JPH0867220A - 車両用バンパ - Google Patents

車両用バンパ

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Publication number
JPH0867220A
JPH0867220A JP20335694A JP20335694A JPH0867220A JP H0867220 A JPH0867220 A JP H0867220A JP 20335694 A JP20335694 A JP 20335694A JP 20335694 A JP20335694 A JP 20335694A JP H0867220 A JPH0867220 A JP H0867220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
absorbing member
lamp
armature
shock absorbing
Prior art date
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Pending
Application number
JP20335694A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kodama
陽久 小玉
Munehiko Akazawa
宗彦 赤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP20335694A priority Critical patent/JPH0867220A/ja
Publication of JPH0867220A publication Critical patent/JPH0867220A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパフェイシャに硬質材を使用しても、バ
ンパフェイシャの割れや亀裂の発生を抑制できると共
に、ランプの割れも抑制でき、又、成形型の構造も簡単
にでき、衝撃吸収部材からアーマチャに有効に衝撃力を
伝達でき、しかも、バンパ組付け時に衝撃吸収部材をア
ーマチャに仮保持できる車両用バンパを提供する。 【構成】 アーマチャ12とバンパフェイシャ14との
間に、衝撃吸収部材13が配設されると共に、ランプ1
5が配設された車両用バンパにおいて、前記アーマチャ
12に開口部12aを形成し、前記衝撃吸収部材13に
前記開口部12aに挿入嵌合されると共に、前記ランプ
15が挿入保持される凹部13aを形成し、前記バンパ
フェイシャ14の前記凹部13aに対応した位置に、前
記ランプ15が挿入される開口部14aを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ランプが配設される
車両用バンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
図6乃至図7に示すようなものがある。図中符号1は車
両のフロントバンパで、このバンパ1は、アーマチャ
2、衝撃吸収部材3及びバンパフェイシャ4を有すると
共に、一対のターンシグナルランプ等のランプ5が組み
込まれている。
【0003】このアーマチャ2は、アルミ製で、図示省
略の車体のフロントサイドメンバに取り付けられるよう
になっており、図6に示すように、両端部にランプ5配
設用の開口2aが設けられている。
【0004】また、衝撃吸収部材3は、例えば発泡ポリ
プロピレンで形成され、両端部に、アーマチャ2の開口
部2aと同じ大きさの開口部3aが形成されている。
【0005】さらに、バンパフェイシャ4は、合成樹脂
製で、前記両開口部2a,3aに挿入される凹部4aが
形成され、この凹部4a内にランプ5が保持されてい
る。
【0006】なお、この種のものとしては、例えば実開
平2ー127556号公報に記載されたようなものがあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、バンパフェイシャ4に比較
的安価な硬質材を使用しており、低温衝撃性が弱いた
め、車両軽衝突時でも形状剛性の高い凹部4aが割れ易
く、この凹部4aが割れた場合には、この凹部4a内に
保持されているランプ5も割れる虞がある。これを防止
するため、バンパフェイシャ4に軟質材を使用すると高
価になる。
【0008】また、このバンパフェイシャ4に凹部4a
を形成しているため、型構造が複雑になる。
【0009】さらに、アーマチャ2と衝撃吸収部材3と
は単に突き合わされているだけであるため、荷重の入力
方向によって衝撃吸収部材3からアーマチャ2に有効に
衝撃力を伝達できない場合がある。また、バンパ1の組
付けは、アーマチャ2を車体に取り付け、衝撃吸収部材
3、バンパフェイシャ4の順序で取り付けるようにして
いるため、衝撃吸収部材3をアーマチャ2に仮保持でき
ないことから、取付け作業性が悪い。
【0010】そこで、この発明は、バンパフェイシャに
硬質材を使用しても、バンパフェイシャの割れや亀裂の
発生を抑制できると共に、ランプの割れも抑制でき、
又、成形型の構造も簡単にでき、衝撃吸収部材からアー
マチャに有効に衝撃力を伝達でき、しかも、バンパ組付
け時に衝撃吸収部材をアーマチャに仮保持できる車両用
バンパを提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題に着目してな
されたもので、請求項1に記載された発明は、アーマチ
ャとバンパフェイシャとの間に、衝撃吸収部材が配設さ
れると共に、ランプが配設された車両用バンパにおい
て、前記アーマチャに開口部を形成し、前記衝撃吸収部
材に前記開口部に挿入嵌合されると共に、前記ランプが
挿入保持される凹部を形成し、前記バンパフェイシャの
前記凹部に対応した位置に、前記ランプが挿入される開
口部を形成した車両用バンパとしたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項2に記載された発明は、前記衝撃吸
収部材の前記凹部の上下側で、前記バンパフェイシャ側
の面部に、穴部を形成し、該穴部に反力コントロール部
材を配設したことを特徴としている。
【0013】
【作 用】請求項1に記載された発明によれば、バンパ
の組付けは、まず、アーマチャをステイを介して車体に
固定し、次に、このアーマチャの開口部に、衝撃吸収部
材の凹部を嵌合させて仮保持し、バンパフェイシャを取
り付ける。このようにすれば、衝撃吸収部材を仮保持で
きるので、組付け作業性が向上する。
【0014】また、車両軽衝突時には、バンパフェイシ
ャから衝撃吸収部材を介してアーマチャに衝撃荷重が入
力される。この際には、バンパフェイシャには、開口部
が形成されているだけで、従来のように凹部が形成され
ていないため、形状剛性が低く、低温衝撃性が弱い場合
でも、従来と比較して、割れや亀裂を抑制できる。従っ
て、バンパフェイシャに、硬質材を使用でき、安価にで
きる。
【0015】さらに、硬質のバンパフェイシャでランプ
を覆っておらず、柔軟性を有する衝撃吸収部材でランプ
を覆うようにしているため、この衝撃吸収部材の凹部が
変形しても、この変形により、ランプが損傷するような
ことがない。
【0016】さらにまた、アーマチャの開口に衝撃吸収
部材の凹部が嵌合しているため、両者が一体的となり、
衝撃吸収部材に入力した荷重をアーマチャに有効に伝達
できる。
【0017】一方、従来のようにバンパフェイシャに凹
部を形成する場合の成形型より、衝撃吸収部材に凹部を
形成する成形型の方が、それ程、精度を向上させる必要
がないため、構造が簡単である。
【0018】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1の作用に加え、反力コントロール部材の大きさ、肉
厚や材質等を調整することにより、バンパの衝撃吸収能
力を調整することができる。また、この反力コントロー
ル部材の前面をランプの前面と同じか、それより前に位
置させることにより、ランプの衝撃時の割れを一層防止
できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0020】図1乃至図3は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0021】まず構成を説明すると、図中符号11は、
車両のバンパで、このバンパ11は、アーマチャ12、
衝撃吸収部材13及びバンパフェイシャ14を有すると
共に、一対のターンシグナルランプ等のランプ15が組
み込まれている。
【0022】このアーマチャ12は、アルミ製で、図示
省略の車体のフロントサイドメンバに取り付けられるよ
うになっており、従来と同様に、両端部にランプ15配
設用の開口部12aが設けられている。
【0023】また、衝撃吸収部材13は、例えば発泡ポ
リプロピレンで形成され、両端部に、図1及び図2に示
すように、アーマチャ12の開口部12aに嵌合される
形状の凹部13aが形成されている。この凹部13a
に、ランプ15が挿入されて保持されるようになってい
る。
【0024】さらに、バンパフェイシャ14は、硬質性
の合成樹脂製で、前記凹部13aと対応した位置に開口
部14aが形成され、この開口部14aには前記凹部1
3a内に挿入されるフランジ部14bが形成され、この
フランジ部14bが凹部13aに形成された逃げ部13
bに挿入されて、このフランジ部14bの内面と、凹部
13aの逃げ部13b以外の内面とが面一に成ってい
る。
【0025】そして、ランプ15がバンパフェイシャ1
4の開口部14aから衝撃吸収部材13の凹部13a内
に挿入され、このランプ15の前面15aが、バンパフ
ェイシャ14の表面より僅かに後退した位置に設定され
ている。
【0026】かかる構成より成るバンパ11の組付け
は、まず、アーマチャ12を図示省略のステイを介して
車体のフロントサイドメンバに固定し、次に、このアー
マチャ12の開口部12aに、衝撃吸収部材13の凹部
13aを嵌合させて仮保持し、バンパフェイシャ14を
取り付ける。このようにすれば、衝撃吸収部材13を仮
保持できるので、組付け作業性が向上する。
【0027】また、車両前面軽衝突時には、バンパフェ
イシャ14から衝撃吸収部材13を介してアーマチャ1
2に衝撃荷重が入力される。この際には、バンパフェイ
シャ14は、開口部14aの周囲にフランジ部14bが
形成されているだけで、従来のように凹部が形成されて
いないため、形状剛性が低く、低温衝撃性が弱い場合で
も、従来と比較して、割れや亀裂を抑制できる。従っ
て、バンパフェイシャ14に、硬質材を使用でき、安価
にできる。
【0028】さらに、硬質のバンパフェイシャ14でラ
ンプ15を覆っておらず、柔軟性を有する衝撃吸収部材
13でランプ15を覆うようにしているため、この衝撃
吸収部材13の凹部13aが変形しても、この変形によ
り、ランプ15が損傷するようなことがない。
【0029】さらにまた、アーマチャ12の開口部12
aに衝撃吸収部材13の凹部13aが嵌合しているた
め、両者が一体的となり、衝撃吸収部材13に入力した
荷重をアーマチャ12に有効に伝達できる。
【0030】一方、従来のようにバンパフェイシャ4に
凹部4aを形成する場合の成形型より、衝撃吸収部材1
3に凹部13aを形成する成形型の方が、それ程、精度
を向上させる必要がないため、構造が簡単である。
【0031】図4及び図5には、この発明の第2実施例
を示す。
【0032】この実施例は、衝撃吸収部材13の凹部1
3aの上下側で、バンパフェイシャ4側の面部に、穴部
13cが形成され、この穴部13cに、反力コントロー
ル部材16が嵌合されている。この反力コントロール部
材16は、例えばアルミ材により、四角形の筒状に形成
されている。
【0033】この反力コントロール部材16の大きさ、
肉厚及び材質等を調整することにより、バンパ11の衝
撃吸収能力を調整することができる。また、この反力コ
ントロール部材16の前面16aをランプ15の前面1
5aと同じか、それより前に位置させることにより、ラ
ンプ15の衝撃時の割れを一層防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載された発明によれば、バンパの組付けは、まず、アー
マチャをステイを介して車体に固定し、次に、このアー
マチャの開口部に、衝撃吸収部材の凹部を嵌合させて仮
保持し、バンパフェイシャを取り付ける。このようにす
れば、衝撃吸収部材を仮保持できるので、組付け作業性
が向上する。
【0035】また、車両軽衝突時には、バンパフェイシ
ャから衝撃吸収部材を介してアーマチャに衝撃荷重が入
力される。この際には、バンパフェイシャには、開口部
が形成されているだけで、従来のように凹部が形成され
ていないため、形状剛性が低く、低温衝撃性が弱い場合
でも、従来と比較して、割れや亀裂を抑制できる。従っ
て、バンパフェイシャに、硬質材を使用でき、安価にで
きる。
【0036】さらに、硬質のバンパフェイシャでランプ
を覆っておらず、柔軟性を有する衝撃吸収部材でランプ
を覆うようにしているため、この衝撃吸収部材の凹部が
変形しても、この変形により、ランプが損傷するような
ことがない。
【0037】さらにまた、アーマチャの開口に衝撃吸収
部材の凹部が嵌合しているため、両者が一体的となり、
衝撃吸収部材に入力した荷重をアーマチャに有効に伝達
できる。
【0038】一方、従来のようにバンパフェイシャに凹
部を形成する場合の成形型より、衝撃吸収部材に凹部を
形成する成形型の方が、それ程、精度を向上させる必要
がないため、構造が簡単である。
【0039】請求項2に記載された発明によれば、請求
項1の作用に加え、反力コントロール部材の大きさ、肉
厚や材質等を調整することにより、バンパの衝撃吸収能
力を調整することができる。また、この反力コントロー
ル部材の前面をランプの前面と同じか、それより前に位
置させることにより、ランプの衝撃時の割れを一層防止
できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す要部の車両前後方向
に沿う断面図である。
【図2】同実施例を示す衝撃吸収部材の端部側を示す斜
視図である。
【図3】同実施例を示すバンパフェイシャを裏面側から
見た斜視図である。
【図4】この発明の第2実施例を示す図1に相当する断
面図である。
【図5】同第2実施例を示す図2に相当する斜視図であ
る。
【図6】従来例を示すバンパの分解斜視図である。
【図7】同従来例を示す図1に相当する断面図である。
【符号の説明】
11 バンパ 12 アーマチャ 12a 開口部 13 衝撃吸収部材 13a 凹部 14 バンパフェイシャ 14a 開口部 15 ランプ 16 反力コントロール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーマチャとバンパフェイシャとの間
    に、衝撃吸収部材が配設されると共に、ランプが配設さ
    れた車両用バンパにおいて、 前記アーマチャに開口部を形成し、前記衝撃吸収部材に
    前記開口部に挿入嵌合されると共に、前記ランプが挿入
    保持される凹部を形成し、前記バンパフェイシャの前記
    凹部に対応した位置に、前記ランプが挿入される開口部
    を形成したことを特徴とする車両用バンパ。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収部材の前記凹部の上下側
    で、前記バンパフェイシャ側の面部に、穴部を形成し、
    該穴部に反力コントロール部材を配設したことを特徴と
    する請求項1記載の車両用バンパ。
JP20335694A 1994-08-29 1994-08-29 車両用バンパ Pending JPH0867220A (ja)

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JP20335694A JPH0867220A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 車両用バンパ

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JP20335694A JPH0867220A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 車両用バンパ

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JP20335694A Pending JPH0867220A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 車両用バンパ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030641A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toyota Motor Corp 車両用バンパ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030641A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Toyota Motor Corp 車両用バンパ構造
JP4721976B2 (ja) * 2006-07-28 2011-07-13 トヨタ自動車株式会社 車両用バンパ構造

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