JPH0867137A - 車両用脱臭装置の安全装置 - Google Patents
車両用脱臭装置の安全装置Info
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- JPH0867137A JPH0867137A JP22905994A JP22905994A JPH0867137A JP H0867137 A JPH0867137 A JP H0867137A JP 22905994 A JP22905994 A JP 22905994A JP 22905994 A JP22905994 A JP 22905994A JP H0867137 A JPH0867137 A JP H0867137A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】バス車室内に乗客がいない可能性が高い時にの
みオゾン発生装置を駆動して車室内の脱臭を行う。 【構成】駐車ブレーキが引かれた時に閉成する駐車ブレ
ーキスイッチ(52)と走行用エンジンの油圧が所定値
以下の時に閉成する油圧スイッチ(53)とを直列にオ
ゾン発生装置(24)に接続し、両スイッチが共に閉成
した時にのみオゾン発生装置を駆動可能にした。
みオゾン発生装置を駆動して車室内の脱臭を行う。 【構成】駐車ブレーキが引かれた時に閉成する駐車ブレ
ーキスイッチ(52)と走行用エンジンの油圧が所定値
以下の時に閉成する油圧スイッチ(53)とを直列にオ
ゾン発生装置(24)に接続し、両スイッチが共に閉成
した時にのみオゾン発生装置を駆動可能にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバスなどの車両におけ
る車室内の脱臭装置の安全装置に関し、特にオゾン発生
装置で発生したオゾンにより脱臭する脱臭装置の安全装
置に関する。
る車室内の脱臭装置の安全装置に関し、特にオゾン発生
装置で発生したオゾンにより脱臭する脱臭装置の安全装
置に関する。
【0002】
【従来技術】バスなどの車両では、多くの乗客の吐息、
煙草の煙などから車室内に独特の匂いがこもり車酔いを
誘発したりする。そこで、従来のバスの脱臭は活性炭か
らなる脱臭具を車室内の適所に配置したり、車室内に芳
香スプレ−を噴射するなどして行われていた。
煙草の煙などから車室内に独特の匂いがこもり車酔いを
誘発したりする。そこで、従来のバスの脱臭は活性炭か
らなる脱臭具を車室内の適所に配置したり、車室内に芳
香スプレ−を噴射するなどして行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バスな
どの車室内の広い車両では活性炭からなる脱臭具の場合
には脱臭具を多く必要としたり、芳香スプレ−の場合に
は大量に且つ頻繁にスプレ−を噴射する必要が有り、十
分な脱臭効果をあげることが困難であった。
どの車室内の広い車両では活性炭からなる脱臭具の場合
には脱臭具を多く必要としたり、芳香スプレ−の場合に
は大量に且つ頻繁にスプレ−を噴射する必要が有り、十
分な脱臭効果をあげることが困難であった。
【0004】本発明では、実開平2−99929号公報
に示されるように、オゾンが脱臭効果を有することに着
目し、オゾンによるバス車室内の脱臭を効果的に行い得
るようにした車両用脱臭装置が本願出願により同時に出
願されている。ところで、オゾンはたとえ微量であって
も毒性が極めて強いことから客室に乗客が居ない場合に
のみオゾン発生装置を駆動させることが必須条件とな
る。そこで本願ではバス車室内に乗客が居ない可能性が
高い時にのみオゾン発生装置を駆動するようにした安全
装置を提供することを目的とする。
に示されるように、オゾンが脱臭効果を有することに着
目し、オゾンによるバス車室内の脱臭を効果的に行い得
るようにした車両用脱臭装置が本願出願により同時に出
願されている。ところで、オゾンはたとえ微量であって
も毒性が極めて強いことから客室に乗客が居ない場合に
のみオゾン発生装置を駆動させることが必須条件とな
る。そこで本願ではバス車室内に乗客が居ない可能性が
高い時にのみオゾン発生装置を駆動するようにした安全
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明による車両
用脱臭装置では、車室内にオゾンを発生するオゾン発生
装置を有し、オゾン発生装置により生成されたオゾンで
車室内を脱臭するよう構成した車両用脱臭装置におい
て、駐車ブレ−キが引かれた時に閉成する駐車ブレ−キ
スイッチと、走行用エンジンの油圧が所定値以下の時に
閉成する油圧スイッチとを直列に前記オゾン発生装置に
接続し、両スイッチが共に閉成した時にのみオゾン発生
装置を駆動可能にした。
用脱臭装置では、車室内にオゾンを発生するオゾン発生
装置を有し、オゾン発生装置により生成されたオゾンで
車室内を脱臭するよう構成した車両用脱臭装置におい
て、駐車ブレ−キが引かれた時に閉成する駐車ブレ−キ
スイッチと、走行用エンジンの油圧が所定値以下の時に
閉成する油圧スイッチとを直列に前記オゾン発生装置に
接続し、両スイッチが共に閉成した時にのみオゾン発生
装置を駆動可能にした。
【0006】さらに、本発明による車両用脱臭装置で
は、車室内にオゾンを発生するオゾン発生装置を有し、
オゾン発生装置により生成されたオゾンで車室内を脱臭
するよう構成した車両用脱臭装置において、走行用エン
ジンにより駆動されるオルタネ−タの出力線を前記オゾ
ン発生装置に接続された常閉接点を有するリレ−スイッ
チのコイルに接続し、オルタネ−タからの出力電流がゼ
ロの時のみオゾン発生装置を駆動可能にした。
は、車室内にオゾンを発生するオゾン発生装置を有し、
オゾン発生装置により生成されたオゾンで車室内を脱臭
するよう構成した車両用脱臭装置において、走行用エン
ジンにより駆動されるオルタネ−タの出力線を前記オゾ
ン発生装置に接続された常閉接点を有するリレ−スイッ
チのコイルに接続し、オルタネ−タからの出力電流がゼ
ロの時のみオゾン発生装置を駆動可能にした。
【0007】
【作用】駐車ブレ−キが引かれ、且つ、走行用エンジン
の油圧が所定値以下の時に、車両が停止し乗客を降ろし
た可能性が高いと判断し、この時のみオゾン発生装置を
駆動し車室内を脱臭する。
の油圧が所定値以下の時に、車両が停止し乗客を降ろし
た可能性が高いと判断し、この時のみオゾン発生装置を
駆動し車室内を脱臭する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1から
図10を参照して説明する。図1から図3に示すよう
に、バス車体1において床部2と天井3との間に車室4
が設けてあり、冷房装置5と暖房装置15とからなる空
調装置ACが設けられている。冷房装置5の冷房ユニッ
ト6は床部2の下方に設置してあり、冷房装置に使用す
る空気には、車室4の空気を取り入れて室内循環させる
ものと外気導入するようにしたものとがあり必要に応じ
て両者を混和して使用するようにしている。
図10を参照して説明する。図1から図3に示すよう
に、バス車体1において床部2と天井3との間に車室4
が設けてあり、冷房装置5と暖房装置15とからなる空
調装置ACが設けられている。冷房装置5の冷房ユニッ
ト6は床部2の下方に設置してあり、冷房装置に使用す
る空気には、車室4の空気を取り入れて室内循環させる
ものと外気導入するようにしたものとがあり必要に応じ
て両者を混和して使用するようにしている。
【0009】すなわち車室4の空気を冷房ユニット6に
取り入れるために床部2に図示しない取入口が設けてあ
り、また外気8を冷房ユニット6に取入るために外気導
入口9を備えた外気導入ダクト10が接続してある。そ
して冷房ユニット6の内に設けてある図示しないファン
によって取り入れられた空気は立上りダクト11の内を
上昇し、天井3に沿って設けた冷気吹出しダクト12の
吹出口13から車室4に放出される。
取り入れるために床部2に図示しない取入口が設けてあ
り、また外気8を冷房ユニット6に取入るために外気導
入口9を備えた外気導入ダクト10が接続してある。そ
して冷房ユニット6の内に設けてある図示しないファン
によって取り入れられた空気は立上りダクト11の内を
上昇し、天井3に沿って設けた冷気吹出しダクト12の
吹出口13から車室4に放出される。
【0010】また車室4の空気を暖房装置15の暖房ユ
ニット16に取り入れるために、床部2に取入口17が
設けてあり、暖房ユニット16の内に設けてある図示し
ないファンによって取り入れられた空気は立上りダクト
18の内を上昇し、床部2に沿って設けた暖気吹出しダ
クト19の吹出口20から車室4に放出される。そして
暖房使用時に外気8を導入する時には、冷房ユニット6
のファンを働かせて(このとき冷房装置による空気の冷
却は行わない)外気導入口9から取入れた空気を、外気
導入ダクト10、立上りダクト11、吹出しダクト12
を経由して吹出口13から車室4に送り出すようになっ
ている。
ニット16に取り入れるために、床部2に取入口17が
設けてあり、暖房ユニット16の内に設けてある図示し
ないファンによって取り入れられた空気は立上りダクト
18の内を上昇し、床部2に沿って設けた暖気吹出しダ
クト19の吹出口20から車室4に放出される。そして
暖房使用時に外気8を導入する時には、冷房ユニット6
のファンを働かせて(このとき冷房装置による空気の冷
却は行わない)外気導入口9から取入れた空気を、外気
導入ダクト10、立上りダクト11、吹出しダクト12
を経由して吹出口13から車室4に送り出すようになっ
ている。
【0011】この構造において暖房使用時に、取り入れ
た外気8をそのまま車室4に放出すると、暖房による車
室4の空気との温度差が大きいので、新鮮な外気であり
ながら乗客に不快感を与えるという難点があるので、取
り入れた外気8の温度を熱交換により高めて吹出口13
から車室4に放出するようにしてある。すなわち図2、
図3に示すように、冷房装置5の外気導入ダクト10を
暖房装置15の暖気吹出しダクト19に隣接して形成
し、外気導入ダクト10と暖気吹出しダクト19とを熱
伝導性の良い隔壁22で仕切り、また外気導入ダクト1
0と暖気吹出しダクト19の外周を断熱材23で包むよ
うにする。このようにすることで、暖房使用中の暖気吹
出しダクト19内の空気の熱量は、隔壁22を介して熱
交換により外気導入ダクト10の内の空気に伝えられ、
外気8の温度が高められて車室4に供給されるよう構成
されている。なお、図中、符号24は後述するオゾン発
生装置、25は車室4内の空気を強制的に排出、導入す
る2方向に回転可能な換気扇を示す。
た外気8をそのまま車室4に放出すると、暖房による車
室4の空気との温度差が大きいので、新鮮な外気であり
ながら乗客に不快感を与えるという難点があるので、取
り入れた外気8の温度を熱交換により高めて吹出口13
から車室4に放出するようにしてある。すなわち図2、
図3に示すように、冷房装置5の外気導入ダクト10を
暖房装置15の暖気吹出しダクト19に隣接して形成
し、外気導入ダクト10と暖気吹出しダクト19とを熱
伝導性の良い隔壁22で仕切り、また外気導入ダクト1
0と暖気吹出しダクト19の外周を断熱材23で包むよ
うにする。このようにすることで、暖房使用中の暖気吹
出しダクト19内の空気の熱量は、隔壁22を介して熱
交換により外気導入ダクト10の内の空気に伝えられ、
外気8の温度が高められて車室4に供給されるよう構成
されている。なお、図中、符号24は後述するオゾン発
生装置、25は車室4内の空気を強制的に排出、導入す
る2方向に回転可能な換気扇を示す。
【0012】本発明で使用するオゾン発生装置24は、
特開昭63−129003号公報に示されるような公知
の装置を用いる。具体的には図4、図5に示すように、
円筒形誘電体26の内面に線状コロナ放電極27を配設
し、誘電体26の肉厚内に面状誘導電極28を埋設し、
その線状コロナ放電極27と面状誘導電極28との間へ
高周波高圧交流電源4を接続して円筒形誘電体26の内
表面に沿面コロナ放電域31を形成し、この沿面コロナ
放電域31に入口32から供給された酸素ガス33を流
動せしめ、これを酸素混合オゾンガス35とし出口34
から排出するものである。
特開昭63−129003号公報に示されるような公知
の装置を用いる。具体的には図4、図5に示すように、
円筒形誘電体26の内面に線状コロナ放電極27を配設
し、誘電体26の肉厚内に面状誘導電極28を埋設し、
その線状コロナ放電極27と面状誘導電極28との間へ
高周波高圧交流電源4を接続して円筒形誘電体26の内
表面に沿面コロナ放電域31を形成し、この沿面コロナ
放電域31に入口32から供給された酸素ガス33を流
動せしめ、これを酸素混合オゾンガス35とし出口34
から排出するものである。
【0013】この際、円筒形誘電体26の外周には液体
窒素36のジャケット37を設け、その低温によって前
記沿面コロナ放電によって加熱される円筒形誘電体26
内部の温度上昇を防止し、オゾンガス発生のエネルギ−
効率を大幅に向上している。
窒素36のジャケット37を設け、その低温によって前
記沿面コロナ放電によって加熱される円筒形誘電体26
内部の温度上昇を防止し、オゾンガス発生のエネルギ−
効率を大幅に向上している。
【0014】また、出口34と入口32との間にオゾン
富化装置30を設けてある。即ち、出口34と、出口側
切換弁39とをオゾンガス管40で加圧ポンプ45を介
して結合しその出口側切換弁39にシリカゲル又はモレ
キュラ−シ−ブ等の適当なオゾン吸着剤38を充填した
富化槽41の一端を分岐管40aで結合し、富化槽41
の他端に入口側切換弁43をガス管42aで、又入口側
切換弁43と、前記酸素ガスの入口32とを酸素ガス管
42で結合し、出口側切換弁39及び入口側切換弁43
を操作して、出口34と富化槽41の一端及び富化装置
30の他端と入口32とを連通し、出口34から排出さ
れた酸素混合オゾンガス35等を富化槽41内に加圧ポ
ンプ45により加圧して下から上に供給し、ここでオゾ
ンガスをオゾン吸着剤38に加圧下で吸着させ、残りの
酸素ガスは入口側切換弁43を通過させて減圧のうえ酸
素ガス管42で入口32に再び供給するものである。
富化装置30を設けてある。即ち、出口34と、出口側
切換弁39とをオゾンガス管40で加圧ポンプ45を介
して結合しその出口側切換弁39にシリカゲル又はモレ
キュラ−シ−ブ等の適当なオゾン吸着剤38を充填した
富化槽41の一端を分岐管40aで結合し、富化槽41
の他端に入口側切換弁43をガス管42aで、又入口側
切換弁43と、前記酸素ガスの入口32とを酸素ガス管
42で結合し、出口側切換弁39及び入口側切換弁43
を操作して、出口34と富化槽41の一端及び富化装置
30の他端と入口32とを連通し、出口34から排出さ
れた酸素混合オゾンガス35等を富化槽41内に加圧ポ
ンプ45により加圧して下から上に供給し、ここでオゾ
ンガスをオゾン吸着剤38に加圧下で吸着させ、残りの
酸素ガスは入口側切換弁43を通過させて減圧のうえ酸
素ガス管42で入口32に再び供給するものである。
【0015】又、前記出口側切換弁39と入口側切換弁
43との間に、前記富化槽41と並列的にオゾン吸着剤
38を充填した他の富化槽46を、分岐管40b及びガ
ス管42bで連結し、前述の各切換弁39、43の操作
によって一方の富化槽41内に出口34からの酸素混合
オゾンガスが供給されているとき、他方の富化槽46と
加圧ポンプ45及び入口32との接続が断たれて槽46
の内部圧力が下がり、同時にジャケット37に連通する
窒素ガスパイプ47と、他方の富化槽46と接続するガ
ス管42bが連通し、その窒素ガスが富化槽46内を上
から下に通過する。この際そのオゾン吸着剤38に吸着
されているオゾンガスは圧力の低下により脱着されて窒
素ガスで洗い出され希釈される。この時に生ずる窒素ガ
スとオゾンガスとの安全な混合ガスが分岐管40b及び
出口側切換弁39を経て窒素混合オゾンガス管48に送
り出される。
43との間に、前記富化槽41と並列的にオゾン吸着剤
38を充填した他の富化槽46を、分岐管40b及びガ
ス管42bで連結し、前述の各切換弁39、43の操作
によって一方の富化槽41内に出口34からの酸素混合
オゾンガスが供給されているとき、他方の富化槽46と
加圧ポンプ45及び入口32との接続が断たれて槽46
の内部圧力が下がり、同時にジャケット37に連通する
窒素ガスパイプ47と、他方の富化槽46と接続するガ
ス管42bが連通し、その窒素ガスが富化槽46内を上
から下に通過する。この際そのオゾン吸着剤38に吸着
されているオゾンガスは圧力の低下により脱着されて窒
素ガスで洗い出され希釈される。この時に生ずる窒素ガ
スとオゾンガスとの安全な混合ガスが分岐管40b及び
出口側切換弁39を経て窒素混合オゾンガス管48に送
り出される。
【0016】斯様にして他方の富化槽46内の吸着オゾ
ン量が残り少なくなる頃、一方の富化槽41内でオゾン
が飽和吸着域まで吸着されているので、この時前記出口
側切換弁39及び入口側切換弁43を操作して前述の状
態を停止し、他方の富化槽46に出口34からのオゾン
ガス35等を下から上へと加圧供給し、一方の富化槽4
1のオゾンガスの加圧供給を断ってジャケット37内の
窒素ガスを窒素ガス管47及びガス管42aを通じて逆
方向に供給し、オゾン吸着剤38に吸着されているオゾ
ンを圧力を下げることにより脱着し、窒素ガスで希釈し
て分岐管40a、混合オゾンガス管48を経て安全な窒
素混合オゾンガスを排出する。
ン量が残り少なくなる頃、一方の富化槽41内でオゾン
が飽和吸着域まで吸着されているので、この時前記出口
側切換弁39及び入口側切換弁43を操作して前述の状
態を停止し、他方の富化槽46に出口34からのオゾン
ガス35等を下から上へと加圧供給し、一方の富化槽4
1のオゾンガスの加圧供給を断ってジャケット37内の
窒素ガスを窒素ガス管47及びガス管42aを通じて逆
方向に供給し、オゾン吸着剤38に吸着されているオゾ
ンを圧力を下げることにより脱着し、窒素ガスで希釈し
て分岐管40a、混合オゾンガス管48を経て安全な窒
素混合オゾンガスを排出する。
【0017】この時、他の富化槽46に通ずるガス管4
2bは入口側切換弁43を経て入口32と通じ、富化槽
46内を通過し、オゾンを除いた酸素は入口32に再び
供給される。このような操作を二つの富化槽41、46
について交互に切換えて行うことにより、窒素混合オゾ
ンガス管48から窒素ガスと混合したオゾンガスを連続
的に排出するものである。このように構成されたオゾン
発生装置24は図6に示すように、バス車体1の車長方
向の略中程の荷物棚49の上に載置され、運転席に設け
られた駆動スイッチ50により遠隔操作されるものであ
る。
2bは入口側切換弁43を経て入口32と通じ、富化槽
46内を通過し、オゾンを除いた酸素は入口32に再び
供給される。このような操作を二つの富化槽41、46
について交互に切換えて行うことにより、窒素混合オゾ
ンガス管48から窒素ガスと混合したオゾンガスを連続
的に排出するものである。このように構成されたオゾン
発生装置24は図6に示すように、バス車体1の車長方
向の略中程の荷物棚49の上に載置され、運転席に設け
られた駆動スイッチ50により遠隔操作されるものであ
る。
【0018】図7に示すように、オゾン発生装置24、
空調装置AC、換気扇25とは駆動手段51を介してそ
れぞれ駆動される。駆動手段51には、運転席に設けら
れたスイッチ50、バス車体1の駐車ブレ−キが作動し
ていることを検知する駐車ブレ−キスイッチ52、走行
用エンジンが停止していることをエンジン油圧の低下か
ら検知する油圧スイッチ(停止状態検出スイッチ)53
が接続されている。
空調装置AC、換気扇25とは駆動手段51を介してそ
れぞれ駆動される。駆動手段51には、運転席に設けら
れたスイッチ50、バス車体1の駐車ブレ−キが作動し
ていることを検知する駐車ブレ−キスイッチ52、走行
用エンジンが停止していることをエンジン油圧の低下か
ら検知する油圧スイッチ(停止状態検出スイッチ)53
が接続されている。
【0019】駐車ブレ−キスイッチ52と油圧スイッチ
53とは、バス車体1の乗客が乗車していないことを判
断するための一手段であり、図8に示すようにバッテリ
54の+端子が分岐し、一方が駐車ブレ−キスイッチ5
2、リレ−スイッチ55の常閉接点を介してオゾン発生
装置24に接続され、他方がリレ−スイッチ55のコイ
ル、油圧スイッチを介して接地されている。なお、56
は作動表示ランプでオゾン発生装置24が駆動している
間は点灯するものである。
53とは、バス車体1の乗客が乗車していないことを判
断するための一手段であり、図8に示すようにバッテリ
54の+端子が分岐し、一方が駐車ブレ−キスイッチ5
2、リレ−スイッチ55の常閉接点を介してオゾン発生
装置24に接続され、他方がリレ−スイッチ55のコイ
ル、油圧スイッチを介して接地されている。なお、56
は作動表示ランプでオゾン発生装置24が駆動している
間は点灯するものである。
【0020】そこで本発明では、駐車ブレ−キが引か
れ、且つ走行用エンジンの油圧が所定値以下の時に乗客
が車室内から降りた可能性が高い安全状態と判断し、こ
の状態でのみ運転者のスイッチ50の操作でオゾン発生
装置24を駆動し、さらに空調装置A、換気扇25を連
動駆動することで車室内の効果的な脱臭効果をあげるも
のである。
れ、且つ走行用エンジンの油圧が所定値以下の時に乗客
が車室内から降りた可能性が高い安全状態と判断し、こ
の状態でのみ運転者のスイッチ50の操作でオゾン発生
装置24を駆動し、さらに空調装置A、換気扇25を連
動駆動することで車室内の効果的な脱臭効果をあげるも
のである。
【0021】即ち、安全状態の下、運転者の駆動スイッ
チ50の操作でオゾン発生装置24を駆動して車室4の
脱臭を行う際には、駆動手段51が空調装置Aを室内循
環の状態で駆動する。これによりオゾン発生装置24で
発生したオゾンが空調装置Aの取入口から取り込まれ、
ダクト、吹出口を経て車室を循環する。なお、オゾン発
生装置24で発生させるオゾンは0.2ppm程度のも
のであり、大型バスの場合約5〜10分発生させる。図
9に示すように、オゾン濃度に応じてS領域、T領域、
U領域という影響領域および、無毒性刺激領域、無毒性
症状領域、非症状領域の6つに区分けされる。本発明で
使用するオゾン濃度は0.2ppmに設定されているこ
とから、オゾンの匂いを感じる以外に何等の肉体的影響
を受けない非症状領域に属し、特にこの領域の中でも影
響の極めて少ない所にある。
チ50の操作でオゾン発生装置24を駆動して車室4の
脱臭を行う際には、駆動手段51が空調装置Aを室内循
環の状態で駆動する。これによりオゾン発生装置24で
発生したオゾンが空調装置Aの取入口から取り込まれ、
ダクト、吹出口を経て車室を循環する。なお、オゾン発
生装置24で発生させるオゾンは0.2ppm程度のも
のであり、大型バスの場合約5〜10分発生させる。図
9に示すように、オゾン濃度に応じてS領域、T領域、
U領域という影響領域および、無毒性刺激領域、無毒性
症状領域、非症状領域の6つに区分けされる。本発明で
使用するオゾン濃度は0.2ppmに設定されているこ
とから、オゾンの匂いを感じる以外に何等の肉体的影響
を受けない非症状領域に属し、特にこの領域の中でも影
響の極めて少ない所にある。
【0022】一方、脱臭を終えた場合には、運転者のス
イッチ操作あるいはタイマ−により駆動手段51がオゾ
ン発生装置24を停止、空調装置Aを外気導入の状態で
駆動、換気扇25を排気側で駆動する。これにより、車
室に残留するオゾンを車外へ円滑に排出できる。なお、
一般にオゾンは毒性が極めて強いが、本発明で使用する
オゾンは0.2ppmと濃度が極めて低くまた微量であ
ることと、オゾンが短時間のうちに減衰し消滅する特性
を持つことから車外へ排出しても何等問題がない。
イッチ操作あるいはタイマ−により駆動手段51がオゾ
ン発生装置24を停止、空調装置Aを外気導入の状態で
駆動、換気扇25を排気側で駆動する。これにより、車
室に残留するオゾンを車外へ円滑に排出できる。なお、
一般にオゾンは毒性が極めて強いが、本発明で使用する
オゾンは0.2ppmと濃度が極めて低くまた微量であ
ることと、オゾンが短時間のうちに減衰し消滅する特性
を持つことから車外へ排出しても何等問題がない。
【0023】図10に本発明に係わる第2実施例を示
す。この実施例では駐車ブレ−キスイッチ52に代えて
走行用エンジンによって駆動されるオルタネ−タ57の
ステ−タコイル58の出力電流をリレ−スイッチ55の
コイルに接続したものである。ステ−タコイル58から
の出力電流がない時を車室内に乗員が存在しない可能性
が高い時、即ち安全状態とし、この安全状態の下、運転
者の駆動スイッチ50の操作でオゾン発生装置24を駆
動して車室4の脱臭を行えるよう構成したものである。
また、この場合にもオゾン発生装置24の駆動と空調装
置A、換気扇25の駆動を関連付けることで車室内の効
果的な脱臭効果をあげている。
す。この実施例では駐車ブレ−キスイッチ52に代えて
走行用エンジンによって駆動されるオルタネ−タ57の
ステ−タコイル58の出力電流をリレ−スイッチ55の
コイルに接続したものである。ステ−タコイル58から
の出力電流がない時を車室内に乗員が存在しない可能性
が高い時、即ち安全状態とし、この安全状態の下、運転
者の駆動スイッチ50の操作でオゾン発生装置24を駆
動して車室4の脱臭を行えるよう構成したものである。
また、この場合にもオゾン発生装置24の駆動と空調装
置A、換気扇25の駆動を関連付けることで車室内の効
果的な脱臭効果をあげている。
【0024】以上、本発明に係わる2つの実施例を説明
してきたが、車室内に乗員が存在しないことを判断する
手段としてはこれらの実施例のものに限らず、例えばオ
−トマチックトランスミッションと搭載した車両であれ
ばP(パ−キング)レンジであることも判断基準となり
得る。
してきたが、車室内に乗員が存在しないことを判断する
手段としてはこれらの実施例のものに限らず、例えばオ
−トマチックトランスミッションと搭載した車両であれ
ばP(パ−キング)レンジであることも判断基準となり
得る。
【0025】
【発明の効果】本発明による車両用脱臭装置の安全装置
では、駐車ブレ−キが引かれ、且つ走行用エンジンの油
圧が所定値以下の時に車両が停止し乗客を降ろした可能
性が高いと判断し、この時にのみオゾン発生装置を駆動
し車室内を脱臭しうるので、オゾンの持つ悪影響が車室
内の乗員に及ぶことが少ない。
では、駐車ブレ−キが引かれ、且つ走行用エンジンの油
圧が所定値以下の時に車両が停止し乗客を降ろした可能
性が高いと判断し、この時にのみオゾン発生装置を駆動
し車室内を脱臭しうるので、オゾンの持つ悪影響が車室
内の乗員に及ぶことが少ない。
【図1】本発明による車両用脱臭装置を搭載したバスの
空調装置の説明図である。
空調装置の説明図である。
【図2】図1のA−A線の要部断面図である。
【図3】図2のB部拡大断面図である。
【図4】本発明に係わるオゾンガス発生装置の回路図で
ある。
ある。
【図5】図4の一部拡大断面図である。
【図6】オゾンガス発生装置を車室内に配置した状態を
示す拡大斜視図である。
示す拡大斜視図である。
【図7】脱臭装置の制御ロジックを表すブロック図であ
る。
る。
【図8】本発明による安全装置の回路図である。
【図9】空気中のオゾンによる影響度を領域区分した線
図である。
図である。
【図10】本発明の第2実施例における安全装置の回路
図である。
図である。
1 バス車体 5 冷房装置 15 暖房装置 24 オゾン発生装置 50 駆動スイッチ 52 駐車ブレ−キスイッチ 53 油圧スイッチ 55 リレ−スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 車室内にオゾンを発生するオゾン発生装
置を有し、オゾン発生装置により生成されたオゾンで車
室内を脱臭するよう構成した車両用脱臭装置において、
駐車ブレ−キが引かれた時に閉成する駐車ブレ−キスイ
ッチと、走行用エンジンの油圧が所定値以下の時に閉成
する油圧スイッチとを直列に前記オゾン発生装置に接続
し、両スイッチが共に閉成した時にのみオゾン発生装置
を駆動可能にした車両用脱臭装置の安全装置。 - 【請求項2】 車室内にオゾンを発生するオゾン発生装
置を有し、オゾン発生装置により生成されたオゾンで車
室内を脱臭するよう構成した車両用脱臭装置において、
走行用エンジンにより駆動されるオルタネ−タの出力線
を前記オゾン発生装置に接続された常閉接点を有するリ
レ−スイッチのコイルに接続し、オルタネ−タからの出
力電流がゼロの時のみオゾン発生装置を駆動可能にした
車両用脱臭装置の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22905994A JPH0867137A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 車両用脱臭装置の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22905994A JPH0867137A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 車両用脱臭装置の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867137A true JPH0867137A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16886100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22905994A Pending JPH0867137A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 車両用脱臭装置の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0867137A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008546600A (ja) * | 2005-06-28 | 2008-12-25 | ステリス インコーポレイテッド | 車両用の統合型汚染除去/通気システム |
JP2014166260A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Fujitsu General Ltd | 脱臭装置 |
KR20220117490A (ko) * | 2021-02-17 | 2022-08-24 | (주)휴포레 | 버스용 공기 정화 장치 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP22905994A patent/JPH0867137A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008546600A (ja) * | 2005-06-28 | 2008-12-25 | ステリス インコーポレイテッド | 車両用の統合型汚染除去/通気システム |
JP2014166260A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Fujitsu General Ltd | 脱臭装置 |
KR20220117490A (ko) * | 2021-02-17 | 2022-08-24 | (주)휴포레 | 버스용 공기 정화 장치 |
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