JPH0859569A - 芳香族アミンの製造方法 - Google Patents

芳香族アミンの製造方法

Info

Publication number
JPH0859569A
JPH0859569A JP7221175A JP22117595A JPH0859569A JP H0859569 A JPH0859569 A JP H0859569A JP 7221175 A JP7221175 A JP 7221175A JP 22117595 A JP22117595 A JP 22117595A JP H0859569 A JPH0859569 A JP H0859569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
weight
parts
per hour
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7221175A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3889823B2 (ja
Inventor
Reinhard Dipl Chem Dr Langer
ラインハルト・ランガー
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨーゼフ・ブイシュ
Ursula Pentling
ウルズラ・ペントリンク
Paul Dr Wagner
パウル・ヴアーグナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH0859569A publication Critical patent/JPH0859569A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3889823B2 publication Critical patent/JP3889823B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/30Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds
    • C07C209/32Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups
    • C07C209/36Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reduction of nitrogen-to-oxygen or nitrogen-to-nitrogen bonds by reduction of nitro groups by reduction of nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings in presence of hydrogen-containing gases and a catalyst

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 固定触媒上での気相中での適切な芳香族
ニトロ化合物の水素化によって、芳香族アミンを製造す
る。触媒は水素化に活性な支持された金属を含み、そし
て反応は、1〜30barの圧力で断熱条件下で200
〜400℃の入り口温度及び500℃の最高触媒温度で
実施する。 【効果】 大きな産出量、高い転化率そして高い選択率
で芳香族アミンを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定触媒上で気相
中で芳香族ニトロ化合物を芳香族アミン化合物に水素化
するための方法であって、熱を外側から供給せずまた熱
を取出しもしない、即ち、断熱的に実施する方法を提供
する。芳香族アミンは、妥当な価格でかつ大量に利用可
能でなければならない重要な中間生成物である。この理
由から、例えば、ニトロベンゼンの水素化のために、非
常に大きな能力を有するプラントを建設しなければなら
ない。芳香族ニトロ化合物の水素化は高度な発熱反応で
ある。かくして、200℃でのニトロキシレンのキシリ
ジンへの水素化においては約488kJ/mol(11
7kcal/mol)が放出され、そしてニトロベンゼ
ンの水素化においては約544kJ/mol(130k
cal/mol)が放出される。結果として、反応熱の
除去及び利用は、芳香族ニトロ化合物の水素化のための
方法を実施する際の重要な事柄である。
【0002】
【従来の技術】かくして、一つの確立された手順におい
ては、触媒を流動化され熱安定化された床として運転す
る(US 3 136 818)。この方法による熱の
効果的な除去は、不均一な滞留時間分布(ニトロベンゼ
ンの漏れ)及び触媒摩耗に起因する問題に直面する。狭
い滞留時間分布及び少ない触媒摩耗は、静止触媒床を有
する反応器において起こる可能性がある。しかしなが
ら、これらの反応器においては、触媒床の温度調節制御
に関する問題が起きる。一般に、温度調節制御された多
チューブ反応器を使用するが、殊に大きな反応器の場合
には、これらは非常に複雑な冷却サイクルを有する(D
E−OS 22 01 528、DE−OS 34 1
4 714)。この種類の反応器は複雑でありそして高
い投資コストを含む。反応器のサイズと共に急速に増大
する、触媒床の機械的強度及び均一な温度調節制御に関
する問題は、このタイプの大きな装置を不経済にする。
後でより詳細に述べる本発明による方法のために用いら
れる単一反応器は、触媒床だけを含みそして反応器の内
側に熱収支のためのシステムを持たない。それらは、容
易に工業的スケールに変えられ、そしてすべてのサイズ
において経済的な価格でありそして頑丈である。このタ
イプの反応器においては、反応エンタルピーは、原料
(educt)ガス流れと生成物ガス流れとの間の温度
差に定量的に反映される。これまでのところ、芳香族ニ
トロ化合物の高度に発熱する水素化のためには、このよ
うな反応器の使用は述べられていないし、また適切な触
媒及び適切な運転方法も示されていない。
【0003】GB 1 452 466は、断熱反応器
が等温反応器に接続されている、ニトロベンゼンの水素
化のための方法に関する。ここでは、ニトロベンゼンの
比較的大きな部分を温度調節制御された多チューブ反応
器中で反応させ、そして断熱反応器中で比較的少ない過
剰の水素(30:1未満)で残留含量だけのニトロベン
ゼンの水素化を実施する。純粋に断熱的な反応における
温度調節制御された反応器を完全に省略する利点は、見
られなかった。DE−AS 18 09 711は、好
ましくは反応器のすぐ上流の限定された点での、液体ニ
トロ化合物の熱いガス流れ中への噴霧による安定な導入
に関する。反応器のデザインは、この出願の明細書中で
は考慮されていない。しかしながら、かなり過剰の水素
にも拘わらず、少なくとも34%の反応エンタルピー
が、生成物ガスと共に反応器を去らなかったことを実施
例から推論することができる。DE−OS 36 36
984においては、ニトロ化と引き続く水素化による
対応する炭化水素からの芳香族ニトロ及び芳香族ジニト
ロ化合物の組み合わせた製造方法が述べられている。こ
の水素化は、176〜343.5℃の温度で気相中で実
施する。このDE−OSが強調しているのは、モノ−/
ジニトロベンゼン混合物のそしてアミノ−/ジアミノベ
ンゼン混合物の融点の低下を利用することである。この
手段によって、ニトロ化及び水素化の両方の生成物とも
にまた固体の形で、それ故溶媒なしで、結晶化の問題な
しで取り扱うことができる。反応を断熱的に実施する考
えはこのDE−OSからは推論することができない。
【0004】ニトロベンゼンからアニリンへの水素化の
ための新しい改善されたプラントが運転されたことを、
雑誌“Hydrocarbon Processing
59”(Vol.59,1979,Number 1
1,page 136)から知ることができる。蒸気の
回収及び反応は一つの処理ステップにおいて密接に関係
付けられて実施されることをこの刊行物から推論するこ
とができる。上で述べたすべての刊行物においては、全
く小さな負荷量(0.1g(ニトロベンゼン)/ml
(触媒).h未満)でそして低い温度レベルで運転され
るCu触媒が用いられている。これは低い製造産出量し
かもたらさない。上で述べた銅触媒の外に、芳香族ニト
ロ化合物の気相水素化のための多数のその他の接触触媒
が述べられている。それらは多くの刊行物中に述べられ
ていて、そして水素化において活性な元素及び化合物と
して、支持体例えばAl23 、Fe23 /Al2
3 、SiO2 、シリケート、炭素、TiO2 、Cr2
3の上のPd、Pt、Ru、Fe、Co、Ni、Mn、
Re、Cr、Mo、V、Pb、Ti、Sn、Dy、Z
n、Cd、Ba、Cu、Ag、Au、そして一部は酸化
物、硫化物又はセレン化物としての並びにラネー合金の
形でのこれらの金属を含む。これらの触媒はまた、35
0℃未満の温度範囲で小さな負荷量を使用して運転され
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【化3】 [式中、R2 及びR3 は、お互いに独立に、水素、メチ
ル又はエチルを表し、そしてR3 はまた、ニトロを表す
こともできる]の芳香族ニトロ化合物の固定触媒上での
2 を使用する水素化による、式
【化4】 [式中、R1 及びR2 は、お互いに独立に、水素、メチ
ル又はエチルを表し、そしてR1 はまた、アミノを表す
こともできる]の芳香族アミンの製造方法であって、1
〜30barの圧力で断熱条件下で、200〜400℃
の芳香族ニトロ化合物/水素混合物の入り口温度で、そ
して500℃の最高触媒温度で実施することを特徴とす
る方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による方法のための好まし
い芳香族ニトロ化合物は、式
【化5】 [式中、R3 は、上で与えられた意味を有する]の化合
物である。特に好ましくは、芳香族ニトロ化合物はニト
ロベンゼンである。
【0007】本発明による製造プラントは、静止触媒を
供給された少なくとも1個断熱反応器から成る。高々1
0個、好ましくは高々5個、特に好ましくは高々3個の
これらの反応器が直列に接続されている。直列に接続さ
れた反応器の各々は、並列に接続された数個の反応器に
よって置き換えることができる。1個の反応器のための
置き換えとして、高々5個、好ましくは高々3個、特に
好ましくは高々2個の反応器を並列に接続する。従っ
て、本発明による方法は、高々50個のそして少なくと
も1個の反応器を含むことができる。1つの触媒床を有
する数個の反応器を、数個の触媒床を有する二三の反応
器によって置き換えることができる。これらの反応器
は、断熱された触媒床を有する単一の容器から成り、そ
して例えば、Ullmanns Encycloped
ia of Industrial Chemistr
y(第五完全改訂版、B4巻、95〜102頁、210
〜216頁)中に述べられている。触媒床は、先行技術
におけるように、ガス透過性壁の上に又はそれらの間に
設置する。殊に薄い床の場合には、ガスの均一な分配の
ために、床の上に、下に、又は上及び下に技術的なデバ
イスを設置する。これらのデバイスは、小さいが着実な
圧力降下を生み出すことによって触媒床中へのガスの均
一な進入をもたらす孔あきプレート、泡鐘トレー、バル
ブトレー又はその他の邪魔板で良い。例えば、Kreb
soege社によって販売されている金属又はセラミッ
ク焼結マットを使用することが好ましい。
【0008】触媒床の代わりに、適切な充填物を支持体
物質として使用することができる。これは、例えば、S
ulzer社によって商品名Katapakの下で販売
されているハニカム体又は波形層で良い。これらの充填
物は、反応器中への導入に先立って適切な金属化合物の
それらの上への堆積によって本発明による使用のために
活性化する。各々の触媒床の上流において、リサイクル
されたそして新しく添加された水素から主に成る循環ガ
ス流れ中に、新しい芳香族ニトロ化合物を供給する。こ
れは、DE 18 09 711中で述べられたやり方
で行うことができるが、好ましくは、芳香族ニトロ化合
物を新しい水素中で完全に蒸発させて、そして次に蒸気
の形で循環ガス流れ中に導入する。この手順の利点は、
反応器中のそして供給パイプ中の顕著に比較的少ない堆
積の生成にある。蒸発は、先行技術におけるようにして
既知の蒸発器、例えば、ダウンフロー蒸発器、上昇パイ
プ蒸発器、噴射(injection)蒸発器、膜蒸発
器、循環蒸発器及び螺旋蒸発器中で実施することができ
る。蒸発は、好ましくはダウンフロー蒸発器及び噴射蒸
発器中で、特に好ましくはダウンフロー蒸発器中で実施
する。1液又は2液ノズルによって液体芳香族ニトロ化
合物を新しい水素の又は循環水素の流れの中に噴霧する
こともまた可能であり、この際、原料ガスの流れの結合
を熱交換器中での過熱の後で行うことができる。一般に
知られているミスト除去器を、蒸発装置に接続すること
ができる。原料ガス流れは、既知のやり方で、適切な供
給デバイス及び分配デバイスによって、又は混合デバイ
ス、例えば、Sulzer社若しくはKenics社か
ら入手できるタイプSUX若しくはSMVミキサーによ
って循環流れと混合する。
【0009】各々の触媒床を去る生成物ガスを、蒸気を
回収して冷却する。この目的のために、生成物ガスは1
個以上の熱交換器を通過させる。これらは、当業者には
知られている熱交換器、例えば、シェル及びチューブ熱
交換器、プレート熱交換器、リングナット(ringn
ut)熱交換器、螺旋流熱交換器又はフィンチューブ熱
交換器で良い。蒸気の製造のために用いられる最後の熱
交換器を去った後で、生成物ガスを、反応混合物から芳
香族アミン及び反応水を除去するために冷却する。次
に、残留する循環ガスを、循環ガスのガス状成分を一定
に維持するために小量のガスを他に向けた後で最初の反
応器に戻すが、ここでこれらのガス状成分は一部は原
料、即ち主に新しい水素と共に運ばれ、そして一部は接
触に際して生成される(N2、NH3 )。最初の反応器
に戻すのに先立って、残留するガスは入り口温度まで加
熱しなければならずそして新たに添加された原料を含ま
なければならない。有利には、生成物ガスの冷却及び循
環ガスの加熱は、凝縮性生成物の除去及び廃棄循環ガス
の進路変更の後で、これらのガス流れを熱交換器を通し
てお互いに向流に通過させることによって実施する。循
環ガスを、最初の反応器のすぐ上流で熱交換器によって
再び入り口温度に上げる。芳香族ニトロ化合物及び新し
い水素は、上で述べたようにして、予め又は後から、好
ましくは後から、中に供給する。
【0010】冷却された循環ガス流れからの生成物の成
分の排出は、部分的な及び/又は全部の凝縮によって、
又は冷たい生成物若しくは不活性溶媒を使用して洗い出
すことによって実施することができる。ガス流れは好ま
しくはまず第一にスクラバーを通過させるが、その際に
それは、直列に接続された冷却されたコンデンサーから
流れる凝縮液と出合う。スクラバーは、それを去る凝縮
液が1相であるように運転する。この目的のためには、
スクラバーを去る凝縮液は、凝縮液中に殆ど又は全く水
が含まれないように、圧力にそして芳香族アミンの性質
に依存して特定の温度でなければならない。当業者は、
この問題に対する最適の解決策を見い出すことに慣れて
いる。好ましい実施態様においては、スクラバーを運転
するコンデンサーに直列に第二コンデンサーが接続され
ていて、そこでは大量の水及び更なる部分の芳香族アミ
ンを収集する。後者の凝縮液を液相(有機及び水性)を
分離するためのデバイスに供給する。スクラバーからの
凝縮液と一緒の有機相を蒸留によって後処理するために
導いて離す。水性相もまた、溶解した芳香族アミンを分
離除去しそしてこれを配達して蒸留によって後処理する
目的のために後処理する。絶対圧力に依存して、最後の
コンデンサーを去る際には、循環ガスは、5〜95℃、
好ましくは10〜80℃、特に好ましくは15〜70℃
そして最も好ましくは20〜60℃の温度にある。この
ガスの小量を上で述べたガス状成分の除去のために分離
する。
【0011】次に、循環ガスは、コンプレッサーに送ら
れ、最初の反応器に送られるために、向流熱交換器及び
必要に応じて過熱器を通過する。コンプレッサーは原則
としてガスサイクル中の任意の点にあって良い。好まし
くは、それは、堆積物が予期されない点に、即ち、凝縮
の後に、最初の反応器の上流にそして低温部分に位置付
ける。本発明による製造プラントを、流量、圧力及び温
度と一緒に図1及び2中に例として図示する。これらの
データは限定的であることを意図しない。本発明による
方法は、1〜30barの、好ましくは1〜20bar
の、特に好ましくは1〜15barの圧力で運転する。
各々の反応器の上流では、新しい水素及び芳香族ニトロ
化合物を循環ガス流れ中に供給する。生成されるガス混
合物の均一化の後では、1当量のニトロ基あたり60〜
800当量、好ましくは80〜400当量、特に好まし
くは100〜300当量、そして最も好ましくは120
〜200当量の水素が存在する。各々の反応器への入り
口でのガス状原料の均一化された混合物の温度は、20
0〜400℃、好ましくは230〜370℃、特に好ま
しくは250〜350℃である。触媒床の深さは、1c
m〜5m、好ましくは5cm〜2m、特に好ましくは1
0cm〜1m、最も好ましくは30〜60cmで良い。
【0012】ニトロ化合物の気相水素化のためにこれま
で述べられてきたすべての接触触媒を触媒として用いる
ことができる。これらは、合金として又は混合酸化物と
してそして必要に応じて不活性支持体物質の上の、上で
より詳細に述べた元素を含む。特に適切な支持体物質
は、α−及びγ−Al23 、SiO2 、TiO2 、テ
ラロッサ及び褐鉄鉱、Fe23 /Al23 混合物、
CuO/Cr23 混合物、水ガラス、グラファイト、
活性炭(BET 20〜100m2 /g)並びに炭素繊
維である。しかし、その他の支持体もまた原理的には使
用することができる。好ましくは、DE 28 49
002中に述べられた触媒を使用する。これらは、20
2 /g未満のBET表面積を有する不活性支持体、又
は10m2 /g未満のBET表面積を有するα−Al2
3 の上の支持された触媒である。DE−OS 28
49 002中に述べられた塩基を使用する予備的な処
理は絶対に必要ではない。
【0013】3種類の活性物質を支持体物質の上に堆積
させる: a)元素の周期表(メンデレエフ)のVIIIa、Ib
及びIIb族の一種以上の金属から成る1〜100g/
lの触媒、 b)IIb、IVa、Va及びVIa族の1〜100g
/lの一種以上の遷移金属、並びに c)IVb及びVb族の1〜100g/lの一種以上の
主族元素。 それ故、IIb族の元素は、活性物質(a)及び(b)
として作用することができる。好ましい活性物質は、金
属(a)としてのPd、遷移金属(b)としてのV、N
b、Ta、Cr、Mo、W、Ti、そして主族元素
(c)としてのPb及びBiである。特に好ましくは、
(a)20〜60gのPd、(b)20〜60gのV、
及び(c)10〜40gのPbを支持体に付与する。
【0014】活性物質は、それらの可溶性塩の形で支持
体に付与する。1成分あたり幾つかの処理(含浸)が必
要とされるであろう。好ましい方法においては、活性物
質だけがシェルを形成する、即ち、それらは触媒の表面
の近くに付与される。これらの接触触媒は、原料ガスの
入り口温度から500℃の最高温度までの、好ましくは
480℃の最高温度までの、特に好ましくは460℃の
最高温度までの、そして最も好ましくは440℃の最高
温度までの温度範囲で運転する。他の好ましい触媒は、
低いBET表面積を有する炭素支持体の上にPdだけ
を、又はRh及び/若しくはIr及び/若しくはRuと
一緒に支持するものである。これらの支持体物質は、本
当のグラファイトとしてのグラファイト及びコークス例
えば針状晶コークス又は石油コークスを含む。これらの
支持体は0.2〜10m2 /gのBET表面積を有す
る。本発明によれば、支持体としてのグラファイト又は
グラファイト含有コークスの上に触媒の全重量に関して
0.001〜1.5重量%のPdを含む触媒を使用する
が、ここでPdの重量に関して0〜40重量%だけのI
r及び/又はRh及び/又はRuの置き換えが可能であ
る。それ故、これらの触媒は、支持体の上に以下の配列
で貴金属を含む:Pdだけ、Pd/Ir、Pd/Rh、
Pd/Ru、Pd/Ir/Rh、Pd/Ir/Ru、P
d/Rh/Ru又はPd/Ir/Rh/Ru。多くの場
合には、上で述べた2つの組み合わせの一つ又はPd単
独を使用する。好ましい方法においては、触媒の全重量
に関して0.005〜1重量%、好ましくは0.05〜
0.5重量%の量のパラジウムが炭素支持体上の触媒中
に存在する。上で述べた他の白金金属の相対%のための
ゼロの下限は、Pd単独の使用を示す。他の白金金属を
使用する場合には、それらの割合は好ましくは全部の1
0〜40相対%であり、そしてそれらの中では、それら
の重量比は各々の対に関して1:1〜3:1である。
【0015】更にまた、上で述べた触媒を硫黄含有又は
リン含有、好ましくはリン含有化合物によって付加的に
ドープすることが有利であることが証明された。このド
ーピング剤の付加的な含量は、触媒の全重量に関して
0.1〜2重量%、好ましくは0.1〜1重量%の、化
学的に結合された形の硫黄又はリン、好ましくはリンで
ある。本発明による触媒をドープするための好ましいリ
ン含有化合物の例は、リン酸H3 PO4 のオキシ酸、H
3 PO3 、H3 PO2 又はそれらのアルカリ塩、例えば
リン酸二水素ナトリウム、リン酸ナトリウム又はリン酸
カリウム又は次亜リン酸ナトリウムである。
【0016】炭素支持体の上に触媒を製造するための可
能な方法は、適切な塩の形の上で述べた貴金属及びまた
硫黄含有又はリン含有化合物を、約1〜10mmのサイ
ズのペレット、球、粒子又は砕かれた片の形の上で述べ
た支持体の一つに別々の操作で付与することであり、そ
して各々の付与後に乾燥をする。乾燥は、既知のやり方
で、好ましくは100〜140℃で減圧から常圧まで
の、例えば1〜1000mbarの圧力で実施する。減
圧は、適切には例えば、水吸引ポンプによって与えられ
る。支持体を含浸するために水性溶液を用いることがで
きる。これは、それらの水溶性の例が好ましい硫黄含有
又はリン含有化合物に関しては好ましくはそのようであ
る。しかしながら、貴金属の塩は、好ましくは有機溶
媒、例えば簡単なアルコール、ケトン、環状エーテル又
はニトリル中に溶かしそして付与する。このような有機
溶媒の例は、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、ジ
オキサン、アセトニトリル及び匹敵する溶媒である。塩
化メチレン及び匹敵する溶媒もまた、有機アニオンを含
む塩の場合には使用することができる。貴金属の適切な
塩は、例えば、それらの塩化物、硝酸塩又は酢酸塩であ
る。含浸及び引き続く乾燥の後で、触媒は使用のために
利用可能である。ニトロベンゼンの水素化の開始に先立
って、高められた温度での水素による処理によって、好
ましくはそれを反応器中で活性化する。上で述べた高め
られた温度は、例えば200〜400℃の範囲に、好ま
しくは200〜380℃の範囲にある。
【0017】上で述べた触媒は、ニトロベンゼンのアニ
リンへの水素化における使用のために極めて適切であ
る。用いられる触媒の活性が仮に落ちる場合には、それ
は、その場で、即ち水素化反応器中で容易に再生するこ
とができる。この目的のためには、触媒を、350〜4
00℃で順番にスチームによって、窒素/空気混合物又
は大気の空気によって、そして最後に窒素によって処理
する。スチームによる処理は1〜3時間、そして空気に
よる又は窒素/空気混合物による処理は1〜4時間実施
して良い。この種類の再生は、上で述べた炭素支持体の
上以外の、例えば支持体として活性炭を使用する貴金属
触媒に関しては可能ではない。何故ならば、活性炭はこ
の種類の再生の間に燃焼を受け始めるからである。触媒
の更新された活性のためには、200〜400℃での水
素による処理を後続させることができる。これらの触媒
は、480℃未満、好ましくは460℃未満、最も好ま
しくは440℃未満の温度範囲で運転する。好ましいと
してこれまで述べてきた接触触媒は、再生の間の特に長
い運転時間を可能にする。原則として、触媒粒子は、任
意の形、例えば球、棒、ラシヒリング、粒子又はペレッ
トで良い。良好なガス表面接触と一緒に低い流れ抵抗を
有する床をもたらす形付けられた物体例えばラシヒリン
グ、サドル、車輪及び螺旋体を好ましくは使用する。
【0018】本発明による方法は気相水素化を特に有利
に実施することを可能にし、そしてこれは、芳香族アミ
ンの一定で高い選択率、及び一般には炭素質堆積物の燃
焼除去を含む触媒の再生の間の長い触媒滞留時間をもた
らす。一つの手順は、一定の圧力で運転すること及び触
媒の特に高い負荷量(g/ml.h)で開始することを
含む。次に、2つの再生の間の運転時間の間の触媒の失
活に応じて、芳香族ニトロ化合物が通り抜けないよう
に、負荷量を減らす。もう一つの等しく効果的な方法
は、触媒の負荷量(g/ml.h)を一定に維持するこ
と及びシステム中の低い圧力で始めることを含む。芳香
族ニトロ化合物が通り抜け始める前に、システム中の圧
力をゆっくりと上げる。一定圧力及び一定負荷量(g/
ml.h)の2つの極端の間の運転の態様もまた、選ぶ
ことができる。低い圧力及び低い負荷量で出発しそして
次に触媒の失活に応じてこれらの両方を増すことが好ま
しい。触媒の負荷量は、本発明による方法においては非
常に高くて良く、そして1mlの触媒あたりそして1時
間あたり0.1gから20gの芳香族ニトロ化合物(g
/ml.h)まで、好ましくは15g/ml.hまで、
特に好ましくは10g/ml.hまで、最も好ましくは
5g/ml.hまでの量で良い。それ故、本発明による
方法は、装置サイズの減少を伴う高い製造産出量によっ
て区別される。本発明による方法はまた、単一の標準的
装置の使用を可能にし、そして低い投資コストでの高い
プラント能力を可能にする。本発明の方法は、ニトロベ
ンゼンのアニリンへの転換のために特に適切である。
【0019】図1及び図2は、直列に接続された3つの
反応器(図1)又は並列に接続された3つの反応器(図
2)を図示する。図1中に図示された配列は実施例9に
おいて使用した。図2中に図示された配列は実施例10
において使用した。これらの図面の各々において示した
単位装置は、I=蒸発器、II、III、IV=3つの
反応器、V、VI、VII=3つのスチーム発生器(図
2中では、ただ1つ)、VIII=蒸留塔、IX=コン
デンサー、X=2つの一定レベルデバイスを有する分離
容器である。表した物質の流れは、1=H2 、2=ニト
ロ芳香族化合物(例えばニトロベンゼン)、3,4,5
=反応器II、III及びIV中へのH2 /ニトロベン
ゼン蒸気混合物のための供給物、6,7,8=反応器I
I、III及びIVからの水素化された反応混合物、
[これらは、図1中では、有用なスチームの製造のため
に冷却した後で、新しいH2 /ニトロベンゼン蒸気混合
物の導入をして次の反応器中に導き、そして図2中で
は、収集しそしてスチーム製造のための単位装置に供給
する]、9=ボイラー供給水、10=有用なスチーム、
11=VIIIの底からのH2 O含有アニリン、12=
2 O/アニリン蒸気混合物、13=VIIIへの戻し
流れ及びXへの供給物、14=XからのH2 O含有アニ
リン、15=更なる後処理のためのH2 O含有アニリン
の収集主分、16=更なる後処理のためのXからのアニ
リン含有水、17=廃ガス、[これは、その水素含量に
起因して、大部分この方法に返し(図示しない)、一方
小部分を処分する(例えば、燃焼によって)]。
【0020】本発明をこのようにして説明してきたが、
以下の実施例はその例示であるとして与える。これらの
実施例中で与えられるすべての部及び%は、特記しない
限り重量部又は重量%である。
【0021】
【実施例】実施例1 100gの支持体あたり7mlのアセトニトリルの吸収
容量を有するRingsdorf社からの粒子状グラフ
ァイトEG 17(1〜3mmの粒子、軽打密度 65
0〜1000g/l、BET=0.3〜0.4m2
g)の4000gを、回転自在な容器中に入れ、そして
これに、260gのアセトニトリル中の16.6gの酢
酸パラジウム(II)の溶液を添加した。溶液が支持体
物質によって完全に吸収されてしまうまで、混合物を回
転によって撹拌した。次に、40℃で暖かい空気の強い
上昇する流れの中で5分の間、固体物質を乾燥した。引
き続いて、乾燥された触媒を100℃で3時間の期間の
間、水素の熱い流れの中で還元した。
【0022】実施例2 100gの支持体あたり33.4mlの水の吸収容量を
有するCondea社からのα−Al23 (α−アル
ミナ、密度 1.02g/ml、1mmの径を有する
球、BET=4m2 /g)の5000mlを、回転自在
な容器中に入れ、そしてこれに、1200gの水の中の
553gの二ナトリウムテトラクロロパラデート(te
trachloro−palladate)の溶液を添
加した。溶液全体が支持体物質によって吸収されてしま
うまで、混合物を回転によって撹拌した。次に、40℃
で暖かい空気の強い上昇する流れの中で10分の間、固
体物質を乾燥した。乾燥された触媒を350℃で3時間
の期間の間、水素によって還元し、次に、還元されそし
て乾燥された固体物質に、1030gの水の中の500
gのシュウ酸二水和物及び178.6gの五酸化バナジ
ウムの溶液を室温で添加し、そして溶液全体が支持体物
質によって吸収されてしまうまで回転によってこの混合
物を撹拌した。次に、40℃で暖かい空気の強い上昇す
る流れの中で10分の間、固体物質を乾燥し、引き続い
て同一の量のシュウ酸バナジウム溶液によってもう一度
含浸し、そして引き続いて暖かい空気の流れの中で乾燥
した。乾燥された触媒を300℃で4時間の間焼き戻
し、そして次に室温まで冷却した。引き続いて、120
0gの水の中の128.2gの酢酸鉛(II)三水和物
の溶液によって、上で述べたようにして、固体物質を含
浸した。次に、40℃で暖かい空気の強い上昇する流れ
の中で10分の間、固体物質を再び乾燥し、乾燥された
触媒を、水素によって350℃で3時間の期間の間、還
元し、そして最後に洗浄物が7のpH値を示すまで室温
で蒸留水で洗浄した。このようにして得られた触媒は、
40℃での暖かい空気の強い上昇する流れの中での10
分の間の最後の乾燥を受けた。
【0023】実施例3 100gの支持体あたり35mlの水の吸収容量を有す
るGrafogranGmbh社からの針状晶コークス
(1〜4mmの粒子、BET=1.0〜1.1m2
g)の4000gを、回転自在な容器中に入れ、そして
これに、260gのアセトニトリル中の16.6gの酢
酸パラジウム(II)の溶液を添加した。溶液全体が支
持体物質によって吸収されてしまうまで、混合物を回転
によって撹拌した。次に、40℃で暖かい空気の強い上
昇する流れの中で5分の間、固体物質を乾燥した。次
に、乾燥された触媒を100℃で3時間の期間の間、水
素の熱い流れの中で還元した。
【0024】実施例4 100gの支持体あたり33.4mlの水の吸収容量を
有するCondea社からのα−Al23 (α−アル
ミナ、密度 1.02g/ml、1mmの径を有する
球、BET=4m2 /g)の5000mlを、回転自在
な容器中に入れ、そしてこれに、1200gの水の中の
415gの二ナトリウムテトラクロロパラデートの溶液
を添加した。溶液全体が支持体物質によって吸収されて
しまうまで、混合物を回転によって撹拌した。次に、4
0℃で暖かい空気の強い上昇する流れの中で10分の
間、固体物質を乾燥し、そして含浸及び乾燥のプロセス
を繰り返した。乾燥された触媒を350℃で3時間の期
間の間、水素によって還元した。次に、還元されそして
乾燥された固体物質に、1030gの水の中の500g
のシュウ酸二水和物及び178.2gの五酸化バナジウ
ムの溶液を室温で添加し、そして溶液全体が支持体物質
によって吸収されてしまうまで回転によってこの混合物
を撹拌した。次に、40℃で暖かい空気の強い上昇する
流れの中で10分の間、固体物質を乾燥し、そして更に
2回のシュウ酸バナジウム溶液による含浸及び暖かい空
気の流れの中での乾燥を実施した。乾燥された触媒を3
00℃で4時間の間焼き戻し、そして次に室温まで冷却
した。引き続いて、実施例2中で述べたようにして、1
200gの水の中の192.4gの酢酸鉛(II)三水
和物の溶液によって固体物質を含浸した。次に、40℃
で暖かい空気の強い上昇する流れの中で10分の間、固
体物質を再び乾燥し、乾燥された触媒を、水素によって
350℃で3時間の期間の間、還元し、そして最後に洗
浄物が7のpH値を示すまで室温で蒸留水で洗浄した。
このようにして得られた触媒は、40℃での暖かい空気
の強い上昇する流れの中での10分の間の最後の乾燥を
受けた。
【0025】実施例5 3000ml(2860g)の実施例1において製造し
た触媒を、耐圧スチールパイプ(DIN 2463、φ
a =168.3mm、φi =158.3mm)の中央
に、高さ155mmの床として置いた。パイプの軸内
に、小さなスチールチューブを位置付けたが、熱電対を
軸方向に動かすことができた。ガラス球の床を触媒床の
上及び下に位置付けた。耐圧スチールパイプを、織物テ
ープによって十分に断熱し、そして耐火粘土で内張りさ
れた管状炉の中に配置し、そして上端に耐圧蒸発器−過
熱器を、そして下端に収集容器及び生成物の連続的な排
出のための設備を有するコンデンサーを装着した。水素
の流れを、常圧で蒸発器−過熱器、触媒を含む反応器及
び生成物の連続的排出を有するコンデンサーを通して送
り、そして触媒を100℃で3時間の間、活性化した。
これに引き続いて、プラント中の圧力を2barに設定
し、そして比例ポンプによってニトロベンゼンを蒸発器
−過熱器に送った。実験は以下の一般的条件下で進行し
た:導入された1モルのニトロベンゼンあたり、81モ
ルの水素を蒸発器−過熱器中に導いた;過熱器及び管状
炉の加熱は、どの位置においても触媒の温度が400℃
を越えないように制御し、そして触媒の負荷量は、1m
lの床あたりそして1時間あたり1gのニトロベンゼン
であった。24時間後のガスクロマトグラフィーによる
凝縮液の分析は、99.9%のニトロベンゼンが転換さ
れたこと、及び99.8%を越える選択率を有するアニ
リンが生成されたことを示した。次の500時間の間
に、圧力及び負荷量を段階的に4bar及び3g/m
l.hに増し、そして3bar以上では触媒の温度が4
40℃に上がることを容認した。ガスクロマトグラフィ
ーによる凝縮液の分析は、99.5%よりも良いアニリ
ンに関する選択率と共に100%の転化率を示した。3
g/ml.hの負荷量、1対81のニトロベンゼン対水
の比でもって、440℃の触媒の最高温度及び4bar
の全圧力で、触媒の失活の始まりの何らの兆候なしに、
実験を更に500時間続け、そして次に終結した。
【0026】実施例6 2800ml(3560g)の実施例2において製造し
た触媒を、実施例5中で述べた設備の中に、高さ160
mmの床として置いた。次に、触媒は、水素の流れ中で
480℃及び5barで48時間の間の調整を受けた。
次に、圧力を常圧に下げ、そしてニトロベンゼン及び水
素を1対81のモル比で蒸発器−過熱器中に供給した。
負荷量をニトロベンゼンに関して1.5g/ml.hに
調節し、そして過熱器及び管状炉の温度は、どの位置に
おいても触媒が445℃よりも熱くないように選んだ。
12時間後に圧力を2barに下げた。更に12時間後
に、負荷量を3g/ml.hにそして全圧力を4bar
に上げた。収集された凝縮液のガスクロマトグラフィー
による分析は、時間のこの点までは一貫して95%より
も良いアニリンに関する選択率と共に100%の転化率
を示した。100時間後に全圧力を8barに上げた。
200時間後に全圧力を12barに上げた。400時
間後に、全圧力を16barに上げ、そして負荷量を5
g/ml.hに上げた。600時間後に全圧力を20b
arに上げた。800時間後に、100%の転化率及び
99.7%のアニリンに関する選択率で実験を終結した
が、触媒の失活の何らの兆候もなかった。実験の間に、
触媒が445℃の温度を達成した位置は、触媒床の始め
から触媒床の終わりに向かって100mm移動した。
【0027】実施例7 220ml(145.7g)の実施例3において製造し
た触媒を、非常に良く断熱された管状ガラス反応器中
に、180mmの床高さでもって置いた。反応器は6つ
の点で温度を測定するためのデバイスを備えていた。第
一測定点TE は触媒床のすぐ上に位置付けられ、TK1
K4は、2cmの床高さから始まって各々4cm離れた
距離で触媒床の中にあり、そして第六測定点TA は触媒
床のすぐ下に位置付けられていた。管状ガラス反応器の
上端に蒸発器−過熱器を装着した。生成物ガスの連続的
な除去のために、十分に断熱されたガラスチューブを反
応器の出口に接続した。このガラスチューブは、多管式
コンデンサー及びコイルチューブコンデンサーのシステ
ム中に凝縮のために生成物を導いた。蒸発器及び過熱器
を経由して水素を導入しながら、まず第一に、触媒を常
圧で反応器中で200℃で10時間の間、活性化した。
次に、水素の流れを1620l/hに調節した。TE
201℃、TK1=198℃、TK2=198℃、TK3=1
98℃、TK4=197℃、TA =197℃の初期温度
で、110g/hのニトロベンゼンを、比例ポンプによ
って蒸発器−過熱器を経由して水素の流れの中へ供給し
た。これは、ニトロベンゼンに関して2600モル過剰
の水素に相当した。数時間後に、以下の温度が確立され
た:TE =207℃、TK1=329℃、TK2=370
℃、TK3=376℃、TK4=366℃、TA =365
℃。40時間後のガスクロマトグラフィーによる凝縮液
の分析は、99.98%の転化率及び99.5%の選択
率を示した。170時間後には、アニリンの選択率は9
9.6%以上に上昇した。1700時間後に、触媒の失
活の始まりの何らの兆候なしに実験を終結した。
【0028】実施例8 実施例7と同様に、220ml(298.9g)の実施
例4からの触媒を、実施例7において使用されたのと同
じ反応器中に置いた。実施例7におけるものと類似の還
元に引き続いて、TE =208℃、TK1=212℃、T
K2=210℃、TK3=208℃、TK4=206℃、TA
=203℃の初期温度で、ニトロベンゼンの測定された
添加でそれ以外は同一の条件下で、以下の温度が達成さ
れた:TE =218℃、TK1=300℃、TK2=385
℃、TK3=380℃、TK4=375℃、TA =376
℃。8時間後には、定量的な転化率でもって、98.5
%のアニリン選択率が達成された。251時間後のガス
クロマトグラフィーによる更なる分析は、99.95%
より大きいアニリンの選択率を示した。1100時間後
には、小量のニトロベンゼンが触媒の失活の始まりを示
した。
【0029】実施例9 本発明の方法を、図1中に示しそして上でより詳細に説
明したような工業的プラント中で実施した。以下の量的
なデータ(1時間あたりの重量部=T)及び温度は、図
1中の物質の流れに関する:流れ1は、20℃で1時間
あたり420.5重量部のH2 及び1時間あたり7.0
重量部のN2 から成っていた。流れ2は、20℃で81
08.2重量部のニトロベンゼンから成っていた。流れ
3は、220℃で1時間あたり2383重量部のニトロ
ベンゼン及び1時間あたり3441重量部のH2 及び1
時間あたり181.5重量部のアニリン及び1時間あた
り1237.3重量部のH2 O及び1時間あたり94
3.3重量部のN2 (リサイクルされた廃ガスを含む)
から成っていた。流れ4は、220℃で1時間あたり2
690重量部のニトロベンゼン及び1時間あたり356
0.4重量部のH2 及び1時間あたり1989.4重量
部のアニリン及び1時間あたり1971重量部のH2
及び1時間あたり973重量部のN2 (廃ガス部分を含
む)から成っていた。流れ5は、220℃で1時間あた
り3036重量部のニトロベンゼン及び1時間あたり3
695重量部のH2 及び1時間あたり4030重量部の
アニリン及び1時間あたり2799重量部のH2 O及び
1時間あたり1006重量部のN2 (廃ガス部分を含
む)から成っていた。
【0030】流れ6は、400℃で1時間あたり332
4重量部のH2 及び1時間あたり1984重量部のアニ
リン及び1時間あたり1934重量部のH2 O及び1時
間あたり943.3重量部のN2 から成っていた。流れ
7は、400℃で1時間あたり3428.3重量部のH
2 及び1時間あたり4024重量部のアニリン及び1時
間あたり2758重量部のH2 O及び1時間あたり97
3重量部のN2 から成っていた。流れ8は、400℃で
1時間あたり3546重量部のH2 及び1時間あたり6
326重量部のアニリン及び1時間あたり3687重量
部のH2 O及び1時間あたり1006重量部のN2 から
成っていた。流れ15は、110℃で1時間あたり60
19重量部のアニリン及び1時間あたり97重量部のH
2 Oから成っていた。流れ16は、60℃で1時間あた
り113.4重量部のアニリン及び1時間あたり226
7.5重量部のH2 Oから成っていた。流れ17は、6
0℃で1時間あたり3546重量部のH2 (これの、1
時間あたり3523.8重量部を本方法に戻しそして1
時間あたり22.2重量部を処分のために除去した)及
び1時間あたり194重量部のアニリン(1時間あたり
192.8重量部を本方法に戻しそして1時間あたり
1.2重量部を除去した)及び1時間あたり1323重
量部のH2 O(1時間あたり1314.7重量部を本方
法に戻しそして1時間あたり8.3重量部を除去した)
及び1時間あたり1006重量部のN2 (1時間あたり
999重量部を本方法に戻しそして1時間あたり7重量
部を除去した)から成っていた。この手順の間、圧力を
5〜5.5barの範囲に維持した。最後のスチーム発
生器を出た後で、反応混合物を180℃に冷却した。
【0031】実施例10 図2中に示したように配列された装置中で、本発明によ
る方法に従ってニトロベンゼンを水素化した。以下の量
的なデータ及び温度は、図2中の物質の流れに関する:
流れ1は、20℃で1時間あたり747.4重量部のH
2 及び1時間あたり7重量部のN2 から成っていた。流
れ2は、20℃で8108.3重量部のニトロベンゼン
から成っていた。流れ3、4及び5は、等しくそして2
10℃で合わせて1時間あたり8108.3重量部のニ
トロベンゼン及び1時間あたり11208.5重量部の
2 及び1時間あたり589重量部のアニリン及び1時
間あたり3942.4重量部のH2 O及び1時間あたり
1007重量部のN2 (廃ガス部分を含む)から成って
いた。流れ6、7及び8は、等しくそして400℃で合
わせて1時間あたり10810.5重量部のH2 及び1
時間あたり6722.6重量部のアニリン及び1時間あ
たり6315.4重量部のH2 O及び1時間あたり10
07重量部のN2 から成っていた。流れ15は、84℃
で1時間あたり6022重量部のアニリン及び1時間あ
たり200.6重量部のH2 Oから成っていた。流れ1
6は、60℃で1時間あたり107重量部のアニリン及
び1時間あたり2144重量部のH2 Oから成ってい
た。流れ17は、60℃で1時間あたり10810.5
重量部のH2 (1時間あたり10734重量部を戻しそ
して1時間あたり76.6重量部を除去した)及び1時
間あたり593.2重量部のアニリン(1時間あたり5
89重量部を戻しそして1時間あたり4.2重量部を除
去した)及び1時間あたり3970.5重量部のH2
(1時間あたり3942.5重量部を戻しそして1時間
あたり28重量部を除去した)及び1時間あたり100
7重量部のN2 (1時間あたり1000重量部を戻しそ
して1時間あたり7重量部を除去した)から成ってい
た。この方法を通じて、圧力を約5〜約5.5barの
範囲に維持した。最後のスチーム発生器を去った後で、
反応混合物を140℃に冷却した。
【0032】説明の目的のために上述において本発明を
詳細に述べてきたけれども、このような詳細は単にその
目的のためだけであること、及び本発明を請求の範囲に
よって限定しても良い以外は本発明の精神及び範囲から
逸脱することなく当業者はその中で変更をすることがで
きることが理解されるものとする。
【0033】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。 1. 式
【化6】 [式中、R2 は、水素、メチル基又はエチル基を表し、
そしてR3 は、水素、メチル基、エチル基又はニトロ基
を表す]によって表される芳香族ニトロ化合物を1〜3
0barの圧力で断熱条件下での固定触媒上で水素によ
って水素化することから成る、式
【化7】 [式中、R1 は、水素、メチル基、エチル基又はアミノ
基を表し、そしてR2 は、水素、メチル基又はエチル基
を表す]によって表される芳香族アミンの製造方法であ
って、ニトロ化合物及び水素を約200〜約400℃の
温度で反応容器中に導入し、そして最高触媒温度が50
0℃である方法。
【0034】2. 水素化反応を1〜20barの圧力
で実施する、上記1記載の方法。 3. 水素化反応を1〜15barの圧力で実施する、
上記1記載の方法。 4. ニトロ化合物及び水素を約230〜約370℃の
温度で導入する、上記1記載の方法。 5. ニトロ化合物及び水素を約250〜約350℃の
温度で導入する、上記1記載の方法。 6. R2 が水素を表す、上記1記載の方法。 7. R2 が水素を表しそしてR3 が水素を表す、上記
1記載の方法。 8. 直列に接続された2〜10個の反応器中で反応を
実施する、上記1記載の方法。 9. 直列に接続された2〜5個の反応器中で反応を実
施する、上記1記載の方法。 10. 直列に接続された2又は3個の反応器中で反応
を実施する、上記1記載の方法。
【0035】11. 並列に接続された2〜5個の反応
器中で反応を実施する、上記1記載の方法。 12. 並列に接続された2又は3個の反応器中で反応
を実施する、上記1記載の方法。 13. 蒸気を発生させるために集積された反応熱を使
用する、上記1記載の方法。 14. ニトロ芳香族化合物を各々の反応器に供給す
る、上記8記載の方法。 15. 固定触媒が約1cm〜約5mの透過性深さを有
する、上記1記載の方法。 16. 固定触媒が約5cm〜約2mの透過性深さを有
する、上記1記載の方法。 17. 固定触媒が約10cm〜約1mの透過性深さを
有する、上記1記載の方法。 18. 固定触媒が約30cm〜約60cmの透過性深
さを有する、上記1記載の方法。 19. 固定触媒がα−アルミナ支持体上のパラジウム
である、上記1記載の方法。
【0036】20. 固定触媒が、1リットルの不活性
支持体あたり(a)元素の周期表(メンデレエフ)のV
IIIa、Ib及びIIb族から選ばれた約1〜約10
0gの少なくとも一種の金属、(b)元素の周期表(メ
ンデレエフ)のIIb、IVa、Va及びVIa族から
選ばれた約1〜約100gの少なくとも一種の遷移金
属、並びに(c)元素の周期表(メンデレエフ)のIV
b及びVb族から選ばれた約1〜約100gの少なくと
も一種の元素から成り、そして20m2 /g未満のBE
T表面積を有する、上記1記載の方法。 21. (a)、(b)及び(c)が支持体の上にシェ
ルの形で配列されている、上記20記載の方法。 22. 約20〜約60gの(a)、約20〜約60g
の(b)及び約10〜約40gの(c)が存在する、上
記20記載の方法。
【0037】23. 固定触媒が20m2 /g未満のB
ET表面積を有するα−アルミナ支持体上の(a)1リ
ットルの触媒あたり約20〜約60gのPd、(b)1
リットルの触媒あたり約20〜約60gのTi、V、N
b、Ta、Cr、Mo及びWから選ばれた少なくとも一
種の遷移金属、並びに(c)1リットルの触媒あたり約
10〜約40gのPb及び/又はBiから成る、上記1
記載の方法。 24. 固定触媒が10m2 /g未満のBET表面積を
有する、上記23記載の方法。 25. 固定触媒が約0.2〜約10m2 /gのBET
表面積を有する炭素支持体上のパラジウム触媒である、
上記1記載の方法。 26. パラジウムが触媒の全重量を基にして0.00
1〜約1.5重量%の量で存在する、上記25記載の方
法。 27. パラジウムの40重量%までがRh、Ir及び
Ruから選ばれた一種以上の金属によって置き換えられ
ている、上記26記載の方法。 28. 触媒が0.1〜2重量%(硫黄及び/又はリン
を基にして)の硫黄含有化合物及び/又はリン含有化合
物を更に含む、上記27記載の方法。 29. 触媒が0.1〜1重量%の硫黄含有化合物及び
/又はリン含有化合物を更に含む、上記27記載の方
法。 30. 触媒がリン含有化合物を含む、上記28記載の
方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための、反応器が直列
に接続された装置のブロック図である。
【図2】本発明の方法を実施するための、反応器が並列
に接続された装置のブロック図である。
【符号の説明】
I 蒸発器 II、III、IV 反応器 V、VI、VII スチーム発生器 VIII 蒸留塔 IX コンデンサー X 分離容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 211/46 211/47 211/49 // C07B 61/00 300 (72)発明者 ハンス−ヨーゼフ・ブイシュ ドイツ連邦共和国デイー47809 クレフエ ルト、ブランデンブルガー・シユトラーセ 28 (72)発明者 ウルズラ・ペントリンク ドイツ連邦共和国デイー47906 ケムペン、 ノイフエルダー・シユトラーセ 21 (72)発明者 パウル・ヴアーグナー ドイツ連邦共和国デイー40597 デユツセ ルドルフ、フリートホフシユトラーセ 12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、 R2 は、水素、メチル基又はエチル基を表し、そしてR
    3 は、水素、メチル基、エチル基又はニトロ基を表す]
    によって表される芳香族ニトロ化合物を1〜30bar
    の圧力で断熱条件下での固定触媒上で水素によって水素
    化することから成る、式 【化2】 [式中、 R1 は、水素、メチル基、エチル基又はアミノ基を表
    し、そしてR2 は、水素、メチル基又はエチル基を表
    す]によって表される芳香族アミンの製造方法であっ
    て、ニトロ化合物及び水素を約200〜約400℃の温
    度で反応容器中に導入し、そして最高触媒温度が500
    ℃である方法。
JP22117595A 1994-08-08 1995-08-08 芳香族アミンの製造方法 Expired - Fee Related JP3889823B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4428018.1 1994-08-08
DE4428018A DE4428018A1 (de) 1994-08-08 1994-08-08 Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0859569A true JPH0859569A (ja) 1996-03-05
JP3889823B2 JP3889823B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=6525177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22117595A Expired - Fee Related JP3889823B2 (ja) 1994-08-08 1995-08-08 芳香族アミンの製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5877350A (ja)
EP (1) EP0696574B1 (ja)
JP (1) JP3889823B2 (ja)
CN (1) CN1077564C (ja)
CA (1) CA2155565A1 (ja)
CZ (1) CZ288090B6 (ja)
DE (2) DE4428018A1 (ja)
ES (1) ES2139123T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350389A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sumitomo Chemical Co Ltd アニリンの製造方法
JP2013543517A (ja) * 2010-10-21 2013-12-05 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 気相水素化からアニリンを精製するための方法

Families Citing this family (107)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2741877B1 (fr) * 1995-12-01 1998-02-13 Rhone Poulenc Chimie Procede d'hydrogenation de composes nitres aromatiques
DE19715746A1 (de) * 1997-04-16 1998-10-22 Bayer Ag Herstellung von aromatischen Aminen mittels neuer Hydrierkatalysatoren
CN1087970C (zh) * 1997-08-06 2002-07-24 湖南化工研究院 合成2,6-二甲基苯胺的催化剂的制备及应用方法
CN1080593C (zh) * 1998-08-06 2002-03-13 南京四力化工有限公司 流化床气相催化加氢催化剂无氮再生活化新方法
US6005143A (en) * 1998-08-07 1999-12-21 Air Products And Chemicals, Inc. Use of a monolith catalyst for the hydrogenation of dinitrotoluene to toluenediamine
US6936568B2 (en) * 2002-06-12 2005-08-30 Sud-Chemie Inc. Selective hydrogenation catalyst
DE10347439A1 (de) * 2003-10-13 2005-05-04 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen durch heterogen katalysierte Hydrierung
DE102006007619A1 (de) * 2006-02-18 2007-08-23 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Anilin
DE102006007620A1 (de) * 2006-02-18 2007-08-23 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von Anilin
DE102006035203A1 (de) * 2006-07-29 2008-01-31 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen
US8895791B2 (en) * 2006-07-31 2014-11-25 Basf Se Method of regenerating ruthenium catalysts suitable for hydrogenation
DE102006052989A1 (de) * 2006-11-10 2008-05-15 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Entfernung von Verbindungen mit phenolischen Hydroxygruppen aus aromatischen Aminen
US7906013B2 (en) * 2006-12-29 2011-03-15 Uop Llc Hydrocarbon conversion process
CN101045213B (zh) * 2007-04-30 2010-05-19 陕西师范大学 固载离子液体-纳米金属粒子催化剂及其制备和在芳胺合成中的应用
US8026402B2 (en) * 2007-06-27 2011-09-27 H R D Corporation High shear process for cyclohexane production
US8026403B2 (en) * 2007-06-27 2011-09-27 H R D Corporation System and process for production of liquid product from light gas
US8394861B2 (en) 2007-06-27 2013-03-12 Hrd Corporation Gasification of carbonaceous materials and gas to liquid processes
US7842184B2 (en) * 2007-06-27 2010-11-30 H R D Corporation Process for water treatment using high shear device
US7919645B2 (en) 2007-06-27 2011-04-05 H R D Corporation High shear system and process for the production of acetic anhydride
US8518186B2 (en) * 2007-06-27 2013-08-27 H R D Corporation System and process for starch production
US8080684B2 (en) * 2007-06-27 2011-12-20 H R D Corporation Method of producing ethyl acetate
US7652175B2 (en) * 2007-06-27 2010-01-26 H R D Corporation High shear process for the production of acetaldehyde
US8088953B2 (en) * 2007-06-27 2012-01-03 H R D Corporation High shear oxidation of cyclohexane
US7482497B2 (en) * 2007-06-27 2009-01-27 H R D Corporation Method of making alcohols
US8304584B2 (en) 2007-06-27 2012-11-06 H R D Corporation Method of making alkylene glycols
US20090005619A1 (en) * 2007-06-27 2009-01-01 H R D Corporation High shear process for the production of chlorobenzene
US8021539B2 (en) 2007-06-27 2011-09-20 H R D Corporation System and process for hydrodesulfurization, hydrodenitrogenation, or hydrofinishing
US7696391B2 (en) * 2007-06-27 2010-04-13 H R D Corporation System and process for production of nitrobenzene
US8282266B2 (en) * 2007-06-27 2012-10-09 H R D Corporation System and process for inhibitor injection
US8278494B2 (en) * 2007-06-27 2012-10-02 H R D Corporation Method of making linear alkylbenzenes
US8502000B2 (en) * 2007-06-27 2013-08-06 H R D Corporation Method of making glycerol
US7491856B2 (en) * 2007-06-27 2009-02-17 H R D Corporation Method of making alkylene glycols
US8133925B2 (en) * 2007-06-27 2012-03-13 H R D Corporation System and process for fischer-tropsch conversion
US9205388B2 (en) * 2007-06-27 2015-12-08 H R D Corporation High shear system and method for the production of acids
US8022153B2 (en) * 2007-06-27 2011-09-20 H R D Corporation System and process for production of polyethylene and polypropylene
US8044220B2 (en) * 2007-06-27 2011-10-25 H R D Corporation High shear process for the production of butadiene sulfone
US8269057B2 (en) * 2007-06-27 2012-09-18 H R D Corporation System and process for alkylation
US7750188B2 (en) * 2007-06-27 2010-07-06 H R D Corporation System and process for the production of aniline and toluenediamine
US7652174B2 (en) * 2007-06-27 2010-01-26 H R D Corporation High shear process for the production of chloral
US8034972B2 (en) * 2007-06-27 2011-10-11 H R D Corporation System and process for production of toluene diisocyanate
US7592493B2 (en) * 2007-06-27 2009-09-22 H R D Corporation High shear process for cyclohexanol production
US9669381B2 (en) * 2007-06-27 2017-06-06 Hrd Corporation System and process for hydrocracking
US7749481B2 (en) * 2007-06-27 2010-07-06 H R D Corporation System and process for gas sweetening
US8034970B2 (en) * 2007-06-27 2011-10-11 H R D Corporation Method of making phthalic acid diesters
US7691953B2 (en) * 2007-06-27 2010-04-06 H R D Corporation System and process for production of polyvinyl chloride
WO2009003111A2 (en) 2007-06-27 2008-12-31 H R D Corporation High shear process for dextrose production
US8461377B2 (en) * 2007-06-27 2013-06-11 H R D Corporation High shear process for aspirin production
US8080685B2 (en) * 2007-06-27 2011-12-20 H R D Corporation System and process for production of benzoic acids and phthalic acids
US7479576B1 (en) * 2007-06-27 2009-01-20 H R D Corporation Method of hydrogenating aldehydes and ketones
US7482496B2 (en) 2007-06-27 2009-01-27 H R D Corporation Method for making chlorohydrins
US20090005606A1 (en) * 2007-06-27 2009-01-01 H R D Corporation High shear process for the production of cumene hydroperoxide
US8026380B2 (en) * 2007-07-30 2011-09-27 H R D Corporation System and process for production of fatty acids and wax alternatives from triglycerides
DE102007039091A1 (de) 2007-08-18 2009-02-19 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Reinigung von aromatischen Aminen
AU2008298514A1 (en) 2007-09-14 2009-03-19 Rentech, Inc. Integration of an integrated gasification combined cycle power plant and coal to liquid facility
US8128808B2 (en) * 2008-06-12 2012-03-06 H R D Corporation Process for hydrodesulfurization, hydrodenitrogenation, hydrofinishing, or amine production
US9279087B2 (en) * 2008-06-30 2016-03-08 Uop Llc Multi-staged hydroprocessing process and system
US8999141B2 (en) * 2008-06-30 2015-04-07 Uop Llc Three-phase hydroprocessing without a recycle gas compressor
US8008534B2 (en) 2008-06-30 2011-08-30 Uop Llc Liquid phase hydroprocessing with temperature management
US8261726B2 (en) 2008-07-03 2012-09-11 H R D Corporation High shear process for air/fuel mixing
EA019753B1 (ru) * 2008-07-03 2014-06-30 ЭйчАДи КОПЭРЕЙШН Реактор, устройство и способ проведения гетерогенного катализа
EP2334353A4 (en) 2008-10-01 2013-03-27 H R D Corp USE OF SCHOOL TREATMENT FOR DISEASE TREATMENT
EP2344273B1 (en) 2008-11-07 2014-07-30 HRD Corp High shear process for producing micronized waxes
CN102256696B (zh) * 2008-12-16 2016-06-08 Hrd有限公司 蜡的高剪切氧化
DE102008064281A1 (de) * 2008-12-20 2010-06-24 Bayer Technology Services Gmbh Verfahren zur Herstellung von Diamintoluol durch vielstufig adiabate Hydrierung
US20100204964A1 (en) * 2009-02-09 2010-08-12 Utah State University Lidar-assisted multi-image matching for 3-d model and sensor pose refinement
BRPI1008345A2 (pt) 2009-02-11 2017-03-28 H R D Corp método para produzir alternativas de cera reforçadas, produto hidrogenado reforçado, cera misturada, e, sistema para produzir alternativas de cera reforçadas
CA2753185C (en) 2009-02-20 2015-06-30 H R D Corporation Apparatus and method for gas separation
US8178053B2 (en) 2009-02-20 2012-05-15 H R D Corporation System and method for gas reaction
DE102009019436A1 (de) * 2009-04-29 2010-11-04 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen
DE102009025374A1 (de) * 2009-06-18 2010-12-23 Bayer Materialscience Ag Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen
US8221706B2 (en) * 2009-06-30 2012-07-17 Uop Llc Apparatus for multi-staged hydroprocessing
US8518241B2 (en) 2009-06-30 2013-08-27 Uop Llc Method for multi-staged hydroprocessing
KR101433585B1 (ko) * 2009-07-28 2014-08-27 에이치 알 디 코포레이션 정유 공장 관련 가스로부터 부가 가치 제품의 고전단 제조
JP2013507126A (ja) 2009-10-07 2013-03-04 エイチ アール ディー コーポレーション 藻類の処理
US8703997B2 (en) 2009-10-20 2014-04-22 Basf Se Process for preparation and preferably distillative workup of diphenylmethane diisocyanate (MDI)
US8821713B2 (en) 2009-12-17 2014-09-02 H R D Corporation High shear process for processing naphtha
RU2561128C9 (ru) * 2010-01-14 2016-06-20 Байер Интеллектуэль Проперти Гмбх Способ получения ароматических аминов в жидкой фазе
EP2542336B1 (en) 2010-03-05 2016-11-23 H R D Corporation High shear process for the production of halogenated and/or sulfonated paraffins
US8888736B2 (en) 2010-04-30 2014-11-18 H R D Corporation High shear application in medical therapy
EP2563338A4 (en) 2010-04-30 2014-06-18 H R D Corp HIGH SHEAR APPLICATION USED FOR DRUG DELIVERY
US8735616B2 (en) 2010-05-21 2014-05-27 H R D Corporation Process for upgrading low value renewable oils
CN103068788A (zh) 2010-07-30 2013-04-24 拜耳知识产权有限责任公司 生产硝基苯的连续方法
EP2598241B1 (de) 2010-07-30 2014-05-14 Bayer Intellectual Property GmbH Verfahren zur wiederherstellung von katalysatoraktivität
US8845885B2 (en) 2010-08-09 2014-09-30 H R D Corporation Crude oil desulfurization
CN106378064B (zh) 2010-11-18 2020-04-28 科思创德国股份有限公司 带有作为颗粒保留装置的金属丝编结网眼织物的化学反应器
CN102070464B (zh) * 2011-02-16 2013-09-04 上海安诺芳胺化学品有限公司 混合二硝基苯钯催化剂加氢还原生产苯二胺的方法
US8940347B2 (en) 2011-04-08 2015-01-27 H R D Corporation High shear application in processing oils
DE102011081898A1 (de) 2011-08-31 2013-02-28 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Nitrobenzol
DE102011081897A1 (de) 2011-08-31 2013-02-28 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Katalysator und Verfahren zur Herstellung von aromatischen Aminen in der Gasphase
EP2641892A1 (de) 2012-03-23 2013-09-25 Bayer MaterialScience AG Verfahren zur Reinigung von Anilin aus Gasphasenhydrierungen
EP2653462A1 (de) 2012-04-16 2013-10-23 Bayer MaterialScience AG Verfahren zum verbesserten Anfahren der Reaktion bei der Herstellung von aromatischen Aminen aus Nitroaromaten
EP2653461A1 (de) 2012-04-16 2013-10-23 Bayer MaterialScience AG Verfahren zum verbesserten Abfahren der Reaktion bei der Herstellung von aromatischen Aminen aus Nitroaromaten
EP2844635B1 (de) 2012-05-04 2017-03-15 Covestro Deutschland AG Verfahren zur behandlung eines ein aromatisches amin umfassenden stoffgemisches, insbesondere von roh-anilin
US8912367B2 (en) 2012-06-21 2014-12-16 H R D Corporation Method and system for liquid phase reactions using high shear
EA201590443A1 (ru) 2012-11-06 2015-09-30 Эйч А Ди Корпорейшн Реактор и катализатор для превращения природного газа в органические соединения
WO2014116273A1 (en) 2013-01-25 2014-07-31 H R D Corporation Method of high shear comminution of solids
WO2015038300A1 (en) 2013-09-10 2015-03-19 Hrd Corporation Enhanced processes to produce value-added products from light gases
US9518006B2 (en) 2013-10-08 2016-12-13 Covestro Deutschland Ag Method for producing diaminotoluene
CN106458842B (zh) 2014-06-24 2020-02-11 科思创德国股份有限公司 具有运行中断的用于制备化学产物的方法
CN106008228B (zh) * 2016-06-14 2018-08-07 中国科学院山西煤炭化学研究所 一种合成苯胺类化合物的方法及其使用的催化剂
US10618871B2 (en) 2016-08-17 2020-04-14 Covestro Deutschland Ag Process for producing isocyanate and at least one further chemical product in an integrated production
CN111646908B (zh) * 2017-01-16 2023-03-10 宜昌尚诺德生物医药科技有限公司 一种制备芳胺化合物的方法
CN108623476B (zh) * 2018-06-28 2023-05-30 万华化学集团股份有限公司 一种硝基化合物加氢制备胺类产品的方法
EP3643699B1 (de) 2018-10-17 2021-09-22 Covestro Intellectual Property GmbH & Co. KG Verfahren zur reinigung von anilin
US20220162151A1 (en) * 2019-04-17 2022-05-26 Covestro Deutschland Ag Process and device for producing nitrobenzene
WO2021001424A1 (de) 2019-07-03 2021-01-07 Covestro Intellectual Property Gmbh & Co. Kg Verfahren zur reinigung von anilin
WO2021037990A1 (de) 2019-08-30 2021-03-04 Covestro Deutschland Ag Verfahren zur hydrierung von aromatischen nitroverbindungen

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3363152A (en) * 1964-01-24 1968-01-09 Westinghouse Electric Corp Semiconductor devices with low leakage current across junction
CH490317A (de) * 1967-12-01 1970-05-15 Lonza Ag Verfahren zur Durchführung der katalytischen Gasphasenhydrierung von organischen Nitroverbindungen zu den entsprechenden Aminen
BE793928A (fr) * 1972-01-13 1973-05-02 Deggendorfer Werft Eisenbau Appareil pour la mise en oeuvre de processus chimiques exothermiques et endothermiques
GB1452466A (en) * 1975-04-04 1976-10-13 Chemopetrol Process for the production of aniline and apparatus therefor
DE2849002A1 (de) * 1978-11-11 1980-05-22 Bayer Ag Verfahren zur katalytischen hydrierung von nitrobenzol
DE3414717A1 (de) * 1984-04-18 1985-10-31 Linde Ag, 6200 Wiesbaden Verfahren und reaktor zur durchfuehrung exothermer katalytischer reaktionen
US4740621A (en) * 1985-11-01 1988-04-26 First Chemical Corporation Co-production of an aromatic monoamine and an aromatic diamine directly from benzene or a benzene derivative through controlled nitration

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005350389A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Sumitomo Chemical Co Ltd アニリンの製造方法
JP2013543517A (ja) * 2010-10-21 2013-12-05 バイエル・インテレクチュアル・プロパティ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 気相水素化からアニリンを精製するための方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0696574A1 (de) 1996-02-14
DE4428018A1 (de) 1996-02-15
DE59506978D1 (de) 1999-11-11
US5877350A (en) 1999-03-02
CA2155565A1 (en) 1996-02-09
CN1129212A (zh) 1996-08-21
CZ288090B6 (cs) 2001-04-11
EP0696574B1 (de) 1999-10-06
JP3889823B2 (ja) 2007-03-07
CN1077564C (zh) 2002-01-09
ES2139123T3 (es) 2000-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3889823B2 (ja) 芳香族アミンの製造方法
JP3847817B2 (ja) 芳香族アミンを製造するための方法
JP5204437B2 (ja) 芳香族アミンの製造方法
KR20000017021A (ko) 디니트로톨루엔을 톨루엔디아민으로 가수소화시키는데 유용한모놀리스 촉매
GB2191212A (en) Integrated process for the production of liquid hydrocarbons from methane
KR100413574B1 (ko) 기상수소첨가반응에의한방향족아민의제조방법및그에유용한촉매
JP2001505893A (ja) 気相水素化による芳香族アミンの製造方法
JP4546958B2 (ja) 4−アミノジフェニルアミンの製造方法
JPH0432818B2 (ja)
US9266094B2 (en) Catalyst and method for producing aromatic amines in the gas phase
JPH01503454A (ja) 不飽和有機化合物の水素化方法
KR100413575B1 (ko) 기상수소첨가반응에의한방향족아민의제조방법및그에유용한촉매
CN100398529C (zh) 制备马来酸酐的方法
RU2337904C2 (ru) Низкотемпературный способ получения анилина гидрированием нитробензола
CN1789256A (zh) 耦合法制备2-甲基呋喃和环己酮
KR860001994B1 (ko) 1, 3-벤젠 디 카보니트릴(이소 프탈로 니트릴)로부터 테트라클로로 이소 프탈로 디 니트릴의 제조공정
JPS58183635A (ja) アルキル化反応方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050930

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees