JPH0863337A - 数値比較選択回路 - Google Patents

数値比較選択回路

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JPH0863337A
JPH0863337A JP19965094A JP19965094A JPH0863337A JP H0863337 A JPH0863337 A JP H0863337A JP 19965094 A JP19965094 A JP 19965094A JP 19965094 A JP19965094 A JP 19965094A JP H0863337 A JPH0863337 A JP H0863337A
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selection
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JP19965094A
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Takeshi Inoue
武志 井上
Tadashi Nakamura
正 中村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は入力値の数が増加しても極力小規模
で、かつ高速に比較選択動作を行うことができるを目的
とする。 【構成】複数の入力値の中から最大値及び最小値の何れ
かを比較選択によって検出する数値比較選択回路におい
て、比較手段100によって、複数の入力値A〜Dの
内、2者の大小関係を求める比較を全ての組み合わせで
行い、その組み合わせ数に対応した数の比較結果を出力
し、複数の入力値A〜Dの各々を示す選択信号A〜Dを
出力する第1変換手段23で、比較結果から、他の全て
の入力値(例えばA〜C)よりも大か小かの何れかであ
る入力値Dを検出し、この検出された入力値Dに対応す
る選択信号Dを他の選択信号と異なるレベルに変化させ
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3種類以上の数値の中か
ら最大値又は最小値のものを検出する数値比較選択回路
に関する。
【0002】この数値比較選択回路は、情報伝達におけ
る誤り訂正の最尤復号や、符号間干渉等化の最尤判定を
行う際に有力であるビタビアルゴリズムを実現するため
の構成要素の内、ACS(Add Compare Select)部や最小
メトリックノード検出部に用いられ、高符号化率(R=
1/2以上)畳み込み符号等、状態遷移するパスが3本
以上の時やノード数が3ステート以上の時に効果を発揮
するものである。
【0003】近年、符号理論と変復調技術を融合した符
号化変調方式が、無線通信分野でも実用化されている。
この中で高符号化率畳み込み符号/ビタビ復号を取り入
れた方式が符号化利得の面で有利とされており、高効率
で高信頼な伝送のためには復号器の高速動作が必須であ
る。
【0004】これに対して直交パーシャルレスポンス方
式も検討されており、前記等化器の高速動作も必須であ
る。またその他の3種類以上の数値比較選択全般におい
て高速動作を可能とする数値比較選択回路が要望されて
いる。
【0005】
【従来の技術】図10に従来例による数値比較選択回路
を示し、その説明を行う。この図に示す数値比較選択回
路は、4種類の入力値A,B,C,Dをトーナメントで
比較することによって、その最大値又は最小値のものを
選択し、これを選択値として出力する回路であり、比較
器1,2,3と、選択器4,5,6,7とを具備して構
成されている。但し、入力値のAは、例えば「150」
といった数値を示すものであり、他のC〜Dも各々それ
とは異なる数値を示すものである。ここではAが「15
0」、Bが「160」、Cが「170」、Dが「18
0」を示すものであるとする。
【0006】また選択ノードデータ(LSB)及び(M
SB)は、入力値A〜Dの各々が図示せぬどの系から送
られてきたものであるかを示すものである。例えば入力
値Aは「00」で示される系から送られてきたものであ
り、入力値Bは「01」で示される系、入力値Cは「1
0」で示される系、入力値Dは「11」で示される系か
ら送られてきたものであるとする。
【0007】最初に、数値比較選択回路が最大値を選択
する場合を説明する。この場合、各比較器1〜3は、そ
の入力端I1及びI2に入力される数値を比較し、「I
1への入力値>I2への入力値」の際に出力端O1から
「L」レベルを出力し、「I1への入力値≦I2への入
力値」の際に「H」レベルを出力する。
【0008】各選択器4〜7は、その選択端S1に
「L」レベルが供給された場合に、入力端I3に入力さ
れる数値を選択して出力端O2から出力し、「H」レベ
ルが供給された場合に、入力端I4に入力される数値を
選択して出力する。
【0009】比較器1において、入力値AとBとが比較
され、この結果A≦Bであったとすると「H」レベルが
出力される。この「H」レベルは選択器4の選択端S1
及び選択器6の入力端I3に供給される。
【0010】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器4は、入力端I4に供給される入力値Bを選択して
比較器3の入力端I1及び選択器7の入力端I3へ出力
する。
【0011】一方、比較器2において、入力値CとDと
が比較され、この結果C≦Dであったとすると「H」レ
ベルが出力される。この「H」レベルは選択器5の選択
端S1及び選択器6の入力端I4に供給される。
【0012】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器5は、入力端I4に供給される入力値Dを選択して
比較器3の入力端I2及び選択器7の入力端I4へ出力
する。
【0013】これによって、比較器3において、入力値
BとDとが比較され、この結果B≦Dであったとすると
「H」レベルが出力される。この「H」レベルは選択器
6及び7の選択端S1に供給されると共に、MSBの選
択ノードデータとして出力される。
【0014】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器6は、入力端I4に供給される「H」レベルをLS
Bの選択ノードデータとして出力し、また選択器7は入
力値Dを選択し、この選択されたDを最終的に得られる
選択値として出力する。
【0015】この結果、入力値A〜Dの内、最大値のも
のがDであり、またそのDは2桁の選択ノードデータ
「HH」、即ち「11」の系から送られてきたものであ
ることが判断できる。
【0016】次に、数値比較選択回路が最小値を選択す
る場合を説明する。この場合、各比較器1〜3は、その
入力端I1及びI2に入力される数値を比較し、前述し
た最大値選択の場合と逆に、「I1への入力値>I2へ
の入力値」の際に出力端O1から「H」レベルを出力
し、「I1への入力値≦I2への入力値」の際に「L」
レベルを出力する。各選択器4〜7は最大値選択の場合
と同様である。
【0017】比較器1において、入力値AとBとが比較
され、この結果A≦Bであったとすると「L」レベルが
出力され、選択器4の選択端S1及び選択器6の入力端
I3に供給される。
【0018】選択端S1に「L」レベルの供給された選
択器4は、入力端I3に供給される入力値Aを選択して
比較器3の入力端I1及び選択器7の入力端I3へ出力
する。
【0019】一方、比較器2において、入力値CとDと
が比較され、この結果C≦Dであったとすると「L」レ
ベルが出力され、選択器5の選択端S1及び選択器6の
入力端I4に供給される。
【0020】選択端S1に「L」レベルの供給された選
択器5は、入力端I3に供給される入力値Cを選択して
比較器3の入力端I2及び選択器7の入力端I4へ出力
する。
【0021】これによって、比較器3において、入力値
AとCとが比較され、この結果A≦Cであったとすると
「L」レベルが出力され、選択器6及び7の選択端S1
に供給されると共に、MSBの選択ノードデータとして
出力される。
【0022】選択端S1に「L」レベルの供給された選
択器6は、入力端I3に供給される「L」レベルをLS
Bの選択ノードデータとして出力し、また選択器7は入
力値Aを選択し、この選択されたAを最終的に得られる
選択値として出力する。
【0023】この結果、入力値A〜Dの内、最小値のも
のがAであり、またそのAは2桁の選択ノードデータ
「LL」、即ち「00」の系から送られてきたものであ
ることが判断できる。
【0024】次に、図11を参照して他の従来例である
数値比較選択回路の説明を行う。但し、この数値比較選
択回路は、プロセッサ等を用いた場合の回路構成であ
る。また、入力値A〜D、選択値、及び選択ノードデー
タ(LSB)及び(MSB)は上述の図10で説明した
ものと同様とする。
【0025】図11に示す数値比較選択回路は、最初に
2つの数値を比較し、この比較結果と次の数値を比較す
ることを繰り返して最終的に最大値又は最小値を求める
構成となっており、比較器9,10,11と、選択器1
2,13,14と、変換器15とを具備して構成されて
いる。最大値と最小値を求める場合の構成は、上述した
ように比較器の出力レベル条件を逆にすればよいので、
ここでは最大値を求める説明のみを行う。
【0026】この場合、各比較器9〜11は、その入力
端I1及びI2に入力される数値を比較し、「I1への
入力値>I2への入力値」の際に出力端O1から「L」
レベルを出力し、「I1への入力値≦I2への入力値」
の際に「H」レベルを出力する。
【0027】各選択器12〜14は、その選択端S1に
「L」レベルが供給された場合に、入力端I3に入力さ
れる数値を選択して出力端O2から出力し、「H」レベ
ルが供給された場合に、入力端I4に入力される数値を
選択して出力する。
【0028】また、変換器15は、その入力端I7,I
6,I5の順に、「HHH」が入力された場合、その出
力端O4,O3から「HH」、即ち選択ノードデータ
(MSB)及び(LSB)の順に「11」が出力され、
「LHH」が入力された場合、「10」が出力され、
「LLH」が入力された場合、「01」が出力され、
「LLL」が入力された場合、「00」が出力されるよ
うに機能する。
【0029】比較器9において、入力値AとBとが比較
され、この結果A≦Bであったとすると「H」レベルが
出力される。この「H」レベルは選択器12の選択端S
1及び変換器15の入力端I5に供給される。
【0030】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器4は、入力端I4に供給される入力値Bを選択して
比較器10の入力端I1及び選択器13の入力端I3へ
出力する。
【0031】比較器10において、入力値BとCとが比
較され、この結果がB≦Cであったとすると「H」レベ
ルが出力される。この「H」レベルは選択器13の選択
端S1及び変換器15の入力端I6に供給される。
【0032】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器13は、入力端I4に供給される入力値Cを選択し
て比較器11の入力端I1及び選択器14の入力端I3
へ出力する。
【0033】比較器11において、入力値CとDとが比
較され、この結果がC≦Dであったとすると「H」レベ
ルが出力される。この「H」レベルは選択器13の選択
端S1及び変換器15の入力端I7に供給される。
【0034】選択端S1に「H」レベルの供給された選
択器14は、入力端I4に供給される入力値Dを選択
し、この選択されたDを最終的に得られる選択値として
出力する。
【0035】また、変換器15の3つの入力端には全て
「H」レベルが供給されているので、その出力選択ノー
ドデータMSB及びLSBが「HH」、即ち「11」と
なる。
【0036】この結果、入力値A〜Dの内、最大値のも
のがDであり、またそのDは「11」の系から送られて
きたものであることが判断できる。ここで入力値の数N
(2以上)に対する比較選択の処理段数Pは、図10に
示した回路構成の場合、P=〔log2 N〕 ∵
〔x〕:x以上の最小の整数。
【0037】図11に示した回路構成の場合、P=N−
1。となる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した数
値比較選択回路においては、入力値が多くなるほどに比
較選択の処理段数が増加する。このため高速動作を行わ
せるためには対象となる入力値の数が増加するほど困難
となってしまう問題がある。
【0039】また、ディジタル回路の場合にはフリップ
フロップ等の遅延素子を間に挿入してパイプライン動作
を行わせることによってクロック周波数を高速にするこ
とは可能であるが、このフリップフロップにより規模が
増大する等の問題がある。更に用途によってはパイプラ
イン動作は不可能である。
【0040】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、入力値の数が増加しても極力小規模で、か
つ高速に比較選択動作を行うことができる数値比較選択
回路を提供することを目的としている。
【0041】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図中、100は比較手段であり、複数の入力値A
〜Dの内、2者の大小関係を求める比較を全ての組み合
わせで行い、その組み合わせ数に対応した数の比較結果
を出力するものである。
【0042】23は第1変換手段であり、複数の入力値
A〜Dの各々を示す選択信号A〜Dを出力するようにな
っており、比較手段100から出力される比較結果よ
り、他の全ての入力値(例えばA〜C)よりも大か小か
の何れかである入力値Dを検出し、この検出された入力
値Dに対応する選択信号Dを他の選択信号A〜Cと異な
るレベル(例えば「H」レベル)に変化させるものであ
る。
【0043】
【作用】上述した本発明の数値比較選択回路によって例
えば最大値が求められる場合、まず比較手段100によ
って、複数の入力値A〜Dの内、2者の大小関係を求め
る比較が全ての組み合わせで行われ、その比較結果が出
力される。例えば、入力値CとDの比較が行われ、この
結果、入力値Dが大きければ「H」レベルの比較結果が
出力される。他の入力値の組み合わせについても同様に
行われる。
【0044】次に、第1変換手段23によって、例えば
入力値Dが他の全ての入力値A〜Cよりも大きいことが
判定され場合、その入力値Dに対応する選択信号Dが
「H」レベルとされる。これは入力値Dと他の入力値A
〜Cとの比較結果のレベルが判定されることによって行
われる。
【0045】この結果、選択信号Dのみが「H」レベル
となっているので、そのことから入力値Dが最大値であ
ることが分かる。入力値が多くても比較手段は1段で済
むので高速に比較処理を行うことができる。
【0046】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例による数値比較
選択回路のブロック構成図である。
【0047】図2に示す数値比較選択回路は、4種類の
入力値A,B,C,Dを総当たりで比較することによっ
て、その最大値又は最小値のものを選択するものであ
り、比較器17,18,19,20,21,22と、変
換器23とを具備して構成されている。但し、入力値の
Aは、例えば「150」といった数値を示すものであ
り、他のC〜Dも各々それとは異なる数値を示すもので
ある。ここではAが「150」、Bが「160」、Cが
「170」、Dが「180」を示すものであるとする。
【0048】各比較器17〜22は、その入力端I1及
びI2に入力される数値を比較し、最大値のものを選択
する場合は、「I1への入力値>I2への入力値」の際
に出力端O1から「H」レベルを出力し、「I1への入
力値≦I2への入力値」の際に「L」レベルを出力する
ようになっている。
【0049】また最小値のものを選択する場合は、「I
1への入力値>I2への入力値」の際に「L」レベルを
出力し、「I1への入力値≦I2への入力値」の際に
「H」レベルを出力するようになる。ここで、≦と>と
を比較条件としているのは比較対象が等しいときに不定
とならないようにするためである。
【0050】比較器17の入力端I1には入力値AがI
2にはBが入力され、比較器18のI1にはAがI2に
はCが入力され、比較器19のI1にはAがI2にはD
が入力され、比較器20のI1にはBがI2にはCが入
力され、比較器21のI1にはBがI2にはDが入力さ
れ、比較器22のI1にはCがI2にはDが入力される
ようになっている。
【0051】変換器23は図3に示すように、アンド回
路25,26,27,28を有して構成されている。但
し、アンド回路26〜28の入力側に示す○印は反転入
力端を示す。
【0052】アンド回路25の各入力端j1,j2,j
3には、比較器17,18,19の出力レベルが供給さ
れるようになっている。即ち、入力値Aと他の各々の入
力値B,C,Dとの比較結果が供給されるようになって
いる。
【0053】アンド回路26の各入力端j1,j4,j
5には、比較器17,20,21の出力レベルが供給さ
れるようになっている。即ち、入力値Bと他の各々の入
力値A,C,Dとの比較結果が供給されるようになって
いる。
【0054】アンド回路27の各入力端j2,j4,j
6には、比較器18,20,22の出力レベルが供給さ
れるようになっている。即ち、入力値Cと他の各々の入
力値A,B,Dとの比較結果が供給されるようになって
いる。
【0055】アンド回路28の各入力端j3,j5,j
6には、比較器19,21,22の出力レベルが供給さ
れるようになっている。即ち、入力値Dと他の各々の入
力値A,B,Cとの比較結果が供給されるようになって
いる。
【0056】このような構成において、各入力値A〜D
の最大値を選択する場合の動作を説明する。各入力値A
〜Dが前述した数値の場合に、比較器17において、入
力値AとBとが比較され、この結果はA≦Bなので
「L」レベルが出力され、この「L」レベルが変換器2
3のアンド回路25と26の入力端j1に供給される。
【0057】比較器18において、入力値AとCとが比
較され、この結果はA≦Cなので「L」レベルが出力さ
れ、この「L」レベルがアンド回路25と27の入力端
j2に供給される。
【0058】比較器19において、入力値AとDとが比
較され、この結果はA≦Dなので「L」レベルが出力さ
れ、この「L」レベルがアンド回路25と28の入力端
j3に供給される。
【0059】比較器20において、入力値BとCとが比
較され、この結果はB≦Cなので「L」レベルが出力さ
れ、この「L」レベルがアンド回路26と27の入力端
j4に供給される。
【0060】比較器21において、入力値BとDとが比
較され、この結果はB≦Dなので「L」レベルが出力さ
れ、この「L」レベルがアンド回路26と28の入力端
j5に供給される。
【0061】比較器22において、入力値CとDとが比
較され、この結果はC≦Dなので「L」レベルが出力さ
れ、この「L」レベルがアンド回路27と28の入力端
j6に供給される。
【0062】以上の結果、アンド回路28から出力され
る選択信号Dのみが「H」レベルとなり、最大値がDで
あることが検出できる。次に、最小値を選択する場合の
動作を説明する。
【0063】各入力値A〜Dが前述した数値の場合に、
比較器17において、入力値AとBとが比較され、この
結果はA≦Bなので「H」レベルが出力され、アンド回
路25と26の入力端j1に供給される。
【0064】比較器18において、入力値AとCとが比
較され、この結果はA≦Cなので「H」レベルが出力さ
れ、この「H」レベルがアンド回路25と27の入力端
j2に供給される。
【0065】比較器19において、入力値AとDとが比
較され、この結果はA≦Dなので「H」レベルが出力さ
れ、この「H」レベルがアンド回路25と28の入力端
j3に供給される。
【0066】以上の結果より既に判断できるように、A
は他のB〜Dよりも小さい値であり、アンド回路25の
全ての入力端j1〜j3にその比較結果である「H」レ
ベルが供給されるので、選択信号Aが「H」レベルとな
る。一方、他のアンド回路26〜28には、その反転入
力端j1,j2,j3に「H」レベルが供給されるの
で、他の選択信号B〜Dは全て「L」レベルとなる。従
って、選択信号Aが最小値であることが検出できる。
【0067】つまり、上述した第1実施例構成において
は、最大値又は最小値の選択信号(例えばA)のみが
「H」レベルとなるように成されている。このような構
成にすることによって、比較選択処理を同時処理とする
ことができるので、規模はやや増大するものの処理遅延
は2種類の入力値を比較する場合とほぼ同等となる。
【0068】また入力値の数Nが大きくなると、必要と
なる比較器の数はN×(N−1)/2と2次関数で増大
するので、従来例で説明したトーナメント型の構成と第
1実施例の総当たり型の構成を組み合わせることによっ
て処理速度と回路規模の最適化を図ることが可能であ
る。
【0069】例えば、N=9で、選択の処理段数P=2
としたい場合に、3種類ずつの3組の入力値を第1実施
例方式を用いて、その出力にも3種類の第1実施例方式
で行うと、1組の3種総当たりに3×(3−1)/2よ
り比較器が3個必要であるから、合計12個の比較器で
構成可能となる。
【0070】これに対して、まずトーナメントで8種類
を4種に絞り、残りの1種と組み合わせた5種の総当た
りを行うと比較器が10個必要で、合計14個の比較器
が必要となり規模の点で不利となる。従って、NとPに
よって有利な方を選択する必要がある。
【0071】また、第1実施例の変換器23において
は、4つの選択信号A〜Dのうち1つが「H」レベルと
なる条件を満たせばよいので、3つの選択信号を同様に
生成して残りの1つはそのどれも「H」レベルでない理
論(ノア回路)を取る等、他の構成も考えられる。
【0072】次に、第2実施例の数値比較選択回路を、
図4を参照して説明する。但し、図4に示す第2実施例
において図2に示した第1実施例の各部に対応する部分
には同一符号を付し、をの説明を省略する。
【0073】図4に示す第2実施例が、第1実施例と異
なる点は、変換器30が各比較器17〜22の比較結果
に応じて選択ノードデータ(LSB)及び(MSB)を
出力するようにした点にある。
【0074】選択ノードデータ(LSB)及び(MS
B)は、入力値A〜Dの各々が図示せぬどの系から送ら
れてきたものであるかを示すものであり、ここでは入力
値Aが「00」で示される系から送られてきたものであ
り、入力値Bが「01」で示される系、入力値Cが「1
0」で示される系、入力値Dが「11」で示される系か
ら送られてきたものであるとする。
【0075】変換器23は図5に示すように、アンド回
路31,32,33,34と、オア回路35,36とを
有して構成されている。但し、○印は反転入力端又は反
転出力端を示す。
【0076】アンド回路31の各入力端j2,j3に、
比較器18,19の出力レベルが供給され、アンド回路
32の各入力端j4,j5に、比較器20,21の出力
レベルが供給され、アンド回路33の各入力端j1,j
3に、比較器17,19の出力レベルが供給され、アン
ド回路34の各入力端j6,j4に、比較器22,20
の出力レベルが供給されるようになっている。
【0077】また、アンド回路31と32の出力レベル
がオア回路35に供給され、アンド回路33と34の出
力レベルがオア回路36に供給されるようになってい
る。オア回路35からはMSBの選択ノードデータMが
出力され、オア回路36からはLSBの選択ノードデー
タLが出力されるようになっている。
【0078】このような構成において、各入力値A〜D
の最大値を選択する場合の動作を説明する。第1実施例
で説明したように、比較器17からは「L」レベルが出
力される。その「L」レベルは変換器30のアンド回路
33の入力端j1に供給される。
【0079】比較器18からは「L」レベルが出力され
る。その「L」レベルはアンド回路31の入力端j2に
供給される。比較器19からは「L」レベルが出力され
る。その「L」レベルはアンド回路31と33の入力端
j3に供給される。
【0080】比較器20からは「L」レベルが出力され
る。その「L」レベルはアンド回路32と34の入力端
j4に供給される。比較器21からは「L」レベルが出
力される。その「L」レベルはアンド回路32の入力端
j5に供給される。
【0081】比較器22からは「L」レベルが出力され
る。その「L」レベルはアンド回路34の入力端j6に
供給される。以上の結果、アンド回路34の出力レベル
のみが「L」レベル、他は「H」レベルとなるので、オ
ア回路35及び36の出力レベル共に「H」レベルとな
る。即ち、Mが「1」、Lが「1」となる。これを符号
37の表に当てはめると、入力値Dが最大値であること
が検出できる。
【0082】次に、最小値を選択する場合の動作を説明
する。この場合、全ての比較器17〜22から「H」レ
ベルが出力される。この結果、全てのアンド回路31〜
34の出力レベルが「L」レベルとなり、双方のオア回
路35,36の出力レベルが「L」レベルとなる。
【0083】即ち、Mが「0」、Lが「0」となる。こ
れを符号37の表に当てはめると、入力値Aが最小値で
あることが検出できる。また、変換器30の他の構成と
して、第1実施例構成における各選択信号A〜Dをエン
コーダで2進化することによって選択ノードデータを得
る等、が考えられる。以上説明した第2実施例において
も第1実施例同様の効果が得られる。
【0084】次に、第3実施例を図6を参照して説明す
る。但し、図6に示す第3実施例において図2に示した
第1実施例の各部に対応する部分には同一符号を付し、
をの説明を省略する。
【0085】図6に示す第3実施例が、第1実施例と異
なる点は、第1実施例構成に加え、最大値又は最小値で
ある入力値(A〜Dの何れか)を選択値として出力する
ようにした点にある。
【0086】即ち、各選択信号A〜Dが一端に入力さ
れ、入力値A〜Dが他端に入力されるアンド回路39,
40,41,42と、各アンド回路39〜42の出力値
が入力されることによって選択値を出力するオア回路4
3とを設けて構成した点にある。
【0087】各選択信号A〜Dはその内の1つだけが
「H」レベルとなるので、その「H」レベルが供給され
たアンド回路(例えば39)が入力値Aを通過させる。
この通過した入力値Aがオア回路43を介して選択値と
して出力される。但し、この場合、入力値A〜Dは2進
数であるとする。
【0088】選択値を得る回路としては、選択信号A〜
Dが負極性であればオア−アンド型のものが構成しやす
い。正極性であれば、アナログスイッチ回路等を用いて
アンド回路を構成し、ワイアードオア接続することでも
構成できる。
【0089】このような構成の第3実施例によれば、第
1実施例同様の効果が得れるほか、選択された入力値そ
のものを検出することもできる。次に、第4実施例を図
7を参照して説明する。但し、図7に示す第4実施例に
おいて図4に示した第2実施例の各部に対応する部分に
は同一符号を付し、をの説明を省略する。
【0090】図7に示す第4実施例が、第2実施例と異
なる点は、第2実施例構成に加え、最大値又は最小値で
ある入力値(A〜Dの何れか)を、選択ノードデータM
及びLに応じて選択値として出力する選択器45を設け
た点にある。
【0091】選択器45は、選択ノードデータM,Lが
「00」であれば入力値Aを選択値として出力し、「0
1」であれば入力値Bを、「10」であれば入力値C
を、「11」であれば入力値Dを出力するようになって
いる。但し、この場合、入力値A〜Dは2進数であると
する。
【0092】このような構成の第4実施例によれば、第
2実施例同様の効果が得れるほか、選択された入力値そ
のものを検出することもできる。次に、第5実施例を図
8を参照して説明する。但し、図8に示す第5実施例に
おいて図2に示した第1実施例の各部に対応する部分に
は同一符号を付し、をの説明を省略する。
【0093】図8に示す第5実施例が、第1実施例と異
なる点は、第1実施例構成に加え、最大値又は最小値で
ある入力値(A〜Dの何れか)を選択値として出力する
ようにした点にある。
【0094】その選択値を得るためにアンド回路47,
48,49,50と、オア回路51とを設けた。各アン
ド回路47〜50は、図3に示したと同様に各比較器1
7〜22の出力レベルが供給される3入力タイプのアン
ド回路25〜28に、各入力値A〜Dが供給されるよう
に入力端を追加した4入力タイプのものである。
【0095】即ち、アンド回路47〜50は、各選択信
号A〜Dの1つだけを「H」レベルとする各比較器17
〜22の出力レベルに応じて、入力値A〜Dを通過させ
るものである。
【0096】例えば、選択信号Aを「H」レベルとする
比較器17〜22の出力レベルが各アンド回路47〜5
0に供給されると、アンド回路47のみが入力値を通過
させる状態となり、これによって通過した入力値Aがオ
ア回路51を介して選択値として出力される。
【0097】このような構成の第5実施例によれば、第
1実施例同様の効果が得れるほか、選択された入力値そ
のものを検出することもできる。また、第3実施例でも
第1実施例効果以外に入力値を検出できるようにした
が、第5実施例では第3実施例よりも論理段数が1段減
少されているので、その分、処理速度を速くすることが
できる。
【0098】次に、第6実施例を図9を参照して説明す
る。但し、図9に示す第6実施例において図4に示した
第2実施例及び図8に示した第5実施例の各部に対応す
る部分には同一符号を付し、をの説明を省略する。
【0099】図9に示す第6実施例は、図4に示した第
2実施例構成に、図8に示した第5実施例構成における
アンド回路47〜50及びオア回路51を追加して構成
したものである。
【0100】このような構成の第6実施例においては、
最大値又は最小値である入力値(A〜Dの何れか)をそ
のまま選択値として得ることができ、且つその選択値が
どの系から送られてきたかを示す選択ノードデータM,
Lを得ることができる。この効果は図7に示した第4実
施例構成と同じであるが、第4実施例構成よりも選択値
を得るための論理段数が1段減少されているので、その
分、処理速度を速くすることができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の数値比較
選択回路によれば、入力値の数が増加しても極力小規模
で、かつ高速に比較選択動作を行うことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図3】図2に示す変換器のブロック構成図である。
【図4】本発明の第2実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図5】図4に示す変換器のブロック構成図である。
【図6】本発明の第3実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図7】本発明の第4実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図8】本発明の第5実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図9】本発明の第6実施例による数値比較選択回路の
ブロック構成図である。
【図10】従来例による数値比較選択回路のブロック構
成図である。
【図11】他の従来例による数値比較選択回路のブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】
23 第1変換手段 100 比較手段 A〜D 入力値、及び入力値に対応する選択信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力値の中から最大値及び最小値
    の何れかを比較選択によって検出する数値比較選択回路
    において、 前記複数の入力値の内、2者の大小関係を求める比較を
    全ての組み合わせで行い、その組み合わせ数に対応した
    数の比較結果を出力する比較手段と、 前記複数の入力値の各々を示す選択信号を出力するよう
    になっており、前記比較結果から、他の全ての入力値よ
    りも大か小かの何れかである入力値を検出し、この検出
    された入力値に対応する選択信号を他の選択信号と異な
    るレベルに変化させる第1変換手段とを具備したことを
    特徴とする数値比較選択回路。
  2. 【請求項2】 複数の入力値の中から最大値及び最小値
    の何れかを比較選択によって検出する数値比較選択回路
    において、 前記複数の入力値の内、2者の大小関係を求める比較を
    全ての組み合わせで行い、その組み合わせ数に対応した
    数の比較結果を出力する比較手段と、 前記比較結果から、他の全ての入力値よりも大か小かの
    何れかである入力値を検出し、この検出された入力値を
    示す符号を出力する第2変換手段とを具備したことを特
    徴とする数値比較選択回路。
  3. 【請求項3】 前記第1変換手段から出力される前記複
    数の入力値の各々を示す選択信号の内、他と異なるレベ
    ルの選択信号に対応する入力値を選択する第1選択手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の数値比較選択
    回路。
  4. 【請求項4】 前記複数の入力値の中から、前記第2変
    換手段から出力される符号に対応する入力値を選択する
    第1選択手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    数値比較選択回路。
  5. 【請求項5】 前記比較手段から出力される比較結果の
    内、前記選択信号を他と異なるレベルに変化させる比較
    結果に応じて、前記複数の入力値の中から他と異なるレ
    ベルの選択信号に対応する入力値を選択する第3選択手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の数値比較選
    択回路。
  6. 【請求項6】 前記比較手段から出力される比較結果の
    内、前記第2変換手段から出力される符号を得るための
    比較結果に応じて、前記複数の入力値の中から該符号に
    対応する入力値を選択する第4選択手段を設けたことを
    特徴とする請求項2記載の数値比較選択回路。
JP19965094A 1994-08-24 1994-08-24 数値比較選択回路 Withdrawn JPH0863337A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6343105B1 (en) 1997-06-10 2002-01-29 Nec Corporation Viterbi decoder
JP2010256175A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Sharp Corp 半導体集積回路装置の、検査装置および検査方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6343105B1 (en) 1997-06-10 2002-01-29 Nec Corporation Viterbi decoder
JP2010256175A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Sharp Corp 半導体集積回路装置の、検査装置および検査方法

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