JPH0552515U - 気化式燃焼装置 - Google Patents
気化式燃焼装置Info
- Publication number
- JPH0552515U JPH0552515U JP9563491U JP9563491U JPH0552515U JP H0552515 U JPH0552515 U JP H0552515U JP 9563491 U JP9563491 U JP 9563491U JP 9563491 U JP9563491 U JP 9563491U JP H0552515 U JPH0552515 U JP H0552515U
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- JP
- Japan
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- vaporization
- stabilizer
- vaporized
- bottomed hole
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- Pending
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- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タ−ルなどの異物が気化安定材中に広範囲に
分布して付着するようにして、長期間に亘って良好な気
化機能が得られるようにした気化式燃焼装置を提供す
る。 【構成】 加熱手段１０を有した気化器１４の気化通路
内の気化安定材１５に、その上流側の端面の中央部から
下流側に向かう有底穴１６を備え、熱伝導性の積層網１
７を該有底穴中に嵌着して、該積層網に液体燃料を給送
して気化するようにした。 【効果】 液体燃料は有底穴の底部を含む周面から気化
安定材中に浸透し、該周面から或る程度入り込んだ以降
の領域で気化される。この気化領域は、該周面の全域か
ら一様に離れた周辺に亘って拡がっているので、気化領
域において発生したタ−ルなどの異物は気化安定材中の
広範囲に分布して付着し、よって目づまりに至るまでの
期間が長くなり、長期間に亘って良好な気化機能が得ら
れる。
分布して付着するようにして、長期間に亘って良好な気
化機能が得られるようにした気化式燃焼装置を提供す
る。 【構成】 加熱手段１０を有した気化器１４の気化通路
内の気化安定材１５に、その上流側の端面の中央部から
下流側に向かう有底穴１６を備え、熱伝導性の積層網１
７を該有底穴中に嵌着して、該積層網に液体燃料を給送
して気化するようにした。 【効果】 液体燃料は有底穴の底部を含む周面から気化
安定材中に浸透し、該周面から或る程度入り込んだ以降
の領域で気化される。この気化領域は、該周面の全域か
ら一様に離れた周辺に亘って拡がっているので、気化領
域において発生したタ−ルなどの異物は気化安定材中の
広範囲に分布して付着し、よって目づまりに至るまでの
期間が長くなり、長期間に亘って良好な気化機能が得ら
れる。
Description
【０００１】
本考案は気化式燃焼装置に関し、特にその燃料の供給に関するものである。
【０００２】
この種の気化式燃焼装置として図２に示すものがある。
【０００３】 同図において、１は液体燃料を貯留している燃料貯留部、２は液体燃料を気化 する気化器、３は燃料貯留部１から気化器２に燃料を供給する燃料供給ポンプ、 ４はその燃料供給管、５は気化された燃料を燃焼させるバ−ナである。６は焼結 体或いは発泡体等の多孔性部材からなる円柱状の気化安定材で、液体燃料に対し て浸透性を有し、気化通路をなした金属製の気化器本体７内に装着されている。 気化器本体７の上流側には気化器蓋８を用いて燃料供給管４が接続され、下流側 にはノズル９を備え、気化器２はヒータ１０を用いて液体燃料を気化してノズル ９からバ−ナ５に気化燃料を供給する。１１は気化器２の温度を検出するサ−ミ スタである。１２は戻しポンプ、１３は戻し管で、消火時において戻しポンプ１ ２を作動させて気化器２中に残留したガスを燃料貯留部１に回収するようにして いる。
【０００４】
しかしながら上記の気化器においては、燃焼時に、液体燃料は気化安定材中を ほぼ一様に上流側から下流側に向けて移動するので、その上流側の端面から一様 に入り込んだ比較的に狭い領域で気化される。この気化領域においてはタ−ルな どの異物が発生するが、気化安定材中の気化領域は、該端面から一様に離れた位 置にあるので、これら異物がこの狭い領域に集中して付着して目づまりを起こし 、短期間で燃料供給機能が低下してしまうという問題点があった。
【０００５】 本考案の目的は、タ−ルなどの異物が気化安定材中に広範囲に分布して付着す るようにして、長期間に亘って良好な気化機能が得られるようにした気化式燃焼 装置を提供することにある。
【０００６】
本考案は前記問題点を解決するために、液体燃料に対して浸透性を有した気化 安定材が気化通路内に装着されていて加熱手段により気化する気化器に燃料供給 管を通して液体燃料を給送し気化器にて気化された燃料をバ−ナに給送して燃焼 させる気化式燃焼装置において、前記気化安定材はその上流側の端面の中央部か ら下流側に向かう有底穴を備えてなり、金属製の網を重ね合わせて柱状に形成さ れた積層網が前記有底穴中に嵌着され、前記積層網の上流側の中央部に燃料供給 管が接続された構成とした。
【０００７】
本考案によれば、燃焼中において、燃料供給管を通して給送された液体燃料は 、有底穴中の積層網を浸し、この積層網によって有底穴の底部を含む周面の全域 から気化安定材中に浸透する。気化安定材中に浸透した液体燃料は、該周面から 或る程度入り込むと気化温度に達して以降の領域で気化されながら下流側に移動 して、ノズルからバ−ナに給送される。この気化領域においてはタ−ルなどの異 物が発生するが、気化安定材中の気化領域は、該周面の全域から一様に離れた周 辺に亘って拡がっているので、これら異物が気化安定材中に広範囲に分布して付 着する。
【０００８】
図１は本考案の一実施例を示す気化式燃焼装置の要部斜視断面図である。
【０００９】 同図において、図２と同等の部分には同一の符号を付して示し、以下に異なる 部分について説明する。
【００１０】 １４は気化器で、図２の気化器２に代えて使用される。１５は気化安定材で、 図２の気化安定材６と同様な材料よりなり円柱状をなしていて、その上流側の端 面の中央部から下流側に向かう有底丸穴１６を形成している。１７は積層網で、 金属製の網が渦巻状に積層されて円柱状に形成されてなり、有底丸穴１６中に嵌 着され、その上流側の中央部に燃料供給管４が接続されている。
【００１１】 以上の構成において、燃焼時には、ヒ−タ１０により気化器１４内が加熱され ると共に、燃料供給ポンプ３が運転され、液体燃料が気化器１４の積層網１７中 に供給されて、積層網１７を浸す。よって液体燃料は有底丸穴１６の底部を含む 周面に万遍なく行き亘って、該周面から気化安定材１５中に浸透する。浸透した 液体燃料は、該周面から或る程度入り込むと気化温度に達して以降の領域で気化 されながら下流側に移動して、ノズル９からバ−ナ５に給送される。この気化領 域においてはタ−ルなどの異物が発生するが、気化安定材１５中の気化領域は、 該周面の全域から一様に離れた周辺に亘って拡がっているので、これら異物が気 化安定材１５中の広範囲に分布して付着する。よって異物が分散されて目づまり に至るまでの期間が長くなり、長期間に亘って良好な気化機能が得られる。
【００１２】
以上説明したように本考案によれば、加熱手段を有した気化器の気化通路内の 気化安定材に、その上流側の端面の中央部から下流側に向かう有底穴を備え、金 属製の積層網を該有底穴中に嵌着して、該積層網に液体燃料を給送して気化する ようにしたので、液体燃料は有底穴の底部を含む周面に万遍なく行き亘って、該 周面から気化安定材中に浸透し、該周面から或る程度入り込んだ以降の領域で気 化される。この気化領域は、該周面の全域から一様に離れた周辺に亘って拡がっ ているので、気化領域において発生したタ−ルなどの異物は気化安定材中の広範 囲に分布して付着し、よって目づまりに至るまでの期間が長くなり、長期間に亘 って良好な気化機能が得られる。
【提出日】平成４年１月７日
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【０００６】 本考案は前記問題点を解決するために、液体燃料に対して浸透性を有した気化 安定材が気化通路内に装着されていて加熱手段により気化する気化器に燃料供給 管を通して液体燃料を給送し気化器にて気化された燃料をバ−ナに給送して燃焼 させる気化式燃焼装置において、前記気化安定材はその上流側の端面の中央部か ら下流側に向かう有底穴を備えてなり、熱伝導性の網を重ね合わせて柱状に形成 された積層網が前記有底穴中に嵌着され、前記積層網の上流側の中央部に燃料供 給管が接続された構成とした。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【００１０】 １４は気化器で、図２の気化器２に代えて使用される。１５は気化安定材で、 図２の気化安定材６と同様な材料よりなり円柱状をなしていて、その上流側の端 面の中央部から下流側に向かう有底丸穴１６を形成している。１７は積層網で、熱伝導性 の網が渦巻状に積層されて円柱状に形成されてなり、有底丸穴１６中に 嵌着され、その上流側の中央部に燃料供給管４が接続されている。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１２
【補正方法】変更
【００１２】 以上説明したように本考案によれば、加熱手段を有した気化器の気化通路内の 気化安定材に、その上流側の端面の中央部から下流側に向かう有底穴を備え、熱 伝導性 の積層網を該有底穴中に嵌着して、該積層網に液体燃料を給送して気化す るようにしたので、液体燃料は有底穴の底部を含む周面に万遍なく行き亘って、 該周面から気化安定材中に浸透し、該周面から或る程度入り込んだ以降の領域で 気化される。この気化領域は、該周面の全域から一様に離れた周辺に亘って拡が っているので、気化領域において発生したタ−ルなどの異物は気化安定材中の広 範囲に分布して付着し、よって目づまりに至るまでの期間が長くなり、長期間に 亘って良好な気化機能が得られる。
【図１】本考案の一実施例を示す気化式燃焼装置の要部
斜視断面図
斜視断面図
【図２】従来の気化式燃焼装置の要部斜視断面図
１…燃料貯留部、３…燃料供給ポンプ、４…燃料供給
管、５…バ−ナ、９…ノズル、１０…ヒ−タ、１４…気
化器、１５…気化安定材、１６…有底丸穴、１７…積層
網。
管、５…バ−ナ、９…ノズル、１０…ヒ−タ、１４…気
化器、１５…気化安定材、１６…有底丸穴、１７…積層
網。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
Claims (1)
- 【請求項１】 液体燃料に対して浸透性を有した気化安
定材が気化通路内に装着されていて加熱手段により気化
する気化器に燃料供給管を通して液体燃料を給送し気化
器にて気化された燃料をバ−ナに給送して燃焼させる気
化式燃焼装置において、 前記気化安定材はその上流側の端面の中央部から下流側
に向かう有底穴を備えてなり、 金属製の網を重ね合わせて柱状に形成された積層網が前
記有底穴中に嵌着され、前記積層網の上流側の中央部に
燃料供給管が接続された、 ことを特徴とする気化式燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9563491U JPH0552515U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 気化式燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9563491U JPH0552515U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 気化式燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552515U true JPH0552515U (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14142952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9563491U Pending JPH0552515U (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 気化式燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0552515U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4730348B2 (ja) * | 2007-07-17 | 2011-07-20 | 三菱マテリアル株式会社 | 液体浸透板および加熱気化装置 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP9563491U patent/JPH0552515U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4730348B2 (ja) * | 2007-07-17 | 2011-07-20 | 三菱マテリアル株式会社 | 液体浸透板および加熱気化装置 |
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