JPH086176Y2 - 空調設備 - Google Patents

空調設備

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JPH086176Y2
JPH086176Y2 JP1990097923U JP9792390U JPH086176Y2 JP H086176 Y2 JPH086176 Y2 JP H086176Y2 JP 1990097923 U JP1990097923 U JP 1990097923U JP 9792390 U JP9792390 U JP 9792390U JP H086176 Y2 JPH086176 Y2 JP H086176Y2
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air
heated
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敏和 奥村
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空調設備に関し、詳しくは、蒸発器により採
熱源空気から採熱して、凝縮器により調整対象空気を加
熱するヒートポンプ装置と、前記凝縮器により加熱した
空気を加湿する加湿装置と、前記蒸発器に対して除霜処
理を施す除霜装置とを設けた空調設備に関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如き空調設備に関し、凝縮器で加熱した
空気を加湿するにあたり、着霜した蒸発器に対する除霜
処理で生じた排水を加湿用水に利用するものが提案され
ている(実開昭63−19127号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、この従来装置では、水道水を加湿用水に使用
するに比べ水道代を節減でき、また、除霜処理で生じた
排水の廃棄処理も不要ないし負担軽減し得るが、一般に
除霜処理で生じた排水は融点(0℃)に漸く達した程度
の低温であるため、この低温排水を加湿用水に用いた場
合、加湿対象空気中への加湿用水の蒸散が効率の低いも
のとなって、凝縮器で加熱した空気に対する加湿を十分
に行えなくなる問題が生じる。
この実情に鑑み、本考案の目的は、除霜処理で生じた
排水を加湿用水として利用するにあたり、除霜形式その
ものも考慮した合理的な装置構造を採用することで、上
記問題の解消を図る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による空調設備の特徴構成は、 蒸発器により採熱源空気から採熱して、凝縮器により
調整対象空気を加熱するヒートポンプ装置と、前記凝縮
器により加熱した空気を加湿する加湿装置と、前記蒸発
器に対して除霜処理を施す除霜装置とを設ける構成にお
いて、 前記除霜装置による除霜処理で生じた排水を回収する
回収容器と、この回収容器に回収した水を加熱する加熱
手段と、この加熱手段により加熱した水を加湿用水とし
て前記加湿手段に供給する加湿用送水手段と、前記加熱
手段により加熱した水を除霜用水として前記除霜装置に
供給する除霜用送水手段とを設け、前記除霜装置は、除
霜処理として、前記除霜用送水手段より供給される除霜
用水を前記蒸発器に散水する構成としてある。
〔作用〕
つまり、上記の特徴構成では、回収容器に回収した水
を加熱手段により加熱し、この加熱水を除霜装置に供給
して蒸発器に散水することで、蒸発器に着霜する霜を融
解させて除霜する。
回収容器は、除霜で生じる排水として、除霜装置によ
り散水されて除霜に寄与したのちの水と霜の融解水とを
回収し、この回収排水が上記加熱手段により加熱されて
再び除霜装置に供給される。
すなわち、この除霜形式において上記加熱手段は除霜
用の熱源として機能する。
一方、回収容器での回収水量は除霜装置での散水量に
比べて霜の融解水量分だけ増量することから、この増量
分を加湿用水として利用する形態で、回収容器に回収さ
れて加熱された水を加湿装置にも供給し、この加熱水の
蒸散により凝縮器での加熱空気を加湿する。
すなわち、この加湿形式において上記加熱手段は加湿
用の熱源としても機能し、この加熱手段により加熱した
水を加湿用水に用いることで、加湿対象空気中への加湿
用水の蒸散が効率良く行われる。
〔考案の効果〕
本考案によれば次の(イ)〜(ハ)の効果を奏する。
(イ)除霜処理で生じる排水を加湿用水に利用すること
から、先述の従来設置と同様、水道水を加湿用水に使用
するに比べ水道代を節減でき、また、除霜処理で生じた
排水の廃棄処理も不要ないし負担軽減し得る。
(ロ)加熱水を加湿用水に用いて、加湿対象空気中への
加湿用水の蒸散を効率良く行わせるから、先述の従来設
備に比べ高い加湿性能を得ることができる。
(ハ)ヒートポンプ運転を単に停止して除霜する形式を
除き、どのような除霜形式にしても何らかの除霜用熱源
は必要であるが、本考案では、このように本来装備され
る除霜用の熱源を加湿用の熱源にも利用して加湿用水を
加熱する形態を採ることから、加湿用熱源として専用の
加熱装置を新たに装備するに比べ、装置コストを安価し
得る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において、(2)は本考案に係るパッケージ式
の空調設備を示しており、その空調設備(2)は暖房運
転時にも冷房運転時にも切換え対応が可能な構造となっ
ている。尚、本考案は暖房運転時に問題が特定されるも
のであるため、特に断りのない限り、暖房運転時として
話を進めることとする。
前記空調設備(2)は、外気を採熱対象とする蒸発器
(3)として機能する室外用熱交換器(3)をヒートポ
ンプ装置の一部として収納する室外用熱交換部(4)
と、空気加熱用の凝縮器(5)として機能する室内用熱
交換器(5)をヒートポンプ装置の一部として収納する
室内用熱交換部(7)と、その両者間に位置する送風ダ
クト部(8)とを備えてなる。尚、前記空調設備(2)
においては、温調気を加湿する加湿装置(1)も備えら
れている。
前記空調設備(2)においては、前記両熱交換部
(4),(7)と前記送風ダクト部(8)とが横並びに
密着配置されている。そして、前記室外用熱交換器
(3)の下方には、そこでの除霜の処理が行われるとき
に生じる排水を受け止めるための回収容器としてのドレ
ンパン(30)が設けられている。また、前記室内用熱交
換部(7)には、前記室内用熱交換器(5)の他に、ヒ
ートポンプ装置の一部としてのコンプレッサー(6)及
び膨張弁(31)(第1図参照)も収納されている。
前記送風ダクト部(8)には、第2図に示すように、
外気取入用のファン(9)と、その下方に前記室外用熱
交換部(4)に継る室外用ダクト部分(10)とが設けら
れて、前記ファン(9)にて取り入れられる熱交換用気
体は前記室外用熱交換部(4)へ送風されるようになっ
ている。また、前記室外用熱交換部(4)の上方には外
気吐出ファン(11)が設けられ、そのファン(11)によ
って前記熱交換用気体は室外へ放出されるようになって
いる。
一方、前記送風ダクト部(8)における室外用ダクト
部分(10)の横側方には室内用還気ダクト部分(12)が
設けられ、その室内用還気ダクト部分(12)の上方には
室内用還気取入ファン(13)が設けられ、そのファン
(13)によって取り入れられる室内還気は、室内用還気
ダクト部分(12)経由で前記室内用熱交換部(7)へ送
り込まれるようになっている。また、室内用熱交換器
(7)の上部には室内給気ファン(14)が設けられ、そ
のファン(14)によって前記室内還気が室内給気として
各空調室(図示せず)へ送り出されるようになってい
る。
尚、前記外気取入用ファン(9)の下方に設けられた
第1ダンパ(15)の調節によって外気の一部を室内還気
内に混入させるように構成すると共に、前記室内還気取
入用ファン(13)の下方に設けられた第2ダンパ(16)
の調節によって室内還気の一部を外気に混入させて、熱
交換用気体の状態量(温度、湿度)の調節が可能になっ
ている。
前記室内用熱交換部(7)における室内還気取入口に
は、プレフィルタ(17)及び中性能フィルタ(18)が設
置されると共に、これらのフィルタ(17),(18)の室
内還気下手順側に、上向き傾斜状態で立姿勢の前記室内
用熱交換器(5)が配設され、その室内用熱交換器
(5)の通風下手側に前記加湿装置(1)が装備され、
更に、加湿水滴の空調室内への流入を阻止するエリミネ
ータ(20)が設けられている。
第3図を用いて前記加湿装置(1)について詳述す
る。
その加湿装置(1)は、加湿用水を供給する液体供給
装置(21)と、通気孔(22a)を有し且つ前記液体供給
装置(21)からの加湿用水により湿潤状態となる加湿層
(22)と、その加湿層(22)を支持し前記室内用熱交換
器(5)に取付支持される枠フレーム(23)とを備え、
前記加湿層(22)が前記室内用熱交換器(5)の通風下
手側の通風面に沿わせる状態で配置されている。前記液
体供給装置(21)は、加湿層(22)の上方に位置して加
湿用水を噴霧供給するヘッダー管(21a)と、そのヘッ
ダー管(21a)に加湿用水を供給制御するバルブ機構(2
1b)とで構成され、前記加湿層(22)の上方より加湿用
水を噴霧供給するようにしてある。尚、前記加湿層(2
2)は、セラミックで形成した短冊状の多孔質波板を並
設することによって構成されたものである。
さて、前記ドレンパン(30)内には、第1図に示すよう
に、加熱手段として、前記コンプレッサ(6)から前記
室内用熱交換器(5)へ供給される熱媒の一部を前記コ
ンプレッサ(6)の近傍から切替弁(19)の切替えによ
って分けて案内する分岐管(32)が引き込まれており、
その分岐管(32)によって案内される熱媒の持つ熱によ
り、前記ドレンパン(30)内に溜まる前記排水は加温さ
れるようになっている。そして、その加温排水は、加湿
用送水手段としてのポンプ(33a)が介装された吸上管
(33)により吸い上げられ、前記加湿装置(1)におけ
る液体供給装置(21)へ供給されるようになっている。
又、前記ポンプ(33a)及び吸上管(33)は除霜用送
水手段としても機能し、吸上管(33)によって吸い上げ
られる前記加温排水の一部は、室外用熱交換器(3)の
上方における除霜装置としての噴霧装置(24)にも供給
され、この噴霧装置(24)により加温排水が蒸発器とし
ての室外用熱交換器(3)に噴霧されることで除霜が行
われる。
〔別実施例〕
上述の実施例のように、室外用熱交換器の除霜を前記加
温排水の一部を噴霧することによって行う場合は、室外
用熱交換器の除霜をヒートポンプ装置の熱媒循環経路を
除霜時に一時的に逆転させて行う場合に比し、除霜時で
あっても室内暖房が継続されることとなる。
また、暖房用のみに構成された空調設備、即ち、前記
室外用熱交換器が蒸発器としてのみ機能し、前記室内用
熱交換器が凝縮器としてのみ機能する空調設備において
も本考案は適用することができ、更に、非パッケージ式
であって前記室外用熱交換器が室外に設置された空調設
備においても本考案は適用することができる。
上記実施例では、蒸発器(3)の除霜処理によって生
じる排水のみにて加湿する場合を例示したが、水量が不
足する場合には水道水を併用しても良いことは勿論であ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る空調設備の一実施例を示しており、
第1図はその要部を模式的に示す説明図、第2図はその
全体構成を示す縦断正面図、第3図はその要部を示す斜
視図である。 (1)……加湿装置、(3)……蒸発器、(5)……凝
縮器、(24)……除霜装置、(30)……回収容器、(1
9,32)……加熱手段、(33,33a)……加湿用送水手段・
除霜用送水手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器(3)により採熱源空気から採熱し
    て、凝縮器(5)により調整対象空気を加熱するヒート
    ポンプ装置と、前記凝縮器(5)により加熱した空気を
    加湿する加湿装置(1)と、前記蒸発器(3)に対して
    除霜処理を施す除霜装置(24)とを設けた空調設備であ
    って、 前記除霜装置(24)による除霜処理で生じた排水を回収
    する回収容器(30)と、この回収容器(30)に回収した
    水を加熱する加熱手段(19,32)と、この加熱手段(19,
    32)により加熱した水を加湿用水として前記加湿手段
    (1)に供給する加湿用送水手段(33,33a)と前記加熱
    手段(19,32)により加熱した水を除霜用水として前記
    除霜装置(24)に供給する除霜用送水手段(33,33a)と
    を設け、前記除霜装置(24)は、除霜処理として、前記
    除霜用送水手段(33,33a)より供給される除霜用水を前
    記蒸発器(3)に散水する構成としてある空調設備。
JP1990097923U 1990-09-17 1990-09-17 空調設備 Expired - Lifetime JPH086176Y2 (ja)

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KR100796283B1 (ko) * 2007-09-28 2008-01-21 주식회사삼원기연 토출가스의 폐열을 이용한 에너지 절감형 냉동장치

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