JPS61153054A - 静油圧式無段変速機 - Google Patents

静油圧式無段変速機

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JPS61153054A
JPS61153054A JP6873385A JP6873385A JPS61153054A JP S61153054 A JPS61153054 A JP S61153054A JP 6873385 A JP6873385 A JP 6873385A JP 6873385 A JP6873385 A JP 6873385A JP S61153054 A JPS61153054 A JP S61153054A
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JP
Japan
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cylinder
motor
oil passage
pump
pressure oil
Prior art date
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Application number
JP6873385A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hayashi
勉 林
Eiichi Hashimoto
栄一 橋本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP6873385A priority Critical patent/JPS61153054A/ja
Publication of JPS61153054A publication Critical patent/JPS61153054A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H39/00Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution
    • F16H39/04Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit
    • F16H39/06Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type
    • F16H39/08Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、定容量の斜板式油圧ポンプと可変容 。
量の斜板式油圧モータとの間に油圧閉回路を形成してな
る静油圧式無端変速機の改良に関する。
(2)  従来の技術 かかる静油圧式無段変速機は、例えば特公昭59−38
467号公報に記載されているように、既に知られてい
る。
(3)  発明が解決しようとする問題点従来の静油圧
式無段変速機では、油圧モータのモータシリンダに固設
された分配盤に油圧ポンプのポンプシリンダを回転摺動
自在に圧接させ、それらの回転摺動面を貫通する油路を
通して油圧ポンプ及び油圧モータの作動油の授受を行う
ようにしている。このため、分配盤及びポンプシリンダ
の相対向する回転摺動面間から圧油が漏洩し易く、その
漏洩によれば伝動効率の低下を招く。
そこで、本発明は、油圧ポンプ及び油圧モータ間で作動
油の授受を確実に行い得るようにして、伝動効率の高い
前記静油圧式無段変速機を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)  問題点を解決するための手段上記目的を達成
するために、本発明は、油圧ポンプのポンプシリンダ及
び油圧モータのモータシリンダを出力軸に一体的に結合
し、ポンプシリンダの環状に配列された多数のシリンダ
孔と、モータシリンダの環状に配列された多数のシリン
ダ孔との間に、前者の全てのシリンダ孔と吐出弁を介し
て連通ずる環状の高圧油路、及び同シリンダ孔と吸入弁
を介して連通ずる環状の低圧油路を同心的に形成すると
共に、半径方向外方位置及び内方位置間を往復動して後
者の多数のシリンダ孔をそれぞれ前記高圧油路と低圧油
路とに交互に連通させる多数の分配弁を放射状に配設し
、これら分配弁には、ポンプシリンダ及びモータシリン
ダの回転に伴い各分配弁に往復動を与える偏心輪を係合
し、モータシリンダの各シリンダ孔を、その膨脹行程で
は前記高圧油路に、収縮行程では前記低圧油路に連通さ
せるようにしたことを特徴とする。
(2)作 用 油圧ポンプの吐出行程にあるシリンダ孔から送り出され
る高圧の作動油は、吐出弁を開いて高圧油路に移り、そ
して偏心輪により制御される分配弁を介して油圧モータ
の膨脹行程にあるシリンダ孔に給送される。一方、油圧
モータの収縮行程にあるシリンダ孔から排出される低圧
の作動油は、偏心輪により制御される分配弁を介して低
圧油路に移り、そして吸入弁を開いて、油圧ポンプの吸
入行程にあるシリンダ孔に吸入される。こうして、油圧
ポンプ及び油圧モータ間で作動油の授受が繰返され、こ
れにより油圧ポンプから油圧モータへの動力伝達が行わ
れる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第1図において、自動二輪車のエンジンの動力は、そ
のクランク軸1からチェン式1次減速装置2、静油圧式
無段変速機T及びチェン式2次減速装置3を順次経て図
示しない後車輪に伝達される。
無段変速機Tは定容量型の斜板式油圧ポンプP及び可変
容量型の斜板式油圧モータMからなり、そしてクランク
軸1を支承するクランクケース4をケーシングとして、
それに収容される。
油圧ポンプPは、1次減速装置2の出カスブロケット2
aを一体に備えたカップ状の入力部材5と、この入力部
材5の内周壁にニードルベアリング6を介して相対回転
自在に嵌合されるポンプシリンダ7と、このポンプシリ
ンダ7にその回転中心を囲むように設けられた環状配列
の複数且つ奇数のシリンダ孔8.8・・・にそれぞれ摺
合されるポンププランジャ9.9・・・と、これらポン
ププランジャ9,9・・・の外端に当接するポンプ斜板
10とから構成される。
ポンプ斜板lOは、ポンプシリンダ7の軸線に対し一定
角度傾斜した姿勢で入力部材5の内端壁にスラストロー
ラベアリング11を介して回転自在に前面を支承され、
入力部材5の回転時、ポンププランジャ9.9・・・に
往復動を与えて吸入及び吐出行程を繰り返させることが
できる。
入力部材5は、その背面をスラストローラベアリング1
2を介して支持筒13に支承される。
一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ7に同軸上で密
着結合されるモータシリンダ17と、このモータシリン
ダ17の内、外画端面の中心部にそれぞれ一体に形成さ
れて軸方向に延びる支軸24及び出力軸25と、モータ
シリンダ17にその回転中心を囲むように設けられた環
状配列の複数且つ奇数のシリンダ孔18.18・・・に
それぞれ摺合されるモータプランジャ19.19・・・
と、これらモータプランジャ19.19・・・の外端に
当接するモータ斜板20と、このモータ斜板20の背面
をスラストローラベアリング21を介して支承する斜板
ホルダ22と、更にこの斜板ホルダ22の背面を支承す
る斜板アンカ23とから構成される。
モータ斜板20は、モータシリンダ17の軸線に対し直
角となる直立位置と、成る角度で傾斜する傾斜位置の間
を傾動し得るようになっており、その傾斜位置では、モ
ータシリンダ17の回転に伴いモータプランジャ19.
19・・・に往復動を与えて膨張及び収縮行程を繰り返
させることができる。
前記支軸24はポンプシリンダ7の中心部を貫通し、こ
れにナンド26を螺合することによりポンプシリンダ7
及びモータシリンダ17が相互に一体的に結着される。
さらに支軸24は、入力部材5をも貫通すると共に該部
材5をニードルベアリング27を介して回転自在に支承
する。
支軸24は外周には、支持筒13がスプライン嵌合され
、そしてナツト30で固着される。その支持筒13及び
ローラベアリング31を介して支軸24はクランクケー
ス4に回転自在に支承される。
前記出力軸25は、モータ斜板20.斜板ホルダ22及
び斜板アンカ23の中心部を貫通し、その端部には、斜
板アンカ23の背面をスラストローラベアリング32を
介して支承する支持筒33がスプライン嵌合され、そし
て2次減速装置3の入力スプロケット3aと共にナツト
34で固着され、上記支持筒33及びローラベアリング
35を介して出力軸25はクランクケース4に回転自在
に支承される。
前記支軸24には、ポンプ斜板lOの内周面と相対的に
全方向傾動可能にスプライン係合する球状スプライン部
材36が固着され、また前記出力軸25には、モータ斜
板20の内周面と相対的に全方向傾動可能にスプライン
係合する球状スプライン部材37が固着される。これに
よって、ポンププランジャ9.9・・・群とポンプ斜板
10、モータプランジャ19.19・・・群とモータ斜
板20の各間の摺擦が極力防止される。
油圧ポンプP及び油圧モータM間には、次のようにして
油圧閉回路が形成される。
モータシリンダ17には、モータシリンダ17のシリン
ダ孔8.8・・・群とポンプシリンダ7のシリンダ孔1
8.8・・・群との間において、環状の高圧油路40、
及びそれを囲繞する環状の低圧油路41が設けられ、高
圧油路40はポンプシリンダ7のシリンダ孔8,8・・
・にそれぞれ吐出弁42゜42・・・を介して連通され
、低圧油路41も同じくシリンダ孔8.8・・・にそれ
ぞれ吸入弁43.43・・・を介して連通される。した
がって、吐出弁42及び吸入弁43はそれぞれポンププ
ランジャ9゜9・・・の本数と同数設けられる。
また、これら高、低圧油路40.41は、モータシリン
ダ17のシリンダ孔18.18・・・にそれぞれ分配弁
44.44・・・を介して相互に連通される。したがっ
て、分配弁44はモータプランジャ19.19・・・の
本数と同数設けられる。
分配弁44.44・・・はスプール型であって、シリン
ダ孔18.18・・・群と高、低圧油路40,41との
間でモータシリンダ17に放射状に設けた弁孔45.4
5・・・に摺合され、その弁孔45の半径方向内方位置
を占めるとき対応するシリンダ孔18と高圧油路40と
の間を連通ずると共に低圧油路41との間を遮断し、ま
たその弁孔45の半径方向外方位置を占めるとき対応す
るシリンダ孔18と低圧油路41との間を連通ずると共
に高圧油路40との間を遮断するようになっている。
これら分配弁44.44・・・を制御すべく、弁孔45
,45・・・には分配弁44.44・・・を半径方向外
方へ付勢する弁ばね46,46・・・が収納されると共
に、各分配弁44の外端に、偏心輪47の内周面が係合
される。
偏心輪47は、クランクケース4に嵌着されるポールベ
アリング48の内輪から構成され、そして第2図に示す
ように、モータ斜板20の傾動軸線0の方向にモータシ
リンダ17の中心から一定距離ε偏心した位置に設置さ
れる。したがって、モータシリンダ17が回転すると、
各分配弁44は、その弁孔45内で偏心輪47の偏心量
εをストロークとして前記外方位置及び内方位置間を往
復動する。
また各分配弁44は、その弁孔45の内方位置にきたと
き、低圧油路41に補給油路49を連通ずる機能をも有
する。補給油路49は前記支軸24の中心部に設けられ
ると共に補給ポンプ50の吐出ボートに接続される。
補給ポンプ50は、クランク軸1から駆動されて、クラ
ンクケース4の底部の油溜51の油を補給油路49へ比
較的低い圧力をもって給送するようになっている。
第1図、第3図及び第4図において、前記モータ斜板2
0の外周面20aは、その傾動軸線Oに中心を持つ球面
に形成され、このモータ斜板20をスラストローラベア
リング21と共に収容するように、前記斜板ホルダ22
の前面には球状の凹部52が形成される。また斜板ホル
ダ22の背面22aはモータ斜板20の傾動軸線Oを中
心とする円弧面に形成されており、この斜板ホルダ22
を前記傾動軸線0周りに回動自在に支承するように、斜
板アンカ23の前面には半円筒状の凹部53が形成され
る。この斜板アンカ23は、前記出力軸25周りに回動
しないように、位置決めビン54を介してクランクケー
ス4に連結される。
また斜板ホルダ22の両端には、前記傾動軸線0上に並
ぶ一対のトラニオン軸55.55’が一体に突設され、
これらトラニオン軸55.55’は、ニードルベアリン
グ56を介して斜板アンカ23に回転自在に支承される
。換言すれば、これらトラニオン軸55.55’によっ
て前記傾動軸、vjlOが規定される。
一方のトラニオン軸55の外端には作動レバー57が固
設される。
而して、作動レバー57をもってトラニオン軸55を回
動すれば、それと一体の斜板ホルダ22も回動し、モー
タ斜板20の回転中でも、これを自由に傾動させること
ができる。
上記構成において、1次減速装置2から油圧ポンプPの
入力部材5が回転されると、ポンプ斜板10によりポン
ププランジャ9.9・・・に吸入及び吐出行程が交互に
与えられる。すると、各ポンププランジャ9は、吸入行
程を行うとき低圧油路41から作動油を吸入し、吐出行
程を行うとき高圧油路40へ高圧の作動油を給送する。
高圧油路40に送られた高圧の作動油は、膨脹行程のモ
ータプランジャ19を収容するシリンダ孔18に内方位
置の分配弁44を介して給送される一方、収縮行程のモ
ータプランジャ19を収容するシリンダ孔18内の作動
油は外方位置の分配弁44を介して低圧油路41へ排出
される。
この間に、ポンプシリンダ7が吐出行程のポンププラン
ジャ9を介してポンプ斜板1oから受ける反動トルクと
、モータシリンダ17が膨脹行程のモータプランジャ1
9を介してモータ斜板2゜とから受ける反動トルクとの
和によって、ポンプシリンダ7及びモータシリンダ17
は回転され、その回転トルクは出力軸25から2次減速
装置3へ伝達される。
この場合、入力部材5に対する出力軸25の変速比は次
式によって与えられる。
したがって、油圧モータMの容量を零から成る値に変え
れば、変速比を1から成る必要な値まで変えることがで
きる。
ところで、油圧モータMの容量はモータプランジャ19
のストロークにより決定されるので、モータ斜板20の
直立位置から成る傾斜位置まで傾動させることにより変
速比を1から成る値まで無段階に制御することができる
油圧ポンプP及び油圧モータMのこのような作動中、ポ
ンプ斜板1はポンププランジャ9.9・・・群から、ま
たモータ斜板20はモータプランジャ19.19・・・
群からそれぞれ反対方向のスラスト荷重を受けるが、ポ
ンプ斜板10が受けるスラスト荷重はスラストローラベ
アリングIf入力部材5、スラストローラベアリング1
2.支持筒13及びナソ)30を介して支軸24に支承
され、またモータ斜板20が受けるスラスト荷重はスラ
ストローラベアリング21、斜板ホルダ22、斜板アン
カ23、スラストローラベアリング32、支持筒33、
スプロケット3a及びナフト34を介して出力軸25に
支承される。しかも支軸24及び出力軸25は、モータ
シリンダ17を介して一体に連結されているので、上記
スラスト荷重は、モータシリンダ17系に引張応力を生
じさせるだけで、支軸24及び出力軸25を支持するク
ランクケース4には全く作用しない。
また上記作動中、油圧ポンプP及び油圧モータM間の油
圧閉回路から作動油が漏洩すれば、分配弁44が弁孔4
5の内方位置にきたとき、その分配弁45を通して補給
油路49から低圧油路41へ漏洩分の作動油が補給され
る。
再び第2図において、モータ斜板20の傾動操作のため
に、前記トラニオン軸55の作動レバー57には変速制
御装置60が接続される。
変速制御装置60は、斜板アンカ23に固設されたシリ
ンダ61と、このシリンダ61に摺合されて作動レバー
57の先端をその回動方向で挟持するように対向する一
対の第1及び第2ピストン62、.62.とを備え、こ
れらピストン621゜62gはその摺動により作動レバ
ー57を回動し得るように配置される。
また第1及び第2ピストン62..62□はそれぞれ対
向するシリンダ61の端壁との間に第1及び第2油室6
3..63□を画成し、これら油室63..63.には
、対応するピストン62.。
62gを作動レバー57に向って押圧するばね64、.
64□が収納される。
第1及び第2油室631.63□は、途中に変速制御弁
65を介装した油圧導管66を介して相互に連通され、
これらの内部には作動油が封入される。
前記変速制御弁65は、固定の弁面67と、この弁面6
7の弁孔68に回転自在に嵌合される回動弁69とから
なり、回動弁69は、その外端に固設される変速し・バ
ー70によりホールド位置Aと、その両側の減速位置B
及び増速位置Cとに回動操作される。
回動弁69には、逆止弁71を介装した連通ポート72
が設けられ、また弁面67には、第1油室63菫に連な
り弁孔68の一例に開口する第に叉ポート73.と、第
2油室63□に連なり弁孔68の他側に開口する第2二
叉ポート73.とが設けられる。そして連通ポート72
は、回転弁69のホールド位WAでは、いずれの二叉ポ
ート73、.73□とも連通せず、減速位置Bでは両二
叉ポート73..73□間を連通し且つ前者73、から
後者73□への一方向のみ油の流れを許容し、増速位置
Cでは両二叉ポー)73..732間を連通し且つ後者
73gから前者73.への一方向のみ油の流れを許容す
るようになっている。
ところで、モータプランジャ19.19・・・の本数が
奇数としであるために、モータシリンダ17の回転中、
モータプランジャ19.19・・・群がモータ斜板20
に及ぼすスラスト荷重は、モータ斜板20の傾動軸線0
を境としてその一側と他側とで強弱が交互に変わり、モ
ータ斜板20には振動的な傾動トルクが作用する。そし
て、この振動的な傾動トルクは、作動レバー57を介し
て第1及び第2ピストン62t、62gに押圧力として
交互に作用する。
そこで、変速レバー70を図示のように減速位置Bにシ
フトすれば、逆止弁71によって、第163、から第2
油室63tへの油の流れは許容されるが、それと逆方向
の流れを阻止されるので、作動レバー57から第1ピス
トン62.に押圧力が作用するときだけ、第1油室63
+から第2油室63zへ油が流れ、その結果両ピストン
62+、62□は第1油室63.側へ移動し、作動レバ
ー57を、モータ斜板20の傾斜方向へ回動させること
ができる。
これとは反対に変速レバー70を増速位置Cにシフトす
れば、逆止弁71によって第2油室632から第1油室
63.への油の流れは許容されるが、それと逆方向の流
れは阻止されるので、作動レバー57から第2ピストン
62.に押圧力が作用するときだけ、第2油室63□か
ら第1油室63、へ油が流れ、その結果両ピストン62
.,62□は第2油63!側へ移動し、作動レバー57
をモータ斜板20の直立方向へ回動させることができる
変速レバー70をホールド位置Aに戻せば、両油室sa
+、s3z間の連通は完全に遮断され、その間の油の流
通が阻止されるため、両ピストン621.62□は移動
不能となって、そのときの位置で作動レバー57を保持
し、モータ斜板20を直立位置または傾斜位置に固定す
ることができる。
前記高、低圧油路40.41間には、1個または複数個
のピストン形クラッチ弁80が設けられる。このクラッ
チ弁80は、高圧油路40から低圧油路41を貫通して
モータシリンダ17の外周面に開口する半径方向の弁孔
81に摺合され、その弁孔81の半径方向内方位置(ク
ラッチオン位置)を占めるとき両油路40,41間を遮
断し、半径方向外方位置(クラッチオフ位置)を占める
とき両油路40.41間を連通ずるようになっている。
クラッチ弁80はクラッチオフ位置側に付勢されるよう
に、その内端に高圧油路40の油圧を受け、その外端に
は、ポンプシリンダ7の外周に摺動自在に設けられたク
ラッチ制御環82が係合される。
クラッチ制御環82は、クラッチ弁80のクラッチオン
位置を規定する円筒状内周面82b、及びその内周面の
一端に連なりクラッチ弁80のクラッチオフ位置を規定
するテーパ面82bを有し、そしてクラッチ弁80をク
ラッチオン位置に保持する側に、ばね83によって付勢
される。このばね83は、クラッチ制御環82と、ポン
プシリンダ7の外周に係止されたリテーナ84との間に
縮設される。
クラッチ制御環82は、シフトフォーク85、中間レバ
ー86及びクラッチワイヤ87を介して図示しないクラ
ッチ操作レバーに連結される。シフトフォーク85はク
ラッチ制御環82の外周溝88に係合し、その基部に固
着された作動棒89がクランクケース4を貫通して中間
レバー86と連接される。
而して、クラッチワイヤ87を牽引することにより、シ
フトフォーク85を介してクラッチ制御環82をばね8
3の力に抗して図で右動させれば、クラッチ制御環82
のテーパ面82bがクラッチ弁80に対向することから
、クラッチ弁80は高圧油路40の圧力により外方位置
、即ちクラッチオフ位置へ動かされる。その結果、高圧
油路40及び低圧油路41は弁孔81を介して短絡する
ため、高圧油路40の圧力が低下し、油圧モータMへの
圧油の給送を不能にし、油圧モータMを不作動状態にす
ることができる。
また、クラッチ制御環82を左動してクラッチ弁80を
クラッチオン位置へ作動すれば、高圧及び低圧油路40
.41を通して油圧ポンプP及び油圧モータM間で作動
油の前述のような循環が行われ、油圧モータMを作動状
態に復帰させることができる。
クラッチ制御環82の上記右動位置と左動位置との中間
位置では、クラッチ弁80により両油路40.41間の
連道口が適度に絞られ、その開度に応して作動油の循環
が行われるので、油圧モータMを半クラツチ状態とする
ことができる。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、油圧ポンプのポンプシリ
ンダ及び油圧モータのモータシリンダを出力軸に一体的
に結合し、ポンプシリンダの環状に配列された多数のシ
リンダ孔と、モータシリンダの環状に配列された多数の
シリンダ孔との間に、前者の全てのシリンダ孔と吐出弁
を介して連通ずる環状の高圧油路、及び同シリンダ孔と
吸入弁を介して連通ずる環状の低圧油路を同心的に形成
すると共に、半径方向外方位置及び内方位置間を往復動
して後者の多数のシリンダ孔をそれぞれ前記高圧油路と
低圧油路とに交互に連通させる多数の分配弁を放射状に
配設し、これら分配弁には、ポンプシリンダ及びモータ
シリンダの回転に伴い各分配弁に往復動を与える偏心輪
を係合し、モータシリンダの各シリンダ孔を、その膨脹
行程では前記高圧油路に、収縮行程では前記低圧油路に
連通させるようにしたので、ポンプシリンダ及びモータ
シリンダを相対回転させることなく、油圧ポンプ及び油
圧モータ間の作動油の授受を行うことができ、しかも往
復動する分配弁では作動油の漏洩が極めて少なく、した
がって上記作動油の授受は確実で、伝動効率の向上に大
いに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は自動二
輪車の動力伝達系に介装した静油圧式無段変速機の縦断
平面図、第2図及び第3図は第1図の■−■線及び■−
■断面図、第4図は第1図の要部の分解斜視図である。 ε・・・偏心量、M・・・油圧モータ、0・・・モータ
斜板の傾動軸線、P・・・油圧ポンプ、T・・・無段変
速機、4・・・ケーシングとしてのクランクケース、5
・・・入力部材、7・・・ポンプシリンダ、8・・・シ
リンダ孔、9・・・ポンププランジャ、lO・・・ポン
プ斜板、17・・・モータシリンダ、18・・・シリン
ダ孔、19・・・モータプランジャ、20・・・モータ
斜板、22・・・斜板ホルダ、23・・・斜板アンカ、
24・・・支軸、25・・・出力軸、26・・・ナンド
、32・・・スラストローラベアリング、33・・・支
持筒、34・・・ナツト、40・・・高圧油路、41・
・・低圧油路、42・・・吐出弁、43・・・吸入弁、
44・・・分配弁、47・・・偏心輪、54・・・位置
決めビン、55.55’・・・トラニオン軸、57・・
・作動レバー、60・・・変速制御装置第111

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜板式油圧モー
    タとの間に油圧閉回路を形成してなる静油圧式無端変速
    機において、油圧ポンプのポンプシリンダ及び油圧モー
    タのモータシリンダを出力軸に一体的に結合し、ポンプ
    シリンダの環状に配列された多数のシリンダ孔と、モー
    タシリンダの環状に配列された多数のシリンダ孔との間
    に、前者の全てのシリンダ孔と吐出弁を介して連通する
    環状の高圧油路、及び同シリンダ孔と吸入弁を介して連
    通する環状の低圧油路を同心的に形成すると共に、半径
    方向外方位置及び内方位置間を往復動して後者の多数の
    シリンダ孔をそれぞれ前記高圧油路と低圧油路とに交互
    に連通させる多数の分配弁を放射状に配設し、これら分
    配弁には、ポンプシリンダ及びモータシリンダの回転に
    伴い各分配弁に往復動を与える偏心輪を係合し、モータ
    シリンダの各シリンダ孔を、その膨脹行程では前記高圧
    油路に、収縮行程では前記低圧油路に連通させるように
    したことを特徴とする、静油圧式無段変速機。
JP6873385A 1985-04-01 1985-04-01 静油圧式無段変速機 Pending JPS61153054A (ja)

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