JPH0862345A - 時計の輪列構造 - Google Patents

時計の輪列構造

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JPH0862345A
JPH0862345A JP20191994A JP20191994A JPH0862345A JP H0862345 A JPH0862345 A JP H0862345A JP 20191994 A JP20191994 A JP 20191994A JP 20191994 A JP20191994 A JP 20191994A JP H0862345 A JPH0862345 A JP H0862345A
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JP
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gear
motor
planetary
gears
planetary gears
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JP20191994A
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Yoshiyuki Ariki
芳幸 有木
Akio Ito
彰雄 伊藤
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Jeco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の削減と駆動部の小型化を図る。 【構成】 1はコイルボビン2a、2b、ヨーク3a、
3bを備えた固定子で、マグネット6が固着されたモー
タ軸5が回転自在に支持され、モータを構成している。
7はピン7aが突設されたモータ軸5に固着されたアー
ム部材、8,9は分針歯車と時針歯車である。12,1
3はピン7aに回転自在に支持された下部歯車と上部歯
車である。14,15は下部歯車に形成され、分針歯車
8、時針歯車9にそれぞれ噛合する第1および第2の遊
星歯車である。上部歯車には、時針歯車9に噛合する第
2の遊星歯車15とカバー17に形成された固定歯車1
7bに噛合する第3の遊星歯車が設けられている。そし
て、分針歯車8と時針歯車9とはモータ軸5上に軸支さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ式時計の駆動
部の輪列構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は実開昭47−24169号公報に
記載された従来の時計の輪列構造を示すものである。同
図に基づいて従来の時計の輪列構造を説明すると、41
a、41bはモータであって、モータ41bは時刻修正
時のみ使用するもので通常は停止している。モータ41
aの回転はモータカナ42を介して2番歯車43、2番
歯車カナ44から3番歯車45に伝達され、さらに3番
歯車カナ46、遊星歯車47、遊星歯車カナ48を介し
て分針カナ49に伝達されて、遊星歯車47の遊星運動
を利用せずに分針60を1/60rpmで回転させてい
る。一方、日の裏の機構は、分針カナ50から日の裏歯
車51、日の裏カナ52、時針歯車53を介して、分針
60の回転を1/12に減速して、時針61を1/12
rphで回転させている。時刻修正時には、モータ41
bも回転させることにより、モータカナ55を介して、
太陽歯車56も回転させて、差動歯車機構により合成さ
れて、分針60および時針61の針合わせが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
時計の輪列構造では、駆動源としてのモータを2個必要
とし、一方のモータに減速歯車機構を必要とするため、
部品点数が多くなり、かつ、駆動部のスペースが大きく
なるという問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、部品点数の削減と駆動部の小型化を図った時計の輪
列構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る時計の輪列構造は、駆動源のモータ
と、このモータの回転軸に固着されて回転するアーム部
材と、このアーム部材に植設したピンに回転自在に支持
された遊星歯車と、この遊星歯車が噛合する太陽歯車と
からなり、前記太陽歯車を時針歯車または分針歯車とす
ると共に、前記太陽歯車を前記モータの回転軸と同軸上
に回転自在に支持したものである。また、本発明に係る
時計の輪列構造は、駆動源のモータと、このモータの回
転軸に固着されて回転するアーム部材と、このアーム部
材に植設したピンに回転自在に支持された第1、第2お
よび第3の3個の遊星歯車と、これら遊星歯車のうち第
1および第2の遊星歯車がそれぞれ噛合する2個の太陽
歯車と、これら太陽歯車および遊星歯車を密閉するカバ
ーとからなり、前記2個の太陽歯車のそれぞれを時針歯
車および分針歯車とすると共に、これら太陽歯車を前記
モータの回転軸と同軸上に回転自在に支持し、かつ前記
カバーに前記第3の遊星歯車と噛合する固定歯車を設け
ると共に、第2の遊星歯車を分割して、前記第1および
第2の遊星歯車と第2および第3の遊星歯車との2部品
構成としたものである。また、本発明に係る時計の輪列
構造は、分割した第2の遊星歯車の歯を互いに1歯おき
に形成すると共に、歯元を分離し、かつ歯幅を長くし
て、隣接する歯の間に互いの歯を挿入したものである。
また、本発明に係る時計の輪列構造は、駆動源のモータ
と、このモータの回転軸に固着されて回転するアーム部
材と、このアーム部材に植設した一対のピンのそれぞれ
に回転自在に支持された一対の遊星歯車と、これら遊星
歯車のそれぞれに噛合する2個の太陽歯車と、これら太
陽歯車および遊星歯車を密閉するカバーとからなり、前
記2個の太陽歯車をそれぞれ時針歯車および分針歯車と
すると共に、これら太陽歯車を前記モータの回転軸と同
軸上に回転自在に支持し、かつ前記カバーに前記2個の
遊星歯車に形成した別の歯と噛合する固定歯車を設けた
ものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、遊星歯車機構を介して直接減
速するようにしたので、部品点数が削減される。また、
本発明によれば、カバーに固定歯車を設け、3個の遊星
歯車を2個の部品構成としたので、高さ方向の寸法が小
さくなる。また、本発明によれば、分割した第2の遊星
歯車の歯元を分離したので、歯の剛性が小さくなり、時
針歯車と当接する際、歯の撓みが大きくなり、歯同士の
衝突の際の音が吸収される。また、本発明によれば、遊
星歯車を一対設けたので、全体の重量バランスがとれ
て、外部からの衝撃に対しての振動の減衰が速い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る時計の輪列構造の断面図であ
る。同図において、符号1で示すものは、モールド成形
された合成樹脂性の固定子で、全体が略円筒状に形成さ
れ、中空部の底面中央に軸受部1aが凹設され、側部に
後述するコイル2a、2bを接続して、基板の駆動回路
(図示を省略)に電気的に接続する端子1dを嵌合させ
て固定する孔1cが貫通形成された端子ブロック部1b
が一体形成されている。2a、2bは固定子1の周面に
2層に巻回されたコイル、3a、3bはコイル2a、2
bを取り巻くようにして固定子1に一体成形されたステ
ータヨークであって、固定子1の円周方向に沿って上下
2対(計4枚)配設され、極歯部3c、3dが固定子1
の中空部に露呈している。4はステータヨーク3a、3
bの開口部を閉塞しコイル2a、2bを取り囲むように
して、ステータヨーク3a、3bに取り付けられたヨー
クである。
【0008】5は軸受部1aに回転自在に支持された回
転軸としてのモータ軸であって、下端部に、周面に前記
極歯部3c、3dに対向してN極とS極が着磁されたマ
グネット6が固着され、上端側が延設されてピン7aが
突設されたアーム部材7が固着されている。これらモー
タ軸5、マグネット6、ステータヨーク3a、3b、ヨ
ーク4およびコイル2a、2bによって、ステッピング
モータを構成している。8は上端に分針10が嵌着され
た分針歯車であって、中央のボス部8aの内孔がモータ
軸5の上端部に嵌挿されている。9は上端に時針11が
嵌着された時針歯車であって、中央のボス部9aの内孔
がボス部8aの外周部に嵌挿されている。
【0009】12はピン7aに回転自在に支持された下
部歯車であって、下部側に第1の遊星歯車14が、上部
側に第2の遊星歯車15が、それぞれ形成されている。
13は下部歯車12上に載置されるようにしてピン7a
に回転自在に支持された上部歯車であって、下部側に前
記第2の遊星歯車15と同形状の第2の遊星歯車15
が、上部側に第3の遊星歯車16が、それぞれ形成され
ている。17はこれら遊星歯車14、15、16および
前記分針歯車8、時針歯車9を密閉するカバーであっ
て、上面部中央に軸受孔17aが穿設され、上面部下面
には、固定歯車17bが形成され、下端に突設した爪1
7cをヨーク4に形成した溝4aに係合させることによ
り、ヨーク4に固定している。前記分針歯車8および時
針歯車9は、時針歯車9のボス部9aの外周が、軸受孔
17cに嵌合することにより、軸受孔17cとモータ軸
5とで回転自在に支持されている。また、第1の遊星歯
車14は分針歯車8と噛合し、分割された第2の遊星歯
車15は共に時針歯車9と噛合し、第3の遊星歯車16
はカバー17の固定歯車17bと噛合している。18は
カバー17と時針歯車9との間に介装された時針押えば
ねであって、時針歯車9と分針歯車8のスラスト方向の
ガタを抑制するものである。
【0010】次に、このような構成の時計の輪列構造の
動作を説明する。コイル2a、2bに互いに位相をずら
せた周波数の交流電源を印加すると、極歯3cおよび3
dが交互にN極、S極に着磁され、これによりマグネッ
ト6のN極、S極が吸引、反発を繰り返し、マグネット
6は回転する。この回転は、モータ軸5を介してアーム
7を回転させるので、第1乃至第3の遊星歯車14、1
5、16を、分針歯車8および時針歯車9の周りを公転
させる。同時に、第3の遊星歯車16が固定歯車17b
で固定されているので、上部歯車13が自転し、第2の
遊星歯車15と噛合している時針歯車9が回転する。ま
た、時針歯車9に、分割した第2の遊星歯車15、15
が同時に噛合しているので、下部歯車12も同時に自転
して、第1の遊星歯車14と噛合している分針歯車8も
回転する。
【0011】ここで、第1の遊星歯車14の歯数をZ1
4、第2の遊星歯車15の歯数をZ15、第3の遊星歯
車16の歯数をZ16、分針歯車8の歯数をZ8、時針
歯車9の歯数をZ9、固定歯車17bの歯数をZ17b
とすれば、分針歯車8の減速比I1は、式(1)で表さ
れ、時針歯車9の減速比I2は、(式)2で表される。
【0012】
【数1】
【0013】本実施例では、Z14=12、Z15=1
7、Z16=10、Z8=28、Z9=36、Z17b
=21に設定しており、I1=1/10、I2=1/1
20となり、ステッピングモータの通常の回転数を、1
/6rpmとすることにより時針歯車9に圧入固定され
ている時針11が、1/12rph、また、分針歯車8
に圧入固定されている分針10が、1/60rpmで回
転する。
【0014】一方、時刻修正時には、コイル2a、2b
へ周波数を変えた電圧を印加し、ステッピングモータを
早送りで正転または逆転させることにより、行うことが
できる。
【0015】このように、モータ軸5と同軸上に時針歯
車9、分針歯車8を軸支し、遊星歯車機構により直接駆
動するようにしたので、部品点数が大幅に削減されると
共に、小型化が図られる。また、カバー17に固定歯車
17bを形成すると共に、第1乃至第3の遊星歯車を上
・下部歯車13、12の2部品構成としたので、厚み方
向の寸法が小さくなる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例を示す要部斜
視図である。この第2の実施例においては、上部歯車1
3の第2遊星歯車15と下部歯車12の第2遊星歯車1
5の構造に特徴を有している。すなわち、両第2遊星歯
車15は1歯おきに形成され、歯元が分離され、かつ歯
幅Hが長く形成されている。このように形成された上・
下歯車13、12を図1に示すようにピン7aに嵌挿す
ると、両第2の遊星歯車15は、隣接する歯の間に互い
の歯が挿入されるように、組み上げられて、第1の実施
例と同様に時針歯車8と噛合して、時針11の歩進が行
われる。このように、遊星歯車15の歯元を分離したこ
とにより、遊星歯車15の剛性が低下し、このため、時
針歯車8との噛合における当接時において、遊星歯車1
5の撓みが大きくなり、この撓みにより当接音が吸収さ
れる。
【0017】図3は本発明の第3の実施例を示す断面図
である。この第3の実施例では、アーム部材7にピン7
aと対称の位置にもう一つのピン7bが突設され、これ
ら両ピン7a、7bに一対の歯車20、21が回転自在
に支持されている。一方の歯車20には、固定歯車17
bと噛合する第3の遊星歯車16と分針歯車8と噛合す
る第1の遊星歯車14が設けられている。他方の歯車2
1には、固定歯車17bと噛合する第3の遊星歯車16
と時針歯車9と噛合する第2の遊星歯車15が設けられ
ている。このような構成において、分針10と時針11
は、一対の歯車20、21を介して第1の実施例と同様
に歩進される。また、このように、アーム部材7の両端
に一対のピンを突設し、これらピン7a、7bに歯車2
0、21を軸支することにより、重量バランスが良好と
なり、外部からの振動や衝撃の減衰が早くなり、振動や
衝撃に対して強くなる。
【0018】図4は本発明の第4の実施例を示す斜視図
である。この第4の実施例では、第1の実施例における
ステータヨーク3aを分離し、ステータヨーク25と
し、このステータヨーク25の外周端に、下方に延在す
る4個のヨーク部25a乃至25dを一体形成した点に
特徴を有している。ステータヨーク25には、孔25e
が穿設され、内周端には、下方に折曲された極歯25f
が突設されている。固定子26には、第1の実施例と同
様に、軸受部26aが設けられ、1枚のステータヨーク
3aと2枚のステータヨーク3bとが埋設され、コイル
2a、2bが巻回されている。この固定子26には、前
記孔25eが嵌合する突起26bが突設され、内周部に
は凹部26cが設けられている。
【0019】このような構成において、ステータヨーク
25の極歯25fを固定子26の凹部26cに、また突
起26bに孔25eをそれぞれ嵌合させることにより、
ステータヨーク25は固定子26に位置決めされて取り
付けられる。このようにステータヨーク25にヨーク部
25a乃至25dを一体形成することにより、部品点数
の削減が図られると共に、組立工数の削減も図られる。
【0020】図5は本発明の第5の実施例を示す断面図
である。同図において、30は固定子であって、底面に
ダボ30aとダボ30aよりやや低い突起30bが突設
され、側面下部に小突起30cが突設されている。31
は略L字状に形成された薄片状の端子であって、先端に
くの字状の折曲部31aが形成されて、孔32aが穿設
されたブロック32に一体成形されている。このような
構成において、ブロック32の孔32aに固定子30の
ダボ30aを圧入することによりブロック32が固定子
30に取り付けられると共に、プリント基板33の孔
(図示せず)にダボ30aの先端を嵌合させ、突起30
bをプリント基板33の表面に突当てることにより、固
定子30をプリント基板33に取り付ける。このとき、
端子31の折曲部31aがプリント基板の駆動回路の端
子(図示せず)またはプリント基板導通部に接触し、端
子31の他端にコイル2a、2bを接続する。
【0021】このように、端子31を備えたブロック3
2を固定子30の底面に固定する構造としたことによ
り、端子用のブロックを固定子の側面に突設した従来の
構造と比較して、端子用のスペースを少なくすることが
できて、小型化を図ることが可能となる。また、端子3
1はブロック32に一体形成され、固定子30をプリン
ト基板33に取り付ける際に、折曲部31aが同時にプ
リント基板33と電気的接続がなされるので、組立が容
易となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動源のモータと、このモータの回転軸に固着されて回転
するアーム部材と、このアーム部材に植設したピンに回
転自在に支持された遊星歯車と、この遊星歯車が噛合す
る太陽歯車とからなり、前記太陽歯車を時針歯車または
分針歯車とすると共に、前記太陽歯車を前記モータの回
転軸と同軸上に回転自在に支持したことにより、時針ま
たは分針を遊星歯車機構により直接駆動するようにした
ので、減速歯車機構およびモータを1つ削減できため、
部品点数が大幅に削減されると共に、小型化が図られ
る。
【0023】また、本発明によれば、駆動源のモータ
と、このモータの回転軸に固着されて回転するアーム部
材と、このアーム部材に植設したピンに回転自在に支持
された第1、第2および第3の3個の遊星歯車と、これ
ら遊星歯車のうち第1および第2の遊星歯車がそれぞれ
噛合する2個の太陽歯車と、これら太陽歯車および遊星
歯車を密閉するカバーとからなり、前記2個の太陽歯車
のそれぞれを時針歯車および分針歯車とすると共に、こ
れら太陽歯車を前記モータの回転軸と同軸上に回転自在
に支持し、かつ前記カバーに前記第3の遊星歯車と噛合
する固定歯車を設けると共に、第2の遊星歯車を分割し
て、前記第1および第2の遊星歯車と第2および第3の
遊星歯車との2部品構成としたことにより、厚み方向の
寸法を小さくすることができ、このため、小型化を図る
ことが可能となる。
【0024】また、本発明によれば、分割した第2の遊
星歯車の歯を互いに1歯おきに形成すると共に、歯元を
分離し、かつ歯幅を長くして、隣接する歯の間に互いの
歯を挿入したことにより、第2の遊星歯車の剛性が低下
し、このため、時針歯車との噛合における当接時におい
て、第2の遊星歯車の撓みが大きくなり、当接音が吸収
されるので、騒音の発生が防止される。
【0025】また、本発明によれば、駆動源のモータ
と、このモータの回転軸に固着されて回転するアーム部
材と、このアーム部材に植設した一対のピンのそれぞれ
に回転自在に支持された一対の遊星歯車と、これら遊星
歯車のそれぞれに噛合する2個の太陽歯車と、これら太
陽歯車および遊星歯車を密閉するカバーとからなり、前
記2個の太陽歯車をそれぞれ時針歯車および分針歯車と
すると共に、これら太陽歯車を前記モータの回転軸と同
軸上に回転自在に支持し、かつ前記カバーに前記2個の
遊星歯車に形成した別の歯と噛合する固定歯車を設けた
ので、アーム部材に設けた一対の遊星歯車により、全体
の重量バランスがとれて、外部からの振動、衝撃の減衰
が速く、振動、衝撃に強い時計の輪列構造を提供し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る時計の輪列構造の断面図であ
る。
【図2】 本発明に係る時計の輪列構造の第2の実施例
の要部を示し、(a)は上部歯車の斜視図、(b)は下
部歯車の斜視図である。
【図3】 本発明に係る時計の輪列構造の第3の実施例
の断面図である。
【図4】 本発明に係る時計の輪列構造の第4の実施例
の要部を示し、(a)はステータヨークの斜視図、
(b)は固定子の斜視図である。
【図5】 本発明に係る時計の輪列構造の第5の実施例
の断面図である。
【図6】 従来の時計の輪列構造の断面図である。
【符号の説明】
1,26,30…固定子、2a,2b…コイル、3a,
3b,25…ステータヨーク、4…ヨーク、5…モータ
軸、7…アーム部材、8…分針歯車、9…時針歯車、1
0…分針、11…時針、12…下部歯車、13上部歯
車、14…第1の遊星歯車、15…第2の遊星歯車、1
6…第3の遊星歯車、17…カバー、17b…固定歯
車、20,21…歯車、25a乃至25d…ヨーク部、
31…端子、32…ブロック、33…プリント基板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源のモータと、このモータの回転軸
    に固着されて回転するアーム部材と、このアーム部材に
    植設したピンに回転自在に支持された遊星歯車と、この
    遊星歯車が噛合する太陽歯車とからなり、前記太陽歯車
    を時針歯車または分針歯車とすると共に、前記太陽歯車
    を前記モータの回転軸と同軸上に回転自在に支持したこ
    とを特徴とする時計の輪列構造。
  2. 【請求項2】 駆動源のモータと、このモータの回転軸
    に固着されて回転するアーム部材と、このアーム部材に
    植設したピンに回転自在に支持された第1、第2および
    第3の3個の遊星歯車と、これら遊星歯車のうち第1お
    よび第2の遊星歯車がそれぞれ噛合する2個の太陽歯車
    と、これら太陽歯車および遊星歯車を密閉するカバーと
    からなり、前記2個の太陽歯車のそれぞれを時針歯車お
    よび分針歯車とすると共に、これら太陽歯車を前記モー
    タの回転軸と同軸上に回転自在に支持し、かつ前記カバ
    ーに前記第3の遊星歯車と噛合する固定歯車を設けると
    共に、第2の遊星歯車を分割して、前記第1および第2
    の遊星歯車と第2および第3の遊星歯車との2部品構成
    としたことを特徴とする時計の輪列構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の時計の輪列構造におい
    て、前記分割した第2の遊星歯車の歯を互いに1歯おき
    に形成すると共に、歯元を分離し、かつ歯幅を長くし
    て、隣接する歯の間に互いの歯を挿入したことを特徴と
    する時計の輪列構造。
  4. 【請求項4】 駆動源のモータと、このモータの回転軸
    に固着されて回転するアーム部材と、このアーム部材に
    植設した一対のピンのそれぞれに回転自在に支持された
    一対の遊星歯車と、これら遊星歯車のそれぞれに噛合す
    る2個の太陽歯車と、これら太陽歯車および遊星歯車を
    密閉するカバーとからなり、前記2個の太陽歯車をそれ
    ぞれ時針歯車および分針歯車とすると共に、これら太陽
    歯車を前記モータの回転軸と同軸上に回転自在に支持
    し、かつ前記カバーに前記2個の遊星歯車に形成した別
    の歯と噛合する固定歯車を設けたことを特徴とする時計
    の輪列構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011513760A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 パルミジャーニ フルーリエ エス.アー. 同軸時計ムーブメント

Cited By (1)

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JP2011513760A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 パルミジャーニ フルーリエ エス.アー. 同軸時計ムーブメント

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