JPH086702A - デジタイザセンサ板 - Google Patents

デジタイザセンサ板

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JPH086702A
JPH086702A JP15661494A JP15661494A JPH086702A JP H086702 A JPH086702 A JP H086702A JP 15661494 A JP15661494 A JP 15661494A JP 15661494 A JP15661494 A JP 15661494A JP H086702 A JPH086702 A JP H086702A
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adhesive
sensor
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plate
insulating hard
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Masahiro Sato
正博 佐藤
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、薄型化,軽量化が図られた高
品質で安価なデジタイザセンサ板を提供する。 【構成】 第1の絶縁硬質平板1片面上に成形した水溶
性の接着剤からなるセンサ線布線用ピン4に絶縁センサ
線3を順次引っ掛け、センサ線折り返し部5を設けなが
ら所定パターンで布線してセンサ線直交布線網8を形成
し、片面上の周辺部の少なくとも一辺に2ケ所の接着剤
未塗布部7,7を設けて接着剤6を帯状に塗布した第2
の四角形状の絶縁硬質平板2を接着剤塗布面を下にして
センサ線直交布線網8上に載置固定し、2枚の硬質平板
1,2の隙間には接着剤未塗布部7,7の一方から接着
剤9Aを注入硬化させるとともに、センサ線布線用ピン
4を溶解除去せしめてセンサ線折り返し部5を接着剤9
により硬質平板1上に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導方式のデジタ
イザセンサ板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、多用されている電磁誘導方式
のデジタイザセンサ板は、例えば次のようにして製造さ
れていた。図4に図示する如く、ロ字型の開口部11
を有するとともに、センサ線布線用ピン4が所定のパタ
ーンで植立された布線用枠材10の前記開口部11内に
絶縁硬質平板1を固定し、マグネットワイヤ等からなる
絶縁センサ線3を前記センサ線布線用ピン4に順次引っ
掛け、センサ線折り返し部5を設けながら布線して前記
絶縁硬質平板1上にセンサ線直交布線網8を形成する。
そして、前記センサ線直交布線網8上から接着剤9を塗
布し、前記接着剤9上から別の絶縁硬質平板2を載置固
定し、センサ線直交布線網8を2枚の絶縁硬質平板1,
2で挟持固着する。そして、接着剤9の硬化後、センサ
線布線用ピン4から取り外したセンサ線折り返し部5を
2枚の絶縁硬質平板1,2の端面に固着させ、デジタイ
ザセンサ板12を製造する。
【0003】図5に図示する如く、周辺部に発泡樹脂
からなるセンサ線布線用ピン4を一体成形した絶縁硬質
平板1上に、絶縁センサ線3を所定パターンで布線し、
このセンサ線布線用ピン4を加熱して押しつぶし、絶縁
センサ線3上から接着剤9を塗布するとともに、接着剤
9上からさらに別の絶縁硬質平板2を載置固定せしめて
デジタイザセンサ板12を製造する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述されたデジタイザ
センサ板を製造するにあたっては、のデジタイザセン
サ板では、センサ線折り返し部5をセンサ線布線用ピン
4から取り外す作業が手作業で行われるためにセンサ線
3を断線させ易く、センサ板12が高価になる難点があ
った。
【0005】一方、のデジタイザセンサ板12では、
センサ板を薄型化するためにセンサ線布線用ピン4を加
熱して押しつぶす加熱装置が必要であるほか、センサ線
布線用ピン4の加熱に際し、絶縁センサ線3が高温の加
熱装置と接触してセンサ線3に損傷を生じさせ易い難点
があった。また、センサ板12が大型化して重いために
取扱い難くなる難点があった。
【0006】本発明の目的は、製造が容易で、薄型化,
軽量化が図られた高品質で安価なデジタイザセンサ板を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】センサ面を構成する第1
の四角形状の絶縁硬質平板の片面上の周辺部に沿って水
溶性接着剤をシリコンゴム型注型してなるセンサ線布線
用ピンを所定パターンで配設し、前記センサ布線用ピン
に絶縁センサ線を順次引っ掛け、折り返しながら所定パ
ターンで布線したセンサ線直交布線網を形成するととも
に、センサ線の端末リード線を第1の絶縁硬質平板から
導出せしめ、片面上の周辺部の少なくとも一辺に2ケ所
の接着剤未塗布部を設けて接着剤を帯状に塗布した第2
の四角形状の絶縁硬質平板を接着剤塗布面を下にして前
記センサ線布線用ピンより内側のセンサ線直交布線網上
に載置固定し、前記センサ線直交布線網を帯状接着剤に
より第1と第2の絶縁硬質平板間に挟持固着せしめ、前
記接着剤未塗布部の一方から第1と第2の絶縁硬質平板
間の隙間にさらに接着剤を注入硬化させるとともに、前
記布線用ピンを溶解除去せしめ、センサ線折り返し部を
接着剤、または粘着テープにより第1の絶縁硬質平板に
固着してデジタイザセンサ板を構成するものである。
【0008】また、前記センサ線布線用ピンを水溶性の
紫外線硬化型樹脂で構成するとよく、布線用ピンを注型
固着する絶縁硬質平板には、紫外線透過型プラスチック
板又は透明ガラス板のような紫外線を透過する絶縁硬質
平板を用いるとよい。
【0009】
【作用】水溶性接着剤からなるセンサ布線用ピンが水、
または温水により溶解除去される結果、センサ布線用ピ
ンからセンサ線折り返し部を取り外す手作業が不要とな
り、センサ線の断線がなくなる。また、加熱装置を不要
にでき、加熱装置の接触によるセンサ線の損傷がなくな
り、高品質で安価なデジタイザセンサ板が提供される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図に沿って説明する。図1は
本発明によるデジタイザセンサ板の構成を示し、同図
(a)はその底面図、同図(b)は同図(a)のA−A
線断面図であり、図2は水溶性接着剤のシリコンゴム型
注型により、片面上にセンサ布線用ピンを成形した絶縁
硬質平板を示す斜視図である。
【0011】図において、1はセンサ面側を構成する四
角形状の第1の絶縁硬質平板であり、第2の絶縁硬質平
板2より一回り大きく構成されている。3はマグネット
ワイヤ等の極細線からなる絶縁センサ線であり、絶縁硬
質平板1上に所定パターンで布線され、センサ線直交布
線網8を構成する。 4は第1の絶縁硬質平板1の周辺
部に、例えば、水溶性の接着剤3046((株)スリー
ボンドの商品名)のシリコンゴム型注型により成形した
センサ布線用ピンである。
【0012】6は第2の絶縁硬質平板2の周辺部に帯状
に塗布された接着剤で、9Aはセンサ線直交布線網8を
固着するため2枚の絶縁硬質平板1,2間の隙間に注入
硬化された接着剤である。9はセンサ線折り返し部5を
第1の絶縁硬質平板1の周辺部に固着する接着剤であ
る。
【0013】本発明のデジタイザセンサ板は次のように
して製造される。まず、図2に図示する如く、周辺部に
外側上方に向かう傾斜面を有し、硬度ショァーA95の
センサ布線用ピン4を設けた第1の絶縁硬質平板1を、
従来より用いられているセンサ布線用治具上(図示され
ず)に固定する。そして、絶縁センサ線3を対向するセ
ンサ布線用ピン4に順次引っ掛け、折り返し部5を設け
ながら布線し、絶縁硬質平板1上に所定パターンのセン
サ線直交布線網8を形成する。
【0014】次に、第2の絶縁硬質平板2の片面上の周
辺部の少なくとも一辺に2ケ所の接着剤未塗布部7,7
を設けて、接着剤6を帯状に塗布する。そして、接着剤
6塗布面を下側にした第2の絶縁硬質平板2を、前記セ
ンサ線直交布線網8上からセンサ布線用ピン4より内側
に載置固定し、接着剤6を硬化させる。
【0015】ここで、前記第2の絶縁硬質平板2の片面
上周辺部の少なくとも一辺に設けられた2ケ所の接着剤
未塗布部7,7は、第1と第2の絶縁硬質平板1,2に
より形成される隙間の開口部を構成する。そこで、この
接着剤未塗布部7,7のいづれか一方から、絶縁硬質平
板1,2により形成される隙間に、紫外線硬化型接着剤
9A等を注射器等により注入して硬化させる。
【0016】次に、センサ布線用ピン4の外周辺に近接
させて所定形状のポリエステル不織布等を配置し、布線
用ピン4の上から水、または温水を滴下させ、水、また
は温水がセンサ布線用ピン4にかかるままの状態で約3
0分〜60分間放置しながら、センサ布線用ピン4を溶
解除去してからセンサ線折り返し部5に接着剤9を塗布
し、絶縁センサ3が接着剤9から露出しないよう第1の
絶縁硬質平板1に固着せしめて本発明のデジタイザセン
サ板が製造される。
【0017】なお、センサ線折り返し部5を粘着テー
プ、または粘着テープと接着剤により絶縁硬質平板1に
固着することができることはいうまでもない。また、セ
ンサ布線用ピン4の除去はピン4先端を絶縁硬質平板1
内側に押して取り除くこともできる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、センサ布線用ピンから
センサ線折り返し部を取り外すことなくデジタイザセン
サ板を製造可能なので、センサ線折り返し部のセンサ線
の断線が防止される。この結果、センサ精度に優れて高
品質のデジタイザセンサ板を効率よく製造することがで
きる。また、センサ布線用ピンがなくなり、簡単な構造
で薄型化、軽量化が図られたデジタイザセンサ板が安価
に得られる。等その実用上の効果は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタイザセンサ板の構成を示す
説明図であり、同図(a)はその底面図、同図(b)は
同図(a)のA−A線断面図である。
【図2】水溶性接着剤のシリコンゴム型注型でセンサ布
線用ピンを成形した本発明に用いる第1の絶縁硬質平板
の斜視図である。
【図3】本発明において、接着剤未塗布部を設けた第2
の絶縁硬質平板を示す斜視図である。
【図4】従来例のデジタイザセンサ板の構成を示す説明
図である。
【図5】他の従来例のデジタイザセンサ板の構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1,2 四角形状の絶縁硬質平板 3 絶縁センサ線 4 センサ線布線用ピン 5 センサ線折り返し部 6,9,9A 接着剤 7 接着剤未塗布部 8 センサ線直交布線網 10 枠材 11 開口部 12 デジタイザセンサ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ面を構成する第1の四角形状の絶
    縁硬質平板の片面上の周辺部に沿って水溶性接着剤をシ
    リコンゴム型注型してなるセンサ線布線用ピンを所定パ
    ターンで配設し、前記センサ布線用ピンに絶縁センサ線
    を順次引っ掛け、折り返しながら所定パターンで布線し
    たセンサ線直交布線網を形成するとともに、センサ線の
    端末リード線を第1の絶縁硬質平板から導出せしめ、片
    面上の周辺部の少なくとも一辺に2ケ所の接着剤未塗布
    部を設けて接着剤を帯状に塗布した第2の四角形状の絶
    縁硬質平板を接着剤塗布面を下にして前記センサ線布線
    用ピンより内側のセンサ線直交布線網上に載置固定し、
    前記センサ線直交布線網を帯状接着剤により第1と第2
    の絶縁硬質平板間に挟持固着せしめ、前記接着剤未塗布
    部の一方から第1と第2の絶縁硬質平板間の隙間にさら
    に接着剤を注入硬化させるとともに、前記布線用ピンを
    溶解除去させ、センサ線折り返し部を接着剤、または粘
    着テープにより第1の絶縁硬質平板に固着してなること
    を特徴とするデジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 前記センサ線布線用ピンが水溶性の紫外
    線硬化型樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の
    デジタイザセンサ板。
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