JPH0338404Y2 - - Google Patents

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JPH0338404Y2
JPH0338404Y2 JP1985187284U JP18728485U JPH0338404Y2 JP H0338404 Y2 JPH0338404 Y2 JP H0338404Y2 JP 1985187284 U JP1985187284 U JP 1985187284U JP 18728485 U JP18728485 U JP 18728485U JP H0338404 Y2 JPH0338404 Y2 JP H0338404Y2
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cylindrical body
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cylinder
flow
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JP1985187284U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、気体、或いは、液体等の流体が流
過する流路の接合部に該流体の漏洩を防止する為
の筒体が介装されている流路の接合体の構造の技
術の分野に属する。
而して、この考案は高圧流体等が流過する流路
の接合部分の内壁に2つの流路に亙る環状の凹部
が形成され、該凹部に流路相互をシールするため
の筒体が密着状態で嵌着されている流路の接合体
構造に関する考案であり、特に、流路の内壁に嵌
着される筒体が弾性金属等のばね材からビヤ樽式
のバレル状に形成され、更に、流路の接合部内壁
の凹部が流路に沿つて縦断面湾曲状に該筒体の外
側面に対応して形成されて筒体の外周面に対して
密着当接自在にされると共にその両端部には筒体
に対する掛止部を形成されている流路の接合体構
造に係る考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、自動車のエンジン等には、気体、
或いは、液体等の流体圧送機構が数多く採用され
ており、該種流体の圧送機構においては流路を構
成する部材相互のシール性が従来より1つの課題
とされている。
而して、一般に、該種流体の圧送機構では、流
路を構成する部材間に金属、アスベスト、或い
は、ゴム等によつて形成された平板状のガスケツ
トが介装されて各部材間の密着性、シール性が保
持されるようにされている。
ところが、このような平板状に形成されただけ
のガスケツトをエンジン等の振動や高熱を発生す
る部位の近傍に用いた場合には、その振動や熱膨
脹等によつて接合される部材間に経時的に相対的
な変位が発生し、それによりガスケツトと流路を
構成する部材との当接面圧にばらつきが生じて部
材相互の密着状態が保ち得なくなることがあつ
た。
そこで、現在では、実開昭57−176652号公報に
開示されている考案のように、流路の接合部内壁
に、接合される両流路に亙る凹部が形成され、該
凹部に円筒状のカラーが密着状態で介装されるよ
うにし、エンジン等の振動や高熱を発生する部位
の近傍に用いられて流路を構成する部材に歪が生
じて両部材間に間隙が形成された場合でも、流路
内に於て各流路とカラーとの密着状態が保たれる
ようにすることによつて流体の漏洩が防止される
ようにした態様も案出されてはいる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記実開昭57−176652号公報に
開示されている考案の態様は接合される両流路の
内壁に設けられた凹部の内周面とカラーの外周面
とを密着させる為に該凹部とカラーを形成するに
際して極めて高い精度が要求され、流路内壁の凹
部とカラーの加工や組付が難しいという難点があ
つた。
又、流路を構成する部材とカラーとが熱膨脹率
の異なる材質より形成された場合には、エンジン
等の高熱を発生する部位の近傍に用いられると、
その熱の伝達に伴つて流路の内側の凹部とカラー
との間に間隙を生じて流路内を流過する流体が漏
洩する虞れがある不具合があつた。
更に、流路内に介装されるカラーは復元力を有
さないため、流路を構成する部材相互に熱伝達に
伴う歪や振動による剪断方向の変位が生じた場合
にはカラー自身に塑性変形を生じ、経時的使用に
際して流路間のシール性が低下するという欠点も
あつた。
そして、又、例えば、実開昭57−16077号公報
考案に示されるような管流路にシーリングパイプ
を嵌送した技術もあるが、該種技術では管路側の
受け穴がストレート状であり、他方シーリングパ
イプ側はふくらみ部があつて両者の当接部は、し
たがつて、リング状の線状になり、その限り、シ
ール効果が薄いというマイナス点がある。
又、膨脹収縮が該ふくらみ部のみで行われるた
めに応力が集中し易く、疲労し易いというデメリ
ツトがある。
この考案の目的は上述従来技術に基づく流路の
接合体構造の問題点を解決すべき技術的課題と
し、加工や装置の容易な構造にすると共に熱や振
動が付与された場合でも確実にそのシール性を維
持出来るようにして各種産業における流体送給技
術利用分野に益する優れた流路の接合体構造を提
供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述課題を解決す
るために、互いに接合される流路の接合部内壁に
両方の流路に亙る環状の凹部が形成され、該凹部
に筒体が嵌着されている流路の接合体構造であつ
て、上記筒体がばね材によりバレル状に形成さ
れ、一方上記凹部が流路に沿つて該筒体の外側面
に対応して密着する湾曲状に形成されると共に両
端部に筒体端部に対する掛止部を形成されている
流路の接合体構造としたものである。
〈作用〉 而して、互いに接合される流路の接合部の内壁
に流路に沿つて湾曲する凹部が形成されてその両
端部の掛止部を介してばね材によつてバレル状に
形成された筒体が装着されるようにし、通常は筒
体がその弾性力を介して流路内側の凹部とその両
端部の掛止部とに広面積で押圧密着され、振動や
熱膨脹によつて流路構成部材相互に変位をきたし
た場合には、筒体が自身の弾性力とその弾性変形
によつて少なくとも流路内側凹部の両端の係止部
に押圧密着されてシールされるようにした技術的
手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
1はこの考案の要旨の中心を成す流路の接合体
であり、当該実施例に於いて該接合体1は流路2
を形成する部材としてのエンジンのシリンダヘツ
ド3とエキゾーストマニホルド4とが図示しない
ボルトによつて圧締されて接合される部位に設け
られる態様である。
而して、シリンダヘツド3とエキゾーストマニ
ホルド4との接合部の流路2を形成する内壁に
は、シリンダヘツド3からエキゾーストマニホル
ド4に連続する凹部5が流路2の内周に亙り環状
に形成され、該凹部5はその両端部に流路2の内
壁面より該流路2方向に沿つて延出する掛止部と
しての環状凸部6,6が設けられると共にその流
路2方向の縦断面形状が滑らかな湾曲状となるよ
うに形成されている。
又、7はばね材より形成された所定薄肉の筒体
(素材状態)であつて流路2にセツトされた状態
では該流路2方向の縦断面がビヤ樽式のバレル状
に形成されるように、それ自身のばね弾性によつ
て長手方向に伸縮自在にされている。
尚、該筒体7は外力が印加されない姿勢では、
その外周部の湾曲状態がシリンダヘツド3とエキ
ゾーストマニホルド4の凹部5の湾曲状態に比し
緩かになるように設定され、又、その長さはシリ
ンダヘツド3とエキゾーストマニホルド4がボル
トによつて圧締され完全に接合された状態の凹部
5の長さに等しくなつて密着するように設定され
ている。
上述構成において、シリンダヘツド3とエキゾ
ーストマニホルド4とが接合される場合、互いに
その流路2を形成させ、筒体7を凹部5の両端の
凸部6,6に掛止する状態で該凹部5に嵌着セツ
トさせる。
そして、図示しないボルトによつてシリンダヘ
ツド3とエキゾーストマニホルド4が漸次圧締さ
れて一体化されると、第2図に示す様に、該シリ
ンダヘツド3、及び、エキゾーストマニホルド4
の凸部6,6を介して筒体7がその弾性で短縮
し、それと同時に筒体7の外周部が膨出してシリ
ンダヘツド3、及び、エキゾーストマニホルド4
の凹部5の湾曲面に全体的に亙つて押圧密着され
る。
又、エンジンの振動や熱膨脹によつてシリンダ
ヘツド3とエキゾーストマニホルド4の接合部に
歪を生じて流路2方向の間隙が形成された場合に
は、第1図に示す様に、筒体7の弾性を介しての
所定形状の復元によつて凹部5の両端部と筒体7
の両端部とが押圧状態にされ、それによつてシー
ル状態が確実に維持される。
更に又、第3図に示す様に、シリンダヘツド3
とエキゾーストマニホルド4が剪断方向の相対変
位を生じた場合には、ばね材から成る筒体7がそ
の変位に適宜に柔軟に対応して変形すると同時に
それ自身の弾性力によつてその両端部と凹部5の
両端部とが押圧され、密着状態を維持し、その結
果、シリンダヘツド3とエキゾーストマニホルド
4の接合部のシール状態が確実に維持される。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、筒体7に樹
脂コーテイングを施しエンジンの吸気系各部に適
用するようにする等他の種々の態様が採用可能で
ある。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に、接合体の
加工や筒体の装着を容易に行うことが出来るう
え、その耐久性、及び、信頼性をより向上させる
ことが出来るという優れた効果が奏される。
即ち、流路の接合部に介装される筒体をばね材
より形成し、その弾性力を利用して接合部間の凹
部に装着されるようにしたことにより、加工や装
着を容易にすることが出来、更に、接合部の凹部
に介装される筒体は塑性変形を生じないため、そ
の耐久性が優れる効果がある。
又、互いに接合され、流路を形成する部材の接
合部の内壁に該流路に沿つて湾曲する凹部が形成
され、該凹部にその両端部の掛止部を介してばね
材でバレル状に形成された筒体が装着されるよう
にしたことにより、通常時には筒体がその弾性力
を介して流路内側の凹部の内面に対し面的に密着
され、又、凹部の両端部の掛止部とに押圧密着さ
れ、振動や熱膨脹によつて流路形成部材相互に相
対変位をきたした場合には、筒体の弾性力とその
弾性変形によつて少なくとも、流路内側の凹部の
両端の掛止部に押圧密着され、したがつて、常時
流路を確実にシールすることが出来るという効果
がある。
上述の如く、この考案にあつては筒体と流路の
凹部との接触、密着面積を多くして、振動や熱膨
脹によつて流路に変位が生じても筒体の弾性変形
により常に凹部に対し押圧密着してシーレ性を確
保する効果があり、流路が剪断方向に変位して
も、筒体はズレることなくその流路の変位に対応
してシール面を保持しガス洩れを防止する効果が
あり、又、隙間なく凹部に筒体が密着しているた
め、排気ガス等による帯熱を流路材へ熱伝導し放
熱して筒体は高熱にならず、耐熱性を長期に保持
出来、ばね性の劣化もなく、長期にシール性を確
保可能とする優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例を示すものであり、
第1図は流路方向変位時の断面図、第2図は完全
接合時の断面図、第3図は剪断方向変位時の断面
図である。 2……流路、5……凹部、7……筒体、1……
流路の接合体、6……掛止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに接合される流路の接合部内壁に両方の流
    路に亙る環状の凹部が形成され該凹部に筒体が嵌
    着されている流路の接合体構造において、上記筒
    体がばね材によりバレル状に形成され、一方上記
    凹部が流路に沿つて該筒体の外側面に対応して密
    着する湾曲状に形成されると共に両端部に筒体端
    部に対する掛止部を形成されていることを特徴と
    する流路の接合体構造。
JP1985187284U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0338404Y2 (ja)

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JP1985187284U JPH0338404Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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JPS6295119U JPS6295119U (ja) 1987-06-17
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JPS5716077B2 (ja) * 1978-11-14 1982-04-02

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JPS5716077B2 (ja) * 1978-11-14 1982-04-02

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