JPH086801B2 - 油圧式無段変速機の分配環 - Google Patents
油圧式無段変速機の分配環Info
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- JPH086801B2 JPH086801B2 JP62282579A JP28257987A JPH086801B2 JP H086801 B2 JPH086801 B2 JP H086801B2 JP 62282579 A JP62282579 A JP 62282579A JP 28257987 A JP28257987 A JP 28257987A JP H086801 B2 JPH086801 B2 JP H086801B2
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- cylinder
- motor
- pump
- hydraulic
- distribution ring
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H39/00—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution
- F16H39/04—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit
- F16H39/06—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type
- F16H39/08—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders
- F16H39/10—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing
- F16H39/14—Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing with cylinders carried in rotary cylinder blocks or cylinder-bearing members
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、油圧ポンプと可変容量型油圧モータとを油
圧閉回路にて連結してなる油圧式無段変速機に於て、油
圧ポンプの吐出油を油圧モータに順次分配するために設
けられた分配環に関する。
圧閉回路にて連結してなる油圧式無段変速機に於て、油
圧ポンプの吐出油を油圧モータに順次分配するために設
けられた分配環に関する。
〈従来の技術〉 車輌用無段変速機として、入力軸に連なるポンプシリ
ンダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数の
シリンダ孔内にポンププランジャを摺合してなる所謂ア
キシャルプランジャポンプと、出力軸に連なるモータシ
リンダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数
のシリンダ孔内にモータプランジャを摺合してなる所謂
斜板式アキシャルプランジャモータとを油圧閉回路にて
連結し、モータシリンダとポンプシリンダとの相対回転
により動力を伝達するようにした無段変速機が種々提案
されている。
ンダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数の
シリンダ孔内にポンププランジャを摺合してなる所謂ア
キシャルプランジャポンプと、出力軸に連なるモータシ
リンダにその回転中心を囲繞して環状に配設された多数
のシリンダ孔内にモータプランジャを摺合してなる所謂
斜板式アキシャルプランジャモータとを油圧閉回路にて
連結し、モータシリンダとポンプシリンダとの相対回転
により動力を伝達するようにした無段変速機が種々提案
されている。
このような変速機として、例えば特公昭32−7159号公
報、或いは特公昭41−3208号公報に開示されているよう
に、モータシリンダの軸線方向端面に於けるモータシリ
ンダの回転軸を中心とする円周上に、各シリンダ孔に連
通する連結ポートをほぼ等間隔をおいて開設すると共
に、円環状をなす分配環を、モータシリンダの回転軸と
偏心させてモータシリンダの端面に摺接可能なるように
配設し、この分配環の内側にポンプ吐出圧を導入し、外
側にモータシリンダの排出油を導出するようにした構成
が知られている。
報、或いは特公昭41−3208号公報に開示されているよう
に、モータシリンダの軸線方向端面に於けるモータシリ
ンダの回転軸を中心とする円周上に、各シリンダ孔に連
通する連結ポートをほぼ等間隔をおいて開設すると共
に、円環状をなす分配環を、モータシリンダの回転軸と
偏心させてモータシリンダの端面に摺接可能なるように
配設し、この分配環の内側にポンプ吐出圧を導入し、外
側にモータシリンダの排出油を導出するようにした構成
が知られている。
この構成によると、モータシリンダの連結ポートとポ
ンプの吐出ポート及び吸入ポートとの連通を、分配環と
モータシリンダとの相対回転により順次切換えるように
して、環状に列設されたモータプランジャに順次往復動
を与えることができる。
ンプの吐出ポート及び吸入ポートとの連通を、分配環と
モータシリンダとの相対回転により順次切換えるように
して、環状に列設されたモータプランジャに順次往復動
を与えることができる。
また、この分配環として、ポンプの吐出油を膨脹行程
にあるシリンダ孔に導く吸入ポート及び、収縮行程にあ
るシリンダ孔からの排出油を導出する排出ポートが、連
結ポートを列設した円周に概ね沿う弧状に形成された分
配環も知られている。この場合にも、環状に列設された
連結ポートがモータシリンダの回転に従って分配環の吸
入ポート及び排出ポートに順次整合し、作動油の吸入、
排出を行ないつつモータプランジャが往復運動を繰返
す。
にあるシリンダ孔に導く吸入ポート及び、収縮行程にあ
るシリンダ孔からの排出油を導出する排出ポートが、連
結ポートを列設した円周に概ね沿う弧状に形成された分
配環も知られている。この場合にも、環状に列設された
連結ポートがモータシリンダの回転に従って分配環の吸
入ポート及び排出ポートに順次整合し、作動油の吸入、
排出を行ないつつモータプランジャが往復運動を繰返
す。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、上記した分配環に対しては、ポンプから吐
出された比較的高い油圧と、モータから排出された比較
的低い油圧とによるモータシリンダ端面に対する於圧力
と、モータシリンダ側のシリンダ孔の内圧による開離力
とが作用する。
出された比較的高い油圧と、モータから排出された比較
的低い油圧とによるモータシリンダ端面に対する於圧力
と、モータシリンダ側のシリンダ孔の内圧による開離力
とが作用する。
このうち押圧力の中心は、分配環の受圧面積が円周に
沿って均一であれば、分配環の中心軸に整合する。とこ
ろが、例えば加速時に於ては、データシリンダに於ける
収縮行程にあるシリンダ孔内圧に比して膨張行程にある
シリンダ孔内圧の方がより高圧であるため、開離力の中
心は、膨張行程にある連結ポート群の側に偏移する。同
時に、モータシリンダが高速回転時には、モータシリン
ダと分配環との間の圧力分布が回転方向に引摺られる傾
向にあることが知られており、この場合には、開離力の
中心は下死点(膨張行程終了点)側に偏移する。
沿って均一であれば、分配環の中心軸に整合する。とこ
ろが、例えば加速時に於ては、データシリンダに於ける
収縮行程にあるシリンダ孔内圧に比して膨張行程にある
シリンダ孔内圧の方がより高圧であるため、開離力の中
心は、膨張行程にある連結ポート群の側に偏移する。同
時に、モータシリンダが高速回転時には、モータシリン
ダと分配環との間の圧力分布が回転方向に引摺られる傾
向にあることが知られており、この場合には、開離力の
中心は下死点(膨張行程終了点)側に偏移する。
このような押圧力中心と開離力中心とのずれにより分
配環に作用するアンバランスモーメントは、モータシリ
ンダ端面と分配環との当接面の間隙を不均一にして、同
部分からの圧力洩れを増大させ、油圧モータの容積効率
の低下を招く。
配環に作用するアンバランスモーメントは、モータシリ
ンダ端面と分配環との当接面の間隙を不均一にして、同
部分からの圧力洩れを増大させ、油圧モータの容積効率
の低下を招く。
このような不都合を是正すべく押圧力を増大させる
と、当接面の面圧が増大し、摩耗、焼付けなどを生ずる
虞れがある。
と、当接面の面圧が増大し、摩耗、焼付けなどを生ずる
虞れがある。
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、モータシリンダと分配環との間に作用する押圧力
の中心と開離力の中心とを一致すべく改良された油圧式
無段変速機の分配環を提供することにある。
的は、モータシリンダと分配環との間に作用する押圧力
の中心と開離力の中心とを一致すべく改良された油圧式
無段変速機の分配環を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、回転軸中心を囲
んで環状に配設された多数のシリンダ孔内にそれぞれモ
ータプランジャを摺合させたモータシリンダ及び前記各
モータプランジャの往復動によって前記モータシリンダ
に回転を与えるべく機体ケースに支持されたモータ斜板
を備えかつ出力軸に連結された油圧モータと、前記モー
タシリンダの内周側に環状に配設された多数のシリンダ
孔内にそれぞれポンププランジャを摺合させたポンプシ
リンダ及び該ポンプシリンダの回転によって前記各ポン
ププランジャに往復動を与えるべく前記モータシリンダ
に支持されたポンプ斜板を備えかつ入力軸に連結された
油圧ポンプとを油圧閉回路にて連結してなる油圧式無段
変速機に於て、前記各シリンダ孔内に対する作動油の導
入及び前記各シリンダ孔からの排出油の導出を前記モー
タシリンダの回転に応じて順次切換えるべく、前記機体
ケースの軸方向端壁内面に付設された固定軸に前記モー
タシリンダの一端面に対して相対回転自在かつ軸方向変
位可能に摺接するように支持されてその内周側を膨張行
程のモータプランジャが摺合したシリンダ孔に連通さ
せ、その外周側を収縮行程のモータプランジャが摺合し
たシリンダ孔に連通させるようにしてなる分配環であっ
て、当該分配環の内周側に於ける軸方向油圧が作用する
受圧面を、前記膨脹行程側のシリンダ孔に対応する側に
遍在させ、当該分配環の外周側に於ける軸方向油圧が作
用する受圧面を、前記収縮行程側のシリンダ孔に対応す
る側に遍在させたことを特徴とする油圧式無段変速機の
分配環を提供することにより達成される。
んで環状に配設された多数のシリンダ孔内にそれぞれモ
ータプランジャを摺合させたモータシリンダ及び前記各
モータプランジャの往復動によって前記モータシリンダ
に回転を与えるべく機体ケースに支持されたモータ斜板
を備えかつ出力軸に連結された油圧モータと、前記モー
タシリンダの内周側に環状に配設された多数のシリンダ
孔内にそれぞれポンププランジャを摺合させたポンプシ
リンダ及び該ポンプシリンダの回転によって前記各ポン
ププランジャに往復動を与えるべく前記モータシリンダ
に支持されたポンプ斜板を備えかつ入力軸に連結された
油圧ポンプとを油圧閉回路にて連結してなる油圧式無段
変速機に於て、前記各シリンダ孔内に対する作動油の導
入及び前記各シリンダ孔からの排出油の導出を前記モー
タシリンダの回転に応じて順次切換えるべく、前記機体
ケースの軸方向端壁内面に付設された固定軸に前記モー
タシリンダの一端面に対して相対回転自在かつ軸方向変
位可能に摺接するように支持されてその内周側を膨張行
程のモータプランジャが摺合したシリンダ孔に連通さ
せ、その外周側を収縮行程のモータプランジャが摺合し
たシリンダ孔に連通させるようにしてなる分配環であっ
て、当該分配環の内周側に於ける軸方向油圧が作用する
受圧面を、前記膨脹行程側のシリンダ孔に対応する側に
遍在させ、当該分配環の外周側に於ける軸方向油圧が作
用する受圧面を、前記収縮行程側のシリンダ孔に対応す
る側に遍在させたことを特徴とする油圧式無段変速機の
分配環を提供することにより達成される。
〈作用〉 このようにすれば、モータシリンダの端面と分配環と
が周方向について概ね均一な面圧をもって互いに当接す
ることとなり、両部分間の押付け力を最小化しかつ両部
分間の油洩れを回避することができる。
が周方向について概ね均一な面圧をもって互いに当接す
ることとなり、両部分間の押付け力を最小化しかつ両部
分間の油洩れを回避することができる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本発明の好適実施例につ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図は本発明が適用された車輌用油圧式無段変速機
を示しており長手方向について分割形成されたケース半
体1a、1bを結合してなるミッションケース1の内部に
は、変速装置を構成する油圧ポンプPと油圧モータMと
が内蔵されている。
を示しており長手方向について分割形成されたケース半
体1a、1bを結合してなるミッションケース1の内部に
は、変速装置を構成する油圧ポンプPと油圧モータMと
が内蔵されている。
油圧ポンプPは、入力軸2の内端部に形成されたスプ
ライン部3に結合したポンプシリンダ4と、ポンプシリ
ンダ4に入力軸2と同心的な円周上に入力軸2に平行し
て設けられた多数のシリンダ孔5と、各シリンダ孔5に
それぞれ摺合した多数のポンププランジャとを有してお
り、入力軸2の外端に結合されたフライホイール7を介
して伝達される図示されないエンジンの動力により回転
駆動される。
ライン部3に結合したポンプシリンダ4と、ポンプシリ
ンダ4に入力軸2と同心的な円周上に入力軸2に平行し
て設けられた多数のシリンダ孔5と、各シリンダ孔5に
それぞれ摺合した多数のポンププランジャとを有してお
り、入力軸2の外端に結合されたフライホイール7を介
して伝達される図示されないエンジンの動力により回転
駆動される。
油圧モータMは、ポンプシリンダ4を外囲して設けら
れたモータシリンダ8と、モータシリンダ8に入力軸2
と同心的な円周上に入力軸2に平行して設けられた多数
のシリンダ孔9と、各シリンダ孔9にそれぞれ摺合した
多数のモータプランジャ10とを有しており、ポンプシリ
ンダ4と同心上にて相対回転自在なようにされている。
れたモータシリンダ8と、モータシリンダ8に入力軸2
と同心的な円周上に入力軸2に平行して設けられた多数
のシリンダ孔9と、各シリンダ孔9にそれぞれ摺合した
多数のモータプランジャ10とを有しており、ポンプシリ
ンダ4と同心上にて相対回転自在なようにされている。
モータシリンダ8の軸線方向両端には、一対の支軸11
a、11bが突設されており、一方の支軸11aは、玉軸受12
を介して右ケース半体1bの端壁に、他方の支軸11bはニ
ードル軸受13を介して左ケース半体1aの端壁にそれぞれ
支持されている。そして右ケース半体1bの軸線方向端面
には、押え板14がボルト15を用いて固着されており、玉
軸受12及び支軸11aが、右ケース半体1bに対して軸線方
向移動を阻止された上で一体的に組付けられている。ま
た他方の支軸11bには、平歯車16が一体的に形成されて
おり、該平歯車16に噛合する図示されない差動歯車装置
などを介して、油圧モータMの出力を外部へと伝達し得
るようにされている。
a、11bが突設されており、一方の支軸11aは、玉軸受12
を介して右ケース半体1bの端壁に、他方の支軸11bはニ
ードル軸受13を介して左ケース半体1aの端壁にそれぞれ
支持されている。そして右ケース半体1bの軸線方向端面
には、押え板14がボルト15を用いて固着されており、玉
軸受12及び支軸11aが、右ケース半体1bに対して軸線方
向移動を阻止された上で一体的に組付けられている。ま
た他方の支軸11bには、平歯車16が一体的に形成されて
おり、該平歯車16に噛合する図示されない差動歯車装置
などを介して、油圧モータMの出力を外部へと伝達し得
るようにされている。
モータシリンダ8の内側には、各ポンププランジャ6
に対して所定の角度をもって傾斜したポンプ斜板17が固
定されている。そしてこの傾斜面には、円環状をなすポ
ンプシュー18が回転摺動自在なように支承されている。
に対して所定の角度をもって傾斜したポンプ斜板17が固
定されている。そしてこの傾斜面には、円環状をなすポ
ンプシュー18が回転摺動自在なように支承されている。
各ポンププランジャ6には、ポンプ斜板17に向かって
開口する有底孔19が形成されており、この孔19内に挿入
された連接桿20が、その内端のボールジョイント21aを
介してポンププランジャ6に対して或る程度首振りし得
るように連結されている。また連接桿20は、有底孔19よ
りポンププランジャ6の外部に突出しており、その突出
端に形成されたボールジョイント21bを介して前記した
ポンプシュー18とも首振り自在なように連結されてい
る。
開口する有底孔19が形成されており、この孔19内に挿入
された連接桿20が、その内端のボールジョイント21aを
介してポンププランジャ6に対して或る程度首振りし得
るように連結されている。また連接桿20は、有底孔19よ
りポンププランジャ6の外部に突出しており、その突出
端に形成されたボールジョイント21bを介して前記した
ポンプシュー18とも首振り自在なように連結されてい
る。
円環状をなすポンプシュー18は、その外周面をニード
ル軸受22を介してモータシリンダ8の内側に支持されて
いる。そしてポンプシュー18のポンププランジャ側の内
周部に形成された段部23に当接する押えリング24が、ば
ね保持体25を介して入力軸2を外囲して縮設されたばね
26の弾発力を受け、ポンプシュー18をポンプ斜板17に押
圧するようにされている。
ル軸受22を介してモータシリンダ8の内側に支持されて
いる。そしてポンプシュー18のポンププランジャ側の内
周部に形成された段部23に当接する押えリング24が、ば
ね保持体25を介して入力軸2を外囲して縮設されたばね
26の弾発力を受け、ポンプシュー18をポンプ斜板17に押
圧するようにされている。
ばね保持体25は、入力軸2に形成されたスプライン部
27に摺動自在に嵌合しており、押えリング24とは球面を
もって接触している。従って、ばね保持体25は、どのよ
うな取付位置に於ても押えリング24にまんべんなく接触
して、ばね26の弾発力を伝えることができる。
27に摺動自在に嵌合しており、押えリング24とは球面を
もって接触している。従って、ばね保持体25は、どのよ
うな取付位置に於ても押えリング24にまんべんなく接触
して、ばね26の弾発力を伝えることができる。
このようにしてポンプシュー18は、ポンプ斜板17上に
於て常に定位置で回転摺動することができる。
於て常に定位置で回転摺動することができる。
ポンプシュー18の外周部に於けるポンプシリンダ4を
臨む端面には、クラウンギヤ28が形成されている。そし
てポンプシリンダ4の外周部には、このクラウンギヤ28
と等しい歯数をもって噛合する傘歯車29が固設されてい
る。これらクラウンギヤ28と傘歯車29との噛合により、
入力軸2よりポンプシリンダ4を駆動すれば、ポンプシ
リンダ4がポンプシュー18を同期的に回転駆動すること
となる。そしてこれらの回転に伴い、ポンプ斜板17の傾
斜面の上り側を走るポンププランジャ6は、ポンプ斜板
17からポンプシュー18及び連接桿20を介して吐出行程を
与えられ、また傾斜面の下り側を走るポンププランジャ
6は吸入行程を与えられる。
臨む端面には、クラウンギヤ28が形成されている。そし
てポンプシリンダ4の外周部には、このクラウンギヤ28
と等しい歯数をもって噛合する傘歯車29が固設されてい
る。これらクラウンギヤ28と傘歯車29との噛合により、
入力軸2よりポンプシリンダ4を駆動すれば、ポンプシ
リンダ4がポンプシュー18を同期的に回転駆動すること
となる。そしてこれらの回転に伴い、ポンプ斜板17の傾
斜面の上り側を走るポンププランジャ6は、ポンプ斜板
17からポンプシュー18及び連接桿20を介して吐出行程を
与えられ、また傾斜面の下り側を走るポンププランジャ
6は吸入行程を与えられる。
尚、傘歯車29の外周面とモータシリンダ8の内周面と
の間には、ニードル軸受30が介装されており、ポンプシ
リンダ4とモータシリンダ8との同心的な相対回転の精
度がより一層高められている。
の間には、ニードル軸受30が介装されており、ポンプシ
リンダ4とモータシリンダ8との同心的な相対回転の精
度がより一層高められている。
ポンプシュー18は、ポンプ斜板17との当接面の各連接
桿20に対応した位置に油圧ポケット31を凹設されてい
る。そしてこの油圧ポケット31をポンプシリンダ4内の
油室に連通させるために、ポンププランジャ6、連接桿
20及びポンプシュー18には、一連の油孔32、33、34が穿
設されている。従って、ポンプシリンダ4の作動中に
は、その内部の圧油が油圧ポケット31に供給され、その
圧油がポンププランジャ6からポンプシュー18に加わる
推力を支障するようにポンプシュー18に圧力を及ぼす。
これにより、ポンプシュー18のポンプ斜板17に対する接
触圧力を低減させ、同時にポンプシュー18とポンプ斜板
17との摺動面を潤滑することができる。
桿20に対応した位置に油圧ポケット31を凹設されてい
る。そしてこの油圧ポケット31をポンプシリンダ4内の
油室に連通させるために、ポンププランジャ6、連接桿
20及びポンプシュー18には、一連の油孔32、33、34が穿
設されている。従って、ポンプシリンダ4の作動中に
は、その内部の圧油が油圧ポケット31に供給され、その
圧油がポンププランジャ6からポンプシュー18に加わる
推力を支障するようにポンプシュー18に圧力を及ぼす。
これにより、ポンプシュー18のポンプ斜板17に対する接
触圧力を低減させ、同時にポンプシュー18とポンプ斜板
17との摺動面を潤滑することができる。
ミッションケース1の内部には、各モータプランジャ
10の先端に対抗するようにモータ斜板35が、その両外側
から突出する一対のトラニオン軸36を介して傾動自在に
枢支されており、このモータ斜板35の傾斜面に滑接する
モータシュー37が、各モータプランジャ10の外端に形成
されたボールジョイント38と首振自在に結合している。
10の先端に対抗するようにモータ斜板35が、その両外側
から突出する一対のトラニオン軸36を介して傾動自在に
枢支されており、このモータ斜板35の傾斜面に滑接する
モータシュー37が、各モータプランジャ10の外端に形成
されたボールジョイント38と首振自在に結合している。
各モータプランジャ10は、前記したポンププランジャ
6と同様に往復運動を行い、膨脹及び収縮行程を繰返し
つつモータシリンダ8を回転させることとなる。その
際、モータプランジャ10のストロークは、後記するよう
にして、モータ斜板35の傾斜角度を各モータプランジャ
10に対して垂直となる直立位置から、図示の最大傾斜位
置へと変化させることにより、0から最大まで無段階に
調節することができる。
6と同様に往復運動を行い、膨脹及び収縮行程を繰返し
つつモータシリンダ8を回転させることとなる。その
際、モータプランジャ10のストロークは、後記するよう
にして、モータ斜板35の傾斜角度を各モータプランジャ
10に対して垂直となる直立位置から、図示の最大傾斜位
置へと変化させることにより、0から最大まで無段階に
調節することができる。
モータシリンダ8は、その軸線方向に分割された第1
〜第4の部分8a〜8dより構成されている。第1の部分8a
には、前記した支軸11b及びポンプ斜板17が設けられ、
また第2の部分8bには、前記したシリンダ孔9の内の主
にモータプランジャ10の摺動を案内する部分が設けら
れ、また第3及び第4の部分8c、8dには、前記したシリ
ンダ孔9の内の案内部分より若干拡径された一連の油室
39が設けられ、そして第3の部分8cは、各シリンダ孔
5、9に連通する油路が設けられた分配盤40を構成し、
第4の部分8dには前記した一方の支軸11aが形成されて
いる。
〜第4の部分8a〜8dより構成されている。第1の部分8a
には、前記した支軸11b及びポンプ斜板17が設けられ、
また第2の部分8bには、前記したシリンダ孔9の内の主
にモータプランジャ10の摺動を案内する部分が設けら
れ、また第3及び第4の部分8c、8dには、前記したシリ
ンダ孔9の内の案内部分より若干拡径された一連の油室
39が設けられ、そして第3の部分8cは、各シリンダ孔
5、9に連通する油路が設けられた分配盤40を構成し、
第4の部分8dには前記した一方の支軸11aが形成されて
いる。
これら第1〜第4の部分8a〜8dは、互いの接合部を例
えばノックピンなどを用いて相互に位置決めがなされた
上で、複数のボルト41a、41bにより一体的に結合されて
いる。
えばノックピンなどを用いて相互に位置決めがなされた
上で、複数のボルト41a、41bにより一体的に結合されて
いる。
前記した入力軸2は、その外端部をニードル軸受42を
介してモータシリンダ8の他方の支軸11bの中心部に、
またその内端部をニードル軸受43を介して分配盤40の中
心部にそれぞれ支持されている。
介してモータシリンダ8の他方の支軸11bの中心部に、
またその内端部をニードル軸受43を介して分配盤40の中
心部にそれぞれ支持されている。
前記したように、ポンプシリンダ4とばね保持体25と
の間には、ばね26が縮設されており、このばね26の弾発
力により、ポンプシリンダ4を分配盤40に圧接し、これ
らの回転摺動部からの油の漏洩を防止すると共に、その
弾発反力により前記したようにばね保持体25、押えリン
グ24、ポンプシュー18及びポンプ斜板17をモータシリン
ダ8の内部に支持している。
の間には、ばね26が縮設されており、このばね26の弾発
力により、ポンプシリンダ4を分配盤40に圧接し、これ
らの回転摺動部からの油の漏洩を防止すると共に、その
弾発反力により前記したようにばね保持体25、押えリン
グ24、ポンプシュー18及びポンプ斜板17をモータシリン
ダ8の内部に支持している。
モータシリンダ8の一方の支軸11aは、中空に形成さ
れており、その中心部に、固定軸44が挿入されている。
この固定軸44の内端には、分配環45がOリングを介して
液密に嵌着されており、該分配環45の軸線方向端面が、
分配盤40の端面に摺接し得るようにされている。この分
配環45により、モータシリンダ8の第4の部分8dに形成
された中空部46が、内側油室46aと外側油室46bとに区画
される。
れており、その中心部に、固定軸44が挿入されている。
この固定軸44の内端には、分配環45がOリングを介して
液密に嵌着されており、該分配環45の軸線方向端面が、
分配盤40の端面に摺接し得るようにされている。この分
配環45により、モータシリンダ8の第4の部分8dに形成
された中空部46が、内側油室46aと外側油室46bとに区画
される。
分配盤40には、吐出行程にあるポンププランジャ6の
シリンダ孔5と内側油室46a間を連通する吐出ポート47
と、吸入行程にあるポンププランジャ6のシリンダ孔5
と外側油室46b間を連通する吸入ポート48とが開設され
ている。また分配盤40には、シリンダ孔9に対応して多
数の連絡ポート49が穿設されており、これらによりモー
タシリンダ8の各シリンダ孔9が、第4の部分8d内の中
空部46に連通する。
シリンダ孔5と内側油室46a間を連通する吐出ポート47
と、吸入行程にあるポンププランジャ6のシリンダ孔5
と外側油室46b間を連通する吸入ポート48とが開設され
ている。また分配盤40には、シリンダ孔9に対応して多
数の連絡ポート49が穿設されており、これらによりモー
タシリンダ8の各シリンダ孔9が、第4の部分8d内の中
空部46に連通する。
中空部46に対する連結ポート49の開口は、油圧モータ
Mの回転軸を中心とするある円周上を等分割して配設さ
れている。そして分配盤40に摺接する分配環45の働きに
より、後記するようにしてモータシリンダ8の回転に応
じて内側油室46aと外側油室46bとを連通する連結ポート
49が順次切替わることとなる。
Mの回転軸を中心とするある円周上を等分割して配設さ
れている。そして分配盤40に摺接する分配環45の働きに
より、後記するようにしてモータシリンダ8の回転に応
じて内側油室46aと外側油室46bとを連通する連結ポート
49が順次切替わることとなる。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータM間に
は、分配盤40、及び分配環45を介して油圧閉回路が形成
されている。従って、入力軸2よりポンプシリンダ4を
駆動すると、ポンププランジャ6の吐出行程により生成
された高圧の作動油が、吐出ポート47から内側油室46a
及びこれと連通状態にある連絡ポート49を経て膨脹行程
にあるモータプランジャ10のシリンダ孔9に流入して、
そのモータプランジャ10に推力を与える。
は、分配盤40、及び分配環45を介して油圧閉回路が形成
されている。従って、入力軸2よりポンプシリンダ4を
駆動すると、ポンププランジャ6の吐出行程により生成
された高圧の作動油が、吐出ポート47から内側油室46a
及びこれと連通状態にある連絡ポート49を経て膨脹行程
にあるモータプランジャ10のシリンダ孔9に流入して、
そのモータプランジャ10に推力を与える。
一方、収縮行程にあるモータプランジャ10により排出
される作動油は、外側油室46bに連通する連絡ポート4
9、及び吸入ポート48を介して吸入行程にあるポンププ
ランジャ6のシリンダ孔5に流入する。このような作動
油の循環により、吐出行程のポンププランジャ6がポン
プ斜板17を介してモータシリンダ8に与える反動トルク
と、膨脹行程のモータプランジャ10がモータ斜板35から
受ける反動トルクとの和によって、モータシリンダ8が
駆動される。
される作動油は、外側油室46bに連通する連絡ポート4
9、及び吸入ポート48を介して吸入行程にあるポンププ
ランジャ6のシリンダ孔5に流入する。このような作動
油の循環により、吐出行程のポンププランジャ6がポン
プ斜板17を介してモータシリンダ8に与える反動トルク
と、膨脹行程のモータプランジャ10がモータ斜板35から
受ける反動トルクとの和によって、モータシリンダ8が
駆動される。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシリンダ
8の変速比は次式によって与えられる。
8の変速比は次式によって与えられる。
上式から、油圧モータMの容量を0からある値に変え
れば、変速比を1からある必要な値にまで変えることが
できることが解る。
れば、変速比を1からある必要な値にまで変えることが
できることが解る。
ところで、油圧モータMの容量は、モータプランジャ
10のストロークにより決定されることから、モータ斜板
35を前記したように直立位置からある傾斜角まで傾動さ
せることにより、変速比を1からある値まで無段階に調
節することができる。
10のストロークにより決定されることから、モータ斜板
35を前記したように直立位置からある傾斜角まで傾動さ
せることにより、変速比を1からある値まで無段階に調
節することができる。
ミッションケース1内の上部には、モータ斜板35を傾
動操作するための油圧式チェンジサーボモータS1が設け
られている。そして、ミッションケース1内に突出した
チェンジサーボモータS1のピストンロッド50の突出端に
は、モータ斜板35が連結部材51を介してピン結合されて
おり、押え板17を貫通して突出したチェンジサーボモー
タS1のパイロット弁52の外端部には、カム機構C1が連結
され、別途制御装置(図示せず)によりモータ斜板35の
遠隔操作が行なわれる。
動操作するための油圧式チェンジサーボモータS1が設け
られている。そして、ミッションケース1内に突出した
チェンジサーボモータS1のピストンロッド50の突出端に
は、モータ斜板35が連結部材51を介してピン結合されて
おり、押え板17を貫通して突出したチェンジサーボモー
タS1のパイロット弁52の外端部には、カム機構C1が連結
され、別途制御装置(図示せず)によりモータ斜板35の
遠隔操作が行なわれる。
このチェンジサーボモータS1は、パイロット弁52の動
きを油圧増幅して内部に組込まれたピストンを往復駆動
する公知型式のものであり、外部の制御装置から与えら
れたパイロット弁52の動きに追従するようにピストンロ
ッド50を駆動し、これによりモータ斜板35を第1図に実
線にて示す最大傾斜位置、即ち変速比最大から、想像線
にて示す最小傾斜位置、即ち変速比最小まで無段階にシ
フトすることができる。
きを油圧増幅して内部に組込まれたピストンを往復駆動
する公知型式のものであり、外部の制御装置から与えら
れたパイロット弁52の動きに追従するようにピストンロ
ッド50を駆動し、これによりモータ斜板35を第1図に実
線にて示す最大傾斜位置、即ち変速比最大から、想像線
にて示す最小傾斜位置、即ち変速比最小まで無段階にシ
フトすることができる。
モータ斜板35と左ケース半体1aの端壁との間には、ス
トッパ53が介装されており、これによりモータ斜板35の
機械的な最小傾斜位置が規定されている。
トッパ53が介装されており、これによりモータ斜板35の
機械的な最小傾斜位置が規定されている。
分配環45を支持する固定軸44は中空に形成されてお
り、その周壁には内側油室46a、外側油室46b間を連通し
得る短絡ポート54a、54bが穿設されている。そしてこの
ポート54a、54bを開閉すべく、円筒状をなすクラッチ弁
55が、ニードル軸受56を介して固定軸44との相対回動が
自在なように固定軸44の中空部に嵌入されている。この
クラッチ弁55は、別途クラッチ制御装置(図示せず)に
連結され、短絡ポート54a、54bを全開にしたときにクラ
ッチ断状態を、そして半開にしたときに半クラッチ状態
を、更に全閉状態にしたときにクラッチ接状態を、それ
ぞれ得られるようにされている。即ち、図示されたクラ
ッチ断状態にあっては、吐出ポート47から内側油室46a
に吐出された作動油が、短絡ポート54a、54bを介して外
側油室46bから吸入ポート48に直接流入して油圧モータ
Mを不作動にし、またクラッチ接状態にあっては、上記
した作動油の短絡流動が阻止されて油圧ポンプPから油
圧モータMへの循環作用が行われ、通常の動力伝達がな
される。
り、その周壁には内側油室46a、外側油室46b間を連通し
得る短絡ポート54a、54bが穿設されている。そしてこの
ポート54a、54bを開閉すべく、円筒状をなすクラッチ弁
55が、ニードル軸受56を介して固定軸44との相対回動が
自在なように固定軸44の中空部に嵌入されている。この
クラッチ弁55は、別途クラッチ制御装置(図示せず)に
連結され、短絡ポート54a、54bを全開にしたときにクラ
ッチ断状態を、そして半開にしたときに半クラッチ状態
を、更に全閉状態にしたときにクラッチ接状態を、それ
ぞれ得られるようにされている。即ち、図示されたクラ
ッチ断状態にあっては、吐出ポート47から内側油室46a
に吐出された作動油が、短絡ポート54a、54bを介して外
側油室46bから吸入ポート48に直接流入して油圧モータ
Mを不作動にし、またクラッチ接状態にあっては、上記
した作動油の短絡流動が阻止されて油圧ポンプPから油
圧モータMへの循環作用が行われ、通常の動力伝達がな
される。
中空をなすクラッチ弁55の中心部には、油圧回路断続
用サーボモータS2が設けられている。油圧回路断続用サ
ーボモータS2は、チェンジサーボモータS1にカム機構C1
を介して連結されており、押え板14から突出したパイロ
ット弁57に往復動を与えることにより、先端部に設けら
れたシュー58により、分配盤40に穿設された吐出ポート
47の開口端を液密に閉塞し、吐出ポート47から内側油室
46aへの作動油の流通を遮断し得るようにされている。
そしてこの遮断状態にあっては、ポンププランジャ6が
油圧的にロックされ、油圧ポンプPと油圧モータMとが
直結状態となり、ポンプシリンダ4からポンププランジ
ャ6及びポンプ斜板17を介して、モータシリンダ8が機
械的に駆動されることとなる。この油圧ポンプPと油圧
モータMとの直結状態は、モータ斜板35を直立状態にし
た変速比最小、即ちトップ位置にて行われるもので、入
力軸から出力軸への動力伝達効率を向上すると同時に、
モータプランジャ10がモータ斜板35に及ぼす推力を低減
させ、軸受等の各部材に加わる負担を軽減することがで
きる。
用サーボモータS2が設けられている。油圧回路断続用サ
ーボモータS2は、チェンジサーボモータS1にカム機構C1
を介して連結されており、押え板14から突出したパイロ
ット弁57に往復動を与えることにより、先端部に設けら
れたシュー58により、分配盤40に穿設された吐出ポート
47の開口端を液密に閉塞し、吐出ポート47から内側油室
46aへの作動油の流通を遮断し得るようにされている。
そしてこの遮断状態にあっては、ポンププランジャ6が
油圧的にロックされ、油圧ポンプPと油圧モータMとが
直結状態となり、ポンプシリンダ4からポンププランジ
ャ6及びポンプ斜板17を介して、モータシリンダ8が機
械的に駆動されることとなる。この油圧ポンプPと油圧
モータMとの直結状態は、モータ斜板35を直立状態にし
た変速比最小、即ちトップ位置にて行われるもので、入
力軸から出力軸への動力伝達効率を向上すると同時に、
モータプランジャ10がモータ斜板35に及ぼす推力を低減
させ、軸受等の各部材に加わる負担を軽減することがで
きる。
尚、変速装置の右側面は、カム機構C1などを収容すべ
く、エンドカバー59により覆われている。
く、エンドカバー59により覆われている。
第2図に示すように、分配環45は円環状をなし、その
中心を連結ポート49のピッチ円中心に対して膨張行程に
あるシリンダ孔群側にオフセットした上で分配盤40の端
面に当接しており、分配盤40の回転に応じて内側油室46
a内に開口する連結ポート49からポンプ吐出油をシリン
ダ孔9内に送給してポンププランジャ10に膨張行程を与
え、外側油室46bに開口する連結ポート49からポンププ
ランジャ10の収縮行程に応じて作動油を排出するように
されている。
中心を連結ポート49のピッチ円中心に対して膨張行程に
あるシリンダ孔群側にオフセットした上で分配盤40の端
面に当接しており、分配盤40の回転に応じて内側油室46
a内に開口する連結ポート49からポンプ吐出油をシリン
ダ孔9内に送給してポンププランジャ10に膨張行程を与
え、外側油室46bに開口する連結ポート49からポンププ
ランジャ10の収縮行程に応じて作動油を排出するように
されている。
分配環45は、第3図及び第4図に示すように、外周輪
郭が真円をなす概ね円筒形をなしており、固定軸44の遊
端部を嵌入するために、内周輪郭が真円をなす受容孔45
cが形成されている。この受容孔45cの幾何学的中心は、
分配環45の幾何学的中心に対し、膨張行程側にL1寸法だ
け、また下死点側にL2寸法だけオフセットしており、こ
れにより、内側油室46a内の軸方向受圧面Aiの大部分が
膨張行程かつ下死点側に偏在し、それに伴い外側油室46
bに対する軸方向受圧面Aoが収縮行程側かつ上死点側に
偏在している。
郭が真円をなす概ね円筒形をなしており、固定軸44の遊
端部を嵌入するために、内周輪郭が真円をなす受容孔45
cが形成されている。この受容孔45cの幾何学的中心は、
分配環45の幾何学的中心に対し、膨張行程側にL1寸法だ
け、また下死点側にL2寸法だけオフセットしており、こ
れにより、内側油室46a内の軸方向受圧面Aiの大部分が
膨張行程かつ下死点側に偏在し、それに伴い外側油室46
bに対する軸方向受圧面Aoが収縮行程側かつ上死点側に
偏在している。
分配盤40と分配環45との間には、分配盤40に対する分
配環45の当接面と重なり合う連結ポート49を介してもた
らされるシリンダ孔9の内圧による開離力が作用してい
るが、連結ポート49を介して分配環45に作用する圧力
は、加速時にあっては、膨張行程側かつ下死点側がより
高圧となり(fe>fd)、エンジンブレーキが作用する減
速時にあっては、上記とは逆に収縮行程側かつ上死点側
がより高圧になる(fe<fd)。そのため、この開離力の
中心F2は、加速時は膨張行程側かつ下死点側に偏在し、
減速時はこの逆方向に偏在する傾向がある。
配環45の当接面と重なり合う連結ポート49を介してもた
らされるシリンダ孔9の内圧による開離力が作用してい
るが、連結ポート49を介して分配環45に作用する圧力
は、加速時にあっては、膨張行程側かつ下死点側がより
高圧となり(fe>fd)、エンジンブレーキが作用する減
速時にあっては、上記とは逆に収縮行程側かつ上死点側
がより高圧になる(fe<fd)。そのため、この開離力の
中心F2は、加速時は膨張行程側かつ下死点側に偏在し、
減速時はこの逆方向に偏在する傾向がある。
一方、加速時には、油圧ポンプPが高圧を吐出するた
め、内側油室46a内の軸方向受圧面Aiに作用する圧力(f
i)が、外側油室46bの軸方向受圧面Aoに作用する圧力
(fo)に比してより高圧となり、減速時には、油圧モー
タMがポンプ作用を行うためにこの逆となる。従って、
両受圧面Ai、Aoが周方向に均一であると、分配環45を分
配盤40に向けて押圧する中空部46内圧による押圧力の中
心F1は、常に分配環45の幾何学的中心軸と合致するが、
開離力の中心F2は分配環45の幾何学的中心軸と合致しな
いため、押圧力の中心F1と開離力の中心F2とのずれが大
きくなり、分配環45に傾倒モーメントが作用することと
なる。
め、内側油室46a内の軸方向受圧面Aiに作用する圧力(f
i)が、外側油室46bの軸方向受圧面Aoに作用する圧力
(fo)に比してより高圧となり、減速時には、油圧モー
タMがポンプ作用を行うためにこの逆となる。従って、
両受圧面Ai、Aoが周方向に均一であると、分配環45を分
配盤40に向けて押圧する中空部46内圧による押圧力の中
心F1は、常に分配環45の幾何学的中心軸と合致するが、
開離力の中心F2は分配環45の幾何学的中心軸と合致しな
いため、押圧力の中心F1と開離力の中心F2とのずれが大
きくなり、分配環45に傾倒モーメントが作用することと
なる。
そこで本発明に於ては、上記のように分配環45の軸方
向受圧面Ai、Aoを分配環45の幾何学的中心に対して適宜
に偏在させることにより、中空部46内圧による押圧力中
心F1と、シリンダ孔内圧による開離力中心F2とのずれE
を最小化するようにしてある。
向受圧面Ai、Aoを分配環45の幾何学的中心に対して適宜
に偏在させることにより、中空部46内圧による押圧力中
心F1と、シリンダ孔内圧による開離力中心F2とのずれE
を最小化するようにしてある。
第5図及び第6図は、本発明に基づく変形実施例を示
している。本実施例に於ては、分配環45の分配盤40に対
する当接面ACの輪郭形状が、膨張行程側の半径R1と収
縮行程側の半径R2とで非対称となるようにされている。
このようにすることにより開離力の大きさ、作用点、及
び転傾モーメントの支点の位置などを適宜に変化させる
ことができる。
している。本実施例に於ては、分配環45の分配盤40に対
する当接面ACの輪郭形状が、膨張行程側の半径R1と収
縮行程側の半径R2とで非対称となるようにされている。
このようにすることにより開離力の大きさ、作用点、及
び転傾モーメントの支点の位置などを適宜に変化させる
ことができる。
上記した各実施例に示す構成の分配環45にあっては、
分配環45の周方向位置が変位すると、モータプランジャ
の適正な作動行程が阻害される不都合があり、そのた
め、固定軸44に対する取付角度を規定する必要がある。
そこで分配環45の軸線方向端部には、軸線方向に沿う一
対の突片63が、外周面のほぼ対角位置に設けられてい
る。また固定軸44の外周面には、これら突片63を受容す
べく対応凹部(図示せず)が形成されている。そしてこ
れら突片63と対応凹部とを互いに係合した上で、固定軸
44の軸端に分配環45を液密に嵌着することにより、分配
環45と固定軸44との相対回動を阻止するようにされてい
る。
分配環45の周方向位置が変位すると、モータプランジャ
の適正な作動行程が阻害される不都合があり、そのた
め、固定軸44に対する取付角度を規定する必要がある。
そこで分配環45の軸線方向端部には、軸線方向に沿う一
対の突片63が、外周面のほぼ対角位置に設けられてい
る。また固定軸44の外周面には、これら突片63を受容す
べく対応凹部(図示せず)が形成されている。そしてこ
れら突片63と対応凹部とを互いに係合した上で、固定軸
44の軸端に分配環45を液密に嵌着することにより、分配
環45と固定軸44との相対回動を阻止するようにされてい
る。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、分配環に作用する開離力
による傾倒モーメントと、押圧力による傾倒モーメント
との作用中心を適宜に調節し得ることから、両モーメン
トのバランスを最適として分配環と分配盤との間の摺接
状態を改善し、モータシリンダに対する洩れを削減する
ことができる。従って、無段変速機の動力伝達効率を向
上する上に大きな効果がある。
による傾倒モーメントと、押圧力による傾倒モーメント
との作用中心を適宜に調節し得ることから、両モーメン
トのバランスを最適として分配環と分配盤との間の摺接
状態を改善し、モータシリンダに対する洩れを削減する
ことができる。従って、無段変速機の動力伝達効率を向
上する上に大きな効果がある。
第1図は本発明が適用された油圧式無段変速機の縦断面
図である。 第2図は分配環と連結ポートとの関係を示す説明図であ
る。 第3図は分配環の固定軸側から見た端面図である。 第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 第5図は変形実施例を示す分配環の分配盤側から見た端
面図である。 第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図である。 P……油圧ポンプ、M……油圧モータ S1……チェンジサーボモータ S2……油圧回路断続用サーボモータ C1……カム機構 1……ミッションケース、1a、1b……ケース半体 2……入力軸、3……スプライン部 4……ポンプシリンダ、5……シリンダ孔 6……ポンププランジャ、7……フライホイール 8……モータシリンダ、8a……第1の部分 8b……第2の部分、8c……第3の部分 8d……第4の部分、9……シリンダ孔 10……モータプランジャ 11a、11b……支軸、12……玉軸受 13……ニードル軸受 14……押え板、15……ボルト 16……歯車、17……ポンプ斜板 18……ポンプシュー、19……有底孔 20……連接桿 21a、21b……ボールジョイント 22……ニードル軸受、23……段部 24……押えリング、25……ばね保持体 26……ばね、27……スプライン部 28……クラウンギヤ、29……傘歯車 30……ニードル軸受、31……油圧ポケット 32、33、34……油孔 35……モータ斜板、36……トラニオン軸 37……モータシュー、38……ボールジョイント 39……油室、40……分配盤 41a、41b……ボルト 42、43……ニードル軸受 44……固定軸、45……分配環 45c……受容孔、46……中空部 46a……内側油室、46b……外側油室 47……吐出ポート、48……吸入ポート 49……連結ポート、50……ピストンロッド 51……連結部材、52……パイロット弁 53……ストッパ 54a、54b……短絡ポート 55……クラッチ弁、56……ニードル軸受 57……パイロット弁、58……シュー 59……エンドカバー
図である。 第2図は分配環と連結ポートとの関係を示す説明図であ
る。 第3図は分配環の固定軸側から見た端面図である。 第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 第5図は変形実施例を示す分配環の分配盤側から見た端
面図である。 第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図である。 P……油圧ポンプ、M……油圧モータ S1……チェンジサーボモータ S2……油圧回路断続用サーボモータ C1……カム機構 1……ミッションケース、1a、1b……ケース半体 2……入力軸、3……スプライン部 4……ポンプシリンダ、5……シリンダ孔 6……ポンププランジャ、7……フライホイール 8……モータシリンダ、8a……第1の部分 8b……第2の部分、8c……第3の部分 8d……第4の部分、9……シリンダ孔 10……モータプランジャ 11a、11b……支軸、12……玉軸受 13……ニードル軸受 14……押え板、15……ボルト 16……歯車、17……ポンプ斜板 18……ポンプシュー、19……有底孔 20……連接桿 21a、21b……ボールジョイント 22……ニードル軸受、23……段部 24……押えリング、25……ばね保持体 26……ばね、27……スプライン部 28……クラウンギヤ、29……傘歯車 30……ニードル軸受、31……油圧ポケット 32、33、34……油孔 35……モータ斜板、36……トラニオン軸 37……モータシュー、38……ボールジョイント 39……油室、40……分配盤 41a、41b……ボルト 42、43……ニードル軸受 44……固定軸、45……分配環 45c……受容孔、46……中空部 46a……内側油室、46b……外側油室 47……吐出ポート、48……吸入ポート 49……連結ポート、50……ピストンロッド 51……連結部材、52……パイロット弁 53……ストッパ 54a、54b……短絡ポート 55……クラッチ弁、56……ニードル軸受 57……パイロット弁、58……シュー 59……エンドカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 浩実 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−74961(JP,A) 実開 昭61−63483(JP,U) 特公 昭44−5733(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸中心を囲んで環状に配設された多数
のシリンダ孔内にそれぞれモータプランジャを摺合させ
たモータシリンダ及び前記各モータプランジャの往復動
によって前記モータシリンダに回転を与えるべく機体ケ
ースに支持されたモータ斜板を備えかつ出力軸に連結さ
れた油圧モータと、前記モータシリンダの内周側に環状
に配設された多数のシリンダ孔内にそれぞれポンププラ
ンジャを摺合させたポンプシリンダ及び該ポンプシリン
ダの回転によって前記各ポンププランジャに往復動を与
えるべく前記モータシリンダに支持されたポンプ斜板を
備えかつ入力軸に連結された油圧ポンプとを油圧閉回路
にて連結してなる油圧式無段変速機に於て、前記各シリ
ンダ孔内に対する作動油の導入及び前記各シリンダ孔か
らの排出油の導出を前記モータシリンダの回転に応じて
順次切換えるべく、前記機体ケースの軸方向端壁内面に
付設された固定軸に前記モータシリンダの一端面に対し
て相対回転自在かつ軸方向変位可能に摺接するように支
持されてその内周側を膨張行程のモータプランジャが摺
合したシリンダ孔に連通させ、その外周側を収縮行程の
モータプランジャが摺合したシリンダ孔に連通させるよ
うにしてなる分配環であって、 当該分配環の内周側に於ける軸方向油圧が作用する受圧
面を、前記膨脹行程側のシリンダ孔に対応する側に遍在
させ、 当該分配環の外周側に於ける軸方向油圧が作用する受圧
面を、前記収縮行程側のシリンダ孔に対応する側に遍在
させたことを特徴とする油圧式無段変速機の分配環。
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