JPH085810A - カプセルレンズ型再帰反射シートの製造方法 - Google Patents

カプセルレンズ型再帰反射シートの製造方法

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JPH085810A
JPH085810A JP16480894A JP16480894A JPH085810A JP H085810 A JPH085810 A JP H085810A JP 16480894 A JP16480894 A JP 16480894A JP 16480894 A JP16480894 A JP 16480894A JP H085810 A JPH085810 A JP H085810A
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JP
Japan
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film
glass beads
support
lens type
metal vapor
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Application number
JP16480894A
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English (en)
Inventor
Katsura Ochi
桂 越智
Osamu Tanaka
修 田中
Kunihiro Takao
邦浩 高尾
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連結壁中や、密封小区画空室中のガラスビーズ
間の支持フィルム上に金属蒸着膜片を残留させない、色
鮮やかで優れた長期耐候性を有する再帰反射シートを提
供すること。 【構成】ガラスビーズの金属蒸着を有する側を支持フィ
ルムに埋設してなる基体シートのガラスビーズ側に、保
護フィルムを重ね置き、該基体シートの支持フィルムを
部分的に加熱溶融成形して、保護フィルムと支持フィル
ムとを連結する連続線状の連結壁を形成し、該連結壁に
よって囲まれた多数の密封小区画空室を構成することか
らなるカプセルレンズ型再帰反射シートの製造方法にお
いて、該支持フィルムがゲル分3〜70重量%の架橋性樹
脂からなることを特徴とするカプセルレンズ型再帰反射
シートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路標識、工事標識等
の標識類、自動車、オートバイ等の車輌のナンバープレ
ート類、衣服、救命具等の安全用資材類、或いは看板等
のマーキング等において有用な再帰反射シートの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光を光源に向けて再帰反射させ
る再帰反射シートはよく知られており、該シートはその
再帰反射性を利用して上記のごとき利用分野で広く利用
されている。中でも気体の屈折率が低いことを利用し、
光透過性保護フィルムと再帰反射性ガラスビーズの間に
気体層を設けることにより光の再帰反射性能を高めたカ
プセルレンズ型再帰反射シートは、その優れた光再帰反
射性能により、用途が年々拡大しつつある。
【0003】一般に、カプセルレンズ型再帰反射シート
の構造は図1に示すとおり、せまい気体層を介して対向
する光透過性保護フィルム1と支持フィルム2、及びこ
れら両者を結合するために支持フィルムを部分的に加熱
溶融変形させて形成した連続線状の連結壁3より構成さ
れており、該連続壁によって囲まれた多数の密封小区画
空室4の支持フィルム上には、ほぼ下半球面が金属蒸着
膜5で覆われた再帰反射性ガラスビーズ6が実質的に単
層で且つガラスビーズの非反射性部分が露呈するように
埋設されている。
【0004】このようなカプセルレンズ型再帰反射シー
トに対しては、その再帰反射性能の高さが最も重要な機
能として要望されているが、加えて、屋外使用等苛酷な
条件で使用した場合でも、その優れた再帰反射性能を長
期間維持することのできる耐候性のよさや、また、視認
性を高めるための再帰反射シートの色の鮮やかさ等も重
要な機能として要求される。
【0005】カプセルレンズ型再帰反射シートを長期間
屋外使用した場合の再帰反射性能の低下は、殆どの場
合、密封小区画空室が破壊され、その中に雨水等が侵入
することにより引き起こされる。例えば、外気温度変化
に伴なう密封小区画空室中の気体の膨張・収縮の繰り返
しや、再帰反射シートを貼着した金属板等の被着体の伸
縮の繰り返し等に起因する保護フィルムのクラック;保
護フィルムと連結壁間界面での接着破壊;連結壁自体の
破壊や支持フィルム自体の破壊;等により、密封小区画
空室の気密性が失なわれ、空室中に雨水等が侵入し、再
帰反射性能の重要な因子である該空室中の屈折率条件が
変動したり、光反射膜である金属蒸着膜等が劣化して光
反射性能を失なったりする等により再帰反射性能が低下
する。
【0006】中でも、保護フィルムと支持フィルムを連
結する連結壁は、その構成上、歪等の影響を最も受けや
すく最も破壊され易い傾向にあり、実際、連結壁破壊に
起因する再帰反射シートの劣化、再帰反射性能の低下が
数多く発生している。従って、再帰反射シートの耐候性
を向上させるためには、優れた強度を有する連結壁を形
成することが最も重要である。
【0007】従来より、連結壁の強度を向上させるた
め、種々の試みがなされており、例えば、特公昭61−13
561号公報には、支持フィルムを熱溶融変形して連結壁
(結合部組織)を形成した後、この連結壁に放射線を照
射することにより連結壁を架橋させて連結壁の強度向上
を図ることが提案されており、また、その製造方法の典
型例が示されている。
【0008】特公昭61−13561号公報が開示するカプセ
ル型再帰反射シートの製造方法の典型例は、同公報実施
例1で例示されるとおり、以下のようになっている。
【0009】先ず、熱可塑性ポリマーであるポリエチレ
ン層上にガラスビーズの一部を埋設して、その上部表面
に金属アルミニウムを蒸着した仮支持体(ポリエチレン
層と紙よりなる)上に、放射線硬化性組成物を塗布し乾
燥させて支持フィルムを形成する。支持フィルムは、同
公報実施例10で例示されるように、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムのごときフィルム上に予め形成してお
き、仮支持体上のガラスビーズ上に重ね押圧成形しても
よい。
【0010】次に、感圧接着剤層を有するポリエチレン
テレフタレートフィルムを支持フィルムに積層し貼り合
わせた後、仮支持体を剥離し基体シートを造る。この基
体シートのガラスビーズ側に保護(被覆)フィルムとな
るポリメチルメタクリレートフィルムを重ねて置き、支
持体層を部分的に加熱溶融成形し、保護フィルムと支持
フィルムを網目組織の連結壁(結合部)によって積層結
合する。次いで、得られたシートに放射線を照射し、結
合部を硬化してカプセル型(セル状)再帰反射シートを
製造する。
【0011】しかしながら、この提案においては、仮支
持体上に形成された金属蒸着膜の除去について何の配慮
もなされていないため、ガラスビーズ間の支持フィルム
上には、仮支持体より転写した金属蒸着膜が残留するこ
ととなり、この支持フィルムを加熱溶融成形して得られ
る連結壁中には金属蒸着膜の破片が残留する。
【0012】特に、この提案においては、支持フィルム
が金属蒸着膜と接触するか、または接触する可能性のあ
る工程における支持体層が硬化前に熱可塑性状態である
ため、金属蒸着膜と支持フィルムの短時間の接触によっ
ても、金属蒸着膜は仮支持体より支持フィルム側に容易
に転写してしまい連結壁中には金属蒸着膜の多数の破片
が残留することとなる。
【0013】従って、この提案においては、連結壁中に
残留する金属蒸着膜が連結壁の凝集強度や、保護フィル
ム−連結壁間の接着強度等を著しく低下させてしまうた
め優れた耐候性を有する再帰反射シートが得られないと
いう欠点がある。また、密封小区画空室中のガラスビー
ズ間の支持体層上に残留する金属蒸着膜は再帰反射シー
トの色相にくすみを与えてしまうため、再帰反射シート
の色の鮮やかさが低下してしまうという問題もある。
【0014】上記欠点を改善するため、連結壁の強度を
著しく阻害し、再帰反射シートの色相に悪影響を与える
金属蒸着膜を除去する方法についてもいくつかの試みが
なされており、例えば、特開昭62−121043号公報には、
熱可塑性の支持フィルムを仮支持体上のガラスビーズの
上に重ね、押圧成形する工程において、ガラスビーズ間
の仮支持体上の金属蒸着膜と支持フィルムが接触しない
よう間隙を空けながら押圧成形する方法が提案されてい
る。
【0015】しかしながらこの提案においては、十分に
間隙を空けながら、且つ、ガラスビーズが支持フィルム
に十分に埋没するように押圧成形することは容易ではな
く、押圧成形の温度条件や圧力条件の変動により部分的
にあるいは全面的に支持フィルムと金属蒸着膜が接触し
てしまい、結果として部分的にあるいは全面的に金属蒸
着膜が支持フィルムに転写してしまうという欠点があ
る。
【0016】この提案においても、支持フィルムが金属
蒸着膜と接触する可能性のある工程で支持フィルムは熱
可塑性状態であるため、金属蒸着膜と支持フィルムの短
時間の接触によっても、金属蒸着膜は仮支持体より支持
フィルム側に容易に転写していまい連結壁中には金属蒸
着膜の破片が残留することになる。
【0017】一般に、カプセルレンズ型再帰反射シート
の製造工程において、仮支持体の熱可塑性ポリマー層上
に、ガラスビーズが最密充填の状態となるよう緻密に配
列させながら埋設することは、実際の製造工程では実質
的に不可能で、通常、仮支持体上でガラスビーズが埋設
され、被覆している面積は、仮支持体全表面の約65〜80
%であり(最密充填では約90%となる)、その形状は図
2及び図3でモデル的に示されるようになっている。
【0018】図2は、仮支持体7上を覆うガラスビーズ
6の分布モデルを示す平面図である。図に示されるとお
り、仮支持体上には、ガラスビーズが部分的に存在しな
い領域Aと、それ以外のガラスビーズが比較的密に配列
された領域がある。
【0019】図3は、図2の断面を表わすモデル図であ
り、ガラスビーズ6が仮支持体7の熱可塑性ポリマー層
8中に埋設されており、ガラスビーズの約半球面及び仮
支持体上には金属蒸着膜5が形成されている。図2同様
仮支持体上には、ガラスビーズが部分的に存在しない領
域Aとそれ以外のガラスビーズが比較的密に配列された
領域がある。
【0020】図4は、図3のガラスビーズ6の上に支持
フィルム2を重ね押圧成形した積層体の断面を表わすモ
デル図である。図4から明らかなように、たとえ、支持
フィルムが、仮支持体上の金属蒸着膜と接触しないよう
間隙を空けながら押圧成形をしたとしても、領域Aにお
いては、支持フィルムは簡単に仮支持体上の金属蒸着膜
と接触してしまい、仮支持体を剥離した時金属蒸着膜は
支持フィルム側に転写してしまうのである。
【0021】特に、支持フィルムと仮支持体積層品から
直ちに仮支持体を剥離しない場合、例えば、長尺状の該
積層品をロール状に巻き取って一度保管するような場合
においては、巻圧力等の影響により、ガラスビーズ間の
間隙が比較的狭いような部分においても支持フィルムと
金属蒸着膜の接触が発生し、金属蒸着膜が多量に支持フ
ィルム側に転写してしまう。
【0022】従って、単に空隙を空けながら熱可塑性の
支持フィルムと仮支持体を押圧成形する特開昭62−1210
43号公報の提案では、金属蒸着膜の転写していない支持
フィルムは得られにくいのである。
【0023】この欠点をさらに改善する方法の一つとし
て特開昭60−194405号公報には、仮支持体上の金属蒸着
膜を施こしたガラスビーズの上に、さらに、仮支持体及
び金属蒸着膜に対する接着力が比較的良好で支持フィル
ムに対する接着力が比較的弱いポリマー薄層を設けるこ
とにより、支持フィルムと金属蒸着膜の接触を完全に避
ける方法が提案されている。
【0024】確かに、この方法を用いれば支持フィルム
と金属蒸着膜の接触を完全に避けることができる。しか
しながら、この方法においては、ポリマー薄層を設ける
ための設備や工程が必要であり作業的に煩雑でありコス
ト的にも不利益である。また、この提案において、一般
に、ポリマー薄層を形成するポリマーは、仮支持体の金
属蒸着膜に対する接着力よりも、同種又は異種のポリマ
ーを含有する支持フィルムに対する接着力の方が良好で
あるため、従って、この提案が示唆する仮支持体及び金
属蒸着膜に対する接着力が比較的良好で支持フィルムに
対する接着力が比較的弱いポリマーを選定することも必
ずしも容易ではない。
【0025】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、特別な装置
や工程が不必要で、且つ、ガラスビーズ間の仮支持体上
の金属蒸着膜を支持フィルム側に確実に転写させない製
造方法を開発することにより、連結壁中や、密封小区画
空室中のガラスビーズ間の支持フィルム上に金属蒸着膜
片を残留させないカプセルレンズ型再帰反射シートの製
造方法を提供し、長期耐候性に優れ、色鮮やかな卓越し
た再帰反射シートを提供することにある。
【0026】本発明者等は、カプセルレンズ型再帰反射
シートの製造方法について種々検討を重ねた結果、ガラ
スビーズを埋設し金属蒸着膜を施した仮支持体上に、加
熱により成形可能でゲル分が3〜70重量%の架橋性樹脂
からなる支持フィルムを重ねて置き、該仮支持体のガラ
スビーズ側と支持フィルムを押圧成形することにより、
前記従来技術の欠点が解消された優れた再帰反射シート
が得られることを見い出し本発明を完成するに至った。
【0027】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、熱可塑性ポリマー層上にガラスビーズの一部を埋設
して、その上部表面の全面に金属蒸着を施こした仮支持
体上に、加熱により成形可能な支持フィルムを重ねて置
き、該仮支持体のガラスビーズ側と支持フィルムを押圧
成形して、該ガラスビーズの金属蒸着が施された部分を
実質的に該支持フィルム中に埋設させ、次いで該仮支持
体及び該仮支持体上に存在する金属蒸着膜を一体に剥離
することにより、隣接するガラスビーズ相互を隔てる間
隙に金属蒸着膜が存在しない、ガラスビーズを埋設した
基体シートを製造し、この基体シートのガラスビーズ側
に保護フィルムを重ねて置き、該基体シートの支持フィ
ルムを部分的に加熱溶融成形して、保護フィルムと支持
フィルムとを連結する連続線状の連結壁を形成し、該連
結壁によって囲まれた多数の密封小区画空室を構成する
ことからなるカプセルレンズ型再帰反射シートの製造方
法において、該支持フィルムがゲル分3〜70重量%の架
橋性樹脂からなることを特徴とするカプセルレンズ型再
帰反射シートの製造方法が提供される。
【0028】以下、本発明のカプセルレンズ型再帰反射
シートの製造方法についてさらに詳細に説明する。
【0029】本発明の製造方法は、たとえ支持フィルム
と仮支持体上の金属蒸着膜とが接触したとしても、金属
蒸着膜が支持フィルム側に転写しないよう、ガラスビー
ズの一部を埋設してその上部全面に金属蒸着を施こした
仮支持体上に、加熱により成形可能でゲル分が3〜70重
量%の架橋性樹脂からなる支持フィルム(以下架橋性支
持フィルムということがある)を押圧成形して積層し貼
合わせる点に大きな特徴を有する。
【0030】支持フィルムとして、ゲル分が3〜70重量
%、好ましくは4〜50重量%の架橋性樹脂により形成さ
れたものを用いれば、たとえ支持フィルムと仮支持体上
の金属蒸着膜とが比較的長時間接触していたとしても、
金属蒸着膜の支持フィルム側への転写を防止することが
できるのである。
【0031】上記ゲル分が上記下限値未満である支持フ
ィルムを用いると、該支持フィルムと仮支持体上の金属
蒸着膜とが接触した場合、金属蒸着膜は仮支持体より支
持フィルム側に容易に転写してしまうため、本発明の目
的とする連結壁中や密封小区画空室中のガラスビーズ間
の支持フィルム上に金属蒸着膜片がなく、耐候性に優れ
色の鮮やかな再帰反射シートをつくることができないの
である。
【0032】特に、ガラスビーズの一部を埋設した仮支
持体と支持フィルムの貼合わせは、通常、加熱しながら
実施されるため、支持フィルムを形成する樹脂のゲル分
が前記下限値未満で、加熱により成形可能な特性も有し
ている樹脂フィルムを支持フィルムとして用いると、該
支持フィルムは熱により容易に可塑化され、仮支持体上
の金属蒸着膜と十分に濡れた状態で接触してしまい、ご
く短時間の接触でも金属蒸着膜が支持フィルム側に転写
してしまうのである。
【0033】また、支持フィルムとしてゲル分が前記上
限値を超えるような架橋樹脂を用いると、加熱成形性が
悪くなり、押圧成形においてガラスビーズを十分に支持
フィルム中に埋設することができなかったり、支持フィ
ルムと埋設したガラスビーズ間の接触力が低下しガラス
ビーズが脱落し易くなってしまう等の問題が生ずること
があるため不都合である。なお本発明でいうゲル分は、
次の方法により測定した値である。
【0034】ゲル分の測定 支持フィルムから切出した約50mm×50mmの試料を、秤量
した後25℃のテトラヒドロフラン(THF)に12時間浸漬
し、攪拌後400メッシュ金網で濾過し、金網上に残った
成分を乾燥後秤量して次式に従って計算してゲル分を求
める。なお、該試料が樹脂以外の成分を含有する場合
は、この成分をTHF溶解成分と不溶成分とに分けて補正
し、ゲル分とする。
【0035】
【数1】
【0036】上式中 W1・・・・・・THF浸漬前の試料重量(g) W2・・・・・・濾過による金網上残留成分の乾燥重量(g) a1・・・・・・試料中の樹脂成分以外のTHF可溶成分(g) a2・・・・・・試料中の樹脂成分以外のTHF不溶成分(g)
【0037】本発明の製造方法において用いられる支持
フィルムは、加熱成形時には前述した範囲のゲル分有す
る架橋性樹脂により構成されており、加熱成形終了後に
は、必要に応じて、室温でまたは熱や紫外線、電子線等
の放射線によって架橋反応、連鎖伸長反応等の化学反応
を進行させ、該樹脂の分子量をさらに高めて有機溶媒に
対する溶解性及び熱融解性を小さくできるような樹脂か
らなるものである限り、その材料は特に限定されるもの
ではない。
【0038】このような架橋性樹脂としては、例えば、
樹脂の重合時に1分子当たり複数のラジカル重合性官能
基を有する単量体を併用することにより内部架橋させた
もの;樹脂の製造時に水酸基、アミノ基、エポキシ基、
カルボキシル基などの官能基を有する成分を含有させて
得た樹脂に、ポリイソシアネート化合物、ポリエポキシ
化合物、ポリアジリジン化合物、アミノ樹脂などの架橋
剤を含有させ、少なくともそれらの1部を加熱等により
反応させたもの;樹脂中にトリメチロールプロパントリ
アクリレートなどの1分子当たり複数のラジカル重合性
官能基を有する単量体を含有させ、少なくともそれらの
1部を熱や紫外線、電子線等の放射線によって架橋反
応、連鎖伸長反応等の化学反応させたもの;などを挙げ
ることができる。
【0039】また本発明に用いられる架橋性支持フィル
ム用樹脂の種類としては、耐候性に優れるアクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂よりなる
群から選ばれる少なくとも1種の樹脂が好ましく用いら
れ、特に、アクリル系樹脂が最も好適である。
【0040】本発明に用いる架橋性支持フィルムは、ガ
ラスビーズを埋設した仮支持体との押圧成形が一般に加
熱下実施されることを考慮すれば、より優れた金属蒸着
膜の転写防止効果を得るために、70℃における引張強度
を0.5kg/cm2以上、より好ましくは3kg/cm2以上とす
ることが好適である。また該支持フィルムは、押圧成形
のための優れた加熱成形性を維持しつつ、優れた金属蒸
着膜の転写防止効果が得られるよう、トルエン膨潤率を
120〜360%、好ましくは140〜300%とすることが好適で
ある。なお支持フィルムの70℃における引張強度及びト
ルエン膨潤率は、次のようにして測定された値である。
【0041】支持フィルムの70℃における引張強度の測
支持フィルムを幅25mm、長さ150mmに切出した試料を、
槽内温度70℃とした高温槽付き引張強度測定装置「テン
シロン」〔オリエンテック(株)製〕に、つかみ間隔10mm
となるように取り付けて、3分間放置後、引張速度50mm
/minで引張試験を行って、そのときの最大応力をもっ
て引張強度とした。
【0042】トルエン膨潤率 支持フィルムから切出した約50mm×50mmの試料の寸法を
精測した後、25℃のトルエンに30分間浸漬し、トルエン
中で試料の寸法を精秤して次式に従って計算して面積膨
潤率を求める。
【0043】
【数2】
【0044】本発明に用いる支持フィルム中には、前述
したゲル分条件を損なわない範囲で着色剤、充てん剤、
光安定剤、カップリング剤等の各種添加剤を含有させて
もよく、また、他の熱可塑性樹脂を添加してゲル分や加
熱変形性を調整することも好ましい態様である。
【0045】本発明のカプセルレンズ型再帰反射シート
の製造方法は、前述のごとく、支持フィルムとして、加
熱により成形可能でゲル分が3〜70重量%の架橋性支持
フィルムを用いることを除けば従来より既知の材料及び
方法を用いることができる。その一例を示せば次のとお
りである。
【0046】先ず、ポリエチレン(PE)等の熱可塑性ポ
リマーを表面層として有する工程紙等の仮支持体上に、
屈折率が約1.7〜2.0程度、平均粒子径が20〜150μm程度
のガラスビーズを直径の約1/3〜1/2程度が熱可塑性ポリ
マー層中に埋没するようにして埋設し、露呈しているガ
ラスビーズ側にアルミニウム等の金属を真空蒸着してガ
ラスビーズの約半球面を金属蒸着膜で覆う。このとき、
ガラスビーズを埋設する前に、予め仮支持体の熱可塑性
ポリマー層表面を、コロナ放電処理、プラズマ処理、イ
オンビーム処理等の表面処理方法により表面処理し、仮
支持体上に付着する金属蒸着膜と仮支持体との接着強度
を向上させておくと、より優れた金属蒸着膜の転写防止
効果が得られ好適である。
【0047】次に、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の工程基材上に官能基を有する樹脂を主成分と
し、必要に応じて架橋剤、有機溶媒、その他添加剤を含
有させた樹脂組成物を塗布形成し、溶媒除去等のフィル
ム化工程を経た後、必要なら室温熟成、加熱、放射線照
射等により樹脂を化学反応させ、所定範囲のゲル分を有
する架橋性支持フィルムを形成する。この工程におい
て、樹脂の化学反応は完全に完結させておいてもよい
し、未反応部分を残し後の工程で反応が完結するように
してもよい。また該架橋性支持フィルムは、工程基材を
用いずに、例えば樹脂の加熱溶融押出成形等により成形
したものを用いてもよい。
【0048】次いで、架橋性支持フィルムを、前記仮支
持体上の金属蒸着されたガラスビーズに、該ガラスビー
ズと該支持フィルムとが対向するように重ね合わせ、必
要なら加熱しながら、ガラスビーズが該ビーズの直径の
約1/2〜1/3が支持フィルム中に埋没するようにして押圧
成形する。このとき該支持フィルムは仮支持体上の熱可
塑性ポリマー表面にある金属蒸着膜と接触するようにし
てもよいし、また、空隙を空け接触しないようにして押
圧成形してもよい。
【0049】その後、仮支持体及び該仮支持体上に存在
する金属蒸着膜を一体に剥離し、露呈したガラスビーズ
面にアクリルフィルム等の光透過性保護フィルムを重ね
て置き、架橋性支持フィルムを連続線状の突起を有する
エンボスロール等を用いて部分的に加熱溶融成形し、保
護フィルムと該支持フィルムを連続線状の連結壁により
連結する等の製造方法が例示できる。
【0050】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。なお実施例及び比較例における
測定方法は以下のとおりである。
【0051】(1) 金属蒸着膜転写性 支持フィルムと仮支持体であるPEラミネート紙とを積層
した積層シートを、内径約75mm、外径約95mmの紙管に張
力40kg/m(シートの単位幅当たりの張力)で巻取っ
た、シート長約500m、外径約45cmφのロール状物を、室
温で20日間放置した後該仮支持体を剥離しながら巻き戻
し、得られたガラスビーズが転写された基体シートのう
ち該ロール状物の中心部からシート長約5mに当たる部
分を切り出した。次いで切り出された基体シートを倍率
200倍の顕微鏡により観察し、該基体シートのガラスビ
ーズの埋め込まれていない部分の支持フィルム面積Aと
該支持フィルムに金属蒸着膜が転写した部分の面積Bと
を、画像処理装置〔オリンパス工学工業(株)製「モデル
VM-30」〕を用いて算出し、下記の式に従って金属蒸着
膜転写面積率を計算し、次の基準に従って評価した。
【0052】
【数3】
【0053】1・・・・・・金属蒸着膜転写面積率1%未満 2・・・・・・金属蒸着膜転写面積率1%以上、30%未満 3・・・・・・金属蒸着膜転写面積率30%以上、60%未満 4・・・・・・金属蒸着膜転写面積率60%以上、90%未満 5・・・・・・金属蒸着膜転写面積率90%以上
【0054】(2) 再帰反射性能 カプセルレンズ型再帰反射シートの再帰反射性能を、ア
ドバンス・レトロ・テクノロジー社製再帰反射性能測定
器「MODEL 920」を用いて測定した。なお角度条件は観
測角を0.2゜とし、入射角は5゜及び40゜とした。
【0055】(3) 色の鮮やかさ 前(1)項と同様にして切り出した基体シートを用い、JIS
Z-9117に記載された色の測定法に従って、色相をL*
*、b*表示系にて求め、下記計算式により色の鮮やか
さを求めた。
【0056】
【数4】
【0057】(4) 耐候性試験 カプセルレンズ型再帰反射シートを約50mm×50mmにカッ
トし、シリコーン処理PET剥離フィルムを剥がし、再帰
反射シートをアルミニウムパネルに貼り付け、貼付け試
料を促進耐候性試験器〔スガ試験器(株)製「光コントロ
ールウエザオメーター」〕に入れ、500時間促進耐候性
試験を実施した。その後、貼付け試料を取り出し、冷熱
サイクル試験器〔タバイエステック(株)製「ヒートショ
ックチャンバー TSR-63」〕を用い、冷熱サイクルテス
トを実施した。なお冷熱サイクルは下記条件を1サイク
ルとして300サイクル実施した。
【0058】(冷熱サイクル条件) −40℃×30分→室温×15分→145℃×30分→室温×15分
【0059】(測定方法)(4-1) 再帰反射性能低下率(%) アドバンス・レトロ・テクノロジー社製再帰反射性能測
定器「MODEL 920」を用い耐候性テスト後の試験片の再
帰反射性能を測定し、試験前の試験片の再帰反射性能と
比較し、下記の計算式により反射性能低下率を算出し
た。なお角度条件は観測角0.2゜、入射角5゜とした。
【0060】
【数5】
【0061】(4-2) 保護フィルム剥がれ長さ(mm) 耐候性試験後の試験片の保護フィルムを支持フィルムの
結合部分の破壊された部分を、端部より最大長さの破壊
された部分で測定し、その長さをもって保護フィルム剥
がれ長さとした。
【0062】実施例1 軟化温度約105℃のPEを紙にラミネートした仮支持体を
約105℃に加熱し、この上に平均粒子径約65μm、屈折率
約1.91のガラスビーズを均一に且つ密に単層で分散させ
た後、ニップロールにより加圧してガラスビーズをその
直径の約1/3だけポリエチレン中に埋込み、次いで仮支
持体のガラスビーズが露呈している面に、アルミニウム
を真空蒸着し、ガラスビーズのほぼ半球面に厚さ約0.1
μmの金属蒸着膜を形成した。
【0063】次に、剥離処理を施こした厚さ20μmのPET
フィルム上に、固形分40重量%のアクリル系樹脂溶液
〔エチルアクリレート(EA)55重量%、メチルメタクリ
レート(MMA)40重量%、2-ヒドロキシエチルメタクリ
レート(HEMA)5重量部を共重合させた重量平均分子量
約18万、ガラス転移温度約17℃のアクリル系共重合体の
メチルイソブチルケトン(MIBK)/トルエン溶液、特殊
色料工業(株)製「ST-620」〕100重量部、ルチル型酸化
チタン40重量部及び固形分75重量%のヘキサメチレンジ
イソシアネート(HMDI)系架橋剤1重量部を混合した分
散液を塗布し、溶媒を除去して厚さ約30μmの支持フィ
ルムを形成し、次いでこの支持フィルムを23℃で4日間
放置して架橋を進行させ、ゲル分約28重量%の表1に示
すような特性を有する架橋性支持フィルムを得た。
【0064】この支持フィルムを先につくった仮支持体
上の金属蒸着されたガラスビーズの上に重ね合わせ、70
℃に加熱しながら、900kg/mの線圧で加圧して、ガラス
ビーズの直径の約1/3を架橋性支持フィルム中に埋め込
み、得られた積層シートを、内径が約75mm、外径が約95
mmの紙管に張力40kg/mで巻取り、室温で20日間放置後
巻き戻し、仮支持体であるPEラミネート紙を剥離して、
ガラスビーズを架橋性支持フィルムに転写して基体シー
トを得た。得られた基体シートの金属蒸着膜転写率は表
1に示すとおりであった。
【0065】次に基体シートに、厚さ約75μm、全光線
透過率約93%の無延伸アクリルフィルムを、ガラスビー
ズとアクリルフィルムが対向するように重ね合わせ、線
幅約0.3mmの網目状突起を有する表面温度が約190℃の金
属ロールと表面温度が約60℃のゴムロールの間を、アク
リルフィルム側がゴムロールと接触するようにして通過
させながら、金属ロールを剥離処理PETフィルム側から
加圧押し当て部分的熱溶融変形成形を行なった。
【0066】得られた熱溶融変形成形物より、剥離処理
PETフィルムを除去し、別途厚さ約75μmのシリコン処理
PET剥離フィルム上に形成した厚さ約40μmのアクリル系
感圧接着剤〔日本カーバイド工業(株)製「ニッセツ KP-
997」により作製〕を、該熱溶融変形成形物の背面の支
持フィルムに積層貼合わせてカプセルレンズ型再帰反射
シートを作成した。
【0067】得られたカプセルレンズ型再帰反射シート
の性能は表1に示すとおりであり、本発明の製造方法に
よりつくられた再帰反射シートは、色の鮮やかさに優
れ、苛酷な耐候性テストにおいても、再帰反射性能低下
率が少なく、保護フィルムの剥れもほとんどない優れた
特性を有するものであった。
【0068】実施例2 実施例1において、支持フィルムの放置条件を23℃で7
日間としてゲル分を40重量%とした架橋性支持フィルム
を用いた以外は実施例1と同様にしてカプセルレンズ型
再帰反射シートを作成した。得られたカプセルレンズ型
再帰反射シートの性能は、表1に示すとおりで、色の鮮
やかさに優れ、苛酷な耐候性テストにおいても、再帰反
射性能低下率が少なく、保護フィルムの剥れもほとんど
ない優れた特性を有するものであった。
【0069】比較例1 実施例1において、支持フィルムの放置条件を23℃で12
時間として、ゲル分を2重量%とした架橋性支持フィル
ムを用いた以外は実施例1と同様にしてカプセルレンズ
型再帰反射シートを作成した。得られたカプセルレンズ
型再帰反射シートの性能は表1に示すとおりで、色の鮮
やかさに劣り、耐候性テストにおいて再帰反射性能の低
下率が大きく、保護フィルムの剥れのある性能の劣るも
のであった。
【0070】比較例2 実施例1において、支持フィルム中へ架橋剤を添加せ
ず、ゲル分0重量%とした支持フィルムを用いた以外は
実施例1と同様にしてカプセルレンズ型再帰反射性シー
トを作成した。得られたカプセルレンズ型再帰反射シー
トの性能は表1に示すとおり、色の鮮やかさに劣り、耐
候性テストにおいて再帰反射性能の低下率が大きく、保
護フィルムの剥れのある性能の劣るものであった。ま
た、再帰反射性能においても入射角40゜、観測角0.2゜の
角度条件では性能の劣るものであった。
【0071】比較例3 実施例1において、支持フィルム中への架橋剤添加量を
2重量部とし支持フィルムの放置条件を30℃で7日間と
して、ゲル分を約75重量%とした架橋性支持フィルムを
用い、架橋性支持フィルムとガラスビーズの押圧成形温
度を100℃とした以外は全て実施例1と同様にして再帰
反射シートを作成した。この製造方法においては、金属
蒸着されたガラスビーズと架橋性支持フィルムの接着強
度が低く、工程途中でガラスビーズが部分的に脱落し、
結果として、得られたカプセルレンズ型再帰反射シート
は表1に示すとおり再帰反射性能の劣るものとなった。
また、得られた再帰反射シートは耐候性テストにおい
て、再帰反射性能の低下率が大きく、保護フィルムの剥
れのある性能の劣るものであった。
【0072】
【表1】
【0073】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、特別な装置
や工程が不必要で、且つ、ガラスビーズ間の仮支持体上
の金属蒸着膜を支持フィルム側に確実に転写させず再帰
反射シートの基体シートを製造することができるため、
連結壁中や、密封小区画空室中のガラスビーズ間の支持
フィルム上に金属蒸着膜片を残留させないカプセルレン
ズ型再帰反射シートを製造することができるので、長期
耐候性に優れ、色鮮やかな卓越した再帰反射シートを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カプセルレンズ型再帰反射シートの断面構造を
示すモデル図である。
【図2】仮支持体7上を覆うガラスビーズ6の分布モデ
ルを示す平面図である。
【図3】図2の断面を表わすモデル図である。
【図4】図3のガラスビーズ6の上に支持フィルム2を
重ね押圧成形した積層体の断面を表わすモデル図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・光透過性保護フィルム 2・・・・・・支持フィルム 3・・・・・・連続線状の連結壁 4・・・・・・密封小区画空室 5・・・・・・金属蒸着膜 6・・・・・・再帰反射性ガラスビーズ 7・・・・・・仮支持体 8・・・・・・熱可塑性ポリマー層 A・・・・・・ガラスビーズが部分的に存在しない領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性ポリマー層上にガラスビーズの一
    部を埋設して、その上部表面の全面に金属蒸着を施こし
    た仮支持体上に、加熱により成形可能な支持フィルムを
    重ねて置き、該仮支持体のガラスビーズ側と支持フィル
    ムを押圧成形して、該ガラスビーズの金属蒸着が施され
    た部分を実質的に該支持フィルム中に埋設させ、次いで
    該仮支持体及び該仮支持体上に存在する金属蒸着膜を一
    体に剥離することにより、隣接するガラスビーズ相互を
    隔てる間隙に金属蒸着膜が存在しない、ガラスビーズを
    埋設した基体シートを製造し、この基体シートのガラス
    ビーズ側に保護フィルムを重ねて置き、該基体シートの
    支持フィルムを部分的に加熱溶融成形して、保護フィル
    ムと支持フィルムとを連結する連続線状の連結壁を形成
    し、該連結壁によって囲まれた多数の密封小区画空室を
    構成することからなるカプセルレンズ型再帰反射シート
    の製造方法において、該支持フィルムがゲル分3〜70重
    量%の架橋性樹脂からなることを特徴とするカプセルレ
    ンズ型再帰反射シートの製造方法。
  2. 【請求項2】架橋性樹脂が、アクリル系樹脂、ポリエス
    テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂よりなる群から選ばれ
    る少なくとも1種の樹脂である請求項1記載のカプセル
    レンズ型再帰反射シートの製造方法。
  3. 【請求項3】支持フィルムの70℃における引張強度が0.
    5kg/cm2以上である請求項1記載のカプセルレンズ型再
    帰反射シートの製造方法。
  4. 【請求項4】支持フィルムのトルエン膨潤率が120〜360
    %である請求項1記載のカプセルレンズ型再帰反射シー
    トの製造方法。
  5. 【請求項5】仮支持体の熱可塑性ポリマー層表面がコロ
    ナ放電処理されている請求項1記載のカプセルレンズ型
    再帰反射シートの製造方法。
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