JPH0858465A - 耐薬品性タンクを備えたタンクローリ - Google Patents
耐薬品性タンクを備えたタンクローリInfo
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- JPH0858465A JPH0858465A JP6199462A JP19946294A JPH0858465A JP H0858465 A JPH0858465 A JP H0858465A JP 6199462 A JP6199462 A JP 6199462A JP 19946294 A JP19946294 A JP 19946294A JP H0858465 A JPH0858465 A JP H0858465A
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Abstract
のタンク3を直列に配設し、タンク3同志の対向端部に
下端がタンク下端と同一レベルの接続筒体7を突設する
とともにその接続筒体7の内面及び先端部外面までタン
ク内面と連続した耐薬品性ライニング10を施し、両接
続筒体7をその先端部外周面に嵌合する耐薬品性の管継
手8にて接続した。 【効果】 複数のタンク3を直列に配設しているので、
各タンク3毎に個別に耐薬品性ライニング10を施して
信頼性と耐久性のある耐薬品性ライニング10を形成す
ることが可能となり、しかも接続筒体7はその下端がタ
ンク3の下端と同一レベルであるので残液を生じること
がない。
Description
の耐薬品性タンクを備えたタンクローリに関する。
ーリにおいては、薬品によってタンクが腐食しないよう
にその内面に耐薬品性ライニングが施されている。ま
た、この種のタンクローリにおいては、通常円筒体の両
端を鏡板で閉鎖した単一のタンクが用いられており、耐
薬品性ライニングの施工はタンクのマンホールから作業
者が内部に入ってライニングシートを接着したり、静電
粉体塗装等によって行っている。
にライニングシートを接着したものでは、タンクとライ
ニングシートの両方に対して高い接着性を確保するのが
困難であり、特にその耐久性に問題があって長期使用す
る間に剥がれる恐れがあり、またシートの継ぎ目の溶接
箇所の耐蝕性にも問題があり、長期にわたって高い耐蝕
性能を確保することができないという問題があった。ま
た、静電粉体塗装においても焼付けの均一性を確保する
のが困難であり、また数mm程度の膜厚を確保するものも
困難であり、やはり耐久性に問題があった。
して、近年タンク内にライニング原料を投入してタンク
を互いに直交する2軸回りに回転させながら焼付ける回
転ライニング法が実現しており、この施工法により長期
にわたって高い耐蝕性能が確保できるようになった。し
かし、この施工法はタンクローリに搭載されるような大
型のタンクについては、特にその長さが長いために適用
できないという問題があった。
配設し、隣合うタンクの底部から接続管を延出して互い
にフランジ接合することによりタンク同志を連通させ、
単一のタンクとして使用することも考えられるが、タン
ク底部又は接続管内に残液が生じてしまうため実用的で
ないという問題がある。
の耐薬品性タンクを残液を生じない状態で接続して単一
のタンクとして使用できるようにした耐薬品性タンクを
備えたタンクローリを提案することを目的とする。
に本発明は、図中の参照符号を付して示すならば、請求
項1にあっては、内面に耐薬品性ライニング10を施し
た複数のタンク3を直列に配設し、タンク3同志の対向
端部に下端がタンク3下端と同一レベルの接続筒体7を
突設するとともにその接続筒体7の内面及び先端部外面
までタンク3内面と連続した耐薬品性ライニング10を
施し、接続筒体7の先端部外周面に嵌合する耐薬品性の
管継手8にて隣接するタンク3の互いに対向する両接続
筒体7を接続した構成を採用するものである。
ニングが、フッ素樹脂焼付ライニング10である請求項
1に記載の構成を採用するものである。
付ライニング10を、タンクを互いに直交する2軸以上
の軸芯回りに回転させながら焼付ける回転ライニング法
にて施した請求項2に記載の構成を採用するものであ
る。
接続筒体7の先端部外周面に嵌合する耐薬品性のシール
材11とこのシール材11を径方向に押圧して保持する
手段12とを備えた請求項1に記載の構成を採用するも
のである。
を直列に配設し、その対向端部に突設した接続筒体7を
接続することにより単一のタンクを形成しているので、
各タンク3毎に個別に耐薬品性ライニング10を施すこ
とができ、適当な施工法により信頼性と耐久性のある耐
薬品性ライニング10を形成することが可能となり、し
かも接続筒体7はその下端がタンク3の下端と同一レベ
ルであるので残液を生じることがない。
で構成して通路断面積を大きくすることにより、任意の
タンク3に高速で液体を投入供給しても各タンク3の液
レベルに大きな差を生じず、他のタンク3は余裕がある
のに液が溢れるというような不都合を確実に防止でき、
かつそうしても蛇腹管を用いて接続する場合と異なって
接続筒体7の強度不足により信頼性を低下を来すことも
ない。
に嵌合する耐薬品性の管継手8で接続しているので、フ
ランジ管継手で接続する場合と異なってタンク3、3間
の隙間が小さい場合でも接合できて無駄なスペースを小
さくできる。
ニング10を用いているのであらゆる薬品に対して高い
耐蝕性能を持たせることができる。
ニング10を回転ライニング法で施工しているので、厚
膜で耐蝕性に優れかつ剥離の恐れのないライニングを施
工でき、長期にわたって高い耐蝕性能が確保できる。
向に押圧して保持する管継手8を用いているので、タン
ク3の寸法公差や熱伸縮や振動による微小変位を吸収す
ることができ、液漏れや接続筒体の損傷を確実に防止で
きる。
備えたタンクローリについて、図1〜図5を参照しなが
ら説明する。
ク車体であり、その荷台フレーム2上に複数のタンク3
(3a、3b、3c)が直列に配置した状態で搭載され
ている。タンク3a、3b、及び3b、3c間は継胴板
4にて適宜一体的に接続されている。また、タンク3
a、3b、3cの下部には下部枠体5が設けられて荷台
フレーム2に結合固定され、タンク3a、3b、3cの
上部には防護枠6が設けられて注入口やマンホールやエ
ア抜き弁等(いずれも図示せず)の周囲を取り囲んでい
る。なお、エア抜き弁は任意のタンク3の1箇所に、マ
ンホールは各タンク3毎に、注入口は1又は複数のタン
ク3に適宜設けられている。
3cの対向端部には、図2に詳細に示すように、下端が
タンク3の下端と同一レベルの接続筒体7が突設され、
その先端部が管継手8にて接合されている。この接続筒
体7は口径が300mm程度の大径のパイプ材にて構成さ
れ、かつその先端から適当距離の位置の外周に環状の突
条7aが突設されている。また、隣合うタンク3(3
a、3b、及び3b、3c)の上端部間が通気管9にて
互いに連通され、各タンク3内が同一気圧状態となるよ
うに構成されている。
としてフッ素樹脂焼付ライニング10が、図3に示すよ
うに、接続筒体7の内面及び先端部外面の突条7a位置
までタンク3内面と連続して施されている。このフッ素
樹脂焼付ライニング10は、タンク3を互いに直交する
2軸回りに回転させながら焼付ける回転ライニング法に
て施されている。この回転ライニング法により、1〜数
mm程度の厚膜でかつ継ぎ目の全く無いフッ素樹脂焼付ラ
イニング10が形成される。
続筒体7の先端部外周面に嵌合する環状のシール材11
と、このシール材11を径方向に押圧して保持する環状
でかつ周方向に2分割された継手枠12にて構成されて
いる。シール材11は耐薬品性のフッ素樹脂等から成
り、かつその両側部から径方向内側に向けてシール舌片
13が突設されて断面形状略C字状に形成されている。
継手枠12はこのシール材11の外周面と両側面に当接
してこれを押圧保持するシール材保持部14を中央部に
有し、その両側に接続筒体7の先端部外周の突条7aに
係合可能な係合部15が一体的に設けられている。継手
枠12は、図5に示すように、周方向に2分割されてボ
ルト12aにて締結するように構成されている。
クを設置する際には、直列に配置されるタンク3a、3
b、3cの互いに対向する接続筒体7、7における一方
の接続筒体7の外周に予めシール材11を嵌合させてお
き、各タンク3a、3b、3cを所定の位置関係に位置
決めして継胴板4にて一体結合するとともにその上部に
防護枠6を固着して強固に一体接合する。次に、図4
(a)に示すように、シール材11を互いに対向する接
続筒体7の先端部外周に跨がって配置した後、図4
(b)に示すように、シール材11の外周に2分割した
継手枠12を配置し、ボルト12aにて締結する。する
と、継手枠12のシール材保持部14にてシール材11
が径方向内側に押圧されることによりシール舌片13が
接続筒体7の先端部外周面に圧接されて完全なシールが
成され、また突条7aと係合部15が係合して管継手8
の移動が防止され、接合状態が確実に保持される。ま
た、各タンク3a、3b、3cの上端部を通気管9にて
接続する。かくして、各タンク3a、3b、3cが一体
的に結合されるとともに接続筒体7と通気管9を介して
互いに連通されて単一のタンクのタンクとして機能す
る。その後、このタンクをトラック車体1の荷台フレー
ム2上に下部枠体5を介して固着し、その他の付帯装置
を設置することによりタンクの設置が完了する。
することにより単一のタンクを形成しているので、各タ
ンク3毎にフッ素樹脂焼付ライニング10を施すことが
できる。そのため、タンク3内にライニング原料を投入
してこのタンク3を互いに直交する2軸回りに回転させ
ながら焼付けを行う回転ライニング法を適用することが
でき、厚膜で耐蝕性に優れかつ剥離の恐れのないライニ
ングを施工でき、従って信頼性と耐久性のある耐薬品性
ライニングを形成することができ、長期にわたって高い
耐蝕性能が確保できる。また、耐薬品性ライニングとし
て、フッ素樹脂焼付ライニングを用いているのであらゆ
る薬品に対して高い耐蝕性能を持たせることができる。
下端と同一レベルであるので残液を生じることがない。
また、接続筒体7として口径300mm程度の大径で厚肉
のパイプ材を用いているので、タンク3を連通する通路
断面積を大きくでき、任意のタンク3に高速で液体を投
入供給しても各タンク3の液レベルに大きな差を生じ
ず、他のタンク3は余裕があるのに液が溢れるというよ
うな不都合を確実に防止でき、かつ蛇腹管を用いた場合
のように接続筒体7の強度不足により信頼性を低下を来
すこともない。
に嵌合する耐薬品性の管継手8で接続しているので、フ
ランジ管継手とは異なってタンク3、3間の隙間が小さ
い場合でも接合できて無駄なスペースを小さくできる。
さらに、管継手8としてシール材11を径方向に押圧し
て保持する管継手を用いているので、タンク8の寸法公
差や熱伸縮や振動による微小変位を吸収することがで
き、液漏れや接続筒体の損傷を確実に防止できる。
て回転ライニング法によるフッ素樹脂焼付ライニングを
用いたが、他の耐薬品性ライニング材を用いることもで
き、またフッ素樹脂ライニングを用いる場合でもフッ素
樹脂シートを接着したり、フッ素樹脂粉末の静電焼付塗
装によってライニングを施してよく、その場合でも小型
のタンク3に施工すればよいので均一で信頼性の高い施
工がし易くなる。
クを直列に配設し、その対向端部に突設した接続筒体を
接続して単一のタンクを形成しているので、各タンク毎
に個別に耐薬品性ライニングを施すことができ、適当な
施工法により信頼性と耐久性のある耐薬品性ライニング
を形成することが可能となり、しかも接続筒体はその下
端がタンクの下端と同一レベルであるので残液を生じる
ことがない。また、接続筒体を大径で厚肉とすることに
より通路断面積を大きくできるので任意のタンクに高速
で液体を投入供給しても各タンクの液レベルに大きな差
を生じず、他のタンクは余裕があるのに液が溢れるとい
うような不都合を確実に防止でき、かつ接続筒体の強度
不足により信頼性を低下を来すこともない。また、接続
筒体同志をその先端部外周面に嵌合する耐薬品性の管継
手で接続しているので、フランジ管継手を用いる場合に
比してタンク間の隙間が小さくても接合できて無駄なス
ペースを小さくできる。
ングを用いているのであらゆる薬品に対して高い耐蝕性
能を持たせることができる。
ングを回転ライニング法で施工しているので、厚膜で耐
蝕性に優れかつ剥離の恐れのないライニングを施工で
き、長期にわたって高い耐蝕性能が確保できる。
圧して保持する管継手を用いているので、タンクの寸法
公差や熱伸縮や振動による微小変位を吸収することがで
き、液漏れや接続筒体の損傷を確実に防止できる。
ンクローリの全体概略構成を示す側面図である。
る。
る。
る。
(a)は正面図、(b)は側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内面に耐薬品性ライニングを施した複数
のタンクを直列に配設し、タンク同志の対向端部に下端
がタンク下端と同一レベルの接続筒体を突設するととも
にその接続筒体の内面及び先端部外面までタンク内面と
連続した耐薬品性ライニングを施し、接続筒体の先端部
外周面に嵌合する耐薬品性の管継手にて隣接するタンク
の互いに対向する両接続筒体を接続したことを特徴とす
る耐薬品性タンクを備えたタンクローリ。 - 【請求項2】 耐薬品性ライニングが、フッ素樹脂焼付
ライニングであることを特徴とする請求項1記載の耐薬
品性タンクを備えたタンクローリ。 - 【請求項3】 フッ素樹脂焼付ライニングを、タンクを
互いに直交する2軸回りに回転させながら焼付ける回転
ライニング法にて施したことを特徴とする請求項2記載
の耐薬品性タンクを備えたタンクローリ。 - 【請求項4】 管継手は、接続筒体の先端部外周面に嵌
合する耐薬品性のシール材とこのシール材を径方向に押
圧して保持する手段とを備えたことを特徴とする請求項
1記載の耐薬品性タンクを備えたタンクローリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199462A JP3030214B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 耐薬品性タンクを備えたタンクローリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199462A JP3030214B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 耐薬品性タンクを備えたタンクローリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858465A true JPH0858465A (ja) | 1996-03-05 |
JP3030214B2 JP3030214B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=16408210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6199462A Expired - Lifetime JP3030214B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 耐薬品性タンクを備えたタンクローリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030214B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016037305A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社青木製作所 | タンクロ−リ用タンクの製造方法 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP6199462A patent/JP3030214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016037305A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社青木製作所 | タンクロ−リ用タンクの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3030214B2 (ja) | 2000-04-10 |
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