JPH058236U - 気化式燃焼装置 - Google Patents
気化式燃焼装置Info
- Publication number
- JPH058236U JPH058236U JP5385091U JP5385091U JPH058236U JP H058236 U JPH058236 U JP H058236U JP 5385091 U JP5385091 U JP 5385091U JP 5385091 U JP5385091 U JP 5385091U JP H058236 U JPH058236 U JP H058236U
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- JP
- Japan
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- vaporization
- porous member
- cavity
- foreign matter
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- Pending
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- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異物が気化器の多孔性部材中に広範囲に分布
して付着するようにして、長期間に亘って良好な気化機
能が得られるようにした気化式燃焼装置を提供する。 【構成】 液体燃料に対して浸透性の多孔性部材15が
気化通路内に装着され且つ加熱手段10を有してなる気
化器14で液体燃料を気化して、バ−ナ5に給送して燃
焼させる気化式燃焼装置において、多孔性部材中に気化
通路の上流側から下流側に亘って空洞16を設け、該空
洞の上流端を封止した。 【効果】 多孔性部材の端面から少し入り込んだ気化領
域に異物が付着して目づまりが生ずると、燃料が該領域
を避けて空洞に入って下流側に進み、先に異物が付着し
た領域の下流の領域に浸透して同様に異物が付着する。
このようにして全領域に亘って目づまりするまで、多孔
性部材の気化機能が良好に保たれる。
して付着するようにして、長期間に亘って良好な気化機
能が得られるようにした気化式燃焼装置を提供する。 【構成】 液体燃料に対して浸透性の多孔性部材15が
気化通路内に装着され且つ加熱手段10を有してなる気
化器14で液体燃料を気化して、バ−ナ5に給送して燃
焼させる気化式燃焼装置において、多孔性部材中に気化
通路の上流側から下流側に亘って空洞16を設け、該空
洞の上流端を封止した。 【効果】 多孔性部材の端面から少し入り込んだ気化領
域に異物が付着して目づまりが生ずると、燃料が該領域
を避けて空洞に入って下流側に進み、先に異物が付着し
た領域の下流の領域に浸透して同様に異物が付着する。
このようにして全領域に亘って目づまりするまで、多孔
性部材の気化機能が良好に保たれる。
Description
【0001】
本考案は気化式燃焼装置に関し、特にその燃料の供給に関するものである。
【0002】
この種の気化式燃焼装置として図2に示すものがある。
【0003】 同図において、1は液体燃料を貯留している燃料貯留部、2は液体燃料を気化 する気化器、3は燃料貯留部1から気化器2に燃料を供給する燃料供給ポンプ、 4はその燃料供給管、5は気化された燃料を燃焼させるバ−ナである。6は焼結 金属よりなる多孔性部材で、液体燃料に対して浸透性を有し、気化通路をなした 気化器本体7内に装着されている。気化器本体7の上流側には気化器蓋8を用い て燃料供給管4が接続され、下流側にはノズル9を備え、気化器2はヒータ10 を用いて液体燃料を気化してノズル9からバ−ナ5に気化燃料を供給する。該多 孔性部材6は液体燃料との接触面積を大にして、気化を促進させ且つ安定させて いる。11は気化器2の温度を検出するサ−ミスタである。12は戻しポンプ、 13は戻し管で、消火時において戻しポンプ12を作動させて気化器2中に残留 したガスを燃料貯留部1に回収するようにしている。
【0004】
しかしながら上記の気化器においては、液体燃料は多孔性部材中をほぼ一様に 上流側から下流側に向けて移動するので、その上流側の端面から少し入り込んだ 気化領域で発生したタ−ルなどの異物が該領域に集中して付着して目づまりを起 こし、短期間で燃料供給機能が低下してしまうという問題点があった。
【0005】 本考案の目的は、タ−ルなどの異物が多孔性部材中に広範囲に分布して付着す るようにして、長期間に亘って良好な気化機能が得られるようにした気化式燃焼 装置を提供することにある。
【0006】
本考案は前記問題点を解決するために、液体燃料に対して浸透性を有した多孔 性部材が気化通路内に装着されていて加熱手段により気化する気化器に液体燃料 を給送し気化器にて気化された燃料をバ−ナに給送して燃焼させる気化式燃焼装 置において、前記気化器は、前記多孔性部材中に気化通路の上流側から下流側に 亘って空洞を設け、該空洞の上流端が封止されてなる構成とした。
【0007】
本考案によれば、液体燃料は、多孔性部材の上流側の端面から該多孔性部材中 に浸透し、気化されながら下流側に移動して、ノズルからバ−ナに給送される。 該端面から少し入り込んだ気化領域で発生したにタ−ルなどの異物が該領域に付 着して目づまりが生ずると、該領域を通過する燃料の浸透量が少なくなり、その 分、端面から浸透した燃料は、該領域の上流側において、気化する前の状態で空 洞に向かって移動する。そして、該空洞の壁を伝わって該壁から浸透させながら 下流側に進む。この時先の異物が付着した領域に対してはあまり浸透せず、その 直ぐ下流の領域に集中して浸透する。その結果、同様に目づまりが生ずると、上 記の動作が順次下流側に進行する。
【0008】
図1は本考案の一実施例を示す気化式燃焼装置の概略図である。
【0009】 同図において、図2と同等の部分には同一の符号を付して示し、以下に異なる 部分について説明する。
【0010】 14は気化器、15は焼結金属よりなる円柱状の多孔性部材で、該多孔性部材 15は、図2の多孔性部材6と同様に、液体燃料に対して浸透性を有し、気化器 本体7内に装着されている。該多孔性部材15は、気化通路の上流側から下流側 に亘って軸心部を貫通した空洞16を設け、その上端部が所要の高さを有した栓 17によって燃料の流入を不能に封止されている。
【0011】 次に、以上の構成による気化式燃焼装置の燃焼時における気化動作を説明する 。 この場合の多孔性部材15は未使用のものとする。ヒ−タ10により多孔性 部材15が加熱されていて、燃料供給ポンプ3により液体燃料が気化器2に供給 されると、液体燃料は多孔性部材15の上流側の端面から浸透して、下流側に進 むにつれて気化が進行する。そして該端面から少し入り込んだ気化領域で発生し たタ−ルなどの異物が集中して付着する。その結果、該領域に目づまりが生ずる と、該領域を通過する燃料の浸透量が少なくなり、その分、端面から浸透した燃 料は、該領域の上流側において、気化する前の状態で空洞に向かって移動する。 そして該空洞の壁を伝わって該壁から多孔性部材15中に浸透させながら下流側 に進む。この時先の異物が付着した領域に対してはあまり浸透せず、その直ぐ下 流の領域に集中して浸透する。その結果、同様に目づまりが生ずると、上記の動 作が順次下流側に進行する。このようにして全領域に亘って目づまりするまで、 多孔性部材15は気化のための機能が保たれる。なお全領域に目づまりが生じた 時は、多孔性部材15は新品と交換される。
【0012】 なお本実施例においては多孔性部材15は貫通した空洞16を有し、栓17に よってその上流側を封止したが、栓17に代えて共通の材料で形成してもよい。 また多孔性部材15は焼結部材を用いたが、多孔性の発泡性部材等を用いてもよ い。
【0013】
以上説明したように本考案によれば、気化器の多孔性部材中に気化通路の上流 側から下流側に亘って空洞を設けて該空洞の上流端を封止した構成としたので、 燃料が低温である空洞内に直接流入し、未蒸発のままノズルに到達することなく 、且つ多孔性部材の端面から少し入り込んだ気化領域に異物が付着して目づまり が生ずると、燃料が気化する前の状態で該領域を避けて空洞に入り込み、該空洞 の壁を伝わって下流側に進み、順次、先の異物が付着した領域の直ぐ下流の領域 に集中して浸透する。その結果、同様に目づまりが生ずると、上記の動作が順次 下流側に進行する。このようにして全領域に亘って目づまりするまで、多孔性部 材は気化のための機能が保たれる。
【図1】本考案の一実施例を示す気化式燃焼装置の概略
図
図
【図2】従来の気化式燃焼装置の概略図
1…燃料貯留部、3…燃料供給ポンプ、4…燃料供給
管、5…バ−ナ、7…気化器本体、9…ノズル、10…
ヒ−タ、14…気化器、15…多孔性部材、16…空
洞、17…栓。
管、5…バ−ナ、7…気化器本体、9…ノズル、10…
ヒ−タ、14…気化器、15…多孔性部材、16…空
洞、17…栓。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 液体燃料に対して浸透性を有した多孔性
部材が気化通路内に装着されていて加熱手段により気化
する気化器に液体燃料を給送し気化器にて気化された燃
料をバ−ナに給送して燃焼させる気化式燃焼装置におい
て、 前記気化器は、前記多孔性部材中に気化通路の上流側か
ら下流側に亘って空洞を設け、該空洞の上流端が封止さ
れてなる、 ことを特徴とする気化式燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5385091U JPH058236U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 気化式燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5385091U JPH058236U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 気化式燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058236U true JPH058236U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12954247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5385091U Pending JPH058236U (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 気化式燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058236U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS534941A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-18 | Honda Motor Co Ltd | Front wheel buffer for motor cycle |
JPS57121907A (en) * | 1980-12-09 | 1982-07-29 | Kei Maruhorando Roorensu | Impact absorbing wheel suspension system |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP5385091U patent/JPH058236U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS534941A (en) * | 1976-07-02 | 1978-01-18 | Honda Motor Co Ltd | Front wheel buffer for motor cycle |
JPS5749432B2 (ja) * | 1976-07-02 | 1982-10-21 | ||
JPS57121907A (en) * | 1980-12-09 | 1982-07-29 | Kei Maruhorando Roorensu | Impact absorbing wheel suspension system |
JPS6230923B2 (ja) * | 1980-12-09 | 1987-07-06 | Kei Maruhorando Roorensu |
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