JPH0867136A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0867136A
JPH0867136A JP6205365A JP20536594A JPH0867136A JP H0867136 A JPH0867136 A JP H0867136A JP 6205365 A JP6205365 A JP 6205365A JP 20536594 A JP20536594 A JP 20536594A JP H0867136 A JPH0867136 A JP H0867136A
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JP
Japan
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air
moisture absorption
duct
moisture
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP6205365A
Other languages
English (en)
Inventor
Keita Honda
桂太 本多
Kunio Iritani
邦夫 入谷
Yasuo Kondo
靖男 近藤
Shin Honda
伸 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントウインドガラスに送風する空気を吸
湿剤で除湿する際に、フロントウインドガラスに曇りが
生じることを確実に防止する。 【構成】 空調ユニット1は導入した空気から空調風を
生成して車室内に送風する。空調ユニット1には吸湿ユ
ニット18が接続されている。この吸湿ユニット18の
バイパスダクト19には吸湿容器20が設けられてお
り、その吸湿容器20内に例えばシリカゲルからなる吸
湿剤を主体とする吸湿器21が配設されている。ここ
で、暖房運転若しくはデフロスタ送風運転が設定された
ときは、吸湿容器20の前後に設けられたダクト22に
より吸湿容器20が開放された状態でダクト15が閉鎖
されるので、エアダクト2を通過する空気はバイパスダ
クト19に案内されて吸湿器21により除湿された状態
でデフロスタ吹出口14から送風される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着剤を利用してフロ
ントウインドガラスに除湿された空気を送風する車両用
空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空調装置では、車室内
に除湿された空調風を送風するために、送風空気を冷凍
サイクル装置を構成する蒸発器で一旦冷却(除湿)した
後に、所定温度まで加熱して送風するようにしている。
【0003】ところで、暖房運転時はガラスが曇り易く
なるので、車室内への送風空気全体を除湿するようにし
ているものの、ガラスのうちフロントガラスに対する防
曇が特に必要となることから、暖房運転が設定されたと
きは車室内への送風空気全体を除湿するのではなくフロ
ントウインドガラスへの送風空気を特に除湿すればよ
い。
【0004】また、デフロスタ送風運転が設定されたと
きは、フロントウインドガラスに除湿した空気を送風す
るようにしているが、フロントウインドガラスに対して
除湿された空調風を送風するだけのために冷凍サイクル
装置を駆動することは運転効率が極めて悪い。
【0005】そこで、フロントガラスへの送風空気を吸
湿剤(吸着剤)を用いて除湿することが考えられてい
る。このような構成によれば、冷凍サイクル装置を駆動
することなくフロントウインドガラスへの送風空気を十
分に除湿することができるので、フロントウインドガラ
スの防曇を図りながら省動力化を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸湿剤
は吸湿量が増大する程その吸湿性能が低下するので、フ
ロントウインドガラスへの送風空気を吸湿剤により除湿
する構成では、空調装置の長時間の使用により吸湿剤の
吸湿性能が大幅に低下して、結局、フロントウインドガ
ラスを確実に防曇することができなくなるという欠点が
ある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、吸着剤を利用してフロントウインドガ
ラスへの送風空気を除湿する構成において、フロントウ
インドガラスを確実に防曇することができる車両用空調
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、導入した空気から空調風を生成して車室内に送風す
る空調ユニットを設け、この空調ユニットに導入された
空気をフロントウインドガラス送風用のデフロスタ吹出
口に案内可能に案内通路を設け、この案内通路を通過す
る空気に含まれる水分を吸着する吸着手段を設け、この
吸着手段を加熱することにより当該吸着手段に吸着され
た水分を脱着させる再生手段を設け、前記空調ユニット
に導入された空気を前記案内通路に導く送風路変更手段
を設け、予め設定された運転条件が成立したときは前記
送風路変更手段を動作させると共に所定タイミングで前
記再生手段を動作させる制御手段を設けたものである
(請求項1)。
【0009】上記構成において、前記吸着手段を前記空
調ユニット及び前記デフロスタ吹出口から隔離する隔離
手段を設けた上で、前記制御手段を、前記再生手段を動
作させるときは前記隔離手段を動作させるようにしても
よい(請求項2)。
【0010】また、前記制御手段を、暖房運転若しくは
デフロスタ送風運転が設定されたときに運転条件が成立
したと判断するようにしてもよい(請求項3)。
【0011】さらに、前記再生手段を通じて前記デフロ
スタ吹出口から送風する送風手段を設けた上で、前記制
御手段を、暖房運転が設定されたときは前記再生手段を
動作させた状態で前記送風手段を動作させるようにして
もよい(請求項4)。
【0012】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の車両用空調装置
の場合、制御手段は、予め設定された運転条件が成立す
ると、送風路変更手段を動作させる。すると、空調ユニ
ットに導入された空気が案内通路に導かれて吸着手段に
到達するので、空気に含まれる水分が吸着手段により吸
着される。これにより、デフロスタ吹出口からは除湿さ
れた空気が送風されるので、フロントウインドガラスに
曇りを生じることはない。
【0013】さて、制御手段は、所定タイミングとなる
と、再生手段を動作させる。すると、再生手段により吸
着手段が加熱されるので、吸着手段に吸着されていた水
分が脱着されて放出される。従って、吸着手段の吸着機
能を再生することができるので、吸着手段の吸着機能を
維持することができる。
【0014】請求項2記載の車両用空調装置の場合、制
御手段は、再生手段を動作させるときは隔離手段を動作
させる。これにより、吸着手段は空調ユニット及びデフ
ロスタ吹出口から隔離された状態で吸着した水分を放出
するので、吸着手段から放出された水分がフロントウイ
ンドガラスに送風されてしまうことを防止することがで
きる。
【0015】請求項3記載の車両用空調装置の場合、制
御手段は、暖房運転若しくはデフロスタ送風運転が設定
されたときに運転条件が成立したと判断して送風路変更
手段を動作させるので、フロントウインドガラスに曇り
を生じ易い運転時のみに効果的に除湿した空気をフロン
トウインドガラスに送風することができる。
【0016】請求項4記載の車両用空調装置の場合、制
御手段は、暖房運転が設定されたときは、再生手段を動
作させた状態で送風手段を動作させる。これにより、デ
フロスタ吹出口から吸着手段により除湿されると共に再
生手段により加熱された温風が送風されるので、フロン
トウインドガラスに曇りが生じることを防止しながら、
暖房の立上り時間を短縮することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図7を
参照して説明する。図1は全体の構成を概略的に示して
いる。この図1において、車両のエンジンルームには空
調ユニット1が配置されている。この空調ユニット1を
構成するエアダクト2の入口部には外気導入口3及び内
気導入口4が設けられており、ダンパ5の切替位置に応
じて何れかの導入口3,4が選択されるようになってい
る。エアダクト2内において各導入口3,4の下流側に
は送風機6が設けられていると共に、その送風機6の下
流側に蒸発器7が配設されており、送風機6による送風
によりエアダクト2を通過する空気が蒸発器7を通過す
るようになっている。エアダクト2内において蒸発器7
の下流側には2つの送風経路が形成されており、一方の
送風経路に図示しないエンジンの冷却水が導かれる加熱
器8が配設されている。送風経路の分岐部にはエアミッ
クスダンパ9が配設されており、その開度に応じてエア
ダクト2を通過する空気のうちヒータコア8を通過する
空気割合が調整されるようになっている。
【0018】エアダクト2の後端部にはフット吹出口1
0が設けられており、ダンパ11の開閉に応じてフット
吹出口10から車内の下部に送風される。
【0019】また、エアダクト2の後端部にはダクト1
2が接続されており、そのダクト12の中間部にフェー
ス吹出口13が設けられていると共に終端部にデフロス
タ吹出口14が設けられている。ダクト12の入口には
ダンパ15が設けられており、その開閉に応じてダクト
12への送風が有効化される。この場合、フェース吹出
口13に対応してダンパ16が設けられており、ダンパ
15の開放状態ではダンパ16の開閉に応じてフェース
吹出口13から車室内若しくはデフロスタ吹出口14か
らフロントウインドガラス17に送風される。
【0020】さて、上記構成の空調ユニット1には吸湿
ユニット18が接続されている。この吸湿ユニット18
を構成する案内通路としてのバイパスダクト19の一端
は空調ユニット1のエアダクト2の終端部に接続され、
他端はダクト12の中間部と接続されている。このバイ
パスダクト19には吸湿容器20が設けられており、そ
の吸湿容器20に吸着手段及び再生手段としての機能を
有する吸湿器21が配設されている。バイパスダクト1
9内において吸湿容器20の前後には隔離手段としての
ダンパ22が設けられており、その開閉に応じて吸湿容
器20が空調ユニット1及びダクト12から隔離される
ようになっている。そして、吸湿容器20にはドレンパ
イプ23が接続されており、そのドレインパイプ23に
より吸湿容器20内と外部とが連通されている。
【0021】図2は上記吸湿容器20内に配設された吸
湿器21を示している。この図2において、吸湿器21
は、吸湿剤24と再生用ヒータ25とを組合わして構成
されている。ここで、再生用ヒータ25は、図3に示す
ように複数の放熱板25aを所定間隔存して連結すると
共に、各放熱板25に発熱素子25bを伝熱的に設けて
構成されている。そして、吸湿剤24は所定寸法の球状
に形成されており、その吸湿剤24が放熱板25a間に
配設されている。
【0022】上記吸湿剤24はシリカゲル、活性アルミ
ナ、活性炭、好ましくはゼオライトから成り、吸着媒体
としての水を吸収(吸着)すると共に、加熱により水を
水蒸気として放出(脱着)するようになっている。
【0023】図4は本発明の電気的構成を示している。
この場合、説明の簡略化のために空調ユニット1に対す
る制御に関する構成は省略し、本発明の要旨に関する部
分についてのみ説明する。この図4において、吸湿スイ
ッチ26は吸湿器21を動作するときにオンされる。そ
して、制御装置27は、吸湿スイッチ26がオン状態と
なっているときの運転モードに応じてダンパ15,22
を適宜駆動すると共に、所定タイミングで再生用ヒータ
25に通電するようになっている。
【0024】次に上記構成の作用について説明する。吸
湿ユニット18の吸湿機能を機能させるときは、吸湿ス
イッチ26をオンする。すると、制御装置27は、吸湿
動作を実行する。即ち、制御装置27は、吸湿動作を記
載した図5に示すように吸湿スイッチ26のオン状態で
暖房運転中か若しくはデフロスタ送風運転中であったと
きは、ダンパ15を閉鎖することによりダクト12を閉
鎖すると共にダンパ22を開放することにより吸湿容器
19を開放する。ここで、制御装置27は、吸湿動作を
実行するときは、蒸発器7を含んで構成される冷凍サイ
クル装置を停止するようになっている。
【0025】これにより、空調ユニット1のエアダクト
2を通過する空気がバイパスダクト19に導かれて吸湿
容器20を通過するようになる。このとき、吸湿容器2
0には吸湿器21が配設されているので、吸湿容器20
を通過する空気に含まれる水分は吸湿器21を構成する
吸湿剤24により吸湿されて除湿される。そして、吸湿
器21により除湿された空気はバイパスダクト19及び
ダクト12を通過してデフロスタ吹出口14から送風さ
れる。この結果、デフロスタ吹出口14からは除湿され
た空気がフロントウインドガラス17に送風されるの
で、フロントウインドガラス17の曇りが発生すること
を防止できる。
【0026】また、吸湿機能を停止するときは、吸湿ス
イッチ24をオフする。すると、制御装置27は、吸湿
停止動作を実行する。即ち、制御装置27は、吸湿停止
動作を記載した図6に示すようにダンパ15を開放する
ことによりダクト12を開放すると共にダンパ22を閉
鎖することにより吸湿容器20を閉鎖する。これによ
り、通常の暖房運転若しくはデフロスタ送風運転に復帰
するので、空調ユニット1により生成された空調風の一
部若しくは全部はダクト12を通過してデフロスタ吹出
口14からフロントウインドガラス17に送風されるよ
うになる。
【0027】一方、制御装置27は、運転モードが暖房
運転若しくはデフロスタ送風運転でなかったときは、吸
湿再生動作を実行する。即ち、制御装置27は、吸湿再
生動作を記載した図7に示すようにバッテリ充電中であ
ったときは、ダンパ22を閉鎖することにより吸湿容器
20を閉鎖すると共に再生用ヒータ25に通電する。こ
れにより、再生用ヒータ25の発熱素子25bが発熱し
て吸湿剤24が加熱されるので、吸湿剤24に吸湿され
ていた水分が脱着されて水蒸気として吸湿容器20内に
放出されるようになる。そして、吸湿容器20内に放出
された水蒸気はドレインパイプ23を通じて外部に排出
される。
【0028】上記構成のものによれば、空調ユニット1
に吸湿ユニット18を一体に設け、吸湿スイッチ26を
オンして吸湿機能を動作させるときに暖房運転若しくは
デフロスタ送風運転中であったときは、空調ユニット1
のエアダクト2を通過する空気を吸湿器21に導いて除
湿してからフロントウインドガラス17に送風すると共
に吸湿ユニット18の吸湿機能が低下したときは再生用
ヒータ25により再生するようにしたので、フロントウ
インドガラスに送風する空気を吸湿剤により単に除湿す
るだけの従来構成のものと違って、フロントウインドガ
ラス17の防曇を確実に図ることができる。
【0029】また、吸湿器21の吸湿機能を再生するた
めに再生用ヒータ25に通電するときはバッテリの充電
中であることを条件とするようにしたので、バッテリが
放電してしまうことを防止することができる。
【0030】図8乃至図12は本発明の第2実施例を示
しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。この図9において、空調ユニット1か
らデフロスタ吹出口14に延びるダクト12には吸湿ユ
ニット28の出口部が接続されている。以下、この吸湿
ユニット28について説明する。
【0031】即ち、吸湿ユニット28を構成するエアダ
クト29の入口部には室内吸入口30及び室外吸入口3
1が接続されており、ダンパ32の切替位置に応じて何
れかの吸入口30,31が選択されるようになってい
る。また、エアダクト29の中間部には吸湿容器20が
設けられており、その吸湿容器20内に吸湿器21が配
設されている。この場合、吸湿器21には第1実施例の
再生用ヒータ25が一体に設けられておらず、その代わ
りとして電気ヒータ33が吸湿器21から離間した位置
に配設されている。
【0032】一方、エアダクト29の入口部には送風手
段としての送風機34が配設されている。この送風機3
4は、通電方向に応じて吸湿容器20側若しくは反対方
向に送風するようになっている。
【0033】次に上記構成の作用について説明する。フ
ロントウインドガラス17に曇りを生じたときは、吸湿
スイッチ26をオンする。すると、制御装置27は、吸
湿動作を実行する。即ち、制御装置27は、吸湿動作を
記載した図9に示すように吸湿スイッチ26がオンした
ときに暖房運転中若しくはデフロスタ送風運転であった
ときは、吸湿容器20の前後に位置するダンパ22によ
り吸湿容器20を開放すると共にダンパ32により室内
吸入口30を開放してから、送風機34を正転すること
により吸湿器21側に送風する。これにより、車室内の
空気が吸湿器21内を通過することにより除湿された状
態でデフロスタ吹出口14から送風されるので、フロン
トウインドガラス17に曇りが発生することを防止する
ことができる。
【0034】また、吸湿容器20の吸湿機能を停止する
ときは、吸湿スイッチ26をオフする。すると、制御装
置27は、吸湿停止動作を実行する。即ち、制御装置2
7は、吸湿停止動作を記載した図10に示すように吸湿
スイッチがオフされた状態では送風機34をオフしてか
らダンパ22を閉鎖することにより吸湿容器20を閉鎖
すると共に、ダンパ32により室外吸入口31と連通さ
せる。これにより、吸湿容器20が隔離されるので、空
調ユニット1から送風された空調風はデフロスタ吹出口
14を通じてフロントウインドガラス17に送風され
る。
【0035】また、制御装置27は、運転モードが暖房
運転若しくはデフロスタ送風運転でなかったときは、吸
湿再生動作を実行する。即ち、制御装置27は、吸湿再
生動作を記載した図11に示すようにバッテリ充電中で
あったときは、ダンパ22により吸湿容器20を開放す
ると共にダンパ32により室外吸入口31を選択した状
態で送風機34を逆転して吸湿容器20と反対方向に送
風してから電気ヒータ33に通電する。
【0036】これにより、電気ヒータ33で加熱された
空気が吸湿器21を通過するようになるので、吸湿器2
1が加熱されて吸湿した水分を水蒸気として吸湿容器2
0内に放出する。そして、吸湿容器20内に放出された
水蒸気は送風機34による送風により外部に排出され
る。
【0037】さて、暖房運転を短時間で立ち上げたいと
きは、図示しない補助暖房スイッチをオンする。する
と、制御装置27は、補助暖房動作を実行する。即ち、
制御装置27は、補助暖房動作を記載した図12に示す
ように暖房運転中であったときは、吸湿動作と同様に、
ダンパ22により吸湿器21を開放すると共にダンパ3
2により室内吸入口30を開放してから、送風機34を
正転して吸湿器21側に送風する。これにより、車室内
の空気が吸湿容器20内の電気ヒータ33を通じて車室
内に送風されるので、車室内に対する暖房を短時間で立
ち上げることができる。このとき、吸湿容器20内にお
いては吸湿容器21は電気ヒータ33の風上に位置して
おり、電気ヒータ33により加熱された空気が吸湿容器
21に送風されることはないので、吸湿容器21に吸着
された水分が暖房運転時にフロントウインドガラス17
に送風されてしまうことはない。
【0038】上記構成のものによれば、送風機34の送
風により吸湿容器31を通じてデフロスタ吹出口14に
送風するようにしたので、第1実施例と同様に、フロン
トウインドガラス17を曇りが生じることを確実に防止
することができる。
【0039】また、吸湿容器20内において吸湿器21
と電気ヒータ33とを離間して配置することにより送風
機34の送風方向に応じて電気ヒータ33を補助暖房の
熱源として機能させるようにしたので、吸湿ユニット2
8の付加価値を高めることができる。
【0040】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、次のように変形または拡張できる。暖房運転若
しくはデフロスタ送風運転が設定されたときは、冷凍サ
イクル装置を完全に停止するのではなく、その蒸発器7
による冷却能力を低減した状態でエアダクト2を通過す
る空気を吸湿ユニット28に導いて除湿するようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における全体構成を示す概
略図
【図2】吸湿器の構成を示す概略図
【図3】吸湿器の再生用ヒータを示す概略図
【図4】要部の電気的構成を示すブロック図
【図5】制御装置の吸湿動作を示すフローチャート
【図6】制御装置の吸湿停止動作を示すフローチャート
【図7】制御装置の吸湿再生動作を示すフローチャート
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】制御装置の吸湿動作を示すフローチャート
【図10】制御装置の吸湿停止動作を示すフローチャー
【図11】制御装置の吸湿再生動作を示すフローチャー
【図12】制御装置の補助暖房動作を示すフローチャー
【符号の説明】
1は空調ユニット、14はデフロスタ吹出口、15はダ
ンパ(送風路変更手段)、17はフロントウインドガラ
ス、19はバイパスダクト(案内通路)、21は吸湿器
(吸着手段、再生手段)、22はダンパ(隔離手段)、
24は吸湿剤、25は再生用ヒータ、27は制御装置
(制御手段)、34は送風機(送風手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 伸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導入した空気から空調風を生成して車室
    内に送風する空調ユニットと、 この空調ユニットに導入された空気をフロントウインド
    ガラス送風用のデフロスタ吹出口に案内可能に設けられ
    た案内通路と、 この案内通路を通過する空気に含まれる水分を吸着する
    吸着手段と、 この吸着手段を加熱することにより当該吸着手段に吸着
    された水分を脱着させる再生手段と、 前記空調ユニットに導入された空気を前記案内通路に導
    く送風路変更手段と、 予め設定された運転条件が成立したときは前記送風路変
    更手段を動作させると共に所定タイミングで前記再生手
    段を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とする車
    両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着手段を前記空調ユニット及び前
    記デフロスタ吹出口から隔離する隔離手段を設け、 前記制御手段は、前記再生手段を動作させるときは前記
    隔離手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の
    車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、暖房運転若しくはデフ
    ロスタ送風運転が設定されたときに運転条件が成立した
    と判断することを特徴とする請求項1記載の車両用空調
    装置。
  4. 【請求項4】 前記再生手段を通じて前記デフロスタ吹
    出口から送風する送風手段を設け、 前記制御手段は、暖房運転が設定されたときは前記再生
    手段を動作させた状態で前記送風手段を動作させること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用空
    調装置。
JP6205365A 1994-08-30 1994-08-30 車両用空調装置 Pending JPH0867136A (ja)

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