JPH0865567A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Publication number
JPH0865567A
JPH0865567A JP6202009A JP20200994A JPH0865567A JP H0865567 A JPH0865567 A JP H0865567A JP 6202009 A JP6202009 A JP 6202009A JP 20200994 A JP20200994 A JP 20200994A JP H0865567 A JPH0865567 A JP H0865567A
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JP
Japan
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image
memory
image pickup
optical system
motion
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JP6202009A
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English (en)
Inventor
Teruo Hieda
輝夫 稗田
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Canon Inc
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Publication date
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高画質でサイズの大きな画像を得ることので
きる撮像装置を得る。 【構成】 撮像光学系1を介して撮像素子2で撮像した
信号は信号処理回路3で処理され、その画像データがフ
レームメモリ4に記憶された後、記憶領域の広いスクリ
ーンメモリ5に転送される。パン、ティルト等による撮
像光学系1の動さが加速度センサ8、9及び動き検出回
路10で検出され、この検出に基づいて動き検出回路1
0はフレームメモリ4の読み出しアドレスとスクリーン
メモリ5の書き込みアドレスとを生成する。 【効果】 撮像素子の画素数より多い画像情報を記憶す
ることができ、画像サイズの大きい高画質な画像を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に関し、特に、
撮像された画像をディジタルの画像データとして出力す
る撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮像装置からの出力画像を画像
データとして他の装置で利用することが広く行われてい
る。例えば、画像データを画像プリンタに出力して印刷
したり、あるいは画像データをパーソナルコンピュータ
に取り込んで、文字やグラフなどと組み合わせて原稿を
作成し、さらにカラープリンタで印刷することなどが行
われている。
【0003】これらの装置の構成としては、主に2つの
方式が使用されている。その第1の方式は、撮像装置内
で通常のアナログビデオ信号を生成して出力し、このア
ナログビデオ信号をパーソナルコンピュータや画像プリ
ンタなどの中に増設した拡張基板内に導き、その中のA
Dコンバータでアナログディジタル変換し、そのディジ
タルビデオ信号をフィールドメモリ又はフレームメモリ
に記憶し、その記憶されている画像データをインターフ
ェース回路を通してパーソナルコンピュータや画像プリ
ンタへ出力するようにしている。
【0004】また第2の方式は、撮像装置内でディジタ
ルビデオ信号を生成し、このディジタルビデオ信号を撮
像装置内に設けたフィールドメモリ又はフレームメモリ
に記憶し、この記憶されている画像データを撮像装置内
に設けたインターフェース回路から外部のパーソナルコ
ンピュータや画像プリンタへ出力するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例には以下のような問題点がある。まず、最も大き
い問題は画素数である。上述したような装置の多くは、
標準テレビジョン方式に準じた撮像素子を用いている。
これらの撮像素子の画素数は、普及タイプのもので50
0×500程度、高画素数タイプのもので800×60
0程度である。これを300dpiのプリンタで印刷す
ると、画像の大きさとしては約40〜60mm角程度の
大きさにしかならず、これより大きく印刷する場合は、
解像度の低下した粗い画像になってしまう。
【0006】特殊用途の撮像素子ではさらに多く100
0×1000画素程度のものもあるが、それでも80m
m角程度にしかならず、しかもこのような撮像素子は面
積が非常に大きくなるため、製造上の歩留まりが非常に
悪くなる。また、駆動周波数が30〜40MHzと非常
に高くなるため、装置のコストが非常に高くなり一般的
には使用できない。実用上必要とされる画像の大きさは
200×150mm程度であり、上述した従来の装置で
はこのような画像を得ることはできない。
【0007】また、次の問題は画質である。従来の装置
のうち第1の方式では、一度アナログビデオ信号を生成
してからディジタルの画像データに変換するため、標準
テレビジョン方式の規格上の制約により色の帯域が少
く、このためパーソナルコンピュータのディスプレイ上
で表示したり、プリンタで印刷したりした際に色のにじ
みを生じてしまう。また、第2の方式においても、撮像
レンズの収差により周辺部分で画像のゆがみが生じた
り、色のにじみが生じたりして画質が劣化してしまう。
【0008】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、サイズの大きいかつ高画質の画像を
得ることのできる撮像装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、被写体の光学像を結像する撮像光学系と、上記撮像
光学系により結像された光学像を光電変換して撮像信号
と成す所定の画素数を有する撮像素子と、上記撮像素子
から得られる撮像信号をディジタル処理して画像データ
を生成する信号処理回路と、上記信号処理回路から得ら
れる画像データを画面単位に記憶する第1のメモリと、
上記撮像素子の画素数より多い画像情報を記憶できる記
憶容量を有し上記第1のメモリから読み出された画像デ
ータを記憶する第2のメモリと、上記撮像光学系の動き
を検出する動き検出手段と、上記動き検出手段の検出に
基づいて上記第1のメモリの読み出しと上記第2のメモ
リの書き込みを制御するメモリ制御手段とを設けてい
る。
【0010】請求項2の発明においては、上記撮像光学
系、撮像素子、信号処理回路、第1、第2のメモリ及び
メモリ制御手段を設けると共に、上記撮像光学系の動き
と上記信号処理回路から得られる画像データによる画像
の動きとを検出する動き検出手段を設けている。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、撮影中に撮像装置を
動かすとこれに伴う撮像光学系の動き及びその方向が動
き検出手段で検出される。撮像された信号は信号処理回
路で処理され、処理されて得られる画像データは先ず1
フレーム又は1フィールドの画面毎に第1のメモリに記
憶される。メモリ制御手段は上記動き検出により求めら
れた動きベクトルに基づいて第1のメモリの読み出しア
ドレス及び第2のメモリの書き込みアドレスを生成す
る。第2のメモリは広い記憶容量を有しているので、撮
像光学系の動きに伴って撮影した画像を撮像素子の画素
数以上の領域に記憶することができる。
【0012】請求項2の発明によれば、動きベクトル検
出手段は撮像光学系の動きと撮像中の画像の動きとを検
出し、この検出に基づいてメモリ制御手段が上記各アド
レスを生成するので上記の作用において精度の高い動き
ベクトルがが得られる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す。図にお
いて、1は撮像光学系、2は撮像素子で、所定の画素数
を有するCCDから成る。3は撮像素子2の出力をアナ
ログディジタル変換した後、ガンマ補正、クリップなど
のディジタル信号処理をしてビデオ信号を生成する信号
処理回路、4は信号処理されたディジタルビデオ信号D
Vを画像データとして記憶する第1のメモリとしてのフ
レームメモリで、撮像素子2の画素数で決まるサイズを
有している。5はフレームメモリ4のサイズより広い領
域に画像データを記憶する第2のメモリとしてのスクリ
ーンメモリ、6はスクリーンメモリ5の内容を外部に受
け渡しするインターフェース、7は不図示のパーソナル
コンピュータなどの外部機器に接続する接続端子であ
る。
【0014】8は撮像光学系1に機械的に結合されてこ
の撮像光学系1の水平方向の動き加速度を検出する加速
度センサX、9は同様に撮像光学系1の垂直方向の加速
度を検出する加速度センサY、10は加速度センサX、
Y、8、9から入力される加速度信号Xa、Yaから動
き信号を形成し、その動き信号によりフレームメモリ4
の読み出しアドレス信号ARF及びスクリーンメモリ5
の書き込みアドレス信号AWSを生成する動き検出回路
である。フレームメモリ4はフィールドメモリでもよい
が、説明の簡略のため、以下フレームメモリを使用した
場合について説明する。尚、加速度センサX、Y、8、
9と動き検出回路10とで動き検出手段が構成される。
また動き検出回路10はメモリ制御手段も兼ねる。
【0015】次に動作について説明する。不図示の被写
体像は撮像光学系1を通り、撮像素子2の光電変換面上
に結像されて、撮像信号に変換される。この撮像信号は
信号処理回路3においてアナログディジタル変換された
後、ディジタル信号処理されることにより、ビデオ信号
DVが得られる。このビデオ信号DVは画像データとし
てフレームメモリ4に走査順に順次書き込まれる。その
後、動き検出回路10からの読み出しアドレス信号AR
Fにより指定されたデータがデータDFとして読み出さ
れる。このデータDFはスクリーンメモリ5の動き検出
回路10からの書き込みアドレス信号AWSにより指定
された場所に書き込まれる。
【0016】スクリーンメモリ5はフレームメモリ4か
ら読み出される複数フレーム分のデータDFを書き込む
ことにより、撮像素子2の画素数により決まるサイズを
有するフレームメモリ4に記憶される領域よりも広い領
域のビデオ信号を記憶する。スクリーンメモリ5は、接
続端子7に接続された不図示のパーソナルコンピュータ
などの外部機器からの制御命令をインターフェース6を
通して受け、指定部分のデータが読み出される。
【0017】一方、加速度センサX8及び加速度センサ
Y9では、撮像光学系1のXおよびY方向の動き加速度
を検出する。これは、本装置が操作者によってどちらの
方向に動かされているかを検出するものである。この検
出により、画面の移動方向を知ることができる。これら
のセンサ出力を動き検出回路10により積分して動きベ
クトルに変換し、この動きベクトルに基づいてフレーム
メモリ4の読み出しアドレス信号ARFを生成する。さ
らに上記動きベクトルを積分して位置情報に変換し、こ
の位置情報と動きベクトル情報とに基づいてスクリーン
メモリ5の書き込みアドレス信号AWSを生成する。
【0018】前述したようにスクリーンメモリ5のデー
タは、パーソナルコンピュータなどの外部機器に読み出
されるが、例えばパーソナルコンピュータでスクリーン
メモリ5を逐次読み出して、グラフィックディスプレイ
に表示するプログラムを動かしておけば、フレームメモ
リ4からスクリーンメモリ5に書き込まれた画像をモニ
タすることが可能である。操作者はそのモニタ画像を見
ながら本装置全体を移動させて、即ち、撮像光学系1を
移動させて必要な画像が得られるようにする。
【0019】図2は動作の説明図である。Aはフレーム
メモリ4の領域であり、撮像素子2の撮像領域と同一で
ある。Bはスクリーンメモリ5のメモリ領域であり、前
述のようにAより広い。CはAの中央部分であって、水
平方向の大きさがCX 、垂直方向の大きさがCY であ
る。Dはスクリーンメモリ5のメモリ領域B内の上記C
と同一の大きさの領域で、上述のように動き検出回路1
0で検出された位置情報の水平方向の値SX 及び垂直方
向の値SY における領域である。
【0020】図2において、Cの領域のデータをDの領
域に次々に書き込む。この時Cの大きさCX ,CY の決
め方としては、動き検出回路10で検出された動きベク
トルのX成分VX について
【0021】 VX ≦VX0の時 CX =VX0 但し、VX0は所定の定数 …(1) VX >VX0の時 CX =VX …(2) と決める。これによりVX が所定値VX0より小さい時は
X は一定で、それより大きくなるとCX はVX に応じ
て大きくなる。またCY も上記と同様に決める。このよ
うに決めることにより、スクリーンメモリ5上で動き量
が小さい時も一定の面積の領域が常に書き換えられるこ
とになる。
【0022】図2のEはDが書き込まれたフレームの次
のフレームで書き込まれる領域を示している。この時V
X1およびVY1はDが書き込まれた時のフレームにおける
動きベクトルの大きさを示している。またCX1、CY2
現在のフレームにおける書き込み領域の大きさであり、
図よりわかるようにCX 、CY より大きくなっている。
これは現在のフレームにおける動きベクトルの大きさが
上述のVX0、VY0より大きいためである。
【0023】このようにして、動き検出回路10で検出
された動きベクトル及び位置情報に応じてフレームメモ
リ4内のデータの一部が読み出され、スクリーンメモリ
5に書き込まれていく、これを繰り返すことにより、撮
像素子2の画素数による画面サイズより大きなスクリー
ンメモリ5にデータが書き込まれる。
【0024】この時、操作者は、前述したようにパーソ
ナルコンピュータのグラフィックディスプレイに次々に
表示されていくスクリーンメモリ5から読み出される画
像を見ながら、今まで撮影していない方向へ本装置をパ
ンニング又はチルティングすることにより、徐々に広範
囲に撮影した画像を得ることができる。
【0025】図3は動き検出回路10の実施例を示す、
尚、図3においては説明の簡略のため、水平方向の回路
部分のみを示しているが、実際の動き検出回路10はこ
れとほぼ同一の垂直方向の回路部分を有している。10
1は加速度センサX8からの検出信号Xaの入力端子、
102は加速度センサX8の微少な検出信号Xaを増幅
するセンサアンプ、103、108は積分器、104は
基準電圧VX0の入力端子、105は電圧比較器、106
はフレームメモリ4の読み出しアドレスのX成分ARF
(X)を発生する読み出しアドレス発生回路、107は
ARF(X)の出力端子、109はスクリーンメモリ5
の書き込みアドレスのX成分AWS(X)を発生する書
き込みアドレス発生回路、110はAWS(X)の出力
端子である。
【0026】上記構成において、加速度センサX8の検
出信号Xaは入力端子101から入力され、センサアン
プ103により所定の利得で増幅された後、積分器10
3で積分されて動きベクトルVX になる。このVX はま
ず比較器105で入力端子104からの基準電圧VX0
比較される。その比較結果をもとに読み出しアドレス発
生回路106により読み出しアドレスARF(X)が発
生され、出力端子107より出力される。このARF
(X)は、前記図2及び式(1)、式(2)で表される
ように、フレームメモリ4の中心部Cから開始してVX
がVX0より小さい時はVX0に対応する範囲のアドレスが
発生され、VX が、VX0より大きい時はV X に対応する
範囲のアドレスが発生される。
【0027】一方、積分器103の出力VX はまた積分
器108によりさらに積分されて位置情報SX になる。
このSX と前述のARF(X)をもとに書き込みアドレ
ス発生回路109でスクリーンメモリ5の書き込みアド
レスAWS(X)を発生し、出力端子110から出力す
る。このAWS(X)は、前記図2に表されるように、
スクリーンメモリ5上の現在の動きベクトルの起点の位
置から前述のようにして求められたCX の範囲分が書き
込まれるように発生される。
【0028】上述の説明では、全て水平成分のみについ
て述べたが、実際には、前述のように図3とほぼ同一の
垂直成分を処理する回路があり、これによって読み出し
アドレスの垂直成分ARF(Y)及び書き込みアドレス
の垂直成分AWS(Y)が発生され、それとARF
(X)、AWS(X)を合わせてARF、AWSとして
出力される。
【0029】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
図1と同一又は相当部分は同一番号を付して説明を略す
る。この第2の実施例においては、動き検出回路10に
加速度センサX8及び加速度センサY9の出力Xa、Y
aと信号処理回路3の出力DVとが入力されている。
【0030】動き検出回路10においては、まず第1の
実施例と同様に両方の加速度センサXY8、9の出力か
ら動きベクトルを求め、さらに、信号処理回路3の出力
DVから画像の動きベクトルを求め、その両方の動きベ
クトルをもとにフレームメモリ4の読み出しアドレスA
RF及びスクリーンメモリ5の書き込みアドレスAWS
を求める。これによりより精度の高い動きベクトルを求
めることができる。
【0031】このためスクリーンメモリ5上に合成され
た画像のゆがみが非常に少ない効果がある。特に動きが
少なく加速度センサからの出力レベルが小さい時にも精
度の劣下が生じない。さらに、加速度センサの温度や経
時変化による直流ドリフトやノイズ等による誤差の発生
も防ぐことができる。
【0032】これはビデオ信号からの動きベクトル検出
は、パターンマッチングを用いるので検出精度が高い
が、大きい動きに対して誤差を生じたり、誤応答を生じ
たりするのに対して、加速度センサからの動きベクトル
の検出は、大きい動きに対して誤差が小さいが、動きの
小さい時やほぼ静止状態の時はセンサのドリフトやノイ
ズにより誤差が大きいため、これらを併用することによ
り互いの長所を引き出し、短所をカバーすることができ
るためである。これによってより小さい動き、大きい動
きの両方に対し安定でかつ精度の高い動き検出が行え
る。
【0033】図5は図4で用いられる動き検出回路10
の実施例でる。201はビデオ信号DVの入力端子、2
02はバンドバスフィルタ、203は入力信号を所定レ
ベルと比較してその大小により2値信号を得る2値化回
路、204はスイッチ、205、206は2値化された
画像信号を1フレーム分メモリするメモリ、207は2
つの入力画像の相対位置を徐々に動かしながら相関値を
検出するマッチング検出回路、208は入力されるマッ
チング信号の最大位置から動きベクトルを検出する動き
ベクトル検出回路、209は入力値VMが基準値VMO
より小さい時は基準値を、また大きいときは入力値を出
力する比較器である。
【0034】210は入力される動きベクトルの値から
フレームメモリ4の読み出しアドレスARFを発生する
読み出しアドレス発生回路、211は積分器、212は
入力される位置信号及び読み出しアドレスの値からスク
リーンメモリ5の書き込みアドレスを発生する書き込み
アドレス発生回路、213はフレームメモリ4の読み出
しアドレスARFの出力端子、214はスクリーンメモ
リ5の書き込みアドレスAWSの出力端子、215は加
速度センサX8の出力信号Xaの入力端子、216は加
速度センサY9の出力信号Yaの入力端子、217、2
18は加速度センサの微小な出力信号を適正値まで増幅
するセンサアンプ、219、220は積分器、221は
水平、垂直の動きベクトルを合成するベクトル合成回路
である。
【0035】上記構成において、加速度センサX8及び
加速度センサY9の出力信号はそれぞれ入力端子21
5、216を通してそれぞれセンサアンプ217、21
8により所定利得で増幅され、それぞれ積分器219、
220により積分されて、各々水平及び垂直の動きベク
トル成分となる。この動きベクトルはベクトル合成回路
221により両者が合成されて加速度センサによる動き
ベクトルVMSが形成され、マッチング検出回路207
に加えられる。マッチング検出回路207では、後述す
るように2つの画像信号の相対位置を変化させながら相
関演算を行うが、その相対位置を変化させる範囲の中心
をVMSにより定めるように動作する。
【0036】一方、信号処理回路3の出力ビデオ信号D
Vはビデオ信号入力端子201から入力され、バンドバ
スフィルタ202によりパターンマッチングに適正な周
波数帯域である1−3MHZ 程度の周波数を通過させ、
その出力を2値化回路203で2値化する、その出力は
スイッチ204によりメモリ205及びメモリ206の
どちらかに1フレーム毎に交互にメモリされる。このと
き、スイッチ204には不図示のタイミング発生器から
FV/2(FVはフレーム周波数)の周波数のパルスが
加えられ、入力をフレーム毎に2つのメモリ205、2
06に交互に記録する。
【0037】それぞれのメモリの出力は、マッチング検
出回路207において相対位置を変化させながら相関を
求める演算を行うが、その際の相対位置の中心を前述の
ように加速度センサによる動きベクトルVMSにより設
定し、その周辺の所定範囲において相対位置を変化さ
せ、相関演算を行う。動きベクトル検出回路208では
その相関演算を行った出力において、最も相関値が大き
い時の相対位置を動きベクトルの値VMとして検出す
る。動きベクトルVMは、まず比較器209で基準値V
MOと比較され、その比較結果をもとに読み出しアドレ
ス発生回路210により読み出しアドレスARFが発生
され、出力端子213より出力される。
【0038】一方動きベクトルVMはまた積分器211
によりさら積分されて位置情報になり、この位置情報と
前述のARFとをもとに書き込みアドレス発生回路21
2でスクリーンメモリ5の書き込みアドレスAWSを発
生し、出力端子214から出力する。このAWSは、図
2に示されるように、スクリーンメモリ5上の現在の動
きベクトルの起点の位置から前述のようにして求められ
た範囲分が書き込まれるように発生する。
【0039】上記構成及び動作によれば、マッチング検
出回路207において相関演算を行う範囲の中心が加速
度センサによる動きベクトルVMSにより求められるた
め、相対位置を動かす範囲をせばめることができ、演算
時間が短縮されたり、あるいは狭い範囲を細かく動かし
て演算できるためマッチング検出の精度を向上できる。
また、画像検出方式により動きベクトルを求める際に、
繰り返しパターンや繰り返しに近いパターンを移した際
に生ずる誤検出を防ぐことができる。また、加速度セン
サのノイズやドリフトによる誤差を画像検出によるマッ
チング検出で補正することができ、小さい動きの時でも
精度の低下がない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、撮像により得られた画像データを第1のメモリに記
憶すると共に、これより大きい第2のメモリを設け、一
方、撮像光学系の動きを検出し、この検出に基づいて上
記第1、第2のメモリを制御して第1のメモリのデータ
を第2のメモリに移すように構成したので、撮影時にパ
ンニングやティルト等を行うことにより、広い範囲で撮
影した画像を第2のメモリに記憶し、これを読み出すこ
とにより、サイズの大きな画像を得ることができる。ま
た、画像データから画質の良好な部分のデータを用いる
ことにより高画質の画像を得ることができる効果があ
る。
【0041】また、請求項2の発明によれば、上記撮像
光学系の動きと画像の動きとの両方を検出し、この検出
に基づいて上記第1、第2のメモリを制御するように構
成したので、上記の効果が得られると共に、精度の高い
動き検出を行うことができる。これにより、画像のゆが
みが軽減され、さらに動き検出を行うための加速度セン
サ等の温度変化や経時変化あるいはノイズや直流ドリフ
ト等による影響を低減でき、より精度の高い安定な動作
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】動き検出によるメモリのアドレス生成方法を説
明するための構成図である。
【図3】第1の実施例に用いられる動き検出回路の実施
例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】第2の実施例に用いられる動き検出回路の実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮像光学系 2 撮像素子 3 信号処理回路 4 フレームメモリ 5 スクリーンメモリ 8 加速度センサX 9 加速度センサY 10 動き検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を結像する撮像光学系
    と、 上記撮像光学系により結像された光学像を光電変換して
    撮像信号と成す所定の画素数を有する撮像素子と、 上記撮像素子から得られる撮像信号をディジタル処理し
    て画像データを生成する信号処理回路と、 上記信号処理回路から得られる画像データを画面単位に
    記憶する第1のメモリと、 上記撮像素子の画素数より多い画像情報を記憶できる大
    きさを有し上記第1のメモリから読み出された画像デー
    タを記憶する第2のメモリと、 上記撮像光学系の動きを検出する動き検出手段と、 上記動き検出手段の検出に基づいて上記第1のメモリの
    読み出しと上記第2のメモリの書き込みを制御するメモ
    リ制御手段とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体の光学像を結像する撮像光学系
    と、 上記撮像光学系により結像された光学像を光電変換して
    撮像信号と成す所定の画素数を有する撮像素子と、 上記撮像素子から得られる撮像信号をディジタル処理し
    て画像データを生成する信号処理回路と、 上記信号処理回路から得られる画像データを画面単位に
    記憶する第1のメモリと、 上記撮像素子の画素数より多い画像情報を記憶できる大
    きさを有し上記第1のメモリから読み出された画像デー
    タを記憶する第2のメモリと、 上記撮像光学系の動きと上記信号処理回路から得られる
    画像データによる画像の動きとを検出する動き検出手段
    と、 上記動き検出手段の検出に基づいて上記第1のメモリの
    読み出しと上記第2のメモリの書き込みを制御するメモ
    リ制御手段とを備えた撮像装置。
JP6202009A 1994-08-26 1994-08-26 撮像装置 Pending JPH0865567A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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