JPH0865929A - 磁石回転型電動機の回転子 - Google Patents
磁石回転型電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH0865929A JPH0865929A JP6216748A JP21674894A JPH0865929A JP H0865929 A JPH0865929 A JP H0865929A JP 6216748 A JP6216748 A JP 6216748A JP 21674894 A JP21674894 A JP 21674894A JP H0865929 A JPH0865929 A JP H0865929A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- fan
- shaped permanent
- shape
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 本発明は、特に高速動作に供される磁石回
転型電動機において、回転遠心力による扇形永久磁石の
放散離脱の危険を、特別な工作をせずに防止する事の出
来る回転子を実現する事を目的とする。 【構 成】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子は、
回転子ヨークの外周面に、配設される扇形永久磁石の数
に対応する数で逆台形もしくは先端巾広の２段形状もし
くは外周端に開の溝を持つ逆台形を成す外周方向に拡大
する形状の位置決め突起が形成され、当該扇形永久磁石
の端部が前記位置決め突起の形状に対応する形状を成す
様に構成される。
転型電動機において、回転遠心力による扇形永久磁石の
放散離脱の危険を、特別な工作をせずに防止する事の出
来る回転子を実現する事を目的とする。 【構 成】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子は、
回転子ヨークの外周面に、配設される扇形永久磁石の数
に対応する数で逆台形もしくは先端巾広の２段形状もし
くは外周端に開の溝を持つ逆台形を成す外周方向に拡大
する形状の位置決め突起が形成され、当該扇形永久磁石
の端部が前記位置決め突起の形状に対応する形状を成す
様に構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インナロータタイプ
で、特に高速駆動される磁石回転型電動機の回転子に関
するものである。
で、特に高速駆動される磁石回転型電動機の回転子に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４に従来技術に成る回転子の例の断面
図を示す。該例では円筒状回転子ヨーク２の外周面に４
個の扇形永久磁石１が接着等の固着手段で等配される。
該例では図示を省略するが、回転子の高速回転での遠心
力による扇形永久磁石の放散離脱防止の為に外周面に薄
い非磁性体リングを併用する構成も多用される。そし
て、４個の扇形永久磁石は所定の間隔をもって等配する
為に固着作業は治具の利用が一般的である。
図を示す。該例では円筒状回転子ヨーク２の外周面に４
個の扇形永久磁石１が接着等の固着手段で等配される。
該例では図示を省略するが、回転子の高速回転での遠心
力による扇形永久磁石の放散離脱防止の為に外周面に薄
い非磁性体リングを併用する構成も多用される。そし
て、４個の扇形永久磁石は所定の間隔をもって等配する
為に固着作業は治具の利用が一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、扇形永久磁石を所定の間隔をもって等配する為に治
具を使用し接着等の手段により固着するので作業効率が
低く、かつ回転遠心力による扇形永久磁石の放散離脱の
危険を内包するので、外周面に薄い非磁性体リングを併
用して強化する構造では部品点数の増加によるコストデ
メリットの他空隙増加による特性の低下も余儀なくされ
ている。
は、扇形永久磁石を所定の間隔をもって等配する為に治
具を使用し接着等の手段により固着するので作業効率が
低く、かつ回転遠心力による扇形永久磁石の放散離脱の
危険を内包するので、外周面に薄い非磁性体リングを併
用して強化する構造では部品点数の増加によるコストデ
メリットの他空隙増加による特性の低下も余儀なくされ
ている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に成る磁石回転型
電動機の回転子は、回転子ヨークの外周面に扇形永久磁
石の数に対応する数で等間隔に逆台形もしくは先端巾広
の２段形状もしくは外周端に開の溝を持つ逆台形を成す
外周方向に拡大する形状の位置決め突起が形成され、当
該扇形永久磁石の端部が前記位置決め突起の形状に対応
する形状を成す様に構成される。
電動機の回転子は、回転子ヨークの外周面に扇形永久磁
石の数に対応する数で等間隔に逆台形もしくは先端巾広
の２段形状もしくは外周端に開の溝を持つ逆台形を成す
外周方向に拡大する形状の位置決め突起が形成され、当
該扇形永久磁石の端部が前記位置決め突起の形状に対応
する形状を成す様に構成される。
【０００５】
【作 用】上述の如き構成においては、回転子ヨークに
形成される位置決め突起が等間隔に配置されているので
治具を使用せずに扇形永久磁石を等間隔に配置する事が
出来ると共に耐遠心力の機能を果たすので、外周面に薄
い非磁性体のリングを装着する等の特別な配慮を要せず
に高速回転の信頼性を高める事が出来る。
形成される位置決め突起が等間隔に配置されているので
治具を使用せずに扇形永久磁石を等間隔に配置する事が
出来ると共に耐遠心力の機能を果たすので、外周面に薄
い非磁性体のリングを装着する等の特別な配慮を要せず
に高速回転の信頼性を高める事が出来る。
【０００６】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。図１〜図３が本発明に成る回転子の実施例を示す断
面図である。図１は回転子ヨーク２の外周に設けた位置
決め突起２−１が逆台形の例で、位置決め突起２−１の
形状は円周方向の巾が外周方向に進む程広くなり、扇形
永久磁石１はその端部が前記位置決め突起２−１の逆台
形の斜面に対応する平面状であるから回転子が回転して
永久磁石１に遠心力が作用しても永久磁石の端部が位置
決め突起２−１の逆台形の斜面に保持され放散離脱する
ことはない。図２は位置決め突起２−１及び扇形永久磁
石１の端部の形状がその円周方向の巾が中心に近い部分
では狭く外周に近い位置では広くなる２段形状の例で、
図３は図１の例に対し位置決め突起２−１に可撓性を与
える為に突起に溝２−２を形成した例である。図１，図
２及び図３の各例共に扇形永久磁石１を回転子ヨーク２
に装着するには扇形永久磁石１の端面を位置決め突起２
−１の面に沿わせて軸と平行に挿入するという簡単な操
作で装着する事が出来る。
る。図１〜図３が本発明に成る回転子の実施例を示す断
面図である。図１は回転子ヨーク２の外周に設けた位置
決め突起２−１が逆台形の例で、位置決め突起２−１の
形状は円周方向の巾が外周方向に進む程広くなり、扇形
永久磁石１はその端部が前記位置決め突起２−１の逆台
形の斜面に対応する平面状であるから回転子が回転して
永久磁石１に遠心力が作用しても永久磁石の端部が位置
決め突起２−１の逆台形の斜面に保持され放散離脱する
ことはない。図２は位置決め突起２−１及び扇形永久磁
石１の端部の形状がその円周方向の巾が中心に近い部分
では狭く外周に近い位置では広くなる２段形状の例で、
図３は図１の例に対し位置決め突起２−１に可撓性を与
える為に突起に溝２−２を形成した例である。図１，図
２及び図３の各例共に扇形永久磁石１を回転子ヨーク２
に装着するには扇形永久磁石１の端面を位置決め突起２
−１の面に沿わせて軸と平行に挿入するという簡単な操
作で装着する事が出来る。
【０００７】何れの例も、位置決め突起２−１が外周方
向に拡大する形状であるので、ここに当接する扇形永久
磁石の端部形状と相俟って、遠心力による放散離脱の危
険は排除される。
向に拡大する形状であるので、ここに当接する扇形永久
磁石の端部形状と相俟って、遠心力による放散離脱の危
険は排除される。
【０００８】
【発明の効果】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子
は、上述の如き構成であるから扇形永久磁石を回転子ヨ
ークに治具を使用せずに等間隔に配置することが出来る
と共に外周面に薄い非磁性体のリングを装着する等の補
強部材を使用せずに高速回転に耐える回転子を安価に得
る事が出来る効果がある。
は、上述の如き構成であるから扇形永久磁石を回転子ヨ
ークに治具を使用せずに等間隔に配置することが出来る
と共に外周面に薄い非磁性体のリングを装着する等の補
強部材を使用せずに高速回転に耐える回転子を安価に得
る事が出来る効果がある。
【図１】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子の第１
の例の断面図である。
の例の断面図である。
【図２】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子の第２
の例の断面図である。
の例の断面図である。
【図３】本発明に成る磁石回転型電動機の回転子の第３
の例の断面図である。
の例の断面図である。
【図４】従来技術に成る磁石回転型電動機の回転子の例
の断面図である。
の断面図である。
【符号の説明】 １ 扇形永久磁石 ２ 円筒状回転子ヨーク ２−１ 回転子ヨークの外周に形成される位置決め突
起 ２−２ 位置決め突起の溝
起 ２−２ 位置決め突起の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 直哉 茨城県那珂郡瓜連町瓜連433ー２番地日本 サーボ株式会社瓜連工場内
Claims (5)
- 【請求項１】 固定子鉄芯と該固定子鉄芯に巻装される
巻線を有する固定子と、該固定子の内周面に空隙を介し
回転自在に軸支され円筒状回転子ヨークとその外周面に
固着される複数の扇形永久磁石とを有する回転子とを備
える磁石回転型電動機の回転子において、前記回転子ヨ
ークの外周面には前記扇形永久磁石の数に対応する数で
外周方向に拡大する形状の位置決め突起が形成されてい
る事を特徴とする磁石回転型電動機の回転子。 - 【請求項２】 前記回転子ヨークの位置決め突起が逆台
形を成す事を特徴とする請求項１に記載の磁石回転型電
動機の回転子。 - 【請求項３】 前記回転子ヨークの位置決め突起が先端
が巾広の２段形状を成す事を特徴とする請求項１に記載
の磁石回転型電動機の回転子。 - 【請求項４】 前記回転子ヨークの位置決め突起が外周
端に開の溝を有する逆台形を成す事を特徴とする請求項
１に記載の磁石回転型電動機の回転子。 - 【請求項５】 前記扇形永久磁石の端面が回転子ヨーク
の位置決め突起の形状に対応する形状を成し、圧接状態
で装着される事を特徴とする請求項１〜４に記載の磁石
回転型電動機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216748A JPH0865929A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 磁石回転型電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216748A JPH0865929A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 磁石回転型電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0865929A true JPH0865929A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16693309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6216748A Pending JPH0865929A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 磁石回転型電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0865929A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09322445A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-12 | Shibaura Eng Works Co Ltd | ブラシレスモータ |
| NL1021958C2 (nl) * | 2002-11-20 | 2003-11-27 | Vmi Epe Holland | Gordel- en loopvlaktrommel. |
| JP2009225607A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Jtekt Corp | 永久磁石回転子とその製造方法 |
| US8829753B2 (en) | 2011-01-25 | 2014-09-09 | Shinano Kenshi Co., Ltd. | Permanent magnet motor having rotor cover |
| JP2014183606A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Toyota Central R&D Labs Inc | 温度計測機能を備えているロータ |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6216748A patent/JPH0865929A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09322445A (ja) * | 1996-05-31 | 1997-12-12 | Shibaura Eng Works Co Ltd | ブラシレスモータ |
| NL1021958C2 (nl) * | 2002-11-20 | 2003-11-27 | Vmi Epe Holland | Gordel- en loopvlaktrommel. |
| WO2004045839A1 (en) * | 2002-11-20 | 2004-06-03 | Vmi Epe Holland B.V. | Belt and tread drum |
| US7503367B2 (en) | 2002-11-20 | 2009-03-17 | Vmi Epe Holland B.V. | Belt and tread drum |
| JP2009225607A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Jtekt Corp | 永久磁石回転子とその製造方法 |
| US8829753B2 (en) | 2011-01-25 | 2014-09-09 | Shinano Kenshi Co., Ltd. | Permanent magnet motor having rotor cover |
| JP2014183606A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Toyota Central R&D Labs Inc | 温度計測機能を備えているロータ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031218 |