JPH086300A - 電子写真トナー - Google Patents

電子写真トナー

Info

Publication number
JPH086300A
JPH086300A JP7141734A JP14173495A JPH086300A JP H086300 A JPH086300 A JP H086300A JP 7141734 A JP7141734 A JP 7141734A JP 14173495 A JP14173495 A JP 14173495A JP H086300 A JPH086300 A JP H086300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
charge control
component
control agent
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7141734A
Other languages
English (en)
Inventor
Peter S Alexandrovich
エス アレクサンドロビチ ピーター
Michael P Kubisiak
ピー クビシアク マイケル
John C Wilson
シー ウィルソン ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH086300A publication Critical patent/JPH086300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
    • G03G9/091Azo dyes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • G03G9/09733Organic compounds
    • G03G9/0975Organic compounds anionic

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 湿分安定性の高い電子写真トナーを提供す
る。 【構成】 以下の一般構造式: (上式中、X及びXは、H、C〜Cアルキル、
〜Cアルコキシなどから成る群より、R及びR
は、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、スルホンアミド、メチルスルホニルなどから成る群
より、Mは、Cr、Co及びFeから成る群より選ば
れ、n、n’、m及びm’は、1〜3であり、Rはカ
チオンである)で示される第一成分と、以下の一般構造
式: (上式中、R及びRは、炭素原子数2〜18のアル
キル基であり、Rはカチオンである)で示される第二
成分との混合物を含む電荷制御剤並びに高分子量バイン
ダーを含む電子写真トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真材料、とりわ
けトナー及び現像剤に関する。より詳細には、本発明
は、湿度安定性のよい負に帯電するトナーと、そのよう
なトナーを含む現像剤とに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法では、画像電荷パターンが支
持体上に形成され、そしてその電荷パターンに引きつけ
られるマーキング粒子を含む電子写真現像剤で処理する
ことにより現像される。これらの粒子をトナー粒子、或
いは集合的に、トナー、と呼ぶ。電荷パターンの現像で
は、大きく分けて乾式と湿式の2種類の現像剤が用いら
れている。
【0003】静電写真法では、画像電荷パターン(静電
潜像とも呼ばれる)が、静電写真要素の絶縁表面上に様
々な方法で形成される。例えば、光導電層と導電性支持
体とを含む電子写真要素の表面上に予め形成しておいた
強度の均一な静電場の部分を像様光誘導的に散逸させる
ことにより、静電潜像を電子写真的に形成させることが
できる。別法として、誘電体表面に静電場パターンを直
接電気的に形成させることによっても、静電潜像を形成
することができる。
【0004】よく知られた種類の静電写真用現像剤は、
トナー粒子とキャリヤ粒子の乾燥混合物を含むものであ
る。この種の現像剤は、カスケード式や磁気ブラシ式の
静電写真現像プロセスに用いられる。トナー粒子とキャ
リヤ粒子は摩擦帯電性が異なり、混合して現像剤を調製
する際に、トナー粒子が一方の極性の電荷を獲得し、キ
ャリヤ粒子がその反対極性の電荷を獲得するようになっ
ている。電荷極性が反対であるため、トナー粒子はキャ
リヤ粒子にくっつくことになる。現像の際には、潜像の
静電力が、場合によっては別に印加された電場と共に、
トナー粒子を引きつける。トナー粒子はキャリヤ粒子か
ら引き離され、潜像を担持している表面に像に応じて静
電的に結合することになる。その後、得られたトナー像
を、トナー像や表面の性質によって加熱したり他の方法
によったりして定着すること、或いは別の表面に転写し
てから定着することができる。
【0005】米国特許出願第3,565,805号明細
書は、液体の「粘着付与剤」を現像剤へ添加することに
ついて記載している。記載されている剤の中に、脂肪酸
アミン系界面活性剤が含まれている。
【0006】英国特許第1,117,224号明細書
は、界面活性剤を用いてトナー粒子を製造する方法につ
いて記載している。多種多様な界面活性剤が記載されて
いる。とりわけ、スルホコハク酸ナトリウムのジアミル
又はジオクチルエステルのような脂肪酸エステルのスル
ホン化誘導体をはじめとする各種スルホン化生成物が挙
げられている。
【0007】米国特許出願第3,694,359号明細
書は、ジ−イソオクチル−スクシン−1−スルホン酸ナ
トリウムのような湿潤剤を含むトナーについて記載して
いる。Merrilらは、「この湿潤剤は、トナーと紙支持体
との平らで且つ均一な接触を促進することを助け、トナ
ー像は最終的に熱で定着される」と述べている。それ
は、融着を赤外線輻射により行うと、それ以外では難し
い均一な高濃度像が再現されるので最も有利に用いられ
る。(第6欄、第24〜30行)
【0008】米国特許出願第4,912,009号明細
書は、トナーバインダーを製造する際に用いられる界面
活性剤によって汚染されたスチレン−アクリル酸系トナ
ーは、温度や湿度の変化を受けると帯電特性が不安定に
なりやすいことを記載している。
【0009】米国特許出願第4,814,250号明細
書は、電荷制御剤として、スルホコハク酸ジオクチルナ
トリウムと安息香酸ナトリウムとの混合物を含むトナー
について記載している。
【0010】米国特許出願第4,624,907号明細
書は、以下の一般式で示される電荷制御性のある着色剤
について記載している。
【0011】
【化5】
【0012】上式中、X1 及びX2 は、H、C1 〜C5
アルキル、C1 〜C5 アルコキシ、ニトロ又はハロであ
り、m、m’n及びn’は各々1〜3であり、R1 及び
3は、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコキ
シ、ニトロ、ハロ、スルホンアミド、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、アセチルアミノ又はベンゾイル
アミノであり、Y+ はアンモニウムイオン、脂肪族アン
モニウムイオン、脂環式アンモニウムイオン又は複素環
式アンモニウムイオンであり、そしてMはクロム、コバ
ルト又は鉄である。以下の構造式で示される負電荷制御
剤が、負帯電性トナー用に保土ヶ谷化学より市販されて
いる。
【0013】
【化6】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】トナー粒子は、その紙
や他の媒体に対する付着性を減少させることなくトナー
粒子へ高い均一な正味の電荷を望ましくは付与する電荷
制御剤を含む場合が多い。正電荷制御剤を含む正帯電性
トナーは広く用いられている。負電荷制御剤を含む負帯
電性トナーの汎用性は低い。
【0015】負帯電性トナーの多くは、相対湿度の変化
に対する感受性が低くないといった欠点を有する。用途
が異なると適したトナーも異なるので、負帯電性トナー
を改善する必要があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、その広い態様
において、以下の一般構造式:
【0017】
【化7】
【0018】で示される第一成分と、以下の一般構造
式:
【0019】
【化8】
【0020】で示される第二成分との混合物を含む電荷
制御剤、並びに高分子量バインダーを含む電子写真トナ
ー並びに現像剤を提供する。上式中、X1 及びX2 は、
各々独立に、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アル
コキシ、ニトロ又はハロである。Ra 及びRb は、各々
独立に、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコキ
シ、ニトロ、ハロ、スルホンアミド、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、アセチルアミノ又はベンゾイル
アミノである。Mは、Cr、Co又はFeである。n、
n’、m及びm’は、各々独立に、1、2又は3であ
る。各R+ はカチオンである。R1 及びR2 は、各々独
立に、炭素原子数2〜18のアルキル基である。
【0021】本明細書中の用語「粒径」、或いは用語
「粒子」に関連して本明細書中で用いられる用語「大き
さ」や「大きさにした」とは、Hialeah, FloridaのCoul
ter 社より市販されているCoulter Multisizerのような
常用の直径測定装置によって測定したメディアン体積重
み付き直径を意味する。メディアン体積重み付き直径
は、ある試料のメディアンを代表する等量球形粒子の直
径、すなわちその試料の重量の半分はメディアン体積重
み付き直径より小さな粒子から構成されており、そして
その試料の重量の半分はメディアン体積重み付き直径よ
り大きな粒子から構成されている。
【0022】用語「電荷制御」とは、得られるトナーの
摩擦帯電性を調節する傾向をさす。本明細書中の用語
「ガラス転移温度」又は「Tg」は、ポリマーがガラス
状態からゴム状態へ変化する温度を意味する。この温度
(Tg)は、「Techniques and Methods of Polymer Ev
aluation」(Vol. 1, Marcel Dekker, Inc., New York,
1966) に記載されている示差熱分析法で測定することが
できる。
【0023】本発明のトナーは、2種又は3種の成分の
混合物を含む電荷制御剤を含む。その第一成分は以下の
一般構造式で示される。
【0024】
【化9】
【0025】上式中、X1 及びX2 は、各々独立に、
H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5アルコキシ、ニト
ロ又はハロから選ばれ、m、m’、n及びn’は、各々
独立に、1〜3の整数から選ばれ、Ra 及びRb は、各
々独立に、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコ
キシ、ニトロ、ハロ、スルホンアミド、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、アセチルアミノ又はベンゾイル
アミノから選ばれ、R+はカチオンであり、そしてMは
クロム、コバルト又は鉄である。先に記載したように、
これらの物質は米国特許出願第4,624,907号明
細書に開示されている。本発明の現在好ましい実施態様
では、第一成分は以下の構造式で示される。
【0026】
【化10】
【0027】上式中、R+ は、NH4 + 、Na+ 、H+
又はそれらの混合物のような無機カチオンである。
【0028】本発明の電荷制御剤の第二成分は、界面活
性剤であり且つ電荷制御剤でもある物質である。現在の
ところ、この第二成分は、水溶液中でアニオン界面活性
剤として作用できることが好ましい。また、この第二成
分は、負帯電性電子写真トナーにおいて、他のいかなる
電荷制御剤とも無関係に、負電荷制御剤として使用でき
ることが好ましい。本発明の現在好ましい実施態様で
は、第二成分は以下の一般構造式で示される。
【0029】
【化11】
【0030】上式中、R+ はカチオンである。Rが無機
カチオンであることが現在のところ好ましい。R1 及び
2 は、各々独立に、炭素原子数2〜18のアルキル基
である。本発明の特に好ましい実施態様では、第二成分
は、以下の構造式で示されるスルホコハク酸ジオクチル
ナトリウムである。
【0031】
【化12】
【0032】第二成分の特別な例として、以下の化合物
が含まれる。
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】本発明の現在好ましい実施態様では、電荷
制御剤は必要に応じて第三成分の流動制御助剤を含む。
本発明のそうした実施態様では、第二成分が、流動制御
助剤を添加しないと常用の粉末取扱装置では容易に取り
扱うことができないガム状固体である。このような流動
制御助剤の例として、シリカ、チタニア及び高分子ビー
ズが挙げられる。現在好ましい流動制御助剤は、安息香
酸ナトリウムのような安息香酸のアルカリ金属塩であ
る。比較例Fが例示するように、この流動制御助剤が現
像剤において電荷制御作用を提供することはない。
【0039】電荷制御剤及びその各々の成分は、本発明
のトナーにおいて、該トナーの特性を調節、好ましくは
改善するために有効な量で存在する。電荷制御剤は、ト
ナーの帯電特性を改善し、トナーが絶対値の比較的大き
な負の値へ迅速に帯電した後にそのほぼ同じ量の電荷を
維持することが好ましい。また、電荷制御剤は、トナー
組成物の電荷均一性を改善すること、すなわち実質的に
すべての個々のトナー粒子が特定のキャリヤに対して同
じ符号の摩擦帯電電荷を確実に示すことも好ましい。
(明細書中の用語「二重帯電」とは、トナー粒子がすべ
て同じ極性ではないトナーをさしている。)さらに、ト
ナーの飛散量を最小限に抑えることも好ましい。用語
「トナー飛散量」とは、例えば現像装置内で機械攪拌し
た際に現像剤混合物から飛び散ってしまうトナー粉末の
量をさす。この飛散は、望ましくないバックグラウンド
現像及び一般的な汚染の問題の原因となりうる。
【0040】第一成分と第二成分は、それぞれが、他方
の成分が存在しない場合でさえもトナーの帯電特性に影
響を及ぼすに十分な濃度で、存在する。本発明の好まし
い実施態様では、第一成分の濃度は、トナーの全重量に
対して0.5〜5.0重量%、より好ましくは1.5〜
3.5重量%である。この実施態様では、第二成分の濃
度は0.10〜2.5重量%、より好ましくは0.10
〜0.50重量%である。第三成分が存在する場合に
は、その濃度は0.02〜0.4重量%である。
【0041】電荷制御剤のどちらの成分もトナー中に分
散されている。第一成分は、トナー中で、微細な粒状包
含物として存在している。第二電荷制御剤は、トナー内
部で相分離することはない(少なくとも、倍率650倍
の顕微鏡下のガラススライド上で溶融したトナーにおい
て見ることができる相分離という観点では)。これは有
利な特徴である。トナーを別々の相へ分離させてしまう
物質は、トナー粉末の凝集増加と相関することがあり、
またトナー製造を再現できないものにしてしまう恐れも
あることが、経験的に知られている。
【0042】本発明においてトナーマトリックス相とし
て用いられる熱可塑性高分子バインダーの特性は、幅広
く変化させることができる。典型的には、また好ましく
は、ガラス転移温度が50℃〜120℃の非晶質トナー
ポリマー又は融点が65℃〜200℃の実質的に結晶性
のポリマーと実質的に非晶質のポリマーとの配合物が、
本発明では用いられる。このようなポリマーは、不溶性
の分子量の非常に高い画分と数平均分子量が1,000
〜500,000且つ重量平均分子量が2×103 〜2
×106 である一つ以上の画分を含む分子量分布を有す
ることが現在のところ好ましい。また、本発明の実施に
用いられる熱可塑性ポリマーが実質的に非晶質であるこ
とも現在のところ好ましいが、上記のように、所望であ
れば、実質的に非晶質のポリマーと実質的に結晶性のポ
リマーとの混合物のようなポリマー混合物を使用しても
よい。
【0043】本発明のトナーにおいてバインダーとして
有用なポリマーには、スチレン/アクリル酸系コポリマ
ーが含まれる。一般に、好ましいスチレン/アクリル酸
系コポリマーのガラス転移温度は50℃〜100℃の範
囲にある。本発明の特に好ましい実施態様では、その樹
脂は、懸濁重合又は乳化重合法で製造された、ジビニル
ベンゼンで架橋されたスチレンとアクリル酸ブチルとの
コポリマーである。この合成では、開始剤、及び必要に
応じて連鎖移動剤が用いられる。スチレンとアクリル酸
ブチルとの比率は90:10〜60:40の範囲にあ
り、そしてジビニルベンゼンは3重量%以下、好ましく
は0.1〜1.0重量%の量で用いられる。本発明の特
別な実施態様では、バインダーは、1994年6月8日
出願のSorrieroらの米国特許出願第08/255,52
2号明細書(発明の名称「Particulate Polymer, Elect
rophotographic Toner, and Preparation Methods 」)
に記載されているポリマーである。
【0044】本発明のトナーの任意ではあるが好ましい
成分が着色剤、すなわち顔料又は色素、である。好適な
色素や顔料が、例えば、米国再発行特許出願第31,0
72号明細書並びに米国特許出願第4,160,644
号、同第4,416,965号、同第4,414,15
2号及び同第2,229,513号明細書に記載されて
いる。黒白静電写真複写機及びプリンターに用いられる
トナーに特に有用な着色剤は、カーボンブラックであ
る。一般に、着色剤は、全トナー粉末重量に対して1〜
30重量%、好ましくは2〜15重量%の範囲で用いら
れる。
【0045】本発明のトナーはまた、従前のトナーに用
いられているタイプの他の添加剤、例えばレベリング
剤、界面活性剤、安定剤、等を含むこともできる。この
ような添加剤の総量は変化しうる。このような添加剤
は、全トナー粉末組成物重量に対して10重量%以下で
使用することが好ましい。
【0046】本発明の乾式スチレン/アクリル酸系コポ
リマートナーは、必要に応じて、米国特許出願第4,5
17,272号及び同第4,758,491号明細書に
記載されているような低表面エネルギー物質を少量含む
ことができる。任意ではあるが、本発明のトナーは、そ
の表面に、米国特許出願第5,192,637号明細書
に記載されているような粒状添加剤を含有することがで
きる。
【0047】電荷制御剤はトナー中に含められる。電荷
制御剤の2種又は3種の成分は、それぞれ別々にトナー
へ添加してもよいし、或いは何らかの方法で一緒にして
からトナーの残りの成分へ添加してもよい。本明細書中
の用語「電荷制御剤」は、大方便宜上の用語であること
をはっきりしておくべきである。電荷制御は、2種又は
3種の成分がトナー中に存在する場合に認められる。電
荷制御剤の成分間の特別な化学的及び物理的相互作用の
性質は理解はされていない。しかしながら、特許請求さ
れた発明はこのことにより限定されるものではない。本
発明の電荷制御剤の成分は、適当な高分子量バインダー
物質及び他の所望の添加剤と共に、米国特許出願第4,
684,596号及び同第4,394,430号明細書
に記載されているブレンド法のような常用のいかなる方
法でも、トナー中に混入させることができる。その後、
その混合物を所望の粒径にまで粉砕することで、電荷制
御剤を含有するトナー粒子のさらさらした粉末を形成す
る。
【0048】別法として、ポリマー粒子と、電荷制御剤
と、着色剤と、添加剤との予め形成された機械的配合物
を、ロールミル粉砕するか、又はポリマー若しくはポリ
マー混合物を溶融配合するに十分な温度で押出すること
で、均一に配合された組成物を得ることができる。得ら
れた材料を、冷却後に、粉砕し、そして所望であれば分
級して所望のトナー粉末粒径及び粒径分布を達成するこ
とができる。Tgが50℃〜120℃又はTmが65℃
〜200℃のポリマーでは、ロールミル又は押出機を使
用する場合には90℃〜240℃の溶融配合温度範囲が
好適である。溶融配合時間、すなわち、高温での溶融配
合にさらされている時間は、1〜60分の範囲にある。
溶融配合と冷却の後には、その組成物を粉砕前に保存し
ておくことができる。粉砕は、常用のいずれの方法で実
施してもよい。例えば、米国特許出願第4,089,4
72号明細書に記載されているように、固体組成物を破
砕後、例えば流体エネルギー又はジェットミルによって
粉砕することができる。分級は、1段階又は2段階によ
って行うことができる。
【0049】溶融配合法等の代わりに、電荷制御剤や他
の添加剤も溶解又は分散させられる溶剤にポリマーを溶
解することもできる。得られた溶液をスプレー乾燥する
ことにより粒状トナー粉末を得ることができる。寸法の
小さい均一なトナー粒子を製造するためには、米国特許
出願第4,833,060号明細書に記載されているよ
うな限定凝集ポリマー懸濁法(Limited coalescence pol
ymer suspension procedure)が特に有用である。
【0050】トナー粒子の平均径は0.1μm〜100
μmであるが、現在用いられている静電写真法にとって
望ましい平均径は4μm〜30μmの範囲にある。トナ
ー粒子の大きさは本発明の観点からはさほど重要ではな
いと考えられる。むしろ、その厳密な粒径や粒径分布
は、所期の末端用途に影響される。現在知られている限
りでは、このトナー粒子は周知のすべての静電写真複写
法において使用することができる。
【0051】本発明の現像剤はキャリヤと本発明のトナ
ーとを含む。キャリヤは、導電性、非導電性、磁性又は
非磁性であることができる。キャリヤは粒状物であり、
そしてガラスビーズ;塩化アルミニウムカリウム、塩化
アンモニウム又は硝酸ナトリウムのような無機塩の結
晶;ジルコニア、ケイ素又はシリカの粒体;ポリ(メチ
ルメタクリレート)のような硬質樹脂の粒子;並びに元
素金属又は合金又は酸化物、例えば、鉄、スチール、ニ
ッケル、カーボランダム、コバルト、酸化鉄及びこれら
物質の混合物、であることができる。キャリヤの例は、
米国特許出願第3,850,663号及び同第3,97
0,571号明細書に記載されている。磁気ブラシ現像
法において特に有用なキャリヤは、鉄粒子、例えば、多
孔質鉄、酸化面を有する粒子、スチール粒子並びに他の
「硬質」及び「軟質」の強磁性材料、例えば、ガンマ酸
化鉄又はバリウム、ストロンチウム、鉛、マグネシウム
若しくはアルミニウムのフェライトである。このような
キャリヤは、米国特許出願第4,042,518号、同
第4,478,925号及び同第4,546,060号
明細書に記載されている。
【0052】キャリヤ粒子は、被覆されていないもので
あっても、また用いるトナーとの適正な摩擦帯電関係や
荷電量を確立するために皮膜形成性樹脂の薄層で被覆さ
れたものであってもよい。好適な樹脂の例として、米国
特許出願第3,547,822号、同第3,632,5
12号、同第3,795,618号及び同第3,89
8,170号並びにベルギー特許第797,132号明
細書に記載されているポリマーが挙げられる。他の有用
な樹脂は、フルオロカーボン類、例えば、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリ(フッ化ビニリデン)、これらの
混合物、及びフッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレ
ンとのコポリマーである。例として、米国特許出願第
4,545,060号、同第4,478,925号、同
第4,076,857号、同第3,970,571号及
び同第4,726,994号明細書を参照されたい。高
分子フルオロカーボン被膜は、キャリヤ粒子の摩擦帯電
系列における位置を被膜のないキャリヤコア材料のその
位置とは異なる位置へシフトさせてキャリヤ粒子とトナ
ー粒子の両方の摩擦帯電性の度合いを調整することによ
り、現像剤が上記の静電力要件を満たすよう手助けをす
ることができる。高分子フルオロカーボン被膜はまた、
キャリヤ粒子の摩擦特性を減じることにより、現像剤の
流動特性を改善すること、キャリヤ粒子の表面硬度を低
下させてキャリヤ粒子の破壊や光導電体、その他部品に
対する磨耗を低減すること、トナー粒子や他の物質がキ
ャリヤ粒子に望ましくないほど永久的に付着する傾向を
減じること、そしてキャリヤ粒子の電気抵抗性を変化さ
せることもできる。
【0053】本発明の好ましい実施態様では、キャリヤ
は、米国特許出願第08/127,382号明細書(1
993年9月24日出願、William E. Yoerger)に記載
されている、フルオロカーボンを0.5重量%被覆し、
そして4重量%のKOH及びNa2 2 8 とNa2
2 5 の2重量部対1重量部の混合物4重量%を含む水
溶液で処理したストロンチウムフェライトである。この
フルオロカーボンキャリヤを、本明細書では「変性Ky
nar」とも称する。
【0054】特別な実施態様において、本発明の現像剤
は、本発明のトナーを1〜20重量%、そしてキャリヤ
粒子を80〜99重量%含有する。キャリヤ粒子はトナ
ー粒子よりも大きいことが普通である。常用のキャリヤ
粒子の粒径は5〜1200μm、一般には20〜200
μmである。
【0055】本発明のトナーは、キャリヤとトナーを含
む現像剤に限定されるものではなく、キャリヤを含まず
に一成分現像剤として使用することもできる。
【0056】本発明のトナー及び現像剤は、静電荷パタ
ーン又は静電潜像を現像する様々な方法において使用す
ることができる。このような現像可能な電荷パターン
は、いくつかの方法によって作成することができ、その
後適当な要素によって担持される。電荷パターンは、例
えば、感光性の光導電性要素又は非感光性の誘電体表面
要素、例えば絶縁体被覆導電性シート、の上に担持させ
ることができる。好適な現像技法の一つに、静電荷パタ
ーンを横切るカスケード現像法がある。別の技法とし
て、磁気ブラシからトナー粒子を適用する方法がある。
この技法は、磁気的に引きつけることができるキャリヤ
コアを使用するものである。トナー粒子が像に従い付着
した後、その像を、例えばトナーを加熱することで溶融
させてそのトナーを担持している支持体に融着させるこ
とによって、定着することができる。所望であれば、融
着前の像をコピー紙のブランクシートのような受容体へ
転写してから融着することにより、永久像を形成させる
こともできる。
【0057】
【実施例】以下の実施例と比較例によって本発明をさら
に説明する。特に断らない限り、出発材料はすべて市販
品とした。表1〜9において、「例」及び「比較例」の
欄はそれぞれ実施例の番号と比較例の番号を表し、「R
H(%)」は相対湿度%であり、「Q/m(μC/
g)」は、表示の手順についてトナー1グラム当たりの
マイクロクーロンで示した電荷量対質量比であり、「二
重帯電」は、正帯電と負帯電が同時に起こったことを示
し、そしてT.O.(mg混合物)は、飛散量(単位ミ
リグラム)を表す。
【0058】実施例1a〜1i、2a〜2iポリ(スチレン−コ−アクリル酸ブチル−コ−ジビニル
ベンゼン)バインダーの合成 ジビニルベンゼン(1.40グラム)と、t−ドデカン
チオール(1.50グラム)、アゾ−ビスペンタンニト
リル(4グラム)と、スチレン(160グラム)と、ア
クリル酸ブチル(40グラム)とを混合して有機相を調
製した。蒸留水(400グラム)と、二クロム酸カリウ
ム(0.10グラム)と、ポリ(n−メチルアミノエタ
ノール)アジペート(2グラム:蒸留水中10重量%溶
液20グラムとして)と、E.I. duPont de Nemours社よ
り市販されているLudox(商標) コロイドシリカ(2グラ
ム:蒸留水中50重量%分散液4グラムとして)とを混
合して水相を調製した。その有機相と水相を、Microflu
idics 社より市販されている高剪断混合装置 Microflui
dizer(商標) を用いて乳化した。得られたエマルジョン
を、機械的スターラー、凝縮器及び窒素導入口を具備し
た三口丸底フラスコの中に入れた。そのフラスコを77
℃の一定温度の浴に攪拌しながら16時間配置した。次
いで、フラスコを排気し、アルゴンでフラッシし、そし
て85℃にさらに3時間加熱した。得られたポリマーを
濾過し、洗浄し、そして乾燥した。
【0059】トナーの調製 ポリ(スチレン−コ−アクリル酸ブチル−コ−ジビニル
ベンゼン)バインダー50.0グラムと、Cabot 社より
市販されているRegal 300(商標) カーボンブラック3.
5グラムと、ニューヨーク州ニューヨークのホドガヤ化
学より市販されているT−77(商標)1.25グラム
と、New Jersey州 WayneのAmerican Cyanimid 社より市
販されているAerosol OT-B (商標) 0.5グラムとの乾
燥配合物を調製した。T−77の構造式を以下に示す。
【0060】
【化18】
【0061】Aerosol OT-B (商標) は、以下の構造式を
有する化合物を85重量部と安息香酸ナトリウムを15
重量部含む混合物である。
【0062】
【化19】
【0063】上記乾燥配合物を、加熱された2本ロール
配合機へ加えた。ローラー表面は150℃に設定した。
そのロール機で溶融体を20分処理した後、取り出して
冷却した。得られたスラブを、まず実験室用ロール機で
2mmの寸法にまで粗粉砕した後、次いで、Trost TXジ
ェットミルで約12μmになるまで微粉砕した。こうし
て調製されたトナーは、スチレン/アクリル酸n−ブチ
ル/ジビニルベンゼンバインダー樹脂100部当たり、
2.5部のT−77と1部のAerosol OT-B (商標) を含
むものとなった。このトナーを実施例1a〜1iにて使
用した。
【0064】この手順を実施例2a〜2iについても繰
り返したが、但し、Aerosol OT-B (商標) の量を1グラ
ム(トナーバインダー100部当たり2部)に変更し
た。
【0065】現像剤(変性Kynar被覆キャリヤ)の
製法 以下の手順によって、上記トナーの各々について現像剤
を調製した。Pennwalt社よりKynar 301Fとして市販され
ている0.3μmのポリ(フッ化ビニリデン)粉末0.
5グラムと裸の(被覆されていない)ストロンチウムフ
ェライトコア粒子100グラムとを混合することによっ
て、未処理の被覆キャリヤ粒子を調製した。この混合物
をボトルに入れ、ロールミルで1時間ローリングするこ
とにより、キャリヤ表面にポリマーを完全に分散させ
た。次いで、その混合物を230℃で2.5時間硬化さ
せることにより、粒子表面にポリマーを融着させた。キ
ャリヤ粒子の体積平均粒径は約25〜35μmであっ
た。500mlの三口フラスコの中で、蒸留水(150
ml)、KOH(6グラム)及びNa2 2 8 とNa
2 2 5 の2重量部対1重量部の混合物(6グラム)
を混合した。このフラスコにスターラーを取り付け、周
囲大気から封止し、そして60℃の水浴中に配置した。
次いで、未処理の被覆キャリヤ(100グラム)を加
え、そしてその混合物を2時間攪拌した。その後、得ら
れた液体を濾過し、その粒子を900mlの水で6回洗
浄した。これらの粒子を集めて60℃で乾燥した後、冷
却した。
【0066】上記のように調製したトナー粒子とキャリ
ヤ粒子とをトナー重量濃度を10%として混合すること
によって現像剤を調製した。
【0067】トナー帯電性の評価 「MECCA」装置で、表示の相対湿度におけるトナー
帯電量をトナー1グラム当たりのマイクロクーロン(m
c/g)として測定した。トナー帯電量の測定前に、4
グラムの現像剤試料をプラスチックバイアルに入れ、そ
のバイアルに蓋をし、そして各バイアルを、2000r
pmで回転する磁気コアと固定シェルを具備した磁気ト
ーニングローラーを含む「ボトル−ブラシ」装置に2分
間配置することによって、現像剤を激しく動かして摩擦
帯電を起こさせた。磁気コアの周囲にはN極とS極を交
互に並べた12個の磁極を配置した。この運動後、現像
剤試料を、蓋を開けたバイアルにおいて、以下に表示し
た相対湿度において、最低でも16時間インキュベート
した。
【0068】インキュベーション後、トナーの帯電量、
すなわち電荷量対質量比(Q/m)を、約2Hz及び全
振幅約11cmで動作するリスト作動式のロボットシェ
ーカーで2分間振盪させた後に測定した。トナーのQ/
mは、現像剤をリスト作動式のシェーカーで10分間振
盪させた後、並びにボトル−ブラシで2分間運動させた
後にも測定した。各インキュベーションについては、試
験中のそれぞれの相対湿度を同じレベルに維持しておい
た。
【0069】各試料のトナー電荷量は、帯電した現像剤
試料150ミリグラムをMECCA装置に配置し、その
MECCA装置において転写されたトナーの電荷量と質
量を測定することによって測定した。これは、帯電した
現像剤試料150ミリグラムを電極板間に配置し、そし
てその電極板間に60Hzの磁場と約2000ボルト/
cmの電場とを同時に30秒間印加するものである。ト
ナーはキャリヤから解放されて、トナー電荷とは反対の
極性をもつ電極板上に引きつけられて集められる。全ト
ナー電荷量は、電極板に接続した電流計によって測定
し、そしてその値を電極板上のトナー重量で割り算して
トナー質量当たりの電荷量(Q/m)を得た。各測定に
ついての値を、表1に「2分 シェーカー Q/m」、
「10分シェーカー Q/m」及び「2分 ボトル−ブ
ラシ Q/m」の項目下に報告した。表1:3成分系電荷制御剤を含むトナー(T−77及び
OT−B)
【0070】
【表1】
【0071】実施例3a〜3c 実施例1a〜1iに記載した手順と実質的に同じ手順を
繰り返したが、但し、1グラムのOT−Bの代わりに、
New Jersey州 WayneのAmerican Cyanimid 社より市販さ
れているAerosol OTで市販されている物質0.85グラ
ムを使用した。Aerosol OT(商標)とAerosol OT-B(商
標)の違いは、前者には安息香酸ナトリウムが存在して
いない点のみである。トナーの評価は、表示の相対湿度
における2分のボトル−ブラシ手順によるもののみとし
た。表2:2成分系電荷制御剤を含むトナー(T−77及び
OT)
【0072】
【表2】
【0073】実施例4a〜4x 実質的に実施例1a〜1iに記載したようにトナーを調
製し評価したが、但し、その規模を大きなものとした。
各例とも、100部のポリ(スチレン−コ−アクリル酸
ブチル−コ−ジビニルベンゼン)と、Cabot 社より市販
されているカーボンブラック(Black Pearls 430) 7p
ph(バインダーポリマー100部当たり7部)と、表
3〜4に示した量のT−77(商標)及びAerosol OT-B
(商標)とを溶融配合した。溶融配合は、New Jersey州
Ramsey のWerner-Pfleiderer より市販されている30mm
同時回転式ツインスクリュー押出機(L/D=30/1)で行っ
た。バレル温度は約121℃(250°F)に設定し
た。その押出物を、New Jersey州 Summit のMicron Pow
der Systems によって市販されているAlpine Fluid Bed
Grinder, Model 100AFGで粉砕し、体積重み付き直径約1
2μmのトナーとした。トナーの性能評価は、実施例1
a〜1iに記載したように、変性Kynar被覆キャリ
ヤ上で相対湿度に関して行った。結果を表3に示す。表3:3成分系電荷制御剤を含むトナー(T−77及び
OT−B)
【0074】
【表3】
【0075】比較例A1〜A3 実質的に実施例4a〜4xに記載されているようにトナ
ーを調製し評価したが、但し、OT−Bについては添加
しなかった。結果を表4に示す。表4:T−77のみを含むトナー
【0076】
【表4】
【0077】実施例5及び比較例B 実施例1a〜1iにあるように現像剤を調製したが、但
し、T−77は2.5pphで使用し、またAerosol OT
-Bは0、0.15、0.25、0.35及び0.50で
使用した。現像剤の評価は、ニューヨーク州ロチェスタ
ーのイーストマン・コダック社より市販されているEkta
print 1575複写機を負極性現像剤用に変更したものによ
って行った。35,000枚のコピー試験を行ったが、
15,000枚は相対湿度50%で、10,000枚は
相対湿度75%で、そして10,000枚は相対湿度1
0%で行った。比較例Bでは、Aerosol OT-Bを含まない
ため、相対湿度75%において望ましくない顕著な電荷
量の上昇が認められた。実施例5では、0.15pph
のOT−Bを含む場合に、湿度に伴う電荷量の多少の変
化が、特に高いRHにおいて、認められた。0.25p
phのAerosol OT-B量では、電荷量は全RH範囲にわた
り実質的に安定であった。0.35及び0.5pphの
Aerosol OT-B量では、10%RHにおいて電荷量が上昇
したことが認められた。
【0078】比較例C1〜C3 実施例1a〜1iに記載した手順に実質的に従ったが、
但し、Aerosol OT-Bの代わりに0.15グラムの安息香
酸ナトリウムを使用した。トナーの評価は、表示の相対
湿度において2分ボトル−ブラシ法によってのみ行っ
た。結果を表5に示す。表5:T−77と安息香酸ナトリウムを含むトナー
【0079】
【表5】
【0080】比較例D1〜D9 実施例1a〜1iに記載した手順に実質的に従ったが、
但し、Aerosol OT-Bを含ませなかった。結果を表6に示
す。表6:T−77のみを含むトナー
【0081】
【表6】
【0082】比較例E1〜E3 実施例1a〜1iに記載した手順に実質的に従ったが、
但し、カーボンブラック及びT−77を含ませなかっ
た。Aerosol OT-Bは2pphの量で存在させた。トナー
の評価は、表示の相対湿度において2分ボトル−ブラシ
法によってのみ行った。結果を表7に示す。表7:Aerosol OT-Bのみを含むトナー
【0083】
【表7】
【0084】比較例F1〜F3 実施例1a〜1iに記載した手順に実質的に従ったが、
但し、カーボンブラック及びT−77を含ませず、また
Aerosol OT-Bの代わりに安息香酸ナトリウムを0.10
グラム使用した。トナーの評価は、表示の相対湿度にお
いて2分ボトル−ブラシ法によってのみ行った。結果を
表8に示す。表8:安息香酸ナトリウムのみを含むトナー
【0085】
【表8】
【0086】比較例G1〜G3、H1〜H3、I1〜I
3、J1〜J3、K1〜K3 実施例1a〜1iに記載した手順に実質的に従ったが、
但し、カーボンブラック及びT−77は含ませず、安息
香酸ナトリウムは存在させず、そして以下の電荷制御剤
第二成分を使用した。
【0087】
【化20】
【0088】
【化21】
【0089】製法1 マレイン酸ジヘキシル(56.88グラム;0.20モ
ル)と、重亜硫酸ナトリウム(21.85グラム;0.
21モル)と、水(21.85グラム)との混合物を秤
量して250mlの丸底フラスコの中に入れた。フラス
コを密閉し、蒸気浴で混合物が均質になるまで(約21
時間)攪拌しながら加熱した。このフラスコを冷却する
と粘性の非常に高い透明な非晶質グリースが得られ、こ
れをトルエンに溶解し、そして加熱沸騰させて水分を除
去した。次いで、その混合物を濾過し、そして90℃の
浴において真空下で濃縮した。収量は、非晶質のワック
ス状固形分で69.0グラムであった。元素分析の結果
は、C=47.88、H=7.20、S=7.00、N
a=6.3であった。この値は、C16297 SNaの
理論値、C=49.47、H=7.52、S=8.2
5、Na=5.9に近い値である。
【0090】製法2 マレイン酸ジブチル(68.49グラム;0.30モ
ル)と、重亜硫酸ナトリウム(37.28グラム;0.
315モル)と、水(33ml)との混合物を密閉され
たフラスコ内で一緒にした。そのフラスコを蒸気浴上で
約17.5時間攪拌しながら加熱した。反応混合物を冷
却すると、結晶化が起こった。その結晶化生成物を高温
のイソプロパノールに溶解し、高温のまま濾過し、そし
て冷却した。得られた結晶を集めて乾燥した。収量は7
7.0グラムであった。融点は81〜85℃であった。
元素分析の結果は、C=41.19、H=6.37、S
=8.15、Na=6.9であった。この値は、C12
217 SNaの理論値、C=43.37、H=6.3
7、S=9.65、Na=6.9に近い値である。
【0091】製法3 フマル酸ジエチル(68.87グラム;0.4モル)
と、重亜硫酸ナトリウム(43.71グラム;0.42
モル)と、水(43.71グラム)との混合物を丸底フ
ラスコ内で一緒にした。そのフラスコを蒸気浴上で約1
9時間攪拌しながら加熱した。反応混合物を冷却する
と、結晶化が起こった。その結晶化生成物をエタノール
に溶解し、濾過し、そして冷却した。得られた結晶を集
め、エーテルで洗浄し、そして乾燥した。収量は70.
7グラムであった。融点は135〜139℃であった。
元素分析の結果は、C=34.50、H=4.77、S
=10.89、Na=8.5であった。この値は、C8
137 SNaの理論値、C=34.78、H=4.7
4、S=11.61、Na=8.3に近い値である。
【0092】トナーの評価 変性Kynarキャリヤを用いて、上記のように現像剤
を調製した。そのトナーの評価を、表示の相対湿度にお
いて2分ボトル−ブラシ法で行った。結果を表9に示
す。どの第二成分も、Aerosol OTに適度に類似した電荷
制御特性を示したので、本発明の現像剤の第二成分とし
て使用した場合には許容できる結果を提供するであろう
ことが予想できる。表9:各種の第二成分のみを含むトナー
【0093】
【表9】
【0094】比較例F4〜F7、G4〜G7、H4〜H
実施例F、G及びHのトナーを用いて異なる2種類の現
像剤を調製した。現像剤の調製/PMMA被覆キャリヤ 上記のように調製したトナー粒子と、ストロンチウムフ
ェライトコアにポリ(メタクリル酸メチル)を薄く(約
2重量%)被覆したキャリヤ粒子とを、トナー粒子重量
濃度を12%として混合することによって、上記各トナ
ーについて現像剤を調製した。キャリヤ粒子の体積平均
粒径は約25〜35μmとした。
【0095】現像剤の調製/変性Kynar被覆キャリ
上記のように調製したトナー粒子と、米国特許出願第
4,726,994号明細書に記載のストロンチウムフ
ェライトコアに脱フッ化水素化及び酸化フルオロカーボ
ンを薄く(約0.5重量%)被覆したキャリヤ粒子と
を、トナー重量濃度を12%として混合することによっ
て、上記各トナーについて現像剤を調製した。キャリヤ
粒子の体積平均粒径は約25〜35μmとした。
【0096】トナー帯電性の評価 これらの現像剤を、上記の「2分シェーカー」手順で評
価した後、上記の「2分ボトル−ブラシ」手順とは時間
だけが異なる「10分ボトル−ブラシ」手順によって評
価した。
【0097】飛散量の評価 ボトル−ブラシで10分間動かしておいた4グラムの現
像剤試料を採取し、さらに6%のトナーを混合して最終
トナー濃度を約18%とし、その後リスト作動式シェー
カーでさらに2分間動かすことによって、飛散量(T.
O.)を測定した。次いで、この現像剤を、静電現像に
用いられる磁気ブラシロールに似た回転磁気コアを含む
ロール表面に配置した。その集成体をプレキシガラス
(商標)のハウジングで包含し、そのロールの真上に真
空フィルター漏斗を取り付けた。磁気コアを2000回
転/分で1分間回転させた後に1枚のフィルター紙上に
集積したトナー重量(グラム)を、飛散量の値として報
告した。結果を表10〜11に示す。表10:PMMAキャリヤ被膜及び安息香酸ナトリウ
ム、AEROSOL OT又はAEROSOL TRを含む現像剤
【0098】
【表10】
【0099】表11:変性KYNARキャリヤ被膜及び
安息香酸ナトリウム、AEROSOL OT又はAEROSOL TRを含む
現像剤
【0100】
【表11】
【0101】表10及び表11に記載した比較例は、Ae
rosol OT-Bに加えられた流動制御助剤における電荷制御
特性の欠如及び第二成分材料の電荷制御特性をさらに例
示するものである。
【0102】本発明の現像剤によって提供される利点
は、実施例と比較例A及びDとを対比させると、最も容
易に理解できる。これら比較例の現像剤には、T−77
が第一成分として存在したが、第二成分は含まれなかっ
た。実施例では、T−77とAerosol OT-B又はAerosol
OTが存在した。T−77しか含まない現像剤は、湿潤条
件下では高い電荷量を、乾燥条件下では低い電荷量を示
した(比較例A1〜A3及びD1〜D9)。実施例にお
ける本発明の現像剤では、この挙動が逆になる(湿潤条
件下で低電荷量、乾燥条件下で高電荷量)か、或いは第
二成分の濃度によっては相対湿度に対する電荷量/質量
の応答が実質的になくなった。同様の結果が、実験室試
験でも複写機による実際の長期間使用でも認められた。
しかしながら、複写機で同等な結果を得るために必要な
第二成分濃度は、実験室試験で必要な濃度よりも低かっ
た。
【0103】実施例を、第一成分を含まずに第二成分を
含む比較例(比較例G〜K)と対比すると、本発明の現
像剤が、とりわけ二重帯電性に関して、より良好な電荷
制御特性を有することも明らかである。
【0104】以下、本発明の実施態様を項分け記載す
る。 (1)以下の一般構造式:
【0105】
【化22】
【0106】(上式中、X1 及びX2 は、各々独立に、
H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコキシ、ニト
ロ及びハロから成る群より選ばれ、Ra 及びRb は、各
々独立に、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコ
キシ、ニトロ、ハロ、スルホンアミド、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、アセチルアミノ及びベンゾイル
アミノから成る群より選ばれ、Mは、Cr、Co及びF
eから成る群より選ばれ、n、n’、m及びm’は、各
々独立に、1、2又は3であり、そしてR+ はカチオン
である)で示される第一成分と、前記第一成分が存在し
ない場合に負電荷制御剤として使用されることができ、
水溶液中でイオン界面活性剤である第二成分との混合物
を含む電荷制御剤、並びに高分子量バインダーを含む電
子写真トナー。
【0107】(2)前記第二成分が水溶液中でアニオン
界面活性剤である、(1)項に記載のトナー。 (3)前記電荷制御剤がさらに流動制御助剤を含む、
(1)項に記載のトナー。 (4)以下の一般構造式:
【0108】
【化23】
【0109】(上式中、X1 及びX2 は、各々独立に、
H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコキシ、ニト
ロ及びハロから成る群より選ばれ、Ra 及びRb は、各
々独立に、H、C1 〜C5 アルキル、C1 〜C5 アルコ
キシ、ニトロ、ハロ、スルホンアミド、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、アセチルアミノ及びベンゾイル
アミノから成る群より選ばれ、Mは、Cr、Co及びF
eから成る群より選ばれ、n、n’、m及びm’は、各
々独立に、1、2又は3であり、そしてR+ はカチオン
である)で示される第一成分と、以下の一般構造式:
【0110】
【化24】
【0111】(上式中、R1 及びR2 は、各々独立に、
炭素原子数2〜18のアルキル基であり、そしてR+
カチオンである)で示される第二成分との混合物を含む
電荷制御剤、並びに高分子量バインダーを含む電子写真
トナー。
【0112】(5)各R+ が無機カチオンである、
(4)項に記載のトナー。 (6)R1 とR2 が、各々独立に、炭素原子数4〜13
のアルキル基である、(4)に記載のトナー。 (7)R1 とR2 がそれぞれ同数の炭素を有する、
(4)に記載のトナー。 (8)前記第二成分が以下の化合物群から選ばれた、
(4)に記載のトナー。
【0113】
【化25】
【0114】
【化26】
【0115】
【化27】
【0116】
【化28】
【0117】
【化29】
【0118】(9)前記電荷制御剤がさらに安息香酸ナ
トリウムを含む、(8)項に記載のトナー。 (10)前記第二成分が下記構造式で示される、(4)
項に記載のトナー。
【0119】
【化30】
【0120】(上式中、R+ はカチオンである) (11)前記電荷制御剤がさらに安息香酸アルカリ金属
塩を含む、(4)項に記載のトナー。 (12)前記第一成分が以下の一般構造式で示される、
(4)項に記載のトナー。
【0121】
【化31】
【0122】(上式中、R+ は無機カチオンである) (13)R+ が、NH4 + 、Na+ 、H+ から成る群よ
り選ばれた、(12)項に記載のトナー。 (14)(4)項に記載のトナーとキャリヤ粒子とを含
む静電写真現像剤。 (15)前記キャリヤ粒子が、フルオロ炭化水素ポリマ
ー又はポリ(メタクリル酸メチル)で被覆されたコア材
料を含む、(4)項に記載の静電写真現像剤。 (16)(4)項に記載のトナーとキャリヤ粒子を含む
現像剤で静電潜像を形成した後、その像を適当な支持体
へ転写してからそこへその像を永久定着する工程を含
む、潜像の現像方法。 (17)高分子バインダーと、以下の一般構造式:
【0123】
【化32】
【0124】(上式中、R+ はカチオンである)で示さ
れる化合物と、以下の一般構造式:
【0125】
【化33】
【0126】(上式中、R1 及びR2 は、各々独立に、
炭素原子数2〜18のアルキル基であり、R+ はカチオ
ンである)で示される化合物とを含む電子写真トナー。 (18)流動制御助剤をさらに含む(17)項に記載の
トナー。 (19)R1 とR2 が、各々独立に、4〜13個の炭素
を有する、(18)項に記載のトナー。 (20)R1 とR2 が各々オクチルであり、各R+ がN
4 + 、Na+ 及びH + から成る群より選ばれ、そして
前記流動制御助剤が安息香酸ナトリウムである、(1
8)項に記載のトナー。
【0127】
【発明の効果】本発明の実施態様の少なくとも一部の有
利な効果は、好ましい帯電特性及び湿度制御特性を有す
る負帯電性トナーを提供できることである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン シー ウィルソン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,ビーコンビュー コート 220

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の一般構造式: 【化1】 (上式中、 X1 及びX2 は、各々独立に、H、C1 〜C5 アルキ
    ル、C1 〜C5 アルコキシ、ニトロ及びハロから成る群
    より選ばれ、 Ra 及びRb は、各々独立に、H、C1 〜C5 アルキ
    ル、C1 〜C5 アルコキシ、ニトロ、ハロ、スルホンア
    ミド、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アセチル
    アミノ及びベンゾイルアミノから成る群より選ばれ、 Mは、Cr、Co及びFeから成る群より選ばれ、 n、n’、m及びm’は、各々独立に、1、2又は3で
    あり、そしてR+ はカチオンである)で示される第一成
    分と、 前記第一成分が存在しない場合に負電荷制御剤として使
    用されることができ、水溶液中でイオン界面活性剤であ
    る第二成分との混合物を含む電荷制御剤、並びに高分子
    量バインダーを含む電子写真トナー。
  2. 【請求項2】 以下の一般構造式: 【化2】 (上式中、 X1 及びX2 は、各々独立に、H、C1 〜C5 アルキ
    ル、C1 〜C5 アルコキシ、ニトロ及びハロから成る群
    より選ばれ、 Ra 及びRb は、各々独立に、H、C1 〜C5 アルキ
    ル、C1 〜C5 アルコキシ、ニトロ、ハロ、スルホンア
    ミド、メチルスルホニル、エチルスルホニル、アセチル
    アミノ及びベンゾイルアミノから成る群より選ばれ、 Mは、Cr、Co及びFeから成る群より選ばれ、 n、n’、m及びm’は、各々独立に、1、2又は3で
    あり、そしてR+ はカチオンである)で示される第一成
    分と、以下の一般構造式: 【化3】 (上式中、 R1 及びR2 は、各々独立に、炭素原子数2〜18のア
    ルキル基であり、そしてR+ はカチオンである)で示さ
    れる第二成分との混合物を含む電荷制御剤、並びに高分
    子量バインダーを含むことをさらに特徴とする請求項1
    記載のトナー。
  3. 【請求項3】 R1 及びR2 が、各々独立に、炭素原子
    数4〜13のアルキル基であり、 R1 とR2 がそれぞれ有する炭素原子数が同じであり、 前記第一成分が、以下の一般構造式: 【化4】 (上式中、各R+ は、Na+ 、H+ 及びNH4 + から成
    る群より選ばれる)で示され、そして前記電荷制御剤
    が、安息香酸アルカリ金属塩を含む流動制御助剤をさら
    に含む請求項2記載のトナー。
JP7141734A 1994-06-08 1995-06-08 電子写真トナー Pending JPH086300A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US25344794A 1994-06-08 1994-06-08
US253447 1994-06-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH086300A true JPH086300A (ja) 1996-01-12

Family

ID=22960303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7141734A Pending JPH086300A (ja) 1994-06-08 1995-06-08 電子写真トナー

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0690355A1 (ja)
JP (1) JPH086300A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060020A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Chukyo Yushi Kk 荷電制御剤及びその製法並びに静電荷像現像用トナー

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9803326D0 (en) * 1998-02-18 1998-04-15 Zeneca Ltd Compounds, composition and use

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2229513A (en) 1938-06-24 1941-01-21 Atwood Vacuum Machine Co Lid support
US3565805A (en) 1963-08-30 1971-02-23 Addressograph Multigraph Electrostatic developer mix
GB1117224A (en) 1964-07-02 1968-06-19 Rank Xerox Ltd Process for the production of electrostatographic toner particles
US3547822A (en) 1968-02-01 1970-12-15 Eastman Kodak Co Scum-retardant carrier particles and compositions thereof
US3632512A (en) 1969-02-17 1972-01-04 Eastman Kodak Co Method of preparing magnetically responsive carrier particles
US3850663A (en) 1970-02-05 1974-11-26 Xerox Corp Cellulose coated carriers
US3694359A (en) 1970-05-04 1972-09-26 Eastman Kodak Co Dry electroscopic toner compositions
US3898170A (en) 1972-03-21 1975-08-05 Eastman Kodak Co Electrographic carrier vehicle and developer composition
US3795618A (en) 1972-03-21 1974-03-05 Eastman Kodak Co Electrographic carrier vehicle and developer composition
CA1087013A (en) 1972-03-21 1980-10-07 John M. Mccabe ELECTROPHOTOGRAPHIC CARRIER OF MAGNETICALLY ATTRACTABLE CARRIER COATED WITH A METAL ION-LINKED CARBOXYLIC ACID .alpha.-OLEFIN COPOLYMER
USRE31072E (en) 1973-07-18 1982-11-02 Eastman Kodak Company Electrographic developing composition and process
US4042518A (en) 1973-09-05 1977-08-16 Xerox Corporation Stoichiometric ferrite carriers
US3970571A (en) 1974-12-20 1976-07-20 Eastman Kodak Company Method for producing improved electrographic developer
US4076857A (en) 1976-06-28 1978-02-28 Eastman Kodak Company Process for developing electrographic images by causing electrical breakdown in the developer
US4089472A (en) 1977-04-25 1978-05-16 Eastman Kodak Company Impact target for fluid energy mills
US4160644A (en) 1977-06-13 1979-07-10 Streck Laboratories, Inc. Platelet reference control and method of preparation
US4394430A (en) 1981-04-14 1983-07-19 Eastman Kodak Company Electrophotographic dry toner and developer compositions
US4414152A (en) 1981-05-18 1983-11-08 Eastman Kodak Company Bis aryl-azo derivatives of 2,3-naphthalenediol
US4416965A (en) 1982-07-14 1983-11-22 Eastman Kodak Company Electrostatographic developers comprising toners containing a polyester having p-hydroxybenzoic acid recurring units
AU555150B2 (en) 1982-11-08 1986-09-11 Eastman Kodak Company Electrographic developer composition and method for using thesame
US4478925A (en) 1983-03-03 1984-10-23 Eastman Kodak Company Method of preparing carrier particles for electrographic magnetic brush dry development
US4517272A (en) 1983-08-12 1985-05-14 Eastman Kodak Company Electrostatic dry toner composition
US4545060A (en) 1983-09-19 1985-10-01 Northern Telecom Limited Decision feedback adaptive equalizer acting on zero states following a non-zero state
JPS60205460A (ja) * 1984-03-29 1985-10-17 Mitsubishi Chem Ind Ltd 正帯電性カラ−トナ−
EP0180655B1 (en) 1984-11-05 1988-04-06 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Electrophotographic toner
US4623606A (en) * 1986-01-24 1986-11-18 Xerox Corporation Toner compositions with negative charge enhancing additives
US4684596A (en) 1986-02-18 1987-08-04 Eastman Kodak Company Electrographic toner and developer composition containing quaternary ammonium salt charge-control agent
US4954409A (en) * 1986-05-22 1990-09-04 Fuji Xerox Co., Ltd. Developer for electrophotography
US4726994A (en) 1987-02-20 1988-02-23 Eastman Kodak Company Method of modifying the charging propensity of carrier particles for electrostatographic developers and carrier particles produced thereby
US4814250A (en) * 1987-03-17 1989-03-21 Eastman Kodak Company Electrophotographic toner and developer compositions containing dioctylsulfosuccinate and sodium benzoate charge control agents
US4758491A (en) 1987-07-06 1988-07-19 Eastman Kodak Company Dry toner and developer composition
US4833060A (en) 1988-03-21 1989-05-23 Eastman Kodak Company Polymeric powders having a predetermined and controlled size and size distribution
US4985328A (en) * 1988-09-22 1991-01-15 Hitachi Chemical Co., Ltd. Dry toner, dry developer and process for forming electrophotographic images
US4912009A (en) 1988-12-30 1990-03-27 Eastman Kodak Company Toner composition and method of making
JP2623919B2 (ja) 1990-06-06 1997-06-25 富士ゼロックス株式会社 電子写真用トナー組成物
US5439770A (en) * 1993-04-20 1995-08-08 Canon Kabushiki Kaisha Toner for developing electrostatic image, image forming apparatus and process cartridge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001060020A (ja) * 1999-06-18 2001-03-06 Chukyo Yushi Kk 荷電制御剤及びその製法並びに静電荷像現像用トナー

Also Published As

Publication number Publication date
EP0690355A1 (en) 1996-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0157341B2 (ja)
US5512403A (en) Mixture of carrier particles useful in electrographic developers
US5100754A (en) Coated carrier particles and electrographic developers containing them
JPH0154694B2 (ja)
JPH086300A (ja) 電子写真トナー
JPH08262788A (ja) 静電荷像現像用正帯電トナー
JPH09106104A (ja) トナー組成物
US5480757A (en) Two component electrophotographic developers and preparation method
US5681680A (en) Difunctional N-(2-cyanoethenyl) sulfonamides and toner compositions containing them
JPH07117766B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤
US5516615A (en) Stabilized carriers with β phase poly(vinylidenefluoride)
JPH0656506B2 (ja) トナ−
JPH08240926A (ja) 乾式粒状静電写真用トナー
JPH08227181A (ja) 乾式粒状静電写真用トナー
JPH0274955A (ja) 電子写真現像剤用キャリア
JPH0736083B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH0664361B2 (ja) 静電荷像現像用現像剤
JPS62287260A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPS6037471B2 (ja) 電気的潜像用トナ−
JPS61217061A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPS61212851A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPH08227176A (ja) 乾式粒状静電写真用トナー
JPH08248681A (ja) 乾式粒状静電写真用トナー
JPH01196070A (ja) 正帯電性現像剤
JPH0646308B2 (ja) 静電荷像現像用正荷電性トナー