JPH0862774A - 塗布方法及び塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ウェブに対する傷の発生と塗布液の乱れを防
止する写真用塗布液の塗布方法の提供。 【構成】 連続走行している帯状支持体１１Ａに対し、
単層もしくは複数層の塗布液を液供給手段より流出して
供給し、該液供給手段より自由落下塗布液膜２１Ａとし
て前記帯状支持体１１Ａに衝突させて塗布する塗布方法
に於いて、前記塗布液がカーテン状塗布液膜２１Ａとな
って、前記帯状支持体１１Ａに衝突し塗布される塗布位
置より支持体搬送方向の上流側に、移動可能な空気遮断
手段４Ａを有し、該空気遮断手段４Ａは前記塗布液の塗
布開始時には、前記帯状支持体１１Ａ面より０〜0.2mm
の位置に配置され、前記塗布液が前記帯状支持体１１Ａ
に安定塗布状態となった時、前記帯状支持体１１Ａ面よ
り１〜５mmの位置に移動することを特徴とする塗布方
法。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば、写真用フィル
ム、写真用印画紙、磁気記録テープ、接着テープ、オフ
セット板等の製造において、連続走行している帯状支持
体に薄膜状となった各種液状の組成物を用いてカーテン
塗布を行う塗布方法及び塗布装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、一定の速度で走行する帯状支持体
（以下ウェブと云う）に液状物をカーテン塗布方法を用
いて塗布する方法が知られている。前記カーテン塗布方
法は、特開平4-212951号、特開平3-65266号、等が知ら
れており、更に、文献名「A Study of the behaviour o
f a thin sheet of moving liquid」にも前記技術が開
示されている。特開平4-212951号は、図４に示すよう
に、一方向に移動するウェブ１に塗布液２をヘッド３よ
り自由落下させて塗布位置３Ａに衝突させ、前記ウェブ
１の移動で一定の厚さで塗布される。そして、前記塗布
位置３Ａには、前記ウェブ１の移動で該ウェブの同伴空
気流が発生し、前記塗布位置３Ａの塗布液２が塗布方向
に乱れる恐れがあるため、前記塗布位置３Ａのウェブ搬
送の上流側にブラシ装置４を前記ウェブ１に接触して設
け、該ブラシ装置４で前記空気流を防止して、前記塗布
液２の乱れを防止する手段が開示されている。又特開平
3-65266号は、図５に示すように、一方向に移動するウ
ェブ11にヘッド31より塗布液21を自由落下させて塗布位
置３Ｂに衝突させ、前記ウェブ11の移動でウェブ同伴空
気流が発生し、前記塗布位置３Ｂの塗布液21が塗布方向
に乱れる恐れがあるため、前記塗布位置３Ｂの上流側に
前記ウェブ11の移動方向と逆方向にノズルより空気を噴
射する吹き出し口41を設け、噴射された空気により、前
記空気流を防止して、前記塗布液21の乱れを防止する手
段が開示されている。

【０００３】更に前記文献に於いて、一方向に移動する
ウェブに塗布液を自由落下状態で落下して衝突させ、塗
布液を回転するロールに塗布する時、前記衝突塗布させ
る位置の前記ロール回転の上流側で、該塗布位置に近接
させ、プレートの先端を前記ウェブ面に当てる事で前記
ウェブの移動に伴う空気流を防止し、塗布液の乱れを防
止出来る事が記載されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記のようにウェブに
塗布液を自由落下させ、前記ウェブに衝突させて塗布液
を塗布する方法は一般にカーテン塗布方法と呼ばれ、前
記ウェブに対し極めて薄い一定の膜厚で塗布される事
で、特に写真用フィルムや、印画紙等に用いる感光材料
の塗布に多く用いられている。又前記カーテン塗布方法
は塗布開始時に前記空気流が影響して、大きく塗布液膜
の乱れが発生する。しかしその後カーテン塗布が開始さ
れてしまえば定常状態となるため、空気流の影響を殆ど
受けなくなる。

【０００５】以下前記理由を説明する。カーテン塗布開
始方法は、図６（ａ），（ｂ），（ｃ）、図７（ａ），
（ｂ），（ｃ）に示す様に、例えば２通りに大別され
る。

【０００６】何れもカーテン塗布液膜211Ａを安定に形
成した後、搬送方向に移動するウェブ111Ａ上に前記カ
ーテン塗布液膜211Ａを衝突させ始める方法である。

【０００７】特に図６（ａ），（ｂ），（ｃ）は空気流
遮断部材41Ａの先端を前記ウェブ111Ａに対し一定間隔
で配置固定し、液受け板411を移動する手段のものであ
る。又図７（ａ），（ｂ），（ｃ）は、ヘッド31Ａ又は
回転ロール111Ｂを移動するものである。

【０００８】前記何れの場合も、通常はカーテン塗布液
膜211Ａがウェブ111Ａに衝突した瞬間からカーテン塗布
液膜211Ａがウェブ111Ａに均一塗布されていく事にな
る。所がウェブ111Ａの移動速度が高速の場合、前記カ
ーテン塗布液膜211Ａの衝突点42の形成をウェブ111Ａの
移動で発生するウェブ同伴空気が妨げてしまう様にな
る。

【０００９】即ち、前記ウェブ同伴空気が前記カーテン
塗布液膜211Ａとウェブ111Ａとの間に侵入してしまい、
前記カーテン塗布液膜211Ａがウェブ111Ａ面上でスリッ
プする様になる。スリップした前記カーテン塗布液膜21
1Ａは重力の影響で下方に向かって滑り落ちるという現
象が発生する。

【００１０】一般にこの様な現象はカーテン塗布方法に
於ける空気巻き込み現象と呼ばれ、ＣＳ（塗布速度）が
高くなる程発生し易くなる。そこでカーテン塗布を高速
で行う場合、いかに安定させ、又前記空気巻き込み現象
を起こさずに、塗布開始を行うかが第１の課題となる。

【００１１】前記に記載した公知の特許文献にはウェブ
同伴空気流の遮断に関して比較的考慮された手段では有
るが以下のような問題点があった。

【００１２】先ず空気流を防止するために、特開平4-21
2951号公報に開示された技術の如く、ウェブに接触して
空気流遮断用のブラシを設けると、前記のように写真用
の感光材料を塗布するウェブに常時ブラシを接触させる
ことでゴミの付着や、ウェブに細かい傷を発生させ、写
真用フイルム面に悪影響を与える。それゆえ前記特開平
4-212951号は写真用感材の生産については改善の余地を
残していた。

【００１３】又前記のように空気流の防止手段として、
特開平4-212951号公報に開示された技術の如く、前記ウ
ェブの移動方向と逆方向に空気を噴射する吹き出し口を
設け、前記ウェブにカーテン塗布方法を用いて前記感光
材料の塗布液を塗布する時、常に吹き出し口より空気を
噴射し、ウェブ同様空気流を防止しているが、空気の吹
き出し口と、前記ウェブに対する塗布位置を近接させる
と、前記吹き出し口と塗布液供給用のヘッドとの間に多
くの空気を吸い込んでしまう。このように通常、空気流
の殆ど無いカーテン塗布液膜の側に強い空気流を発生さ
せてしまう。従ってカーテン塗布液膜に乱れが発生す
る。このため特開平3-65266号の技術は、安定に形成す
べきカーテン塗布液膜を乱してしまうと云う欠点を有し
ていた。

【００１４】又、前記空気流による影響を弱めるため
に、前記吹き出し口と塗布液供給のヘッドとの距離を開
けてしまうと、該距離に於いてウェブ同伴空気流を発生
させてしまい、本来の効果を失ってしまう事は云うまで
もない。

【００１５】更に前記文献に於いても、空気流の防止手
段として塗布位置に対し移動ウェブの上流側でプレート
の先端を当てる事で空気流を防止する手段が開示されて
いるが、前記のようにプレートの先端でウェブ面に傷を
発生させてしまい、この儘では感光材料等の生産には不
適当であった。

【００１６】ここで第２の課題は、前記カーテン塗布方
法に於いて、空気巻き込み現象を発生させずに塗布を開
始した後、カーテン塗布液膜を乱さず、ウェブにも傷を
付けず安定した塗布を継続する事であったが、前記の開
示された特許、及び文献は前記のような考慮がなされて
いなかった。

【００１７】本発明は、前記の様な欠点を改善するため
特に考えられたものである。研究者らは鋭意研究の結
果、以下の事を発見したのである。即ち、空気遮断部材
を用いて安定な塗布を開始してしまえば、その後空気流
遮断部材４Ａをウェブから離してもカーテン塗布は極め
て安定が保てると云う事が実験の結果として得られた。

【００１８】即ち、一定方向に移動するウェブに写真用
の塗布液をカーテン塗布方法により塗布する時、塗布液
の塗布開始時には、前記ウェブに対する塗布液の塗布位
置に、空気流防止手段を近接配置し、塗布状態が安定し
た塗布に達した後、前記空気流防止手段を前記塗布位置
より離間させるようにしてウェブに対する傷の発生と塗
布液の乱れを防止する事を目的としたものである。

【００１９】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的のた
め、請求項１に於いて、連続走行している帯状支持体に
対し、単層もしくは複数層の塗布液を液供給手段より流
出して供給し、該液供給手段より自由落下塗布液膜とし
て前記帯状支持体に衝突させて塗布する塗布方法に於い
て、前記塗布液がカーテン塗布液膜となって、前記帯状
支持体に衝突し塗布される塗布位置より支持体搬送方向
の上流側に、移動可能な空気遮断手段を有し、該空気遮
断手段は前記塗布液の塗布開始時には、前記帯状支持体
面より０〜0.2mmの位置に配置され、前記塗布液が前記
帯状支持体に安定塗布状態となった時、前記帯状支持体
面より１〜５mmの位置に移動すること。請求項２に於い
て、連続走行している帯状支持体に対し、単層もしくは
複数層の塗布液を液供給手段より流出して供給し、該液
供給手段より自由落下塗布液膜として前記帯状支持体に
衝突させて塗布する塗布方法に於いて、前記塗布液がカ
ーテン状塗布液膜となって前記帯状支持体に衝突し塗布
される塗布位置より支持体搬送方向の上流側に、移動可
能な空気遮断手段を有し、該空気遮断手段は前記塗布液
の塗布開始時には、前記帯状支持体面より０〜0.2mmの
位置に配置され、前記塗布液が前記帯状支持体に安定塗
布状態となった時、前記帯状支持体面より１〜５mmの位
置に移動すること。請求項３に於いて、前記空気遮断手
段は、可撓性を有するプレートで構成され、且つ撥水性
を有すること。請求項４に於いて、前記空気遮断手段
は、ロール状部材より構成されていることで達成され
る。

【００２０】

【実施例】図１は本発明の塗布液のカーテン塗布装置Ａ
に関する一実施例で、例えばポリエステル材、印画紙等
よりなるウェブ11Ａを懸架して一方向に移動させる回転
ローラ11Ｂで該ウェブ11Ａを矢示方向に移動させる。一
方前記回転ローラ11Ｂの上部位置に写真用感光材料より
なる塗布液21Ａを前記ウェブ11Ａに塗布させるヘッド31
Ａを設け、図示のように移動する前記ウェブ11Ａ面上に
塗布液21Ａをカーテン状に自由落下させ、前記ウェブ11
Ａ面上に衝突し、衝突位置21Ｂより塗布液21Ａは一定の
薄膜状となって塗布される。４Ａは前記衝突位置21Ｂよ
り上流位置に配置されており、可撓性を有する板状で形
成され、且つ撥水性を有する空気流遮断部材で、該空気
流遮断部材４Ａの先端４Ｂを前記ウェブ11Ａ面に近接し
て配置し、且つ支持部材４Ｃに対し摺動自在に設けられ
ている。

【００２１】前記ウェブ11Ａの搬送速度が高速、例えば
200ｍ／min 以上、前記ヘッド31Ａの塗布液21Ａが落下
する位置から前記ウェブ11Ａ面Ｌを７cmに設定し、塗布
液21Ａをカーテン状に落下させる。その際、前記塗布液
21Ａの衝突位置21Ｂより前記回転ローラ11Ｂの中心軸11
Ｃを結んだ直線と、前記中心軸11Ｃを通る鉛直線とのな
す角度θを０〜60°に設定して、ウェブ11Ａ面の移動に
より発生する空気流を防止する。更に前記塗布液21Ａと
ウェブ11Ａの衝突位置21Ｂと、前記空気流遮断部材４Ａ
の先端４Ｂとの距離は50mm以下、好ましくは25mm以下と
する。

【００２２】以下塗布液21Ａの塗布作用と、前記空気流
遮断部材４Ａの作用を図２（ａ）、（ｂ）及び図３
（ａ），（ｂ）により説明する。

【００２３】図２（ａ）は、前記ヘッド31Ａより塗布液
21Ａの塗布を開始した時で、前記空気流遮断部材４Ａの
先端４Ｂと、ウェブ11Ａ面間を０〜0.2mmとし、ヘッド3
1Ａより塗布液21Ａを図示のようにカーテン状に落下さ
せ、回転ローラ11Ｂで矢示方向に移動するウェブ11Ａ面
に衝突させ、該衝突位置21Ｂより薄膜状で前記ウェブ11
Ａ面上に順次カーテン塗布を行う。その際ウェブ11Ａ面
の移動で該面に接する空気が移動方向に空気流となって
移動するが、前記空気流遮断部材４Ａの先端４Ｂが、前
記のように極めて接近して配置されており、前記空気流
は前記空気流遮断部材４Ａの先端４Ｂで遮断され前記塗
布液21Ａの衝突位置21Ｂに前記空気流の影響は受けない
で塗布開始出来る。

【００２４】図３（ａ）は塗布開始時に空気流の影響を
大きく受けた場合の塗布開始部を図示したものである。
矢印25Ａウェブ11Ａの搬送方向であり、26Ａは塗布開始
線である。この場合はウェブ同伴空気の影響で容易に安
定した塗布が開始されず、符号27Ａで示した泡巻き込み
を伴った塗布不良部分がウェブ11Ａの長手方向に何時ま
でも発生し続ける。その後、定常塗布部分28Ａで初めて
安定塗布が開始されるが、前記塗布不良部分27Ａの長さ
は数ｍ〜10ｍ以上に及び、感光材料としては不良品とな
り、切捨てて廃棄する事になる。

【００２５】一方前記のように前記空気流を前記空気流
遮断部材４Ａの先端４Ｂとウェブ11Ａ面間を０〜0.2mm
で設定し、前記のように遮断した場合は、図３(b)に示
すように空気流による不良塗布27Ｂは極めて僅かであり
不良塗布部は数10センチの単位しか発生しない。このよ
うに塗布液21Ａは塗布開始と共にほぼ正常な塗布状態で
塗布を開始出来る。

【００２６】前記のように塗布液21Ａが正常の塗布状態
になると同時に図２（ｂ）に示すように前記空気流遮断
部材４Ａの先端４Ｂをウェブ11Ａ面より１〜５mm引き離
すが、好ましくは３mm以下とする。前記空気流遮断部材
４Ａを作動させる手段としては、特に図示はしないが、
例えば電磁ソレノイド、モータと減速手段による駆動手
段、カム手段等を用いる事が出来る。尚前記のようにウ
ェブ11Ａ面より前記先端４Ｂを引き離しても塗布液21Ａ
の塗布開始後は空気流による影響は殆ど受けずに安定し
た塗布を継続する事が出来る。尚前記空気流遮断部材４
Ａを可撓性を有する板状の実施例で説明したが、例えば
ロール状部材を用いてもよい。

【００２７】前記図２の実施例では塗布液21Ａの粘度を
60C.P、感光層として、６層塗布（保護層、赤色感光
層、中間層、緑色感光層、中間層、青色感光層）、塗布
速度180〜450ｍ／min、前記のようにヘッド31Ａとウェ
ブ11Ａ間Ｌを７cmとして塗布を行った時、従来例と本発
明の比較例を下記表１に示す。

【００２８】

【表１】

【００２９】以上の表１より明らかな様に、本発明を用
いると、MaxCS（塗布液をウェブに塗布出来る最高の塗
布速度）を比較例より飛躍的に高める事が出来る事が分
かる。当然のことながら本発明に於けるMaxCSとは、前
記空気流遮断部材４Ａをウェブ11Ａから遠ざけても安定
した塗布を継続出来た塗布速度の事である。更に前記塗
布不良部分の長さの低減化についても同一ＣＳ（塗布速
度）に於いて本発明が極めて有利である事が分かる。又
前記回転ローラ11Ｂの中心軸11Ｃを通る鉛直線と、塗布
液衝突位置21Ｂと中心軸11Ｃとを結んだ直線とのなす角
度θについては、１〜60°の全てに於いて効果が有った
が、特に効果が顕著であったのは10〜45°の場合であ
る。

【００３０】

【発明の効果】以上のように空気流遮断部材４Ａの先端
４Ｂをウェブ11Ａ面に対し接触せずに近接させる事で空
気流を大幅に削減し、塗布速度を大幅に高める事が出
来、生産性を飛躍的に向上させる事が出来た。又、前記
のようにウェブに対する不良塗布の発生を防止する事が
出来たので、不良塗布による感光材料の廃棄を非常に少
なくする事が出来た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の塗布装置を示す側面図。

【図２】本発明の塗布装置における空気流遮断部材の作
動を示す側面図。

【図３】本発明の塗布装置における塗布液の塗布と従来
の塗布による塗布サンプルの模式図。

【図４】従来の塗布装置を示す斜視図。

【図５】従来の塗布装置を示す縦断側面図。

【図６】従来の塗布装置の塗布順序を示す説明図。

【図７】従来の他の塗布装置の塗布順序を示す説明図。

【符号の説明】

１，11，11Ａ，111Ａ ウェブ ２，21，21Ａ，211Ａ 塗布液膜 ３，31，31Ａ ヘッド ４Ａ，41Ａ 空気流遮断部材

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 連続走行している帯状支持体に対し、単
   層もしくは複数層の塗布液を液供給手段より流出して供
   給し、該液供給手段より自由落下塗布液膜として前記帯
   状支持体に衝突させて塗布する塗布方法に於いて、前記
   塗布液がカーテン状塗布液膜となって、前記帯状支持体
   に衝突し塗布される塗布位置より支持体搬送方向の上流
   側に、移動可能な空気遮断手段を有し、該空気遮断手段
   は前記塗布液の塗布開始時には、前記帯状支持体面より
   ０〜0.2mmの位置に配置され、前記塗布液が前記帯状支
   持体に安定塗布状態となった時、前記帯状支持体面より
   １〜５mmの位置に移動することを特徴とする塗布方法。
2. 【請求項２】 連続走行している帯状支持体に対し、単
   層もしくは複数層の塗布液を液供給手段より流出して供
   給し、該液供給手段より自由落下塗布液膜として前記帯
   状支持体に衝突させて塗布する塗布方法に於いて、前記
   塗布液がカーテン状塗布液膜となって前記帯状支持体に
   衝突し塗布される塗布位置より支持体搬送方向の上流側
   に、移動可能な空気遮断手段を有し、該空気遮断手段は
   前記塗布液の塗布開始時には、前記帯状支持体面より０
   〜0.2mmの位置に配置され、前記塗布液が前記帯状支持
   体に安定塗布状態となった時、前記帯状支持体面より１
   〜５mmの位置に移動することを特徴とする塗布装置。
3. 【請求項３】 前記空気遮断手段は、可撓性を有するプ
   レートで構成され、且つ撥水性を有することを特徴とす
   る請求項１又は２記載の塗布方法及び塗布装置。
4. 【請求項４】 前記空気遮断手段は、ロール状部材より
   構成されていることを特徴とする請求項１又は２記載の
   塗布方法及び塗布装置。