JPH0863309A - 共用印刷装置 - Google Patents

共用印刷装置

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Publication number
JPH0863309A
JPH0863309A JP6199648A JP19964894A JPH0863309A JP H0863309 A JPH0863309 A JP H0863309A JP 6199648 A JP6199648 A JP 6199648A JP 19964894 A JP19964894 A JP 19964894A JP H0863309 A JPH0863309 A JP H0863309A
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JP
Japan
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unit
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Application number
JP6199648A
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English (en)
Inventor
Keiji Ishiguro
敬二 石黒
Yoshio Mori
好男 森
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 解析言語の誤りによる無駄な印刷を防止し、
共用印刷装置の有効利用及び省資源化を図ることであ
る。 【構成】 ネットワーク1を介して接続された端末から
の文字、図形等の印刷データを含む印刷リクエストは、
通信制御部8により受信され、スプール制御部2により
記憶手段に格納される。言語認識部3は、印刷リクエス
ト内の言語識別子を認識し、言語解析部4は該言語識別
子に対応する印刷言語で該印刷データをラスタデータに
展開し、ビットマップメモリに格納する。印刷制御部5
はこのラスタデータに基づき印刷処理する。異常検出部
6は、言語解析部4による処理中に発生した異常コマン
ド数や白紙ページ数が所定のしきい値に達した場合に、
印刷処理を中断せしめ、これを異常情報送受信部7を介
して端末に通知し、その指示を待って処理の中止又は再
開を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末がネットワ
ークを介して接続され、該端末からの印刷リクエストに
応じて印刷処理を集中的に行うようにした共用印刷装置
に関する。
【0002】近年、LAN(Local Area N
etwork)等のネットワークが普及しつつあり、複
数のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワ
ードプロセッサ等の端末をネットワークに接続すること
により、相互間通信、ファイルの共用、印刷装置の共用
等が可能となっている。
【0003】また、ネットワークに接続される端末とし
ては、単一メーカーの単一機種のみが接続される構成よ
りも、複数メーカーの複数機種が接続されるケースが多
くなってきており、この傾向はネットワークの広域化に
伴って、さらに顕著になるものと考えられる。
【0004】このような傾向の中、共用印刷装置におい
ても、複数の異なる印刷言語をサポートしているが、端
末からの印刷言語の誤った指定等により、共用印刷装置
が占有され、あるいは無駄な印刷がなされることが多
く、装置の有効稼働や省資源化の観点から改善が要望さ
れている。
【0005】
【従来の技術】図12は、一般的なネットワークの概略
を示す図である。同図において、11は端末としてのパ
ーソナルコンピュータ、ワークステーション等(以下、
パソコンという)であり、12は共用印刷装置であり、
これらはネットワーク13を介して相互に接続されてい
る。
【0006】共用印刷装置12は、各パソコン11から
の印刷リクエストに応じて集中的に印刷処理を行う装置
である。各パソコン11においては、図13に示すよう
に、それぞれアプリケーション(プログラム)が動作し
ており、利用者はそのアプリケーションを起動して、文
書作成や表計算等の作業を行う。そして、必要に応じて
それらの結果を印刷するため、共用印刷装置にアクセス
するが、それぞれのアプリケーションが採用しているデ
ータ形式(以下、これを印刷言語又はプリンタ言語とい
う)は異なっているのが一般的であり、従って、共用印
刷装置は、これらの各種の印刷言語をサポートしてい
る。
【0007】共用印刷装置12の機能構成を図14に示
す。共用印刷装置12は、通信制御部14、スプール制
御部15、言語認識部16、言語解析部17、及び印刷
制御部18を備えて構成されている。
【0008】パソコン11からの印刷リクエストには、
当該パソコンが採用している印刷言語の種別を示す言語
識別子、及び文字や図形等の印刷データが含まれてお
り、通信制御部14はこの印刷リクエストを受信する。
言語識別子は、パソコン−共用印刷装置の間で共通に認
識できるように特定の意味付けがなされた記号、アドレ
ス又はスプールキューのID等からなる。
【0009】スプール制御部15は、データの保証等の
ため、印刷リクエストに含まれる印刷データの二次記憶
装置に対する格納・保存等を制御し、言語認識部16
は、印刷リクエストに含まれている言語識別子から対応
する印刷言語を認識する。
【0010】言語解析部17は、各種の印刷言語(言語
A〜C)をサポートしており、言語認識部16により認
識された印刷言語により、二次記憶装置に格納・保存さ
れた印刷データをラスタデータに展開し、ビットマップ
メモリに格納する。
【0011】印刷制御部18は、ビットマップメモリ内
のラスタデータに基づき印刷処理を実施する。なお、言
語認識部16による印刷言語の認識方式としては、言語
識別子による方式以外に、印刷データの内容から印刷言
語を自動識別する方式もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷言語を
言語識別子により認識する方式においては、パソコンの
利用者がしばしば言語識別子を誤って指定することがあ
る。また、印刷言語を印刷データの内容から自動認識す
る方式においては、印刷言語の機能向上等による言語体
系の複雑高度化により、誤った認識をする場合がある。
【0013】印刷データをそれに対応しない誤った印刷
言語で解析すると、無用の印刷物を生産することとな
り、共用印刷装置の有効利用が阻害されるとともに、省
資源化や環境保全等の要請にも反するという問題があ
る。
【0014】例えば、誤った印刷言語による解析によ
り、多量の改ページコードと判断されると、白紙ページ
が大量に印刷されることになる。特に、共用印刷装置に
専属のオペレータが存在しない場合や、共用印刷装置が
中/高速処理(例えば、毎分20〜40枚)が可能な場
合に非常に深刻な問題である。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、解析言語の誤りに
よる無駄な印刷を防止し、共用印刷装置の有効利用及び
省資源化を図ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1に示す本発明の原理
構成図を参照して説明する。本発明による共用印刷装置
は、ネットワーク1を介して接続された端末からの印刷
リクエストに含まれる印刷データを記憶手段に格納する
スプール制御部2と、該印刷データに対応する印刷言語
を認識する言語認識部3と、複数の印刷言語を処理する
機能を有し、言語認識部3からの認識結果に対応した印
刷言語を用いて該印刷データをラスタデータとしてビッ
トマップメモリに展開する言語解析部4と、該ビットマ
ップメモリに展開されたラスタデータを印刷する印刷制
御部5とを備えている。
【0017】さらに、言語解析部4により解析中に生じ
た異常コマンドの発生回数を計数して異常コマンドカウ
ンタに設定するとともに、異常コマンドの発生回数がし
きい値テーブルに予め設定された異常コマンドしきい値
に達した場合に、該印刷データについて解析に用いた印
刷言語が適正でないと判定し、印刷処理を中断せしめる
異常検出部6と、異常検出部6が異常と判定した場合
に、該印刷リクエストを発した端末に対して異常の発生
及び内容を送信するとともに、該端末からの指示(例え
ば、処理の「正常」、「異常」等)を受信する異常情報
送受信制御部7を備えている。なお、8は端末と所定の
プロトコルに従って通信するための通信制御部である。
【0018】また、異常検出部6は、上記異常コマンド
の発生数による異常の判定とは別に、又はこれと併用す
るかたちで、以下のような異常判定を採用することがで
きる。
【0019】即ち、該ビットマップメモリに展開された
ラスタデータから白紙ページ数を計数する白紙カウンタ
を設けて、白紙カウンタ値がしきい値テーブルに予め設
定された白紙しきい値に達した場合に、該印刷データに
ついて解析に用いた印刷言語が適正でないと判定する。
【0020】この場合に、1ページについてのビットマ
ップメモリの画像部分の全体に対する割合を計数して濃
度カウンタに設定する濃度検出部を設けて、濃度カウン
タ値がしきい値テーブルに予め設定された白紙濃度しき
い値に達しない場合に白紙と判定するようにすることが
できる。
【0021】さらに、該ビットマップメモリに展開され
たラスタデータから全ページ数を計数するページカウン
タを設けて、1印刷リクエストについてのページカウン
タ値がしきい値テーブルに予め設定されたページしきい
値に達した場合に異常と判定する。
【0022】
【作用】本発明の共用印刷装置によれば、端末からの印
刷リクエストに含まれる印刷データについて、これの解
析に用いた印刷言語が適正か否かを前記所定の方式によ
り判定して印刷処理を中断せしめる異常検出部6を備え
ているから、端末からの言語識別子の指定に誤りがあ
り、あるいは印刷言語を誤って認識した場合であって
も、無用の印刷物の大量印刷を防止することができる。
【0023】従って、かかる印刷処理により他の印刷処
理が阻害されることが少なくなり、共用印刷装置の有効
利用を図ることができるとともに、廃棄物も少なくなる
から、省資源化や環境保全を図ることができる。さらに
印刷共用装置に専属オペレータを配置する必要もなくな
り、合理化が図れる。
【0024】また、異常の発生及び内容を端末に通知し
て、端末からの指示を待って印刷処理の中止又は再開を
行うことができるから、異常判定部6による判定結果に
万一誤りがあったとしても問題は生じない。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、本発明が適用された共用印刷装置のハー
ドウエア構成を示す図である。
【0026】同図において、LANコントローラ21は
イーサネット等のLANの通信制御を行うコントローラ
であり、ネットワーク1を介して端末としてのパソコン
9に接続されている。RAM22は印刷データの受信バ
ッファやビットマップメモリ等に使用するランダムアク
セスメモリであり、ROM23は共用印刷装置が実行す
べきソフトウエア(プログラム)が格納されるリードオ
ンリーメモリである。ハードディスク24は印刷データ
をスプールするための二次記憶装置として使用されるも
のであり、ディスクコントローラ25により制御され
る。
【0027】メカコントローラ26は印刷機構部27を
制御するコントローラであり、描画LSI28は印刷言
語で記述されている文字、図形等の印刷データからラス
タデータ(ビットデータ)に変換するためのビット処理
を高速に行うものである。
【0028】各手段21、22、23、25、26、2
8は、MPU29に接続されており、MPU29がRO
M23に格納されたプログラムを適宜に実行することに
より、図1に示した各部の機能及びその他の機能が実現
される。また、装置パネル30には各種の入力ボタン等
が設けられており、オペパネ制御31を介してMPU2
9に接続されている。
【0029】図3は、図1に示した異常検出部6の詳細
を示す図である。異常検出部6は、異常検出主制御部3
2及び濃度検出部33を有しており、さらに、しきい値
テーブル34、検出手段フラグ(テーブル)35、処理
手段フラグ(テーブル)36、スプール処理フラグ(テ
ーブル)37を有している。また、白紙カウンタ38、
ページカウンタ39、異常コマンドカウンタ40、濃度
カウンタ41を有している。
【0030】しきい値テーブル34は、図4(a)に示
されるように、白紙濃度しきい値、白紙しきい値、ペー
ジしきい値、及び異常コマンドしきい値が予め設定され
るテーブルである。白紙濃度しきい値は、1ページにつ
いての全ビット数に対する画像ビット(余白でない色付
けされたビット)数の割合の基準値を示すものであり、
この値を下回るものについては、これを白紙ページと判
断するためのものである。
【0031】白紙しきい値は、1印刷リクエスト内で出
力される白紙ページの最大値を示し、この値を越える場
合は、処理に何らかの異常が発生していると判断するた
めに使用される。ページしきい値は、1印刷リクエスト
で印刷される全ページ数の最大値を示し、この値を越え
る場合は、処理に何らかの異常が発生していると判断す
るために使用される。
【0032】異常コマンドしきい値は、言語解析部4で
処理中に発生した異常コマンド(解析に使用している印
刷言語の言語体系に含まれないコマンド)の数の最大値
を示し、この値を越える場合は、処理に何らかの異常が
発生していると判断するために使用される。
【0033】検出手段フラグ35は、異常発生の判定の
方式を選択するためのものであり、この実施例では、図
4(b)に示されるように、濃度判定、白紙判定、ペー
ジ判定、コマンド異常判定の4種類である。それぞれ
「オン」の時には該当する判定を行い、「オフ」の場合
には該当する判定を行わない。
【0034】濃度判定は、白紙判定を行う際に、1ペー
ジについての画像の割合が前記白紙濃度しきい値よりも
小さい場合に白紙と判定する処理であり、白紙判定は、
白紙ページ数が前記白紙しきい値を越えた場合に異常と
判定する処理である。
【0035】ページ判定は、1印刷リクエストについて
の全ページ数が前記ページしきい値を越えた場合に異常
と判定する処理であり、コマンド異常判定は、言語解析
部4による解析中に発生した異常コマンドの発生回数が
前記異常コマンドしきい値を越えた場合に異常と判定す
る処理である。
【0036】処理手段フラグ36は、異常発生と判定し
た場合の後処理(異常処理)の方式を選択するためのも
のであり、この実施例では、図5(a)に示されるよう
に、検出後自動削除、保留通知、確認応答の3種類であ
る。その内容については後述する。
【0037】スプール処理フラグ37は、図5(b)に
示されるように、これが「オン」のときには、印刷処理
中ではなく、印刷処理を行う前(印刷待機中)に異常の
判定を行う。
【0038】白紙カウンタ38は、白紙ページ数を計数
するカウンタであり、白紙ページと判定された場合に加
算される。ページカウンタ39は、ページ数を計数する
カウンタである。異常コマンドカウンタ40は、異常コ
マンドが発生た場合に加算される。濃度カウンタ41
は、濃度検出部33が検出した濃度を設定する。
【0039】以下、図7〜図11に示すフローチャート
を参照して、図1に示した各部の処理を具体的に説明す
る。図7は、通信制御部8及びスプール制御部2の処理
を示している。ネットワーク1に接続されたパソコン
(端末)9から印刷リクエスト(印刷依頼)が出される
(ST1−1)。印刷リクエストのデータ形式は、図5
(c)に示されるように、通信ヘッダ、印刷言語(プリ
ンタ言語)識別子、文字、図形等の印刷データから構成
されている。
【0040】パソコン9からの印刷リクエストは、通信
制御部8によりその通信ヘッダが識別され、通信制御部
8は所定の受信処理を行う(ST1−2)。次いで、ス
プール制御部2は、印刷ジョブ情報と印刷データをハー
ドディスク24に順番に格納する(ST1−3)。な
お、印刷ジョブ情報は、図6にその一例が示されている
ように、依頼ホスト名、依頼ユーザ名、印刷ジョブ番
号、印刷ファイル名、印刷属性等からなる情報である。
【0041】スプール制御部2は、印刷データの格納
(スプール)が終了したならば、受信完了を通信制御部
8に通知し(ST1−4)、通信制御部8は依頼元のパ
ソコン9に受信完了を送信する(ST1−5)。
【0042】図8は、言語認識部3、言語解析部4、印
刷制御部5の処理を示している。言語認識部3は、スプ
ール済のデータがあるか否かを検出し(ST2−1)、
スプール済のデータがある場合には、その言語識別子か
ら印刷言語を判定し、言語解析部4にデータを渡す(S
T2−2)。
【0043】言語解析部4は、言語認識部3により認識
された印刷言語を用いて、該印刷データを解析し、ラス
タデータに展開してビットマップメモリ42に格納する
(ST2−3)。この処理の途中で、異常コマンドが発
生した場合には、その旨を異常検出部6に通知する。
【0044】その後、スプール処理フラグ37が判断さ
れ(ST2−4)、スプール処理フラグ37が「オフ」
の場合には、ビットマップメモリ42に展開されたラス
タデータは、印刷制御部5により印刷処理される(ST
2−5)。スプール処理フラグ37が「オン」の場合に
は、印刷処理は保留される。
【0045】次いで、言語解析部4により全ての印刷デ
ータの解析処理が終了したか否かが判断され(ST2−
6)、終了していない場合には、言語解析部4による処
理が続行される。
【0046】図9は、異常検出部6による異常検出カウ
ント処理を示している。この処理は、言語解析部4によ
る処理と平行して行われる。言語解析部4からコマンド
異常の通知があった場合には(ST3−1)、異常コマ
ンドカウンタ40を1プラスする(ST3−2)。コマ
ンド異常の通知がなかった場合には、1ページの処理が
終了するのを待って(ST3−3)、白紙ページか否か
を判定し(ST3−4)、白紙ページの場合には、白紙
カウンタ38を1プラスする。
【0047】次いで、濃度判定が「オン」か否かを判定
し(ST3−6)、「オン」の場合には、ラスタデータ
(ビットマップデータ)から濃度検出部33が濃度を算
出し、その結果を濃度カウンタ41にセットする(ST
3−7)。その後、ページカウンタ39を1プラスして
(ST3−8)、これらの処理を繰り返す。
【0048】図10は、異常検出部6による異常判定処
理を示している。この処理は、言語解析部4による処理
と平行して行われる。即ち、1ページの処理の終了を待
って(ST4−1)、白紙判定が「オン」か否かを判定
し(ST4−2)、「オン」の場合には、白紙カウンタ
38が白紙しきい値より大きいか否かを判定し(ST4
−3)、大きい場合には後述する異常処理を行う。
【0049】次いで、ページ判定が「オン」か否かを判
定し(ST4−4)、「オン」の場合にはページカウン
タ39がページしきい値よりも大きいか否かを判定し
(ST4−5)、大きい場合には後述する異常処理を行
う。
【0050】さらに、コマンド異常判定が「オン」か否
かを判定し(ST4−6)、「オン」の場合には異常コ
マンドカウンタ40が異常コマンドしきい値よりも大き
いか否かを判定し(ST4−7)、大きい場合には後述
する異常処理を行う。
【0051】図11は、異常検出部6による異常処理、
即ち、異常判定処理(図10)により異常と判定された
場合の後処理を示している。異常発生と判定されると
(ST5−1)、検出後自動削除が「オン」か否かが判
定され(ST5−2)、「オン」の場合には、言語解析
部4に解析中の印刷ジョブの処理中断を指示し(ST5
−3)、スプール制御部2に通知して、異常のジョブを
キューから削除させ(ST5−4)、この処理を終了す
る。
【0052】検出後自動削除が「オフ」の場合には、保
留通知が「オン」か否かが判定され(ST5−5)、
「オン」の場合には、言語解析部4に解析中の印刷ジョ
ブの処理中断を指示し(ST5−6)、スプール制御部
2に通知して、異常のジョブを保留する(ST5−
7)。その後、異常送受信制御部7に通知し、依頼元の
パコソン9に対して異常発生の情報(異常が発生した旨
及びその内容等)を送信して(ST5−8)、この処理
を終了する。
【0053】保留通知が「オフ」の場合には、確認応答
が「オン」か否かが判定され(ST5−9)、「オン」
の場合には、異常送受信制御部7に通知し、依頼元のパ
ソコン9に対して、ジョブの印刷状態情報(白紙カウン
タ値38、ページカウンタ値39、異常コマンドカウン
タ値40、濃度カウンタ値41)を送信し(ST5−1
0)、パソコン9からの指示を待つ(ST5−11)。
【0054】パソコン9からの指示を判断し(ST5−
12)、「正常」の場合には、この処理を終了し、「異
常」の場合には、言語解析部4に解析中の印刷ジョブの
処理中断を指示し(ST5−13)、スプール制御部2
に通知して、異常のジョブをキューから削除して(ST
5−14)、この処理を終了する。
【0055】なお、スプール処理フラグ37が「オン」
の場合であって、異常検出部6により異常との判定がな
されることなく言語解析部4による処理が終了した場合
には、この時点で印刷制御部5による印刷処理が開始さ
れる。
【0056】本実施例によると、パソコン9からの印刷
リクエストに含まれる印刷データについて、これの解析
に用いた印刷言語が適正か否かを判定して印刷処理を中
断せしめる異常検出部6を備えているから、パソコン9
からの言語識別子の指定に誤りがあった場合であって
も、無用の印刷物の大量印刷を防止することができる。
【0057】従って、かかる印刷処理により他のパソコ
ン9からの依頼による印刷処理が待たされたり、処理が
できないということが少なくなり、共用印刷装置の有効
利用を図ることができる。また、無用の印刷物が少なく
なるから、廃棄物も少なくなり、省資源化や環境保全を
図ることができる。さらに印刷共用装置に専属オペレー
タを配置する必要もなくなり、合理化を図ることができ
る。
【0058】また、異常の発生及び内容を依頼元のパソ
コン9に通知して、パソコン9からの指示を待って印刷
処理の中止又は再開を行うようにしたから、異常判定部
6による判定結果に万一誤りがあったとしても心配には
及ばない。
【0059】そして、スプール処理フラグ37を「オ
ン」としておくことにより、異常があるか否かの判定が
済んでから印刷処理を行うことができるから、異常があ
る場合には全く印刷を行うことがなく、無駄な印刷を一
切行うことがない。
【0060】また、異常判定のために、白紙ページ数、
全ページ数、及び異常コマンド数を選択することができ
るから、柔軟性が高く、これらの組合せあるいは全てに
より異常の判定を行うことにより、精度がより高い判定
を行うことができる。
【0061】さらに、白紙ページの判定に濃度を採用し
たから、例えば、1ビットでも画像がある場合に白紙と
されないような不合理を無くすことができ、より現実的
な対応が可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、解析言語の誤りによる無駄な印刷を防止し、共用印
刷装置の有効利用及び省資源化を図ることができるよう
になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明実施例のハードウエア構成を示す図であ
る。
【図3】本発明実施例の異常検出部の詳細を示す図であ
る。
【図4】本発明実施例のしきい値テーブル(a)及び検
出フラグ(b)の例を示す図である。
【図5】本発明実施例の処理手段フラグ(a)、スプー
ル処理フラグ(b)及び印刷リクエストのデータ形式
(c)の例を示す図である。
【図6】本発明実施例の印刷ジョブ情報の例を示す図で
ある。
【図7】本発明実施例の処理フローチャート(その1)
であり、通信制御部及びスプール制御部の処理を示して
いる。
【図8】本発明実施例の処理フローチャート(その2)
であり、言語認識部、言語解析部及び印刷制御部の処理
を示している。
【図9】本発明実施例の処理フローチャート(その3)
であり、異常検出部による異常検出カウント処理を示し
ている。
【図10】本発明実施例の処理フローチャート(その
4)であり、異常検出部による異常判定処理を示してい
る。
【図11】本発明実施例の処理フローチャート(その
5)であり、異常検出部による異常処理を示している。
【図12】一般的なネットワークの例を示す図である。
【図13】パソコンが実行するアプリケーションとデー
タ形式の関係を示す図である。
【図14】従来の共用印刷装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 スプール制御部 3 言語認識部 4 言語解析部 5 印刷制御部 6 異常検出部 7 異常情報送受信制御部 8 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/46 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末がネットワークを介して接続
    され、該端末からの印刷データを含む印刷リクエストに
    応じて印刷処理を集中的に行うようにした共用印刷装置
    において、 前記端末からの印刷リクエストに含まれる印刷データを
    記憶手段に格納するスプール制御部と、 該印刷データに対応する印刷言語を認識する言語認識部
    と、 複数の印刷言語を処理する機能を有し、該言語認識部か
    らの認識結果に対応した印刷言語を用いて該印刷データ
    をビットマップメモリに展開する言語解析部と、 該ビットマップメモリに展開されたデータを印刷する印
    刷制御部と、 該言語解析部により解析中に生じた異常コマンドの発生
    回数を計数して異常コマンドカウンタに設定するととも
    に、該異常コマンドカウンタ値がしきい値テーブルに予
    め設定された異常コマンドしきい値に達した場合に、該
    印刷データについて解析に用いた印刷言語が適正でない
    と判定し、印刷処理を中断せしめる異常検出部とを備え
    たことを特徴とする共用印刷装置。
  2. 【請求項2】 複数の端末がネットワークを介して接続
    され、該端末からの印刷データを含む印刷リクエストに
    応じて印刷処理を集中的に行うようにした共用印刷装置
    において、 前記端末からの印刷リクエストに含まれる印刷データを
    記憶手段に格納するスプール制御部と、 該印刷データに対応する印刷言語を認識する言語認識部
    と、 複数の印刷言語を処理する機能を有し、該言語認識部か
    らの認識結果に対応した印刷言語を用いて該印刷データ
    をビットマップメモリに展開する言語解析部と、 該ビットマップメモリに展開されたデータを印刷する印
    刷制御部と、 該ビットマップメモリに展開されたデータから白紙ペー
    ジ数を計数して白紙カウンタに設定するとともに、該白
    紙カウンタ値がしきい値テーブルに予め設定された白紙
    しきい値に達した場合に、該印刷データについて解析に
    用いた印刷言語が適正でないと判定し、印刷処理を中断
    せしめる異常検出部とを備えたことを特徴とする共用印
    刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の共用印刷装置におい
    て、 前記異常検出部は、1ページについてのビットマップメ
    モリの画像部分の全体に対する割合を計数して濃度カウ
    ンタに設定する濃度検出部を備え、 該濃度カウンタ値がしきい値テーブルに予め設定された
    白紙濃度しきい値に達しない場合に白紙と判定すること
    を特徴とする共用印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の共用印刷装置におい
    て、 前記異常検出部は、前記ビットマップメモリに展開され
    たデータから全ページ数を計数してページカウンタに設
    定するとともに、該ページカウンタ値がしきい値テーブ
    ルに予め設定されたページしきい値に達した場合に異常
    と判定することを特徴とする共用印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の共用印刷装置
    において、 前記印刷リクエストを発した端末に異常の発生及び内容
    を送信するとともに、該端末からの応答を受信する異常
    情報送受信制御部を備え、 前記異常検出部は、異常発生と判定した場合に、該異常
    情報送受信部に異常の発生及び内容の送信を指示し、該
    端末からの応答が「異常」のときには、前記言語解析部
    に処理の中止を指示するとともに、前記スプール制御部
    に該当する印刷データの廃棄を指示し、該端末からの応
    答が「正常」のときには、中断した印刷処理を再開する
    ようにしたことを特徴とする共用印刷装置。
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