JPH0867188A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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JPH0867188A
JPH0867188A JP20623494A JP20623494A JPH0867188A JP H0867188 A JPH0867188 A JP H0867188A JP 20623494 A JP20623494 A JP 20623494A JP 20623494 A JP20623494 A JP 20623494A JP H0867188 A JPH0867188 A JP H0867188A
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Hiroyuki Okazaki
崎 裕 行 岡
Yoshihiro Hirate
手 好 広 平
Naoaki Hoshihara
原 直 明 星
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Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを格納状態とするときの操作性を向上
させるとともに、シートの係脱を容易に行えることを目
的とする。 【構成】 第1ブラケット15に配設された第1リンク
17と、第2ブラケット16に配設された第2リンク2
2と、第1及び第2リンク17、22を介してシートと
略平行に配設された第3リンク23と、第1リンク17
と第3リンク23とを連結するピン24に巻回され一端
が第1リンク17に係合し他端がピン24に係合された
スプリング26と、端部17aが車体のフロアに延在し
て常時当接し且つスプリング26により付勢される第1
リンク17とを有し、第3リンク23とピン24とを一
体回転可能とし、シート及びカバー内への固定機構の格
納と、着座状態とするときの固定機構の強制復帰を自動
的に作動させたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート前部を中心とし
てシートを格納状態及びシートを係脱可能とする車両用
シート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、実公平5−
46978号公報に示されるようなものが知られてい
る。これは、車体のフロアに配設された係合部と、シー
トに固定され係合部に枢支軸を介して回動可能に連結さ
れた係合部材と、シートの後部を車体のフロアに等位し
て係脱自在とした固定機構とからなるものであり、固定
機構により、シートの後部を車体のフロアより離脱し、
シート前部の枢支軸を中心としてシートを起倒させ、着
座状態から格納状態とするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、シートの後部に配設された固定機構により車体のフ
ロアとの係合を解除し、シートを起倒させ格納状態とす
るが、シートを手動で起倒させる必要があるため、容易
に格納状態とすることができない。又、シートを着座状
態から格納状態とするとき、枢支軸を回動中心として格
納するが、係合部と係合部材とは枢支軸によって連結さ
れているため、シートの係脱が困難である。
【0004】本発明は、シートを格納状態とするときの
操作性を向上させるとともに、シートの係脱を容易に行
えることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために請求項1の発明において講じた手段は、シートの
前部に配設された第1ブラケットと、シートの後部に配
設された第2ブラケットと、第1ブラケットに配設され
た第1連結部材と、第2ブラケットに配設された第2連
結部材と、第1及び第2連結部材を介してシートと略平
行に配設された第3連結部材と、第3連結部材の一端を
車体のフロアに対して回転可能に支持する回転支持機構
と、第3連結部材の他端を車体のフロアに係脱可能に固
定する固定機構と、第1連結部材と第3連結部材との連
結部に巻回され一端が第1連結部材に係合し他端が連結
部に係合された付勢部材と、一部が車体のフロアに延在
して常時当接し且つ付勢部材により付勢される第1連結
部材とを有し、第3連結部材と連結部とを一体回転可能
とし、シート及びカバー内への固定機構の格納と、着座
状態とするときの固定機構の強制復帰を自動的に作動さ
せたことである。
【0006】又、シート、第1連結部材、第2連結部材
及び第3連結部材によって平行リンク機構が形成され
る。
【0007】請求項2の発明において講じた手段は、回
転支持機構を常時係合する第1係合部材と、係合可能と
された第2係合部材とを備え、シートを車体のフロアに
固定された着座状態からシートを起倒し格納状態とする
途中にシートを係脱可能としたことである。
【0008】
【作用】上記した請求項1記載の車両用シート装置によ
れば、シートを着座状態から格納状態とするとき、シー
ト後部に配設された固定機構により車体のフロアとの係
合を解除することでシートを起倒させることが可能とな
る。又、付勢部材の一端が係合された第1連結部材の一
端が車体のフロアに当接しており、シート後部の固定が
解除されることで、付勢部材の他端が連結部を介して第
3連結部材を回動させ、自動的にシートを起倒させるこ
とができる。又、平行リンク機構によって、シートを第
3連結部材に対して上方へ移動させることができ、シー
トと第3連結部材との距離を小さくすることができる。
これにより、例えば、シートにヘッドレストを取付けま
まで格納状態とすることができる。又、格納状態から着
座状態とするときは、シートを車体のフロアに倒すこと
で、固定機構が平行リンク機構により固定される前に固
定可能な状態になることができ、正確にシートを固定す
ることができ着座状態とすることができる。
【0009】以上のことから、シートを着座状態から格
納状態とするときの操作を車体のフロアとの係合を解除
するのみでシートを起倒させることができ、格納状態と
するときの操作を簡単なものとすることができる。
【0010】請求項2記載の車両用シート装置によれ
ば、シートは、第2係合部材が係合部に係合する途中に
係脱可能となるため、別の機構を必要とせずにシートを
容易に取り外すことができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は車両用シート装置10の側面図を示
す。図2は腰部拡大図を示す。図に示されるように、シ
ートクッション11にシートバック12が周知のリクラ
イニング機構(図示せず)を介して支持されており、シ
ートバック12にはヘッドレスト13が取り外し可能に
装着されている。シートクッション11は、図示下側に
シートレール14が配設されており、シートレール14
の一端(図示左端部)に第1ブラケット15が配設さ
れ、他端(図示右端部)に第2ブラケット16が配設さ
れている。第1ブラケット15には、略Y字状をした第
1リンク(第1連結部材)17の一端がピン18によっ
て回動可能に連結されており、他端には車両用シート装
置に剛性を確保させるパイプ19が嵌挿されている。
又、第1リンク17の残りの端部17aは、車体のフロ
ア20に常時接触している。又、第2ブラケット16に
は、第2リンク(第2連結部材)22が連結されてお
り、シートレール14に略平行となるように、第1リン
ク17と第2リンク22とに第3リンク(第3連結部
材)23がピン24、25によって連結されている。第
3リンク23を第1リンク17に連結するピン(連結
部)24は、軸部分が矩形とされており、第3リンク2
3とピン24とが一体回転可能とされている。ピン24
には、渦巻き状のスプリング(付勢部材)26の一端が
係合されており、スプリング26の他端は、パイプ19
に係止されている。又、第3リンク23の一端(図示右
端部)には、固定機構が配設され、他端(図示左端部)
には、回転支持機構が配設されている。又、シートクッ
ション11には、カバー27が配設されており、夫々の
機構を覆っている。又、第1リンク17の端部17a
は、スプリング26によって、常時車体のフロア20に
接触するように付勢されており、固定機構により、シー
トクッション11の固定を解除すると、スプリング26
は、ピン24を介して第3リンク23を回動し、シート
クッション11を自動的に起倒させることができる。
【0013】固定機構は、ボルト28によって第3リン
ク23に固定された第3ブラケット29と、第3ブラケ
ット29にピン30によって回動可能に軸支された第1
フック31と、車体のフロア20の剛体21に配設され
第1フック31が係合された第1ストライカ32と、第
3ブラケット29にピン33によって軸支された解除レ
バー(解除部材)34と、第3リンク23にピン35に
よって回動可能に軸支され第2ブラケット16と第2リ
ンク22とを連結するピン36に係合可能とされた第2
フック37とから構成されている。解除レバー34を軸
支するピン33には、係止部材34aが一体回転可能に
取り付けられており、第1フック31と係止部材34a
とは、スプリング38により連結され係止状態とされて
いる。又、第2フック37を第3リンク23に軸支する
ピン35の軸部分は矩形とされており、一方に第2フッ
ク37を軸支し、他方にレリーズプレート39を軸支し
ている。レリーズプレート39と解除レバー34とは例
えばワイヤー等により連結されており、解除レバー34
を操作することで第2フック37も連動されて作動され
る。又、シートレール14、第1リンク17、第2リン
ク22及び第3リンク23によって平行リンク機構が形
成されている。
【0014】回転支持機構は、第3リンク23の他端に
固着された第3フック(第1係合部材)40と、車体の
フロア20の剛体21に配設され第3フック40が軸支
される第3ストライカ41と、第3フック40にピン4
2によって回動可能に軸支され一端が第3ストライカ4
1に係合可能で、他端が車体のフロア20の剛体21に
当接する第4フック(第2係合部材)43とから構成さ
れている。又、ピン42にはスプリング44が巻回され
ており、第4フック43を係合方向に付勢している。回
転支持機構は、固定機構の作動でシートの後部が車体の
フロア20から離間されると、スプリング44の付勢力
によりシートクッション11を第3ストライカ41を回
動中心として自動的に起倒させる。そして、シートクッ
ション11が起倒され格納状態とされると、第3リンク
23に対してシートは上方へ移動して、第3リンク23
とシートレール14との距離を小さくすることができ
る。
【0015】この状態を図3に示す。
【0016】次に本実施例の作動について説明する。
【0017】シートバック12を図示しないリクライニ
ング機構によってシートクッション11側に倒し、解除
レバー34をX方向に回動すると、係止部材34aが回
動し、係止部材34aと第1フック31との係止を解除
する。係止が解除されるとスプリング38の付勢力によ
って、第1フック31をX方向に回動し第1ストライカ
32との係合が解除される。又、解除レバー31は同時
に第2フック37と第2ストライカ(ピン36)36と
の係合を解除することで、固定時に規制されていたスプ
リング26の付勢力が、第3リンク23を回動してシー
トクッション11を自動的に起倒させる。又、第3リン
ク23が回動されるに連れて、シートレール14と第3
リンク23の距離が徐々に小さくなり、シートクッショ
ン11が格納状態となったときシートの厚さを小さくす
ることができる。又、このとき、固定機構の係合部分
は、シートレール14と第3リンク23との距離が短く
なることでカバー27内に格納される。又、平行リンク
機構によってシートレール14が上方へ移動するので、
ヘッドレスト13を装着した状態でもシートクッション
11をほぼ垂直とすることができる。シートクッション
11を格納状態とすとき、第4フック43は他端が車体
のフロア20の剛体21を摺動しながら係合方向に回動
する。そして、シートクッション11が格納状態となる
前に第4フック43は第3ストライカ41に係合してシ
ートクッション11を固定する。
【0018】又、シートクッション11を格納状態から
着座状態とするときは、シートクッション11を車体の
フロア20側に下げることで第4フック43が第3スト
ライカ41から離間して他端が車体のフロア20の剛体
21に当接する。又、第1フック31と第3フック43
とのピッチと、第1ストライカ32と第3ストライカ4
1とのピッチは、平行リンク機構によって変わることは
ないので、シートをそのまま回動させることで固定する
ことができる。又、シートクッション11を回動させる
と、第1リンク17の端部17aが車体のフロア20上
を摺接することで平行リンク機構が徐々に着座状態とな
り、第2フック37が第2ストライカ36に係合すると
ともに、第1フック31が第1ストライカ32に係合し
て、着座状態が完了され、スプリング26の一方の付勢
力は第1リンク17の端部17aによって規制され、他
方の付勢力は固定された第3リンク23によって規制さ
れる。
【0019】以上のことから、固定機構によってシート
後部の固定を解除すると、一端が第1リンク17に係合
し他端がピン24に係合したスプリング26は、ピン2
4を介して第3リンク23を回動し、シートを自動的に
起倒させる。又、スプリング26は、シートを起倒させ
ると同時にシートを第3リンク23に対して上方へ移動
させるため、シートにヘッドレスト13を装着したまま
で、容易に格納状態とすることができる。格納状態から
着座状態とするときは、シートクッション11を車体の
フロア20に倒すことで、固定機構が平行リンク機構に
より固定される前に固定可能な状態になることができ、
正確にシートクッション11を固定することができ着座
状態とすることができる。
【0020】次に別実施例について説明する。
【0021】図4は車両用シート装置50の側面図を示
す。図5は腰部拡大図を示す。図に示されるように、シ
ートクッション51にシートバック52が周知のリクラ
イニング機構(図示せず)を介して支持されており、シ
ートバック52にはヘッドレスト53が取り外し可能に
装着されている。シートクッション51は、図示下側に
シートレール54が配設されており、シートレール54
の一端(図示左端部)に第1ブラケット55が配設さ
れ、他端(図示右端部)に第2ブラケット56が配設さ
れている。第1ブラケット55には、略Y字状をした第
1リンク(第1連結部材)57の一端がピン58によっ
て回動可能に連結されており、他端には車両用シート装
置に剛性を確保するパイプ59が嵌挿されている。又、
第1リンク57の残りの端部57aは、車体のフロア6
0に常時接触している。又、第2ブラケット56には、
第2リンク(第2連結部材)62が連結されており、シ
ートレール54に略平行となるように、第1リンク55
と第2リンク56とに第3リンク(第3連結部材)63
がピン64、65によって連結されている。第3リンク
63を第1リンク57に連結するピン64は、軸部分が
矩形とされており、第3リンク63とピン64とが一体
回転可能とされている。ピン(連結部)64には、渦巻
き状のスプリング(付勢部材)66の一端が係合されて
おり、スプリング66の他端は、パイプ59に係止され
ている。又、第3リンク63の一端(図示右端部)に
は、固定機構が配設され、他端(図示左端部)には、回
転支持機構が配設されている。又、シートクッション5
1には、カバー67が配設されており、夫々の機構を覆
っている。又、第1リンク57の端部57aは、スプリ
ング66によって、常時車体のフロア60に接触するよ
うに付勢されており、固定機構により、シートクッショ
ン51の固定を解除すると、スプリング66は、ピン6
4を介して第3リンク63を回動し、シートクッション
51を自動的に起倒させることができる。
【0022】固定機構は、ボルト68によって第3リン
ク63に固定された第3ブラケット69と、第3ブラケ
ット69にピン70によって回動可能に軸支された第1
フック71と、車体のフロア60の剛体61に配設され
第1フック71が係合された第1ストライカ72と、第
3ブラケット69にピン73によって軸支された解除レ
バー74と、第3リンク63にピン75によって回動可
能に軸支され、第2ブラケット56と第2リンク62と
を連結するピン76に係合可能とされた第2フック77
とから構成されている。解除レバー74を軸支するピン
73には、係止部材74aが一体回転可能に取り付けら
れており、第1フック71と係止部材74aとはスプリ
ング78により連結され係止状態とされている。又、第
2フック77を第3リンク63に軸支するピン75の軸
部分は矩形とされており、一方に第2フック77を軸支
し、他方にレリーズプレート79を軸支している。レリ
ーズプレート79と解除レバー74とは例えばワイヤー
等により連結されており、解除レバー74を操作するこ
とで第2フック77も連動されて作動される。又、シー
トレール54、第1リンク57、第2リンク62及び第
3リンク63によって平行リンク機構が形成されてい
る。
【0023】回転支持機構は、第3リンク63の他端に
固着された第3フック(第1係合部材)80と、車体の
フロア60の剛体61に配設され第3フック80が係合
する第3ストライカ81と、第3フック80にピン82
によって回動可能に軸支され一端が第3ストライカ81
に係合可能で、他端が車体のフロア6 の剛体61に当
接する第4フック(第2係合部材)83とから構成され
ている。又、ピン82にはスプリング84が巻回されて
おり、第4フック83を係合方向に付勢している。回転
支持機構は、固定機構の作動でシートの後部が車体のフ
ロア60から離間されると、スプリング66の付勢力に
よりシートクッション51を第3ストライカ81を回動
中心として自動的に起倒する。そして、シートクッショ
ン51が起倒され格納状態とされると、第3リンク63
に対してシートは上方へ移動して、第3リンク63とシ
ートレール54との距離を小さくすることができる。こ
の状態を図6に示す。
【0024】次に別実施例の作動について説明する。
【0025】シートバック52を図示しないリクライニ
ング機構によってシートクッション51側に倒し、解除
レバー74をX’方向に回動すると、係止部材74aが
回動し、係止部材74aと第1フック78との係止が解
除される。係止が解除されるとスプリング78の付勢力
によって、第1フック78をX’方向に回動し第1スト
ライカ72との係合が解除される。又、解除レバー74
は同時に第2フック77と第2ストライカ(ピン76)
76との係合を解除することで、固定時に規制されてい
たスプリング66の付勢力は、第3リンク63を回動し
てシートクッション51を自動的に起倒させる。又、第
3リンク63が回動されるに連れて、シートレール54
と第3リンク63の距離が徐々に小さくなり、シートク
ッション51が格納状態となったときシートの厚さを小
さくすることができる。又、このとき、固定機構の係合
部分は、シートレール54と第3リンク63との距離が
短くなることでカバー67内に格納される。又、平行リ
ンク機構によってシートレール54が上方へ移動するの
で、ヘッドレスト53を装着した状態でもシートクッシ
ョン51をほぼ垂直とすることができる。シートクッシ
ョン51を格納状態とするとき、第4フック83は他端
が車体のフロア60の剛体61を摺動しながら係合方向
に回動する。そして、シートクッション51が格納状態
となる前に第4フック83は第3ストライカ81に係合
し第3フック80と第4フック83とによってシートク
ッション51が車体のフロア60に固定される。シート
の格納状態を図6に示す。又、シートの格納途中は、第
3フック80が係合するのみなので、容易にシートを離
脱することができる。
【0026】又、シートクッション51を格納状態から
着座状態とするときは、シートクッション51を車体の
フロア60側に下げることで第4フック83が第3スト
ライカ81から離間して他端が車体のフロア60の剛体
61に当接する。又、第1フック71と第3フック84
とのピッチと、第1ストライカ72と第3ストライカ8
1とのピッチは、平行リンク機構によって変わることは
ないので、シートをそのまま回動させることで固定する
ことができる。又、シートクッション51を回動させる
と、第1リンク57の端部57aが車体のフロア60上
を摺接することで平行リンク機構が徐々に着座状態とな
り、第2フック77が第2ストライカ76に係合すると
ともに、第1フック71が第1ストライカ72に係合し
て、着座状態が完了され、スプリング57の一方の付勢
力は第1リンク57の端部57aによって規制され、他
方の付勢力は固定された第3リンク63によって規制さ
れる。
【0027】以上のことから、一端が第1リンク57に
係合し他端がピン64に係合したスプリング66によ
り、固定機構によってシート後部の固定を解除すると、
スプリング66は、ピン64を介して第3リンク63を
回動し、シートを自動的に起倒させる。又、スプリング
66は、シートを起倒させると同時にシートを第3リン
ク63に対して上方へ移動させるため、シートにヘッド
レスト53を装着したままで、容易に格納状態とするこ
とができる。又、第3、第4フック84、83により、
シートを回転可能に支持するとともに、係合されている
だけなので、固定機構の固定が解除されたとき、シート
を特別な機構を必要とせず容易に係脱することができ
る。
【0028】
【発明の効果】上記した請求項1の車両用シート装置に
よれば、一端が第1連結部材に係合し他端が連結部材に
係合した付勢部材により、固定機構によってシート後部
の固定を解除すると、付勢部材は、連結部を介して第3
連結部材を回動し、シートを自動的に起倒させることが
できる。又、付勢部材は、シートを起倒させると同時に
シートを第3連結部材に対して上方へ移動させるため、
シートにヘッドレストを装着したままで、容易に格納状
態とすることができ、格納状態とするときの操作を簡単
にすることができる。又、格納状態から着座状態とする
ときは、シートを車体のフロアに倒すことで、固定機構
が平行リンク機構により固定される前に固定可能な状態
になることができ、正確にシートを固定することができ
着座状態とすることができる。
【0029】請求項2の車両用シート装置によれば、第
2係合部材が係合部に係合する途中に係脱可能となるた
め、別の機構を必要とせずに、シートを容易に離脱する
ことができ、且つ格納状態時のシートを安定した状態で
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両用シート装置の側面
図である。
【図2】本発明の実施例に係る車両用シート装置の腰部
拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る車両用シート装置の側面
図である。
【図4】本発明の別実施例に係る車両用シート装置の側
面図である。
【図5】本発明の別実施例に係る車両用シート装置の腰
部拡大図である。
【図6】本発明の別実施例に係る車両用シート装置の側
面図である。
【符号の説明】
15、55・・・第1ブラケット 16、56・・・第2ブラケット 17、57・・・第1リンク(第1連結部材) 17a、57a・・・端部 22、62・・・第2リンク(第2連結部材) 23、63・・・第3リンク(第3連結部材) 26、66・・・スプリング(付勢部材) 24、64・・・ピン(連結部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの前部に配設された第1ブラケッ
    トと、シートの後部に配設された第2ブラケットと、前
    記第1ブラケットに配設された第1連結部材と、第2ブ
    ラケットに配設された第2連結部材と、前記第1及び第
    2連結部材を介して前記シートと略平行に配設された第
    3連結部材と、前記第3連結部材の一端を車体のフロア
    に対して回転可能に支持する回転支持機構と、前記第3
    連結部材の他端を車体のフロアに係脱可能に固定する固
    定機構と、前記第1連結部材と前記第3連結部材との連
    結部に巻回され一端が第1連結部材に係合し他端が連結
    部に係合された付勢部材と、一部が車体のフロアに延在
    して常時当接し且つ前記付勢部材により付勢される第1
    連結部材とを有し、前記第3連結部材と連結部とを一体
    回転可能とし、シート及び前記カバー内への前記固定機
    構の格納と、着座状態とするときの前記固定機構の強制
    復帰を自動的に作動させたことを特徴とした車両用シー
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記回転支持機構を常時係合する第1係
    合部材と、係合可能とされた第2係合部材とを備え、シ
    ートを車体のフロアに固定された着座状態からシートを
    起倒し格納状態とする途中に前記シートを係脱可能とし
    たことを特徴とした請求項1記載の車両用シート装置。
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