JPH0866033A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JPH0866033A JPH0866033A JP18867694A JP18867694A JPH0866033A JP H0866033 A JPH0866033 A JP H0866033A JP 18867694 A JP18867694 A JP 18867694A JP 18867694 A JP18867694 A JP 18867694A JP H0866033 A JPH0866033 A JP H0866033A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、平滑コンデンサの交換を安全にし
かも迅速に行なうことができるようにしている。 【構成】 整流回路11の正側出力ライン11aおよび
負側出力ライン11b間には、スイッチ手段12を介し
て平滑コンデンサ13および放電回路14が接続されて
いる。放電回路14は放電抵抗15を有して構成されて
いる。スイッチ手段12の第1の接点12aは、正側出
力ライン11aに接続され、第2の接点12bは、放電
抵抗15の一端に接続されている。第3の接点12c
は、平滑コンデンサ13の(+)側に接続されている。
さらにこの平滑コンデンサ13の(−)側および放電抵
抗15の他端は負側出力ライン11bに接続されてい
る。
かも迅速に行なうことができるようにしている。 【構成】 整流回路11の正側出力ライン11aおよび
負側出力ライン11b間には、スイッチ手段12を介し
て平滑コンデンサ13および放電回路14が接続されて
いる。放電回路14は放電抵抗15を有して構成されて
いる。スイッチ手段12の第1の接点12aは、正側出
力ライン11aに接続され、第2の接点12bは、放電
抵抗15の一端に接続されている。第3の接点12c
は、平滑コンデンサ13の(+)側に接続されている。
さらにこの平滑コンデンサ13の(−)側および放電抵
抗15の他端は負側出力ライン11bに接続されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整流回路および平滑コ
ンデンサ並びに放電回路を備えたインバータ装置に関す
る。
ンデンサ並びに放電回路を備えたインバータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータ装置としては、図7に
示されるものがある。すなわち、ダイオードブリッジか
らなる整流回路1は、例えば三相交流電源に接続されて
交流を直流化するものである。この整流回路1の正側出
力ライン1aおよび負側出力ライン1b間に平滑コンデ
ンサ2が接続されている。また、この整流回路1の正側
出力ライン1aおよび負側出力ライン1b間には、平滑
コンデンサ2より負荷側において、抵抗3とLEDから
なる動作表示灯4とからなる直列回路5が接続されてい
ると共に、インバータ主回路6が接続されている。ま
た、前記平滑コンデンサ2には、放電抵抗7を有する放
電回路8が並列に接続されている。なお、平滑コンデン
サ2は回路導体に例えば半田付けあるいはねじ止めによ
り接続されている。また、上記動作表示灯4は、インバ
ータ装置の動作中にはこれを発光表示する。
示されるものがある。すなわち、ダイオードブリッジか
らなる整流回路1は、例えば三相交流電源に接続されて
交流を直流化するものである。この整流回路1の正側出
力ライン1aおよび負側出力ライン1b間に平滑コンデ
ンサ2が接続されている。また、この整流回路1の正側
出力ライン1aおよび負側出力ライン1b間には、平滑
コンデンサ2より負荷側において、抵抗3とLEDから
なる動作表示灯4とからなる直列回路5が接続されてい
ると共に、インバータ主回路6が接続されている。ま
た、前記平滑コンデンサ2には、放電抵抗7を有する放
電回路8が並列に接続されている。なお、平滑コンデン
サ2は回路導体に例えば半田付けあるいはねじ止めによ
り接続されている。また、上記動作表示灯4は、インバ
ータ装置の動作中にはこれを発光表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、放電抵抗7が発生する熱の問題があり、
必然的に抵抗の値も大きくする必要があり、放電時間も
長くなる。従って、平滑コンデンサ2を交換する場合、
かなりの放置時間をとる必要がある。逆にいえば、動作
表示灯4が点灯していて放電中が表示されている場合で
も、作業者が誤って早めに交換する場合があると危険で
ある。特に最近ではインバータ装置の小形化に伴い平滑
コンデンサ2の容量に余裕の少ないものを用いることが
多くなっている傾向にあり、平滑コンデンサ2の使用寿
命が短く、平滑コンデンサ2の交換頻度が増加すること
に鑑みれば、放電時間が長いことは極めて不利である。
来のものでは、放電抵抗7が発生する熱の問題があり、
必然的に抵抗の値も大きくする必要があり、放電時間も
長くなる。従って、平滑コンデンサ2を交換する場合、
かなりの放置時間をとる必要がある。逆にいえば、動作
表示灯4が点灯していて放電中が表示されている場合で
も、作業者が誤って早めに交換する場合があると危険で
ある。特に最近ではインバータ装置の小形化に伴い平滑
コンデンサ2の容量に余裕の少ないものを用いることが
多くなっている傾向にあり、平滑コンデンサ2の使用寿
命が短く、平滑コンデンサ2の交換頻度が増加すること
に鑑みれば、放電時間が長いことは極めて不利である。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、その目的は、平滑コンデンサの交換を安全にし
かも迅速に行なうことができるインバータ装置を提供す
るにある。
であり、その目的は、平滑コンデンサの交換を安全にし
かも迅速に行なうことができるインバータ装置を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、交流電源
に接続されて交流を直流化する整流回路と、この整流回
路の正側出力ラインおよび負側出力ライン間に設けられ
た平滑コンデンサと、この平滑コンデンサより負荷側に
おいて前記整流回路の正側出力ラインおよび負側出力ラ
イン間に設けられたインバータ主回路と、前記平滑コン
デンサの充電電荷を放電するための放電抵抗を有する放
電回路と、この放電回路を平滑コンデンサに対し断路す
る第1の状態と並列接続する第2の状態とを切り替える
スイッチ手段とを含んで構成されている(請求項1の発
明)。
に接続されて交流を直流化する整流回路と、この整流回
路の正側出力ラインおよび負側出力ライン間に設けられ
た平滑コンデンサと、この平滑コンデンサより負荷側に
おいて前記整流回路の正側出力ラインおよび負側出力ラ
イン間に設けられたインバータ主回路と、前記平滑コン
デンサの充電電荷を放電するための放電抵抗を有する放
電回路と、この放電回路を平滑コンデンサに対し断路す
る第1の状態と並列接続する第2の状態とを切り替える
スイッチ手段とを含んで構成されている(請求項1の発
明)。
【0006】第2の手段は、第1の手段において、スイ
ッチ手段が、平滑コンデンサの端子と接続および抜脱す
るコネクタを備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱
可能となっているところに特徴を有する(請求項2の発
明)。
ッチ手段が、平滑コンデンサの端子と接続および抜脱す
るコネクタを備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱
可能となっているところに特徴を有する(請求項2の発
明)。
【0007】第3の手段は、第1の手段または第2の手
段において、スイッチ手段が、第1の状態で、平滑コン
デンサを正側出力ラインおよび負側出力ライン間に接続
すると共に、放電回路を正側出力ラインあるいは負側出
力ラインから断路し、第2の状態で、平滑コンデンサを
正側出力ラインあるいは負側出力ラインから断路すると
共に、放電回路を該平滑コンデンサに並列接続するよう
になっているところに特徴を有する(請求項3の発
明)。
段において、スイッチ手段が、第1の状態で、平滑コン
デンサを正側出力ラインおよび負側出力ライン間に接続
すると共に、放電回路を正側出力ラインあるいは負側出
力ラインから断路し、第2の状態で、平滑コンデンサを
正側出力ラインあるいは負側出力ラインから断路すると
共に、放電回路を該平滑コンデンサに並列接続するよう
になっているところに特徴を有する(請求項3の発
明)。
【0008】第4の手段は、第2の手段において、スイ
ッチ手段におけるコネクタは、平滑コンデンサの両端子
を回転可能に保持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、
第1の状態と第2の状態とが選択的に得られるようにな
っているところに特徴を有する(請求項4の発明)。
ッチ手段におけるコネクタは、平滑コンデンサの両端子
を回転可能に保持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、
第1の状態と第2の状態とが選択的に得られるようにな
っているところに特徴を有する(請求項4の発明)。
【0009】
【作用】第1の手段においては、放電回路を平滑コンデ
ンサに対し断路する第1の状態と並列接続する第2の状
態とを切り替えるスイッチ手段を設けているから、放電
回路を機能させる場合と、機能させない場合とを選択す
ることが可能である。
ンサに対し断路する第1の状態と並列接続する第2の状
態とを切り替えるスイッチ手段を設けているから、放電
回路を機能させる場合と、機能させない場合とを選択す
ることが可能である。
【0010】そして、インバータ動作時にスイッチ手段
により第1の状態としてこの放電回路を機能させないよ
うにし、平滑コンデンサの交換時にスイッチ手段により
第2の状態として放電回路を機能させるようにすること
により、放電時間を極めて短くできる。すなわち、放電
回路をインバータ動作時に機能させないとすれば、放電
回路における放電抵抗の抵抗値を小さくしても何等イン
バータ動作に支障はない。そして、放電抵抗の抵抗値を
小さくできることにより、放電回路を機能させたときに
放電時間を極めて短くできるようになる。
により第1の状態としてこの放電回路を機能させないよ
うにし、平滑コンデンサの交換時にスイッチ手段により
第2の状態として放電回路を機能させるようにすること
により、放電時間を極めて短くできる。すなわち、放電
回路をインバータ動作時に機能させないとすれば、放電
回路における放電抵抗の抵抗値を小さくしても何等イン
バータ動作に支障はない。そして、放電抵抗の抵抗値を
小さくできることにより、放電回路を機能させたときに
放電時間を極めて短くできるようになる。
【0011】第2の手段においては、スイッチ手段が、
平滑コンデンサの端子と接続および抜脱するコネクタを
備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱可能となって
いるから、第2の状態すなわち放電回路が機能するとき
に、平滑コンデンサを交換が可能となる。逆にいえば、
平滑コンデンサを交換する場合には、自ずと、放電回路
が機能して素早く放電できるようになり、安全である。
平滑コンデンサの端子と接続および抜脱するコネクタを
備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱可能となって
いるから、第2の状態すなわち放電回路が機能するとき
に、平滑コンデンサを交換が可能となる。逆にいえば、
平滑コンデンサを交換する場合には、自ずと、放電回路
が機能して素早く放電できるようになり、安全である。
【0012】第3の手段においては、スイッチ手段が、
第1の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインおよび
負側出力ライン間に接続すると共に、放電回路を正側出
力ラインあるいは負側出力ラインから断路し、第2の状
態で、平滑コンデンサを正側出力ラインあるいは負側出
力ラインから断路すると共に、放電回路を該平滑コンデ
ンサに並列接続するようになっているから、放電回路が
機能するとき(第2の状態とされたとき)には、平滑コ
ンデンサが整流回路から切り離された状態で放電動作が
行われるようになる。
第1の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインおよび
負側出力ライン間に接続すると共に、放電回路を正側出
力ラインあるいは負側出力ラインから断路し、第2の状
態で、平滑コンデンサを正側出力ラインあるいは負側出
力ラインから断路すると共に、放電回路を該平滑コンデ
ンサに並列接続するようになっているから、放電回路が
機能するとき(第2の状態とされたとき)には、平滑コ
ンデンサが整流回路から切り離された状態で放電動作が
行われるようになる。
【0013】第4の手段において、スイッチ手段におけ
るコネクタは、平滑コンデンサの両端子を回転可能に保
持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、第1の状態と第
2の状態とが選択的に得られるようになっているから、
平滑コンデンサを回転させるいった簡単な操作で、第2
の状態とさせ得て、放電と平滑コンデンサの交換とを自
ずと簡単に行なうことができるようになる。
るコネクタは、平滑コンデンサの両端子を回転可能に保
持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、第1の状態と第
2の状態とが選択的に得られるようになっているから、
平滑コンデンサを回転させるいった簡単な操作で、第2
の状態とさせ得て、放電と平滑コンデンサの交換とを自
ずと簡単に行なうことができるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
6を参照しながら説明する。まず、図1において、ダイ
オードブリッジからなる整流回路11は、例えば三相交
流電源に接続されて交流を直流化するものである。この
整流回路11の正側出力ライン11aおよび負側出力ラ
イン11b間には、スイッチ手段12を介して平滑コン
デンサ13および放電回路14が接続されている。平滑
コンデンサ13は電解コンデンサから構成されており、
また、放電回路14は放電抵抗15を有して構成されて
いる。
6を参照しながら説明する。まず、図1において、ダイ
オードブリッジからなる整流回路11は、例えば三相交
流電源に接続されて交流を直流化するものである。この
整流回路11の正側出力ライン11aおよび負側出力ラ
イン11b間には、スイッチ手段12を介して平滑コン
デンサ13および放電回路14が接続されている。平滑
コンデンサ13は電解コンデンサから構成されており、
また、放電回路14は放電抵抗15を有して構成されて
いる。
【0015】しかして、スイッチ手段12は、回路上は
第1の接点(固定接点)12aと、第2の接点12b
(これの固定接点)と、第3の接点12c(可動接点)
とを有する構成であり、第1の接点12aは、正側出力
ライン11aに接続され、第2の接点12bは、放電抵
抗15の一端に接続されている。そして、第3の接点1
2cは、平滑コンデンサ13の(+)側に接続されてい
る。さらにこの平滑コンデンサ13の(−)側および放
電抵抗15の他端は負側出力ライン11bに接続されて
いる。上記放電抵抗15の抵抗値は例えば56Ωとして
いる。
第1の接点(固定接点)12aと、第2の接点12b
(これの固定接点)と、第3の接点12c(可動接点)
とを有する構成であり、第1の接点12aは、正側出力
ライン11aに接続され、第2の接点12bは、放電抵
抗15の一端に接続されている。そして、第3の接点1
2cは、平滑コンデンサ13の(+)側に接続されてい
る。さらにこの平滑コンデンサ13の(−)側および放
電抵抗15の他端は負側出力ライン11bに接続されて
いる。上記放電抵抗15の抵抗値は例えば56Ωとして
いる。
【0016】このスイッチ手段12は、第1の接点12
aと第3の接点12cとの間が閉成される状態すなわち
第1の状態で、平滑コンデンサ13を正側出力ライン1
1aおよび負側出力ライン11b間に接続すると共に、
放電回路14を正側出力ラインら断路し、第2の接点1
2bと第3の接点12cとが閉成される状態すなわち第
2の状態で、平滑コンデンサ13を正側出力ライン11
aから断路すると共に、放電回路14を該平滑コンデン
サ13に並列接続するようになっている。
aと第3の接点12cとの間が閉成される状態すなわち
第1の状態で、平滑コンデンサ13を正側出力ライン1
1aおよび負側出力ライン11b間に接続すると共に、
放電回路14を正側出力ラインら断路し、第2の接点1
2bと第3の接点12cとが閉成される状態すなわち第
2の状態で、平滑コンデンサ13を正側出力ライン11
aから断路すると共に、放電回路14を該平滑コンデン
サ13に並列接続するようになっている。
【0017】このスイッチ手段12の機械的構成を図2
ないし図6を参照して説明する。第1の接点12a、第
2の接点12b、第3の接点12cは、それぞれ同一半
径の円弧板状の導電部材から構成されており、これら
は、同心状に配置されている。この場合、第1の接点1
2aは円弧角ほぼ30°、第2の接点12bはこれによ
りほぼ60゜ずれた位置において円弧角ほぼ30゜とさ
れ、また、第3の接点12cはこれより60゜ずれた位
置において円弧角120゜とされている。さらに、第1
の接点12aおよび第2の接点12bの内側には一定の
隙間を存してコネクタたる円弧板状の第1のコネクタ1
6が同心配置されていると共に、第3の接点12cの内
側にもコネクタたる円弧板状の第2のコネクタ17が同
心配置されている。
ないし図6を参照して説明する。第1の接点12a、第
2の接点12b、第3の接点12cは、それぞれ同一半
径の円弧板状の導電部材から構成されており、これら
は、同心状に配置されている。この場合、第1の接点1
2aは円弧角ほぼ30°、第2の接点12bはこれによ
りほぼ60゜ずれた位置において円弧角ほぼ30゜とさ
れ、また、第3の接点12cはこれより60゜ずれた位
置において円弧角120゜とされている。さらに、第1
の接点12aおよび第2の接点12bの内側には一定の
隙間を存してコネクタたる円弧板状の第1のコネクタ1
6が同心配置されていると共に、第3の接点12cの内
側にもコネクタたる円弧板状の第2のコネクタ17が同
心配置されている。
【0018】そして、これら第1のコネクタ16および
第2のコネクタ17は同一形状をなすものであり、その
外周面には、凹溝部16aおよび17aがそれぞれ形成
されており、この凹溝部16aおよび17aは矢印A方
向側の端部が上方に開放している。
第2のコネクタ17は同一形状をなすものであり、その
外周面には、凹溝部16aおよび17aがそれぞれ形成
されており、この凹溝部16aおよび17aは矢印A方
向側の端部が上方に開放している。
【0019】また、前述した平滑コンデンサ13の両端
子13a,13bの下端には内向きに突出する突起部1
3c,13dが形成されており、この突起部13c,1
3dは前記各コネクタ16,17の凹溝部16a,17
aに嵌合摺接している。
子13a,13bの下端には内向きに突出する突起部1
3c,13dが形成されており、この突起部13c,1
3dは前記各コネクタ16,17の凹溝部16a,17
aに嵌合摺接している。
【0020】なお、前記整流回路11の正側出力ライン
11aおよび負側出力ライン11b間には、平滑コンデ
ンサ13より負荷側において、抵抗18と動作表示灯1
9とからなる直列回路20が接続されていると共に、イ
ンバータ主回路21が接続されている。上記動作表示灯
19は、LEDからなり、またインバータ主回路21
は、負荷たる例えばモータを駆動するためのもので、半
導体スイッチング素子を有して構成されている。
11aおよび負側出力ライン11b間には、平滑コンデ
ンサ13より負荷側において、抵抗18と動作表示灯1
9とからなる直列回路20が接続されていると共に、イ
ンバータ主回路21が接続されている。上記動作表示灯
19は、LEDからなり、またインバータ主回路21
は、負荷たる例えばモータを駆動するためのもので、半
導体スイッチング素子を有して構成されている。
【0021】さて、上記平滑コンデンサ13はこれ自体
がスイッチ手段12の接片を構成するものであり、今、
図2では、スイッチ手段12が第1の状態にあり、また
図3ではスイッチ手段12が第1の状態にある。すなわ
ち、図2に示す第1の状態では、平滑コンデンサ13の
(+)側の端子13aがスイッチ手段12の第1の接点
12aに導通され、(−)側の端子13bが第3の接点
13cに導通された状態にあり、この結果、平滑コンデ
ンサ13を正側出力ライン11aおよび負側出力ライン
11b間に接続すると共に、放電回路14を正側出力ラ
イン11aから断路している。図3に示す第2の状態で
は、平滑コンデンサ13を正側出力ライン11aから断
路すると共に、放電回路14を該平滑コンデンサ13に
並列接続するようになっている。そして、この第2の状
態では、平滑コンデンサ13の両端子13a,13bが
各コネクタ16,17の凹溝部16a,17aから脱し
た位置にあり、すなわち、平滑コンデンサ13が抜脱可
能となっている。
がスイッチ手段12の接片を構成するものであり、今、
図2では、スイッチ手段12が第1の状態にあり、また
図3ではスイッチ手段12が第1の状態にある。すなわ
ち、図2に示す第1の状態では、平滑コンデンサ13の
(+)側の端子13aがスイッチ手段12の第1の接点
12aに導通され、(−)側の端子13bが第3の接点
13cに導通された状態にあり、この結果、平滑コンデ
ンサ13を正側出力ライン11aおよび負側出力ライン
11b間に接続すると共に、放電回路14を正側出力ラ
イン11aから断路している。図3に示す第2の状態で
は、平滑コンデンサ13を正側出力ライン11aから断
路すると共に、放電回路14を該平滑コンデンサ13に
並列接続するようになっている。そして、この第2の状
態では、平滑コンデンサ13の両端子13a,13bが
各コネクタ16,17の凹溝部16a,17aから脱し
た位置にあり、すなわち、平滑コンデンサ13が抜脱可
能となっている。
【0022】以上において、インバータ駆動時には、ス
イッチ手段12を図2に示した第1の状態とする。すな
わち、第1の接点12aと第3の接点12cとの間が閉
成された状態とする。この場合、既述から分かるよう
に、平滑コンデンサ13は機能し、放電回路14は機能
しない。従って、放電抵抗15の抵抗値が56Ωと低く
てもインバータ動作に支障はない。
イッチ手段12を図2に示した第1の状態とする。すな
わち、第1の接点12aと第3の接点12cとの間が閉
成された状態とする。この場合、既述から分かるよう
に、平滑コンデンサ13は機能し、放電回路14は機能
しない。従って、放電抵抗15の抵抗値が56Ωと低く
てもインバータ動作に支障はない。
【0023】一方、平滑コンデンサ13を交換する場合
には、平滑コンデンサ13を図2の状態から矢印A方向
へ回転させることにより、スイッチ手段12により図3
に示した第2の状態とする。すなわち、第1の接点12
bと第3の接点12cとが閉成された状態とする。この
とき、既述から分かるように、平滑コンデンサ13は出
力ライン11aから断路し、この平滑コンデンサ13に
対して放電回路14が並列接続状態となるから、放電回
路14が機能する。従って、放電抵抗15の抵抗値が5
6Ωと低いことから、極めて短時間で放電することがで
きる。そして、平滑コンデンサ13を抜脱することによ
り新たな平滑コンデンサと交換できるようになる。
には、平滑コンデンサ13を図2の状態から矢印A方向
へ回転させることにより、スイッチ手段12により図3
に示した第2の状態とする。すなわち、第1の接点12
bと第3の接点12cとが閉成された状態とする。この
とき、既述から分かるように、平滑コンデンサ13は出
力ライン11aから断路し、この平滑コンデンサ13に
対して放電回路14が並列接続状態となるから、放電回
路14が機能する。従って、放電抵抗15の抵抗値が5
6Ωと低いことから、極めて短時間で放電することがで
きる。そして、平滑コンデンサ13を抜脱することによ
り新たな平滑コンデンサと交換できるようになる。
【0024】ちなみに、本実施例における放電時間と従
来構成における放電時間とについて述べると、今、イン
バータ容量を5.5kWとし、平滑コンデンサの容量を
3300μFとしたとき、且つ放電抵抗の抵抗値を56
Ωとしたときに、コンデンサの両端電圧を求める下記式
(1)から、放電時間tは0.5秒となる。
来構成における放電時間とについて述べると、今、イン
バータ容量を5.5kWとし、平滑コンデンサの容量を
3300μFとしたとき、且つ放電抵抗の抵抗値を56
Ωとしたときに、コンデンサの両端電圧を求める下記式
(1)から、放電時間tは0.5秒となる。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、上記Eは人体に安全である電圧
(直流電圧)、Vcは平滑コンデンサの充電電圧(直流
電圧)であり、上述のように求められている。これに対
し、放電回路が両出力ライン間に常設されていた従来で
は、熱の問題により、放電抵抗の抵抗値を小さくできな
いことから、抵抗値を51kΩ程度としていたため、放
電には約7分35秒もかかっていた。このことからも本
実施例が優れていることが分かる。
(直流電圧)、Vcは平滑コンデンサの充電電圧(直流
電圧)であり、上述のように求められている。これに対
し、放電回路が両出力ライン間に常設されていた従来で
は、熱の問題により、放電抵抗の抵抗値を小さくできな
いことから、抵抗値を51kΩ程度としていたため、放
電には約7分35秒もかかっていた。このことからも本
実施例が優れていることが分かる。
【0027】なお、スイッチ手段は、第1の状態で、放
電回路を正側出力ラインでなく負側出力ラインから断路
するようにしても良く、また、第2の状態で、平滑コン
デンサを負側出力ラインから断路するようにしても良
い。
電回路を正側出力ラインでなく負側出力ラインから断路
するようにしても良く、また、第2の状態で、平滑コン
デンサを負側出力ラインから断路するようにしても良
い。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、放電回路を平滑コンデンサに対し断路する第1の
状態と並列接続する第2の状態とを切り替えるスイッチ
手段を設けているから、インバータ動作時に放電回路を
機能させない場合と、平滑コンデンサの交換に先立ち放
電回路を機能させる場合とを選択することが可能とな
り、これにより、放電抵抗の抵抗値を小さくしても何等
インバータ動作に支障をきたさず、且つ、放電時間を極
めて短くできる。この結果、平滑コンデンサの交換を安
全にしかも迅速に行なうことができる。
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、放電回路を平滑コンデンサに対し断路する第1の
状態と並列接続する第2の状態とを切り替えるスイッチ
手段を設けているから、インバータ動作時に放電回路を
機能させない場合と、平滑コンデンサの交換に先立ち放
電回路を機能させる場合とを選択することが可能とな
り、これにより、放電抵抗の抵抗値を小さくしても何等
インバータ動作に支障をきたさず、且つ、放電時間を極
めて短くできる。この結果、平滑コンデンサの交換を安
全にしかも迅速に行なうことができる。
【0029】請求項2の発明によれば、スイッチ手段
が、平滑コンデンサの端子と接続および抜脱するコネク
タを備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱可能とな
っているから、平滑コンデンサを交換する場合には、自
ずと、放電回路が機能して素早く放電できるようにな
り、安全である。
が、平滑コンデンサの端子と接続および抜脱するコネク
タを備え、第2の状態で平滑コンデンサが抜脱可能とな
っているから、平滑コンデンサを交換する場合には、自
ずと、放電回路が機能して素早く放電できるようにな
り、安全である。
【0030】請求項3の発明によれば、スイッチ手段
が、第1の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインお
よび負側出力ライン間に接続すると共に、放電回路を正
側出力ラインあるいは負側出力ラインから断路し、第2
の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインあるいは負
側出力ラインから断路すると共に、放電回路を該平滑コ
ンデンサに並列接続するようになっているから、放電回
路が機能するときには、平滑コンデンサが整流回路から
切り離された状態で放電動作を行なうことができるもの
である。
が、第1の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインお
よび負側出力ライン間に接続すると共に、放電回路を正
側出力ラインあるいは負側出力ラインから断路し、第2
の状態で、平滑コンデンサを正側出力ラインあるいは負
側出力ラインから断路すると共に、放電回路を該平滑コ
ンデンサに並列接続するようになっているから、放電回
路が機能するときには、平滑コンデンサが整流回路から
切り離された状態で放電動作を行なうことができるもの
である。
【0031】請求項4の発明によれば、スイッチ手段に
おけるコネクタは、平滑コンデンサの両端子を回転可能
に保持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、第1の状態
と第2の状態とが選択的に得られるようになっているか
ら、平滑コンデンサを回転させるといった簡単な操作
で、放電と平滑コンデンサの交換とを自ずと簡単に行な
うことができる。
おけるコネクタは、平滑コンデンサの両端子を回転可能
に保持し、該平滑コンデンサの回転に伴い、第1の状態
と第2の状態とが選択的に得られるようになっているか
ら、平滑コンデンサを回転させるといった簡単な操作
で、放電と平滑コンデンサの交換とを自ずと簡単に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2の等価回路図
【図2】スイッチ手段の機械的な概略構成と共に示す回
路図
路図
【図3】図2とは異なる状態での図2相当図
【図4】スイッチ手段の機械的構成を示す斜視図
【図5】平滑コンデンサの側面図
【図6】コネクタの斜視図
【図7】従来例を示す図1相当図
11は整流回路、11aは正側出力回路、11bは負側
出力回路、12はスイッチ手段、13は平滑コンデン
サ、14は放電回路、15は放電抵抗、16は第1のコ
ネクタ(コネクタ)、16aは凹溝部、17は第2のコ
ネクタ(コネクタ)、17aは凹溝部、21はインバー
タ主回路を示す。
出力回路、12はスイッチ手段、13は平滑コンデン
サ、14は放電回路、15は放電抵抗、16は第1のコ
ネクタ(コネクタ)、16aは凹溝部、17は第2のコ
ネクタ(コネクタ)、17aは凹溝部、21はインバー
タ主回路を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電源に接続されて交流を直流化する
整流回路と、 この整流回路の正側出力ラインおよび負側出力ライン間
に設けられた平滑コンデンサと、 この平滑コンデンサより負荷側において前記整流回路の
正側出力ラインおよび負側出力ライン間に設けられたイ
ンバータ主回路と、 前記平滑コンデンサの充電電荷を放電するための放電抵
抗を有する放電回路と、 この放電回路を平滑コンデンサに対し断路する第1の状
態と並列接続する第2の状態とを切り替えるスイッチ手
段とを備えてなるインバータ装置。 - 【請求項2】 スイッチ手段は、平滑コンデンサの端子
と接続および抜脱するコネクタを備え、第2の状態で平
滑コンデンサが抜脱可能となっていることを特徴とする
請求項1記載のインバータ装置。 - 【請求項3】 スイッチ手段は、第1の状態で、平滑コ
ンデンサを正側出力ラインおよび負側出力ライン間に接
続すると共に、放電回路を正側出力ラインあるいは負側
出力ラインから断路し、第2の状態で、平滑コンデンサ
を正側出力ラインあるいは負側出力ラインから断路する
と共に、放電回路を該平滑コンデンサに並列接続するよ
うになっていることを特徴とする請求項1または2記載
のインバータ装置。 - 【請求項4】 スイッチ手段におけるコネクタは、平滑
コンデンサの両端子を回転可能に保持し、該平滑コンデ
ンサの回転に伴い、第1の状態と第2の状態とが選択的
に得られるようになっていることを特徴とする請求項2
記載のインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18867694A JPH0866033A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18867694A JPH0866033A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866033A true JPH0866033A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16227901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18867694A Pending JPH0866033A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866033A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7285927B2 (en) * | 2004-02-27 | 2007-10-23 | Hitachi, Ltd. | Control apparatus for electric motor of inverter system and control apparatus for electro mechanical brake |
CN103199685A (zh) * | 2012-01-06 | 2013-07-10 | 现代摩比斯株式会社 | 大容量变流器的输入部放电电路 |
-
1994
- 1994-08-11 JP JP18867694A patent/JPH0866033A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7285927B2 (en) * | 2004-02-27 | 2007-10-23 | Hitachi, Ltd. | Control apparatus for electric motor of inverter system and control apparatus for electro mechanical brake |
CN103199685A (zh) * | 2012-01-06 | 2013-07-10 | 现代摩比斯株式会社 | 大容量变流器的输入部放电电路 |
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