JPH055882Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055882Y2 JPH055882Y2 JP1989115151U JP11515189U JPH055882Y2 JP H055882 Y2 JPH055882 Y2 JP H055882Y2 JP 1989115151 U JP1989115151 U JP 1989115151U JP 11515189 U JP11515189 U JP 11515189U JP H055882 Y2 JPH055882 Y2 JP H055882Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- aquatic plants
- vegetation base
- view
- vegetation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 239000005556 hormone Substances 0.000 description 2
- 229940088597 hormone Drugs 0.000 description 2
- 235000015097 nutrients Nutrition 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011490 mineral wool Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Revetment (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、例えば、河川の法面、河床あるいは
湖沼等に本考案のブロツクを設置して、これに水
生植物を生育させるようにし、水辺の環境を保全
するようにしたことを特徴とした水生植物用植生
ブロツクに関するものである。
湖沼等に本考案のブロツクを設置して、これに水
生植物を生育させるようにし、水辺の環境を保全
するようにしたことを特徴とした水生植物用植生
ブロツクに関するものである。
「従来の技術」
従来の河川の法面、河床あるいは湖沼等に敷設
されているブロツクは普通のコンクリートであつ
て、植物が生えてなくコンクリートが露出してい
る。
されているブロツクは普通のコンクリートであつ
て、植物が生えてなくコンクリートが露出してい
る。
「考案が解決しようとする課題」
前記のような河川の法面、河床あるいは湖沼等
に敷設されているブロツクは、コンクリート面が
露出し、自然環境を阻害し、近年、環境保全が叫
ばれている中で、妥当ではないものとなつてい
る。
に敷設されているブロツクは、コンクリート面が
露出し、自然環境を阻害し、近年、環境保全が叫
ばれている中で、妥当ではないものとなつてい
る。
「課題を解決するための手段」
そこで本考案は前記の欠点を解消するように提
案されたものであつて、その構成は、ポーラスコ
ンクリートによつて主体を構成し、その上面に凹
部を形成し、その内部に、水生植物の球根、種子
等の素子を埋設した植生基盤を設置したものであ
る。これを河川の法面、河床あるいは湖沼等に施
工するが、ブロツク主体がポーラスコンクリート
で形成されていることによつて、内部は無数の連
通した空隙が存在しているので、水生植物の根部
が成長してこれに侵入してしつかりと根を張り、
ブロツクに水生植物を育成することができる。よ
つて本案のものは、護岸の目的を達成すると同時
に、ブロツクの表面を水性植物で覆うことにな
り、自然環境を保全することができる。
案されたものであつて、その構成は、ポーラスコ
ンクリートによつて主体を構成し、その上面に凹
部を形成し、その内部に、水生植物の球根、種子
等の素子を埋設した植生基盤を設置したものであ
る。これを河川の法面、河床あるいは湖沼等に施
工するが、ブロツク主体がポーラスコンクリート
で形成されていることによつて、内部は無数の連
通した空隙が存在しているので、水生植物の根部
が成長してこれに侵入してしつかりと根を張り、
ブロツクに水生植物を育成することができる。よ
つて本案のものは、護岸の目的を達成すると同時
に、ブロツクの表面を水性植物で覆うことにな
り、自然環境を保全することができる。
次にその構造を図面について説明する。１は、
河川の法面、河床あるいは湖沼等に敷設されるブ
ロツクの本体であつて、その形状は、例えば第２
図のように平面略方形状、第７図のように平面工
字状その他適宜な形状に形成されている。そして
ポーラスコンクリートによつて構成され、内部に
は無数の連通した空隙が存在している。２は、主
体１の上面に設けられた凹部である。３は、凹部
２に設置する植生基盤であつて、その基盤は、例
えば、ロツクウールやパルプを高分子吸水剤と共
に混練したものを積層し、その内部に種子、球
根、胞子等の素子５が包含されている。そして植
生基盤３に必要によつて生育促進のためにホルモ
ン剤を吸収させておくこともある。６は、凹部２
の上部に被嵌される蓋板であつて、これもポーラ
スコンクリートで構成され、これには貫通孔７が
１乃至数個設けられている。
河川の法面、河床あるいは湖沼等に敷設されるブ
ロツクの本体であつて、その形状は、例えば第２
図のように平面略方形状、第７図のように平面工
字状その他適宜な形状に形成されている。そして
ポーラスコンクリートによつて構成され、内部に
は無数の連通した空隙が存在している。２は、主
体１の上面に設けられた凹部である。３は、凹部
２に設置する植生基盤であつて、その基盤は、例
えば、ロツクウールやパルプを高分子吸水剤と共
に混練したものを積層し、その内部に種子、球
根、胞子等の素子５が包含されている。そして植
生基盤３に必要によつて生育促進のためにホルモ
ン剤を吸収させておくこともある。６は、凹部２
の上部に被嵌される蓋板であつて、これもポーラ
スコンクリートで構成され、これには貫通孔７が
１乃至数個設けられている。
「作用」
本考案は前記のような構造であるので、河川の
法面、河床あるいは湖沼上に、凹部２の内部に、
水生植物４の素子５を包含した植生基盤３を設け
た本考案のブロツクの多数を、側面を互いに突合
せて並列して施工されるものである。そして河川
の流れが早い場合には植生基盤３の流出を防ぐた
めに蓋板６を被嵌するものである。
法面、河床あるいは湖沼上に、凹部２の内部に、
水生植物４の素子５を包含した植生基盤３を設け
た本考案のブロツクの多数を、側面を互いに突合
せて並列して施工されるものである。そして河川
の流れが早い場合には植生基盤３の流出を防ぐた
めに蓋板６を被嵌するものである。
「考案の効果」
本考案は、植生基盤３に埋設されている水生植
物４の素子５が生育し、その根部が伸びて、主体
１の内部に形成されている多数の連通した空隙に
侵入してブロツクに確りと植生されることゝな
り、流水に流されることがない。よつてブロツク
の表面は植物で覆われることゝなり、延ては、法
面、河床部全体が植物で被覆され、自然環境を保
全するものである。また、主体１は多数の連通し
た空隙が存在しているので、水分を充分蓄えてお
くことができ、渇水状態がしばらく続いても水分
を供給することができるし、植生基盤３には高分
子吸水剤および植物の栄養分ホルモン剤等を内包
させているので水生植物４の生育を助長すること
ができる。また、主体１の表面は凹凸であるので
水中を浮遊している種や胞子が付着し易く、栄養
も吸収しやすく生育が良好である。さらに、植物
が生育することによつて、その周りにプランクト
ン等が繁殖し魚の餌を供給し、また、水生昆虫も
棲息そくするようになる等の効果を奏するもので
ある。
物４の素子５が生育し、その根部が伸びて、主体
１の内部に形成されている多数の連通した空隙に
侵入してブロツクに確りと植生されることゝな
り、流水に流されることがない。よつてブロツク
の表面は植物で覆われることゝなり、延ては、法
面、河床部全体が植物で被覆され、自然環境を保
全するものである。また、主体１は多数の連通し
た空隙が存在しているので、水分を充分蓄えてお
くことができ、渇水状態がしばらく続いても水分
を供給することができるし、植生基盤３には高分
子吸水剤および植物の栄養分ホルモン剤等を内包
させているので水生植物４の生育を助長すること
ができる。また、主体１の表面は凹凸であるので
水中を浮遊している種や胞子が付着し易く、栄養
も吸収しやすく生育が良好である。さらに、植物
が生育することによつて、その周りにプランクト
ン等が繁殖し魚の餌を供給し、また、水生昆虫も
棲息そくするようになる等の効果を奏するもので
ある。
なお、蓋板６を設けることにより、河川の流速
が早くても植生基盤３が流されることがなく安全
である。
が早くても植生基盤３が流されることがなく安全
である。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
その第１図は本考案の斜視図、第２図は主体の斜
視図、第３図は主体に蓋板をした斜視図、第４図
は植生基盤に水生植物を植生した斜視図、第５図
は、第１図の断面図、第６図は、第３図のものに
植生したものの断面図、第７図は、別型の主体の
斜視図、第８図はそれに蓋板をした斜視図、第９
図乃至第１１図は蓋板の斜視図、第１２図は本考
案の施工状態例を示す側面図である。 １……主体、２……凹部、３……植生基盤、４…
…水生植物、５……素子である。
その第１図は本考案の斜視図、第２図は主体の斜
視図、第３図は主体に蓋板をした斜視図、第４図
は植生基盤に水生植物を植生した斜視図、第５図
は、第１図の断面図、第６図は、第３図のものに
植生したものの断面図、第７図は、別型の主体の
斜視図、第８図はそれに蓋板をした斜視図、第９
図乃至第１１図は蓋板の斜視図、第１２図は本考
案の施工状態例を示す側面図である。 １……主体、２……凹部、３……植生基盤、４…
…水生植物、５……素子である。
Claims (1)
- ポーラスコンクリートによつて主体１を構成
し、その上面に凹部２を形成し、その内部に、水
生植物４の球根、種子等の素子５が植えられてい
る植生基盤３を設置したことを特徴とした水生植
物用植生ブロツク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115151U JPH055882Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989115151U JPH055882Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0354162U JPH0354162U (ja) | 1991-05-24 |
| JPH055882Y2 true JPH055882Y2 (ja) | 1993-02-16 |
Family
ID=31663492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989115151U Expired - Lifetime JPH055882Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055882Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020054721A (ko) * | 2000-12-28 | 2002-07-08 | 배흥섭 | 법면 녹화용 식생 블록 |
| KR100449585B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2004-09-18 | 한남수 | 식생호안 블록 및 이를 이용한 시공 공법 |
| JP2008127795A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Shimizu Corp | コンクリート護岸構造 |
| KR100814275B1 (ko) * | 2006-12-19 | 2008-03-17 | 이종하 | 초근(草根)보호구조를 갖는 식생용 호안 블록 |
-
1989
- 1989-09-30 JP JP1989115151U patent/JPH055882Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0354162U (ja) | 1991-05-24 |
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