JPS5938467B2 - 油圧変速機の変速操作装置 - Google Patents

油圧変速機の変速操作装置

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JPS5938467B2
JPS5938467B2 JP10659778A JP10659778A JPS5938467B2 JP S5938467 B2 JPS5938467 B2 JP S5938467B2 JP 10659778 A JP10659778 A JP 10659778A JP 10659778 A JP10659778 A JP 10659778A JP S5938467 B2 JPS5938467 B2 JP S5938467B2
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JP
Japan
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hydraulic
motor
swash plate
pump
cylinder
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JP10659778A
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虎雄 服部
紀幸 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧変速機のモータ斜板を軽快に傾動させて
、入、出力軸間の変速比を無段階に調節するようにした
変速操作装置に関する。
入力軸に連なる斜板式油圧ポンプとそれに油圧閉回路を
介して連結される斜板式油圧モータとよりなり、前記油
圧モータを、その斜板の傾斜角を自由に変更できるよう
にした可変容量型に構成した油圧変速機は従来既に知ら
れており、またその変速機において変速比を調節するモ
ータ斜板を、そのモータ斜板がモータプランジャ群から
受ける回転モーメントに妨げられることなく軽快に操作
し得るようにするために油圧サーボモータを用いること
も知られていたが、かかる従来のものでは、油圧サーボ
モータの油圧源として、その専用の油圧ポンプを備えて
いた。
本発明は、モータ斜板の油圧サーボモータを変速機の斜
板式油圧ポンプの吐出油圧により作動できるようにして
、従来のようなサーボモータ専用の油圧ポンプを省くこ
とができる変速操作装置を提供するものであるo以下、
図面により本発明の一実施例について説明すると、1は
長手方向に分割された二つのケース半体1a、lbを結
合してなるミッションケースで、それに装備される変速
機は油圧ポンプPと油圧モータMとより構成される。
油圧ポンプPは、入力軸2に貫通されると共にそれにス
プライン結合3されたポンプシリンダ4を有し、そのポ
ンプシリンダ4にその回転中心を囲むように設けられた
環状配列の多数のシリンダ孔5、5には、ポンププラン
ジャ6、6・・・がそれぞれ捨金している。
入力軸2には図示しないエンジンからの動力がフライホ
ィールTを介して伝達される。一方、油圧モータMは、
ポンプシリンダ4を同心上で囲繞してそれと相対的に回
転し得るように配設されたモータシリンダ8を有し、そ
のモータシリンダ8にその回転中心を囲むように設けら
れた環状配列の多数のシリンダ孔9,9・・・にはモー
タプランジャ10,10・・・がそれぞれ摺合している
モータシリンダ8の軸方向両端面には一対の支軸11,
1Vが突設されており、一方の支軸11はボールベアリ
ング12を介して右ケース半体1bの端壁に、また他方
の支軸1Vはニードルベアリング13を介して左ケース
半体1aの端壁にそれぞれ支持される。
そして一方の支軸11の外端にモータシリンダ8と共に
ボールベアリング12のインナレース12aを挟持する
止環14が係止され、またそのアウタレース12bの外
周外端部に係止した別の止壊15が右ケース半体1bの
端壁外面の環状凹部16に係合され、さらにアウタレー
ス12bの外端に当接する支持板17がボルト18によ
り右ケース半体1bに着脱可能に固着され、かくしてボ
ールベアリング12および支軸11の右ケース半体1b
に対する軸方向移動が阻止される。他方の支軸11′は
歯車19を一体に形成されて出力軸とされ、油圧モータ
Mの出力はーヒ記歯車19から取出され、中間歯車20
を介して差動歯車装置21へと伝達されるようになつて
いる。
モータシリンダ8の内側には、各ポンププランジャ6に
対し一定角度傾斜したポンプ斜板22が固定されており
、このポンプ斜板22の表面を滑らかに摺動し得る摺動
片6aが各ポンププランジャ6の球状端部に首振り自在
に付設され、かくしてポンプ斜板22はポンプシリンダ
4の回転に伴い各ポンププランジャ6に往復動を与えて
吸入および吐出行程を繰返させることができる。またミ
ッションケース1には各モータプランジャ10に対向す
るモータ斜板23がその両外側から突出する一対のトラ
ニオン軸24を介して傾動自在に枢支されており、この
モータ斜板23の表面を滑らかに摺動し得る摺動片10
aが各モータプランジャ10の球状端部に首振り自在に
付設され、かくしてモータ斜板23はモータシリンダ8
の回転に伴い各モータプランジャ10に往復動を与えて
膨脹および収縮行程を繰返させることができる。
その際、モータプランジャ10のストロークは、モータ
斜板23を各モータプランジャ10に対し垂直となる直
立立置から図示の最大傾斜立置へ傾動することにより零
から最大に無段階に調節することができる。油圧ポンプ
Pと油圧モータM間には後述する分配盤Dおよび分配環
25により油圧閉回路が形成される。
而して入力軸2よりポンプシリンダ4を回転したとき、
吐出行程のポンププランジャ6を収容するシリンダ孔5
から吐出される高圧の作動油が膨脹行程のモータプラン
ジャ10を収容するシリンダ孔9に給送される一方、収
縮行程のモータプランジャ10を収容するシリンダ孔9
から排出される作動油が吸入行程のポンププランジャ6
を収容するシリンダ孔5に還流し、その間、吐出行程の
ポンププランジャ6がポンプ斜板22を介してモータシ
リンダ8に与える反動トルクと、膨脹行程のモータプラ
ンジャ10がモータ斜板23から受ける反動トルクとの
和によつてモータシリンダ8は回転される。この場合、
ポンプシリンダ4に対するモータシリンダ8の変速比は
次式によつて与えられる。
上式から明らかなように、油圧モータMの容量を零から
或る値に変えれば、変速比を1から或る必要な値まで変
えることができる。ところで、油圧モータMの容量はモ
ータプランジャ10のストロークにより決定されるので
、モータ斜板23を前述のように直立位置から或る傾斜
角まで傾動させることにより変速比を1から或る値まで
無段階に調節することができる。モータ斜板23の傾動
操作のために本発明の油圧サーボモータS1がミッショ
ンケース1に設けられている。上記油圧サーボモータS
,はサーボシリンダ70と、その内部を右側および左側
油室71,72に区画するサーボピストン73と、それ
を貫通するパイロット弁74とよりなり、サーボピスト
ン73にモータ斜板23の上側部がリンク75を介して
連結される。
サーボシリンダ70は、一端を右ケース半体1bの内壁
に一体形成した筒状支持部1cに嵌合して支持され、そ
の他端は前記支持板17に密着してボルト76により固
着され、そして右側油室71の端壁を構成する栓体77
は支持板17に当接する。ところで、支持板17は、前
述のように右ケース半体1bの端壁にボルト18で固着
されているので、サーボシリンダ70の軸方向立置は右
ケース半体1bの端壁を基準にして決定され、その結果
サーボピストン73の立置とモータ斜板23の傾斜角と
の対応関係を常に正確に保つことができる。サーボシリ
ンダ70の側壁には作動油導入ボート78を穿設し、そ
の一端は左側油室72に、またその他端はサーボシリン
ダ70の支持板17に密着する端面にそれぞれ開口し、
その他端開口部は、支持板17および後述する固定軸3
5に形成した一連の連通油路79を介して後述する高圧
室37aに連通される。
またサーボピストン73には、バイ頭ント弁74の左右
動に応じて両油室71,72間を連通したり左側油室7
1をミッションケース1内に開口する油溜開放ボート8
0に連通したりする供給ボート81および排出ボート8
2を設ける。したがつて、パイロット弁74を鎖線示の
右動限から実線示の左動限の範囲で摺動させればサーボ
ピストン73はバイ頭ント弁74の動きに追従するよう
に、高圧室37aから作動油導入ボート78に供給され
る作動油により作動され、それによつてモータ斜板23
を任意の位置に傾動させることができる。モータシリン
ダ8は、その軸方向に分割された第1〜4部分8a〜8
dより構成される。
第1部分8aはカップ状をなし、その外端に前記出力軸
1Vを一体に備え、そして内側端面で前記ポンプ斜板2
2を支持している。
第2部分8bは円筒状をなし、その周壁には前記シリン
ダ孔9のうちモータプランジャ10の支承孔9aが全長
に亘り設けられ、またその中空部には前記ポンプシリン
ダ4が収容される0第3部分8cは円盤状を、また第4
部分8dは環状をなし、これらに前記シリンダ孔9のう
ち支承孔9aより若干犬径の一連のモータ油圧室9bが
設けられ、さらに第3部分8cの中心盤状部により分配
盤Dが構成される。
第1部分8aには第2部分8bとの対向端部に連結フラ
ンジ26を一体に突設し、そのフランジ26を、それを
対向する第2部分8bの端面の位置決め凹部27に密合
すると共に複数本の結合ボルト28にょり第2部分8b
に固着する。
また第2、第3および第4部分8b,8c,8dは、そ
れらの各接合部にノックピン29,30を嵌入して相互
に位置決めし、そして複数本の結合ボルト31により第
2および第4部分8b,8d間を緊締連結すると共にそ
れらにより第3部分8cを強固に挟持し、かくして第1
〜第4部分8a〜8dは一体に絡合される。
前記支持板17にはモータシリンダ8の支軸11を貫通
する固定軸35がピン36を介して連結されており、こ
の固定軸35の内端に、分配盤Dに接する分配環25が
偏心的に嵌合して支持され、この分配環25によつてモ
ータシリンダ8の第4部分8dの中空部37が内側の高
圧室37aと外側の低圧室37bとに区画される。
一方、分配盤Dには吐出および吸入ボート38,39が
穿設してあり、その吐出ボート38により吐出行程にあ
るポンププランジャ6のシリンダ孔5と前記高圧室37
a間が連通され、また吸入ボート39により吸人行程に
あるポンププランジャ6のシリンダ孔5と前記低圧室3
7b間が連通される。また分配盤Dには放射状に延びる
多数の連絡ボート40,40・・・を有し、それらはモ
ータシリンダ8の第2および第3部分8b,8cの分割
面側のモータ油圧室9b端部内側より穿孔され、これら
によつてモータシリンダ8のモータ油圧室9b,9d・
・・のうち高圧側のものが前記高圧室37aに、また低
圧側のものが前記低圧室37bにそれぞれ連通される。
したがつて、ポンプシリンダ4の回転時、ポンププラン
ジャ6の吐出行程により生成された高圧の作動油を吐出
ボート38から高圧室37aへ、さらにそれと連通状態
にある連絡ボート40を経て膨脹行程のモータプランジ
ャ10のモータ油圧室9bに流入してそのプランジャ1
0に推力を与え、一方、収縮行程のモータプランジャ1
0により排出される作動油は低圧室37bに連通する連
絡ボート40および吸人ボート39を介して吸人行程の
ポンププランジャ6のシリンダ孔5に還流し、このよう
な作動油の循環により前述のような油圧ポンプPから油
圧モータMへの伝動が行われる0前記固定軸35は中心
孔41を穿設して中空に形成され、その側壁には複数個
(図では2個)の短絡ボート42,43が穿設される。
これら短絡ボート42,43の内端は中心孔41を介し
て前記高圧室37aに連なり、またそれらの外端は固定
軸35の外側溝44,45を介して前記低圧室37bに
連なり、そしてこれら短絡ボート42,43は中心孔4
1に摺合するピストン形クラッチ弁48の右動と左動に
より開閉されるようになつている。即ちクラッチ弁48
が右動泣置にあるときは、短絡ボート42,43は開放
されて両室37a,37b間を連通し、分配盤Dの吐出
ボート38から吐出される作動油が直ちに吸入ボート3
9に短絡して油圧モータMへの作動油の給送が行われな
いので、油圧モータMを不作動にした、所謂クラッチ・
オフ状態となり、次にクラッチ弁48を左動して短絡ボ
ート42,43を共に閉塞したときは、油圧ポンプPか
らモータMへの作動油の循環作用が生起するのでクラッ
チ・オンの状態となる。その間のクラッチ弁48の中間
泣置では、短絡ボート42,43の開度に応じて作動油
の循環が生起して半クラッチ状態となり、クラッチ弁4
8の摺動ストローク内でこの半クラッチ状態の区域を広
く取ることは車輌のスムーズな発進を得る上で有効であ
る。そのために図示例では、短絡ボート42,43の中
心孔41への開口中心をクラッチ弁48の摺動方向に互
いに偏位させてある。さらに図示例ではクラッチ弁48
の端部外周にテーパ面49が形成され、これにより短絡
ボート42,43の開閉が緩徐に行われ、クラッチの切
換操作を一層スムーズに行うことができる。クラッチ弁
48の先端には弁杆50が螺着され、その球状端部50
aに傘状弁体51が首振り可能に連結され、この弁体5
1は、クラッチ弁48がクラッチ・オンの立置を越えて
左動したとき吐出ボート38を閉塞するように分配盤D
に密着することができる。この弁体51による吐出ボー
ト38の閉塞はモータ斜板23を直立状態にして変速比
を1:1にしたときに行うもので、これによりポンププ
ランジャ6を油王的にロックしてポンプシリンダ4から
ポンププランジャ6群およびポンプ斜板22を介してモ
ータシリンダ8を機械的に駆動することができ、したが
つてモータプランジャ10のモータ斜板23に与える推
力が消失しその推力による各部の負担を軽減することが
できる。前記クラッチ弁48の摺動操作のために固定軸
35に油圧サーボモータS2が内蔵される。
左ケース半体1aの外側には補給ポンプFが装備され、
そのポンプは入力軸2により1駆動され図示しない油溜
から油を吸入して一定圧力の作動油を生成するようにな
つており、そしてこのポンプFの吐出ボート52は、入
力軸2内の油路53を介し、さらに逆止弁54,55を
介して分配盤Dの吐出ボート38および、前記低圧室3
7bにそれぞれ連通している。したがつて油圧ポンプP
と油圧モータMの油圧閉回路から作動油が漏洩したとき
、その分を補給ポンプFから自動的に補給することがで
きる。以上のように本発明によれは、モータ斜板を作動
する油圧仕一ボモータの作動油導入ボートを、分配環に
より画成された高圧室に連通させたので、上記サーボモ
ータを変速機の斜板式油圧ポンプの吐出油圧を以て作動
でき、サーボモータ専用の油圧ポンプを設置する必要が
なく、したがつて構成が簡単で安価な変速操作装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明装置に備えた油圧変速機の変速操作装置の
縦断側面図である。 4・・・・・・ポンプシリンダ、8・・・・・・モータ
シリンダ、17・・・・・・支持板、25・・・・・・
分配環、35・・・・・・固定軸、37a・・・・・・
高圧室、37b・・・・・・低圧室、38・・・・・・
吐出ボート、39・・・・・・吸入ボート、40・・・
・・・連絡・j″.一ト、42,43・・・・・・短絡
ボート、78・・・・・・作動油導入ボート、79・・
・・・・連通油路、D・・・・・・分配盤、M・・・・
・・油圧モータ、P・・・・・・油圧ポンプ、S1・・
・・・・サーボモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 斜板式油圧ポンプとそれに油圧閉回路を介して連結
    される斜板式油圧モータとよりなり、前記油圧モータを
    、その斜板の傾斜角を自由に変更できるようにした可変
    容量型に構成し、また前記油圧閉回路を、前記油圧ポン
    プの吸入および吐出ポート、並びに前記油圧モータの複
    数の連絡ポートを一端面に開口して前記油圧モータのモ
    ータシリンダと共に回転する分配盤と、固定軸に支持さ
    れて前記分配盤の一端面に、前記吐出ポートと高圧側の
    前記連絡ポート間を連通する高圧室、および前記吸入ポ
    ートと低圧側の前記連絡ポート間を連通する低圧室を画
    成する分配環とより構成した油圧変速機において、前記
    モータ斜板に、それを傾動し得る油圧サーボモータを連
    結し、そのサーボモータの作動油導入ポートを前記高圧
    室に連通し、前記油圧ポンプの吐出油圧により前記油圧
    サーボモータを作動するようにした、油圧変速機の変速
    操作装置。 2 前記油圧サーボモータの油圧導入ポートと前記高圧
    室間の連通油路を、前記固定軸と、その固定軸を支持す
    ると共に前記油圧サーボモータのサーボシリンダに接合
    される支持板とに形成した、特許請求の範囲第1項記載
    の、油圧変速機の変速操作装置。
JP10659778A 1978-08-31 1978-08-31 油圧変速機の変速操作装置 Expired JPS5938467B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0268484A1 (en) * 1986-11-19 1988-05-25 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulically operated continuously variable transmission
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