JPH08581Y2 - 加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒型気化部 - Google Patents

加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒型気化部

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JPH08581Y2
JPH08581Y2 JP1991076910U JP7691091U JPH08581Y2 JP H08581 Y2 JPH08581 Y2 JP H08581Y2 JP 1991076910 U JP1991076910 U JP 1991076910U JP 7691091 U JP7691091 U JP 7691091U JP H08581 Y2 JPH08581 Y2 JP H08581Y2
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JP
Japan
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pipe
outer diameter
oil feed
fuel
kerosene burner
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JP1991076910U
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JPH0525117U (ja
Inventor
逸雄 韮澤
Original Assignee
株式会社ニラサワ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加圧式灯油バーナーに
おける偏心円筒型気化部の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来雑草焼却灯油バーナーとして、実開
平2−28922号公報及び同2−29280号公報並
びにハンデイタイプの雑草焼却バーナーとして実開平2
−7420号公報のものが開示されていた。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】従来開示の実開平2
−28922号公報のものは、燃料気化器9が二重構造
であるが、偏心状態でない。さらに従来開示の実開平2
−29280号公報のものは、前記開示の実開平2−2
8922号公報のものと同様に燃料気化器5が二重構造
であるが、偏心していない。また従来開示の実開平2−
7420号公報のも のも、燃料気化器8が二重構造であ
るが、偏心するものでない。
【0004】しかるに、本考案は、気化部内を通過する
火炎が、気化部の内側面を加熱し、気化部内に加圧され
て送り込まれている燃料の中、内外側両径管の間隙部が
狭い部分に充填されている加圧燃料が、間隙部が広い部
分の油だまりといわれる充填中の加圧燃料よりも、温度
を常時高くせしめて、早く気化を始め、気化された燃料
が送油管よりノズルへと送油されると共に、油だまりと
称される間隙部が広い部分の加圧燃料を気化せしめない
ようにする等、多数のすぐれた利点を併有するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、加圧式灯油バ
ーナーにおける円筒型気化部において、断面が円形状
で、且所定の長さを有する外側径管に対し、前記の外側
径管よりも若干直径だけが小さい内側径管を、内側径管
の上方部と外側径管の上方部との間隔を最も狭くなるよ
うに偏心させた状態で嵌挿し、偏心させた内外側両径管
の前方開口端縁部を密閉すると共に、偏心して幅の広い
後方開口端縁部に送油管を、送油管と対向する前記の内
外側両径管の後方端縁部に噴射ノズルを取着せしめた送
油管を夫々接着し、前記の両送油管を除く後方端縁部を
密閉せしめたことを特徴とする加圧式灯油バーナーにお
ける偏心円筒型気化部である。
【0006】
【作用】本考案の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0007】タンク内に貯溜されている燃料の灯油は、
加圧されると間隙部が広い方の後方開口端縁部に接着し
た送油管を介して円筒型気化部内に送り込まれる。そし
て通常の手段によって着火させ、噴射ノズルの噴射口よ
り火炎となって噴射され、その火炎が円筒型気化部内を
通過し、さらにカバー部の開口端部より噴射される。
【0008】上述のように、気化部内を通過する火炎
が、気化部の内側面を加熱し、気化部内の加圧されて送
り込まれている燃料の中、内外側両径管の間隙部が狭い
部分に充填されている加圧燃料が、間隙部が広い部分の
油だまりといわれる充填中の加圧燃料よりも、温度が常
時高くなっているので、早く気化を始め、気化された燃
料が送油管よりノズルへと送油される。本考案の気化部
は、油だまりと称される間隙部が広い部分の加圧燃料は
気化しないことが要旨となっている。
【0009】以上のように、気化部内に充填されている
加圧燃料が、従来の螺旋状コイル内に充填されている場
合と著しく異って、一度に充填されている全部の燃料が
気化しないものである。
【0010】さらに、間隙部が狭い気化部内に充填され
ている加圧燃料が気化中において、油だまりとなってい
る、広い方の間隙部内に移動しようとしても、両径管内
に内蔵されている網部によって逆流が阻止される。
【0011】また、充填されている燃料が気化を始める
と、油だまりに充填されている、気化していない、いわ
ゆる低温度の加圧燃料によって常時冷やされ、気化部内
の燃料は温度差を生じている。
【0012】そのため、噴射ノズルが付されていない送
油管には、気化した高温の燃料が逆流するようなことが
ない。従って燃料タンクが加圧されて作業に支障をきた
すようなことが全くないので、長時間草木、根等の焼き
作業が安全にできる。
【0013】
【実施例】本考案の実施例を説明すると以下のとおりで
ある。
【0014】aは加圧式灯油バーナーを構成する円筒型
気化部であり、以下の構成からなっている。断面が円形
状で、且所定の長さを有する外側径管1内に対し、外側
径管1よりも直径が若干小さい内側径管2を偏心させた
状態となし、偏心させた内外側両径管1、2の間隙部3
内には網部4を介在させると共に、前記両径管1、2の
前方開口端縁部を熔接等を施して密閉する。他方の後方
開口端縁部に、送油管5を、前記の送油管5と対向する
内外側両径管1、2に噴射ノズル6を取着せしめた送油
管7を夫々接着し、前記の両送油管5、7を除く前記気
化部aの後方端縁部を密閉せしめる。8は噴射口、9は
両送油管5、7を固定する固定部である。なお送油管5
の端部に逆止弁(図示していない)を装着してもよい。
以上が本考案の要旨の気化部aの構成である。なお上述
した網部4の資材や網目の大きさについては限定しな
い。
【0015】10は一方の送油管5と接続する加圧式灯
油バーナーbを構成している燃料タンク、11は加圧式
ポンプ、12は前記タンク10に装着した圧力計、13
は余熱皿14を取着し、複数の窓部15を形成したカバ
ー部、16は噴射レバー、17は前記レバー16の支軸
部、18はレバー16の端部に装着した燃料バルブ、1
9はバルブ開閉ダイヤル、20はベルトである。
【0016】
【効果】本考案は、以下に示す効果を奏する。
【0017】本考案は、内外側両径管偏心した円筒型
気化部として、間隙部が狭い個所の気化部に充填されて
いる加圧燃料だけを気化させ、他方間隙部が広い部分の
油だまりとなっている加圧燃料の方は気化しないように
したので、気化した燃料の一部が、気化していない、い
わゆる温度の低い加圧燃料によって冷やされてしまい逆
流するようなことがなく、従って筒部が熱くなり作業に
支障をきたすようなことがない利点を有している。
【0018】さらに本考案は、網部が内蔵されているの
で、気化燃料の逆流を阻止する機能を有している。
【0019】また本考案は、火炎の噴射において、息づ
き現象がみられないので、常時高温の火炎を噴射せし
め、従って草焼、芝焼等の焼却作業や、土壌等の殺虫、
殺菌作業等が、短時間で処理することができる等、多数
のすぐれた利点を併有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒
型気化部の一部切欠正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同A〜A線の縦断面図である。
【図4】同加圧式灯油バーナーの一部切欠正面図であ
る。
【図5】灯油バーナーの斜面図である。
【図6】灯油バーナーの正面図である。
【図7】灯油バーナーの平面図である。
【符号の説明】
a・・・円筒型気化部 1・・・外側径管 2・・
・内側径管 3・・・間隙部 4・・・網部 5、7・・・送油
管 6・・・噴射ノズル 8・・・噴射口 9・・・固
定部 10・・・燃料タンク b・・・加圧式灯油バーナー 11・・・加圧式ポンプ 12・・・圧力計 13
・・・カバー部 14・・・余熱皿 15・・・窓部 16・・・噴
射レバー 17・・・支軸部 18・・・燃料バルブ 19・
・・バルブ開閉ダイヤル 20・・・ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧式灯油バーナーにおける円筒型気化部
    において、断面が円形状で、且所定の長さを有する外側
    径管に対し、前記の外側径管よりも若干直径だけが小さ
    い内側径管を、内側径管の上方部と外側径管の上方部と
    の間隔を最も狭くなるように偏心させた状態で嵌挿し、
    偏心させた内外側両径管の前方開口端縁部を密閉すると
    共に、偏心して幅の広い後方開口端縁部に送油管を、送
    油管と対向する前記の内外側両径管の後方端縁部に噴射
    ノズルを取着せしめた送油管を夫々接着し、前記の両送
    油管を除く後方端縁部を密閉せしめたことを特徴とする
    加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒型気化部。
JP1991076910U 1991-08-29 1991-08-29 加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒型気化部 Expired - Lifetime JPH08581Y2 (ja)

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JP1991076910U JPH08581Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 加圧式灯油バーナーにおける偏心円筒型気化部

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JPH0525117U JPH0525117U (ja) 1993-04-02
JPH08581Y2 true JPH08581Y2 (ja) 1996-01-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH027420U (ja) * 1988-06-17 1990-01-18
JPH0228922U (ja) * 1988-08-12 1990-02-23
JPH0229280U (ja) * 1988-08-17 1990-02-26

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JPH0525117U (ja) 1993-04-02

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