JPH07264521A - 液晶表示システム - Google Patents

液晶表示システム

Info

Publication number
JPH07264521A
JPH07264521A JP7440594A JP7440594A JPH07264521A JP H07264521 A JPH07264521 A JP H07264521A JP 7440594 A JP7440594 A JP 7440594A JP 7440594 A JP7440594 A JP 7440594A JP H07264521 A JPH07264521 A JP H07264521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
circuit
unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7440594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Shimizu
雅幸 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7440594A priority Critical patent/JPH07264521A/ja
Publication of JPH07264521A publication Critical patent/JPH07264521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各種サブユニットを着脱可能に装着でき、装着
されたサブユニットがどの種のサブユニットであるかを
自動判別して、サブユニットに適した表示駆動を行う液
晶表示システムを提供することを目的としている。 【構成】液晶表示システム1は、液晶表示ユニット2
と、該液晶表示ユニット2に着脱可能に装着され少なく
とも表示データを供給する複数のサブユニット3、例え
ば、チューナーユニット3aやゲームユニット3bを備
え、液晶表示ユニット2は制御部により装着されたサブ
ユニット3の種別を判別して当該サブユニット3の種別
に対応して液晶表示部の駆動回路を介して液晶表示パネ
ル11を駆動制御する。その結果、液晶表示ユニット2
に種々のサブユニット3を装着して、装着したサブユニ
ット3に適した表示駆動を自動的に行うことができ、液
晶表示ユニット2を有効に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、液晶テレビ装置
や液晶ゲーム装置等の一部として、すなわち、テレビ装
置やゲーム装置の映像表示部として製造されており、そ
の機能は、テレビ機能やゲーム機能として単一のもので
ある。
【0003】また、液晶テレビ装置や液晶ゲーム装置に
おいては、その液晶表示装置は、テレビ映像やゲーム映
像を適切に表示させるために、その駆動方法や画面の大
きさが設計され、液晶テレビ装置や液晶ゲーム装置専用
に製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像表示装置にあっては、液晶テレビ装置や
液晶ゲーム装置の一部として製造されていたため、その
駆動方法や画面の大きさ等が液晶テレビ装置や液晶ゲー
ム装置専用に製造されており、各種の装置に共通して液
晶表示装置を使用することができず、液晶表示装置の利
用性が悪いという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、チューナーユニットや
ゲームユニット等の各種ユニットを液晶表示ユニットに
着脱可能に装着でき、装着されたユニットがどの種のユ
ニットであるかを自動判別して、ユニットに適した表示
駆動を行う液晶表示システムを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示システ
ムは、液晶表示ユニットと、該液晶表示ユニットに着脱
可能に装着され少なくとも表示データを供給する複数種
類の受信ユニットと、ICユニットと、を備えた液晶表
示システムであって、前記液晶表示ユニットは、液晶表
示パネルと、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路
と、前記装着された受信ユニット、もしくはICユニッ
トの種別を判別して、当該受信ユニット、もしくはIC
ユニットの種別に対応して前記駆動回路を介して液晶表
示パネルを駆動制御する制御部と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0007】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記受信ユニットの1つは、テレビ電波を受信す
るチューナーユニットであって、所定の放送方式のテレ
ビ電波を受信してその映像データを前記液晶表示ユニッ
トに表示データとして出力する受信部と、前記受信部の
受信したテレビ電波に基づいて前記液晶表示ユニットを
駆動するための表示駆動信号を生成する駆動制御部と、
を備えていてもよい。
【0008】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記駆動制御部は、前記液晶表示ユニットの仕様や
前記受信部の受信する放送方式に応じて前記液晶表示パ
ネルの走査ラインの間引き処理を行う間引き処理部を備
えていてもよい。
【0009】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ICユニットは、ゲームプログラムや当該ゲー
ムの表示データを記憶するゲームユニットであり、前記
液晶表示ユニットの制御部は、前記ICユニットが装着
されると、当該ゲームユニットのゲームプログラムに基
づいて前記駆動回路を駆動して、当該ゲームの表示デー
タを前記液晶表示パネルに表示させるものであってもよ
い。
【0010】
【作用】本発明の液晶表示システムによれば、液晶表示
システムは、液晶表示ユニットと、該液晶表示ユニット
に着脱可能に装着され少なくとも表示データを供給する
複数種類の受信ユニットと、ICユニットと、を備えて
おり、液晶表示ユニットは、制御部により、装着された
受信ユニット、もしくはICユニットの種別を判別し
て、当該受信ユニット、もしくはICユニットの種別に
対応して駆動回路を介して液晶表示パネルを駆動制御す
るので、液晶表示ユニットに種々の受信ユニットもしく
はICユニットを装着し、装着した受信ユニットもしく
はICユニットに適した表示駆動を自動的に行うことが
できる。その結果、液晶表示ユニットを有効に利用する
ことができ、液晶表示ユニットの利用性を向上させるこ
とができる。
【0011】また、請求項2に記載するように、受信ユ
ニットの1つを、少なくともテレビ電波を受信するチュ
ーナーユニットとし、チューナーユニットの受信部で、
所定の放送方式のテレビ電波を受信してその映像データ
を液晶表示ユニットに表示データとして出力し、チュー
ナーユニットの駆動制御部で受信したテレビ電波に基づ
いて液晶表示ユニットを駆動するための表示駆動信号を
生成すると、任意の放送方式のチューナーユニットを液
晶表示ユニットに装着することにより、任意の放送方式
のテレビ電波を受信して、液晶表示ユニットで適切に表
示させることができ、液晶表示システムを液晶テレビ装
置として利用することができる。
【0012】さらに、請求項3に記載するように、前記
駆動制御部が、液晶表示ユニットの仕様や受信部の受信
する放送方式に応じて液晶表示パネルの走査ラインの間
引き処理を行うようにすると、液晶表示ユニットの仕様
や放送方式により一層適した液晶表示ユニットの表示駆
動を行うことができ、表示性能を向上させることができ
る。
【0013】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ICユニットを、ゲームプログラムや当該ゲー
ムの表示データを記憶するゲームユニットとし、液晶表
示ユニットの制御部が、ICユニットが装着されると、
当該ゲームユニットのゲームプログラムに基づいて駆動
回路を駆動して、当該ゲームの表示データを液晶表示パ
ネルに表示させるようにすると、液晶表示ユニットで簡
単にゲームのデータを表示させることができ、液晶表示
システムを液晶ゲーム装置として利用することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。
【0015】〈第1実施例〉図1〜図3は、本発明の液
晶表示システムの第1実施例を示す図である。
【0016】まず、構成を説明する。
【0017】図1は、液晶表示システム1のシステム構
成図であり、液晶表示システム1は、液晶表示ユニット
2と、この液晶表示ユニット2に着脱自在に装着される
サブユニット3であるチューナーユニット(受信ユニッ
ト)3aやゲームユニット(ICユニット)3b等と、
で構成されている。
【0018】液晶表示ユニット2は、その本体ケース1
0の表面に液晶表示パネル11が取り付けられており、
該本体ケース10の表面の液晶表示パネル11の下部に
は、VHFとUHFのテレビ周波数を示す周波数表示1
2が印刷等により表示されている。また、本体ケース1
0の側面には、液晶表示ユニット2の主電源のオン/オ
フのスイッチ13が設けられている。さらに、図示しな
いが、本体ケース10の側面には、上記ゲームユニット
3bが接続されたとき、ゲームの操作を行うコントロー
ラ(いわゆるジョイパッド)を接続するためのコネクタ
及び上記チューナーユニット3aやゲームユニット3b
等のサブユニット3を接続するためのコネクタが設けら
れている。
【0019】上記チューナーユニット3aは、その本体
ケース20の表面に周波数バンドをVHFとUHFに切
り換えるバンド切換キー21、放送チャンネルの表示の
オン/オフを行うチャンネルコールキー22、選局チャ
ンネルをダウンするチャンネルダウンキー(DOWN)
23及び選局チャンネルをアップするチャンネルアップ
キー(UP)24等が設けられており、本体ケース20
の上部側面には、スライド式のロッドアンテナ25が取
り付けられている。また、本体ケース20の下部側面に
は、端子部26が取り付けられており、この端子部26
は、上記液晶表示ユニット2の上部側面に形成されたコ
ネクタ(図示略)に着脱可能に差し込まれる。
【0020】上記ゲームユニット3bは、その本体ケー
ス30の下部側面に、端子部31が取り付けられてお
り、この端子部31は、上記液晶表示ユニット2の上部
側面に形成され、上記チューナーユニット3aの端子部
26が差込まれるコネクタと同じコネクタに着脱可能に
差し込まれる。
【0021】すなわち、液晶表示ユニット2には、サブ
ユニット3であるチューナーユニット3aの端子部26
やゲームユニット3bの端子部31を液晶表示ユニット
2のコネクタに差し込んで、チューナーユニット3aあ
るいはゲームユニット3bの1つを択一的に装着でき、
液晶表示ユニット2は、後述するように、装着されたサ
ブユニット3からの映像をパネル11に表示する。
【0022】以下、各ユニットの構成について、順次説
明する。
【0023】液晶表示ユニット2は、図2に示すよう
に、液晶表示部40、記憶部41、制御部42及び電源
部43等を備えており、液晶表示部40は、液晶表示パ
ネル11、液晶駆動回路44及び液晶種別信号発生部4
5等を備えている。
【0024】尚、図2において、操作部46は、上記液
晶表示ユニット2の電源スイッチ13、チューナーユニ
ット3aのバンド切換キー21、チャンネルコールキー
22、チャンネルダウンキー23及びチャンネルアップ
キー24、液晶表示ユニット2に接続される上記コント
ローラの各種キー及びその他液晶表示ユニット2に接続
されるサブユニット3のスイッチやキー等を総称したも
のである。
【0025】上記液晶表示パネル11は、複数の走査ラ
インとデータラインがマトリックス状に配設され、走査
ラインとデータラインの各交点に液晶容量等による表示
素子が配置されている。
【0026】上記液晶駆動回路44は、走査側駆動回路
(図3参照)50とデータ側駆動回路(図3参照)51
を備えており、これら走査側駆動回路50及びデータ側
駆動回路51には、制御部42から液晶表示パネル11
の駆動に必要な各種表示制御信号や表示データが入力さ
れるとともに、電源部43から液晶表示パネル11の駆
動に必要な各種電源が供給される。
【0027】すなわち、走査側駆動回路50は、制御部
42から入力される表示制御信号に基づいて電源部43
から供給される電源から走査駆動電圧を生成して、液晶
表示パネル11に供給し、液晶表示パネル11の走査ラ
インを走査する。データ側駆動回路51は、制御部42
から供給される表示データに基づいて液晶表示パネル1
1に信号電圧を供給して、液晶表示パネル11を駆動す
る。
【0028】上記液晶種別信号発生部45は、液晶表示
部40の種別に対応した液晶種別信号MSを制御部42
に出力する。
【0029】すなわち、上記液晶表示部40は、1種類
の液晶表示パネル11や液晶駆動回路44に限定される
ものではなく、各種の液晶表示パネル11や液晶駆動回
路44を取り付けることができる。例えば、液晶表示パ
ネル11としては、その走査ラインやデータラインの数
が限定されるものではなく、走査ラインが220本であ
ったり、146本であったり、その他の本数であっても
よい。また、液晶駆動回路44としては、1本の走査ラ
インを順次駆動するもの、2本の走査ラインを同時に順
次駆動するもの、また、3本の走査ラインを同時に順次
駆動するもの、その他種々の駆動方法のものであっても
よい。そして、液晶種別信号発生部45は、このような
液晶表示部40の種別を示す液晶種別信号MSを制御部
42に出力する。
【0030】制御部42は、上記液晶表示部40の液晶
種別信号発生部45からの液晶種別信号MSに基づいて
液晶表示部40の種別を判別し、液晶表示部44の種別
に適切な制御信号を液晶駆動回路44に出力するととも
に、電源部43に液晶表示部40の種別を示す液晶種別
信号MSを出力して、後述するように、電源部43に液
晶表示部40の種別に適切な駆動電源を供給させる。
【0031】また、制御部42は、後述するように、液
晶種別信号発生部45から入力される液晶種別信号MS
をサブユニット3に出力する。
【0032】さらに、制御部42は、上記サブユニット
3の装着/非装着を判別するとともに、装着されたサブ
ユニット3がチューナーユニット3aであるのかゲーム
ユニット3bであるのか、あるいはその他のサブユニッ
ト3であるのかを判別し、装着されたサブユニット3の
種別に適切な動作制御を行う。このサブユニット3の装
着/非装着の判別は、上記サブユニット3の装着/非装
着に伴ってオン/オフするスイッチで行ってもよいし、
サブユニット3との間の信号の交換により判別してもよ
く、その判別の方法は、限定されるものではない。ま
た、装着されたサブユニット3がチューナーユニット3
aであるのか、ゲームユニット3bであるのか、あるい
はその他のサブユニット3であるのかの判別は、装着さ
れるサブユニット3の種別によりオン/オフされるスイ
ッチであってもよいし、サブユニット3との間の信号、
例えば、2ビットの信号の交換により判別してもよく、
その判別の方法は、限定されるものではない。
【0033】記憶部41は、例えば、ROM(Read Onl
y Memory)やRAM(Random Access Memory)等で形成
され、液晶表示ユニット2の駆動を制御する制御プログ
ラムやシステムデータ等を記憶しているとともに、制御
部42のワークメモリとしても使用される。
【0034】すなわち、記憶部41は、液晶表示部40
の種別に対応した液晶表示部40の駆動制御方法を記憶
し、制御部42は、記憶部41に記憶されている駆動制
御方法のうち、液晶種別信号発生部45から入力される
液晶種別信号MSに対応する駆動方法に基づいて液晶種
別信号発生部45の種別に対応した表示制御信号を液晶
駆動回路44に出力するとともに、電源部43に液晶種
別信号発生部45の種別を通知して液晶種別信号発生部
45の種別に対応した駆動電源を液晶表示部40に供給
させる。
【0035】また、記憶部41は、液晶表示ユニット2
に装着されるサブユニット3の種別に対応した液晶表示
部40の駆動方法を記憶しており、制御部42は、装着
されたサブユニット3の種別を判別すると、記憶部41
に記憶されている駆動方法に基づいて液晶表示部40の
駆動を制御する。
【0036】特に、記憶部41は、ゲームユニット3b
が液晶表示ユニット2に装着されたときのゲームソフト
の制御方法やそのときの液晶表示部40の駆動方法を記
憶しており、制御部42は、ゲームユニット3bが液晶
表示ユニット2に装着されると、記憶部41に記憶され
ているゲームソフトの制御方法に基づいてゲームユニッ
ト3bからゲームソフトのデータを読み出して、操作部
46、特に、液晶表示ユニット2に接続されるコントロ
ーラの操作に対応したゲーム処理を行うとともに、ゲー
ムソフトから読み出した映像データを表示データに変換
して、そのときの液晶表示部40の駆動方法に基づいて
液晶表示パネル11に表示させる。
【0037】電源部43は、電池や外部商用電源から供
給される電源から液晶表示ユニット2の動作に必要な各
種電源を生成して、液晶表示ユニット2の各部に各種電
源を供給するとともに、操作部46及びチューナーユニ
ット3に必要な各種電源を供給する。
【0038】特に、電源部43は、具体的には図示しな
いが、液晶表示部40の種別により必要な数の電源を生
成する電源調整回路を備えるとともに、当該液晶表示部
40の種別に対応した電源を選択して液晶表示部40に
供給する選択回路を備えており、制御部42から入力さ
れる液晶表示部40の種別を示す液晶種別信号MSに基
づいて、液晶表示部40の種別に対応した駆動電源を液
晶表示部40に供給する。
【0039】次に、サブユニット3の構成について説明
する。
【0040】まず、チューナーユニット3aの構成につ
いて説明する。
【0041】チューナーユニット3aは、図3に示すよ
うに、テレビ電波を受信してリニア処理する受信回路6
0と液晶表示ユニット2を駆動するための液晶駆動イン
ターフェイス回路(駆動制御部)70とを備えている。
【0042】受信回路60は、ロッドアンテナ25、電
子同調チューナー61、テレビリニア回路62、A/D
変換回路63、データ変換回路64及び制御回路65等
を備えている。
【0043】ロッドアンテナ25は、テレビ電波を受信
して、受信電波を電子同調チューナー61に供給する。
【0044】電子同調チューナー61は、制御回路65
から入力されるチューニング信号に応じて指定のチャン
ネルを選択し、ロッドアンテナ25から供給される所望
のテレビ放送電波を中間周波信号に変換して、テレビリ
ニア回路62に出力する。
【0045】テレビリニア回路62は、中間周波増幅回
路、映像検波回路、映像増幅回路、AFT検波回路及び
クロマ回路等により構成されており、電子同調チューナ
ー61から入力される中間周波信号をその中間周波増幅
回路で増幅した後、AFT検波回路によりAFT検波し
たり、映像検波回路により映像検波を行って画像信号を
取り出したり、さらに、映像検波回路の出力する画像信
号をその映像増幅回路で増幅した後、A/D変換回路6
3に出力する。また、テレビリニア回路62は、そのク
ロマ回路で、映像信号から同期信号を取り出し、制御回
路65に出力する。
【0046】なお、テレビリニア回路62で分離された
音声信号は、図外の音声回路に送られ、音声回路で、音
声検波されて低周波信号に変換された後、液晶表示ユニ
ット2に出力される。液晶表示ユニット2は、増幅回路
やスピーカ(図示略)を備えており、チューナーユニッ
ト3aから入力される音声信号をスピーカから拡声出力
する。
【0047】A/D変換回路63は、テレビリニア回路
62から入力される映像信号を制御回路65から入力さ
れるタイミング信号に基づいてA/D(アナログ/デジ
タル)変換(サンプリング)し、データ変換回路64に
出力する。
【0048】データ変換回路64は、A/D変換回路6
3から入力されるディジタルの映像信号を液晶表示ユニ
ット2のデータ側駆動回路51で駆動可能なデータ形式
に変換した後、表示データとして制御部42に出力す
る。
【0049】すなわち、データ変換回路64は、例え
ば、A/D変換回路63から入力される映像信号を制御
回路65から入力されるタイミング信号により順次読み
込み、1ライン分の映像信号を読み込んだ後、その映像
信号に応じて階調信号を作成して、表示データとして液
晶表示ユニット2に出力する。
【0050】そして、このチューナーユニット3aが液
晶表示ユニット2に装着されたときには、制御部42
は、チューナーユニット3aからの映像信号(表示デー
タ)や後述する表示制御信号をそのまま(スルーの状態
で)液晶表示部40の走査側駆動回路50及びデータ側
駆動回路51に出力する。
【0051】尚、図3においては、分かり易くするた
め、チューナーユニット3aのデータ変換回路64から
液晶表示ユニット2の液晶表示部40のデータ側駆動回
路51に表示データを入力するように記載している。
【0052】制御回路65は、テレビリニア回路62か
ら入力される映像信号に含まれる水平同期信号φH 及び
垂直同期信号φV を分離し、液晶駆動インターフェイス
回路70に出力する。
【0053】上記液晶駆動インターフェイス回路70
は、それぞれ種別の異なる液晶表示部40を駆動する2
組の垂直/水平方向制御回路71、72及び2個の選択
回路73、74を備えており、垂直/水平方向制御回路
71、72は、それぞれ垂直方向制御回路71aと水平
方向制御回路71b及び垂直方向制御回路72aと水平
方向制御回路72bで構成されている。
【0054】垂直方向制御回路71a及び垂直方向制御
回路72aには、それぞれ垂直同期信号φV が、また、
水平方向制御回路71b及び水平方向制御回路72bに
は、それぞれ水平同期信号φH が、受信回路60の制御
回路65から入力される。
【0055】上記垂直/水平方向制御回路71と垂直/
水平方向制御回路72は、それぞれ種別の異なる液晶表
示部40を駆動するのに必要な垂直方向及び水平方向の
表示制御信号を生成し、選択回路73及び選択回路74
に出力する。
【0056】すなわち、垂直方向制御回路71aは、所
定種類の液晶表示部40を駆動するのに必要な垂直方向
表示制御信号を生成して、選択回路73に出力し、水平
方向制御回路71bは、所定種類の液晶表示部40を駆
動するのに必要な水平方向表示制御信号を生成して、選
択回路74に出力する。また、垂直方向制御回路72a
は、垂直方向制御回路71aとは異なる種類の液晶表示
部40を駆動するのに必要な垂直方向表示制御信号を生
成して、選択回路73に出力し、水平方向制御回路72
bは、水平方向制御回路71bとは異なる種類の液晶表
示部40を駆動するのに必要な水平方向表示制御信号を
生成して、選択回路74に出力する。
【0057】特に、水平方向制御回路71b、72b
は、制御回路65から入力される基本クロック信号を分
周して複数種の液晶表示パネル11に対応した水平方向
表示制御信号を生成するためのクロック信号を生成する
複数の分周回路と、この複数の分周回路の出力するクロ
ック信号から液晶表示パネル11の種別に適したクロッ
ク信号を選択するための選択回路を備えている。
【0058】この選択回路は、図3には図示しないが、
液晶表示ユニット2の制御部42から入力される液晶種
別信号MSに基づいて液晶表示パネル11の種別に対応
したクロック信号を選択して、水平方向制御回路71
b、72bが液晶表示パネル11の種別に適した水平方
向表示制御信号を生成する。
【0059】すなわち、水平方向表示制御信号は、液晶
表示パネル11の仕様に応じて駆動周波数を変化させて
供給する必要があり、例えば、同じ放送方式のテレビ電
波であっても、液晶表示パネル11の信号電極数が72
0本の場合と、540本の場合では、1水平同期期間の
繰り返し周期は同じでも、画像情報量が異なるため、信
号電極数が多い方の駆動周波数を速める必要がある。
【0060】そこで、水平方向制御回路71b、72b
は、液晶種別信号MSに基づいて液晶表示パネル11の
種別に適したクロック信号に基づいて、その駆動周波数
を変化させ、液晶表示パネル11の種別に適した水平方
向表示制御信号を生成している。
【0061】選択回路74には、上記液晶表示ユニット
2の制御部42から液晶表示部40の種別を示す液晶種
別信号MSが入力され、選択回路74は、水平方向制御
回路71bから入力される水平方向表示制御信号と水平
方向制御回路72bから入力される水平方向表示制御信
号のうち、液晶種別信号MSの示す種類の液晶表示部4
0に対応する水平方向表示制御信号を択一的に選択し
て、液晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0062】また、選択回路74は、制御部42から入
力される液晶種別信号MSをそのまま選択回路73に出
力する。
【0063】選択回路73は、選択回路74を介して入
力される液晶種別信号MSに基づいて垂直方向制御回路
71aから入力される垂直方向表示制御信号と、垂直方
向制御回路72aから入力される垂直方向表示制御信号
と、を択一的に選択して、液晶表示ユニット2の制御部
42に出力する。
【0064】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
70は、水平同期信号φH 及び垂直同期信号φV に基づ
いて2種類の液晶表示部40に対応する垂直方向表示制
御信号及び水平方向表示制御信号を作成して選択回路7
3、74に出力し、液晶表示ユニット2からの液晶種別
信号MSに基づいて選択回路73、74で液晶表示部4
0の種別に対応した表示制御信号を選択して、液晶表示
ユニット2の制御部42に出力する。
【0065】次に、ゲームユニット3bの構成について
説明する。
【0066】ゲームユニット3bは、詳細には図示しな
いが、本体ケース30内に、各種ゲームのプログラムや
当該ゲームの映像データ及び効果音データ等を記憶する
メモリ、当該メモリの動作を制御する制御部及びインタ
ーフェイス等を備えており、ゲームプログラムの実行処
理は、上述のように、液晶表示ユニット2の制御部42
が行う。
【0067】次に、本実施例の動作を説明する。
【0068】液晶表示システム1は、液晶表示ユニット
2に種々のサブユニット3を択一的に着脱可能に装着す
ることができ、液晶表示ユニット2は、装着されたサブ
ユニット3の種別を自動認識して、装着されたサブユニ
ット3に応じて液晶表示パネル11を駆動する。
【0069】また、液晶表示ユニット2の液晶表示部4
0は、上述のように、1種類に限定されるものではな
く、種々の種別(仕様)の液晶表示部4を取り付けるこ
とができ、液晶表示ユニット2は、液晶表示部40の種
別に適した駆動を行う。
【0070】すなわち、液晶表示部40には、液晶種別
信号発生部45を備えており、液晶種別信号発生部45
は、液晶表示部40の種別を示す液晶種別信号MSを液
晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0071】制御部42は、この液晶種別信号MSの示
す液晶表示部40の種別に適した駆動制御を行う。
【0072】そして、液晶表示ユニット2は、サブユニ
ット3の装着されるコネクタ(図示略)を有しており、
各サブユニット3は、例えば、図1にチューナーユニッ
ト3a及びゲームユニット3bについて示すように、そ
れぞれ液晶表示ユニット2に装着するための端子部2
6、31を備えている。
【0073】各サブユニット3は、この端子部26、3
1が液晶表示ユニット2のコネクタに差し込まれること
により、液晶表示ユニット2に装着され、液晶表示ユニ
ット2の制御部42は、サブユニット3が装着される
と、スイッチ動作あるいはサブユニット3との間の信号
の交換により、装着されたサブユニット3がどのサブユ
ニット3であるか、例えば、チューナーユニット3aで
あるか、ゲームユニット3bであるか等を判別する。
【0074】そして、制御部42は、装着されたサブユ
ニット3の種別を判別すると、当該サブユニット3の種
別に応じて液晶表示部40の駆動を制御する。また、サ
ブユニット3としてゲームユニット3bが装着されると
きには、ゲームの操作を行うコントローラがコネクタに
接続される。
【0075】すなわち、液晶表示ユニット2は、ゲーム
ユニット3bが装着されたときには、その制御部42
が、記憶部41に記憶されているゲームソフトの駆動方
法やゲームソフトに対応した液晶表示部40の駆動方法
を読み出し、ゲームユニット3bからゲームソフトのデ
ータを読み出して、コントローラ(操作部46)の操作
に対応したゲームの進行処理を行うとともに、ゲームユ
ニット3bから読み出した映像データを表示データに変
換して、液晶表示部40の種別に対応した駆動方法に適
した液晶表示部40を駆動し、また、効果音を内蔵する
スピーカから出力する。
【0076】また、液晶表示ユニット2は、図3に示す
ように、チューナーユニット3aが装着されたときに
は、その制御部42が、チューナーユニット3aから入
力される表示データや表示制御信号をそのまま(スルー
で)液晶表示部40の走査側駆動回路50及びデータ側
駆動回路51に出力する。また、制御部42には、上述
のように、液晶表示部40の液晶種別信号発生部45か
ら液晶種別信号MSが入力されており、制御部42は、
この液晶種別信号MSをチューナーユニット3aの選択
回路74に出力する。
【0077】チューナーユニット3aは、ロッドアンテ
ナ25で受信したテレビ放送電波から電子同調チューナ
ー61で指定のチャンネルのテレビ放送電波を選択し、
中間周波信号に変換してテレビリニア回路62に出力す
る。テレビリニア回路62は、電子同調チューナー61
から入力される中間周波信号を増幅した後、AFT検波
したり、映像検波を行って、画像信号を取り出し、増幅
した後、A/D変換回路63に出力する。また、テレビ
リニア回路62は、映像信号から同期信号を取り出し、
制御回路65に出力する。
【0078】A/D変換回路63は、テレビリニア回路
62から入力される映像信号を制御回路65から入力さ
れるタイミング信号に基づいてサンプリングすることに
よりA/D変換して、データ変換回路64に出力し、デ
ータ変換回路64は、A/D変換回路63から入力され
る映像信号を液晶表示ユニット2の液晶表示部40で駆
動可能なデータ形式に変換した後、表示データとして液
晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0079】また、制御回路65は、テレビリニア回路
62から入力される同期信号から垂直同期信号φV と水
平同期信号φH を分離し、液晶駆動インターフェイス回
路70の垂直方向制御回路71a、72a及び水平方向
制御回路71b、72bに出力する。
【0080】そして、垂直方向制御回路71aは、所定
種類の液晶表示部40を駆動するのに必要な垂直方向表
示制御信号を生成して、選択回路73に出力し、水平方
向制御回路71bは、所定種類の液晶表示部40を駆動
するのに必要な水平方向表示制御信号を生成して、選択
回路74に出力する。
【0081】また、垂直方向制御回路72aは、垂直方
向制御回路71aとは異なる種類の液晶表示部40を駆
動するのに必要な垂直方向表示制御信号を生成して、選
択回路73に出力し、水平方向制御回路72bは、水平
方向制御回路71bとは異なる種類の液晶表示部40を
駆動するのに必要な水平方向表示制御信号を生成して、
選択回路74に出力する。
【0082】特に、水平方向制御回路71b、72b
は、液晶表示ユニット2の制御部42から入力される液
晶種別信号MSに基づいて液晶表示パネル11の種別に
適したクロック信号を選択して、液晶表示パネル11の
種別に適した水平方向表示制御信号を生成し、選択回路
74に出力する。
【0083】選択回路74は、水平方向制御回路71b
から入力される水平方向表示制御信号と水平方向制御回
路72bから入力される水平方向表示制御信号のうち、
液晶表示ユニット2の制御部42から入力される液晶種
別信号MSの示す種類の液晶表示部40に対応する水平
方向表示制御信号を択一的に選択して、液晶表示ユニッ
ト2の制御部42に出力する。
【0084】また、選択回路73は、選択回路74を介
して入力される液晶種別信号MSに基づいて垂直方向制
御回路71aから入力される垂直方向表示制御信号と、
垂直方向制御回路72aから入力される垂直方向表示制
御信号と、を択一的に選択して、液晶表示ユニット2の
制御部42に出力する。
【0085】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
70は、水平同期信号φH 及び垂直同期信号φV に基づ
いて2種類の液晶表示部40に対応する垂直方向表示制
御信号及び水平方向表示制御信号を作成して選択回路7
3、74に出力し、液晶表示ユニット2からの液晶種別
信号MSに基づいて選択回路73、74で液晶表示部4
0の種別に対応した表示制御信号を選択して、液晶表示
ユニット2の制御部42に出力する。
【0086】そして、液晶表示ユニット2の制御部42
は、チューナーユニット3aが液晶表示ユニット2に装
着されていると判別したときには、チューナーユニット
3aからの映像信号(表示データ)や表示制御信号をそ
のまま(スルーの状態で)液晶表示部40の走査側駆動
回路50及びデータ側駆動回路51に出力する。
【0087】走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路
51は、制御部42を介して入力される表示データ及び
表示制御信号に基づいて液晶表示パネル11を表示駆動
する。
【0088】したがって、液晶表示システム1は、液晶
表示ユニット2と、該液晶表示ユニット2に着脱可能に
装着され少なくとも表示データを供給する複数のサブユ
ニット3と、を備え、液晶表示ユニット2は、制御部4
2により、装着されたサブユニット3の種別を判別し
て、当該サブユニット3の種別に対応して液晶表示部4
0の走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路51を介
して液晶表示パネル11を駆動制御する。その結果、液
晶表示ユニット2に種々のサブユニット3を装着して、
装着したサブユニット3に適した表示駆動を自動的に行
うことができ、液晶表示ユニット2を有効に利用して、
液晶表示ユニット2の利用性を向上させることができ
る。
【0089】また、本実施例では、サブユニット3の1
つを、少なくともテレビ電波を受信するチューナーユニ
ット3aとし、チューナーユニット3aの受信回路60
で、所定の放送方式のテレビ電波を受信してその映像デ
ータを液晶表示ユニット2に表示データとして出力し、
チューナーユニット3aの液晶駆動インターフェイス回
路(駆動制御部)70で受信したテレビ電波に基づいて
液晶表示ユニット2を駆動するための表示駆動信号を生
成している。
【0090】その結果、所定の放送方式のテレビ電波を
受信して、液晶表示ユニット2で適切に表示させること
ができ、液晶表示システム1を液晶テレビ装置として利
用することができる。
【0091】さらに、本実施例では、サブユニット3の
1つとして、ゲームプログラム(ゲームソフト)や当該
ゲームの表示データ等を記憶するゲームユニット3bを
備え、液晶表示ユニット2の制御部42が、サブユニッ
ト3としてゲームユニット3bが装着されると、当該ゲ
ームユニット3bのゲームソフトに基づいて液晶表示部
40の走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路51を
駆動して、当該ゲームの表示データを液晶表示パネル1
1に表示させている。
【0092】その結果、液晶表示ユニット2で簡単にゲ
ームのデータを表示させることができ、液晶表示システ
ム1を液晶ゲーム装置として利用することができる。
【0093】また、本実施例によれば、チューナーユニ
ット3aに、複数の種類の液晶表示部40に対応した液
晶駆動インターフェイス回路70を組み込むことによ
り、任意の液晶表示部40を液晶表示ユニット2に組み
込むことができ、複数種類の液晶表示部40に対応する
チューナーユニット3aを安価に製造することができ
る。その結果、チューナーユニット3aの利用性を向上
させることができる。
【0094】なお、本実施例においては、チューナーユ
ニット3aが2種類の液晶表示部4に対応する液晶駆動
インターフェイス回路70を備えた場合について説明し
たが、1種類の液晶表示部40に対応した液晶駆動イン
ターフェイス回路であってもよいし、また、2種類以上
の液晶表示部40に対応した液晶駆動インターフェイス
回路であってもよい。
【0095】〈第2実施例〉上記実施例においては、チ
ューナーユニット3aが複数の種類の液晶表示部40に
対応する制御信号を生成する液晶駆動インターフェイス
回路70を備えた場合について説明したが、液晶駆動イ
ンターフェイス回路としては、これに限るものではな
く、例えば、複数の放送方式に対応した垂直/水平方向
制御回路を備えたものであってもよい。
【0096】すなわち、本実施例は、チューナーユニッ
トが複数の放送方式に自動対応する表示制御信号を生成
するものであり、第1実施例と同様の液晶表示システム
に適用したものである。
【0097】本実施例の説明において、上記第1実施例
と同様の構成部分については、同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0098】図4は、本実施例の液晶表示システム80
を示す図であり、本実施例の液晶表示システム80は、
第1実施例の液晶表示システム1と同様の液晶表示ユニ
ット2を備えるとともに、チューナーユニット3cを備
えている。
【0099】チューナーユニット3cは、受信回路60
と液晶駆動インターフェイス回路81とを備えている。
【0100】受信回路60は、上記図3に示したものと
同様のもので、詳細な説明は省略するが、受信回路60
は、通常1つの放送方式に対応してその電子同調チュー
ナー61やテレビリニア回路62等が作成されており、
制御回路65は、受信回路60の作成時に、受信回路6
0がどの放送方式で作成されたかの情報、すなわち、受
信放送方式の情報がその内部メモリに格納されている。
そして、制御回路65は、受信回路60の受信放送方式
を示す放送種別信号BSを液晶駆動インターフェイス回
路81に出力する。
【0101】この放送種別信号BSは、例えば、2ビッ
トのコード化された信号が使用され、例えば、2進数で
[11]で、NTSC方式を、[10]で、PAL方式
を、[01]で、SECAM方式を表示する。なお、放
送種別信号BSは、2ビット構成のものに限るものでは
なく、例えば、放送方式が2種類のときには、ハイ/ロ
ーの1ビットの信号であってもよいし、信号入力の有り
/無しにより放送方式を指定するものであってもよい。
【0102】液晶駆動インターフェイス回路81は、そ
れぞれ異なる放送方式、本実施例では、NTSC(Nati
onal Television System Commitee) 方式、PAL(Ph
asealternation by line) 方式及びSECAM(Seque
ntial color and memory)方式の3種類の放送方式に対
応した3組の垂直/水平方向制御回路82、83、84
及び2個の選択回路85、86を備えており、垂直/水
平方向制御回路82、83、84は、それぞれNTSC
用垂直方向制御回路82aとNTSC用水平方向制御回
路82b、PAL用垂直方向制御回路83aとPAL用
水平方向制御回路83b及びSECAM用垂直方向制御
回路84aとSECAM用水平方向制御回路84bで構
成されている。
【0103】NTSC用垂直方向制御回路82a、PA
L用垂直方向制御回路83a及びSECAM用垂直方向
制御回路84aには、それぞれ垂直同期信号φV が、ま
た、NTSC用水平方向制御回路82b、PAL用水平
方向制御回路83b及びSECAM用垂直方向制御回路
83bには、それぞれ水平同期信号φH が、受信回路6
0の制御回路65から入力される。
【0104】上記NTSC用垂直方向制御回路82a及
びNTSC用水平方向制御回路82bは、制御回路65
から受信回路60がNTSC方式の受信回路60である
ことを示す放送種別信号BSが入力されると、それぞれ
NTSC用の垂直同期信号φV 及び水平同期信号φH に
基づいて液晶表示部40を駆動するのに適した垂直方向
表示制御信号及び水平方向表示制御信号、例えば、スタ
ートパルスやシフトクロック等を生成し、選択回路85
及び選択回路86に出力する。
【0105】同様に、上記PAL用垂直方向制御回路8
3a及びPAL用水平方向制御回路83bは、受信回路
60の制御回路65から受信回路60がPAL方式の受
信回路60であることを示す放送種別信号BSが入力さ
れると、それぞれPAL用の垂直同期信号φV 及び水平
同期信号φH に基づいて液晶表示部40を駆動するのに
適した垂直方向表示制御信号及び水平方向表示制御信号
を生成し、選択回路85及び選択回路86に出力する。
【0106】また、同様に、上記SECAM用垂直方向
制御回路84a及びSECAM用水平方向制御回路84
bは、制御回路65から受信回路60がSECAM方式
の受信回路60であることを示す放送種別信号BSが入
力されると、それぞれSECAM用の垂直同期信号φV
及び水平同期信号φH に基づいて液晶表示部40を駆動
するのに適した垂直方向表示制御信号及び水平方向表示
制御信号を生成し、選択回路85及び選択回路86に出
力する。
【0107】また、上記NTSC用水平方向制御回路8
2b、PAL用水平方向制御回路83b及びSECAM
用水平方向制御回路84bは、制御回路65から入力さ
れる基本クロック信号を分周して複数種の液晶表示パネ
ル11に対応した水平方向表示制御信号を生成するため
のクロック信号を生成する複数の分周回路と、この複数
の分周回路の出力するクロック信号から液晶表示パネル
11の種別に適したクロック信号を選択するための選択
回路を備えている。
【0108】この選択回路は、図4には図示しないが、
液晶表示ユニット2の制御部42から入力される液晶種
別信号MSに基づいて液晶表示パネル11の種別に対応
したクロック信号を選択して、各水平方向制御回路82
b、83b、84bが液晶表示パネル11の種別に適し
た水平方向表示制御信号を生成する。
【0109】すなわち、水平方向表示制御信号は、液晶
表示パネル11の仕様応じて駆動周波数を変化させて供
給する必要があり、例えば、同じ放送方式のテレビ電波
であっても、液晶表示パネル11の信号電極数が720
本の場合と、540本の場合では、1水平同期期間の繰
り返し周期は同じでも、画像情報量が異なるため、信号
電極数が多い方の駆動周波数を速める必要がある。
【0110】そこで、各水平方向制御回路82b、83
b、84bは、液晶種別信号MSに基づいて液晶表示パ
ネル11の種別に適したクロック信号に基づいて、その
駆動周波数を変化させ、液晶表示パネル11の種別に適
した水平方向表示制御信号を生成している。
【0111】すなわち、垂直/水平方向制御回路82、
垂直/水平方向制御回路83及び垂直/水平方向制御回
路84は、制御回路65から自己の放送方式を示す放送
種別信号BSが入力されたときのみ動作して、垂直方向
表示制御信号及び水平方向表示制御信号を生成し、生成
した垂直方向表示制御信号を選択回路85に、水平方向
表示制御信号を選択回路86に出力する。
【0112】選択回路85及び選択回路86は、例え
ば、オア回路で構成され、上記動作した垂直/水平方向
制御回路82、垂直/水平方向制御回路83あるいは垂
直/水平方向制御回路84から入力される垂直方向表示
制御信号及び水平方向表示制御信号を液晶表示ユニット
2の制御部42に出力する。
【0113】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
81は、水平同期信号φH 及び垂直同期信号φV に基づ
いて受信回路60の受信する放送方式に対応する垂直方
向及び水平方向の表示制御信号を作成し、選択回路8
5、86を介して液晶表示ユニット2の制御部42に出
力する。
【0114】制御部42は、チューナーユニット3cが
液晶表示ユニット2に装着されたとき、チューナーユニ
ット3cの液晶駆動インターフェイス回路81から入力
される表示制御信号をそのまま走査側駆動回路50及び
データ側駆動回路51に出力する。
【0115】尚、図4では、分かり易くするため、液晶
駆動インターフェイス回路81の選択回路85及び選択
回路86から直接走査側駆動回路50及びデータ側駆動
回路51に表示制御信号が出力されるように記載されて
いる。
【0116】次に、本実施例の動作を説明する。
【0117】本実施例では、上記第1実施例と同様に、
受信回路60は、所定の1つの放送方式のテレビ電波を
受信してその映像データを液晶表示ユニット2に出力す
るとともに、受信回路60の受信した放送方式に対応し
た表示制御信号を液晶駆動インターフェイス回路81で
生成して、液晶表示ユニット2に出力する。
【0118】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
81は、それぞれ異なる放送方式、NTSC方式、PA
L方式及びSECAM方式に対応した3組の垂直/水平
方向制御回路82、83、84及び2個の選択回路8
4、85を備えている。そして、各垂直/水平方向制御
回路82、83、84は、制御回路65から自己の放送
方式を示す放送種別信号BSが入力されたときのみ動作
して、垂直方向表示制御信号及び水平方向表示制御信号
を生成し、生成した垂直方向表示制御信号を選択回路8
5に、水平方向表示制御信号を選択回路86に出力す
る。
【0119】特に、NTSC用水平方向制御回路82
b、PAL用水平方向制御回路83b及びSECAM用
水平方向制御回路84bは、液晶表示ユニット2の制御
部42から入力される液晶種別信号MSに基づいて液晶
表示パネル11の種別に適したクロック信号を選択し
て、液晶表示パネル11の種別に適した水平方向表示制
御信号を生成し、選択回路86に出力する。
【0120】選択回路85及び選択回路86は、上記動
作した垂直/水平方向制御回路82、垂直/水平方向制
御回路83あるいは垂直/水平方向制御回路84から入
力される垂直方向表示制御信号及び水平方向表示制御信
号を液晶表示ユニット2の制御部42に出力し、走査側
駆動回路50及びデータ側駆動回路51が液晶表示パネ
ル11を駆動する。
【0121】したがって、本実施例によれば、チューナ
ーユニット3cとして、任意の放送方式に対応した受信
回路60を製造して、複数の放送方式に対応した液晶駆
動インターフェイス回路81を組み込むことにより、複
数の放送方式に対応したチューナーユニット3cを製造
することができ、複数の放送方式に対応したチューナー
ユニット3cを安価に製造することができる。また、受
信回路60の制御回路65が受信回路60の受信する放
送方式を示す放送種別信号BSを液晶駆動インターフェ
イス回路81に出力して、液晶駆動インターフェイス回
路81が放送方式に適した表示駆動信号を自動的に生成
するので、チューナーユニット3cの利用性を向上させ
ることができる。
【0122】なお、本実施例においては、3つの放送方
式に対応させた場合について説明したが、対応させる放
送方式の種類としては、上記3種類に限るものではな
く、また、対応させる放送方式の数も、3つに限るもの
ではない。
【0123】〈第3実施例〉上記第1実施例において
は、チューナーユニット3aが複数の種類の液晶表示部
40に対応する制御信号を生成する液晶駆動インターフ
ェイス回路70を備え、上記第2実施例においては、複
数の放送方式に対応した液晶駆動インターフェイス回路
81を備えた場合について説明したが、液晶駆動インタ
ーフェイス回路としては、これらに限るものではなく、
例えば、複数の種類の液晶表示部40に対応するととも
に、複数の放送方式に対応した垂直/水平方向制御回路
を備えたものであってもよい。
【0124】本実施例は、チューナーユニットが複数の
種類の液晶表示部40に対応するとともに、複数の放送
方式に対応した表示制御信号を生成するものであり、上
記各実施例と同様の液晶表示システムに適用したもので
ある。
【0125】本実施例の説明において、上記第1実施例
と同様の構成部分については、同一の符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0126】図5は、本実施例の液晶表示システム90
を示す図であり、本実施例の液晶表示システム90は、
第1実施例の液晶表示システムと同様の液晶表示ユニッ
ト2を備えるとともに、チューナーユニット3dを備え
ている。
【0127】チューナーユニット3dは、上記第1及び
第2実施例と同様の受信回路60と液晶駆動インターフ
ェイス回路91とを備えている。
【0128】受信回路60は、上記図3に示したものと
同様のもので、詳細な説明は省略するが、受信回路60
は、通常1つの放送方式に対応してその電子同調チュー
ナー61やテレビリニア回路62等が作成されており、
制御回路65は、受信回路60の作成時に、受信回路6
0がどの放送方式で作成されたかの情報、すなわち、受
信放送方式の情報が内部メモリに格納されている。そし
て、制御回路65は、受信回路60の受信放送方式を示
す放送種別信号BSを液晶駆動インターフェイス回路8
1に出力する。
【0129】上記液晶駆動インターフェイス回路91
は、それぞれ種別の異なる液晶表示部40を駆動する3
組の垂直/水平方向制御回路92、93、94及び2個
の選択回路95、96を備えており、垂直/水平方向制
御回路92、93、94は、それぞれ異なる放送方式、
本実施例では、NTSC(National Television System
Commitee) 方式、PAL(Phase alternation by lin
e) 方式及びSECAM(Sequential color and memor
y)方式の3種類の放送方式、に対応した垂直方向制御
回路及び水平方向制御回路を内蔵したNTSC/PAL
/SECAM用垂直方向制御回路92aとNTSC/P
AL/SECAM用水平方向制御回路92b、NTSC
/PAL/SECAM用垂直方向制御回路93aとNT
SC/PAL/SECAM用水平方向制御回路93b及
びNTSC/PAL/SECAM用垂直方向制御回路9
4aとNTSC/PAL/SECAM用水平方向制御回
路94bで構成されている。
【0130】NTSC/PAL/SECAM用垂直方向
制御回路92a、NTSC/PAL/SECAM用垂直
方向制御回路93a及びNTSC/PAL/SECAM
用垂直方向制御回路94aは、それぞれNTSC方式、
PAL方式及びSECAM方式の3つの放送方式に対応
する垂直方向制御回路を内蔵しており、また、NTSC
/PAL/SECAM用水平方向制御回路92b、NT
SC/PAL/SECAM用水平方向制御回路93b及
びNTSC/PAL/SECAM用水平方向制御回路9
4bは、それぞれ上記3つの放送方式に対応する水平方
向制御回路を内蔵している。
【0131】そして、NTSC/PAL/SECAM用
垂直方向制御回路92a、NTSC/PAL/SECA
M用水平方向制御回路92b、NTSC/PAL/SE
CAM用垂直方向制御回路93a、NTSC/PAL/
SECAM用水平方向制御回路93b、NTSC/PA
L/SECAM用垂直方向制御回路94a及びNTSC
/PAL/SECAM用水平方向制御回路94bには、
受信回路60の制御回路65から受信回路60の受信放
送方式を示す放送種別信号BSが入力されている。この
放送種別信号BSは、上記第2実施例の場合と同様であ
る。
【0132】また、各NTSC/PAL/SECAM用
垂直方向制御回路92a、NTSC/PAL/SECA
M用垂直方向制御回路93a及びNTSC/PAL/S
ECAM用垂直方向制御回路94aには、それぞれ垂直
同期信号φV が受信回路の制御回路65から入力され、
また、NTSC/PAL/SECAM用水平方向制御回
路92b、NTSC/PAL/SECAM用水平方向制
御回路93b及びNTSC/PAL/SECAM用水平
方向制御回路94bには、それぞれ水平同期信号φH が
受信回路60の制御回路65から入力される。
【0133】NTSC/PAL/SECAM用垂直方向
制御回路92a及びNTSC/PAL/SECAM用水
平方向制御回路92bは、放送種別信号BSが入力され
ると、放送種別信号BSで指定された放送方式に対応す
る垂直方向制御回路及び水平方向制御回路を動作させ
て、制御回路65から入力される当該放送方式用の垂直
同期信号φV 及び水平同期信号φH に基づいて所定種類
の液晶表示部40を駆動するのに適した垂直方向表示制
御信号及び水平方向表示制御信号、例えば、スタートパ
ルスやシフトクロック等を生成して、垂直方向表示制御
信号を選択回路95に、水平方向表示制御信号を選択回
路96にそれぞれ出力する。
【0134】同様に、上記NTSC/PAL/SECA
M用垂直方向制御回路93a及びNTSC/PAL/S
ECAM用水平方向制御回路93bは、制御回路65か
ら放送種別信号BSが入力されると、放送種別信号BS
で指定された放送方式の垂直方向制御回路及び水平方向
制御回路を動作させて、制御回路65から入力される当
該放送方式用の垂直同期信号φV 及び水平同期信号φH
に基づいてNTSC/PAL/SECAM用垂直方向制
御回路92a及びNTSC/PAL/SECAM用水平
方向制御回路92bとは異なる種別の液晶表示部40を
駆動するのに適した垂直方向表示制御信号及び水平方向
表示制御信号を生成して、選択回路95及び選択回路9
6に出力する。
【0135】また、同様に、上記NTSC/PAL/S
ECAM用垂直方向制御回路94a及びNTSC/PA
L/SECAM用水平方向制御回路94bは、制御回路
65から放送種別信号BSが入力されると、放送種別信
号BSで指定された放送方式の垂直方向制御回路及び水
平方向制御回路を動作させ、制御回路65から入力され
る当該放送方式用の垂直同期信号φV 及び水平同期信号
φH に基づいてNTSC/PAL/SECAM用垂直方
向制御回路92aとNTSC/PAL/SECAM用水
平方向制御回路92b及びNTSC/PAL/SECA
M用垂直方向制御回路93a及びNTSC/PAL/S
ECAM用水平方向制御回路93bとは異なる種別の液
晶表示部40を駆動するのに適した垂直方向表示制御信
号及び水平方向表示制御信号を生成して、選択回路95
及び選択回路96に出力する。
【0136】特に、NTSC/PAL/SECAM用水
平方向制御回路92b、93b、94bは、制御回路6
5から入力される基本クロック信号を分周して複数種の
液晶表示パネル11に対応した水平方向表示制御信号を
生成するためのクロック信号を生成する複数の分周回路
と、この複数の分周回路の出力するクロック信号から液
晶表示パネル11の種別に適したクロック信号を選択す
るための選択回路を備えている。
【0137】この選択回路は、図3には図示しないが、
液晶表示ユニット2の制御部42から入力される液晶種
別信号MSに基づいて液晶表示パネル11の種別に対応
したクロック信号を選択して、NTSC/PAL/SE
CAM用水平方向制御回路92b、93b、94bが液
晶表示パネル11の種別に適した水平方向表示制御信号
を生成する。
【0138】すなわち、水平方向表示制御信号は、液晶
表示パネル11の仕様に応じて駆動周波数を変化させて
供給する必要があり、例えば、同じ放送方式のテレビ電
波であっても、液晶表示パネル11の信号電極数が72
0本の場合と、540本の場合では、1水平同期期間の
繰り返し周期は同じでも、画像情報量が異なるため、信
号電極数が多い方の駆動周波数を速める必要がある。
【0139】そこで、NTSC/PAL/SECAM用
水平方向制御回路92b、93b、94bは、液晶種別
信号MSに基づいて液晶表示パネル11の種別に適した
クロック信号に基づいて、その駆動周波数を変化させ、
液晶表示パネル11の種別に適した水平方向表示制御信
号を生成している。
【0140】そして、垂直/水平方向制御回路92、垂
直/水平方向制御回路93及び垂直/水平方向制御回路
94は、それぞれ制御回路65から入力される放送種別
信号BSに対応する垂直方向制御回路及び水平方向制御
回路を動作させ、それぞれ異なる種別の液晶表示部40
の駆動に適した垂直方向表示制御信号及び水平方向表示
制御信号を生成して、生成した垂直方向表示制御信号を
選択回路95に、水平方向表示制御信号を選択回路96
に出力する。
【0141】上記選択回路95及び選択回路96は、第
1実施例と同様に、例えば、マルチプレクサで形成され
ており、液晶表示ユニット2の制御部42から入力され
る液晶種別信号MSに基づいて、上記各垂直/水平方向
制御回路92、93、94から入力される垂直方向表示
制御信号及び水平方向表示制御信号の1つを択一的に選
択して、液晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0142】すなわち、選択回路96には、上記液晶表
示ユニット2の制御部42から液晶表示部40の種別を
示す液晶種別信号MSが入力され、選択回路96は、こ
の液晶種別信号MSに基づいて、NTSC/PAL/S
ECAM用水平方向制御回路92b、NTSC/PAL
/SECAM用水平方向制御回路93b及びNTSC/
PAL/SECAM用水平方向制御回路94bから入力
される水平方向表示制御信号のうち、液晶種別信号MS
の指定する液晶表示部40の種別に対応する水平方向表
示制御信号の1つを択一的に選択して、液晶表示ユニッ
ト2の制御部42に出力する。
【0143】また、選択回路96は、制御部42から入
力される液晶種別信号MSをそのまま選択回路95に出
力する。
【0144】選択回路95は、選択回路96を介して入
力される液晶種別信号MSに基づいて、NTSC/PA
L/SECAM用垂直方向制御回路92a、NTSC/
PAL/SECAM用垂直方向制御回路93a及びNT
SC/PAL/SECAM用垂直方向制御回路94aか
ら入力される垂直方向表示制御信号のうち、液晶種別信
号MSの指定する液晶表示部40の種別に対応する垂直
方向表示制御信号の1つを択一的に選択して、液晶表示
ユニット2の制御部42に出力する。
【0145】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
91は、受信回路60の制御回路65から入力される垂
直同期信号φV 及び水平同期信号φH に基づいて、当該
受信回路60の放送方式の種別に対応した垂直方向制御
回路と水平方向制御回路を動作させて、3種類の液晶表
示部40に対応する垂直方向表示制御信号及び水平方向
表示制御信号を作成して選択回路95及び選択回路96
に出力し、液晶表示ユニット2からの液晶種別信号MS
に基づいて選択回路95、96で液晶表示部40の種別
に対応した表示制御信号を選択して、液晶表示ユニット
2の制御部42に出力する。
【0146】制御部42は、チューナーユニット3dが
液晶表示ユニット2に装着されたとき、チューナーユニ
ット3dの液晶駆動インターフェイス回路91から入力
される表示制御信号をそのまま走査側駆動回路50及び
データ側駆動回路51に出力する。
【0147】尚、図5では、分かり易くするため、液晶
駆動インターフェイス回路91の選択回路95及び選択
回路96から直接走査側駆動回路50及びデータ側駆動
回路51に表示制御信号が出力されるように記載されて
いる。
【0148】次に、本実施例の動作を説明する。
【0149】本実施例では、上記第1実施例と同様に、
受信回路60は、所定の1つの放送方式のテレビ電波を
受信してその映像データを液晶表示ユニット2に出力す
るとともに、受信回路60の受信した放送方式に対応す
るとともに、液晶表示部40の種別に対応した表示制御
信号を液晶駆動インターフェイス回路91で生成して、
液晶表示ユニット2に出力する。
【0150】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
91は、それぞれ種別の異なる液晶表示部40を駆動す
る3組の垂直/水平方向制御回路92、93、94を備
えており、各垂直/水平方向制御回路92、93、94
は、それぞれ異なる放送方式、すなわち、NTSC方
式、PAL方式及びSECAM方式に対応した垂直方向
制御回路及び水平方向制御回路を内蔵したNTSC/P
AL/SECAM用垂直方向制御回路92aとNTSC
/PAL/SECAM用水平方向制御回路92b、NT
SC/PAL/SECAM用垂直方向制御回路93aと
NTSC/PAL/SECAM用水平方向制御回路93
b及びNTSC/PAL/SECAM用垂直方向制御回
路94aとNTSC/PAL/SECAM用水平方向制
御回路94bで構成されている。
【0151】そして、垂直/水平方向制御回路92、垂
直/水平方向制御回路93及び垂直/水平方向制御回路
94は、それぞれ制御回路65から入力される放送種別
信号BSに対応する垂直方向制御回路及び水平方向制御
回路を動作させ、それぞれ異なる種別の液晶表示部40
の駆動に適した垂直方向表示制御信号及び水平方向表示
制御信号を生成して、生成した垂直方向表示制御信号を
選択回路95に、水平方向表示制御信号を選択回路96
に出力する。
【0152】特に、NTSC/PAL/SECAM用水
平方向制御回路92b、93b、94bは、液晶表示ユ
ニット2の制御部42から入力される液晶種別信号MS
に基づいて液晶表示パネル11の種別に適したクロック
信号を選択して、液晶表示パネル11の種別に適した水
平方向表示制御信号を生成し、選択回路96に出力す
る。
【0153】上記選択回路95及び選択回路96は、液
晶表示ユニット2の制御部42から入力される液晶種別
信号MSに基づいて、上記各垂直/水平方向制御回路9
2、93、94から入力される垂直方向表示制御信号及
び水平方向表示制御信号の1つを択一的に選択して、液
晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0154】したがって、液晶駆動インターフェイス回
路91は、受信回路60の制御回路65から入力される
同期信号に基づいて、当該受信回路60の放送方式の種
別に対応した垂直方向制御回路と水平方向制御回路を動
作させ、3種類の液晶表示部40に対応する垂直方向表
示制御信号及び水平方向表示制御信号を作成して、選択
回路95及び選択回路96に出力する。そして、液晶表
示ユニット2からの液晶種別信号MSに基づいて選択回
路95、96で液晶表示部40の種別に対応した表示制
御信号を選択し、液晶表示ユニット2の制御部42に出
力する。
【0155】このように、本実施例によれば、チューナ
ーユニット3dとして、任意の放送方式に対応した受信
回路60を製造して、複数の放送方式に対応するととも
に、複数の液晶表示部40に対応した液晶駆動インター
フェイス回路91を組み込むことにより、任意の液晶表
示部40を液晶表示ユニット2に組み込むことができる
とともに、複数の放送方式に対応したチューナーユニッ
ト3dを製造することができ、複数種類の液晶表示部4
0と複数の放送方式に対応するチューナーユニット3d
を安価に製造することができる。その結果、チューナー
ユニット3dの利用性を向上させることができる。
【0156】なお、本実施例においては、3つの放送方
式と3種類の液晶表示部40に対応させた場合について
説明したが、放送方式の種類やその数及び液晶表示部の
種類や数は、上記のものに限るものではないことはいう
までもない。
【0157】〈第4実施例〉本実施例は、走査ラインの
間引きを行う実施例である。
【0158】テレビ放送方式と液晶表示部の駆動方法及
び液晶表示部の構成との間に走査本数の相違がある場合
に、走査ラインの間引きを行う必要が生じる。
【0159】そこで、本実施例は、この走査ラインの間
引きをチューナーユニットで行っている。
【0160】本実施例は、第1実施例と同様の液晶表示
システムに適用したものであり、本実施例の説明におい
て、上記第1実施例と同様の構成部分については、同一
の符号を付して、その説明を省略する。
【0161】図6は、本実施例の液晶表示システム10
0を示す図であり、本実施例の液晶表示システム100
は、第1実施例の液晶表示システムと同様の液晶表示ユ
ニット2を備えるとともに、チューナーユニット3eを
備えている。
【0162】チューナーユニット3eは、上記第1実施
例と同様の受信回路60と液晶駆動インターフェイス回
路101とを備えている。
【0163】受信回路60は、上記図3に示したものと
同様のもので、詳細な説明は省略するが、受信回路60
は、通常1つの放送方式に対応してその電子同調チュー
ナー61やテレビリニア回路62等が作成されており、
制御回路65は、受信回路60の作成時に、受信回路6
0がどの放送方式で作成されたかの情報、すなわち、受
信放送方式の情報が内部メモリに格納されている。そし
て、制御回路65は、受信回路60の受信放送方式を示
す放送種別信号BSを液晶駆動インターフェイス回路1
01に出力する。
【0164】また、制御回路65は、その要部を図7に
示すように、同期分離回路65aと基本クロック発生回
路65bを備えている。
【0165】この同期分離回路65aには、上記テレビ
リニア回路62から同期信号が入力され、同期分離回路
65aは、この同期信号から垂直同期信号φV と水平同
期信号φH を生成して、液晶駆動インターフェイス回路
101に出力する。
【0166】また、基本クロック発生回路65bは、後
述する液晶駆動インターフェイス回路101の動作の同
期を取るための基本クロック信号を発生し、液晶駆動イ
ンターフェイス回路101に出力する。
【0167】液晶駆動インターフェイス回路101は、
図6に示すように、水平方向制御回路102、垂直方向
制御回路103及びモード選択回路104等を備えてお
り、液晶駆動インターフェイス回路101は、受信回路
60の制御回路65、特に、同期分離回路65aから入
力される水平同期信号φH 及び垂直同期信号φV に基づ
いて受信回路60の受信する放送方式に対応するととも
に、走査ラインの間引き処理を行った垂直方向表示制御
信号及び水平方向表示制御信号を作成して、モード選択
回路104を介して液晶表示ユニット2の制御部42に
出力する。
【0168】液晶表示ユニット22の制御部42は、チ
ューナーユニット3eが液晶表示ユニット2に装着され
たとき、チューナーユニット3eの液晶駆動インターフ
ェイス回路101から入力される表示制御信号をそのま
ま走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路51に出力
する。
【0169】尚、図6では、分かり易くするため、液晶
駆動インターフェイス回路101のモード選択回路10
4から直接走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路5
1に表示制御信号が出力されるように記載されている。
【0170】上記液晶駆動インターフェイス回路101
は、上述のように、水平方向制御回路102、垂直方向
制御回路103及びモード選択回路104を備えている
が、その詳細は、図7に示すように構成されている。
【0171】すなわち、水平方向制御回路102は、S
NB信号作成回路111、STB信号作成回路112及
びクロック作成回路113等を備えており、垂直方向制
御回路103は、NTSCモードCNB信号作成回路1
14a、PALモードCNB信号作成回路114b、N
TSCモードCDB信号作成回路115a、PALモー
ドCDB信号作成回路115b、NTSCモードCFB
信号作成回路116a、PALモードCFB信号作成回
路116b及びNTSCモード駆動タイミング制御回路
117a、PALモード駆動タイミング制御回路117
b等を備えている。
【0172】まず、水平方向制御回路102について説
明する。
【0173】水平方向制御回路102は、上記各実施例
の水平方向制御回路と同様に、制御回路65から入力さ
れる基本クロック信号を分周して複数種の液晶表示パネ
ル11の駆動方法や大きさ等の種別に対応した水平制御
信号を生成するためのクロック信号を生成する複数の分
周回路と、この複数の分周回路の出力するクロック信号
から液晶表示パネル11の種別に適したクロック信号を
選択するための選択回路を備えており、この選択回路
は、図6及び図7には図示しないが、液晶表示ユニット
2の制御部42から入力される液晶種別信号MSに基づ
いて液晶表示パネル11の種別に対応したクロック信号
を選択して、SNB信号作成回路111、STB信号作
成回路112及びクロック作成回路113に出力する。
【0174】SNB信号作成回路111は、制御回路6
5から入力される同期信号及び上記水平方向制御回路1
02内の選択回路から入力されるクロック信号に基づい
てSNB信号を生成して、モード選択回路104に出力
し、このSNB信号作成回路111の生成するSNB信
号は、いわゆるセグメント制御信号のことであって、デ
ータ変換回路64から液晶表示ユニット40の制御部4
2を介してデータ側駆動回路51に入力される表示デー
タをデータ側駆動回路51に順次ラッチさせて、蓄えた
表示データに対応するデータ信号を液晶表示パネル11
に出力させる信号である。
【0175】STB信号作成回路112は、制御回路6
5から入力される同期信号及び上記水平方向制御回路1
02内の選択回路から入力されるクロック信号に基づい
てSTB信号を生成して、モード選択回路104に出力
し、このSTB信号作成回路112の生成するSTB信
号は、上記データ側駆動回路51による表示データのラ
ッチ、すなわち表示データのサンプリングを開始させる
サンプリング開始信号である。
【0176】クロック作成回路113は、上記水平方向
制御回路102内の選択回路を介して制御回路65から
入力される基本クロック及び同期信号に基づいてデータ
側駆動回路51の2相の基本クロック信号CK1、CK
2を生成し、モード選択回路104に出力する。
【0177】次に、垂直方向制御回路103について説
明する。
【0178】垂直方向制御回路103のNTSCモード
CNB信号作成回路114a及びPALモードCNB信
号作成回路114bは、制御回路65から入力される同
期信号に基づいて、それぞれ走査信号を順次液晶表示ユ
ニット2の走査側駆動回路50内で順次シフトさせて走
査信号を転送させるNTSC方式及びPAL方式のCN
B信号を生成し、NTSCモードCDB信号作成回路1
15a及びPALモードCDB信号作成回路115bに
出力するとともに、モード選択回路104に出力する。
【0179】NTSCモードCDB信号作成回路115
a及びPALモードCDB信号作成回路115bは、N
TSCモードCNB信号作成回路114a及びPALモ
ードCNB信号作成回路114bから入力されるCNB
信号に基づいてそれぞれNTSCモード及びPALモー
ドの走査ライン開始タイミングと走査ラインの選択幅を
決定するCDB信号を生成し、モード選択回路104に
出力する。このNTSCモードCDB作成回路115a
及びPALモードCDB信号作成回路115bは、3走
査ライン分のタイミングパルスを作成する。
【0180】NTSCモードCDB信号作成回路115
a及びPALモードCDB信号作成回路115bは、特
に、走査ラインの間引き処理を行ったCDB信号を生成
して、モード選択回路104に出力する。
【0181】すなわち、NTSCモードCDB信号作成
回路115aは、CDB信号を互いに隣り合った奇数ラ
インと偶数ライン間では、1ラインシフトさせ、1本の
走査ラインを挟んだ奇数ライン間もしくは偶数ライン間
については、3ラインシフトさせて、モード選択回路1
04に出力する。具体的には、NTSCモードCDB信
号作成回路115aは、図8に示すCNB信号の立ち上
がりでCDB信号を読み出し、CNB信号の立ち下がり
でシフトさせている。
【0182】PALモードCDB信号作成回路115b
は、CDB信号を互いに隣り合った奇数ラインと偶数ラ
イン間では、2ラインシフトさせ、1本の走査ラインを
挟んだ奇数ライン間もしくは偶数ライン間については、
4ラインシフトさせて、モード選択回路104に出力す
る。具体的には、PALモードCDB信号作成回路11
5bは、図9に示すCNB信号の立ち上がりでCDB信
号を読み出し、CNB信号の立ち下がりでシフトさせて
いる。
【0183】NTSCモードCFB信号作成回路116
a及びPALモードCFB信号作成回路116bは、制
御回路65から入力される同期信号に基づいて1走査
(1H)期間毎に走査信号を反転させて液晶を交流駆動
するためのNTSCモード及びPALモードのCFB信
号(反転制御信号)を生成し、モード選択回路104に
出力する。
【0184】NTSCモード駆動タイミング制御回路1
17a及びPALモード駆動タイミング制御回路117
bは、シフトレジスタ等を備え、液晶表示パネル2の走
査側駆動回路50での上記各水平制御信号のタイミング
を制御するためのNTSC方式及びPAL方式の信号を
生成し、モード選択回路104に出力する。
【0185】モード選択回路104には、上記水平方向
制御回路102の各回路から水平方向表示制御信号が、
また、垂直方向制御回路103の各回路からNTSC方
式及びPAL方式の双方の垂直方向表示制御信号が入力
されるとともに、上記受信回路60の制御回路65から
受信回路60の受信する放送方式の種別を示す放送種別
信号BSが入力され、モード選択回路104は、水平方
向制御回路102と垂直方向制御回路103から入力さ
れるNTSC方式及びPAL方式の垂直方向表示制御信
号のうち、放送種別信号BSの示す放送方式に対応する
方式の表示制御信号を選択して、液晶表示ユニット2の
制御部42に出力する。
【0186】次に、本実施例の動作を説明する。
【0187】本実施例では、上述のように、水平方向制
御回路102は、液晶表示ユニット2の制御部42から
入力される液晶種別信号MSに基づいて液晶表示パネル
11の種別に対応したクロック信号を選択して、液晶表
示パネル11の種別に適した水平方向表示制御信号を生
成し、モード選択回路104に出力する。
【0188】すなわち、SNB信号作成回路111、S
TB信号作成回路112及びクロック作成回路113
は、制御回路65から入力される同期信号及びクロック
信号に基づいて液晶表示パネル11の種別に適したSN
B信号、STB信号及び2相の基本クロック信号CK
1、CK2の水平方向表示制御信号を生成し、モード選
択回路104に出力する。
【0189】また、放送方式の種類と液晶表示パネル1
1の種別によっては、走査線の間引き処理を行う必要が
ある。
【0190】以下、放送方式がNTSC方式である場合
と、PAL方式である場合とに分けて説明する。
【0191】まず、放送方式がNTSCの場合について
説明する。
【0192】放送方式がNTSC方式の場合、1フィー
ルドの走査線の本数は、525本を2で割った262.
5本であるが、実際の走査線本数は、垂直帰線消去期間
の本数である約40本を差し引いたもので、約220本
である。
【0193】このNTSC方式の映像を表示する場合、
ある種類の液晶表示部40の液晶表示パネル11の走査
ラインの本数が220本であれば、間引きする必要はな
いが、液晶表示部40が別の種類のものが取り付けられ
ており、その液晶表示パネル11の走査ラインの本数
が、例えば、146本であると、220本から146本
を減算した74本分の走査線を間引き走査する必要があ
る。
【0194】そこで、本実施例では、垂直方向制御回路
103により水平走査線の間引き処理を行う。
【0195】NTSC方式の場合、走査線の220本を
間引く必要のある走査線の本数である74本で割ると、
約3本になり、走査線3本に1本の割合で間引くと、N
TSC方式の走査線220本を146本の走査ラインの
液晶表示パネル11で適切に表示することができる。
【0196】すなわち、垂直方向制御回路103は、そ
のNTSCモードCNB信号作成回路114aで、図8
に示すCNB信号を生成し、NTSCモードCDB信号
作成回路115aで、NTSCモードの走査ライン開始
タイミングと走査ラインの選択幅を決定するCDB信号
を生成する。このCDB信号は、図8に示すように、3
走査ライン分(3H分)のタイミングパルスである。
【0197】NTSCモードCDB信号作成回路115
aは、CDB信号を互いに隣り合った奇数ラインと偶数
ライン間では、1ライン分シフトさせ、1本の走査ライ
ンを挟んだ奇数ライン間もしくは偶数ライン間について
は、3ライン分シフトさせて、モード選択回路104に
出力する。
【0198】NTSCモードCFB信号作成回路116
aは、上述のように、CFB信号(反転制御信号)を生
成して、モード選択回路104に出力し、NTSCモー
ド駆動タイミング制御回路117aは、タイミング制御
信号を生成してモード選択回路104に出力する。
【0199】そして、モード選択回路104は、制御回
路65からNTSC方式であることを示す放送種別信号
BSが入力されると、水平方向制御回路102から入力
されるSNB信号やSTB信号等の水平方向表示制御信
号を液晶表示パネル2に出力するとともに、垂直方向制
御回路103のNTSCモード系の各信号作成回路11
4a、115a、116a及び駆動タイミング制御回路
117aから入力される垂直方向表示制御信号であるC
NB信号、CDB信号、CFB信号及びタイミング制御
信号を選択して、液晶表示ユニット2に出力する。
【0200】この水平方向表示制御信号及び垂直方向表
示制御信号が液晶表示ユニット2の制御部42を介して
走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路51に出力さ
れ、走査側駆動回路50が走査線3本に1本の割りで間
引きを行った状態で、データ側駆動回路51からのデー
タ信号により、液晶表示パネル11を駆動する。
【0201】すなわち、いま、CDB信号が、NTSC
モードCDB信号作成回路115aにより、互いに隣り
合った奇数ラインと偶数ライン間では、1ライン分シフ
トされ、1本の走査ラインを挟んだ奇数ライン間もしく
は偶数ライン間については、3ライン分シフトされてい
るので、図8に示すように、走査駆動信号X1〜Xn
は、3ラインに1本の割りで間引かれている。
【0202】なお、図8では、V2を走査駆動信号の中
心電圧とし、VDDを高電圧、V4を低電圧として、交流
電圧の走査駆動信号を印加している状態を示しており、
このうち斜線で示されている部分が間引かれたラインで
ある。
【0203】すなわち、例えば、水平同期信号φH の5
番目のラインでは、走査駆動信号X1、X2、X3のう
ち、走査駆動信号X3が間引かれていることを示してお
り、また、6番目のラインでは、走査駆動信号X2、X
3、X4のうち、走査駆動信号X4が間引かれているこ
とを示している。
【0204】したがって、チューナーユニット3eの受
信回路60がNTSC方式の放送方式のテレビ電波を受
信するものであり、液晶表示パネル11の走査ラインが
146本であるときに、走査線220本分の1画面デー
タを、垂直方向制御回路103のNTSCモードCDB
信号作成回路115aで、走査線を3本に1本の割り合
いで間引く間引き処理を行うことにより、146本の走
査ラインの液晶表示パネル11を適切に駆動して、表示
させることができる。
【0205】次に、放送方式がPAL方式の場合につい
て説明する。
【0206】放送方式がPAL方式の場合、1フィール
ドの走査線の本数は、625本を2で割った312.5
本であるが、実際の走査線本数は、垂直帰線消去期間の
本数である約40本を差し引いたもので、約272本で
ある。
【0207】このPAL方式の映像を表示する場合、あ
る種類の液晶表示部40の液晶表示パネル11の走査ラ
インの本数が272本であれば、間引きする必要はない
が、液晶表示部40が別の種類のものが取り付けられて
おり、その液晶表示パネル11の走査ラインの本数が、
例えば、220本であると、272本から220本を減
算した52本分の走査線を間引き走査する必要がある。
すなわち、272本を52本で割ると、5本に1本の割
合で間引き走査する必要がある。
【0208】また、液晶表示パネル11の走査ラインの
本数が146本であると、272本から146本を減算
した126本の走査線を間引き走査する必要がある。い
ま、液晶表示パネル11の走査ラインの本数が146本
であるとすると、2本に1本の割合で間引く必要があ
る。
【0209】そこで、本実施例では、走査線2本に1本
の割り合い(実際には、4本に2本の割り合い)で間引
きを行う。
【0210】すなわち、272本を126本で割ると、
約2本になり、走査線4本に2本の割合で間引くと、P
AL方式の走査線272本を146本の走査ラインの液
晶表示パネル11で適切に表示することができる。
【0211】すなわち、垂直方向制御回路103は、そ
のPALモードCNB信号作成回路114bで、図9に
示すCNB信号を生成し、PALモードCDB信号作成
回路115bで、PALモードの走査ライン開始タイミ
ングと走査ラインの選択幅を決定するCDB信号を生成
して、モード選択回路104に出力する。このCDB信
号は、図9に示すように、4走査ライン分(4H分)の
タイミングパルスである。
【0212】すなわち、PALモードCDB信号作成回
路115bは、CDB信号を互いに隣り合った奇数ライ
ンと偶数ライン間では、2ライン分シフトさせ、1本の
走査ラインを挟んだ奇数ライン間もしくは偶数ライン間
については、4ライン分シフトさせて、モード選択回路
104に出力する。
【0213】PALモードCFB信号作成回路116b
は、上述のように、CFB信号(反転制御信号)を生成
して、モード選択回路104に出力し、PALモード駆
動タイミング制御回路117bは、タイミング制御信号
を生成して、モード選択回路104に出力する。
【0214】そして、モード選択回路104は、制御回
路65からPAL方式であることを示す放送種別信号B
Sが入力されると、水平方向制御回路102から入力さ
れるSNB信号やSTB信号等の水平方向表示制御信号
を液晶表示パネル2に出力するとともに、垂直方向制御
回路103のPALモード系の各信号作成回路114
b、115b、116b及び駆動タイミング制御回路1
17bから入力されるPALモードの垂直方向表示制御
信号であるCNB信号、CDB信号、CFB信号及びタ
イミング制御信号を選択して、液晶表示ユニット2に出
力する。
【0215】この水平方向表示制御信号及び垂直方向表
示制御信号が液晶表示ユニット2の制御部42を介して
走査側駆動回路50及びデータ側駆動回路51に出力さ
れ、走査側駆動回路50が走査側駆動回路50が走査線
4本に2本の割りで間引きを行った状態で、データ側駆
動回路51からのデータ信号により、液晶表示パネル1
1を駆動する。
【0216】そして、CDB信号が、PALモードCD
B信号作成回路115bにより、互いに隣り合った奇数
ラインと偶数ライン間では、2ライン分シフトされ、1
本の走査ラインを挟んだ奇数ライン間もしくは偶数ライ
ン間については、4ライン分シフトされているので、図
9に示すように、走査駆動信号X1〜Xnは、4ライン
に2本の割りで間引かれている。
【0217】すなわち、図9では、V2を走査駆動信号
の中心電圧とし、VDDを高電圧、V4を低電圧として、
交流電圧の走査駆動信号を印加している状態を示してお
り、このうち斜線で示されている部分が間引かれたライ
ンである。
【0218】具体的には、例えば、水平同期信号φH の
7番目と8番目のラインでは、走査駆動信号X1、X
2、X3、X4のうち、走査駆動信号X3と走査駆動信
号X4が間引かれていることを示している。
【0219】したがって、チューナーユニット3eの受
信回路60がPAL方式の放送方式のテレビ電波を受信
するものであり、液晶表示パネル11の走査ラインが1
46本であるときに、垂直方向制御回路103のPAL
モードCDB信号作成回路115bにより4ラインに2
ラインの割り合いで間引き処理を行って、適切に駆動す
ることができる。
【0220】このように、本実施例においては、液晶駆
動インターフェイス回路101が、液晶表示ユニット
2、特に、液晶表示部40の種別(仕様)や受信部の受
信する放送方式に応じて液晶表示パネル11の走査ライ
ンの間引きを行っているので、液晶表示ユニット11の
仕様や放送方式により一層適した表示駆動を行うことが
でき、表示性能を向上させることができる。
【0221】なお、本実施例においては、放送方式がN
TSC方式とPAL方式の2種類であり、この2種類の
放送方式のときに、液晶表示パネル11の走査ラインの
本数が146本である場合の間引き処理について説明し
たが、放送方式は、上記2種類のものに限定されるもの
ではなく、また液晶表示パネル11の種別も146本の
走査ラインのものやこの走査ラインを順次駆動するもの
に限定されるものではない。
【0222】〈第5実施例〉本実施例は、液晶表示パネ
ルの駆動方法を切り換える実施例であり、液晶表示部の
液晶表示パネルの走査ラインの本数に応じて駆動方法を
選択して、コントラストを調整する実施例である。
【0223】そこで、本実施例は、チューナーユニット
に複数の駆動方法で液晶を駆動する回路を備え、駆動方
法を選択することによりコントラストを調整している。
【0224】本実施例は、上記第1実施例と同様の液晶
表示システムに適用したものであり、本実施例の説明に
おいて、上記第1実施例と同様の構成部分については、
同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0225】図10は、本実施例の液晶表示システム1
20を示す図であり、本実施例の液晶表示システム12
0は、第1実施例の液晶表示システムと同様の液晶表示
ユニット2を備えるとともに、チューナーユニット3f
を備えている。
【0226】チューナーユニット3fは、上記第1実施
例と同様の受信回路60と液晶駆動インターフェイス回
路121とを備えている。
【0227】受信回路60は、上記図3に示したものと
同様のもので、詳細な説明は省略するが、受信回路60
は、通常1つの放送方式に対応してその電子同調チュー
ナー61やテレビリニア回路62等が作成されており、
受信回路60の制御回路65は、上述のように垂直同期
信号φV 及び水平同期信号φH を生成してインターフェ
イス回路121に出力する。
【0228】上記液晶駆動インターフェイス回路121
は、図10に示すように、水平方向制御回路122、垂
直方向制御回路123及びモード選択回路124等を備
えており、モード選択回路124には、液晶表示ユニッ
ト2の制御部42から液晶種別信号MSが入力される。
【0229】液晶駆動インターフェイス回路121は、
その水平方向制御回路122が、図11に示すように、
SNB信号作成回路131、STB信号作成回路132
及びクロック作成回路133を備え、その垂直方向制御
回路123が、CNB信号作成回路134、分周CDB
信号作成回路135及びCFB信号作成回路136を備
えている。
【0230】水平方向制御回路102は、上記第4実施
例の水平方向制御回路と同様であり、制御回路65から
入力される基本クロック信号を分周して複数種の液晶表
示パネル11に対応した水平方向表示制御信号を生成す
るためのクロック信号を生成する複数の分周回路と、こ
の複数の分周回路の出力するクロック信号から液晶表示
パネル11の種類に適したクロック信号を選択するため
の選択回路を備えている。
【0231】この選択回路は、図10及び図11には図
示しないが、液晶表示ユニット2の制御部42から入力
される液晶種別信号MSに基づいて液晶表示パネル11
の種別に対応したクロック信号を選択して、SNB信号
作成回路131、STB信号作成回路132及びクロッ
ク作成回路133に出力する。
【0232】上記SNB信号作成回路131、STB信
号作成回路132及びクロック作成回路133の構成、
動作は、上記第4実施例と同様であるので、その詳細な
説明は、省略する。
【0233】垂直方向制御回路123のCNB信号作成
回路134には、制御回路65から入力される同期信号
に基づいて、それぞれ所定の放送方式、例えば、NTS
C方式の走査信号を順次液晶表示ユニット2の走査側駆
動回路50内で順次シフトさせて走査信号を転送させる
CNB信号を生成し、分周CDB信号作成回路135に
出力するとともに、モード選択回路124に出力する。
【0234】分周CDB信号作成回路135は、図11
に示すように、分周回路137とCDB信号作成回路1
38を備えており、1ラインを駆動するCDB信号(以
下、1αモードCDB信号という。)、2ラインを同時
駆動するCDB信号(以下、2αモードCDB信号とい
う。)及び3ラインを同時駆動するCDB信号(以下、
3αモードCDB信号という。)を生成する。
【0235】すなわち、分周回路137は、例えば、タ
イミング同期回路及び2個の分周回路で構成されてお
り、このタイミング同期回路には、受信回路60の制御
回路65から水平同期信号φH とクロックパルスφが入
力されている。タイミング同期回路は、水平同期信号φ
H とクロックパルスφに基づいて、1走査(1H)期間
に対応するタイミングパルスを生成し、分周回路及びC
DB信号作成回路138に出力する。分周回路の1つ
は、タイミング同期回路から入力される1Hに対応する
タイミングパルスを分周して、2Hに対応するタイミン
グパルスを生成し、もう1つの分周回路及びCDB信号
作成回路138に出力する。もう1つの分周回路は、上
記最初の分周回路から入力される2Hに対応するタイミ
ングパルスを分周して、3Hに対応するタイミングパル
スを生成し、CDB信号作成回路138に出力する。
【0236】CDB信号作成回路138は、3つのCD
B信号作成回路で構成されており、各CDB信号作成回
路で、上記分周回路137から入力される1H期間に対
応するタイミングパルス、2H期間に対応するタイミン
グパルス及び3Hに対応するタイミングパルスから、図
12に示すように、1ラインを駆動する1αモードCD
B信号、2ラインを同時駆動する2αモードCDB信号
及び3ラインを同時駆動する3αモードCDB信号を生
成し、モード選択回路124に出力する。
【0237】なお、このCDB信号は、走査信号を生成
する信号であって、走査ラインの走査開始タイミングと
走査ラインの選択幅を決定させる信号である。
【0238】垂直方向制御回路123のCFB信号作成
回路136には、受信回路60の制御回路65から垂直
同期信号φV 及び水平同期信号φH が入力されており、
CFB信号作成回路136は、これらの同期信号からC
FB信号を生成して、モード選択回路124に出力す
る。このCFB信号は、フレームを切り換えて液晶を交
流駆動するための反転信号である。
【0239】モード選択回路124は、例えば、マルチ
プレクサで形成されており、モード選択回路124に
は、上記水平方向制御回路122から水平方向表示制御
信号であるSNB信号、STB信号及びクロック信号C
K1、CK2が入力されるとともに、上記垂直方向制御
回路123からの垂直方向表示制御信号であるCNB信
号、CDB信号及びCFB信号が入力され、さらに、液
晶表示ユニット2の制御部42からの液晶種別信号MS
が入力されている。
【0240】特に、垂直方向制御回路123のCDB信
号作成回路138からは、1αモードCDB信号、2α
モードCDB信号及び3αモードCDB信号がモード選
択回路124に入力される。
【0241】モード選択回路124は、液晶種別信号M
Sにより上記3種類のCDB信号のうちの一つを選択し
て、垂直方向表示制御信号及び水平方向表示制御信号を
液晶表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0242】すなわち、モード選択回路124には、上
記液晶表示ユニット2の制御部42から液晶表示部40
の駆動方法の種別を示す液晶種別信号MSが入力され、
モード選択回路124は、この液晶種別信号MSに基づ
いて、1αモードCDB信号、2αモードCDB信号及
び3αモードCDB信号のうちの1つを選択して、垂直
方向表示制御信号及び水平方向表示制御信号を液晶表示
ユニット2の制御部42に出力する。
【0243】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
121は、受信回路60の制御回路65から入力される
同期信号に基づいて、3種類の駆動方法のCDB信号を
生成し、液晶表示ユニット2から入力される液晶種別信
号MSに基づいて、液晶表示部40の駆動方法に適した
CDB信号を選択して、液晶表示部40に適した垂直方
向表示制御信号及び水平方向表示制御信号として液晶表
示ユニット2の制御部42に出力する。
【0244】制御部42は、チューナーユニット3fが
液晶表示ユニット2に装着されたとき、チューナーユニ
ット3fの液晶駆動インターフェイス回路121から入
力される表示制御信号をそのまま走査側駆動回路50及
びデータ側駆動回路51に出力する。
【0245】尚、図10及び図11では、分かり易くす
るため、液晶駆動インターフェイス回路121のモード
選択回路124から直接走査側駆動回路50及びデータ
側駆動回路51に表示制御信号が出力されるように記載
されている。
【0246】次に、本実施例の動作を説明する。
【0247】本実施例の液晶表示システム120は、そ
のチューナーユニット3fの受信回路60が、上記各実
施例と同様に、所定の放送方式のテレビ放送電波を受信
し、データ変換回路64から表示データを液晶表示ユニ
ット2の制御部42に出力する。また、制御回路65か
ら液晶駆動インターフェイス回路121の水平方向制御
回路122及び垂直方向制御回路123に同期信号を出
力する。
【0248】水平方向制御回路122は、この制御回路
65から入力される同期信号に基づいて、上記第4実施
例と同様に、液晶表示ユニット2の液晶表示部40の種
別に適した駆動方法による水平方向表示制御信号を生成
して、液晶表示ユニット2に出力する。
【0249】また、垂直方向制御回路123は、制御回
路65から入力される同期信号に基づいて液晶表示ユニ
ット2の液晶表示部40の種別に適した駆動方法による
垂直表示制御信号を生成して、液晶表示ユニット2に出
力する。
【0250】すなわち、水平方向制御回路122は、上
述のように、液晶表示ユニット2の制御部42から入力
される液晶種別信号MSに基づいて液晶表示パネル11
の種別に対応したクロック信号を選択して、液晶表示パ
ネル11の種別に適した水平制御信号を生成し、モード
選択回路104に出力する。
【0251】すなわち、SNB信号作成回路131、S
TB信号作成回路132及びクロック作成回路133
は、制御回路65から入力される同期信号及びクロック
信号に基づいて液晶表示パネル11の種別に適したSN
B信号、STB信号及び2相の基本クロック信号CK
1、CK2の水平制御信号を生成し、モード選択回路1
24に出力する。
【0252】また、垂直方向制御回路123は、図11
に示すように、そのCNB信号作成回路134がCNB
信号を生成して分周CDB信号作成回路135及びモー
ド選択回路124に出力し、分周CDB信号作成回路1
35は、1αモードCDB信号、2αモードCDB信号
及び3αモードCDB信号を生成して、モード選択回路
124に出力する。CFB信号作成回路136は、制御
回路65から入力される同期信号からCFB信号を生成
して、モード選択回路124に出力する。
【0253】すなわち、分周CDB信号作成回路135
は、分周回路137とCDB信号作成回路138を備え
ており、その分周回路137が、1走査(1H)期間に
対応するタイミングパルス、2Hに対応するタイミング
パルス及び3Hに対応するタイミングパルスを生成し
て、CDB信号作成回路138に出力する。
【0254】CDB信号作成回路138は、図12に示
すように、分周回路137から入力される1H期間に対
応するタイミングパルスから、1ラインを駆動する1α
モードCDB信号を、2H期間に対応するタイミングパ
ルスから、2ラインを同時駆動する2αモードCDB信
号を、さらに、3H期間に対応するタイミングパルスか
ら、3ラインを同時駆動する3αモードCDB信号を生
成し、モード選択回路124に出力する。
【0255】そして、CDB信号は、走査信号を生成す
る信号であって、走査ラインの走査開始タイミングと走
査ラインの選択幅を決定させる信号である。
【0256】モード選択回路124は、液晶表示ユニッ
ト2の制御部42から入力される液晶表示部40の種別
を示す液晶種別信号MSに基づいて、CDB信号作成回
路138から入力される3種類のCDB信号のうちの一
つを選択し、垂直方向表示制御信号として液晶表示ユニ
ット2の制御部42に出力するとともに、水平方向制御
回路122から入力される水平方向表示制御信号を液晶
表示ユニット2の制御部42に出力する。
【0257】すなわち、液晶駆動インターフェイス回路
121は、受信回路60の制御回路65から入力される
同期信号に基づいて、3種類の駆動方法のCDB信号を
生成し、液晶表示ユニット2から入力される液晶種別信
号MSに基づいて、液晶表示部40の駆動方法に適した
CDB信号を選択して、液晶表示部40に適した垂直方
向表示制御信号及び水平方向表示制御信号として液晶表
示ユニット2の制御部42に出力する。
【0258】したがって、液晶駆動インターフェイス回
路121は、液晶表示ユニット2の液晶表示部40が1
α駆動方法のときには、1αモードCDB信号を選択し
て、液晶表示パネル2の制御部42に出力し、制御部4
2は、この1αモードCDB信号を含む垂直方向制御信
号及び水平方向表示制御信号を液晶表示部40に出力す
る。その結果、液晶表示部40の液晶表示パネル11
は、図12に示すように、1αモードCDB信号に基づ
いて、その走査ラインが走査駆動信号X1〜Xnにより
1ラインずつ駆動され、いわゆる1α駆動が行われる。
【0259】また、液晶駆動インターフェイス回路12
1は、液晶表示ユニット2の液晶表示部40が2α駆動
方法のときには、2αモードCDB信号を選択して、液
晶表示パネル2の制御部42に出力し、制御部42は、
この2αモードCDB信号を含む垂直方向制御信号及び
水平方向表示制御信号を液晶表示部40に出力する。そ
の結果、液晶表示部40の液晶表示パネル11は、図1
2に示すように、2αモードCDB信号に基づいて、そ
の走査ラインが走査駆動信号X1〜Xnにより2ライン
ずつ駆動され、いわゆる2α駆動が行われる。
【0260】さらに、液晶駆動インターフェイス回路1
21は、液晶表示ユニット2の液晶表示部40が3α駆
動方法のときには、3αモードCDB信号を選択して、
液晶表示パネル2の制御部42に出力し、制御部42
は、この3αモードCDB信号を含む垂直方向制御信号
及び水平方向表示制御信号を液晶表示部40に出力す
る。その結果、液晶表示部40の液晶表示パネル11
は、図12に示すように、3αモードCDB信号に基づ
いて、その走査ラインが走査駆動信号X1〜Xnにより
3ラインずつ駆動され、いわゆる3α駆動が行われる。
【0261】したがって、液晶表示ユニット2の液晶表
示部40の種別、特に、駆動方式に適切な駆動を行うこ
とができ、液晶表示パネル11のコントラストを適切な
ものとすることができる。
【0262】また、上記第5実施例においては、液晶表
示ユニット2、特に、液晶表示ユニット2の制御部42
からの液晶種別信号MSに基づいて液晶表示部40の駆
動方法に適したCDB信号を選択するようにしている
が、これに限るものではなく、例えば、図10に破線で
示すように、チューナーユニット3fにモード選択スイ
ッチ125を設け、モード選択スイッチ125により、
適宜手動で切り換えるようにしてもよい。このようにす
ると、液晶表示部40の駆動方法を適宜切り換えること
ができ、液晶表示ユニット2の液晶表示パネル11のコ
ントラストを適切に調整することができる。
【0263】また、上記第5実施例においては、1α駆
動、2α駆動及び3α駆動を切り換える場合について説
明したが、液晶表示部40の駆動方法としては、これら
に限るものではなく、また、液晶駆動インターフェイス
回路121が、これら複数の駆動方法に対応した水平方
向制御回路及び垂直方向制御回路を備えていてもよい。
【0264】さらに、上記第5実施例においては、液晶
駆動インターフェイス回路121が1つの放送方式に対
応する水平方向制御回路122及び垂直方向制御回路1
23を備えた場合について説明したが、複数の放送方式
に対応して、複数の駆動方法に対応する垂直及び水平表
示制御信号を生成する垂直及び水平方向制御回路を備え
ていてもよい。
【0265】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0266】例えば、上記各実施例においては、チュー
ナーユニットに液晶表示ユニット2の表示部40の種類
に適した駆動を行う液晶駆動インターフェイス回路を設
けているが、これに限るものではなく、例えば、液晶表
示ユニット2に上記各実施例に記載した液晶駆動インタ
ーフェイス回路を設けてもよい。
【0267】
【発明の効果】本発明の液晶表示システムによれば、液
晶表示ユニットと、該液晶表示ユニットに着脱可能に装
着され少なくとも表示データを供給する複数種類の受信
ユニットと、ICユニットと、を備え、液晶表示ユニッ
トが、制御部により、装着された受信ユニット、もしく
はICユニットの種別を判別して、当該受信ユニット、
もしくはICユニットの種別に対応して駆動回路を介し
て液晶表示パネルを駆動制御する。
【0268】したがって、液晶表示ユニットに種々の受
信ユニットもしくはICユニットを装着し、装着した受
信ユニットもしくはICユニットに適した表示駆動を自
動的に行うことができる。
【0269】その結果、液晶表示ユニットを有効に利用
することができ、液晶表示ユニットの利用性を向上させ
ることができる。
【0270】また、請求項2に記載するように、受信ユ
ニットの1つを、少なくともテレビ電波を受信するチュ
ーナーユニットとし、チューナーユニットの受信部で、
任意の放送方式のテレビ電波を受信してその映像データ
を液晶表示ユニットに表示データとして出力し、チュー
ナーユニットの駆動制御部で受信したテレビ電波に基づ
いて液晶表示ユニットを駆動するための表示駆動信号を
生成しているので、任意の放送方式のテレビ電波を受信
して、液晶表示ユニットで適切に表示させることがで
き、液晶表示システムを液晶テレビ装置として利用する
ことができる。
【0271】さらに、請求項3に記載するように、駆動
制御部が、液晶表示ユニットの仕様や受信部の受信する
放送方式に応じて液晶表示パネルの走査ラインの間引き
処理を行うようにしているので、液晶表示ユニットの仕
様や放送方式により一層適した液晶表示ユニットの表示
駆動を行うことができ、表示性能を向上させることがで
きる。
【0272】また、請求項4に記載するように、ICユ
ニットを、ゲームプログラムや当該ゲームの表示データ
を記憶するゲームユニットとし、液晶表示ユニットの制
御部が、ICユニットが装着されると、当該ゲームユニ
ットのゲームプログラムに基づいて駆動回路を駆動し
て、当該ゲームの表示データを液晶表示パネルに表示さ
せるので、液晶表示ユニットで簡単にゲームのデータを
表示させることができ、液晶表示システムを液晶ゲーム
装置として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示システムの第1実施例のシス
テム構成図。
【図2】図1の液晶表示ユニットの回路ブロック図。
【図3】図1のチューナーユニット及び液晶表示ユニッ
トの回路ブロック図。
【図4】本発明の液晶表示システムの第2実施例のチュ
ーナーユニットと液晶表示ユニットの回路ブロック図。
【図5】本発明の液晶表示システムの第3実施例のチュ
ーナーユニットと液晶表示ユニットの回路ブロック図。
【図6】本発明の液晶表示システムの第4実施例のチュ
ーナーユニットと液晶表示ユニットの回路ブロック図。
【図7】図6の液晶駆動インターフェイス回路の詳細な
回路ブロック図。
【図8】3本に1本の割合で走査線の間引きを行う場合
の各信号のタイミング図。
【図9】4本に2本の割合で走査線の間引きを行う場合
の各信号のタイミング図。
【図10】本発明の液晶表示システムの第5実施例のチ
ューナーユニットと液晶表示ユニットの回路ブロック
図。
【図11】図10の液晶駆動インターフェイス回路と液
晶表示パネルの詳細な回路ブロック図。
【図12】1α駆動、2α駆動及び3α駆動を行う場合
の各信号のタイミング図。
【符号の説明】
1、80、90、100、120 液晶表示システム 2 液晶表示ユニット 3 サブユニット 3a、3b〜3f チューナーユニット 3b ゲームユニット 10 本体ケース 11 液晶表示パネル 25 ロッドアンテナ 26、31 端子部 40 液晶表示部 41 記憶部 42 制御部 43 電源部 44 液晶駆動回路 45 液晶種別信号発生部 46 操作部 50 走査側駆動回路 51 データ側駆動回路 60 受信回路 61 電子同調チューナー 62 テレビリニア回路 63 A/D変換回路 64 データ変換回路 65 制御回路 70、81、91、101、121 液晶駆動インター
フェイス回路 71、72、82〜84、92〜94、103、10
4、122 垂直/水平方向制御回路 71a、72a、82a〜84a、92a〜94a、1
31 垂直方向制御回路 71b、72b、82b〜84b、92b〜94b 水
平方向制御回路 73、74、85、86、95、96 選択回路 102 CFB作成回路 105、123 モード選択回路 111 NTSCモードCNB作成回路 112 NTSCモードCDB作成回路 113 NTSCモードシフトレジスタ 114 NTSCモード駆動タイミング発生回路 115 PALモードCNB作成回路 116 PALモードCDB作成回路 117 PALモードシフトレジスタ 118 PALモード駆動タイミング発生回路 124 モード選択スイッチ 132 タイミング同期回路 133、134 分周回路 135、136、137 CDB作成回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示ユニットと、 該液晶表示ユニットに着脱可能に装着され少なくとも表
    示データを供給する複数種類の受信ユニットと、 ICユニットと、 を備えた液晶表示システムであって、 前記液晶表示ユニットは、 液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路と、 前記装着された受信ユニット、もしくはICユニットの
    種別を判別して、当該受信ユニット、もしくはICユニ
    ットの種別に対応して前記駆動回路を介して液晶表示パ
    ネルを駆動制御する制御部と、 を備えたことを特徴とする液晶表示システム。
  2. 【請求項2】前記受信ユニットの1つは、 テレビ電波を受信するチューナーユニットであって、 所定の放送方式のテレビ電波を受信してその映像データ
    を前記液晶表示ユニットに表示データとして出力する受
    信部と、 前記受信部の受信したテレビ電波に基づいて前記液晶表
    示ユニットを駆動するための表示駆動信号を生成する駆
    動制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記駆動制御部は、 前記液晶表示ユニットの仕様や前記受信部の受信する放
    送方式に応じて前記液晶表示パネルの走査ラインの間引
    き処理を行う間引き処理部を備えたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の液晶表示システム。
  4. 【請求項4】前記ICユニットは、 ゲームプログラムや当該ゲームの表示データを記憶する
    ゲームユニットであり、 前記液晶表示ユニットの制御部は、前記ICユニットが
    装着されると、当該ゲームユニットのゲームプログラム
    に基づいて前記駆動回路を駆動して、当該ゲームの表示
    データを前記液晶表示パネルに表示させることを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示システム。
JP7440594A 1994-03-18 1994-03-18 液晶表示システム Pending JPH07264521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7440594A JPH07264521A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 液晶表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7440594A JPH07264521A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 液晶表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07264521A true JPH07264521A (ja) 1995-10-13

Family

ID=13546253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7440594A Pending JPH07264521A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 液晶表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07264521A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7221410B2 (en) 2002-12-16 2007-05-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Television receiving module and display apparatus and television receiving system using the same
US7298424B2 (en) 2001-05-09 2007-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and method of controlling the same
US8102475B2 (en) 2005-07-26 2012-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Television system with replaceable display panel

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7298424B2 (en) 2001-05-09 2007-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and method of controlling the same
US7221410B2 (en) 2002-12-16 2007-05-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Television receiving module and display apparatus and television receiving system using the same
US8102475B2 (en) 2005-07-26 2012-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Television system with replaceable display panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5680177A (en) Multi-screen television receiver to simultaneously output and display multiple pictures on a single screen
JPH06311449A (ja) テレビジョン受像機
JP2001100687A (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
US5726715A (en) Method and apparatus for displaying two video pictures simultaneously
JPH07264519A (ja) 液晶表示装置
JP3528009B2 (ja) 液晶表示装置
JPH07264521A (ja) 液晶表示システム
JP3457731B2 (ja) 液晶表示装置
JPH07264523A (ja) 液晶表示装置
JPH06205326A (ja) テレビジョン受像機
JPH07264522A (ja) 液晶表示装置
JP2005184705A (ja) 画像合成装置
JPH07261145A (ja) 液晶駆動方法
JPH07264520A (ja) 液晶表示装置
JP3237783B2 (ja) 2画面表示テレビ受信機
JP3745589B2 (ja) 走査線変換回路
JPH07168542A (ja) 液晶表示装置
JP2003198980A (ja) 映像表示装置
JP3712287B2 (ja) ビデオ画像表示方式
KR0173699B1 (ko) 와이드 텔레비전의 이중화면 위치가변제어장치
JPH085993A (ja) 液晶表示装置
KR100216913B1 (ko) 텔레비전의 외부신호모드판별에 따른 영상레벨제어장치
JP3543806B2 (ja) テレビジョン受像機
EP0838944A1 (en) TV receiver with teletext function
JPH0998393A (ja) 文字多重放送用テレビジョン受像機