JPS61153053A - 静油圧式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

静油圧式無段変速機の変速制御装置

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JPS61153053A
JPS61153053A JP6873285A JP6873285A JPS61153053A JP S61153053 A JPS61153053 A JP S61153053A JP 6873285 A JP6873285 A JP 6873285A JP 6873285 A JP6873285 A JP 6873285A JP S61153053 A JPS61153053 A JP S61153053A
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JP
Japan
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hydraulic
motor
swash plate
cylinder
swash
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JP6873285A
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Tsutomu Hayashi
勉 林
Eiichi Hashimoto
栄一 橋本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 +1)  産業上の利用分野 本発明は、定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜板
式油圧モータとの間に油圧閉回路を形成した静油圧式無
段変速機において、変速比を制御するために、油圧モー
タのモータ斜板の傾斜角度を調節して油圧モータの容量
を制御するようにした変速制御装置の改良に関する。
(2)従来の技術 従来、モータ斜板の傾斜角度を軽快に調節し得るように
、モータ斜板に油圧サーボを連結することが知られてい
る(特公昭59−38467号参照)。
(3)  発明が解決しようとする問題点上記従来の技
術では、油圧サーボモータが構造複雑で高価であるため
、コスト高となる嫌いがある。
そこで、本発明は、モータ斜板が油圧モータのモータプ
ランジャ群から受ける傾動モーメントを利用してモータ
斜板の傾斜角度を自由に調節し得るようにし、もって高
価な油圧サーボモータを用いずとも足りる簡単有効な静
油圧式変速機の変速制御装置を提供することを目的とす
る。
B0発明の構成 (1)  問題点を解決するための手段上記目的を達成
するために、本発明は、油圧モータのモータプランジャ
の使用本数を奇数本とし、また油圧モータのモータ斜板
を支承する斜板ホルダを、それに固設されたトラニオン
軸を介して固定のケーシングに傾動可能に支持し、前記
トラニオン軸に固着された作動レバーの先端を、その回
動方向に摺動し得るように固定のシリンダに嵌合したピ
ストンに連接し、これらシリンダ及びピストン間に画成
されて該ピストンを挟んで相対向する第1及び第2油室
を、作動油を封入した油圧導管を介して相互に連通し、
前記油圧導管には、該油圧導管を遮断状態にするホール
ド位置、該油圧導管を前記第1油室から第2油室への一
方向にのみ導通状態にする減速位置、及び該油圧導管を
前記第2油室から第1油室への一方向にのみ導通状態に
する増速位置に選択的に切換え得る変速制御弁を介装し
たことを特徴とする。
(2)作 用 モータプランジャの使用本数が奇数本であるので、油圧
モータの作動中、モータプランジャ群がモータ斜板に及
ぼす荷重は、モータ斜板の傾動軸線、即ちトラニオン軸
の軸線を境に、その−側と他側とで強弱が交互に変わり
、これに起因してモータ斜板には振動的な傾動トルクが
作用し、そしてその傾動トルクは作動レバーを介して第
1及び第2ピストンに押圧力として交互に作用する。
そこで、変速制御弁を減速位置にセットすれば、第1ピ
ストンに上記押圧力が作用したときだけ、第1油室から
第2油室へ作動油が流れ、その結果、第1.第2両ピス
トンは第1油室側へ移動し、モータ斜板の傾斜角度増の
方向へ作動レバーを回動させることができる。
これとは反対に変速制御弁を増速位置にセットすれば、
第2ピストンに上記押圧力が作用したときだけ、第2油
室から第1油室へ作動油が流れ、その結果、第1.第2
両ピストンは第2油室側へ移動し、モータ斜板の傾斜角
度域の方向へ作動レバーを回動させることができる。
変速制御弁をホールド位置にセットすれば、両ピストン
は移動不能となって、そのときの位置で作動レバーを保
持し、モータ斜板を直立または傾斜位置に固定すること
ができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第1図において、自動二輪車のエンジンの動力は、そ
のクランク軸1からチェン式1次減速装置2、静油圧式
無段変速機T及びチェン式2次減速装置3を順次径て図
示しない後車輪に伝達される。
無段変速機Tは定容量型の斜板式油圧ポンプP及び可変
容量型の斜板式油圧モータMからなり、そしてクランク
軸1を支承するクランクケース4をケーシングとして、
それに収容される。
油圧ポンプPは、1次減速装置2の出力スプロケソl−
2aを一体に備えたカップ状の入力部材5と、この入力
部材5の内周壁にニードルベアリング6を介して相対回
転自在に嵌合されるポンプシリンダ7と、このポンプシ
リンダ7にその回転中心を囲むように設けられた環状配
列の複数且つ奇数のシリンダ孔8.8・・・にそれぞれ
摺合されるポンププランジャ9.9・・・と、これらポ
ンププランジャ9.9・・・の外端に当接するポンプ斜
板10とから構成される。
ポンプ斜板10は、ポンプシリンダ7の軸線に対し一定
角度傾斜した姿勢で入力部材5の内端壁にスラストロー
ラベアリング11を介して回転自在に背面を支承され、
入力部材5の回転時、ポンププランジャ9,9・・・に
往復動を与えて吸入及び吐出行程を繰り返させることが
できる。
入力部材5は、その背面をスラストローラベアリング1
2を介して支持筒13に支承される。
一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ7に同軸上で密
着結合されるモータシリンダ17と、このモータシリン
ダ17の内、外画端面の中心部にそれぞれ一体に形成さ
れて軸方向に延びる支軸24及び出力軸25と、モータ
シリンダ17にその回転中心を囲むように設けられた環
状配列の複数且つ奇数のシリンダ孔18.18・・・に
それぞれ摺合されるモータプランジャ19.19・・・
と、これらモータプランジャ19.19・・・の外端に
当接するモータ斜板20と、このモータ斜板20の前面
をスラストローラベアリング21を介して支承する斜板
ホルダ22と、更にこの斜板ホルダ22の前面を支承す
る斜板アンカ23とから構成される。
モータ斜板20は、モータシリンダ17の軸線に対し直
角となる直立位置と、成る角度で傾斜する傾斜位置の間
を傾動し得るようになっており、その傾斜位置では、モ
ータシリンダ17の回転に伴いモータプランジャ19.
19・・・に往復動を与えて膨張及び収縮行程を繰り返
させることができる。
前記支軸24はポンプシリンダ7の中心部を貫通し、こ
れにナツト26を螺合することによりポンプシリンダ7
及びモータシリンダ17が相互に一体的に結着される。
さらに支軸24は、入力部材5をも貫通すると共に該部
材5をニードルベアリング27を介して回転自在に支承
する。
支軸24は外周には、支持筒13がスプライン嵌合され
、そしてナツト30で固着される。その支持筒13及び
ローラベアリング31を介して支軸24はクランクケー
ス4に回転自在に支承される。
前記出力軸25は、モータ斜板20、斜板ホルダ22及
び斜板アンカ23の中心部を貫通し、その端部には、斜
板アンカ23の背面をスラストローラベアリング32を
介して支承する支持筒33がスプライン嵌合され、そし
て2次減速装置3の入力スプロケット3aと共にナツト
34で固着され、上記支持筒33及びローラベアリング
35を介して出力軸25はクランクケース4に回転自在
に支承される。
前記支軸24には、ポンプ斜板10の内周面と相対的に
全方向傾動可能にスプライン係合する球状スプライン部
材36が固着され、また前記出力軸25には、モータ斜
板20の内周面と相対的に全方向傾動可能にスプライン
係合する球状スプライン部材37が固着される。これに
よって、ポンププランジャ9,9・・・群とポンプ斜板
10、モータプランジャ19.19・・・群とモータ斜
板20の各間の摺擦が極力防止される。
油圧ポンプP及び油圧モータM間には、次のようにして
油圧閉回路が形成される。
モータシリンダ17には、モータシリンダ17のシリン
ダ孔8.8・・・群とポンプシリンダ7のシリンダ孔1
8,8・・・群との間において、環状の高圧油路40、
及びそれを囲繞する環状の低圧油路41が設けられ、高
圧油路40はポンプシリンダ7のシリンダ孔8,8・・
・にそれぞれ吐出弁42゜42・・・を介して連通され
、低圧油路41も同じくシリンダ孔8,8・・・にそれ
ぞれ吸入弁43.43・・・を介して連通される。した
がって、吐出弁42及び吸入弁43はそれぞれポンププ
ランジャ9゜9・・・の本数と同数設けられる。
また、これら高、低圧油路40.41は、モータシリン
ダ17のシリンダ孔18.18・・・にそれぞれ分配弁
44.44・・・を介して相互に連通される。したがっ
て、分配弁44はモータプランジャ19.19・・・の
本数と同数設けられる。
分配弁44.44・・・はスプール型であって、シリン
ダ孔18.18・・・群と高、低圧油路40.41との
間でモータシリンダ17に放射状に設けた弁孔45,4
5・・・に摺合され、その弁孔45の半径方向内方位置
を占めるとき対応するシリンダ孔18と高圧油路40と
の間を連通ずると共に低圧油路41との間を遮断し、ま
たその弁孔45の半径方向外方位置を占めるとき対応す
るシリンダ孔18と低圧油路41との間を連通ずると共
に高圧油路40との間を遮断するようになっている。
これら分配弁44.44・・・を制御すべく、弁孔45
.45・・・には分配弁44.44・・・を半径方向外
方へ付勢する弁ばね46,46・・・が収納されると共
に、各分配弁44の外端に、偏心輪47の内周面が係合
される。
偏心輪47は、クランクケース4に嵌着されるボールベ
アリング48の内輪から構成され、そして第2図に示す
ように、モータ斜板20の傾動軸線0の方向にモータシ
リンダ17の中心から一定距離ε偏心した位置に設置さ
れる。したがって、モータシリンダ17が回転すると、
各分配弁44は、その弁孔45内で偏心輪47の偏心量
εをストロークとして前記外方位置及び内方位置間を往
復動する。
また各分配弁44は、その弁孔45の内方位置にきたと
き、低圧油路41に補給油路49を連通する機能をも有
する。補給油路49は前記支軸24の中心部に設けられ
ると共に補給ポンプ50の吐出ポートに接続される。
補給ポンプ50は、クランク軸lから駆動されて、クラ
ンクケース4の底部の油溜51の油を補給油路49へ比
較的低い圧力をもって給送するようになっている。
第1図、第3図及び第4図において、前記モータ斜板2
0の外周面20aは、その傾動軸線0に中心を持つ球面
に形成され、このモータ斜板20をスラストローラベア
リング21と共に収容するように、前記斜板ホルダ22
の前面には球状の凹部52が形成される。また斜板ホル
ダ22の背面22aはモータ斜板20の傾動軸線Oを中
心とする円弧面に形成されており、この斜板ホルダ22
を前記傾動軸線0周りに回動自在に支承するように、斜
板アンカ23の前面には半円筒状の凹部53が形成され
る。この斜板アンカ23は、前記出力軸25周りに回動
しないように、位置決めピン54を介してクランクケー
ス4に連結される。
また斜板ホルダ22の両端には、前記傾動軸線0上に並
ぶ一対のトラニオン軸55.55’が一体に突設され、
これらトラニオン軸55.55’は、ニードルベアリン
グ56を介して斜板アンカ23に回転自在に支承される
。換言すれば、これらトラニオン軸55.55’によっ
て前記傾動軸線Oが規定される。
一方のトラニオン軸55の外端には作動レバー57が固
設される。
而して、作動レバー57をもってトラニオン軸55を回
動すれば、それと一体の斜板ホルダ22も回動し、モー
タ斜板20の回転中でも、これを自由に傾動させること
ができる。
上記構成において、1次減速装置2から油圧ポンプPの
入力部材5が回転されると、ポンプ斜板lOによりポン
ププランジャ9,9・・・に吸入及び吐出行程が交互に
与えられる。すると、各ポンププランジャ9は、吸入行
程を行うとき低圧油路41から作動油を吸入し、吐出行
程を行うとき高圧油路40へ高圧の作動油を給送する。
高圧油路40に送られた高圧の作動油は、膨張行程のモ
ータプランジャ19を収容するシリンダ孔18に内方位
置の分配弁44を介して給送される一方、収縮行程のモ
ータプランジャ19を収容するシリンダ孔18内の作動
油は外方位置の分配弁44を介して低圧油路41へ排出
される。
この間に、ポンプシリンダ7が吐出行程のポンププラン
ジャ9を介してポンプ斜板10から受ける反動トルクと
、モータシリンダ17が膨張行程のモータプランジャ1
9を介してモータ斜板20とから受ける反動トルクとの
和によって、ポンプシリンダ7及びモータシリンダ17
は回転され、その回転トルクは出力軸25から2次減速
装置3へ伝達される。
この場合、入力部材5に対する出力軸25の変速比は次
式によって与えられる。
したがって、油圧モータMの容量を零から成る値に変え
れば、変速比を1から成る必要な値まで変えることがで
きる。
ところで、油圧モータMの容量はモータプランジャ19
のストロークにより決定されるので、モータ斜板20の
直立位置から成る傾斜位置まで傾動させることにより変
速比を1から成る値まで無段階に制御することができる
油圧ポンプP及び油圧モータMのこのような作動中、ポ
ンプ斜板1はポンププランジャ9.9・・・群から、ま
たモータ斜板20はモータプランジャ19.19・・・
群からそれぞれ反対方向のスラスト荷重を受けるが、ポ
ンプ斜板10が受けるスラスト荷重はスラストローラベ
アリング11、入力部材5、スラストローラベアリング
1.2.支持筒13及びナツト30を介して支軸24に
支承され、またモータ斜板20が受けるスラスト荷重は
スラストローラベアリング21、斜板ホルダ22、斜板
アンカ23、スラストローラベアリング32、支持筒3
3、スプロケッ!−3a及びナツト34を介して出力軸
25に支承される。しかも支軸24及び出力軸25は、
モータシリンダ17を介して一体に連結されているので
、上記スラスト荷重は、モータシリンダ17系に引張応
力を生じさせるだけで、支軸24及び出力軸25を支持
するクランクケース4には全(作用しない。
また上記作動中、油圧ポンプP及び油圧モータM間の油
圧閉回路から作動油が漏洩すれば、分配弁44が弁孔4
5の内方位置にきたとき、その分配弁45を通して補給
油路49から低圧油路41へ漏洩分の作動油が補給され
る。
再び第2図において、モータ斜板20の傾動操作のため
に、前記トラニオン軸55の作動レバー57には変速制
御装置60が接続される。
変速制御装置60は、斜板アンカ23に固設されたシリ
ンダ61と、このシリンダ61に摺合されて作動レバー
57の先端をその回動方向で挟持するように対向する一
対の第1及び第2ピストン62、.62□とを備え、こ
れらピストン621゜62□はその摺動により作動レバ
ー57を回動し得るように配置される。
また第1及び第2ピストン62..62□はそれぞれ対
向するシリンダ61の端壁との間に第1及び第2油室6
3..63□を画成し、これら油室63..63□には
、対応するピストン62.。
62□を作動レバー57に向って押圧するばね641.
64□が収納される。
第1及び第2油室631.63□は、途中に変速制御弁
65を介装した油圧導管66を介して相互に連通され、
これらの内部には作動油が封入される。
前記変速制御弁65は、固定の弁面67と、この弁面6
7の弁孔68に回転自在に嵌合される回動弁69とから
なり、回動弁69は、その外端に固設される変速レバー
70によりホールド位置Aと、その両側の減速位置B及
び増速位置Cとに回動操作される。
回動弁69には、逆止弁71を介装した連通ポート72
が設けられ、また弁面67には、第1油室631に連な
り弁孔68の一側に開口する第1二叉ポート73.と、
第2油室63tに連なり弁孔68の他側に開口する第2
二叉ボート73□とが設けられる。そして連通ポート7
2は、回転弁69のホールド位置Aでは、いずれの二叉
ポート73、.73.とも連通せず、減速位置Bでは両
二叉ボート73.,731間を連通し且つ前者73、か
ら後者73□への一方向のみ油の流れを許容し、増速位
置Cでは両二叉ポート73..732間を連通し且つ後
者732から前者732への一方向のみ油の流れを許容
するようになっている。
ところで、モータプランジャ19.19・・・の本数が
奇数としであるために、モータシリンダ17の回転中、
モータプランジャ19.19・・・群がモータ斜板20
に及ぼすスラスト荷重は、モータ斜Fi20の傾動軸線
0を境としてその一側と他側とで強弱が交互に変わり、
モータ斜板20には振動的な傾動トルクが作用する。そ
して、この振動的な傾動トルクは、作動レバー57を介
して第1及び第2ピストン621.62□に押圧力とし
て交互に作用する。
そこで、変速レバー70を図示のように減速位置Bにシ
フトすれば、逆止弁71によって、第1631から第2
油室63□への油の流れは許容されるが、それと逆方向
の流れを阻止されるので、作動レバー57から第1ピス
トン62.に押圧力が作用するときだけ、第1油室63
.から第2油室63□へ油が流れ、その結果両ピストン
621.62□は第1油室63.側へ移動し、作動レバ
ー57を、モータ斜板20の傾斜方向へ回動させること
ができる。
これとは反対に変速レバー70を増速位置Cにシフトす
れば、逆止弁71によって第2油室632から第1油室
631への油の流れは許容されるが、それと逆方向の流
れは阻止されるので、作動レバー57から第2ピストン
62□に押圧力が作用するときだけ、第2油室63□か
ら第1油室63、へ油が流れ、その結果両ピストン62
..62□は第2油63□側へ移動し、作動レバー57
をモータ斜板20の直立方向へ回動させることができる
変速レバー70をホールド位置Aに戻せば、両油室63
.,63□間の連通は完全に遮断され、その間の油の流
通が阻止されるため、両ピストン62、.62gは移動
不能となって、そのときの位置で作動レバー57を保持
し、モータ斜板2゜を直立位置または傾斜位置に固定す
ることができる。
前記高、低圧油路40.41間には、1個または複数個
のピストン形クラッチ弁80が設けられる。このクラッ
チ弁80は、高圧油路4oがら低圧油路41を貫通して
モータシリンダ17の外周面に開口する半径方向の弁孔
81に摺合され、その弁孔81の半径方向内方位置(ク
ラッチオン位置)を占めるとき両袖路40,41間を遮
断し、半径方向外方位置(クラッチオフ位置)を占める
とき両油路40.41間を連通ずるようになっている。
クラッチ弁80はクラッチオフ位置側に付勢されるよう
に、その内端に高圧油路40の油圧を受け、その外端に
は、ポンプシリンダ7の外周に摺動自在に設けられたク
ラッチ制御環82が係合される。
クラッチ制御環82は、クラッチ弁80のクラッチオフ
位置を規定する円筒状内周面82b、及びその内周面の
一端に連なりクラッチ弁80のクラッチオフ位置を規定
するテーバ面82bを有し、そしてクラッチ弁80をク
ラッチオン位置に保持する側に、ばね83によって付勢
される。このばね83は、クラッチ制御環82と、ポン
プシリンダ7の外周に係止されたリテーナ84との間に
縮設される。
クラッチ制御環82は、シフトフォーク85、中間レバ
ー86及びクラッチワイヤ87を介して図示しないクラ
ッチ操作レバーに連結される。シフトフォーク85はク
ラッチ制御環82の外周溝88に係合し、その基部に固
着された作動棒89がクランクケース4を貫通して中間
レバー86と連接される。
而して、クラッチワイヤ87を牽引することにより、シ
フトフォーク85を介してクラッチ制御環82をばね8
3の力に抗して図で右動させれば、クラッチ制御環82
のテーバ面82bがクラッチ弁80に対向することから
、クラッチ弁80は高圧油路40の圧力により外方位置
、即ちクラッチオフ位置へ動かされる。その結果、高圧
油路40及び低圧油路41は弁孔81を介して短絡する
ため、高圧油路40の圧力が低下し、油圧モータMへの
圧油の給送を不能にし、油圧モータMを不作動状態にす
ることができる。
また、クラッチ制御環82を左動してクラッチ弁80を
クラッチオン位置へ作動すれば、高圧及び低圧油路40
.41を通して油圧ポンプP及び油圧モータM間で作動
油の曹達のような循環が行われ、油圧モータMを作動袂
態に復帰させることができる。
クラッチ制御環82の上記右動位置と左動位置との中間
位置では、クラッチ弁80により両油路40.41間の
連通口が適度に絞られ、その開度に応じて作動油の循環
が行われるので、油圧モータMを半クラツチ状態とする
ことができる。
C9発明の効果 以上のように本発明によれば、油圧モータのモータプラ
ンジャの使用本数を奇数本とし、また油圧モータのモー
タ斜板を支承する斜板ホルダを、それに固設さ荘たトラ
ニオン軸を介して固定のケーシングに傾動可能に支持し
、前記トラニオン軸に固着された作動レバーの先端を、
その回動方向に摺動し得るように固定のジ□リンダに嵌
合したピストンに連接し、これらシリンダ及びピストン
間に画成されて該ピストンを挟んで相対向する第1及び
第2油室を、作動油を封入した油圧導管を介して相互に
連通し、前記油圧導管には、該油圧導管を遮断状態にす
るホールド位置、該油圧導管を前記第1油室から第2油
室への一方向にのみ導通状態にする減速位置、及び該油
圧導管を前記第2油室から第1油室への一方向にのみ導
通状態にする増速位置に選択的に切換え得°る変速制御
弁を介装したので、変速制御弁を切換えるだけで、モー
タプランジャ群からモータ斜板に及ぼす振動的な傾動ト
ルクを利用してモータ斜板の傾斜角度を自由に調節し、
所望の変速比を得ることができ、しかもその構造は従来
の油圧サーボモータを用いたものに比べ極めて簡単で、
安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は自動ニ
ー車の動力伝達系に介装した静油圧式無段変速機の縦断
平面図、第2図及び第3図は第1図のn−n線及び■−
■断面図、第4図は第1図の要部の分解斜視図である。 ε・・・偏心量、 A・・・ホールド位置、B・・・減速位置、C・・・増
速位置、M・・・油圧モータ、0・・・モータ斜板の傾
動軸線、P・・・油圧ポンプ、T・・・無段変速機、4
・・・ケーシングとしてのクランクケース、5・・・入
力部材、7・・・ポンプシリンダ、8・・・シリンダ孔
、9・・・ポンププランジャ、10・・・ポンプ斜板、
17・・・モータシリンダ、18・・・シリンダ孔、1
9・・・モータプランジャ、20・・・モータ斜板、2
2・・・斜板ホルダ、23・・・斜板アンカ、24・・
・支軸、25・・・出力軸、26・・・ナツト、32・
・・スラストローラベアリング、33・・・支持筒、3
4・・・ナツト、40・・・高圧油路、41・・・低圧
油路、42・・・吐出弁、43・・・吸入弁、44・・
・分配弁、47・・・偏心輪、54・・・位置決めピン
、55.55’・・・トラニオン軸、57・・・作動レ
バー、60・・・変速制御装置、61・・・シリンダ、
6L、62□・・・第1.第2ピストン、63、.63
2・・・第1.第2油室、65・・・変速制御弁、66
・・・油圧導管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 定容量の斜板式油圧ポンプと可変容量の斜板式油圧モー
    タとの間に油圧閉回路を形成した静油圧式無段変速機に
    おいて、油圧モータのモータプランジャの使用本数を奇
    数本とし、また油圧モータのモータ斜板を支承する斜板
    ホルダを、それに固設されたトラニオン軸を介して固定
    のケーシングに傾動可能に支持し、前記トラニオン軸に
    固着された作動レバーの先端を、その回動方向に摺動し
    得るように固定のシリンダに嵌合したピストンに連接し
    、これらシリンダ及びピストン間に画成されて該ピスト
    ンを挟んで相対向する第1及び第2油室を、作動油を封
    入した油圧導管を介して相互に連通し、前記油圧導管に
    は、該油圧導管を遮断状態にするホールド位置、該油圧
    導管を前記第1油室から第2油室への一方向にのみ導通
    状態にする減速位置、及び該油圧導管を前記第2油室か
    ら第1油室への一方向にのみ導通状態にする増速位置に
    選択的に切換え得る変速制御弁を介装してなる、静油圧
    式無段変速機の変速制御装置。
JP6873285A 1985-04-01 1985-04-01 静油圧式無段変速機の変速制御装置 Granted JPS61153053A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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