JPH08251473A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
- Publication number
- JPH08251473A JPH08251473A JP5285295A JP5285295A JPH08251473A JP H08251473 A JPH08251473 A JP H08251473A JP 5285295 A JP5285295 A JP 5285295A JP 5285295 A JP5285295 A JP 5285295A JP H08251473 A JPH08251473 A JP H08251473A
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- JP
- Japan
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- motion vector
- image pickup
- image
- unit
- motion
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮像画像中を移動物体が横切った場合にはカ
メラの手ぶれ等によるぶれ補正を行わないようにする。 【構成】 動きベクトル検出部3は、撮像部1の撮像領
域を複数の動きベクトル検出ブロックに分割し、そのう
ちの撮像領域の周辺部に対応するブロックにおいて撮像
部1からの映像信号から各ブロック毎に動きベクトルを
検出する。所定レベル以下の動きベクトルの数が所定数
以上あったときは、その動きベクトルは移動物体による
ものであると見なしてぶれ補正部4によるぶれ補正処理
を行わないようにする。
メラの手ぶれ等によるぶれ補正を行わないようにする。 【構成】 動きベクトル検出部3は、撮像部1の撮像領
域を複数の動きベクトル検出ブロックに分割し、そのう
ちの撮像領域の周辺部に対応するブロックにおいて撮像
部1からの映像信号から各ブロック毎に動きベクトルを
検出する。所定レベル以下の動きベクトルの数が所定数
以上あったときは、その動きベクトルは移動物体による
ものであると見なしてぶれ補正部4によるぶれ補正処理
を行わないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動きベクトル検出機能と
ぶれ補正機能とを有するビデオカメラ等の撮像装置に関
するものである。
ぶれ補正機能とを有するビデオカメラ等の撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮像時の手ぶれによる画像のぶ
れを無くすために、動き検出とぶれ補正の手段を持つビ
デオカメラもしくはカメラ一体型VTRがある。動き検
出手段では、加速度センサ等のセンサを使用したり、撮
像した画像のパターンマッチング等により直接画像の動
きベクトルを検出することにより撮像装置のぶれを検出
する。ぶれ補正手段では、検出した撮像装置のぶれをキ
ャンセルするように画像を動かすことにより、最終的に
出力する画像のぶれを補正する。画像のパターンマッチ
ング等により動きベクトルを検出する場合、画像データ
のすべてを使って行なうには時間が掛かるため、一般的
には撮像した画像の一部分のある狭い領域を一つの単位
としたパターンマッチングをいくつかの領域について行
うようにしている。
れを無くすために、動き検出とぶれ補正の手段を持つビ
デオカメラもしくはカメラ一体型VTRがある。動き検
出手段では、加速度センサ等のセンサを使用したり、撮
像した画像のパターンマッチング等により直接画像の動
きベクトルを検出することにより撮像装置のぶれを検出
する。ぶれ補正手段では、検出した撮像装置のぶれをキ
ャンセルするように画像を動かすことにより、最終的に
出力する画像のぶれを補正する。画像のパターンマッチ
ング等により動きベクトルを検出する場合、画像データ
のすべてを使って行なうには時間が掛かるため、一般的
には撮像した画像の一部分のある狭い領域を一つの単位
としたパターンマッチングをいくつかの領域について行
うようにしている。
【0003】画像のぶれ補正を行なうには正確な画像の
動きベクトルを検出しなくてはならない。そのためには
パターンマッチングを行なう領域(以下、動きベクトル
検出ブロックと呼ぶ)は撮像した画像の動きベクトル情
報を正確に反映していなくてはならない。このため画像
中にいくつかの動きベクトル検出ブロックを配置する必
要がある。例えば画像中に数十個の動きベクトル検出ブ
ロックを配置することにより、正確に画像全体の動きを
検出することができる。
動きベクトルを検出しなくてはならない。そのためには
パターンマッチングを行なう領域(以下、動きベクトル
検出ブロックと呼ぶ)は撮像した画像の動きベクトル情
報を正確に反映していなくてはならない。このため画像
中にいくつかの動きベクトル検出ブロックを配置する必
要がある。例えば画像中に数十個の動きベクトル検出ブ
ロックを配置することにより、正確に画像全体の動きを
検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像中
に動きベクトル検出ブロックを多数配置すると、画像中
に動きベクトルが2種類以上あるときは2種類以上の動
きベクトルが検出されるため、どちらの動きベクトルに
ついて、ぶれ補正すれば良いのか判断がつかなくなる。
例えば、撮像装置はぶれがなく静止しているが、被写体
内の移動物体が撮像している画像中を横切って行くとき
は、移動物体に合わせてぶれ補正はしないほうが望まし
い。しかしこの場合は移動物体の写っている領域に配置
されている動きベクトル検出ブロックにより移動物体の
動きベクトルが検出され、また背景の写っている領域に
配置されている動きベクトル検出ブロックにより動きベ
クトルはゼロであると検出される。ここでぶれ補正を行
う場合は、どちらに合わせて補正を行えばよいかは動き
ベクトルからだけでは判断できない。そこで検出された
複数の動きベクトルの平均値を取るかもしくは中央値を
取り、異端である動きベクトル(移動物体による動きベ
クトル)の影響を減らすことが考えられる。しかし異端
である動きベクトルの数の方が補正したい動きベクトル
の数よりも多くなってしまったときは対応できないとい
う問題が生じる。
に動きベクトル検出ブロックを多数配置すると、画像中
に動きベクトルが2種類以上あるときは2種類以上の動
きベクトルが検出されるため、どちらの動きベクトルに
ついて、ぶれ補正すれば良いのか判断がつかなくなる。
例えば、撮像装置はぶれがなく静止しているが、被写体
内の移動物体が撮像している画像中を横切って行くとき
は、移動物体に合わせてぶれ補正はしないほうが望まし
い。しかしこの場合は移動物体の写っている領域に配置
されている動きベクトル検出ブロックにより移動物体の
動きベクトルが検出され、また背景の写っている領域に
配置されている動きベクトル検出ブロックにより動きベ
クトルはゼロであると検出される。ここでぶれ補正を行
う場合は、どちらに合わせて補正を行えばよいかは動き
ベクトルからだけでは判断できない。そこで検出された
複数の動きベクトルの平均値を取るかもしくは中央値を
取り、異端である動きベクトル(移動物体による動きベ
クトル)の影響を減らすことが考えられる。しかし異端
である動きベクトルの数の方が補正したい動きベクトル
の数よりも多くなってしまったときは対応できないとい
う問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、ぶれ補正中の固定されて
ぶれが起きていない撮像装置の撮像画面中を移動物体が
横切った時に、移動物体が横切っているということを認
識して、ぶれ補正の誤動作を防止することのできる撮像
装置を実現することにある。
ぶれが起きていない撮像装置の撮像画面中を移動物体が
横切った時に、移動物体が横切っているということを認
識して、ぶれ補正の誤動作を防止することのできる撮像
装置を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、被写
体を撮像して映像信号を得る撮像手段と、上記撮像手段
の撮像領域を複数の動きベクトル検出ブロックに分割
し、そのうちの所定の動き検出ブロックにおける映像信
号から動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段
と、上記動きベクトル検出手段の検出結果に基づいて上
記撮像手段から得られる映像信号の動きを補正する補正
手段とを設けている。
体を撮像して映像信号を得る撮像手段と、上記撮像手段
の撮像領域を複数の動きベクトル検出ブロックに分割
し、そのうちの所定の動き検出ブロックにおける映像信
号から動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段
と、上記動きベクトル検出手段の検出結果に基づいて上
記撮像手段から得られる映像信号の動きを補正する補正
手段とを設けている。
【0007】
【作用】本発明によれば、動きベクトル検出手段が複数
の動きベクトル検出ブロックのうちの所定の動き検出ベ
クトルについて動きベクトルを検出し、その検出結果に
応じて補正手段が撮像された映像信号の動きを補正す
る。これによって画像中を移動物体が横切った場合に得
られる動きベクトルか否かを考慮した適切なぶれ補正を
行うことができる。
の動きベクトル検出ブロックのうちの所定の動き検出ベ
クトルについて動きベクトルを検出し、その検出結果に
応じて補正手段が撮像された映像信号の動きを補正す
る。これによって画像中を移動物体が横切った場合に得
られる動きベクトルか否かを考慮した適切なぶれ補正を
行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明の特長を最も良く示すブロック図であり、
1はレンズ、CCD等を含む撮像部、2は撮像部1で撮
像した映像信号をディジタル画像データに変換するため
のAD変換器、3は画像の動きベクトルを検出するため
の動きベクトル検出部、4は動きベクトル検出部3で検
出した動きベクトルより撮像した画像のぶれを補正する
ためのぶれ補正部、5はぶれ補正した画像をアナログ映
像信号に変換するためのDA変換器である。
図1は本発明の特長を最も良く示すブロック図であり、
1はレンズ、CCD等を含む撮像部、2は撮像部1で撮
像した映像信号をディジタル画像データに変換するため
のAD変換器、3は画像の動きベクトルを検出するため
の動きベクトル検出部、4は動きベクトル検出部3で検
出した動きベクトルより撮像した画像のぶれを補正する
ためのぶれ補正部、5はぶれ補正した画像をアナログ映
像信号に変換するためのDA変換器である。
【0009】図2はぶれ補正部4の構成例を示すブロッ
ク図であり、6は映像信号を記憶するためのメモリ、7
はメモリ6における書き込みアドレスを発生する書き込
みアドレス生成部、8は動きベクトルを選択するための
動きベクトル選択部、9は動きベクトルの平均値もしく
は中央値を算出するための平均値/中央値処理部、10
は速度データである動きベクトルをメモリ6からの読み
出し用の位置データに変換するための積算処理部、11
は積算処理部10において算出された読み出し位置デー
タよりメモリ6用の読み出しアドレスを発生する読み出
しアドレス生成部である。
ク図であり、6は映像信号を記憶するためのメモリ、7
はメモリ6における書き込みアドレスを発生する書き込
みアドレス生成部、8は動きベクトルを選択するための
動きベクトル選択部、9は動きベクトルの平均値もしく
は中央値を算出するための平均値/中央値処理部、10
は速度データである動きベクトルをメモリ6からの読み
出し用の位置データに変換するための積算処理部、11
は積算処理部10において算出された読み出し位置デー
タよりメモリ6用の読み出しアドレスを発生する読み出
しアドレス生成部である。
【0010】図3は動きベクトル検出部3における動き
ベクトルの検出領域を表した図であり、12は撮像部1
における全撮像領域、13は動きベクトルを検出するた
めの最小単位である動きベクトル検出ブロックで、この
例では70個ある。14は動きベクトル検出ブロック1
3の中の周辺部の動きベクトル検出ブロックでここでは
斜線で示している30個の部分である。
ベクトルの検出領域を表した図であり、12は撮像部1
における全撮像領域、13は動きベクトルを検出するた
めの最小単位である動きベクトル検出ブロックで、この
例では70個ある。14は動きベクトル検出ブロック1
3の中の周辺部の動きベクトル検出ブロックでここでは
斜線で示している30個の部分である。
【0011】図4、図5、図6は撮像画像において検出
される動きベクトルを示す図である。ここで図4は撮像
部1が動いているときに検出される動きベクトルを示
し、図5、図6は撮像部1が固定されて動いていないと
きに撮像領域を移動物体が横切ったときに検出される動
きベクトルを示している。
される動きベクトルを示す図である。ここで図4は撮像
部1が動いているときに検出される動きベクトルを示
し、図5、図6は撮像部1が固定されて動いていないと
きに撮像領域を移動物体が横切ったときに検出される動
きベクトルを示している。
【0012】次に上記構成による動作について説明す
る。撮像部1で撮像された画像はAD変換部2において
アナログ映像信号からディジタル映像信号としての画像
データに変換される。この画像データより動きベクトル
検出部3において撮像した画像動きベクトルを検出す
る。本実施例では図3の全撮像領域12において動きベ
クトル検出領域はX方向に10個、Y方向に7個の合計
70個の動きベクトル検出ブロック13を持つ。この動
きベクトル検出ブロック13の一つ一つにおいてパター
ンマッチング等により動きベクトルを検出する。パター
ンマッチングによる動きベクトル検出を1フィールドご
とに行うとすると、1フィールドごとに70個の動きベ
クトルを出力する。
る。撮像部1で撮像された画像はAD変換部2において
アナログ映像信号からディジタル映像信号としての画像
データに変換される。この画像データより動きベクトル
検出部3において撮像した画像動きベクトルを検出す
る。本実施例では図3の全撮像領域12において動きベ
クトル検出領域はX方向に10個、Y方向に7個の合計
70個の動きベクトル検出ブロック13を持つ。この動
きベクトル検出ブロック13の一つ一つにおいてパター
ンマッチング等により動きベクトルを検出する。パター
ンマッチングによる動きベクトル検出を1フィールドご
とに行うとすると、1フィールドごとに70個の動きベ
クトルを出力する。
【0013】ぶれ補正部4にはAD変換部2から出力さ
れた画像データと、動きベクトル検出部3より動きベク
トルとが入力される。図2において入力画像データは書
き込みアドレス生成部7により制御される書き込みアド
レスに従いメモリ6に記憶される。動きベクトル選択部
8では、検出された動きベクトルとその検出された位置
とを参考にして動きベクトルの選択を行って出力する。
ここで動きベクトルの選択とは、検出された動きベクト
ルとその動きベクトルを検出した動きベクトル検出ブロ
ック13の位置とに基づいて、撮像部1が固定されてい
るのか動いているのかを判断して動きベクトルの選択を
行なうことである。
れた画像データと、動きベクトル検出部3より動きベク
トルとが入力される。図2において入力画像データは書
き込みアドレス生成部7により制御される書き込みアド
レスに従いメモリ6に記憶される。動きベクトル選択部
8では、検出された動きベクトルとその検出された位置
とを参考にして動きベクトルの選択を行って出力する。
ここで動きベクトルの選択とは、検出された動きベクト
ルとその動きベクトルを検出した動きベクトル検出ブロ
ック13の位置とに基づいて、撮像部1が固定されてい
るのか動いているのかを判断して動きベクトルの選択を
行なうことである。
【0014】例えば図4のように全ての動きベクトル検
出ブロック13において同じ大きさと方向を持つ動きベ
クトルが検出されれば、撮像部1が動いていると判断し
て全ての動きベクトルを出力する。また、図5のように
撮像部1が固定されている状態で全画像領域12の一部
を移動物体が横切るときは、本発明のように動きベクト
ル選択部8が無くても、平均値/中央値処理部9におい
て70個の動きベクトルの中央値を取れば、移動物体に
よる動きベクトルの影響は排除できる。しかし図6のよ
うに、ほとんどの動きベクトル検出ブロック13におい
て移動物体による動きベクトルが検出されるような状況
だと、70個の動きベクトルの中央値を取ると背景の止
っている動きベクトルの影響を排除してしまうために、
かえって移動物体によるぶれ補正後の画面が移動物体に
引きずられるのを強調してしまうことになる。
出ブロック13において同じ大きさと方向を持つ動きベ
クトルが検出されれば、撮像部1が動いていると判断し
て全ての動きベクトルを出力する。また、図5のように
撮像部1が固定されている状態で全画像領域12の一部
を移動物体が横切るときは、本発明のように動きベクト
ル選択部8が無くても、平均値/中央値処理部9におい
て70個の動きベクトルの中央値を取れば、移動物体に
よる動きベクトルの影響は排除できる。しかし図6のよ
うに、ほとんどの動きベクトル検出ブロック13におい
て移動物体による動きベクトルが検出されるような状況
だと、70個の動きベクトルの中央値を取ると背景の止
っている動きベクトルの影響を排除してしまうために、
かえって移動物体によるぶれ補正後の画面が移動物体に
引きずられるのを強調してしまうことになる。
【0015】そこで本発明では、動きベクトル選択部8
により、動きベクトル検出ブロック13のうち最周辺部
の動きベクトル検出ブロック14で検出された動きベク
トルに注目する。移動物体が撮像画像中を横切るときに
全ての動きベクトル検出ブロック13を移動物体が占め
ない限り、いくつかの動きベクトル検出ブロック13に
おいて背景の動きベクトルが検出されている。この背景
の動きベクトルはゼロもしくは非常に小さいので、移動
物体による動きベクトルと区別ができる。移動物体が撮
像画面中を横切るときは全撮像領域12の全ての動きベ
クトル検出ブロック13を占めない限り、左右もしくは
上下のどちらかに片寄るので、最周辺部の動きベクトル
検出ブロック14で動きベクトルゼロが検出されれば撮
像部1が動いていない、もしくはぶれていないと判断で
きる。
により、動きベクトル検出ブロック13のうち最周辺部
の動きベクトル検出ブロック14で検出された動きベク
トルに注目する。移動物体が撮像画像中を横切るときに
全ての動きベクトル検出ブロック13を移動物体が占め
ない限り、いくつかの動きベクトル検出ブロック13に
おいて背景の動きベクトルが検出されている。この背景
の動きベクトルはゼロもしくは非常に小さいので、移動
物体による動きベクトルと区別ができる。移動物体が撮
像画面中を横切るときは全撮像領域12の全ての動きベ
クトル検出ブロック13を占めない限り、左右もしくは
上下のどちらかに片寄るので、最周辺部の動きベクトル
検出ブロック14で動きベクトルゼロが検出されれば撮
像部1が動いていない、もしくはぶれていないと判断で
きる。
【0016】このため本実施例においては、30個ある
最周辺部の動きベクトル検出ブロック14において所定
のぶれ量以下で、なおかつ所定の数以上の動きベクトル
が検出されたときは、撮像部1は動いていない(もしく
はぶれていない)と認識し、検出される大部分の動きベ
クトルは移動物体の横切りによるものと判断して動きベ
クトルゼロを出力するようにしている。
最周辺部の動きベクトル検出ブロック14において所定
のぶれ量以下で、なおかつ所定の数以上の動きベクトル
が検出されたときは、撮像部1は動いていない(もしく
はぶれていない)と認識し、検出される大部分の動きベ
クトルは移動物体の横切りによるものと判断して動きベ
クトルゼロを出力するようにしている。
【0017】ここで、動きベクトル選択部8における周
辺部の動きベクトルとそれ以外の動きベクトルとの区別
であるが、例えば動きベクトル検出部3から出力される
動きベクトルがシリアルに出力されるのであれば、カウ
ンタ等により順番をカウントすれば良い。動きベクトル
選択部8では、周辺部の動きベクトル検出ブロック14
で検出された所定のレベル以下の動きベクトルの数をカ
ウントして、所定数以上の動きベクトルが検出されたら
動きベクトルゼロを出力する。
辺部の動きベクトルとそれ以外の動きベクトルとの区別
であるが、例えば動きベクトル検出部3から出力される
動きベクトルがシリアルに出力されるのであれば、カウ
ンタ等により順番をカウントすれば良い。動きベクトル
選択部8では、周辺部の動きベクトル検出ブロック14
で検出された所定のレベル以下の動きベクトルの数をカ
ウントして、所定数以上の動きベクトルが検出されたら
動きベクトルゼロを出力する。
【0018】このようにして動きベクトル選択部8で選
択された複数の動きベクトルは、平均値/中央値部9に
おいて平均値もしくは中央値を取られ、そのフィールド
における一つの動きベクトルとして出力する。平均値/
中央値部9から出力されたそのフィールドの動きベクト
ルは積分処理部10で積分することにより速度情報であ
る動きベクトルを位置情報に変換する。この位置情報を
元に読み出しアドレス生成部11で読み出しアドレスを
生成し、このアドレスによりメモリ6よりぶれを補正す
るように画像を読み出し、DA変換器5でアナログ映像
信号に変換する。
択された複数の動きベクトルは、平均値/中央値部9に
おいて平均値もしくは中央値を取られ、そのフィールド
における一つの動きベクトルとして出力する。平均値/
中央値部9から出力されたそのフィールドの動きベクト
ルは積分処理部10で積分することにより速度情報であ
る動きベクトルを位置情報に変換する。この位置情報を
元に読み出しアドレス生成部11で読み出しアドレスを
生成し、このアドレスによりメモリ6よりぶれを補正す
るように画像を読み出し、DA変換器5でアナログ映像
信号に変換する。
【0019】尚、本実施例では最周辺部の動きベクトル
検出ブロック14のみの動きベクトルに注目したが、他
には最周辺部だけでなく、その内側の動きベクトル検出
ブロック13にも注目することも考えられる。
検出ブロック14のみの動きベクトルに注目したが、他
には最周辺部だけでなく、その内側の動きベクトル検出
ブロック13にも注目することも考えられる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ぶれ補正時に撮像装置がぶれていないときに撮像視野を
移動物体が横切って撮像視野の大部分を占めるような場
合にはぶれ補正を行わないので、移動物体に画像が引っ
張られるような現象を防止して、自然な画像を得ること
ができる。
ぶれ補正時に撮像装置がぶれていないときに撮像視野を
移動物体が横切って撮像視野の大部分を占めるような場
合にはぶれ補正を行わないので、移動物体に画像が引っ
張られるような現象を防止して、自然な画像を得ること
ができる。
【0021】このように所定の動きブロック検出ブロッ
クにおいて、所定レベル以下の動きベクトルを検出しそ
の検出数が所定値を越えたとき動き補正を行わないこと
により、精度の高いぶれ補正を行うことができる。さら
に、撮像領域の周辺に相当する動きベクトル検出ブロッ
クについて検出を行うことにより、移動物体を高い精度
で検出できるので、ぶれ補正の精度も向上する。
クにおいて、所定レベル以下の動きベクトルを検出しそ
の検出数が所定値を越えたとき動き補正を行わないこと
により、精度の高いぶれ補正を行うことができる。さら
に、撮像領域の周辺に相当する動きベクトル検出ブロッ
クについて検出を行うことにより、移動物体を高い精度
で検出できるので、ぶれ補正の精度も向上する。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ぶれ補正部の構成例を示すブロック図である。
【図3】全撮像領域とぶれベクトル検出ブロックとを示
す構成図である。
す構成図である。
【図4】撮像部がぶれたときの全撮像領域とぶれベクト
ル検出ブロックにおける動きベクトルを示す構成図であ
る。
ル検出ブロックにおける動きベクトルを示す構成図であ
る。
【図5】撮像部のぶれが無いときに移動物体が横切った
ときの全撮像領域とぶれベクトル検出ブロックにおける
動きベクトルとを示す構成図である。
ときの全撮像領域とぶれベクトル検出ブロックにおける
動きベクトルとを示す構成図である。
【図6】撮像部のぶれが無いときに全撮像領域の大部分
を占めるほどの移動物体が横切ったときの全撮像領域と
ぶれベクトル検出ブロックにおける動きベクトルとを示
す構成図である。
を占めるほどの移動物体が横切ったときの全撮像領域と
ぶれベクトル検出ブロックにおける動きベクトルとを示
す構成図である。
1 撮像部 2 AD変換器 3 動きベクトル検出部 4 ぶれ補正部 5 DA変換器 6 メモリ 7 書き込みアドレス生成部 8 動きベクトル選択部 9 平均値もしくは中央値処理部 10 積算処理部 11 読み出しアドレス生成部 12 撮像手段における全撮像領域 13 動きベクトル検出ブロック 14 周辺部の動きベクトル検出ブロック
Claims (3)
- 【請求項1】 被写体を撮像して映像信号を得る撮像手
段と、 上記撮像手段の撮像領域を複数の動きベクトル検出ブロ
ックに分割し、そのうちの所定の動き検出ブロックにお
ける映像信号から動きベクトルを検出する動きベクトル
検出手段と、 上記動きベクトル検出手段の検出結果に基づいて上記撮
像手段から得られる映像信号の動きを補正する補正手段
とを備えた撮像装置。 - 【請求項2】 上記動きベクトル検出手段が、上記所定
の動きベクトル検出ブロックで検出された所定レベル以
下の動きベクトルの数が所定数以上あったことを検出し
たとき、上記補正手段の補正処理を行わないようにした
請求項1記載の撮像装置。 - 【請求項3】 上記所定の動きベクトル検出ブロックは
上記撮像領域の周辺部と対応するものである請求項1記
載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285295A JPH08251473A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5285295A JPH08251473A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251473A true JPH08251473A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12926392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5285295A Pending JPH08251473A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08251473A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6734902B1 (en) * | 1997-12-12 | 2004-05-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration correcting device |
EP1783686A1 (en) | 2005-11-02 | 2007-05-09 | NEC Electronics Corporation | Image stabilization |
JP2009508381A (ja) * | 2005-09-12 | 2009-02-26 | ノキア コーポレイション | カメラシステム |
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