JPH086282Y2 - パルプ濾液検出装置 - Google Patents

パルプ濾液検出装置

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JPH086282Y2
JPH086282Y2 JP1990117241U JP11724190U JPH086282Y2 JP H086282 Y2 JPH086282 Y2 JP H086282Y2 JP 1990117241 U JP1990117241 U JP 1990117241U JP 11724190 U JP11724190 U JP 11724190U JP H086282 Y2 JPH086282 Y2 JP H086282Y2
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JP
Japan
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filtrate
port
valve
collection tank
pulp
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JP1990117241U
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JPH0475944U (ja
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一孝 細川
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コーエイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パルプ原料中の濾液を抽出してそのpH等を
検出するためのパルプ検出装置に関する。
[従来の技術] 一般に、抄紙機に種箱を介してパルプ原料を供給する
場合には、パルプ原料を定期的にサンプリングし、サン
プル中の濾液を採取してそのpH等を検出する必要があ
る。このため、従来は、パルプ原料送給用のプロセス配
管に、パルプ濾液検出装置を接続するようにしている。
第4図は、この種の従来のパルプ濾液検出装置を示す
もので、図中、符号1は、パルプ原料送給用のプロセス
配管であり、このプロセス配管1には、サンプリング弁
2を有するサンプリング配管3を介してサンプリングタ
ンク4が接続され、前記サンプリング弁2を開にするこ
とにより、パルプ原料がサンブリングタンク4内に採取
されるようになっている。
このサンプリングタンク4の側面には、第4図に示す
ように、フィルタ5を介して濾液採取槽6が接続されて
おり、この濾液採取採取槽6内に採取された濾液のpH等
が、検出器7で検出されるようになっている。
前記サンプリングタンク4の頂部には、第4図に示す
ように、サンプリングタンク4内部洗浄用のノズル8お
よびフィルタ5洗浄用のノズル9が設けられており、ま
たサンプリングタンク4の底部には、排水弁10を有する
排水ライン11が接続されている。
また、前記濾液採取槽6には、第4図に示すように、
フィルタ5および濾液採取槽6内を洗浄するためのノズ
ル12が設けられており、濾液採取槽6内に採取された濾
液および洗浄水は、濾液排出弁13を介して排出されるよ
うになっている。
[考案が解決しようとする課題] 前記従来のパルプ濾液検出装置においては、パルプ原
料サンプリング用の弁2と、サンプル排出用の弁10との
2つを要するとともに、濾液採取槽6の他のサンプリン
グタンク4も必要となって構造が複雑となり、またフィ
ルタ5の洗浄も容易でない等の問題がある。
本考案は、かかる現況に鑑みなされたもので、構造が
簡単で取扱いも容易であり、またフィルタの洗浄も容易
なパルプ濾液検出装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前記目的を達成する手段として、側方に位
置する第1ポートがパルプ原料送給用のプロセス配管に
接続されるとともに、上方に位置する第2ポートが濾液
採取槽に接続され、かつ下方に位置する第3ポートが排
水ラインに接続される三方切換弁と;前記第2ポートと
濾液採取槽との間に配設されたフィルタと;濾液採取槽
の底部に設けた凹部内に配置された検出器と;凹部にそ
れぞれ接続された濾液排出弁およびエア供給弁と;濾液
採取槽の頂部に設けられた洗浄ノズルと;をそれぞれ設
け、濾液測定時には、前記三方切換弁を切換えて第1ポ
ートと第2ポートとを接続させるとともに、洗浄時に
は、前記三方切換弁を切換えて第2ポートと第3ポート
とを接続させるようにしたことを特徴とする。
[作用] 本考案に係るパルプ濾液検出装置においては、三方切
換弁の切換により、濾液測定と洗浄との切換が行なわ
れ、しかも三方切換弁は、サンプリングタンクの機能も
有しているので、構造が簡素化されるとともに、取扱い
も容易となる。また、濾液採取槽,フィルタ,三方切換
弁および排出ラインが上下に一直線状に並ぶので、洗浄
ノズルによる洗浄で、これらすべての洗浄を迅速に行な
うことが可能となる。
そして、本考案においては、検出器を、凹部内に配置
し、この凹部に、濾液排出弁およびエア供給弁をそれぞ
れ接続するようにしているので、測定の安定性および濾
液排出の完全性を図ることができ、また組立て・分解も
容易である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図を参照
して説明する。
第1図は、本考案に係るパルプ濾液検出装置の一例を
示すもので、このパルプ濾液検出装置21は、三方切換弁
22を備えており、この三方切換弁22の切換により、後に
詳述するように、濾液測定および洗浄がなされるように
なっている。
前記三方切換弁22は、第1図に示すように、弁箱23
と、この弁箱23内で90度正逆回転する弁体24とを備えて
おり、前記弁箱23には、側方に第1ポート23aが、また
上方に第2ポート23bが、さらに下方に第3ポート23cが
それぞれ設けられ、また前記弁体24には、T型状の流路
24aが設けられている。そして、弁体24を濾液測定側に
切換えることにより、前記第1ポート23aと第2ポート2
3bとが接続されるとともに、弁体24を洗浄側に切換える
ことにより、前記第2ポート23bと第3ポート23cとが接
続されるようになっている。
このように構成された三方切換弁22の第1ポート23a
は、第1図に示すように、パルプ原料送給用のプロセス
配管25に接続されており、また前記第2ポート23bは、
フィルタ26を介して濾液採取槽27の底部に接続されてい
る。また前記第3ポート23cには、排水ライン28が接続
されている。
前記濾液採取槽27の頂部には、第1図に示すように、
濾液採取槽27内部の洗浄およびフィルタ26の洗浄を行な
うための洗浄ノズル29が設置されており、この洗浄ノズ
ル29には、洗浄弁30を有する洗浄水用配管31が接続さ
れ、洗浄水が供給されるようになっている。
また、前記濾液採取槽27の底部には、第1図に示すよ
うに、凹部の濾液溜まり32が設けられており、濾液のpH
等を検出する検出器33は、この濾液溜まり32内に設置さ
れている。
この濾液溜まり32にはまた、第1図に示すように、濾
液排出弁34を有する濾液排出管35、およびエア供給弁36
を有するエア配管37がそれぞれ接続され、洗浄時に使用
されるようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
三方切換弁22は、通常状態では、第3図に示すよう
に、第2ポート23bと第3ポート23cとが接続されてお
り、したがって、プロセス配管25とパルプ濾液検出装置
21側とは切離されている。
この状態で、三方切換弁22を濾液測定側に切換える
と、弁体24が90度回転し、第2図に示すように、第1ポ
ート23aと第2ポート23bとが接続される。これにより、
プロセス配管25内のパルプ原料が、三方切換弁22内に取
込まれる。そして、パルプ原料はフィルタ26で濾過さ
れ、濾液のみが濾液採取槽27内に採取される。濾液採取
槽27内に採取される。濾液は、濾液溜まり32内に配され
ている検出器33によりpH等が測定される。
測定後、三方切換弁22を洗浄側に切換えると、弁体24
が逆方向に90度回転し、第3図に示すように、第2ポー
ト23bと第3ポート23cとが接続される。これにより、プ
ロセス配管25とパルプ濾液検出装置21側とが切離される
とともに、三方切換弁22内のパルプ原料は、排水ライン
28に排出される。また、濾液採取槽27内の濾液は、その
一部が、フィルタ26を介して排水ライン28に排出される
とともに、残部は、濾液排出弁34を介して濾液排出管35
に排出される。
次いで、洗浄弁30を開いて、洗浄ノズル29から洗浄水
を噴射させる。これにより、検出器33を含めた濾液採取
槽27内が洗浄されるとともに、フィルタ26が逆洗され
る。
通常は、この洗浄水による逆洗のみで、フィルタ26は
完全に洗浄されるが、これだけではフィルタ26の目詰ま
りが解消されない場合には、エア供給弁36を開いて、高
圧エアを濾液採取槽27内に供給する。これにより、フィ
ルタ26はエアブローされ、目詰まりが解消される。
しかして、従来は、2個の弁2,10が必要であったもの
を、三方切換弁22のみで済ませることができ、構造が簡
単になって取扱いも容易となり、またメンテナンスも容
易である。しかも、この三方切換弁22は、サンプリング
タンク4も兼ねているので、従来必須であったサンプリ
ングタンク4も省略でき、この点からも構造の簡素化が
図られる。
また、濾液採取槽27は、第2ポート23bを介して三方
切換弁22の上方に設置され、また排水ライン28は、第3
ポート23cを介して三方切換弁22の下方に接続されてい
るので、濾液採取槽27頂部の洗浄ノズル29から洗浄水を
噴射すれば、濾液採取槽27内部の洗浄はもとより、フィ
ルタ26の逆洗および三方切換弁22内の洗浄も同時に行な
うことができるとともに、洗浄排水を迅速に排出するこ
とができ、少ないノズルで効果的に洗浄することができ
る。
また、検出器33は、濾液採取槽27底部の濾液溜まり32
に配されているので、安定した測定結果が得られる。ま
た、この濾液溜まり32に、濾液排出管35およびエア配管
37が集中して設けられているので、組立て分解が容易で
あるとともに、濾液採取槽27内の濾液および洗浄排水を
完全に排出することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、三方切換弁を用いるよ
うにしているので、構造を簡素化できるとともに、取扱
いおよびメンテナンスが容易である。
また、濾液採取槽,フィルタ,三方切換弁および排水
ラインが、上下に一直線状に配されているので、濾液採
取槽頂部の洗浄ノズルから洗浄水を噴射することによ
り、これらすべての洗浄を容易かつ確実に行なうことが
でき、また洗浄排水を迅速に排出することができる。
そして、本考案においては、検出器を、濾液採取槽底
部の凹部内に配置し、この凹部に、濾液排出弁およびエ
ア供給弁をそれぞれ接続するようにしているので、安定
した測定結果が得られるとともに、濾液の排出およびフ
ィルタの洗浄が完全となり、また組立て・分解も容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るパルプ濾液検出装置を
示す構成図、第2図は濾液測定時の状態を示す説明図、
第3図は洗浄時の状態を示す説明図、第4図は従来のパ
ルプ濾液検出装置を示す構成図である。 21:パルプ濾液検出装置 22:三方切換弁 23:弁箱 23a:第1ポート 23b:第2ポート 23c:第3ポート 24:弁体 25:プロセス配管 26:フィルタ 27:濾液採取槽 28:排水ライン 29:洗浄ノズル 32:濾液溜まり 33:検出器 34:濾液排出弁 36:エア供給弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側方に位置する第1ポートがパルプ原料送
    給用のプロセス配管に接続されるとともに、上方に位置
    する第2ポートが濾液採取槽に接続され、かつ下方に位
    置する第3ポートが排水ラインに接続される三方切換弁
    と;前記第2ポートと濾液採取槽との間に配設されたフ
    ィルタと;濾液採取槽の底部に設けた凹部内に配置され
    た検出器と;凹部にそれぞれ接続された濾液排出弁およ
    びエア供給弁と;濾液採取槽の頂部に設けられた洗浄ノ
    ズルと;を備え、前記三方切換弁は、濾液測定時には、
    第1ポートと第2ポートとが接続され、洗浄時には、第
    2ポートと第3ポートとが接続されることを特徴とする
    パルプ濾液検出装置。
JP1990117241U 1990-11-09 1990-11-09 パルプ濾液検出装置 Expired - Lifetime JPH086282Y2 (ja)

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JPH0475944U JPH0475944U (ja) 1992-07-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61153542A (ja) * 1984-12-26 1986-07-12 Mitsubishi Paper Mills Ltd 濾液の採取方法
JPS63281055A (ja) * 1987-05-14 1988-11-17 Toshiba Corp 分析装置

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JPH0475944U (ja) 1992-07-02

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