JPH085813Y2 - 放電破壊式プリンタ - Google Patents

放電破壊式プリンタ

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JPH085813Y2
JPH085813Y2 JP12548889U JP12548889U JPH085813Y2 JP H085813 Y2 JPH085813 Y2 JP H085813Y2 JP 12548889 U JP12548889 U JP 12548889U JP 12548889 U JP12548889 U JP 12548889U JP H085813 Y2 JPH085813 Y2 JP H085813Y2
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magnetic card
roller
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earth
magnetic
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惣司 石渡
嗣利 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気カード、例えば使用年月日,使用金
額,残額等を磁気情報として記録する、いわゆるプリペ
イドカードの表面に、当該磁気情報を表わす文字等を印
刷するための、放電破壊式プリンタに関するものであ
る。
〔従来の技術〕 従来、いわゆるプリペイドカード等においては、前以
て印刷されている残り金額等を示す数字の近傍に、その
使用状態に応じて、パンチ孔を穿孔することにより、該
磁気カードの残り金額等を表示するようにしたものがあ
るが、これは、残り金額等の概略を把握できるにすぎ
ず、正確な残り金額等を知ることはできなかった。
したがって、新たな磁気カードを購入すべき時期がわ
かりにくく、使用する際にはじめて残り金額等が少なく
て購入等ができないことがわかる、というようなことも
あった。
このため、磁気カードに記録されている残り金額等の
磁気情報を、磁気カードの表面に放電破壊式プリンタに
より印字する方式も知られている。
この放電破壊式プリンタは、例えば第3図に示すよう
に構成されている。即ち、放電破壊式プリンタ1は、非
磁性体から成る基板2aの表面に順次磁気層2d,着色層2b,
導電層2c及び保護層2eを形成した磁気カード2(第4図
参照)に対して、上下に対向して配設されたアースロー
ラ3及びピンチローラ4により挟持しながら、図面にて
左右方向に搬送するようになっている。
具体的には、磁気カード2の通路の下側に配設された
プラテン5に対して、上方から先端の放電電極6aが対向
するように配設された印字ヘッド6を、例えば磁気カー
ド2に記録される使用年月日,使用金額,残り金額等の
磁気情報を磁気ヘッドにより読み出して、この磁気情報
を文字パターンに変換し、該文字パターンに基づいて駆
動制御することにより、該磁気カード2の表面の導電層
2cと放電電極6aとの間に放電を発生させてこの導電層2c
を放電破壊し、その下方に在る着色層2bを外部に露出さ
せ、上記文字パターンを該磁気カードの表面に表示させ
るようにしている。
これにより、磁気カードの使用者は、この磁気カード
の表面に印刷された文字パターンを視認することによっ
て、該磁気カードをカードリーダー等の機器を使用する
ことなく、容易にその磁気カードに磁気記録されている
使用年月日,使用金額及び残り金額等の情報を得ること
ができるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような構成の放電破壊式プリンタ1に
おいては、磁気カード2の磁気層に対する磁気情報のリ
ード・ライトを行うときには、この磁気カード2を一定
速度で搬送することが必要である。
ところが、放電破壊による印字を行う際には、アース
ローラ3及びピンチローラ4にて磁気カード2を比較的
強い押圧力で挟持することにより、該アースローラ3の
表面を磁気カード2の導電層2cに接触させるようにして
いる。そのため磁気カード2の磁気情報のリード・ライ
トの途中で、この磁気カード2がアースローラ3に位置
に達すると、磁気カード2の搬送速度が急激に減速変化
してしまい、磁気カード2が一定速度で搬送されないた
めにリード・ライトが正確に行なわれ得なくなってしま
うという問題があった。
本考案は、以上の点に鑑み、磁気カードの磁気情報の
リード・ライトの途中で、この磁気カードがアースロー
ラの表面に接触しても、磁気カードの搬送速度が変化し
ないようにした、放電破壊式プリンタを提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、本考案によれば、非磁性体から成る基板
の表面に着色層及び導電層を形成した磁気カードに対し
て、この磁気カードの表面にアースローラを圧接せしめ
ることにより、上記導電層をアース電位に保持すると共
に、該磁気カードの表面に放電電極による印字ヘッドを
対向せしめて、この磁気カードの導電層を所定パターン
の形状に放電破壊することにより、その放電破壊された
領域で着色層を露出せしめ、それにより上記所定パター
ンの表示を行なうようにした放電破壊式プリンタにおい
て、上記アースローラの回転軸が磁気カードの表面に対
して垂直方向に移動可能に枢支されていて、この回転軸
に、アースローラと共にこのアースローラに比較して大
径の弾性材料から成る搬送ローラが備えられており、こ
の磁気カードの搬送時には、この回転軸のアースローラ
が磁気カードの表面からわずかに離反することにより、
上記搬送ローラのみが磁気カードの表面に圧接してこの
磁気カードを搬送し、また磁気カードへの印字の際に
は、上記回転軸が磁気カードの表面に対して接近するこ
とにより、アースローラ及び搬送ローラが共に上記磁気
カードの表面に当接し得るように達成したことにより構
成される。
〔作用〕
この考案によれば、例えば磁気カードの磁気情報のリ
ード・ライト時には、磁気カードは一定速度で搬送され
ると共に、アースローラの回転軸がこの磁気カードの表
面から僅かに離反していることにより、該回転軸に備え
られた搬送ローラのみが磁気カードの表面に圧接せしめ
られ、アースローラは磁気カードの表面に対して接触し
ないか、または軽く接触する程度である。そのため、こ
のアースローラが磁気カードに対して比較的強い押圧力
を及ぼすことがなく、従って該磁気カードはその搬送速
度が急激に変動することなく、一定速度で搬送されるこ
ととなり、磁気カードの磁気情報のリード・ライトが正
確に行なわれ得る。
また、磁気カードの表面への放電破壊による印字の際
には、アースローラの回転軸がこの磁気カードの表面に
対して接近することにより、アースローラも所定の押圧
力で該磁気カードの表面に圧接せしめられることとな
り、この押圧力に基づいて、アースローラの表面が磁気
カードの導電層に確実に接触して、該磁気カードの導電
層がアース電位に保持され得ることになり、従来と同様
に放電破壊による印字が行なわれ得る。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図は、本考案による放電破壊式プリンタの一実施
例を示している。
この放電破壊式プリンタ10は、第4図に示した磁気カ
ード2を挟持するように上下に対向して配設されている
アースローラ11及びピンチローラ12と、その磁気カード
2の通路の下側に配設されたプラテン13に対して、上方
から先端の放電電極14aが対向するように配設された印
字ヘッド14とから構成されている。
以上の構成は、第3図に示した従来の放電破壊式プリ
ンタ1と同様の構成であるが、本考案による放電破壊式
プリンタ10の場合には、上述したアースローラ11が、第
2図に示すように、その回転軸11a上で、両側の二つの
部分に分割されており、この回転軸11aの中央部分に
は、上記アースローラ11に比較して大径の弾性材料から
成る搬送ローラ15が取り付けられており、さらにその回
転軸11aが磁気カード2の表面に対して垂直方向に移動
可能に枢支されている。
なお、上記アースローラ11は、その軸方向に関して凹
凸11aを有するように、図示の場合には、周囲方向に沿
って互いに平行に伸びる畝状の凸部を有するように形成
されており、好ましくはこのアースローラ11の表面に対
して、他端が固定されたクリーニング板16の自由端が圧
接せしめられている。
本考案実施例は以上のように構成されており、磁気カ
ード2を搬送する場合には、アースローラ11の回転軸11
aが、この磁気カード2の搬送路より上方に僅かに離反
した位置に移動しており、この状態では搬送ローラ15の
みが磁気カード2の表面に対して圧接せしめられてい
る。
したがって、例えば図面左方から磁気カード2が搬送
ローラ15及びピンチローラ12の間に挿入されると、この
ピンチローラ12の回転駆動により磁気カード2は図面右
方に搬送せしめられ、一定速度で搬送されることにな
り、該磁気カードの磁気情報が、図示しないリード・ラ
イト装置の磁気ヘッドにより、確実にリード・ライトさ
れ得ることとなる。
続いて、該磁気カード2の上面にある印字領域(図示
せず)が印字ヘッド14の先端に設けられた放電電極14a
に対向する位置まで持ち来たされると、上記アースロー
ラ11の回転軸11aが下方に移動して磁気カード2の表面
に接近することにより、該アースローラ11の表面が押圧
力をもって磁気カードの表面に圧接せしめられる。
これにより、アースローラ11の表面が磁気カード2の
図示しない導電層に接触して、この磁気カード2の導電
層がアース電位に保持されることとなる。
このとき、搬送ローラ15は、弾性材料から成るため
に、その弾性に基づいて圧縮せしめられ得る。従って、
上記印字ヘッド14の放電電極14aのうち所定の放電電極1
4aに外部から放電電圧が印加され、一方、磁気カード2
の表面は、アースローラ11が当接することによって、そ
の印字領域における導電層(図示せず)がアース電位に
なっているので、該放電電極14aと磁気カード2の印字
領域の導電層との間には、高い電位差が生ずることとな
り、該放電電極14aと磁気カード2の導電層の領域との
間で放電が起こる。この放電によって、該放電電極14a
に対向する磁気カードの導電層の領域が破壊され、この
領域に放電破壊による孔が開けられることとなり、その
下にある着色層が外部に露出することになるので、上方
から観察した場合、該孔の形状の着色表示が行なわれる
こととなる。
尚、アースローラ11は、その表面が凹凸を有するよう
に形成されているため、凹凸形状が磁気カードの印字領
域における導電層に食い込んで接触することにより、こ
の導電層に比較的広い接触面積で接触することとなり、
磁気カード2の導電層が確実にアース電位になってい
る。従って、印字ヘッド14の放電電極14aに放電電圧が
印加されると、この放電電極14aの先端は断面積が小さ
いことから、該放電電極14aと磁気カード2の導電層と
の間の電界及び電流密度が大きくなり、このためジュー
ル熱が発生して、導電層を構成するアルミニウム等の金
属が燃焼し、ガス状態でイオン放電が行なわれることに
なる。こうしてこの放電電極に対向する領域にて、導電
層が消滅し、その下にある着色層が外部に露出すること
になる。
また、アースローラ11の表面には、クリーニング板16
の先端が圧接せしめられており、このアースローラ11の
表面に絶縁物等の異物が付着したような場合には、この
クリーニング板16により異物が掻取られることになる。
そのため、アースローラ11の表面に異物が付着するよう
なことがなく、従って該アースローラ11の磁気カード2
の導電層に対する接触抵抗が該アースローラ表面に付着
した異物によって大きくなるようなことはない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、例えば磁気カード
の磁気情報のリード・ライト時には、磁気カードは一定
速度で搬送されると共に、アースローラの回転軸が該磁
気カードの表面から僅かに離反していることにより、該
回転軸に備えられた搬送ローラのみが該磁気カードの表
面に圧接せしめられ、アースローラは該磁気カードの表
面に対して接触しないか、または軽く接触する程度であ
るので、磁気カードはその搬送速度が急激に変動するこ
となく、一定速度で搬送されることになって磁気カード
の磁気情報のリード・ライトが正確に行なわれ得る。
また、磁気カード表面への放電破壊による印字の際に
は、アースローラの回転軸が磁気カードの表面に対して
接近することにより、アースローラも所定の押圧力で該
磁気カードの表面に圧接せしめられることとなる。この
押圧力に基づいて、アースローラの表面が磁気カードの
導電層に確実に接触して、この磁気カードの導電層がア
ース電位に保持され得ることになり、従来と同様に放電
破壊による印字が行なわれ得る。
かくして本考案によれば、磁気カードの磁気情報のリ
ード・ライトの途中で、磁気カードがアースローラの表
面に接触しても、磁気カードの搬送速度が変化するよう
なことのない、極めて優れた放電破壊式プリンタが提供
されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による放電破壊式プリンタの一実施例を
示す概略断面図、 第2図は第1図の実施例で使用されているアースローラ
の側面図である。 第3図は従来の放電破壊式プリンタの一例を示す概略断
面図、第4図は磁気カードの構成例を示す概略断面図で
ある。 2……磁気カード;10……放電破壊式プリンタ;11……ア
ースローラ;11a……回転軸;12……ピンチローラ;13……
プラテン;14……印字ヘッド;14a……放電電極;15……搬
送ローラ;16……クリーニング板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性体から成る基板の表面に着色層及び
    導電層を形成した磁気カードに対して、該磁気カードの
    表面にアースローラを圧接せしめることにより、上記導
    電層をアース電位に保持すると共に、該磁気カードの表
    面に放電電極による印字ヘッドを対向せしめて、該磁気
    カードの導電層を所定パターンの形状に放電破壊するこ
    とにより該放電破壊された領域で着色層を露出せしめ、
    それによって上記所定パターンの表示を行なうようにし
    た放電破壊式プリンタにおいて、 上記アースローラの回転軸が磁気カードの表面に対して
    垂直方向に移動可能に枢支されていて、該回転軸に、ア
    ースローラと共に該アースローラに比較して大径の弾性
    材料から成る搬送ローラが備えられていて、磁気カード
    の搬送時には、該回転軸のアースローラが磁気カードの
    表面からわずかに離反することにより、上記搬送ローラ
    のみが該磁気カードの表面に圧接して該磁気カードを搬
    送し、また磁気カードへの印字の際には、上記回転軸が
    磁気カードの表面に対して接近することにより、アース
    ローラ及び搬送ローラが共に該磁気カードの表面に当接
    し得るようにしたことを特徴とする、放電破壊式プリン
    タ。
JP12548889U 1989-10-25 1989-10-25 放電破壊式プリンタ Expired - Lifetime JPH085813Y2 (ja)

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JPH0364741U JPH0364741U (ja) 1991-06-24
JPH085813Y2 true JPH085813Y2 (ja) 1996-02-21

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