JPH0857914A - カセット式射出成形金型装置 - Google Patents

カセット式射出成形金型装置

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JPH0857914A
JPH0857914A JP6198352A JP19835294A JPH0857914A JP H0857914 A JPH0857914 A JP H0857914A JP 6198352 A JP6198352 A JP 6198352A JP 19835294 A JP19835294 A JP 19835294A JP H0857914 A JPH0857914 A JP H0857914A
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JP
Japan
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ejector
optical sensor
ejector mechanism
mold
cassette
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JP6198352A
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Inventor
Seiji Mishima
誠司 三島
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Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7626Measuring, controlling or regulating the ejection or removal of moulded articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/84Safety devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセット式射出金型装置の破損を防止する。 【構成】 可動側金型Qの両側部に光センサ25を設
け、可動側ベースプレート16に貫通孔16bを設け
て、光センサの検出用光を通過可能にしてある。第1の
エジェクタ機構19によって第2のエジェクタ機構22
が進出すると、エジェクタプレート23が進出して、貫
通孔の中間位置を遮断するため光センサ25の検出用光
は受光素子29に到達しない。第2のエジェクタ機構2
2が原位置に復帰している時には、検出用光は貫通孔を
通過可能となるため受光素子29に到達可能である。光
センサからの制御信号によって成形機の動作が制御され
るため、エジェクタピン24やリターンピン等が突き出
し状態のままにおける型閉じを防止し、金型装置の破損
が防止される。他の手段としては、検出用光がパーティ
ングライン面に沿って通過するように光センサを設置
し、リターンピンの状態を直接的に検出可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット式射出成形金
型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カセット式射出成形金型装置は、成形品
を異にするごとにそれに対応したキャビティを有するカ
セット金型を交換するようにしたもので、金型製作費の
節減およびカセット金型の交換が簡単なことから多用さ
れている。
【0003】カセット式射出成形金型装置の特徴の一つ
に、成形品のエジェクタ機構が二段階式になっているこ
とを挙げることができる。すなわち、エジェクタ機構は
可動側金型に直接的に設けられ、成形機本体のエジェク
タロッドによって進出する第1のエジェクタ機構と、こ
の第1のエジェクタ機構によって進出し、キャビティ内
の成形品を直接的に突き出す第2のエジェクタ機構とに
よって構成されている。
【0004】第1のエジェクタ機構は、ベース金型のス
ペーサブロック内に進退可能に設けられた第1のエジェ
クタプレートと、この第1のエジェクタプレートに立設
された第1のエジェクタピンとからなる。第1のエジェ
クタピンは、ベース金型の可動側受板に設けられた挿通
孔を通って、第1のエジェクタ機構の第1のエジェクタ
プレートの底面に当接して、これを押し出し可能にして
ある。第1のエジェクタ機構は成形品の突き出し動作後
は、第1のエジェクタピンに並設されている第1のリタ
ーンピンに螺設されているリターンばねによって原位置
に復帰するようになっている。
【0005】これに対し第2のエジェクタ機構は、スペ
ーサプレートの間を進退する第2のエジェクタプレート
と、これに立設された第2のエジェクタピンとを備えて
いる。第2のエジェクタピンは、型板に設けられた挿通
孔を通って、キャビティの前方まで突き出し可能であ
り、突き出し動作後は第2のエジェクタピンに並設され
ている第2のリターンピンに螺設されているリターンば
ねによって原位置に復帰するようになっている。
【0006】カセット金型が次の型締め動作に入るため
には、第2のエジェクタ機構を構成するものでパーティ
ングライン面に突出するエジェクタピン、リターンピン
等が確実に原位置に復帰していることが望まれる。従来
までは、この第2のエジェクタ機構の復帰は、第1のエ
ジェクタプレートの復帰位置にメカスイッチあるいは近
接スイッチを設け、メカスイッチあるいは近接スイッチ
によるオン・オフ信号によって判断していた。すなわ
ち、第1のエジェクタプレートが原位置に復帰しない状
態にあるときにはメカスイッチあるいは近接スイッチが
オフとなっているため、次の型締め動作に入らず、第1
のエジェクタプレートが原位置に復帰してメカスイッチ
あるいは近接スイッチがオンになったときに次の型締め
動作に移るようにしてあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来技
術では、第1のエジェクタプレートが原位置に復帰すれ
ば、これに従って第2のエジェクタプレートもリターン
ばねによって原位置に復帰するものと判断しているので
あるが、この判断は必ずしも正しいとは言えない。すな
わち第1のエジェクタプレートが後退しても、第2のエ
ジェクタ機構は何らかの障害により原位置に復帰でき
ず、第2のエジェクタピンや第2のリターンピン等がパ
ーティングライン面の前面に突出した状態になっている
ことがある。このような場合にも、第1のエジェクタプ
レートが既に原位置に復帰していることがメカスイッチ
あるいは近接スイッチによって検知されているため、こ
の信号を受けた成形機本体の制御手段によって次の型締
め動作に移ってしまい、第2のエジェクタピンや第2の
リターンピン等がパーティングライン面から突出した状
態でこれを固定側のカセット金型に向かって進出させる
ため、キャビティを破損させる状態に至ることがある。
【0008】そこで本発明の目的は、第2のエジェクタ
ピンや第2のリターンピン等の原位置への復帰を直接的
に検出して、パーティングライン面のキャビティ等、金
型装置の破損防止を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、可動側金型と固定側金型とにそれぞれ交
換可能なカセット金型が装着してあり、可動側金型に
は、成形機本体に備えられた駆動手段によって進出する
第1のエジェクタ機構と、この第1のエジェクタ機構に
よって進出し、カセット金型のキャビテイ内に残留する
成形品を突き出す第2のエジェクタ機構とを備えている
カセット式射出成形金型装置において、可動側金型に
は、第2のエジェクタ機構が突き出し状態になっている
か否かを検出する光センサが設けてあるところに特徴が
ある。
【0010】この可動側金型のベースプレートには一側
部から他側部に貫通する貫通孔が設けてあり、光センサ
は検出用光が貫通光の中間部に位置する第2のエジェク
タ機構のエジェクタプレートの存否に対応して通過また
は遮断するように設けられている。
【0011】また、他の手段では、光センサは、検出用
光が可動側金型のベースプレートの一側部からパーティ
ングライン面に沿って他側部に到達可能に設けてあり、
この検出用光は、第2のエジェクタ機構が突き出し状態
になっている時にはパーティングライン面に突出してい
る第2のエジェクタ機構のリターンピンによって遮光可
能であるように設けてある。
【0012】上記した各手段において採用される光セン
サは、レーザ発生装置と、このレーザ発生装置によって
発生したレーザ光を所定位置に導く光ファイバと、光フ
ァイバから投光されたレーザ光を受光する受光素子とを
備えたものにすることが望ましい。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。図1に示すように、本発明に係るカセット
式射出成形金型装置は、固定側金型Pと可動側金型Qと
からなり、それぞれの金型には、成形品を成形するごと
に異なるキャビティを有する1個または複数のカセット
金型が交換可能に装着してある。
【0014】固定側金型を構成する固定側取付板1の前
面(左側)には、固定側受板2が設けてあり、その前面
にはランナーストリッパープレート3が設けてある。さ
らにランナーストリッパープレート3の前面には固定側
ベースプレート4が設けてあり、この固定側ベースプレ
ート4に設けられた4個の収納凹部4a(図1の断面図
では2個だけ図示)にはそれぞれ固定側のカセット金型
5が装着してある。
【0015】固定側のカセット金型5は、前端部につば
状に形成したつば部5aが設けてあり、つば部の背面が
固定側ベースプレート4の前面に当接してこれ以上深く
入り込まないようにしてある。カセット金型5の反キャ
ビティ面5bの両側に形成された係止部には固定キー6
の係止部が係合しており、これによりカセット金型5を
固定側ベースプレート4の収納凹部4aに脱落不能に装
着してある。
【0016】固定側取付板1の中心部には、スプルーブ
ッシュ7が嵌め込んであり、このスプルーブッシュ7
は、固定側受板2を貫通し、その先端は固定側受板2の
前面と同一面になっている。スプルーブッシュ7はロケ
ートリング8によって固定側取付板に固定されている。
スプルーブッシュ7の先端部側には、前方が大きいテー
パ状の孔からなるスプルー7aが設けてある。
【0017】ランナーストリッパープレート3の中央部
には、ランナープレート9用の凹部3aが設けてあり、
この凹部には、固定側ベースプレート4の背面中央部に
固定されたランナープレート9が位置している。ランナ
ープレート9には、背面に溝部9aが形成してあり、そ
の中央位置がスプルー7aとT字状に交差し、両側に延
長した溝部の先端で2方向に分岐している。スプルー7
aは、このランナープレート9とランナーストリッパー
プレート3との間に形成された通路3aを介してカセッ
ト金型5の反キャビティ面5bに形成されたランナー部
5cと連通している。
【0018】ランナー部5cの先端部近傍は、カセット
金型5を縦断するように設けられたテーパ状孔からなる
サブランナー部5dの後端部と交差している。サブラン
ナー部5dの先端部にはゲート部5eが設けてある。
【0019】ランナー部5cには、ランナーロックピン
10のピン先端部10aが位置している。このピン先端
部10aは、サブランナー部5dの延長上に位置させて
あり、型開きの際に先端部に形成された突起によって樹
脂のサブランナーがカセット金型5から抜け易くなるよ
うにしてある。
【0020】固定側取付板1には、固定側受板2,ラン
ナーストリッパープレート3および固定側ベースプレー
ト4を支持する4本のサポート軸11(1本だけ図示)
が取り付けてある。また、固定側ベースプレート4に
は、可動側金型Qを固定側金型Pに対して正確な状態で
進退可能にするための4本のガイド軸12(1本だけ図
示)が水平に設けてある。
【0021】可動側金型Qは、図示しない成形機のシリ
ンダブロックに固定された可動側取付板13の前面(図
面右側)にスペーサブロック14が設けてあり、その前
面に可動側受板15が設けてある。可動側受板15の前
面には可動側ベースプレート16が設けてある。
【0022】可動側ベースプレート16には、可動側の
カセット金型の収納凹部16a(図1の断面図では2個
だけ図示)が設けてあり、各可動側のカセット金型17
はこれらの収納凹部16aに挿着され、固定キー18に
よって可動側ベースプレート16に脱落不能に固定され
ている。
【0023】スペーサブロック14内に形成されたスペ
ース内には、第1のエジェクタ機構19を構成する第1
のエジェクタプレート20が進退自在に設けてあり、こ
れには複数の第1のエジェクタピン21や第1のリター
ンピン(図示せず)等が固定してある。各第1のエジェ
クタピン21および第1のリターンピンは、可動側受板
15に設けられた挿通孔を通って可動側受板15の前面
に突出可能である。
【0024】各可動側のカセット金型17には、第2の
エジェクタ機構22が設けてある。第2のエジェクタ機
構22は第2のエジェクタプレート23と、これに固定
された複数の第2のエジェクタピン24および第2のリ
ターンピン(図示せず)等によって構成されている。各
第2のエジェクタピン24おとび第2のリターンピン等
は、型板17aに設けられた挿通孔を通ってキャビティ
17b内およびパーティングライン面の前方に突出可能
である。第2のエジェクタ機構22は、第1のエジェク
タ機構19が前進すると、それに従って前進して突き出
し状態となる。第1のエジェクタ機構19を進出させた
成形機のエジェクタロッド(図示せず)が後退すると、
図示しないリターンばねによって、第1のエジェクタ機
構19が原位置に復帰可能である。これに従って、第2
のエジェクタ機構22も、図示しないリターンばねによ
って原位置に復帰可能である。
【0025】可動側金型Qには、第2のエジェクタ機構
22が突き出し状態になっているかどうかを検出する光
センサ25が設けてある。光センサ25は、可動側金型
Qの両側部に固定されたセンサ取付ブロック26,26
およびこれに固着されたセンサ取付板27,27を介し
て取り付けられている。光センサ25は可動側金型Qの
一側部に設けられた発光手段28と、他側部に設けられ
た受光手段29とによって構成される。
【0026】発光手段28は、光ファイバ30によって
所定の投光位置に導かれたレーザ光を採用している。レ
ーザ光はガスレーザなど適当なレーザ発生装置(図示
略)によって発生させたものを光ファイバ30で可動側
ベースプレート16の一側部へ導かれるようにしてあ
る。受光手段29としてはフォトトランジスタが採用さ
れており、レーザ光を受光すると信号電流を生じさせ、
この電流が制御信号として、図示しない制御手段に入力
可能な構成にしてある。
【0027】光センサ25から発光する検出用光は、可
動側金型Qの一側部に発光手段28を設け、他側部に受
光手段29を設けて両者を対向させ、その中間に存在す
る被検出対象の存否によって検出用光を遮断したり、通
過させたりすることにより検出可能にしてある。
【0028】被検出対象を第2のエジェクタ機構22と
する場合には、ベースプレート16に一側部から他側部
に貫通する貫通孔16bを設け、この貫通孔を検出用光
を通過可能にしてある。これにより、第2のエジェクタ
プレート23が突き出し状態になっているときには、第
2のエジェクタプレートが貫通孔16bの中間位置にあ
るため検出用光を遮断し、原位置に復帰した状態になっ
ているときには検出用光を通過可能である。貫通孔16
bは、可動側ベースプレート16の厚さのほぼ中間位置
を横断するとともに、カセット金型の収納凹部16aに
収納してあるカセット金型17のスペーサプレート17
cに設けてある透孔とも連通するようにしてあり、収納
凹部16aにカセット金型17を収納した状態でベース
プレートの貫通孔と一致させることによって検出用光が
通過可能である。
【0029】ここで本実施例の動作について説明する。
上記したように、光センサ25は、可動側ベースプレー
ト16の一側部から他側部に検出用光が通過可能に設け
てあるので、図2に示すように中間に位置する第2のエ
ジェクタ機構22が成形品を突き出した状態になってい
るときには、第2のエジェクタプレート23が前進し
て、光路を遮断する状態となる。このため、発光手段2
8から投光された検出用光は、この第2のエジェクタプ
レート23によって遮断され、受光素子29には光が当
たらないので制御信号はマイナスとして制御手段に出力
される。これに対し、第2のエジェクタ機構22が突き
出し状態になっていないとき、すなわち第2のエジェク
タプレート24が原位置に復帰しているときには、検出
用光は遮断されずに貫通孔16b内を通過して、受光素
子29に到達するため、受光素子29は、プラスの制御
信号を制御手段に出力する。
【0030】光センサ25から制御信号の出力を受けた
制御手段は、成形機本体に対して可動金型の進退や樹脂
の射出タイミング等についての制御を行なって射出成形
作業を継続する。
【0031】次に他の実施例について説明する。本実施
例における基本的な構成は、先の実施例と同様である。
したがって基本的な構成に用いる符号は先の実施例と同
一のものを用いてある。
【0032】図3に示すように、光センサ25の検出用
光Lが、可動側金型Qの一側部からカセット金型17の
パーティングライン面に沿って他側部に到達可能に設け
てある。光センサ25の取り付け位置は、可動側金型Q
の両側部にそれぞれセンサ取付けブロック26,26を
固定し、各センサ取付けブロックにセンサ取付板27,
27を介して発光手段28および受光素子29が設けて
ある。光センサ25の検出用光Lは第2のエジェクタ機
構22が突き出し状態になっているときに、パーティン
グライン面の前方に突出した第2のリターンピン(図示
せず)によって遮光可能に設置されている。
【0033】ここで、検出用光Lをエジェクタピンによ
って遮光可能に設置すると、効果としては同じである
が、エジェクタピンの位置はカセット金型を交換した際
に形成されているキャビティの形状によって位置が異な
ってくるため好ましくない。
【0034】第2のエジェクタ機構22が原位置に復帰
している時には、第2のリターンピンが パーティング
ライン面から後退しているため、検出用光Lは遮光され
ずに通過し、受光素子29は検出用光Lを受光可能であ
る。
【0035】本実施例では、検出用光Lが細いリターン
ピンによって遮光可能となるように光センサ25を設け
る必要がある。しかしその反面ベースプレート16やカ
セット金型17に貫通孔を設ける必要がなくなるので、
光センサの設置が容易となり、コストの面で有利であ
る。その他の構成や動作については前記実施例と同様で
ある。
【0036】なお上記した実施例では、いずれも光セン
サとしてレーザ発生装置と光ファイバおよび受光素子と
してフォトトランジスタを用いているが、これを発光ダ
イオード(LED)と代替することも可能である。また
受光素子として用いられるフォトトランジスタもフォト
ダイオードによって代替可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、可動側金型に第2のエジェク
タ機構が突き出し状態になっているか否かを検出する光
センサが設けてあるので、第1のエジェクタ機構の状態
とは関わりなく、第2のエジェクタピンが突き出してい
るかどうかを正確に検出可能となり、第2のエジェクタ
ピンの状態をより正確に検出可能になるので、第2のエ
ジェクタピンの破損を防止可能になる。
【0038】また、光センサの検出用光を、可動側金型
のベースプレートに設けた貫通孔を通って、貫通孔の中
間部に位置する第2のエジェクタプレートによって、通
過または遮断するようにすれば、第2のエジェクタ機構
の状態が確実に検出可能とすることができる。さらにま
た、光センサをその検出用光がパーティングライン面に
沿って可動側ベースプレートの一側部から他側部へ通過
可能に設けようにすれば、第2のエジェクタピン自体が
突き出し状態になっているか否かを直接検出可能となる
ので、第2のエジェクタピンの状態をより正確に検出可
能になる。また可動側ベースプレートに貫通孔を設けた
りする必要がないので、コスト低減が可能になる。光セ
ンサの検出用光としてレーザ光とこれを所定位置に導く
光ファイバとを用いることにより、検出精度を高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例において、第2のエジェクタ機構が
突き出し状態になっていることを示す拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
P 固定側金型 Q 可動側金型 16 可動側ベースプレート 16b 貫通孔 17 カセット金型 17b キャビティ 19 第1のエジェクタ機構 22 第2のエジェクタ機構 23 エジェクタプレート 24 エジェクタピン 25 光センサ 29 受光素子 30 光ファイバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動側金型と固定側金型とにそれぞれ交
    換可能なカセット金型が装着してあり、上記可動側金型
    には、成形機本体に備えられた駆動手段によって進出す
    る第1のエジェクタ機構と、上記第1のエジェクタ機構
    によって進出し、上記カセット金型のキャビテイ内に残
    留する成形品を突き出す第2のエジェクタ機構とを備え
    ているカセット式射出成形金型装置において、 上記可動側金型には、上記第2のエジェクタ機構が突き
    出し状態になっているか否かを検出する光センサが設け
    てあることを特徴とするカセット式射出成形金型装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記可動側金型のベ
    ースプレートには一側部から他側部に貫通する貫通孔が
    設けてあり、上記光センサは検出用光が上記貫通孔の中
    間部に位置する上記第2のエジェクタ機構のエジェクタ
    プレートの存否に対応して通過または遮断するように設
    けられていることを特徴とするカセット式射出成形金型
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記光センサは、上
    記検出用光が上記可動側金型のベースプレートの一側部
    からパーティングライン面に沿って他側部に到達可能に
    設けてあり、上記検出用光は、上記第2のエジェクタ機
    構が突き出し状態になっている時には上記パーティング
    ライン面に突出している上記第2のエジェクタ機構のリ
    ターンピンによって遮光可能であることを特徴とするカ
    セット式射出成形金型装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、上記光セン
    サは、レーザ発生装置と、上記レーザ発生装置によって
    発生したレーザ光を所定位置に導く光ファイバと、上記
    レーザ光を受光する受光素子とを備えていることを特徴
    とするカセット式射出成形金型装置。
JP6198352A 1994-08-23 1994-08-23 カセット式射出成形金型装置 Pending JPH0857914A (ja)

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JP6198352A JPH0857914A (ja) 1994-08-23 1994-08-23 カセット式射出成形金型装置
CN95116641A CN1123218A (zh) 1994-08-23 1995-08-22 具有可更换子模的注射模装置
KR1019950025827A KR960007139A (ko) 1994-08-23 1995-08-22 카세트식 사출 성형 금형 장치

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