JPH0858683A - 浮島用浮ブロック - Google Patents
浮島用浮ブロックInfo
- Publication number
- JPH0858683A JPH0858683A JP6216587A JP21658794A JPH0858683A JP H0858683 A JPH0858683 A JP H0858683A JP 6216587 A JP6216587 A JP 6216587A JP 21658794 A JP21658794 A JP 21658794A JP H0858683 A JPH0858683 A JP H0858683A
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- Japan
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- floating
- block
- shell
- block shell
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
(57)【要約】
【目的】 湖上の景観を改善し、ダム湖の水質浄化を行
う。 【構成】 任意有底容器形状のブロック殻体１をコンク
リートによって成形する。ブロック殻体１の内腔５にブ
ロック全体の比重を小さくする発泡スチロール樹脂等の
排水浮部材１２を充填した構造にしたことを特徴とし、
一個または複数個の上面間に盛土層或は連続発泡体の板
からなる草木の根が活性着装可能になる着根性層構造体
１４を掛渡して固定し、樹木ａ及び草木ｂを植えつける
ものである。
う。 【構成】 任意有底容器形状のブロック殻体１をコンク
リートによって成形する。ブロック殻体１の内腔５にブ
ロック全体の比重を小さくする発泡スチロール樹脂等の
排水浮部材１２を充填した構造にしたことを特徴とし、
一個または複数個の上面間に盛土層或は連続発泡体の板
からなる草木の根が活性着装可能になる着根性層構造体
１４を掛渡して固定し、樹木ａ及び草木ｂを植えつける
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は湖上の景観の改善及び湖
水の浄化を行うための構造物である浮島用浮ブロックに
関するものである。
水の浄化を行うための構造物である浮島用浮ブロックに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ダム湖の水資源やダム湖自体の景
観について、種々の問題が提起されている。即ち、水辺
の環境を渇水期におけるダム湖水際線の露出は茶褐色の
地肌が現れて、その景観が著しく損なわれるばかりでな
く、降雨時には該部地肌の侵食が生じて固定に土砂が堆
積する問題を有している。更に渇水期にはこうした地肌
の露出と相俟って微生物が棲息するための水際の自然環
境が変わってしまい、水質浄化能が低下するためアオコ
が発生するなどの問題も生じていた。
観について、種々の問題が提起されている。即ち、水辺
の環境を渇水期におけるダム湖水際線の露出は茶褐色の
地肌が現れて、その景観が著しく損なわれるばかりでな
く、降雨時には該部地肌の侵食が生じて固定に土砂が堆
積する問題を有している。更に渇水期にはこうした地肌
の露出と相俟って微生物が棲息するための水際の自然環
境が変わってしまい、水質浄化能が低下するためアオコ
が発生するなどの問題も生じていた。
【０００３】このため従来から湖壁をコンクリートで覆
ったり、或は浄水設備を構築するなど、種々の方法が採
られてきているが、最善策が見つからないまま現在に至
っている。殊に近年では地球環境の保全の問題から、環
境の保全及び生体系の創成、更にダム湖の水質を改善維
持し、景観を保つことが求められている。
ったり、或は浄水設備を構築するなど、種々の方法が採
られてきているが、最善策が見つからないまま現在に至
っている。殊に近年では地球環境の保全の問題から、環
境の保全及び生体系の創成、更にダム湖の水質を改善維
持し、景観を保つことが求められている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、湖上の景観のための緑の浮島
を創造するための浮島用浮ブロックを提供することを目
的とするものであり、植物を繁茂させた浮島を構成し、
ダム湖の水質浄化を行うことを目的とするものである。
みてなされたものであり、湖上の景観のための緑の浮島
を創造するための浮島用浮ブロックを提供することを目
的とするものであり、植物を繁茂させた浮島を構成し、
ダム湖の水質浄化を行うことを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る浮島用浮ブ
ロックは、コンクリートまたは軽量コンクリートによっ
て成形した任意有底容器形状のブロック殻体と、該ブロ
ック殻体の内腔に充填し、ブロック全体の比重を小さく
する発泡スチロール樹脂等の排水浮部材とからなり、一
個または複数個の上面または上面間に盛土層或は連続発
泡体の板からなる草木の根が活性着装可能になる着根性
層構造体を掛渡して固定し、該着根性層構造本体に樹木
及び／または草木を植成せしめることを要旨とするもの
である。
ロックは、コンクリートまたは軽量コンクリートによっ
て成形した任意有底容器形状のブロック殻体と、該ブロ
ック殻体の内腔に充填し、ブロック全体の比重を小さく
する発泡スチロール樹脂等の排水浮部材とからなり、一
個または複数個の上面または上面間に盛土層或は連続発
泡体の板からなる草木の根が活性着装可能になる着根性
層構造体を掛渡して固定し、該着根性層構造本体に樹木
及び／または草木を植成せしめることを要旨とするもの
である。
【０００６】また、該浮島用浮ブロックは、上記ブロッ
ク殻体の上面に平板状の蓋部材を設けてもよい。更に、
上記ブロック殻体の内壁の少なくとも一部に、開口部方
向に狭小するアンダーカット構造を成形することもでき
ると共に、該ブロック殻体の外壁に、隣設接合する他の
ブロック殻体と嵌合する凹凸嵌合構造を構成してもよ
い。
ク殻体の上面に平板状の蓋部材を設けてもよい。更に、
上記ブロック殻体の内壁の少なくとも一部に、開口部方
向に狭小するアンダーカット構造を成形することもでき
ると共に、該ブロック殻体の外壁に、隣設接合する他の
ブロック殻体と嵌合する凹凸嵌合構造を構成してもよ
い。
【０００７】
【作用】上記浮島の構造によれば、殻部を構成するブロ
ック殻体がコンクリート製になるため、風雪に対して強
固であるだけでなく、その表面に藻類等が繁茂し易く自
然にとけ込み易いといった特徴を発揮する。また、有底
容器形状のブロック殻体の内腔に発泡スチロール樹脂等
からなる低比重の排水浮部材を充填した構造になるた
め、全体の比重が安定して水面から充分な露出高さを確
保することができるため、上面に樹木や草木を繁茂させ
て水面に支承することができる。
ック殻体がコンクリート製になるため、風雪に対して強
固であるだけでなく、その表面に藻類等が繁茂し易く自
然にとけ込み易いといった特徴を発揮する。また、有底
容器形状のブロック殻体の内腔に発泡スチロール樹脂等
からなる低比重の排水浮部材を充填した構造になるた
め、全体の比重が安定して水面から充分な露出高さを確
保することができるため、上面に樹木や草木を繁茂させ
て水面に支承することができる。
【０００８】また、ブロック殻体を軽量コンクリート等
の多孔性体によって構成したときは、微生物が付着可能
な構造となり、該部に水質浄化能を有する微生物が繁殖
し、水質の改善に寄与すると共に、該微生物を餌とする
生物の食物連鎖が形成されて、周辺の生態系の維持を図
ることができる。
の多孔性体によって構成したときは、微生物が付着可能
な構造となり、該部に水質浄化能を有する微生物が繁殖
し、水質の改善に寄与すると共に、該微生物を餌とする
生物の食物連鎖が形成されて、周辺の生態系の維持を図
ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明に係る浮島用浮ブロックの一実
施例を図面に従って説明する。図１は、浮島用浮ブロッ
ク１の一部切欠した斜視図、図２は複数の浮ブロック１
を連結した浮島の一実施例を示す平面図、図３は同連結
部を示す拡大した断面図、図４は浮島としての使用状態
を示す略図である。
施例を図面に従って説明する。図１は、浮島用浮ブロッ
ク１の一部切欠した斜視図、図２は複数の浮ブロック１
を連結した浮島の一実施例を示す平面図、図３は同連結
部を示す拡大した断面図、図４は浮島としての使用状態
を示す略図である。
【００１０】浮ブロック１は、コンクリートまたは軽量
コンクリートによって構成した直方体の外観を呈する有
底容器形状をなしており、側壁２と底壁３の壁厚内には
充分な強度を得るための鉄筋４を配設してなる。該浮ブ
ロック１の内腔５には、長手方向を分割する補強壁６が
形成され、該壁厚内にも鉄筋４が配設してある。
コンクリートによって構成した直方体の外観を呈する有
底容器形状をなしており、側壁２と底壁３の壁厚内には
充分な強度を得るための鉄筋４を配設してなる。該浮ブ
ロック１の内腔５には、長手方向を分割する補強壁６が
形成され、該壁厚内にも鉄筋４が配設してある。
【００１１】上記縦及び横の各側壁３には、相互に嵌合
し合う角錘台形状の係合突起７，７…と係合凹部８，８
…からなる凹凸嵌合構造がそれぞれ等ピッチで構成して
あり、該各係合突起７と係合凹部８の中心位置には、円
筒状のカーラー９を内挿一体化した連結孔１０をそれぞ
れ穿設してなる。
し合う角錘台形状の係合突起７，７…と係合凹部８，８
…からなる凹凸嵌合構造がそれぞれ等ピッチで構成して
あり、該各係合突起７と係合凹部８の中心位置には、円
筒状のカーラー９を内挿一体化した連結孔１０をそれぞ
れ穿設してなる。
【００１２】また、符号１１は側壁３の内壁上端部に条
設した内縁であり、該内縁１１により内腔部より開口を
狭小するアンダーカット構造を構成すると共に、該ブロ
ック殻体１の内腔５に発泡スチロール樹脂等の排水性を
有する低比重素材からなる排水浮部材１２を充填し、上
記内縁１１のアンダーカット構造によって一体化してな
る。
設した内縁であり、該内縁１１により内腔部より開口を
狭小するアンダーカット構造を構成すると共に、該ブロ
ック殻体１の内腔５に発泡スチロール樹脂等の排水性を
有する低比重素材からなる排水浮部材１２を充填し、上
記内縁１１のアンダーカット構造によって一体化してな
る。
【００１３】上記ブロック殻体１の上面には、必要によ
って平板状の蓋部材１３を固着するように構成してあ
り、上述のように浮島用の単位構造になる浮ブロック１
を構成してなる。
って平板状の蓋部材１３を固着するように構成してあ
り、上述のように浮島用の単位構造になる浮ブロック１
を構成してなる。
【００１４】上記浮ブロック１は、ボルト・ナット１４
を連結孔１０に挿通し、複数の浮ブロック１，１…を例
えば図４のように連結して浮島の浮部本体を構成するも
ので、そのとき係合突起７と係合凹部８が嵌合する組み
合わせになるように配置する。浮ブロック１，１…の上
面間に例えばＡＢＳ合成樹脂の連続発泡体の板によって
構成した着根性層構造体１４を掛渡して固定して浮島を
完成するようになる。該着根性層構造体１４は、草木の
根が活性着装可能になる層構造を形成するものであれ
ば、例えば、盛り土した構造でも実施可能であり、該着
根性層構造対１４に樹木ａ及び草木ｂを植成してなる。
を連結孔１０に挿通し、複数の浮ブロック１，１…を例
えば図４のように連結して浮島の浮部本体を構成するも
ので、そのとき係合突起７と係合凹部８が嵌合する組み
合わせになるように配置する。浮ブロック１，１…の上
面間に例えばＡＢＳ合成樹脂の連続発泡体の板によって
構成した着根性層構造体１４を掛渡して固定して浮島を
完成するようになる。該着根性層構造体１４は、草木の
根が活性着装可能になる層構造を形成するものであれ
ば、例えば、盛り土した構造でも実施可能であり、該着
根性層構造対１４に樹木ａ及び草木ｂを植成してなる。
【００１５】尚、前記実施例の説明では、浮ブロック１
の単位構成を直方体にしたものを示したが、該浮ブロッ
ク１の形態は、図５に示すように、扇型など別の形態の
ものであっても実施することができると共に、更には、
複数の基本形状の組み合わせであってもよい。また、前
記実施例の説明では角錘台状の係合突起７，７…と係合
凹部８，８…からなる凹凸嵌合構造を示したが、該部構
造は、凹構造と該凹構造に嵌合する凸構造のあらゆる形
態の組み合わせが可能であることはいうまでもない。
の単位構成を直方体にしたものを示したが、該浮ブロッ
ク１の形態は、図５に示すように、扇型など別の形態の
ものであっても実施することができると共に、更には、
複数の基本形状の組み合わせであってもよい。また、前
記実施例の説明では角錘台状の係合突起７，７…と係合
凹部８，８…からなる凹凸嵌合構造を示したが、該部構
造は、凹構造と該凹構造に嵌合する凸構造のあらゆる形
態の組み合わせが可能であることはいうまでもない。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る浮島用浮
ブロックによれば、単位構造の浮ブロックを連結して、
安定した充分な浮力を有する種々形状の浮島を構成する
ことができるため、浮島の上面に植物を植成することが
できるようになり、湖上の景観を改善することができる
と共に、該浮島を構成する浮ブロックの表面に棲息する
微生物によって水中混入物の分解作用が活性化し、ダム
湖の水質浄化を行うことができる等の特徴を有するもの
であり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
ブロックによれば、単位構造の浮ブロックを連結して、
安定した充分な浮力を有する種々形状の浮島を構成する
ことができるため、浮島の上面に植物を植成することが
できるようになり、湖上の景観を改善することができる
と共に、該浮島を構成する浮ブロックの表面に棲息する
微生物によって水中混入物の分解作用が活性化し、ダム
湖の水質浄化を行うことができる等の特徴を有するもの
であり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図１】本発明に係る浮島用浮ブロックの一実施例を示
す一部切欠した斜視図である。
す一部切欠した斜視図である。
【図２】複数の同浮ブロックを連結した浮島の一実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図３】同浮島の連結部を示す拡大した断面図である。
【図４】浮島の使用状態を示す略断面図である。
【図５】浮ブロックの他の実施例を示す平面図である。
１ 浮ブロック ２ 側壁 ３ 底壁 ４ 鉄筋 ５ 内腔 ６ 補強壁 ７ 係合突起 ８ 係合凹部 １０ 連結孔 １１ 内縁 １２ 排水浮部材 １３ 蓋部材 １４ 着根性層構造体 ａ 樹木 ｂ 草木
Claims (4)
- 【請求項１】 コンクリートまたは軽量コンクリートに
よって成形した任意有底容器形状のブロック殻体と、 該ブロック殻体の内腔に充填し、ブロック全体の比重を
小さくする発泡スチロール樹脂等の排水浮部材とからな
り、 一個または複数個の上面または上面間に盛土層或は連続
発泡体の板からなる草木の根が活性着装可能になる着根
性層構造体を掛渡して固定し、該着根性層構造本体に樹
木及び／または草木を植成せしめることを特徴とする浮
島用浮ブロック。 - 【請求項２】 前記ブロック殻体の上面に平板状の蓋部
材を設けたことを特徴とする請求項１記載の浮島用浮ブ
ロック。 - 【請求項３】 前記ブロック殻体の内壁の少なくとも一
部に、開口部方向に狭小するアンダーカット構造を成形
したことを特徴とする請求項１又は２記載の浮島用浮ブ
ロック。 - 【請求項４】 前記ブロック殻体の外壁に、隣設接合す
る他のブロック殻体と嵌合する凹凸嵌合構造を構成した
ことを特徴とする請求項１乃至３の何れかに記載の浮島
用浮ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216587A JPH0858683A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 浮島用浮ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6216587A JPH0858683A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 浮島用浮ブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858683A true JPH0858683A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16690762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6216587A Pending JPH0858683A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 浮島用浮ブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858683A (ja) |
Cited By (16)
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-
1994
- 1994-08-18 JP JP6216587A patent/JPH0858683A/ja active Pending
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