JPH0868060A - 受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠並 びに該型枠を用いた諸構造物の構築方法 - Google Patents
受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠並 びに該型枠を用いた諸構造物の構築方法Info
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- JPH0868060A JPH0868060A JP24176794A JP24176794A JPH0868060A JP H0868060 A JPH0868060 A JP H0868060A JP 24176794 A JP24176794 A JP 24176794A JP 24176794 A JP24176794 A JP 24176794A JP H0868060 A JPH0868060 A JP H0868060A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土のう及びプレキャストコンクリートブロッ
クと類似した方法で構築でき、かつ連結したプレキャス
トコンクリートブロックの安定性と土のうの地盤条件へ
の順応性を備えたコンクリート構造物の構築に用いる受
水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠及び該
型枠を用いたコンクリート構造物の構築方法、並びに該
型枠を用いた、土のうを積んだ構造物の風化及び剛性に
関する補強ができるコンクリートと土のうの合成構造物
の構築方法を提供する。 【構成】 受水口及び袋の外面で形成する連結孔又は受
水口及び袋を貫く連結継手を有する袋式コンクリート型
枠を用い、それに乾燥状態の混合したコンクリート材料
を詰めて連結材等で他の袋式コンクリート型枠又は土の
うと連結して積み、袋式コンクリート型枠の受水口から
乾燥状態の混合したコンクリート材料に給水して硬化さ
せて諸構造物を構築することを特徴とする。
クと類似した方法で構築でき、かつ連結したプレキャス
トコンクリートブロックの安定性と土のうの地盤条件へ
の順応性を備えたコンクリート構造物の構築に用いる受
水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠及び該
型枠を用いたコンクリート構造物の構築方法、並びに該
型枠を用いた、土のうを積んだ構造物の風化及び剛性に
関する補強ができるコンクリートと土のうの合成構造物
の構築方法を提供する。 【構成】 受水口及び袋の外面で形成する連結孔又は受
水口及び袋を貫く連結継手を有する袋式コンクリート型
枠を用い、それに乾燥状態の混合したコンクリート材料
を詰めて連結材等で他の袋式コンクリート型枠又は土の
うと連結して積み、袋式コンクリート型枠の受水口から
乾燥状態の混合したコンクリート材料に給水して硬化さ
せて諸構造物を構築することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、受水口及び連結装置
を有する袋式コンクリート型枠並びに該型枠を用いた諸
構造物の構築方法に関するものである。
を有する袋式コンクリート型枠並びに該型枠を用いた諸
構造物の構築方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、プレキャストコンクリートブロッ
ク及び該コンクリートブロックを用いたコンクリート構
造物の構築方法、並びに受水口を有し連結装置の無い袋
式コンクリート型枠及び該型枠を用いたコンクリート構
造物の構築方法があった。
ク及び該コンクリートブロックを用いたコンクリート構
造物の構築方法、並びに受水口を有し連結装置の無い袋
式コンクリート型枠及び該型枠を用いたコンクリート構
造物の構築方法があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】プレキャストコンクリ
ートブロック及び該コンクリートブロックを用いたコン
クリート構造物の構築方法、並びに受水口を有し連結装
置の無い袋式コンクリート型枠及び該型枠を用いたコン
クリート構造物の構築方法は、次のような欠点があっ
た。 （イ）プレキャストコンクリートブロックは固体である
ので、地盤の不陸により組み立てが困難になる場合、コ
ンクリートブロック相互の接触面に空隙ができる場合及
び荷役に手間がかかる場合が多い。 （ロ）プレキャストコンクリートブロックは、製作のた
めの工場あるいは設備が必要になる。 （ハ）プレキャストコンクリートブロックは固体である
ので、緊急時のために製作しておくと不要の場合の転用
が制約される。 （ニ）プレキャストコンクリートブロックはその構築方
法が土のう積みの方法と異なるため、コンクリートと土
のうの合成構造物の構築において多種類の機械、作業及
び連結装置が必要になり不経済になる場合がある。 （ホ）乾燥状態の混合したコンクリート材料を詰めた、
受水口を有し連結装置の無い袋式コンクリート型枠を用
いると、袋式コンクリート型枠相互の連結が難しく連結
しない場合は崩れやすい。 （ヘ）乾燥状態の混合したコンクリート材料を詰めた、
受水口を有し連結装置の無い袋式コンクリート型枠を用
いると土のうとの連結が難しく、コンクリートと土のう
の合成構造物により土のうを積んだ構造物を補強するこ
とは困難である。 本発明はこれらの欠点を除くためになされたものであ
る。
ートブロック及び該コンクリートブロックを用いたコン
クリート構造物の構築方法、並びに受水口を有し連結装
置の無い袋式コンクリート型枠及び該型枠を用いたコン
クリート構造物の構築方法は、次のような欠点があっ
た。 （イ）プレキャストコンクリートブロックは固体である
ので、地盤の不陸により組み立てが困難になる場合、コ
ンクリートブロック相互の接触面に空隙ができる場合及
び荷役に手間がかかる場合が多い。 （ロ）プレキャストコンクリートブロックは、製作のた
めの工場あるいは設備が必要になる。 （ハ）プレキャストコンクリートブロックは固体である
ので、緊急時のために製作しておくと不要の場合の転用
が制約される。 （ニ）プレキャストコンクリートブロックはその構築方
法が土のう積みの方法と異なるため、コンクリートと土
のうの合成構造物の構築において多種類の機械、作業及
び連結装置が必要になり不経済になる場合がある。 （ホ）乾燥状態の混合したコンクリート材料を詰めた、
受水口を有し連結装置の無い袋式コンクリート型枠を用
いると、袋式コンクリート型枠相互の連結が難しく連結
しない場合は崩れやすい。 （ヘ）乾燥状態の混合したコンクリート材料を詰めた、
受水口を有し連結装置の無い袋式コンクリート型枠を用
いると土のうとの連結が難しく、コンクリートと土のう
の合成構造物により土のうを積んだ構造物を補強するこ
とは困難である。 本発明はこれらの欠点を除くためになされたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１、請求項２、請
求項３、請求項４、請求項５、請求項６又は請求項７の
連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）、並びに
該型枠を用いた請求項８、請求項９又は請求項１０のコ
ンクリート構造物の構築方法及び請求項１１のコンクリ
ートと土のう（１０）の合成構造物の構築方法を用い
る。
求項３、請求項４、請求項５、請求項６又は請求項７の
連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）、並びに
該型枠を用いた請求項８、請求項９又は請求項１０のコ
ンクリート構造物の構築方法及び請求項１１のコンクリ
ートと土のう（１０）の合成構造物の構築方法を用い
る。
【０００５】
【作用】乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を
詰めた袋式コンクリート型枠（３）は柔軟で変形しやす
いので土のう（１０）と同様に地盤条件の制約を受けに
くく、かつ相互に連結材（８）等で連結されるので引張
強度が付与されるため安定したコンクリート構造物の構
築を可能にし、さらにコンクリートと土のう（１０）の
合成構造物として土のうを積んだ構造物に大きな風化抵
抗力及び大きな剛性を与える。なお、請求項２及び請求
項６の袋式コンクリート型枠（３）において、受水口
（１）にフィルターを詰めた袋式コンクリート型枠
（３）の試作、並びにそれらの型枠を用いたコンクリー
トと土のう（１０）の合成構造物の試作を実施し、本発
明の妥当性を確認した。
詰めた袋式コンクリート型枠（３）は柔軟で変形しやす
いので土のう（１０）と同様に地盤条件の制約を受けに
くく、かつ相互に連結材（８）等で連結されるので引張
強度が付与されるため安定したコンクリート構造物の構
築を可能にし、さらにコンクリートと土のう（１０）の
合成構造物として土のうを積んだ構造物に大きな風化抵
抗力及び大きな剛性を与える。なお、請求項２及び請求
項６の袋式コンクリート型枠（３）において、受水口
（１）にフィルターを詰めた袋式コンクリート型枠
（３）の試作、並びにそれらの型枠を用いたコンクリー
トと土のう（１０）の合成構造物の試作を実施し、本発
明の妥当性を確認した。
【０００６】
【実施例】以下、本発明のうち連結孔（２）を有する袋
式コンクリート型枠（３）の実施例について図１を参照
して説明する。 （イ）布材を用いて袋を製作する。 （ロ）袋の外面における２箇所の連結孔（２）の位置に
リング形の補強材（４）を袋材に縫付ける。 （ハ）リング形の補強材（４）の内側の袋材を、リング
形の中心位置から放射状に切込んで補強材（４）を包む
ように折り曲げて袋に縫付ける。 （ニ）補強材（４）の内側の袋材に開いた円形の孔に沿
いリング形の補強材（４）を包むように布材を当てて縫
付ける。 （ホ）布材を用いて両端がラッパ状に広がった筒を作
り、そのラッパ状の部分をリング形の補強材（４）を覆
うように重ねて袋に縫付けると連結孔（２）ができる。 （ヘ）受水口（１）を袋の口に取付ける。 （ト）連結孔（２）を有する袋式コンクリート型枠
（３）ができる。 なお、布材は膜材でもよく、縫付けは接着又は溶着でも
よい。
式コンクリート型枠（３）の実施例について図１を参照
して説明する。 （イ）布材を用いて袋を製作する。 （ロ）袋の外面における２箇所の連結孔（２）の位置に
リング形の補強材（４）を袋材に縫付ける。 （ハ）リング形の補強材（４）の内側の袋材を、リング
形の中心位置から放射状に切込んで補強材（４）を包む
ように折り曲げて袋に縫付ける。 （ニ）補強材（４）の内側の袋材に開いた円形の孔に沿
いリング形の補強材（４）を包むように布材を当てて縫
付ける。 （ホ）布材を用いて両端がラッパ状に広がった筒を作
り、そのラッパ状の部分をリング形の補強材（４）を覆
うように重ねて袋に縫付けると連結孔（２）ができる。 （ヘ）受水口（１）を袋の口に取付ける。 （ト）連結孔（２）を有する袋式コンクリート型枠
（３）ができる。 なお、布材は膜材でもよく、縫付けは接着又は溶着でも
よい。
【０００７】以下、本発明のうちを連結継手（６）を有
する袋式コンクリート型枠（３）の実施例について図２
を参照して説明する。 （イ）布材を用いて袋を製作する。 （ロ）袋の２箇所の連結継手（６）が貫通する位置に、
連結継手（６）の直径より少し大きい内径のリング形の
補強材（４）を縫付ける。 （ハ）リング形の補強材（４）の内側の袋材を、リング
形の中心位置から放射状に切込んで補強材（４）を包む
ように折り曲げて袋に縫付ける。 （ニ）リング形の補強材（４）の内側に開いた円形の孔
に沿い、布材を当てて補強材（４）を包むように袋に縫
付ける。 （ホ）連結継手（６）を袋の補強材（４）の内側の２箇
所の円形の孔に通して両端部は袋の外にありかつ中間部
は袋の内空部にあるように装置する。 （ヘ）連結継手（６）の両端部にリング形の連結器具
（７）を付ける。 （ト）受水口（１）を袋の口に取付ける。 （チ）連結継手（６）を有する袋式コンクリート型枠
（３）ができる。 なお、布材は膜材でもよく、縫付けは接着又は溶着でも
よい。
する袋式コンクリート型枠（３）の実施例について図２
を参照して説明する。 （イ）布材を用いて袋を製作する。 （ロ）袋の２箇所の連結継手（６）が貫通する位置に、
連結継手（６）の直径より少し大きい内径のリング形の
補強材（４）を縫付ける。 （ハ）リング形の補強材（４）の内側の袋材を、リング
形の中心位置から放射状に切込んで補強材（４）を包む
ように折り曲げて袋に縫付ける。 （ニ）リング形の補強材（４）の内側に開いた円形の孔
に沿い、布材を当てて補強材（４）を包むように袋に縫
付ける。 （ホ）連結継手（６）を袋の補強材（４）の内側の２箇
所の円形の孔に通して両端部は袋の外にありかつ中間部
は袋の内空部にあるように装置する。 （ヘ）連結継手（６）の両端部にリング形の連結器具
（７）を付ける。 （ト）受水口（１）を袋の口に取付ける。 （チ）連結継手（６）を有する袋式コンクリート型枠
（３）ができる。 なお、布材は膜材でもよく、縫付けは接着又は溶着でも
よい。
【０００８】以下、本発明のうち、受水口かつ袋の外面
で形成した連結孔（２）を有する袋式コンクリート型枠
（３）を用いたコンクリート構造物の構築方法の実施例
について、図１及び図３を参照して説明する。 （イ）袋式コンクリート型枠（３）に乾燥状態の混合し
たコンクリート材料（５）を詰め、袋式コンクリート型
枠（３）の口を密封する。 （ロ）連結孔（２）に連結材（８）を通して他の乾燥状
態の混合したコンクリート材料（５）を詰めた袋式コン
クリート型枠（３）と連結して積む。 （ハ）連結材（８）が外れる恐れがある場合は、両端部
を締結してリング状にする、他の連結材（８）に連結す
る、又は連結材（８）の端部にアンカーを取付ける。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水して
硬化させる。 （ホ）コンクリート構造物ができる。
で形成した連結孔（２）を有する袋式コンクリート型枠
（３）を用いたコンクリート構造物の構築方法の実施例
について、図１及び図３を参照して説明する。 （イ）袋式コンクリート型枠（３）に乾燥状態の混合し
たコンクリート材料（５）を詰め、袋式コンクリート型
枠（３）の口を密封する。 （ロ）連結孔（２）に連結材（８）を通して他の乾燥状
態の混合したコンクリート材料（５）を詰めた袋式コン
クリート型枠（３）と連結して積む。 （ハ）連結材（８）が外れる恐れがある場合は、両端部
を締結してリング状にする、他の連結材（８）に連結す
る、又は連結材（８）の端部にアンカーを取付ける。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水して
硬化させる。 （ホ）コンクリート構造物ができる。
【０００９】以下、本発明のうち、受水口（１）及び両
端部は袋の外にありかつ中間部は袋の内空部にある連結
継手（６）を有する袋式コンクリート型枠（３）を用い
るコンクリート構造物の構築方法の実施例について、図
２及び図３を参照して説明する。 （イ）袋式コンクリート型枠（３）に乾燥状態の混合し
たコンクリート材料（５）を詰めて袋式コンクリート型
枠（３）の口を密封する。 （ロ）袋式コンクリート型枠（３）の連結継手（６）
を、他の乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を
詰めた袋式コンクリート型枠（３）に、連結継手（６）
に直接連結又は連結材（８）を介して連結して積む。 （ハ）連結継手（５）が外れる恐れがある場合には、連
結継手（５）にアンカーを取付ける。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水し硬
化させる。 （ホ）コンクリート構造物ができる。
端部は袋の外にありかつ中間部は袋の内空部にある連結
継手（６）を有する袋式コンクリート型枠（３）を用い
るコンクリート構造物の構築方法の実施例について、図
２及び図３を参照して説明する。 （イ）袋式コンクリート型枠（３）に乾燥状態の混合し
たコンクリート材料（５）を詰めて袋式コンクリート型
枠（３）の口を密封する。 （ロ）袋式コンクリート型枠（３）の連結継手（６）
を、他の乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を
詰めた袋式コンクリート型枠（３）に、連結継手（６）
に直接連結又は連結材（８）を介して連結して積む。 （ハ）連結継手（５）が外れる恐れがある場合には、連
結継手（５）にアンカーを取付ける。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水し硬
化させる。 （ホ）コンクリート構造物ができる。
【００１０】以下、本発明のうち、コンクリートと土の
う（１０）の合成構造物の構築方法の実施例について、
図１、図２及び図４を参照して説明する。 （イ）受水口（１）及び連結孔（２）又は受水口（１）
及び連結継手（６）を有する袋式コンクリート型枠
（３）を用意し、それに乾燥状態の混合したコンクリー
ト材料（５）を詰めて口を密封する。 （ロ）連結孔（２）又は連結継手（６）を有する土のう
（９）を用意し、それに土質材料を詰めて口を閉じる。 （ハ）合成構造の部分において、袋式コンクリート型枠
（３）と土のう（１０）を連結孔（２）又は連結継手
（５）を用いて連結して積む。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水して
硬化させる。 （ホ）コンクリートと土のう（１０）の合成構造物がで
きる。
う（１０）の合成構造物の構築方法の実施例について、
図１、図２及び図４を参照して説明する。 （イ）受水口（１）及び連結孔（２）又は受水口（１）
及び連結継手（６）を有する袋式コンクリート型枠
（３）を用意し、それに乾燥状態の混合したコンクリー
ト材料（５）を詰めて口を密封する。 （ロ）連結孔（２）又は連結継手（６）を有する土のう
（９）を用意し、それに土質材料を詰めて口を閉じる。 （ハ）合成構造の部分において、袋式コンクリート型枠
（３）と土のう（１０）を連結孔（２）又は連結継手
（５）を用いて連結して積む。 （ニ）袋式コンクリート型枠（３）の受水口（１）から
乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水して
硬化させる。 （ホ）コンクリートと土のう（１０）の合成構造物がで
きる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果がある。 （イ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を詰
めた袋式コンクリート型枠（３）は塑性体であるので、
地盤条件の制約を受けにくく、相互のなじみが良くかつ
運搬が容易である。 （ロ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）は現
場で給水して硬化させるので、プレキャストコンクリー
トのような製作のための工場は不要になる。 （ハ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（６）は、
袋式コンクリート型枠（３）に詰めた状態で外気及び日
光から遮断することにより、保存が可能になりかつ乾燥
状態の混合したコンクリート材料（５）の再利用も可能
になる。 （ニ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を詰
めた袋式コンクリート型枠（３）を積む作業は土のう
（１０）を積む作業と類似しているため、コンクリート
と土のう（１０）の合成構造物の構築作業は、小種類の
機械、作業及び連結装置を用いて経済的に実施できる。 （ホ）連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）を
用いたコンクリート構造物は一体構造になるため、連結
しないコンクリートブロック構造物に比して安定性が高
い。 （ヘ）連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）を
用いると土のう（１０）との連結が容易になるため、コ
ンクリートと土のう（１０）の合成構造物の構築が容易
になり、土のうを積んだ構造物の風化及び剛性に関する
補強が容易になる。
ているので、以下に記載されるような効果がある。 （イ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を詰
めた袋式コンクリート型枠（３）は塑性体であるので、
地盤条件の制約を受けにくく、相互のなじみが良くかつ
運搬が容易である。 （ロ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）は現
場で給水して硬化させるので、プレキャストコンクリー
トのような製作のための工場は不要になる。 （ハ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（６）は、
袋式コンクリート型枠（３）に詰めた状態で外気及び日
光から遮断することにより、保存が可能になりかつ乾燥
状態の混合したコンクリート材料（５）の再利用も可能
になる。 （ニ）乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）を詰
めた袋式コンクリート型枠（３）を積む作業は土のう
（１０）を積む作業と類似しているため、コンクリート
と土のう（１０）の合成構造物の構築作業は、小種類の
機械、作業及び連結装置を用いて経済的に実施できる。 （ホ）連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）を
用いたコンクリート構造物は一体構造になるため、連結
しないコンクリートブロック構造物に比して安定性が高
い。 （ヘ）連結装置を有する袋式コンクリート型枠（３）を
用いると土のう（１０）との連結が容易になるため、コ
ンクリートと土のう（１０）の合成構造物の構築が容易
になり、土のうを積んだ構造物の風化及び剛性に関する
補強が容易になる。
【図１】受水口及び連結孔を有する袋式コンクリート型
枠の説明図である。
枠の説明図である。
【図２】受水口及び連結器具を付けた連結継手を有する
袋式コンクリート型枠の説明図である。
袋式コンクリート型枠の説明図である。
【図３】受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート
型枠を用いたコンクリート構造物の例である。
型枠を用いたコンクリート構造物の例である。
【図４】受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート
型枠を用いたコンクリートと土のうの合成構造物の例で
ある。
型枠を用いたコンクリートと土のうの合成構造物の例で
ある。
１ 受水口 ２ 連結孔 ３ 袋式コンクリート型枠 ４ 補強材 ５ 乾燥状態の混合したコンクリート材料 ６ 連結継手 ７ 連結器具 ８ 連結材 ９ 地盤 １０ 土のう
Claims (11)
- 【請求項１】 受水口（１）及び袋の外面で形成した連
結孔（２）を有する袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項２】 請求項１の袋式コンクリート型枠（３）
において、連結孔（２）の端部を補強材（４）で補強し
た袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項３】 請求項１及び請求項２の袋式コンクリー
ト型枠（３）において、受水口（１）にフィルターを詰
めた袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項４】 受水口（１）及び両端部は袋の外にあり
かつ中間部は袋の内空部にある連結継手（６）を有する
袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項５】 請求項４の袋式コンクリート型枠（３）
において、連結継手（６）が袋を貫く箇所の袋材を補強
材（４）で補強した袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項６】 請求項４及び請求項５の袋式コンクリー
ト型枠（３）において、連結継手（６）の端部に連結器
具（７）を取付けた袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項７】 請求項４、請求項５及び請求項６の袋式
コンクリート型枠（３）において、受水口（１）にフィ
ルターを詰めた袋式コンクリート型枠（３）。 - 【請求項８】 請求項１、請求項２及び請求項３の袋式
コンクリート型枠（３）において、乾燥状態の混合した
コンクリート材料（５）を詰めて連結材（８）を連結孔
（２）に通して他の乾燥状態の混合したコンクリート材
料（５）を詰めた袋式コンクリート型枠（３）に連結し
て積み、受水口（１）から乾燥状態の混合したコンクリ
ート材料（５）に給水して硬化させるコンクリート構造
物の構築方法。 - 【請求項９】 請求項４、請求項５、請求項６及び請求
項７の袋式コンクリート型枠（３）において、袋式コン
クリート型枠（３）に乾燥状態の混合したコンクリート
材料（５）を詰めて連結継手（６）を他の乾燥状態の混
合したコンクリート材料（５）を詰めた袋式コンクリー
ト型枠（３）の連結継手（６）に直接連結又は別に配置
した連結材（８）を介して連結して積み、受水口（１）
から乾燥状態の混合したコンクリート材料（５）に給水
して硬化させるコンクリート構造物の構築方法。 - 【請求項１０】 請求項８及び請求項９の構築方法を併
用するコンクリート構造物の構築方法。 - 【請求項１１】 乾燥状態の混合したコンクリート材料
（５）を詰めた受水口（１）及び連結孔（２）又は受水
口（１）及び連結継手（６）を有する袋式コンクリート
型枠（３）を、土質材料を詰めた連結孔（２）又は連結
継手（６）を有する土のう（１０）に連結材（８）を連
結孔（２）に通す方法、連結継手（６）同士を連結する
方法又は連結継手（６）を別に配置した連結材（８）を
介して連結する方法のいずれかで連結して積み、袋式コ
ンクリート型枠（３）の受水口（１）から乾燥状態の混
合したコンクリート材料（５）に給水して硬化させるコ
ンクリートと土のう（１０）の合成構造物の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24176794A JPH0868060A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠並 びに該型枠を用いた諸構造物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24176794A JPH0868060A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠並 びに該型枠を用いた諸構造物の構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868060A true JPH0868060A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=17079229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24176794A Pending JPH0868060A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 受水口及び連結装置を有する袋式コンクリート型枠並 びに該型枠を用いた諸構造物の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0868060A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11172679A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Kazuya Deguchi | コンクリート工法 |
| WO2012112995A1 (en) * | 2011-01-26 | 2012-08-23 | Richard John Thorpe | Earth support system using particulate material bags |
| JP2014218810A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | 株式会社九コン | 土嚢状土木資材 |
| CN109057829A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-12-21 | 山东科技大学 | 一种内装水囊组的干料成品袋及方法 |
| CN117248546A (zh) * | 2023-11-16 | 2023-12-19 | 西南交通大学 | 一种无需挖槽的锚索框架梁快速施工方法及结构 |
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1994
- 1994-08-30 JP JP24176794A patent/JPH0868060A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11172679A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Kazuya Deguchi | コンクリート工法 |
| WO2012112995A1 (en) * | 2011-01-26 | 2012-08-23 | Richard John Thorpe | Earth support system using particulate material bags |
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| CN109057829A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-12-21 | 山东科技大学 | 一种内装水囊组的干料成品袋及方法 |
| CN109057829B (zh) * | 2018-09-06 | 2023-12-15 | 山东科技大学 | 一种内装水囊组的干料成品袋及方法 |
| CN117248546A (zh) * | 2023-11-16 | 2023-12-19 | 西南交通大学 | 一种无需挖槽的锚索框架梁快速施工方法及结构 |
| CN117248546B (zh) * | 2023-11-16 | 2024-02-02 | 西南交通大学 | 一种无需挖槽的锚索框架梁快速施工方法及结构 |
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