JPH085986A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の液晶表示パネルに対応する駆動電圧を
生成する電源部を設け、簡単かつ安価に複数の液晶表示
パネルに対応できる液晶表示装置を提供する。 【構成】 液晶表示装置１は、液晶表示ユニット２と、
該液晶表示ユニット２に着脱可能に装着される複数のサ
ブユニット３、例えば、チューナーユニット３ａとを備
え、チューナーユニット３ａはテレビ電波を受信する受
信回路８０と電源部９０を備える。電源部９０は、その
電圧制御部９２で複数種類の液晶表示パネル３１に対応
する駆動電圧を生成し、その複数の駆動電圧のなかか
ら、選択部９１あるいは液晶表示ユニット２の液晶種別
信号発生部６４からの指示に対応した駆動電圧を選択し
て、液晶表示ユニット２に供給する。また、電源部９０
は、液晶表示ユニット２１やチューナーユニット２２ａ
の各部の駆動に必要な電圧を生成して、供給する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、液晶表示装置は、例えば、液晶テ
レビ装置の一部として、すなわち、テレビ装置の映像表
示部として製造されており、その機能は、テレビ機能と
して単一のものである。また、液晶テレビ装置において
は、その液晶表示装置は、テレビ映像を適切に表示させ
るために、その駆動方法や画面の大きさ及び電源回路が
設計され、液晶テレビ装置専用に製造されている。

【０００３】すなわち、従来の液晶テレビ装置は、受信
回路から液晶表示ユニットまで、また、これらを駆動す
るのに必要な電源を供給する電源回路が、一体的に形成
され、液晶表示装置もその液晶テレビ装置専用に製造さ
れている。また、従来の液晶テレビ装置には、図６に示
すように、液晶テレビ装置１がチューナーユニット２と
液晶表示ユニット３とに分離可能に構成されているもの
もある。

【０００４】この液晶テレビ装置１では、チューナーユ
ニット２に、ロッドアンテナ４、受信部５、Ａ／Ｄ変換
部６、データ変換部７及び制御部８等を備え、液晶表示
ユニット３に、表示部９と電源回路１０を備えている。
そして、表示部９は、信号側駆動回路１１、走査側駆動
回路１２及び液晶表示パネル１３等を備えている。

【０００５】電源回路１０は、上述のように、液晶表示
ユニット３に組込まれており、当該液晶表示ユニット３
の表示駆動に適した複数種類の駆動電圧と液晶表示ユニ
ット３及びチューナーユニット２の各回路に必要な各種
電圧を生成して、供給している。

【０００６】チューナーユニット２は、液晶表示ユニッ
ト３の電源回路１０から供給される電源電圧により駆動
し、ロッドアンテナ４でテレビ電波を受信して、受信電
波を受信部５に供給する。

【０００７】受信部５は、制御部７から入力されるチュ
ーニング信号に応じて指定のチャンネルを選択し、ロッ
ドアンテナ４から供給される所望のテレビ放送電波から
映像信号を取り出したり、同期信号を取り出す。受信部
５は、取り出した映像信号をＡ／Ｄ変換部６に出力し、
また、取り出した同期信号を制御部８に出力する。

【０００８】Ａ／Ｄ変換部６は、受信部５から入力され
る映像信号を制御部８から入力されるタイミング信号に
基づいてＡ／Ｄ（アナログ／デジタル）変換し、データ
変換部７に出力する。

【０００９】データ変換部７は、Ａ／Ｄ変換部６から入
力されるディジタルの映像信号を液晶表示ユニット３の
信号側駆動回路１１で駆動可能なデータ形式に変換した
後、信号側駆動回路１１に出力する。

【００１０】制御部８は、受信部５から入力される同期
信号から水平同期信号及び垂直同期信号を分離し、液晶
表示ユニット３の信号側駆動回路１１及び走査側駆動回
路１２を駆動制御するのに必要な表示制御信号を生成し
て、供給する。また、制御部８は、タイミング信号を生
成してデータ変換部７に出力する。

【００１１】そして、液晶表示ユニット３は、電源回路
１０から供給される駆動電圧により駆動し、その信号側
駆動回路１１が、チューナーユニット２から入力される
表示データ及び表示制御信号に基づいて、電源回路１０
から供給される駆動電圧により、表示駆動信号を生成し
て、液晶表示パネル１３の信号ラインに出力する。

【００１２】また、その走査側駆動回路１２が、電源回
路１０から供給される駆動電圧により駆動して、チュー
ナーユニット２から入力される表示制御信号に基づい
て、走査駆動信号を生成し、液晶表示パネル１３の走査
ラインに出力して、液晶表示パネル１３を表示駆動す
る。

【００１３】そして、これらチューナーユニット２及び
液晶表示ユニット３は、当該液晶テレビ装置１専用に設
計・製造されており、特に、電源回路１０は、液晶表示
ユニット３に組込まれて、当該液晶表示ユニット３の表
示部９の種類に適した駆動電圧を発生させるように設計
・製造されている。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、液晶テレビ装置等
の一部として製造され、特に、液晶テレビ装置にあって
は、ロッドアンテナから液晶表示パネルまでが、特定の
放送方式のテレビ電波を受信するための専用の構造とし
て、一体的に製造されていたり、液晶テレビ装置がチュ
ーナーユニットと液晶表示ユニットとに分かれて製造さ
れていても、各ユニットが当該液晶テレビ装置専用の構
造として製造されており、特に、その電源回路は、当該
液晶表示パネルや液晶表示装置の他の回路を駆動するの
に適した電圧値の電源を生成するものとして設計・製造
されていたため、液晶表示パネルが異なる毎に、当該液
晶表示パネルの駆動に必要とする電源回路の回路設計を
行って、製造する必要があり、重複した設計・製造作業
が必要となって、液晶テレビ装置等の液晶表示装置の製
造コストが高くなるとともに、液晶表示装置の利用性が
悪いという問題があった。

【００１５】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、複数種類の液晶表示部に対応する
電圧値の電源を生成する電源部を組み込み、複数種類の
液晶表示部に対応した液晶表示装置を製造する場合の重
複した製造作業を省き、液晶表示装置の製造コストを低
減するとともに、液晶表示装置の利用性を向上させるこ
とを目的としている。また、サブユニットに複数種類の
液晶表示ユニットに対応する電圧値の電源を生成する電
源部を組み込み、液晶表示ユニットにチューナーユニッ
トやゲームユニット等のサブユニットを着脱可能に装着
でき、装着されたサブユニットがどの種類のサブユニッ
トであるかを自動判別して、サブユニットに適した表示
駆動を行うとともに、どのような種類の液晶表示ユニッ
トにサブユニットを装着しても、適切な駆動電圧をサブ
ユニットから供給して、液晶表示ユニットを適切に表示
駆動できる液晶表示装置を提供することを目的としてい
る。

【００１６】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明の液
晶表示装置は、液晶表示部と、前記液晶表示部を表示駆
動するための駆動信号を生成する液晶駆動部と、前記液
晶駆動部に駆動電圧を供給する電源部と、を備えた液晶
表示装置であって、前記電源部は、複数種類の前記液晶
表示部を表示駆動するのに必要な複数種類の電圧を生成
する電圧生成手段と、前記電圧生成手段の生成した複数
種類の電圧から適宜複数の電圧を選択して駆動電圧とし
て前記液晶駆動部に出力する選択手段と、を備え、前記
液晶駆動部は、前記電源部の選択手段から供給される駆
動電圧を使用して、前記駆動信号を生成することによ
り、上記目的を達成している。

【００１７】請求項２記載の発明の液晶表示装置は、液
晶表示部と、所定の放送方式のテレビ電波を受信する受
信部と、前記受信部の受信したテレビ電波に基づいて、
前記液晶表示部を表示駆動するための駆動信号を生成す
る液晶駆動部と、前記液晶駆動部に駆動電圧を供給する
電源部と、を備えた液晶表示装置であって、前記電源部
は、複数種類の前記液晶表示部を表示駆動するのに必要
な複数種類の電圧を生成する電圧生成手段と、前記電圧
生成手段の生成した複数種類の電圧から適宜複数の電圧
を選択して駆動電圧として前記液晶駆動部に出力する選
択手段と、を備え、前記液晶駆動部は、前記電源部の選
択手段から供給される駆動電圧を使用して、前記駆動信
号を生成することにより、上記目的を達成している。

【００１８】上記各場合において、前記電源部は、例え
ば、請求項３に記載するように、前記選択手段の選択し
た駆動電圧を増幅して、前記液晶駆動部に出力する増幅
手段を、さらに備えていてもよい。

【００１９】また、例えば、請求項４に記載するよう
に、前記電圧生成手段は、複数の抵抗により基準電圧を
分圧して、複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表
示部の種類毎に備え、前記選択手段は、前記複数の分圧
手段から１つを適宜選択することにより、前記駆動電圧
を選択するものであってもよい。

【００２０】さらに、例えば、請求項５に記載するよう
に、前記液晶表示部は、自らの種別を前記選択手段に通
知する種別通知手段を備え、前記選択手段は、前記種別
通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示部の種別
に対応する前記駆動電圧を選択するものであってもよ
い。

【００２１】請求項６記載の発明の液晶表示装置は、液
晶表示ユニットと、該液晶表示ユニットに着脱可能に装
着され、少なくとも表示データを供給する複数種類のサ
ブユニットと、を備えた液晶表示装置であって、前記液
晶表示ユニットは、液晶表示パネルと、前記液晶表示パ
ネルを表示駆動するための駆動信号を生成する駆動回路
と、前記装着されたサブユニットの種別を判別する判別
手段と、当該サブユニットの種別に対応して前記駆動回
路を介して前記液晶表示パネルを駆動制御する制御部
と、を備え、前記サブユニットは、少なくとも１つがテ
レビ電波を受信するチューナーユニットであって、当該
チューナーユニットは、所定の放送方式のテレビ電波を
受信する受信部と、前記液晶表示ユニットの前記駆動回
路に駆動電圧を供給する電源部と、を備え、前記電源部
は、複数種類の前記液晶表示パネルを表示駆動するのに
必要な複数種類の電圧を生成する電圧生成手段と、前記
電圧生成手段の生成した複数種類の電圧から適宜複数の
電圧を選択して駆動電圧として前記駆動回路に出力する
選択手段と、を備え、前記駆動回路は、前記電源部の選
択手段から供給される駆動電圧を使用して、前記駆動信
号を生成することにより、上記目的を達成している。

【００２２】この場合、前記電源部は、例えば、請求項
７に記載するように、前記選択手段の選択した駆動電圧
を増幅して前記液晶駆動部に出力する増幅手段を、さら
に備えていてもよい。

【００２３】また、例えば、請求項８に記載するよう
に、前記電圧生成手段は、複数の抵抗により基準電圧を
分圧して、複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表
示部の種類毎に備え、前記選択手段は、前記複数の分圧
手段から１つを適宜選択することにより、前記駆動電圧
を選択するものであってもよい。

【００２４】さらに、例えば、請求項９に記載するよう
に、前記液晶表示ユニットは、自らの種別を前記選択手
段に通知する種別通知手段を備え、前記選択手段は、前
記種別通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示パ
ネルの種別に対応する駆動電圧を選択するものであって
もよい。

【００２５】

【作用】請求項１記載の発明の液晶表示装置によれば、
液晶駆動部が、電源部から供給される駆動電圧を使用し
て、駆動信号を生成して、液晶表示部を表示駆動する
が、電源部は、その電圧生成手段により、複数種類の液
晶表示部を表示駆動するのに必要な複数種類の電圧を生
成し、その選択手段により、当該電圧生成手段の生成し
た複数種類の電圧から適宜複数の電圧を選択して液晶駆
動部に供給するので、１つの電源部により生成した複数
種類の電圧から、液晶表示部の種別に適した種類の電圧
を選択して、駆動電圧として供給することができ、液晶
表示装置を液晶表示部の種別毎に設計・製造する必要が
なく、液晶表示装置を有効利用することができる。

【００２６】請求項２記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、液晶駆動部が、受信部の受信したテレビ電波に基づ
いて、電源部から供給される駆動電圧を使用して、駆動
信号を生成して、液晶表示部を表示駆動するが、電源部
は、その電圧生成手段により、複数種類の液晶表示部を
表示駆動するのに必要な複数種類の電圧を生成し、その
選択手段により、当該電圧生成手段の生成した複数種類
の電圧から適宜複数の電圧を選択して液晶駆動部に供給
するので、受信部のみを放送方式に合せて製造し、共通
の液晶駆動部及び液晶表示部と組み合わせることによ
り、複数の液晶表示部や受信部に対応した液晶表示装置
を、重複した製造工程を行うことなく、簡単、かつ安価
に製造することができる。

【００２７】上記各場合において、例えば、請求項３に
記載するように、前記電源部が、前記選択手段の選択し
た駆動電圧を増幅して、前記液晶駆動部に出力する増幅
手段を備えるようにすると、安定した駆動電圧を液晶駆
動部に供給することができる。

【００２８】また、例えば、請求項４に記載するよう
に、前記電圧生成手段が、複数の抵抗により基準電圧を
分圧して、複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表
示部の種類毎に備え、前記選択手段が、前記複数の分圧
手段から１つを適宜選択することにより、前記駆動電圧
を選択するようにすると、簡単な回路構成で、液晶表示
部の種類に適した駆動電圧を供給することができ、液晶
表示装置を安価なものとすることができる。

【００２９】さらに、例えば、請求項５に記載するよう
に、前記液晶表示部が、自らの種別を前記選択手段に通
知する種別通知手段を備え、前記選択手段が、前記種別
通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示部の種別
に対応する前記駆動電圧を選択するようにすると、液晶
表示部に適した駆動電圧を自動的に選択することがで
き、液晶表示部を液晶表示部の種別に適した状態で自動
的に表示駆動することができる。

【００３０】請求項６記載の液晶表示装置によれば、液
晶表示ユニットに、着脱可能に複数種類のサブユニット
を装着でき、液晶表示ユニットは、判別手段により、装
着されたサブユニットの種別を判別して、制御部によ
り、当該サブユニットの種別に対応して駆動回路を介し
て液晶表示パネルを駆動制御する。

【００３１】そして、当該装着されたサブユニットが、
テレビ電波を受信するチューナーユニットであると、当
該チューナーユニットは、その受信部で、所定の放送方
式のテレビ電波を受信し、駆動回路が、当該受信部の受
信したテレビ電波に基づいて、電源部から供給される駆
動電圧を使用して、駆動信号を生成して、液晶表示ユニ
ットの液晶表示パネルを表示駆動するが、電源部は、そ
の電圧生成手段により、複数種類の液晶表示部を表示駆
動するのに必要な複数種類の電圧を生成し、その選択手
段により、当該電圧生成手段の生成した複数種類の電圧
から適宜複数の電圧を選択して液晶駆動部に供給する。

【００３２】したがって、液晶表示ユニットに種々のサ
ブユニットを装着し、装着したサブユニットに適した表
示駆動を自動的に行うことができるとともに、サブユニ
ットとしてチューナーユニットが装着されると、チュー
ナーユニットの電源部から液晶表示ユニットの種類に適
した駆動電源を供給して、液晶表示パネルを表示駆動す
ることができる。

【００３３】その結果、液晶表示ユニット毎にその液晶
表示ユニットの種別に合わせた電源部を備えたチューナ
ーユニット等のサブユニットを製造する必要がなく、各
種の液晶表示ユニットを適切に表示駆動することがで
き、液晶表示装置を有効利用することができる。

【００３４】この場合、例えば、請求項７に記載するよ
うに、前記電源部が、前記選択手段の選択した駆動電圧
を増幅して、前記駆動回路に出力する増幅手段を備える
ようにすると、安定した駆動電圧を駆動回路に供給する
ことができる。

【００３５】また、例えば、請求項８に記載するよう
に、前記電圧生成手段が、複数の抵抗により基準電圧を
分圧して、複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表
示部の種類毎に備え、前記選択手段が、前記複数の分圧
手段から１つを適宜選択することにより、前記駆動電圧
を選択するようにすると、簡単な回路構成で、液晶表示
パネルの種類に適した駆動電圧を供給することができ、
液晶表示装置を安価なものとすることができる。

【００３６】さらに、例えば、請求項９に記載するよう
に、前記液晶表示ユニットが、自らの種別を前記選択手
段に通知する種別通知手段を備え、前記選択手段が、前
記種別通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示パ
ネルの種別に対応する前記駆動電圧を選択するようにす
ると、液晶表示パネルに適した駆動電圧を自動的に選択
することができ、液晶表示パネルを液晶表示パネルの種
別に適した状態で自動的に表示駆動することができる。

【００３７】

【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
１〜図５は、本発明の液晶表示装置の一実施例を示す図
である。まず、構成を説明する。図１は、液晶表示装置
２０の全体構成図であり、液晶表示装置２０は、液晶表
示ユニット（液晶表示部）２１と、この液晶表示ユニッ
ト２１に着脱自在に装着されるサブユニット２２である
チューナーユニット２２ａやゲームユニット２２ｂ等
と、で構成されている。

【００３８】液晶表示ユニット２１は、その本体ケース
３０の表面に液晶表示パネル３１が取り付けられてお
り、該本体ケース３０の表面の液晶表示パネル３１の下
部には、ＶＨＦとＵＨＦのテレビ周波数を示す周波数表
示３２が印刷等により表示されている。また、本体ケー
ス３０の側面には、液晶表示ユニット２１の主電源のオ
ン／オフのスイッチ３３が設けられている。さらに、図
示しないが、本体ケース３０の側面には、上記ゲームユ
ニット２２ｂが接続されたとき、ゲームの操作を行うコ
ントローラ（いわゆるジョイパッド）を接続するための
コネクタ及び上記チューナーユニット２２ａやゲームユ
ニット２２ｂ等のサブユニット２２を接続するためのコ
ネクタが設けられている。

【００３９】上記チューナーユニット２２ａは、その本
体ケース４０の表面に周波数バンドをＶＨＦとＵＨＦに
切り換えるバンド切換キー４１、放送チャンネルの表示
のオン／オフを行うチャンネルコールキー４２、選局チ
ャンネルをダウンするチャンネルダウンキー（ＤＯＷ
Ｎ）４３及び選局チャンネルをアップするチャンネルア
ップキー（ＵＰ）４４等が設けられており、本体ケース
４０の上部側面には、スライド式のロッドアンテナ４５
が取り付けられている。また、本体ケース４０の下部側
面には、端子部４６が取り付けられており、この端子部
４６は、上記液晶表示ユニット２１の上部側面に形成さ
れたコネクタ（図示略）に着脱可能に差し込まれる。

【００４０】上記ゲームユニット２２ｂは、その本体ケ
ース５０の下部側面に、端子部５１が取り付けられてお
り、この端子部５１は、上記液晶表示ユニット２１の上
部側面に形成され、上記チューナーユニット２２ａの端
子部４６が差込まれるコネクタと同じコネクタに着脱可
能に差し込まれる。

【００４１】すなわち、液晶表示ユニット２１には、サ
ブユニット２２であるチューナーユニット２２ａの端子
部４６やゲームユニット２２ｂの端子部５１を液晶表示
ユニット２１のコネクタに差し込むことにより、チュー
ナーユニット２２ａあるいはゲームユニット２２ｂの１
つを択一的に装着でき、液晶表示ユニット２１は、後述
するように、装着されたサブユニット２２からの映像を
液晶表示パネル３１に表示する。

【００４２】以下、各ユニットの構成について、順次説
明する。 〈液晶表示ユニット〉まず、液晶表示ユニット２１の構
成について説明する。液晶表示ユニット２１は、図２に
示すように、液晶表示部６０、記憶部６１及び制御部６
２等を備えており、液晶表示部６０は、液晶表示パネル
３１、液晶駆動回路６３及び液晶種別信号発生部６４等
を備えている。

【００４３】この液晶表示ユニット２１には、液晶表示
ユニット２１に装着されるチューナーユニット２２ａや
ゲームユニット２２ｂ等のサブユニット２２の電源回路
（図３参照）９０から液晶表示部６０を表示駆動するの
に必要な駆動電圧や各回路を駆動するのに必要な電圧等
の各種電源が供給され、このサブユニット２２の電源回
路９０からは、操作部６５にも電源が供給される。

【００４４】尚、図２において、操作部６５は、上記液
晶表示ユニット２１の電源スイッチ３３、チューナーユ
ニット２２ａのバンド切換キー４１、チャンネルコール
キー４２、チャンネルダウンキー４３及びチャンネルア
ップキー４４、液晶表示ユニット２１に接続される上記
コントローラの各種キー及びその他液晶表示ユニット２
１に接続されるサブユニット２２のスイッチや各種キー
等を総称したものである。

【００４５】上記液晶表示パネル３１は、複数の走査ラ
インとデータラインがマトリックス状に配設され、走査
ラインとデータラインの各交点に液晶容量等による表示
素子が配置されている。

【００４６】上記液晶駆動回路６３は、走査側駆動回路
（図３参照）７０と信号側駆動回路（図３参照）７１を
備えており、これら走査側駆動回路７０及び信号側駆動
回路７１には、制御部６２から液晶表示パネル３１の駆
動に必要な各種表示制御信号や表示データが入力される
とともに、チューナーユニット２１の電源部９０から液
晶表示パネル３１の駆動に必要な各種電源が供給され
る。

【００４７】すなわち、走査側駆動回路７０は、制御部
６２から入力される表示制御信号に基づいて、チューナ
ーユニット２２ａの電源部９０から供給される電源から
走査駆動電圧を生成して、液晶表示パネル３１の走査ラ
インに供給し、液晶表示パネル３１の走査ラインを走査
する。

【００４８】信号側駆動回路７１は、制御部６２から供
給される表示データに基づいて、チューナーユニット２
２ａの電源部９０から供給される電源から表示駆動信号
を生成して、液晶表示パネル３１の信号ラインに供給し
て、液晶表示パネル３１を駆動する。

【００４９】上記液晶種別信号発生部６４は、液晶表示
部６０の種別に対応した液晶種別信号ＭＳを制御部６２
に出力する。

【００５０】すなわち、上記液晶表示部６０は、１種類
の液晶表示パネル３１や液晶駆動回路６３に限定される
ものではなく、各種の液晶表示パネル３１や液晶駆動回
路６３を取り付けることができる。例えば、液晶表示パ
ネル３１としては、その走査ラインやデータラインの数
が限定されるものではなく、走査ラインが２２０本であ
ったり、１４６本であったり、その他の本数であっても
よい。また、液晶駆動回路６３としては、１本の走査ラ
インを順次駆動するもの、２本の走査ラインを同時に順
次駆動するもの、また、３本の走査ラインを同時に順次
駆動するもの、その他種々の駆動方法のものであっても
よい。

【００５１】そして、液晶種別信号発生部６４は、この
ような液晶表示部６０の種別を示す液晶種別信号ＭＳを
制御部６２に出力する。この液晶種別信号ＭＳは、例え
ば、３ビットのコード化信号である。

【００５２】制御部６２は、上記液晶表示部６０の液晶
種別信号発生部６４からの液晶種別信号ＭＳに基づいて
液晶表示部６０の種別を判別し、液晶表示部４４の種別
に適切な制御信号を液晶駆動回路６３に出力するととも
に、チューナーユニット２２ａの電源部９０に液晶表示
部６０の種別を示す液晶種別信号ＭＳを出力して、後述
するように、チューナーユニット２２ａの電源部９０に
液晶表示部６０の種別に適切な駆動電源を供給させる。

【００５３】さらに、制御部６２は、上記サブユニット
２２の装着／非装着を判別するとともに、装着されたサ
ブユニット２２がチューナーユニット２２ａであるのか
ゲームユニット２２ｂであるのか、あるいはその他のサ
ブユニット２２であるのかを判別し、装着されたサブユ
ニット２２の種別に適切な動作制御を行う。

【００５４】このサブユニット２２の装着／非装着の判
別は、上記サブユニット２２の装着／非装着に伴ってオ
ン／オフするスイッチで行ってもよいし、サブユニット
２２との間の信号の交換により判別してもよく、その判
別の方法は、限定されるものではない。また、装着され
たサブユニット２２がチューナーユニット２２ａである
のか、ゲームユニット２２ｂであるのか、あるいはその
他のサブユニット２２であるのかの判別は、装着される
サブユニット２２の種別によりオン／オフされるスイッ
チであってもよいし、サブユニット２２との間の信号、
例えば、２ビットの信号の交換により判別してもよく、
その判別の方法は、限定されるものではない。

【００５５】記憶部６１は、例えば、ＲＯＭ（Read Onl
y Memory）やＲＡＭ（Random Access Memory）等で形成
され、液晶表示ユニット２１の駆動を制御する制御プロ
グラムやシステムデータ等を記憶しているとともに、制
御部６２のワークメモリとしても使用される。

【００５６】すなわち、記憶部６１は、液晶表示部６０
の種別に対応した液晶表示部６０の駆動制御方法を記憶
し、制御部６２は、記憶部６１に記憶されている駆動制
御方法のうち、液晶種別信号発生部６４から入力される
液晶種別信号ＭＳに対応するに駆動方法に基づいて液晶
種別信号発生部６４の種別に対応した表示制御信号を液
晶駆動回路６３である走査側駆動回路７０及び信号側駆
動回路７１に出力するとともに、液晶種別信号発生部６
４からの液晶種別信号ＭＳをチューナーユニット２２ａ
の電源部９０に出力して、液晶表示部６０の種別に対応
した駆動電源を液晶表示部６０に供給させる。

【００５７】また、記憶部６１は、液晶表示ユニット２
１に装着されるサブユニット２２の種別に対応した液晶
表示部６０の駆動方法を記憶しており、制御部６２は、
装着されたサブユニット２２の種別を判別すると、記憶
部６１に記憶されている駆動方法に基づいて液晶表示部
６０の駆動を制御する。

【００５８】特に、記憶部６１は、ゲームユニット２２
ｂが液晶表示ユニット２１に装着されたときのゲームソ
フトの制御方法やそのときの液晶表示部６０の駆動方法
を記憶しており、制御部６２は、ゲームユニット２２ｂ
が液晶表示ユニット２１に装着されると、記憶部６１に
記憶されているゲームソフトの制御方法に基づいてゲー
ムユニット２２ｂからゲームソフトのデータを読み出し
て、操作部６５、特に、液晶表示ユニット２１に接続さ
れるコントローラの操作に対応したゲーム処理を行うと
ともに、ゲームソフトから読み出した映像データを表示
データに変換して、そのときの液晶表示部６０の駆動方
法に基づいて液晶表示パネル３１に表示させる。

【００５９】〈サブユニット〉次に、サブユニット２２
の構成について説明する。まず、チューナーユニット２
２ａの構成について説明する。チューナーユニット２２
ａは、図３に示すように、テレビ電波を受信して液晶表
示ユニット２１の表示駆動に必要な表示制御信号を生成
する受信部８０と、液晶表示ユニット２１及び液晶表示
ユニット２１に電源を供給する電源部９０と、を備えて
いる。

【００６０】受信部８０は、ロッドアンテナ４５、電子
同調チューナー８１、テレビリニア回路８２、Ａ／Ｄ変
換回路８３、データ変換回路８４及び制御回路８５等を
備えている。

【００６１】ロッドアンテナ４５は、テレビ電波を受信
して、受信電波を電子同調チューナー８１に供給する。
電子同調チューナー８１は、制御回路８５から入力され
るチューニング信号に応じて指定のチャンネルを選択
し、ロッドアンテナ４５から供給される所望のテレビ放
送電波を中間周波信号に変換して、テレビリニア回路８
２に出力する。

【００６２】テレビリニア回路８２は、中間周波増幅回
路、映像検波回路、映像増幅回路、ＡＦＴ検波回路及び
クロマ回路等により構成されており、電子同調チューナ
ー８１から入力される中間周波信号をその中間周波増幅
回路で増幅した後、ＡＦＴ検波回路によりＡＦＴ検波し
たり、映像検波回路により映像検波を行って画像信号を
取り出したり、さらに、映像検波回路の出力する画像信
号をその映像増幅回路で増幅した後、Ａ／Ｄ変換回路８
３に出力する。また、テレビリニア回路８２は、そのク
ロマ回路で、映像信号から同期信号を取り出し、制御回
路８５に出力する。

【００６３】なお、テレビリニア回路８２で分離された
音声信号は、図外の音声回路に送られ、音声回路で、音
声検波されて低周波信号に変換された後、液晶表示ユニ
ット２１に出力される。液晶表示ユニット２１は、増幅
回路やスピーカ（図示略）を備えており、チューナーユ
ニット２２ａから入力される音声信号をスピーカから拡
声出力する。

【００６４】Ａ／Ｄ変換回路８３は、テレビリニア回路
８２から入力される映像信号を制御回路８５から入力さ
れるタイミング信号に基づいてＡ／Ｄ（アナログ／デジ
タル）変換（サンプリング）するとともに、ディジタル
の映像信号であるＲ、Ｇ、Ｂのｎビットパラレルデータ
をシリアルデータに変換して、データ変換回路８４に出
力する。

【００６５】データ変換回路８４は、Ａ／Ｄ変換回路８
３から入力されるシリアルデータを液晶表示ユニット２
１の液晶表示部６０で階調表示するのに適した階調表示
信号に変換し、液晶表示ユニット２１の制御部６２に出
力する。

【００６６】制御回路８５は、テレビリニア回路８２か
ら入力される同期信号から水平同期信号及び垂直同期信
号を分離して、表示制御信号を生成し、チューナーユニ
ット２１の制御部６２に出力する。

【００６７】電源部９０は、選択部９１と電圧制御部９
２を備えており、電圧制御部９２は、複数種類の液晶表
示パネル３１に対応する複数の電圧を生成する。そし
て、選択部９１は、電圧制御部９２の生成する複数の電
圧からチューナーユニット２２ａの装着される液晶表示
ユニット２１の液晶表示パネル３１に適した複数の電圧
を手動操作により選択する。

【００６８】すなわち、選択部９１は、例えば、ディッ
プスイッチとエンコーダを備え、ディップスイッチを手
動で設定操作することにより、液晶表示パネル３１の種
別に対応した電圧を選択指定する。エンコーダは、ディ
ップスイッチのスイッチ状態、すなわち、電圧選択状態
を、例えば、３ビットのコード化信号に変換して、電圧
選択信号ＶＳとして電圧制御部９２及び制御回路８５に
出力する。

【００６９】この制御回路８５には、上記選択部９１か
ら電圧選択信号ＶＳが入力されるとともに、前記液晶種
別信号発生部６４から液晶種別信号ＭＳが入力され、制
御回路８５は、電圧選択信号ＶＳ及び液晶種別信号ＭＳ
に基づいて、上記表示制御信号を生成して、液晶表示ユ
ニット２１の制御部６２に出力する。

【００７０】そして、このチューナーユニット２２ａが
液晶表示ユニット２１に装着されたときには、制御部６
２は、チューナーユニット２２ａからの表示駆動制御信
号及び走査駆動制御信号をそのまま（スルーの状態で）
液晶表示部６０の走査側駆動回路７０及び信号側駆動回
路７１に出力する。

【００７１】尚、図３においては、分かり易くするた
め、チューナーユニット２２ａの階調制御部９０から液
晶表示ユニット２１の信号側駆動回路７１及び走査側駆
動回路７０に表示駆動制御信号及び走査駆動制御信号を
直接入力するように記載している。

【００７２】電源部９０の電圧制御部９２には、電池や
外部商用電源から供給される電源から図外の電源回路で
所定電圧に電圧調整された基準電圧が供給され、電圧制
御部９２は、当該基準電圧を分圧することにより、複数
の電圧を生成するとともに、上記選択部９１から入力さ
れる電圧選択信号ＶＳ及び上記液晶種別信号発生部６４
から供給される液晶種別信号ＭＳに基づいて、これらの
複数の電圧から所定の複数の電圧を選択して、チューナ
ーユニット２１及び受信部８０に供給する。

【００７３】特に、電源部９０は、選択部９１から電圧
選択信号ＶＳが入力されているときには、電圧選択信号
ＶＳを液晶種別信号ＭＳに優先させて、電圧選択信号Ｖ
Ｓの指定する電圧を選択し、手動操作による電圧選択を
優先させている。

【００７４】この電圧制御部９２は、図４に示すよう
に、電圧発生回路９３、電圧選択回路９４、電圧増幅回
路９５及び出力電圧選択回路９６等を備えており、図外
の電源回路からこの電圧発生回路９３に基準電圧Ｖ０と
基準電圧Ｖｎが入力されている。

【００７５】電圧発生回路９３は、図５に示すように、
複数種類の液晶表示パネル３１用の種別電圧発生回路９
３ａ、９３ｂ、９４ｃ、・・・を備えており、各種別電
圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９４ｃ、・・・は、基準電
圧Ｖ０の電源ラインと基準電圧Ｖｎの電源ラインの間に
並列に接続されている。

【００７６】各種別電圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９４
ｃ、・・・は、夫々誤差の極めて小さい複数（図５で
は、４個）の分圧抵抗Ｒ１、Ｒ２、・・・・、Ｒｎを直
列接続した回路構成となっており、各分圧抵抗Ｒ１、Ｒ
２、・・・・、Ｒｎの接続点から出力端子を取り出し
て、分圧電圧Ｖ１、Ｖ２、・・・・、Ｖn-1を電圧選択
回路９４に出力するとともに、基準電圧Ｖ０及び基準電
圧Ｖｎをそのまま電圧選択回路９４に出力している。

【００７７】電圧選択回路９４には、上記選択部９１か
ら電圧選択信号ＶＳが入力されるとともに、液晶種別信
号発生部６４から液晶種別信号ＭＳが入力され、電圧選
択回路９４は、電圧発生回路９３から入力される上記分
圧電圧Ｖ１、Ｖ２、・・・・、Ｖn-1を電圧選択信号Ｖ
Ｓあるいは液晶種別信号ＭＳに基づいて選択して、電圧
増幅回路９５に出力する。

【００７８】すなわち、電圧選択回路９４は、デコーダ
回路、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random A
ccess Memory）及びマルチプレクサ等で構成され、デコ
ーダ回路により電圧選択信号ＶＳあるいは液晶種別信号
ＭＳをデコードして、そのデコード結果に対応する分圧
電圧をＲＯＭやＲＡＭから読み出して、マルチプレクサ
により選択する。

【００７９】なお、電圧選択回路９４は、上記構成のも
のに限るものではなく、例えば、複数のスイッチを備
え、電圧選択信号ＶＳあるいは液晶種別信号ＭＳに基づ
いて、電圧発生回路９３の各種別電圧発生回路９３ａ、
９３ｂ、９４ｃ、・・・を電圧増幅回路９５に切り換え
て接続するものであってもよい。

【００８０】電圧増幅回路９５は、複数のオペアンプＯ
Ｐ１〜ＯＰｍで構成され、電圧選択回路９４から入力さ
れる分圧電圧を増幅して、出力電圧選択回路９６に出力
するとともに、負荷電流によって出力電圧が低下するの
を防止している。

【００８１】出力電圧選択回路９６には、上記選択部９
１から電圧選択信号ＶＳが入力されるとともに、液晶種
別信号発生部６４から液晶種別信号ＭＳが入力されてお
り、出力電圧選択回路９６は、電圧選択信号ＶＳあるい
は液晶種別信号ＭＳに基づいて液晶表示ユニット２１の
液晶表示部６０に供給する駆動電圧とチューナーユニッ
ト２２ａの各種回路９７に出力する電圧とに選択分類し
て、それぞれ各種回路部９７及び液晶表示部６０に出力
する。

【００８２】このように、電圧制御部９２は、電圧選択
信号ＶＳや液晶種別信号ＭＳに基づいて、液晶表示部６
０の複数の種別に対応した複数の電圧を生成し、当該生
成した電圧から液晶表示部６０の種別に対応した電圧を
選択して駆動電圧として液晶表示部６０に供給するとと
もに、その他の各種回路部９７に必要な電圧を供給す
る。

【００８３】次に、ゲームユニット２２ｂの構成につい
て説明する。ゲームユニット２２ｂは、詳細には図示し
ないが、本体ケース５０内に、各種ゲームのプログラム
や当該ゲームの映像データ及び効果音データ等を記憶す
るメモリ、当該メモリの動作を制御する制御部及びイン
ターフェイス等を備えており、ゲームプログラムの実行
処理は、上述のように、液晶表示ユニット２１の制御部
６２が行う。

【００８４】また、このゲームユニット２２ｂは、図示
しないが、上記チューナーユニット２２ａと同様の電源
部を備えており、ゲームユニット２２ｂの装着される液
晶表示ユニット２１の液晶表示部６０の種別にかかわら
ず、適切な電源をこの電源部から供給することができ
る。

【００８５】次に、本実施例の動作を説明する。液晶表
示ユニット２１は、サブユニット２２の装着されるコネ
クタ（図示略）を有しており、各サブユニット２２は、
例えば、図１にチューナーユニット２２ａ及びゲームユ
ニット２２ｂについて示すように、それぞれ液晶表示ユ
ニット２１に装着するための端子部４６、５１を備えて
いる。

【００８６】各サブユニット２２は、この端子部４６、
５１が液晶表示ユニット２１のコネクタに差し込まれる
ことにより、液晶表示ユニット２１に装着され、液晶表
示ユニット２１の制御部６２は、サブユニット２２が装
着されると、スイッチ動作あるいはサブユニット２２と
の間の信号の交換により、装着されたサブユニット２２
がどのサブユニット２２であるか、例えば、チューナー
ユニット２２ａであるか、ゲームユニット２２ｂである
か等を判別する。

【００８７】そして、制御部６２は、装着されたサブユ
ニット２２の種別を判別すると、当該サブユニット２２
の種別に応じて液晶表示部６０の駆動を制御する。ま
た、サブユニット２２としてゲームユニット２２ｂが装
着されるときには、ゲームの操作を行うコントローラが
コネクタに接続される。

【００８８】すなわち、液晶表示ユニット２１は、ゲー
ムユニット２２ｂが装着されたときには、その制御部６
２が、記憶部６１に記憶されているゲームソフトの駆動
方法やゲームソフトに対応した液晶表示部６０の駆動方
法を読み出し、ゲームユニット２２ｂからゲームソフト
のデータを読み出して、コントローラ（操作部６５）の
操作に対応したゲームの進行処理を行うとともに、ゲー
ムユニット２２ｂから読み出した映像データを表示デー
タに変換して、液晶表示部６０の種別に対応した駆動方
法に適した液晶表示部６０を駆動し、また、効果音を内
蔵するスピーカから出力する。

【００８９】また、ゲームユニット２２ｂは、図示しな
いが、図３から図５に示した電源部９０と同様の電源部
を備え、ゲームユニット２２ｂには、液晶種別信号発生
部６４からの液晶種別信号ＭＳやゲームユニット２２ｂ
の電源部の選択部からの電圧選択信号ＶＳが入力され
る。

【００９０】そして、ゲームユニット２２ｂは、この電
圧選択信号ＶＳあるいは液晶種別信号ＭＳに基づいて液
晶種別信号発生部６４３１の種別に適した駆動電圧を選
択して、液晶表示ユニット２１に供給するとともに、ゲ
ームユニット２２ｂ内の各種回路部に適切な電圧の電源
を供給する。

【００９１】また、液晶表示ユニット２１は、図３に示
すように、チューナーユニット２２ａが装着されたとき
には、チューナーユニット２２ａの電源部９０から供給
される駆動電圧を使用して、チューナーユニット２２ａ
から供給される表示データを液晶表示パネル３１に表示
する。

【００９２】なお、このとき、液晶表示ユニット２１
は、チューナーユニット２２ａから制御部６２に入力さ
れる表示駆動制御信号及び走査駆動制御信号をそのまま
（スルーで）液晶表示部６０の走査側駆動回路７０及び
信号側駆動回路７１に出力する。

【００９３】すなわち、チューナーユニット２２ａは、
ロッドアンテナ４５で受信したテレビ放送電波から電子
同調チューナー８１で指定のチャンネルのテレビ放送電
波を選択し、中間周波信号に変換してテレビリニア回路
８２に出力する。

【００９４】テレビリニア回路８２は、電子同調チュー
ナー８１から入力される中間周波信号を増幅した後、Ａ
ＦＴ検波したり、映像検波を行って、画像信号を取り出
し、増幅した後、Ａ／Ｄ変換部８４に出力する。また、
テレビリニア回路８２は、映像信号から同期信号を取り
出し、制御回路８５に出力する。

【００９５】Ａ／Ｄ変換部８４は、テレビリニア回路８
２から入力される映像信号を、制御回路８５から入力さ
れるタイミング信号に基づいてサンプリングすることに
より、Ａ／Ｄ変換した後、ｎビットのパラレルの映像デ
ータをシリアルデータに変換して、データ変換回路８４
に出力し、データ変換回路８４は、Ａ／Ｄ変換部８４か
ら入力されるシリアルの表示データを階調表示信号に変
換して、チューナーユニット２１の制御部６２に出力す
る。

【００９６】また、制御回路８５は、テレビリニア回路
８２から入力される同期信号から垂直同期信号と水平同
期信号を分離して、選択部９１から入力される電圧選択
信号ＶＳと液晶種別信号発生部６４から入力される液晶
種別信号ＭＳに基づいて、液晶表示部６０の種類に適し
た表示制御信号を生成して、液晶表示ユニット２１の制
御部６２に出力する。

【００９７】すなわち、受信部８０は、所定の１つの放
送方式のテレビ電波を受信してその映像データを液晶表
示ユニット２１に出力するとともに、電圧選択信号ＶＳ
及び液晶種別信号ＭＳに基づいて液晶表示部６０の種別
に適した表示制御信号を生成して、液晶表示ユニット２
１に出力する。

【００９８】また、チューナーユニット２２ａの電源部
９０は、その電圧制御部９２により、その選択部９１か
ら電圧選択信号ＶＳが入力されているときには、電圧選
択信号ＶＳに基づいて、電圧選択信号ＶＳが入力されて
いないときには、液晶表示ユニット２１の液晶種別信号
発生部６４から入力される液晶種別信号ＭＳに基づい
て、液晶表示部６０の種別に適した駆動電圧を生成し
て、液晶表示部６０に供給するとともに、チューナーユ
ニット２２ａ及び液晶表示ユニット２１の各種回路部９
７が必要とする電圧を生成して、各種回路部９７に供給
する。

【００９９】すなわち、電圧制御部９２は、その電圧発
生回路９３の種別電圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９４
ｃ、・・・により複数種類の液晶表示部６０に適した複
数の分圧電圧を生成し、電圧選択回路９４により、電圧
選択信号ＶＳあるいは液晶種別信号ＭＳに基づいて、電
圧発生回路９３の種別電圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９
４ｃ、・・・の生成した複数の分圧電圧から適宜選択し
て、電圧増幅回路９５及び出力電圧選択回路９６を介し
て液晶表示部６０及び各種回路部９７に出力する。

【０１００】そして、液晶表示ユニット２１の制御部６
２は、チューナーユニット２２ａが液晶表示ユニット２
１に装着されていると判別したときには、上述のよう
に、チューナーユニット２２ａからの表示駆動制御信号
及び走査駆動制御信号をそのまま（スルーの状態で）液
晶表示部６０の走査側駆動回路７０及び信号側駆動回路
７１に出力する。

【０１０１】走査側駆動回路７０及び信号側駆動回路７
１は、チューナーユニット２２ａの電源部９０から供給
される駆動電圧を使用して、制御部６２を介して入力さ
れる表示駆動制御信号及び走査駆動制御信号に基づい
て、液晶表示パネル３１を表示駆動する。

【０１０２】このように、本実施例によれば、液晶駆動
回路（液晶駆動部）６３が、チューナーユニット２２ａ
の電源部９０から供給される駆動電圧を使用して、駆動
信号を生成して、液晶表示パネル３１を表示駆動する
が、電源部９０は、その電圧制御部（電圧生成手段）９
２により、複数種類の液晶表示部６０を表示駆動するの
に必要な複数種類の電圧を生成し、その選択手段である
電圧選択回路９４及び出力電圧選択回路９６により、当
該電圧制御部９４の生成した複数種類の電圧から選択し
て液晶駆動回路６３に供給するので、１つの電源部９０
により生成した複数種類の電圧から、液晶表示部６０の
種別に適した種類の電圧を選択して、駆動電圧として供
給することができ、液晶表示装置２０を液晶表示部６０
の種別毎に設計・製造する必要がなく、液晶表示装置２
０を有効利用することができる。

【０１０３】また、本実施例によれば、受信部８０の受
信したテレビ電波に基づいて、電源部９０から供給され
る駆動電圧を使用して、駆動信号を生成して、液晶表示
部６０を表示駆動するが、電源部９０は、その電圧生成
手段により、複数種類の液晶表示部６０を表示駆動する
のに必要な複数種類の電圧を生成し、当該生成した複数
種類の電圧から適宜複数の電圧を選択して液晶駆動回路
６３に供給するので、受信部８０のみを放送方式に合せ
て製造し、共通の液晶駆動回路６３及び液晶表示部６０
と組み合わせることにより、複数の液晶表示部６０や受
信部８０に対応した液晶表示装置２０を、重複した製造
工程を行うことなく、簡単、かつ安価に製造することが
できる。

【０１０４】さらに、本実施例においては、電源部９０
が、前記電圧選択回路９４の選択した駆動電圧を増幅し
て、液晶駆動回路６３に出力する電圧増幅回路（増幅手
段）９５を備えているので、安定した駆動電圧を液晶駆
動回路６３に供給することができる。

【０１０５】また、本実施例によれば、液晶表示部６０
が、自らの種別を電源部９０に通知する液晶種別信号発
生部（種別通知手段）６４を備え、電源部９０が、この
液晶種別信号発生部６４からの通知に基づいて、液晶表
示部６０の種別に対応する駆動電圧を選択するので、液
晶表示部６０に適した駆動電圧を自動的に選択すること
ができ、液晶表示部６０を液晶表示部６０の種別に適し
た状態で自動的に表示駆動することができる。

【０１０６】さらに、本実施例によれば、液晶表示ユニ
ット２１に、着脱可能に複数種類のサブユニット２２を
装着でき、液晶表示ユニット２１は、装着されたサブユ
ニット２２の種別を判別して、制御部６２により、当該
サブユニット２２の種別に対応して液晶駆動回路６３を
介して液晶表示パネル３１を駆動制御する。

【０１０７】そして、当該装着されたサブユニット２２
が、テレビ電波を受信するチューナーユニット２２ａで
あると、当該チューナーユニット２２ａは、その受信部
８０で、所定の放送方式のテレビ電波を受信し、液晶駆
動回路６３が、当該受信部８０の受信したテレビ電波に
基づいて、電源部９０から供給される駆動電圧を使用し
て、駆動信号を生成して、液晶表示ユニット２１の液晶
表示パネル３１を表示駆動するが、電源部９０は、複数
種類の液晶表示部６０を表示駆動するのに必要な複数種
類の電圧を生成するとともに、液晶表示部６０の種類に
基づいて、生成した複数種類の電圧から適宜複数の電圧
を選択して液晶駆動回路６３に供給する。

【０１０８】したがって、液晶表示ユニット２１に種々
のサブユニット２２を装着し、装着したサブユニット２
２に適した表示駆動を自動的に行うことができるととも
に、サブユニット２２としてチューナーユニット２２ａ
が装着されると、チューナーユニット２２ａの電源部９
０から液晶表示ユニット２１の種類に適した駆動電圧を
供給して、液晶表示パネル３１を表示駆動することがで
きる。

【０１０９】その結果、液晶表示ユニット２１毎にその
液晶表示ユニット２１の種別に合わせた電源部を備えた
チューナーユニット２２ａ等のサブユニット２２を製造
する必要がなく、各種の液晶表示ユニット２１を適切に
表示駆動することができ、液晶表示装置２０を有効利用
することができる。

【０１１０】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。

【０１１１】例えば、上記実施例において、電圧制御部
９０の電圧発生回路９３が、複数の抵抗により基準電圧
を分圧して、複数の電圧を液晶表示部６０の種類毎に生
成する種別電圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９４ｃ、・・
・を備え、電圧選択回路９４が、液晶表示部６０の種類
に応じて種別電圧発生回路９３ａ、９３ｂ、９４ｃ、・
・・を選択することにより、駆動電圧を選択するように
してもよく、このようにすると、簡単な回路構成で、液
晶表示部６０の種類に適した駆動電圧を供給することが
でき、液晶表示装置２０を安価なものとすることができ
る。

【０１１２】

【発明の効果】請求項１記載の発明の液晶表示装置によ
れば、液晶駆動部が、電源部から供給される駆動電圧を
使用して、駆動信号を生成して、液晶表示部を表示駆動
するが、電源部は、その電圧生成手段により、複数種類
の液晶表示部を表示駆動するのに必要な複数種類の電圧
を生成し、その選択手段により、液晶表示部の種類に基
づいて、当該電圧生成手段の生成した複数種類の電圧か
ら選択して液晶駆動部に供給するので、１つの電源部に
より生成した複数種類の電圧から、液晶表示部の種別に
適した種類の電圧を選択して、駆動電圧として供給する
ことができ、液晶表示装置を液晶表示部の種別毎に設計
・製造する必要がなく、液晶表示装置を有効利用するこ
とができる。

【０１１３】請求項２記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、液晶駆動部が、受信部の受信したテレビ電波に基づ
いて、電源部から供給される駆動電圧を使用して、駆動
信号を生成して、液晶表示部を表示駆動するが、電源部
は、その電圧生成手段により、複数種類の液晶表示部を
表示駆動するのに必要な複数種類の電圧を生成し、その
選択手段により、液晶表示部の種類に基づいて、当該電
圧生成手段の生成した複数種類の電圧から選択して液晶
駆動部に供給するので、受信部のみを放送方式に合せて
製造し、共通の液晶駆動部及び液晶表示部と組み合わせ
ることにより、複数の液晶表示部や受信部に対応した液
晶表示装置を、重複した製造工程を行うことなく、簡
単、かつ安価に製造することができる。

【０１１４】この場合、請求項３に記載するように、前
記電源部が、前記選択手段の選択した駆動電圧を増幅し
て、前記液晶駆動部に出力する増幅手段を備えるように
すると、安定した駆動電圧を液晶駆動部に供給すること
ができる。

【０１１５】また、請求項４に記載するように、前記電
圧生成手段が、複数の抵抗により基準電圧を分圧して、
複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表示部の種類
毎に備え、前記選択手段が、前記液晶表示部の種類に応
じて前記分圧手段を選択することにより、前記駆動電圧
を選択するようにすると、簡単な回路構成で、液晶表示
部の種類に適した駆動電圧を供給することができ、液晶
表示装置を安価なものとすることができる。

【０１１６】さらに、請求項５に記載するように、前記
液晶表示部が、自らの種別を前記選択手段に通知する種
別通知手段を備え、前記選択手段が、前記種別通知手段
からの通知に基づいて、前記液晶表示部の種別に対応す
る前記駆動電圧を選択するようにすると、液晶表示部に
適した駆動電圧を自動的に選択することができ、液晶表
示部を液晶表示部の種別に適した状態で自動的に表示駆
動することができる。

【０１１７】請求項６記載の発明の液晶表示装置によれ
ば、液晶表示ユニットに、着脱可能に複数種類のサブユ
ニットを装着でき、液晶表示ユニットは、判別手段によ
り、装着されたサブユニットの種別を判別して、制御部
により、当該サブユニットの種別に対応して駆動回路を
介して液晶表示パネルを駆動制御する。

【０１１８】そして、当該装着されたサブユニットが、
テレビ電波を受信するチューナーユニットであると、当
該チューナーユニットは、その受信部で、所定の放送方
式のテレビ電波を受信し、駆動回路が、当該受信部の受
信したテレビ電波に基づいて、電源部から供給される駆
動電圧を使用して、駆動信号を生成して、液晶表示ユニ
ットの液晶表示パネルを表示駆動するが、電源部は、そ
の電圧生成手段により、複数種類の液晶表示部を表示駆
動するのに必要な複数種類の電圧を生成し、その選択手
段により、液晶表示部の種類に基づいて、当該電圧生成
手段の生成した複数種類の電圧から選択して液晶駆動部
に供給する。

【０１１９】したがって、液晶表示ユニットに種々のサ
ブユニットを装着し、装着したサブユニットに適した表
示駆動を自動的に行うことができるとともに、サブユニ
ットとしてチューナーユニットが装着されると、チュー
ナーユニットの電源回路から液晶表示ユニットの種類に
適した駆動電源を供給して、液晶表示パネルを表示駆動
することができる。

【０１２０】その結果、液晶表示ユニット毎にその液晶
表示ユニットの種別に合わせた電源回路を備えたチュー
ナーユニット等のサブユニットを製造する必要がなく、
各種の液晶表示ユニットを適切に表示駆動することがで
き、液晶表示装置を有効利用することができる。

【０１２１】この場合、請求項７に記載するように、前
記電源部が、前記選択手段の選択した駆動電圧を増幅し
て、前記駆動回路に出力する増幅手段を備えるようにす
ると、安定した駆動電圧を駆動回路に供給することがで
きる。

【０１２２】また、請求項８に記載するように、前記電
圧生成手段が、複数の抵抗により基準電圧を分圧して、
複数の電圧を生成する分圧手段を前記液晶表示部の種類
毎に備え、前記選択手段が、前記液晶表示パネルの種類
に応じて前記分圧手段を選択することにより、前記駆動
電圧を選択するようにすると、簡単な回路構成で、液晶
表示パネルの種類に適した駆動電圧を供給することがで
き、液晶表示装置を安価なものとすることができる。

【０１２３】さらに、請求項９に記載するように、前記
液晶表示ユニットが、自らの種別を前記選択手段に通知
する種別通知手段を備え、前記選択手段が、前記種別通
知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示パネルの種
別に対応する前記駆動電圧を選択するようにすると、液
晶表示パネルに適した駆動電圧を自動的に選択すること
ができ、液晶表示パネルを液晶表示パネルの種別に適し
た状態で自動的に表示駆動することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の液晶表示装置の一実施例の全体構成
図。

【図２】図１の液晶表示ユニットの回路ブロック図。

【図３】図１のチューナーユニット及び液晶表示ユニッ
トの回路ブロック図。

【図４】図３の電源部の詳細な回路ブロック図。

【図５】図４の電圧発生回路の詳細な回路図。

【図６】従来の液晶表示装置を適用した液晶テレビ装置
の回路ブロック図。

【符号の説明】

２０ 液晶表示装置 ２１ 液晶表示ユニット ２２ サブユニット ２２ａ チューナーユニット ２２ｂ ゲームユニット ３１ 液晶表示パネル ４５ ロッドアンテナ ４６、５１ 端子部 ６０ 液晶表示部 ６１ 記憶部 ６２ 制御部 ６３ 液晶駆動回路 ６４ 液晶種別信号発生部 ６５ 操作部 ７０ 走査側駆動回路 ７１ 信号側駆動回路 ８０ 受信回路 ８１ 電子同調チューナー ８２ テレビリニア回路 ８３ Ａ／Ｄ変換回路 ８４ データ変換回路 ８５ 制御回路 ９０ 電源部 ９１ 選択部 ９２ 電圧制御部 ９３ 電圧発生回路 ９４ 電圧選択部 ９５ 電圧増幅回路 ９６ 出力電圧選択回路 ９３ａ、９３ｂ、９４ｃ、・・・ 種別電圧発生回路 Ｒ１、Ｒ２、・・・・、Ｒｎ 分圧抵抗

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液晶表示部と、 前記液晶表示部を表示駆動するための駆動信号を生成す
   る液晶駆動部と、 前記液晶駆動部に駆動電圧を供給する電源部と、 を備えた液晶表示装置であって、 前記電源部は、 複数種類の前記液晶表示部を表示駆動するのに必要な複
   数種類の電圧を生成する電圧生成手段と、 前記電圧生成手段の生成した複数種類の電圧から適宜複
   数の電圧を選択して駆動電圧として前記液晶駆動部に出
   力する選択手段と、 を備え、 前記液晶駆動部は、 前記電源部の選択手段から供給される駆動電圧を使用し
   て、前記駆動信号を生成することを特徴とする液晶表示
   装置。
2. 【請求項２】液晶表示部と、 所定の放送方式のテレビ電波を受信する受信部と、 前記受信部の受信したテレビ電波に基づいて、前記液晶
   表示部を表示駆動するための駆動信号を生成する液晶駆
   動部と、 前記液晶駆動部に駆動電圧を供給する電源部と、 を備えた液晶表示装置であって、 前記電源部は、 複数種類の前記液晶表示部を表示駆動するのに必要な複
   数種類の電圧を生成する電圧生成手段と、 前記電圧生成手段の生成した複数種類の電圧から適宜複
   数の電圧を選択して駆動電圧として前記液晶駆動部に出
   力する選択手段と、 を備え、 前記液晶駆動部は、 前記電源部の選択手段から供給される駆動電圧を使用し
   て、前記駆動信号を生成することを特徴とする液晶表示
   装置。
3. 【請求項３】前記電源部は、 前記選択手段の選択した駆動電圧を増幅して、前記液晶
   駆動部に出力する増幅手段を、さらに備えたことを特徴
   とする請求項１または請求項２記載の液晶表示装置。
4. 【請求項４】前記電圧生成手段は、 複数の抵抗により基準電圧を分圧して、複数の電圧を生
   成する分圧手段を前記液晶表示部の種類毎に備え、 前記選択手段は、 前記複数の分圧手段から１つを適宜選択することによ
   り、前記駆動電圧を選択することを特徴とする請求項１
   から請求項３のいずれかに記載の液晶表示装置。
5. 【請求項５】前記液晶表示部は、 自らの種別を前記選択手段に通知する種別通知手段を備
   え、 前記選択手段は、 前記種別通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示
   部の種別に対応する前記駆動電圧を選択することを特徴
   とする請求項１から請求項４のいずれかに記載の液晶表
   示装置。
6. 【請求項６】液晶表示ユニットと、 該液晶表示ユニットに着脱可能に装着され、少なくとも
   表示データを供給する複数種類のサブユニットと、 を備えた液晶表示装置であって、 前記液晶表示ユニットは、 液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルを表示駆動するための駆動信号を生
   成する駆動回路と、 前記装着されたサブユニットの種別を判別する判別手段
   と、 当該サブユニットの種別に対応して前記駆動回路を介し
   て前記液晶表示パネルを駆動制御する制御部と、 を備え、 前記サブユニットは、少なくとも１つがテレビ電波を受
   信するチューナーユニットであって、 当該チューナーユニットは、 所定の放送方式のテレビ電波を受信する受信部と、 前記液晶表示ユニットの前記駆動回路に駆動電圧を供給
   する電源部と、 を備え、 前記電源部は、 複数種類の前記液晶表示パネルを表示駆動するのに必要
   な複数種類の電圧を生成する電圧生成手段と、 前記電圧生成手段の生成した複数種類の電圧から適宜複
   数の電圧を選択して駆動電圧として前記駆動回路に出力
   する選択手段と、 を備え、 前記駆動回路は、 前記電源部の選択手段から供給される駆動電圧を使用し
   て、前記駆動信号を生成することを特徴とする液晶表示
   装置。
7. 【請求項７】前記電源部は、 前記選択手段の選択した駆動電圧を増幅して前記液晶駆
   動部に出力する増幅手段を、さらに備えたことを特徴と
   する請求項６記載の液晶表示装置。
8. 【請求項８】前記電圧生成手段は、 複数の抵抗により基準電圧を分圧して、複数の電圧を生
   成する分圧手段を前記液晶表示部の種類毎に備え、 前記選択手段は、 前記複数の分圧手段から１つを適宜選択することによ
   り、前記駆動電圧を選択することを特徴とする請求項６
   または請求項７記載の液晶表示装置。
9. 【請求項９】前記液晶表示ユニットは、 自らの種別を前記選択手段に通知する種別通知手段を備
   え、 前記選択手段は、 前記種別通知手段からの通知に基づいて、前記液晶表示
   パネルの種別に対応する駆動電圧を選択することを特徴
   とする請求項６から請求項８のいずれかに記載の液晶表
   示装置。