JPH0865146A - 論理パルスをスタティック論理レベルに変換するシステムおよび方法 - Google Patents

論理パルスをスタティック論理レベルに変換するシステムおよび方法

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JPH0865146A
JPH0865146A JP7122277A JP12227795A JPH0865146A JP H0865146 A JPH0865146 A JP H0865146A JP 7122277 A JP7122277 A JP 7122277A JP 12227795 A JP12227795 A JP 12227795A JP H0865146 A JPH0865146 A JP H0865146A
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JP7122277A
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Eric B Schorn
エリック・ベナード・ショーン
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
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    • H03K3/356017Bistable circuits using additional transistors in the input circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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    • H03K19/018Coupling arrangements; Interface arrangements using bipolar transistors only
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
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    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正のアクティブ論理入力および負のダイナミ
ック論理入力パルスを受け取ることができるシステムお
よび方法を提供する。 【構成】 この発明のパルス・キャッチャ回路は、入力
パルスに基づくスタティック論理レベルを出力する。パ
ルス・キャッチャ回路には、データ信号を受け取り、出
力を所望のレベルに出力を保持するラッチ回路として、
フィードバック回路50とともに用いられている出力イ
ンバータ回路40へレベルを出力する第1の入力回路3
0が含まれている。フィードバック回路50は、レベル
を安定状態に保持することを保証する。このように、回
路からのスタティック論理レベル出力は、別のダイナミ
ック・パルスを受け取るまで保持される。さらに、パル
ス・キャッチャ回路は、両方のダイナミック論理入力信
号がアクティブ状態のときでも、常に、無矛盾のスタテ
ィック論理出力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パルス論理信号をス
タティック論理信号に変換する回路に関する。特に、こ
の発明は、活性化レベルが同じでないとき、信号を変化
させるインバータを必要とすることなく、正のアクティ
ブ論理パルス信号(アクティブ・ハイ)および負のアク
ティブ論理パルス信号(アクティブ・ロー)を1つの回
路に入力することを可能にする。
【0002】
【従来の技術】パルス・キャッチャ回路は、一般に、コ
ンピュータ・システムで用いられ、ダイナミック(パル
ス化された)論理回路を用いて、論理要素からパルスを
受け取る。これらのパルス・キャッチャ回路は、スタテ
ィック信号をスタティック論理デバイスへ出力する。こ
のように、ダイナミック論理デバイスはスタティック論
理デバイスに接続することができる。ダイナミック論理
システムのデータ信号は、正のアクティブ(電圧が存在
するときアクティブ)または負のアクティブ(電圧が存
在しないときアクティブ)のいずれかのパルス形態をと
ることを当業者は理解しうるだろう。他方、スタティッ
ク・デバイスは、データを電圧が存在するまたは電圧が
存在しないいずれかのレベルとして認識する。
【0003】通常、ダイナミック・デバイスは、スタテ
ィック・デバイスより高速かつ複雑であり、設計および
テストに多くの時間を要する。ダイナミック・デバイス
は、通常、“乗算器”回路などのような複雑(すなわ
ち、複数のレベルからなる“ディープ(deep)”論
理回路)および重要なシステム要素に用いられる。スタ
ティック・デバイスは、より簡単に早く設計できるが、
動作速度はより低速になり、ラッチにより取り囲まれた
単一の“OR”ゲートのようにあまり複雑でなく重要で
ない要素によく用いられる。このように、コンピュータ
・システムは、設計の複雑さに応じて、どのようにダイ
ナミック・デバイスおよびスタティック・デバイスの両
方を内蔵するかがわかる。
【0004】したがって、ダイナミック・デバイスから
パルスを受け取り、スタティック・デバイスへ出力し、
ダイナミック・デバイスから別のパルスを受け取るまで
保持するスタティック論理レベルを生成するパルス・キ
ャッチャ回路は、コンピュータ・システムにおいて重要
な要素であることがわかる。
【0005】普通、パルス・キャッチャ回路は、アクテ
ィブ・ハイ入力またはアクティブ・ロー入力のいずれか
(両方ではなく(すなわち混在できない))を必要とす
るセット/リセット・ラッチに基づいている。たとえ
ば、米国特許番号第4,607,173号には、負のア
クティブまたは正のアクティブのいずれかである(両方
でない)入力SおよびRを受け取る交差結合したNAN
DまたはNORゲートを備える回路が示されている。さ
らに、このタイプの回路への入力が両方ともアクティブ
の場合、両方の出力を等しくさせるが、セット/リセッ
ト(フリップフロップ)デバイスの多くの応用にはその
ようなことは許容できない。
【0006】米国特許第4,728,820号明細書に
は、正のアクティブ信号および負のアクティブ信号両方
を回路に入力できるようにしたインバータを用いている
論理遷移検出回路が記載されている。しかし、遷移検出
回路の入力段にインバータを用いると、ゲート遅延が生
じ性能が低下する。
【0007】さらに、記憶素子として用いられている
“弱い”インバータ対に接続されているセット/リセッ
ト素子として“強い”トランジスタ対を用いる回路は既
知である。この場合、両方の入力がアクティブのとき、
Vddとグランドとの間に存在する抵抗接続が大きな電
流を流し、それに伴う熱を発生させる。この回路の出力
が弱いインバータからのものである場合、外来性結合ノ
イズがインバータをエラーの多い状態に容易に変えてし
まうことがある。出力がバッファされている場合、伝播
遅延が増大する。さらに、このタイプの回路は、両方の
入力がアクティブ(すなわち出力が等しい)のとき、不
定出力になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】あらゆる組合せの入力
においても無矛盾のセット/リセット出力を供給し、正
のアクティブ信号および負のアクティブ信号の混在入力
を許す回路を、パルス・キャッチャ回路として用いるこ
とは非常に好ましいであろうことがわかる。
【0009】
【課題を解決するための手段】従来の技術と対照的に、
この発明は、正のアクティブ信号および負のアクティブ
信号の両方が入力できる、ダイナミック論理信号をスタ
ティック論理信号に変換するパルス・キャッチャ回路を
提供する。さらに、この発明は、両方の入力信号がアク
ティブ状態にあるかどうかにかかわらず、常に無矛盾の
出力を供給する。
【0010】総括的にいえば、この発明は、正のアクテ
ィブ論理入力パルスおよび負のダイナミック論理入力パ
ルスの両方を受け取ることができるよう接続されたN型
トランジスタおよびP型トランジスタ対を有している。
この発明のパルス・キャッチャ回路は、入力パルスに基
づきスタティック論理レベルを出力する。データ信号を
受け取り、出力を所望のレベルに保持するラッチ回路と
して、フィードバック回路とともに用いられている出力
インバータ回路へレベル(電圧が存在または電圧が存在
しない)を出力する第1の入力回路が含まれている。こ
のラッチ回路は、レベルが安定状態(すなわち、グラン
ド電位は論理“0”、Vddは論理“1”)に保持され
ることを保証する。このように、回路からのスタティッ
ク論理レベル出力は、別のダイナミック・パルスを受け
取るまで保持される。
【0011】
【実施例】図1は、回路の出力が負のアクティブ入力に
より支配されているこの発明の第1の実施例を示す。特
に、入力1は負のアクティブ信号を受け取り、入力3お
よび5は正のアクティブ信号を受け取る。回路30は
“P”型トランジスタ32および“N”型トランジスタ
34および36を有している。N型トランジスタは、ゲ
ートに印加された電圧(Vdd)が存在するときターン
オンし、P型トランジスタは、ゲートに印加された電圧
が存在しないとき(またはVddより低い基準電圧)タ
ーンオンすることは当業者には理解しうる。
【0012】回路50は、N型トランジスタ56ととも
に、P型トランジスタ52および54を有している。出
力回路40は、基本的にインバータであり、P型トラン
ジスタ42およびN型トランジスタ44を有している。
ノード71は図1の回路からの出力を供給する。ノード
71は、ノード70を反対の出力、すなわちノード71
が論理“1”の場合、ノード70は論理“0”またはこ
の逆になる回路の出力として選択されていることに注意
されたい。さらに、この発明の回路の特定ノードに存在
する電圧(Vdd)は論理“1”と、基準電圧またはグ
ランド電圧は論理“0”とみなされる。
【0013】図1の回路により実現されるこの発明の動
作を、図3および図4のタイミング図とともに説明す
る。この回路は、パルス・キャッチャ回路であり、ダイ
ナミック論理回路が入力端子1,3,5に接続され、ノ
ード70および71を介してスタティック回路へスタテ
ィック論理出力が供給される。図3のA点において、図
1の回路はホールド状態にあるとみなされる。正の入力
は“0”であり、負の入力は“1”である。この場合、
両方の入力は非アクティブである。この時点において、
出力70に“1”が現れ、出力71に“0”が現れる。
負の入力端子1へ入力した“1”は、トランジスタ32
および36(T32,T36)へ供給される。T32は
P型デバイスなので、論理“1”はT32をターンオフ
のままにする。T36はN型デバイスでありターンオン
され、ソースおよびドレイン間で導通する。正のノード
3へ入力した“0”は、T34をターンオフの状態に保
持し、正の入力ノード5へ入力した“0”は、ソースお
よびドレイン間で導通するようにT54をターンオンさ
せる。上述したように、出力ノード71は論理“0”状
態にあり、導通するようにT52へフィードバックされ
る。したがって、Vdd,T52およびT54の接続に
より、ノード70はVddと同じ電位になる。さらに、
ノード70は回路40に接続されている。このノード
は、現在、“1”なので、T44はターンオンし導通し
て、ノード71をグランド電位にする。このように、図
1の回路は、出力ノード71を論理“0”に保持し、反
対(“否定”)出力ノード70を論理“1”に保持す
る。
【0014】次に、正の入力が“1”レベルに遷移した
とき(電圧が印加されているので活性化される)、回路
は図3のB点で“セット”され、入力ノード1,3およ
び5をそれぞれ“1”にする。したがって、T36およ
びT34をそれぞれ導通させ、ノード70をグランド電
位(論理“0”)にする。回路40に“0”が入力して
T42を導通させ出力ノード71をVddにする。それ
ゆえ、出力ノード71は“1”となりT56“0”はオ
ンになり、ノード70は“0”となる。これにより出力
ノード71がスタティック・レベル“1”にセットされ
る。このレベルは、入力端子1,3および5に接続され
たダイナミック回路からパルス・キャッチャ回路が別の
トリガ・パルスを受け取るまで保持される。
【0015】C点において、正のアクティブ信号のトリ
ガ・エッジは、電圧が基準電圧からVddへ遷移する立
ち上がりエッジ(A点とB点との間で生じる)であるこ
とがわかる。それゆえ、回路は、B点とC点との間で生
じる正のアクティブ信号の立ち下がりエッジに反応しな
い。ノード71によりスタティック信号出力のリセット
をトリガする事象は、C点とD点との間で生じる負のア
クティブ信号の前縁(電圧Vddが基準電圧に遷移する
立ち下がりエッジ)である。C点において、ノード1へ
の負の入力は論理“1”であり、正のノード3および5
への入力は論理“0”である。負の入力の“1”は、T
36をターンオンし、T32をターンオフにする。ノー
ド3へ入力した“0”はT34をターンオンさせない
が、ノード5の“0”はT54をターンオンさせる。C
点の前では、出力71は論理“1”であり、T56およ
びT52へフィードバックされる。T56は導通し、ト
ランジスタT36およびT56の導通によりノード70
は基準電位(“0”)になる。ノード71は、T42が
Vddを出力ノードに電気的に接続させるので“1”に
保持される。したがって、正のアクティブ論理パルスの
後縁により図1の回路の出力は変化しない、すなわち、
後縁は回路をリセットしない。
【0016】しかし、D点において、負のアクティブ・
ダイナミック・パルスの前縁がノード1に入力するので
回路はリセットされる。ここで、端子1への負の入力は
“0”である。この場合、入力ノード1,3および5へ
のすべての入力は“0”である。ノード1の“0”はT
32を導通させ、ノード70は論理“1”とみなされる
Vddと同じ電圧である。ノード3の“0”はT34を
ターンオンさせないが、ノード5の“0”はT54を導
通させる。ノード70からT44へ“1”が入力し、T
44をターンオンさせ、出力ノード71を論理“0”に
する。したがって、回路は図3のD点において、ノード
71の“0”出力のスタティック論理レベルに“リセッ
ト”される。このスタティック・レベル“0”は、パル
ス・キャッチャ回路への正のアクティブ信号入力の前縁
により再び回路が“セット”されるまで、ターンオンし
て安定状態にあるT44,T54,T52およびターン
オフして安定状態にあるT42,T56,T32により
保持される。
【0017】さらに、負のアクティブ信号の立ち上がり
エッジは、ノード70および71の出力状態を変化させ
ない、すなわち、ホールド状態に保持されることがわか
る。E点において、ノード1へ論理“1”が入力するた
め、負のアクティブ信号は非アクティブになった。ノー
ド3および5は論理“0”のままである。この場合、入
力ノード1の“1”は、T36をターンオンさせる。ノ
ード3の“0”はT34をオフのままにし、ノード5の
“0”はT54をターンオンさせる。出力ノード71は
“0”になっており、T52を導通状態に保持し、Vd
dをトランジスタT52およびT54を介して、論理
“1”に保持する。T44へ“1”が供給されノード7
1をグランド電位(論理“0”)に保持させる。それゆ
え、図1の回路は、ダイナミック論理回路からノード1
に負のアクティブ論理パルスの後縁(立ち上がりエッ
ジ)を受け取ったとき状態を変えない。
【0018】通常状態において、ノード1,3および5
へ入力されるダイナミック論理パルスは、両方同時にア
クティブにはならない。このことは、通常、従来のパル
ス・キャッチャ回路の出力に矛盾を生じる。すなわち、
出力ノードおよび反対出力ノードの両方とも同じ値をも
つことがありうる。しかし、この発明は、回路設計者
が、図1および図2の回路を選択することにより、パル
ス・キャッチャ回路の出力を負のアクティブ入力または
正のアクティブ入力のいずれかで支配するかを指定でき
るようにして、この問題に対処している。図1および図
2の回路は、入力が同時にアクティブ状態にないとき、
同じように動作することに注意されたい。
【0019】正のアクティブ入力および負のアクティブ
入力の両方が、アクティブ状態にあるときの図1の回路
の動作を、図4と共に説明する。F点において、正の信
号はアクティブ(論理“1”)および負の信号もアクテ
ィブ(論理“0”)であることがわかる。この場合、ノ
ード1の入力は“0”であり、ノード3および5への入
力は“1”である。ノード1への“0”入力は、T32
をターンオンして導通させ、ノード70を回路40へ入
力される電位(Vdd)すなわち論理“1”にして、T
44をターンオンし出力ノード71をグランド電位(論
理“0”)にする。したがって、ノード71からは
“0”が出力され、ノード70からは“1”が出力され
る。図1の回路は“負の信号が支配する”回路として設
計されている。すなわち、両方の入力がアクティブのと
き、負のアクティブ信号が出力を支配する。F点におい
て、負のアクティブ信号は、出力ノード71を負の状態
にすることがわかる。言い換えれば、出力ノード71の
信号は、図4からわかるように負のアクティブ入力に従
う。
【0020】G点において、負のアクティブ入力は非ア
クティブになっており、正の入力はアクティブのままで
ある。これは図3のB点で説明したように、回路“セッ
ト”条件である。
【0021】H点において、正のダイナミック入力およ
び負のダイナミック入力の両方が再びアクティブになっ
たとき、図1の回路の負の支配は、出力ノード71の論
理“0”への遷移により示される。この回路は、次に、
図3のD点で上述したようにI点でリセットされる。J
点において、正の入力および負の入力とも再びアクティ
ブになり、出力71は図1の回路の負の支配の様相に応
じて、論理“0”のままである。
【0022】それゆえ、図1の回路がどのようにして混
在した正のアクティブ・ダイナミック論理入力信号と負
のアクティブ・ダイナミック論理入力信号をスタティッ
ク論理に変換して、両方の入力がアクティブのときでも
無矛盾の出力を供給するのかを当業者は理解しうるだろ
う。
【0023】図2において、この発明の他の実施例の回
路を図3および図4のタイミング図とともに説明する。
【0024】図2の回路は、N型トランジスタ80とと
もに、P型トランジスタ82および84を備えた入力回
路130を含む。ノード7へ入力された正のアクティブ
信号は、トランジスタT80およびT84へ供給され
る。入力ノード9は負のアクティブ・ダイナミック論理
信号を受け取り、トランジスタT82へ供給される。フ
ィードバック回路150は、N型トランジスタT92お
よびT94およびP型トランジスタT90を有してい
る。入力ノード11は負のアクティブ信号を受け取り、
それをT94へ供給する。インバータ回路140は、P
型トランジスタT86およびN型トランジスタT88を
有している。回路140は出力ノード171に信号を出
力する。この出力信号はまたトランジスタT90および
T92へフィードバックされる。ノード170は、ノー
ド170およびノード171の値が常に反対になるよう
に、すなわち、ノード170の出力はノード171の
“否定”になるように、インバータ回路140へ電気的
に接続されている。図1の回路に関し上述したように、
ノード171はパルス・キャッチャ回路の出力とみなさ
れるが、ノード170を出力信号とみなし、ノード17
1を反対の値であるとすることにより、いかにして同じ
結果を得ることができたのかを、当業者は理解するであ
ろう。
【0025】図2のパルス・キャッチャ回路の動作を、
図3のタイミング図とともに説明する。図3のA点にお
いて、正のアクティブ信号は非アクティブおよび負の信
号は非アクティブであり、これは“0”がノード7へ入
力され“1”がノード9および11へ入力されることを
意味する。ノード7の“0”はトランジスタT84およ
びT80へ供給され、T84はP型デバイスなのでター
ンオンする。ノード9の“1”はT82がP型デバイス
なのでT82をターンオンしない。ノード11の“1”
は、T94がN型デバイスなのでT94をターンオンす
る。図2のパルス・キャッチャ回路の現在の状態におい
て、出力ノード171に“0”が現れる。この“0”は
トランジスタT90およびT92へフィードバックさ
れ、T90をターンオンする。ノード170を論理
“1”にする導電性パスがVddとノード170(トラ
ンジスタT84とT90を通る)との間に形成される。
この“1”はT88へ入力されT88を導通させ、ノー
ド171をグランド・レベルすなわち論理“0”にす
る。それゆえ、回路はノード170を“1”の状態、ノ
ード171を“0”の状態に保持またはホールドする。
【0026】B点において、正のアクティブ信号の前縁
すなわち立ち上がりエッジが入力され、正の信号がアク
ティブになり、“1”がノード7へ入力される。負の信
号はまだ非アクティブで、“1”がノード9および11
にも入力される。この場合、“1”はT80を導通させ
ノード170をグランド電位(“0”)にする。この
“0”は回路140、したがってトランジスタT86お
よびT88に供給される。T86はP型デバイスなの
で、ノード171はVddになり出力ノードに論理
“1”が現れる。このように、図2のパルス・キャッチ
ャ回路は、正のアクティブ信号のトリガ・エッジによる
ダイナミック論理入力パルスに基づいて、“セット”さ
れスタティック論理レベルを出力する。図2の回路のス
タティック出力は、負のアクティブ信号の前縁が入力す
るまで、“セット”状態に保持される。
【0027】C点において、正のアクティブ信号の立ち
下がりエッジが入力しているが、パルス・キャッチャ回
路の出力状態は変化しない。特に、C点において、ノー
ド7に“0”が入力し、ノード9および11に“1”が
入力する。ノード7に入力した“0”はT84を導通さ
せる。T82はP型デバイスであり、信号が存在しない
ときにターンオンされるので、ノード9に“1”が入力
してもなんの影響もない。ノード11の“1”はT94
をターンオンさせる。出力ノード171の出力は“0”
であり、トランジスタT90およびT92へフィードバ
ックされ、Vddとノード170との間に導電性パスが
形成されるようにT90を導通させる。したがって、ノ
ード170は“1”に保持される。トランジスタT88
はこの論理“1”を受け取って導通し、出力ノード17
1をグランド電位すなわち論理“0”にする。したがっ
て、Cによって示される時刻で、ノード170は“1”
に保持され、ノード171は“0”に保持されることが
わかる。
【0028】しかし、D点において、負のアクティブ信
号の前縁すなわち立ち下がりエッジが入力して、図2の
回路が“リセット”される。この状態で、ノード7,9
および11へそれぞれ“0”が入力される。ノード7の
“0”は、T84をターンオンし導通させる。ノード9
の“0”はトランジスタT82およびT84を通して、
P型デバイスT82もターンオフして、ノード170を
Vdd電位にする。ノード170の値は、図2のパルス
・キャッチャへ入力される負のアクティブ・ダイナミッ
ク論理信号入力の前縁により“0”から“1”へ変化し
たことがわかる。ノード11へ“0”が入力してもT9
4はN型デバイスなのでターンオンしない。ノード17
0の“1”はT88に供給されT88をターンオンし、
ノード171をグランド電位にして論理“0”にする。
したがって、出力ノード171の値は、この発明により
また図3に示すように“0”にリセットされている。
【0029】図3のE点において、負のアクティブ信号
の立ち上がりエッジ(後縁)が入力する。この場合、パ
ルス・キャッチャ回路は、ホールド状態にあるので出力
は変化しない。論理“0”はまだ入力ノード7に入力し
ているが、ここでノード9および11に論理“1”が入
力する。ノード7へ入力した“0”はT84をターンオ
ンして導通させる。しかし、ノード9の“1”はトラン
ジスタ82を導通させない。ノード11の“1”はT9
4を導通させる。前の期間にノード171に“0”が現
れていたので、“0”はT90へ供給されてターンオン
状態を保持する。したがって、トランジスタT84およ
びT90は、Vddとノード170の間に導電性パスを
形成し、ノード170は論理“1”に保持される。さら
に、ノード170からT88になお“1”が入力されて
いるので、このトランジスタは導通状態になりノード1
71は“0”(グランド電位)を保持する。したがっ
て、パルス・キャッチャ回路の出力は、D点とE点との
間で状態を変化させないことがわかる。すなわち、負の
アクティブ信号の立ち上がりエッジは、図2の回路の出
力状態に影響を与えない。
【0030】出力71および171(ノード70および
170の反対の出力値)は、図3に示す入力刺激に対し
図1および図2のパルス・キャッチャ回路の各実施例に
対して同じになることが図3からわかる。
【0031】次に、図2のパルス・キャッチャ回路を、
図4のタイミング図とともに説明する。再び、図4はパ
ルス・キャッチャ回路への両方のダイナミック入力がア
クティブ状態にある状況を示している。F点において、
正のダイナミック入力信号および負のダイナミック入力
信号は、アクティブ状態にある。すなわち、ノード7へ
“1”が入力し、ノード9およびノード11へ“0”が
入力する。図2の回路において、ノード7の“1”はT
80を導通させ、ノード170をグランド(“0”)に
する。この“0”はT86に入力してT86をターンオ
ンし、ノード171にVddを現わさせる。すなわち、
出力ノード171からは論理“1”が、ノード170か
らは論理“0”が出力される。図2のパルス・キャッチ
ャ回路では正の入力信号が支配的、すなわち、正のアク
ティブ入力信号がアクティブ状態にあるとき、出力ノー
ド171は、正のレベル(“1”)になる。
【0032】G点において、正の入力信号はアクティブ
のままであるが、負の信号は非アクティブになった。こ
れは、図2の回路がセットされるB点に類似している。
特に、B点において、“1”がノード7だけでなく9お
よび11にも入力される。ノード7の“1”はT80を
導通し続け、ノード170を“0”に保持して、図4の
タイミング図に応じて、出力ノード171を“1”に保
持し続ける。
【0033】H点において、正の入力はアクティブのま
まで、負の入力は再びアクティブになる。負の入力信号
をアクティブにしてもノード170および171の出力
は変化しない。ノード7に入力した“1”はT80をタ
ーンオンし続け、ノード170を“0”(グランド電
位)に保持する。同様に、T86が導通状態にあるの
で、ノード171は“1”になる。負のアクティブ入力
の状態を変更しても、ノード171のスタティック信号
出力の状態には影響を与えない。比較すると、図1の回
路への正の入力の状態を変更してもノード71の出力状
態にはなんの影響も与えない。
【0034】しかし、I点において、ノード7への正の
入力信号は非アクティブにされている。ノード7のこの
“0”はT84をターンオンさせ、T80をターンオフ
する。さらに、ノード9への入力は“0”であり、T8
2を導通させ、Vddがノード170に電気的に接続さ
れ論理“1”にする。さらに、ノード170の“1”は
T88を導通させ、ノード171の電位をグランド電位
(論理“0”)にする。この場合、スタティック出力ノ
ード171は、正のアクティブ入力信号が非活性化され
ている同じ期間に、非アクティブ(論理“0”)にする
ことにより正の入力信号に従っている。
【0035】正の入力信号はJ点でアクティブになり、
ノード171からの出力は正の入力信号に従いアクティ
ブになる。すなわち、ノード7の論理“1”は、T80
を再び導通させ、ノード170をグランド(“0”)に
する。図4のタイミング図に従ってトランジスタT86
がターンオンして、ノード171をVdd(“1”)に
する。
【0036】それゆえ、図1のパルス・キャッチャ回路
が、いかにして出力ノード71が負のアクティブ・ダイ
ナミック論理入力信号に従う負の信号の支配であるとみ
なされるかがわかる。図2のパルス・キャッチャ回路
は、正のアクティブ・ダイナミック論理入力信号に従う
出力を備える正の信号が支配する回路である。いずれの
場合においても、両方のダイナミック論理入力信号がア
クティブ状態にあるとき、ノード71および171のス
タティック出力に矛盾は生じない。さらに、電源(Vd
d)とグランドとの間に抵抗性パスを形成する回路の弱
い部品と強い部品との間のいかなる“競合”も存在しな
いだろう。このように、論理回路の設計者は、応用に応
じて、負の信号が支配するパルス・キャッチャ回路また
は正の信号が支配するパルス・キャッチャ回路のいずれ
かを用いる柔軟性をもっている。
【0037】トランジスタの値を変更して、回路のセッ
トまたはリセットに必要な遷移時間を最小にできるの
で、この発明のパルス・キャッチャ回路の両実施例は完
全に調整可能である。図1のパルス・キャッチャ回路の
トランジスタT34およびT36に対するトランジスタ
T32の相対的強度を変更することにより、またT82
およびT84(図2の回路)に対するトランジスタT8
0の値を変更することにより、反転出力(すなわち、ノ
ード71および171)での信号およびトリガ・エッジ
の遅延を最適化できる。T44に対するトランジスタT
42(図1のパルス・キャッチャ)の相対的強度および
T86に対するトランジスタT88の強度を変更した場
合、同様の最適化が非反転出力(すなわちノード70お
よび170)にも生じる。
【0038】図5に負の入力信号の活性化に反応する図
1のパルス・キャッチャ回路のシミュレーションを示
す。図1のパルス・キャッチャ回路は、負の信号が支配
し負のアクティブ入力の状態に応じてその出力状態を変
化させることを思い出すだろう。K点において負の信号
がアクティブになり、出力ノード71はL点においてこ
の活性化に従う。図1の回路に対し、トランジスタT3
4およびT36の有効結合値に対するトランジスタ32
の値の比は、応答値を得るために、トランジスタT42
に対するからT44の比が乗算される。応答値6,5,
4,3,2.5,2および1における図1の回路の応答
時間は図4にプロットされて示されている。応答値6は
最も速い応答および最小の遅延を与える、すなわち図5
の数値が大きくなればなるほど、回路の応答が速くなる
ことがわかる。しかし、この応答時間を得るために用い
たトランジスタ値は、ノイズに対する回路の抵抗性を減
少させてしまう。それゆえ、回路設計者は、設計される
システムの特質に応じて、回路を最適化するいくつかの
選択肢を与えられている。
【0039】同様に、図6は図2のパルス・キャッチャ
回路が正の入力信号の活性化に反応したとき、パルス・
キャッチャ回路の応答時間のシミュレーションを示すタ
イミング図である。図2のパルス・キャッチャ回路は、
正の信号が支配し、正のアクティブ入力の状態に応じ
て、その出力状態を変える。M点において、正の信号が
アクティブになり、出力ノード171はN点においてこ
の活性化に従う。図2の回路に対し、トランジスタT8
2およびT84の有効結合値に対するトランジスタT8
0の値の比は、応答値を得るために、トランジスタT8
6〜T88の比が乗算される。応答値6,5,4,3,
2.5,2および1における図2の回路の応答時間は図
5にプロットされて示されている。応答値6は、最も速
い応答と最小の遅延時間を与える。それゆえ、この発明
のパルス・キャッチャ回路がどのようにして完全に調整
可能で大きな柔軟性を回路設計者に提供するかが当業者
にわかる。
【0040】さらに、フィードバック回路50(トラン
ジスタT52,T54,T56)およびフィードバック
回路150(トランジスタT90,T92,T94)
は、上述したクロック回路のような外部ソースに起因す
るノード70,71,170および171に生じる結合
ノイズに耐えうるサイズに設定できる。部品を“強く”
(大きな値)すると、部品のノイズ耐性は大きくなる
が、入力刺激に対する回路の応答が遅くなるという相反
関係がある。
【0041】いくつかの好ましい実施例が示したが、多
くの変更および修正は、この発明の精神と範囲から逸脱
することなく実施できうることを理解されたい。
【0042】まとめとして、本発明の構成に関し以下の
事項を開示する。 (1)論理パルスをスタティック論理レベルに変換する
システムにおいて、正のアクティブ論理パルスおよび負
のアクティブ論理パルスを同時に受け取る手段と、前記
正のアクティブ論理パルスを受け取ったとき正のスタテ
ィック論理レベルを、前記負のアクティブ論理パルスを
受け取ったとき負のスタティック論理レベルを出力する
第1の手段と、前記正のアクティブ論理パルスおよび前
記負のアクティブ論理パルスの両方を受け取ったとき、
前記正のスタティック論理レベルまたは前記負のスタテ
ィック論理レベルを出力する第2の手段と、を備えるこ
とを特徴とする論理パルスをスタティック論理レベルに
変換するシステム。 (2)上記(1)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換するシステムにおいて、前記第1の手段
が、前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを正の値にセットす
る手段と、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け
取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正の値に
ホールドする手段と、を有することを特徴とする論理パ
ルスをスタティック論理レベルに変換するシステム。 (3)上記(2)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換するシステムにおいて、前記第1の手段
が、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを基準値にリセット
する手段と、前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受
け取るまで、前記スタティック論理レベルを前記基準値
にホールドする手段と、をさらに有することを特徴とす
る論理パルスをスタティック論理レベルに変換するシス
テム。 (4)上記(3)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換するシステムにおいて、前記第2の手段
が、前記負のアクティブ論理パルスの後縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを正の値にセットす
る手段と、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け
取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正の値に
ホールドする手段と、を有することを特徴とする論理パ
ルスをスタティック論理レベルに変換するシステム。 (5)上記(4)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換するシステムにおいて、前記第2の手段
が、前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを正の値にセットす
る手段と、前記正のアクティブ論理パルスの後縁を受け
取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正の値に
ホールドする手段と、をさらに有することを特徴とする
論理パルスをスタティック論理レベルに変換するシステ
ム。 (6)論理パルスをスタティック論理レベルに変換する
方法において、正のアクティブ論理パルスおよび負のア
クティブ論理パルスを同時に受け取るステップと、前記
正のアクティブ論理パルスを受け取ったとき正のスタテ
ィック論理レベルを、前記負のアクティブ論理パルスを
受け取ったとき負のスタティック論理レベルを出力する
ステップと、前記正のアクティブ論理パルスおよび前記
負のアクティブ論理パルスの両方を受け取ったとき、前
記正のスタティック論理レベルまたは負のスタティック
論理レベルを供給するステップと、を含むことを特徴と
する論理パルスをスタティック論理レベルに変換する方
法。 (7)上記(6)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換する方法において、前記出力するステップ
が、前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取った
き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
ステップと、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受
け取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正の値
にホールドするステップと、を含むことを特徴とする論
理パルスをスタティック論理レベルに変換する方法。 (8)上記(7)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換する方法において、前記出力するステップ
が、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを基準値にリセット
するステップと、前記正のアクティブ論理パルスの前縁
を受け取るまで、前記スタティック論理レベルを前記基
準値にホールドするステップと、をさらに含むことを特
徴とする論理パルスをスタティック論理レベルに変換す
る方法。 (9)上記(8)記載の論理パルスをスタティック論理
レベルに変換する方法において、前記供給するステップ
が、前記負のアクティブ論理パルスの後縁を受け取った
とき、前記スタティック論理レベルを正の値にセットす
るステップと、前記負のアクティブ論理パルスの前縁を
受け取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正の
値にホールドするステップと、を含むことを特徴とする
論理パルスをスタティック論理レベルに変換する方法。 (10)上記(9)記載の論理パルスをスタティック論
理レベルに変換する方法において、前記供給するステッ
プが、前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取っ
たとき、前記スタティック論理レベルを正の値にセット
するステップと、前記正のアクティブ論理パルスの後縁
を受け取るまで、前記スタティック論理レベルを前記正
の値にホールドするステップと、さらに含むことを特徴
とする論理パルスをスタティック論理レベルに変換する
方法。
【0043】
【発明の効果】本発明の実施により、正のアクティブ信
号および負のアクティブ信号の両方が入力できる、ダイ
ナミック論理信号をスタティック論理信号に変換するパ
ルス・キャッチ回路を提供できる。
【0044】さらに、両方の入力信号がアクティブ状態
にあるかどうかにかかわらず、常に無矛盾の出力を供給
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】負のアクティブ信号が支配的なパルス・キャッ
チャ回路の略図である。
【図2】正のアクティブ信号が支配的なパルス・キャッ
チャ回路の略図である。
【図3】両方の入力が同時に非アクティブでないとき
(オーバラップしない)、図1および図2の回路の波形
を示すタイミング図である。
【図4】両方の入力がアクティブのとき(オーバラップ
状態)、図1および図2の回路の波形のタイミング図で
ある。
【図5】トランジスタ値の種々の比に対しアクティブに
なる支配的な入力に反応する図1のパルス・キャッチャ
回路のシミュレーションを示す図表である。
【図6】種々のトランジスタ値でアクティブになる支配
的な入力に反応する図2のパルス・キャッチャ回路のシ
ミュレーション図表である。
【符号の説明】
0,1,3,5,7,9,11 入力ノード 30,130 入力回路 40,140 出力回路 50,150 フィードバック回路 3242,52,54,82,84,86,90 P型
トランジスタ 34,36,44,56,80,88,92,94 N
型トランジスタ 70,71,170,171 出力ノード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】論理パルスをスタティック論理レベルに変
    換するシステムにおいて、 正のアクティブ論理パルスおよび負のアクティブ論理パ
    ルスを同時に受け取る手段と、 前記正のアクティブ論理パルスを受け取ったとき正のス
    タティック論理レベルを、前記負のアクティブ論理パル
    スを受け取ったとき負のスタティック論理レベルを出力
    する第1の手段と、 前記正のアクティブ論理パルスおよび前記負のアクティ
    ブ論理パルスの両方を受け取ったとき、前記正のスタテ
    ィック論理レベルまたは前記負のスタティック論理レベ
    ルを出力する第2の手段と、を備えることを特徴とする
    論理パルスをスタティック論理レベルに変換するシステ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換するシステムにおいて、前記第1の手
    段が、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
    手段と、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    る手段と、を有することを特徴とする論理パルスをスタ
    ティック論理レベルに変換するシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換するシステムにおいて、前記第1の手
    段が、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを基準値にリセットす
    る手段と、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記基準値にホールドす
    る手段と、をさらに有することを特徴とする論理パルス
    をスタティック論理レベルに変換するシステム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換するシステムにおいて、前記第2の手
    段が、 前記負のアクティブ論理パルスの後縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
    手段と、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    る手段と、を有することを特徴とする論理パルスをスタ
    ティック論理レベルに変換するシステム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換するシステムにおいて、前記第2の手
    段が、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
    手段と、 前記正のアクティブ論理パルスの後縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    る手段と、をさらに有することを特徴とする論理パルス
    をスタティック論理レベルに変換するシステム。
  6. 【請求項6】論理パルスをスタティック論理レベルに変
    換する方法において、 正のアクティブ論理パルスおよび負のアクティブ論理パ
    ルスを同時に受け取るステップと、 前記正のアクティブ論理パルスを受け取ったとき正のス
    タティック論理レベルを、前記負のアクティブ論理パル
    スを受け取ったとき負のスタティック論理レベルを出力
    するステップと、 前記正のアクティブ論理パルスおよび前記負のアクティ
    ブ論理パルスの両方を受け取ったとき、前記正のスタテ
    ィック論理レベルまたは負のスタティック論理レベルを
    供給するステップと、を含むことを特徴とする論理パル
    スをスタティック論理レベルに変換する方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換する方法において、前記出力するステ
    ップが、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったき、
    前記スタティック論理レベルを正の値にセットするステ
    ップと、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    るステップと、を含むことを特徴とする論理パルスをス
    タティック論理レベルに変換する方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換する方法において、前記出力するステ
    ップが、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを基準値にリセットす
    るステップと、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記基準値にホールドす
    るステップと、をさらに含むことを特徴とする論理パル
    スをスタティック論理レベルに変換する方法。
  9. 【請求項9】請求項8記載の論理パルスをスタティック
    論理レベルに変換する方法において、前記供給するステ
    ップが、 前記負のアクティブ論理パルスの後縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
    ステップと、 前記負のアクティブ論理パルスの前縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    るステップと、を含むことを特徴とする論理パルスをス
    タティック論理レベルに変換する方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の論理パルスをスタティッ
    ク論理レベルに変換する方法において、前記供給するス
    テップが、 前記正のアクティブ論理パルスの前縁を受け取ったと
    き、前記スタティック論理レベルを正の値にセットする
    ステップと、 前記正のアクティブ論理パルスの後縁を受け取るまで、
    前記スタティック論理レベルを前記正の値にホールドす
    るステップと、さらに含むことを特徴とする論理パルス
    をスタティック論理レベルに変換する方法。
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