットの一短辺の両側に設
けられている床梁小片の間に、少なくとも床梁小片とほ
ぼ同じ長さに突出した収納庫が設けられているものであ
る。
【0012】又、請求項4の発明は、短辺と長辺とから
なる矩形空間の四隅に配置された4本の柱と、この4本
の柱の上部を短辺と長辺に沿って連結する4本の天井梁
と、この4本の柱の下部を短辺に沿って連結する2本の
床梁と、4本の柱の下部から長辺に沿って突出する4本
の床梁小片とからなる骨格を有する車庫ユニットの複数
個を組み立てたユニット車庫であって、短辺に沿って連
結する床梁と長辺に沿って突出する床梁小片とが据え付
けられる位置に基礎が設けられ、この基礎の上に複数個
の車庫ユニットが、短辺に沿って連結する床梁がほぼ一
直線上になる状態に、並べて据え付けられ、床梁小片が
基礎に止着され、床梁小片の上から横に跨がって、少な
くとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収納庫が設け
られているものである。
【0013】請求項1〜4記載の発明において、ユニッ
ト車庫とは、独立したユニット車庫であってもよいし、
建物ユニットと車庫ユニットとを組み立てた建物の中に
組み込まれたユニット車庫でもよい。又、請求項1〜4
の発明に使用する収納庫はユニット車庫内だけに設けて
もよいし、この収納庫がユニット車庫から車庫ユニット
の床梁と建物ユニットの床梁の上の空間に入り込んで奥
行きを広くしもよい。又、ユニット車庫の一番奥側は車
両が往復することがないから、この部分は、床梁小辺に
替わり、通常の建物ユニットと同じように、床梁が設け
られていてもよい。
【0014】
【作用】請求項1〜4記載の発明に使用する車庫ユニッ
トを建物ユニットの骨格と比較すると、建物ユニットは
4本の柱の下部を短辺と長辺とに沿って連結する4本の
床梁があるが、車庫ユニットでは4本の柱の下部を短辺
に沿って連結する2本の床梁があり、4本の柱の下部か
ら長辺に沿って突出する床梁小片があることが異なる。
換言すると、車庫ユニットは建物ユニットとほぼ同じ大
きさであり、長辺に沿って連結する2本の床梁に替わ
り、長辺方向に突出する床梁小片があるだけである。従
って、建物ユニットと車庫ユニットとを組み立てるとユ
ニット建物の中に車庫を設けることが簡単にできる。
又、建物ユニットから車庫ユニットに簡単に改造するこ
とができる。
【0015】又、請求項1〜4記載の発明に使用する車
庫ユニットを、短辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線
状になる状態に、複数個並べて据え付けると、床梁のな
い矩形の長辺部分が連通部分となる。従って、この連通
部分に地面との段差を設けないで、この連通部分を車両
の通過する場所にすることによって支障なく車庫とする
ことができる。又、請求項1〜4記載の発明に使用する
車庫ユニットの骨格は、4本の柱の下部を短辺に沿って
連結する2本の床梁が設けられているから、長辺方向か
らの力に対しては、従来の建物ユニットと同様な構造で
あり、強固である。又、4本の柱の下部から長辺に沿っ
て突出する4本の床梁小片が設けられ、この床梁小片が
基礎に固定されているから、短辺方向からの力に対して
も強い。又、車庫ユニットを据付け終わるまでの間、車
庫ユニットの長辺に沿って、対向する床梁小片同士を連
結する着脱自在の仮梁を取り付けることにより、車庫ユ
ニットの変形を防止することができる。又、この床梁小
片を荷台に取り付けることにより車両に強固に取り付け
ることができるので、輸送中に車庫ユニットが移動した
り破損することがない。
【0016】このように床梁小片が設けられ、この床梁
小片を基礎に取り付けると、短辺方向からの力に対して
強くなるが、この長片方向に突出した床梁小片と基礎と
が車庫の内部に突出する。しかし、請求項1記載の発明
では、この床梁小片近傍に、少なくとも床梁小片と同じ
長さに突出した収納庫が設けられているから、床梁小片
は収納庫に隠れて邪魔にならず、使い勝手がよい。又、
請求項2記載の発明では、この床梁小片を跨いで、少な
くとも床梁小片と同じ長さに突出した収納庫が設けられ
ているから、床梁小片は収納庫の中に隠れて邪魔になら
ず、使い勝手がよい。
【0017】又、請求項3記載の発明では、この床梁小
片の間に、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出し
た収納庫が設けられているから、床梁小片は収納庫のす
ぐ横に位置して邪魔にならず、使い勝手がよい。又、請
求項4記載の発明では、この床梁小片の上から横に跨が
って、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収
納庫が設けられているから、床梁小片が隠れて邪魔にな
らず、使い勝手がよい。
【0018】
【実施例】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は床梁小片近傍に収納庫を設けた状態を示す説
明図、図2は車庫ユニットを2個連結したときの状態の
骨格のみを示す説明図、図3は建物ユニットの骨格を示
す説明図、図4は建物ユニットと車庫ユニットとを据え
付けている状態を示す説明図である。図5は本発明の他
の実施例を示すもので、床梁小片を跨いで収納庫を設け
た状態を示す説明図である。図6は本発明の別の実施例
を示すもので、車庫ユニットの一短辺の両側に設けられ
ている床梁小片の間に収納庫を設けた状態を示す説明図
である。図7は本発明の別の実施例を示すもので、床梁
小片の上から横に跨がった収納庫を設けた状態を示す説
明図である。
【0019】図1〜図4において、1は車庫ユニットで
あり、この車庫ユニット1の骨格は、図2に示すよう
に、短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に配置された
4本の柱11、11、11、11と、この4本の柱の上
部を短辺と長辺に沿って連結する4本の天井梁13、1
3、13、13と、4本の柱の下部を短辺に沿って連結
する2本の床梁12、12と、4本の柱の下部から長辺
に沿って突出する4本の床梁小片2、2、2、2とから
なる。尚、この車庫ユニット1であっても、一番奥に据
え付けられる車庫ユニット1の奥側の長辺に沿った面は
車両が通過しないから、この部分には床梁12が設けら
れている。
【0020】3は建物ユニットであり、この建物ユニッ
ト3の骨格は、図3に示すように、短辺と長辺とからな
る矩形空間の四隅に配置された4本の柱31、31、3
1、31と、この4本の柱の上部を短辺と長辺に沿って
連結する4本の天井梁33、33、33、33と、4本
の柱31の下部を短辺と長辺に沿って連結する4本の床
梁32、32、32、32とからなる。この両者を比較
すると、建物ユニット3の長辺に沿って連結する2本の
床梁32、32があるが、車庫ユニット1では、この床
梁32、32の位置に、長辺方向に突出する4本の床梁
小辺2、2が、13、13、13、13が設けられてい
ることが異なるのみである。従って、建物ユニットを車
庫ユニットと共に組み立てることができるし、建物ユニ
ット3を車庫ユニット1に簡単に変更することができ
る。
【0021】車庫ユニット1の対向する天井梁13、1
3に木製の天井小梁17が差し渡され、この天井小梁1
7の下面に天井材が取り付けられて天井が形成されてい
る。又、短辺に沿って連結されている床梁12や一番奥
の長辺に沿って連結されている床梁12と天井梁13と
の間には間仕切り壁が取り付けられている。建物ユニッ
ト3の対向する床梁32、32に鋼製の床小梁35が差
し渡され、この床小梁35の上に木製の床根太36が取
り付けられ、この床根太36に床材が取り付けられて、
床が形成される。又、対向する天井梁32に木製の天井
小梁37が差し渡され、この天井小梁の下面に天井材が
取り付けられて天井が形成される。又、外壁等を設ける
場所には、床梁32と天井梁33との間に間柱39が設
けられ、この間柱39の両側に外壁材と内壁材が取り付
けられて壁が形成されている。
【0022】4は基礎であり、この基礎4は建物ユニッ
ト3や車庫ユニット1の短辺に沿って連結する床梁3
2、12の下方と、車庫ユニット1の柱11から長辺方
向に突出する床梁小片2の下方とに設けられ、柱11、
31および床梁小片2の下方の基礎にアンカーボルトが
埋設されている。5は収納庫であり、この収納庫5は床
梁小片2近傍に設けられ、前面は床梁小片2の突出長さ
より若干前方に出ているし、後方は建物ユニット3の床
梁の上方に入り込んだ大きさとなっている。
【0023】次に、このユニット建物の製造方法につい
て説明する。工場で、4本の柱31、31、31、31
と4本の天井梁33、33、33、33と4本の床梁3
2、32、32、32とを連結して建物ユニット3の骨
格を製造し、この建物ユニット3の対向する床梁32、
32に鋼製の床小梁35を差し渡し、この床小梁35の
上に木製の床根太36を取り付け、この床根太36に床
材を取り付けて、床を形成する。又、対向する天井梁3
2に木製の天井小梁37を差し渡し、この天井小梁の下
面に天井材を取り付けて天井を形成する。又、外壁等を
設ける場所には、床梁32と天井梁33との間に間柱3
9を設け、この間柱39の両側に外壁材と内壁材等とを
取り付けて壁を形成して、建物ユニットを完成させる。
【0024】又、4本の柱11、11、11、11と2
本の床梁12、12と4本の天井梁13、13、13、
13とを組み立て、4本の床梁小片2、2、2、2を長
片方向に突出させて柱11に取り付けて車庫ユニット1
の骨格を製造する。尚、一番奥に据え付けられる車庫ユ
ニット1は奥側の長辺に沿って床梁12が設けられてい
る。そして、車庫ユニット1の対向する天井梁13、1
3に木製の天井小梁17を差し渡し、この天井小梁17
の下面に天井材を取り付けて天井を形成させる。又、短
辺に沿って連結されている床梁12や一番奥の長辺に沿
って連結されている床梁12と天井梁13との間には間
仕切り壁等を取り付けて、車庫ユニット1を完成させ
る。このようにして建物ユニット3と車庫ユニット1と
を完成させ、施工現場に運搬する。この際、車庫ユニッ
ト1の床梁小片2を荷台に取り付けることにより車両に
強固に取り付けることができるので、輸送中に車庫ユニ
ットが移動したり破損することがない。
【0025】施工現場では、この車庫ユニット1や建物
ユニット3を据え付ける場所に地面の上からの高さ45
cmの基礎4を設けておく。尚、車庫ユニット1の車両
の往復する駐車スペースになる基礎部分は地上とほぼ同
じ高さの基礎を設ける。次に、図4に示すように、基礎
4の上に据え付ける。この際、柱11、31と床梁小片
2とをアンカーボルトで強固に固定する。その後、床梁
小片2とアンカーボルトとを木片で囲い、この上にモル
タルセメントを塗工して、床梁小片2とアンカーボルト
とをセンメトモルタルで覆って塞ぐ。尚、このようにし
ていると、後ほど床梁小片2やアンカーボルトに異常が
生じたときに修理し易いし、又、車庫ユニット1を取り
外して他の場所に移動させ易い。このように床梁小片2
をアンカーボルトで固定すると、車庫ユニット1の短片
方向からの力に対する抵抗力が大きくなる。
【0026】次に、床梁小片2の隣に奥行き約30cm
の収納庫5を取り付ける。この際、収納庫5の前面は床
梁小片2の突出長さより若干前方に出ているし、後方は
車庫ユニット1の床梁12と建物ユニット3の床梁32
の上方に入り込んでいる。このように床梁小片2の隣に
収納庫5を設けているから、車両を運転する人にとって
は、ここに障害物があることが判る。従って、この床梁
小梁2や収納庫5に衝突することがない。
【0027】次に、図5に示す実施例について説明す
る。図5に示す実施例を図1〜図4に示す実施例と比較
すると、図5に示す実施例では、収納庫5aの位置が異
なるので、この収納庫5aの取付位置について説明す
る。図5に示す実施例では、収納庫5aが床梁小片2a
を跨いで設けられている。又、この収納庫5aの上方の
車両の高さより高い場所には前方に突出している収納部
51が設けられている。このように収納部51が前方に
突出していても、車両の高さより高いから車両の出入に
邪魔にならないし、収納部51が突出しているだけ収納
容積が広くなり便利である。尚、この収納庫5aの扉
は、車両が駐車していても使用し易いように、横方向に
開くスライド式になっている。又、この収納庫5aの下
端には高さ調節器及び車輪が取り付けられていて、高さ
を変更できるとともに、横方向等に容易に設置位置を移
動できるようになっている。従って、この収納庫5a
は、通常の使用状態では、壁等に転倒防止の固定がされ
ているが、必要に応じて邪魔にならない位置に移動でき
る。尚、車庫ユニット1aの床梁小片2aがストッパー
の役目をする。このように、床梁小片2aを跨いで収納
庫5aが設けられているから、図1〜図4に示す実施例
より、床梁小梁2aが隠れていて、車両が床梁小片2a
に衝突することがほとんどなくなる。その他の構造およ
び作用は図1〜図4に示す実施例と同じであるから、省
略する。
【0028】次に、図6に示す実施例に付いて説明す
る。図6に示す実施例を図1〜図4に示す実施例と比較
すると、図6に示す実施例では、収納庫5bの位置が異
なるので、この収納庫5bの取付位置について説明す
る。図6に示す実施例では、基礎の上の高さが地面の上
から約25cmとされており、収納庫5bが建物ユニッ
トの一短片の両側に設けられている床梁小片2bと床梁
小片2bとの間に設けられている。このように、床梁小
片2bの間に収納庫5bが設けられているから、図1〜
図4に示す実施例より、収納庫5bが大きいから判別し
易く、車両が床梁小片2bに衝突することが少なくな
る。又、この収納庫5bの高さは40cmであって、こ
の上に腰を掛けたり、この上に物を置くことができるよ
うになっている。その他の構造および作用は図1〜図4
に示す実施例と同じであるから、省略する。
【0029】図7に示す実施例を図1〜図4に示す実施
例と比較すると、図7に示す実施例では、収納庫5cの
位置が異なるので、この収納庫5cの取付位置について
説明する。図7に示す実施例では、収納庫5cが床梁小
片2cの上から横に跨がって設けられている。このよう
に、床梁小片2cの間に収納庫5cが設けられているか
ら、図1〜図4に示す実施例より、収納庫5cが大きく
判別し易い。従って、車両が床梁小片2cに衝突するこ
とが少なくなる。その他の構造および作用は図1〜図4
に示す実施例と同じであるから、省略する。尚、この収
納庫5cは車庫ユニットの床梁と隣の建物ユニットの床
梁の上方まで奥行きがある大きさである。
【0030】
【発明の効果】上記の説明で判明するように、請求項1
〜4記載の発明に使用する車庫ユニットを建物ユニット
の骨格と比較すると、長辺に沿って連結する2本の床梁
に替わり、長辺方向に突出する床梁小片があるだけであ
る。従って、建物ユニットと車庫ユニットとを組み立て
るとユニット建物の中に車庫を簡単に設けることができ
る。又、建物ユニットから車庫ユニットを簡単に改造す
ることができる。従って、車庫ユニットが安価になり便
利である。
【0031】又、請求項1〜4記載の発明に使用する車
庫ユニットを、短辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線
状になる状態に、複数個並べて据え付けると、床梁のな
い矩形の長辺部分が連通する。従って、この側面に基礎
を設けないで、この側面を車両や人の通過する場所にす
ることによって支障なく車庫とすることができる。又、
請求項1〜4記載の発明に使用する車庫ユニットの骨格
は、4本の柱の下部を短辺に沿って連結する2本の床梁
が設けられているから、長辺方向からの力に対しては、
従来の建物ユニットと同様な構造であり、強固である。
又、4本の柱の下部から長辺に沿って突出する4本の床
梁小片が設けられ、この床梁小片が基礎に固定されてい
るから、短辺方向からの力に対して強い。又、車庫ユニ
ットの床梁小片を荷台に取り付けることにより車両に強
固に取り付けることができるので、輸送中に車庫ユニッ
トが移動したり破損することがない。
【0032】このように床梁小片が設けられ、この床梁
小片を基礎に取り付けると、短辺方向からの力に対して
強くなり好ましいが、この長片方向に突出した床梁小片
と基礎とが車庫の内部に突出して邪魔になる。しかし、
請求項1記載の発明では、この床梁小片近傍に、少なく
とも床梁小片と同じ長さに突出した収納庫が設けられて
いるし、又、請求項2記載の発明では、この床梁小片を
跨いで、少なくとも床梁小片と同じ長さに突出した収納
庫が設けられているし、請求項3記載の発明では、車庫
ユニットの一短辺の両側に設けられている床梁小片の間
に、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収納
庫が設けられているし、請求項4記載の発明では床梁小
片の上から横に跨がって、少なくとも床梁小片とほぼ同
じ長さに突出した収納個が設けられているから、床梁小
片は邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、床梁小片近傍
に収納庫を設けた状態を示す説明図である。
【図2】車庫ユニットを2個連結したときの状態の骨格
を示す説明図である。
【図3】建物ユニットの骨格を示す説明図である。
【図4】建物ユニットと車庫ユニットとを据え付けてい
る状態を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので、床梁小片を
跨いで収納庫を設けた状態を示す説明図である。
【図6】本発明の別の実施例を示すもので、床梁小片の
間に収納庫を設けた状態を示す説明図である。
【図7】本発明の別の実施例を示すもので、床梁小片の
上から横に跨がった収納庫を設けた状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 1 車庫ユニット 11 柱 12 床梁 13 天井梁 2、2a、2b、2c 床梁小片 3 建物ユニット 31 柱 32 床梁 33 天井梁 4 基礎 5、5a、5b、5c 収納庫

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に
    配置された4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長
    辺に沿って連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下
    部を短辺に沿って連結する2本の床梁と、4本の柱の下
    部から長辺に沿って突出する4本の床梁小片とからなる
    骨格を有する車庫ユニットの複数個を組み立てたユニッ
    ト車庫であって、短辺に沿って連結する床梁と長辺に沿
    って突出する床梁小片とが据え付けられる位置に基礎が
    設けられ、この基礎の上に複数個の車庫ユニットが、短
    辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線上になる状態に、
    並べて据え付けられ、床梁小片が基礎に止着され、床梁
    小片近傍に、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出
    した収納庫が設けられていることを特徴とするユニット
    車庫。
  2. 【請求項2】 短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に
    配置された4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長
    辺に沿って連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下
    部を短辺に沿って連結する2本の床梁と、4本の柱の下
    部から長辺に沿って突出する4本の床梁小片とからなる
    骨格を有する車庫ユニットの複数個を組み立てたユニッ
    ト車庫であって、短辺に沿って連結する床梁と長辺に沿
    って突出する床梁小片とが据え付けられる位置に基礎が
    設けられ、この基礎の上に複数個の車庫ユニットが、短
    辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線上になる状態に、
    並べて据え付けられ、床梁小片が基礎に止着され、床梁
    小片を跨いで、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突
    出した収納庫が設けられていることを特徴とするユニッ
    ト車庫。
  3. 【請求項3】 短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に
    配置された4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長
    辺に沿って連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下
    部を短辺に沿って連結する2本の床梁と、4本の柱の下
    部から長辺に沿って突出する4本の床梁小片とからなる
    骨格を有する車庫ユニットの複数個を組み立てたユニッ
    ト車庫であって、短辺に沿って連結する床梁と長辺に沿
    って突出する床梁小片とが据え付けられる位置に基礎が
    設けられ、この基礎の上に複数個の車庫ユニットが、短
    辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線上になる状態に、
    並べて据え付けられ、床梁小片が基礎に止着され、車庫
    ユニットの一短辺の両側に設けられている床梁小片の間
    に、少なくとも床梁小片とほぼ同じ長さに突出した収納
    庫が設けられていることを特徴とするユニット車庫。
  4. 【請求項4】 短辺と長辺とからなる矩形空間の四隅に
    配置された4本の柱と、この4本の柱の上部を短辺と長
    辺に沿って連結する4本の天井梁と、この4本の柱の下
    部を短辺に沿って連結する2本の床梁と、4本の柱の下
    部から長辺に沿って突出する4本の床梁小片とからなる
    骨格を有する車庫ユニットの複数個を組み立てたユニッ
    ト車庫であって、短辺に沿って連結する床梁と長辺に沿
    って突出する床梁小片とが据え付けられる位置に基礎が
    設けられ、この基礎の上に複数個の車庫ユニットが、短
    辺に沿って連結する床梁がほぼ一直線上になる状態に、
    並べて据え付けられ、床梁小片が基礎に止着され、床梁
    小片の上から横に跨がって、少なくとも床梁小片とほぼ
    同じ長さに突出した収納庫が設けられていることを特徴
    とするユニット車庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182365A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Asahi Kasei Corp 免震住宅

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182365A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Asahi Kasei Corp 免震住宅
JP4731651B2 (ja) * 1999-12-24 2011-07-27 旭化成ホームズ株式会社 免震住宅

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