JPH0857329A - 簡易検査台組立シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 かさばらず、簡単に組立てることのできる簡
易検査台組立シートの提供。 【構成】 １枚の自己支持性シートであって、該シート
の一方側には嵌合用凸片１を、その反対側の端部近傍に
は折り曲げ線２とその線上に嵌合用切欠３を有する小領
域部４を設けるとともに、該シートを前記嵌合用凸片１
と前記小領域部４の間で三つの大領域部７、８、９に分
ける折り曲げ線５、５′、６、６′を設け、中央の大領
域部８に試験管立て用自己支持性シート１０を結合して
なる簡易検査台組立シート。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、簡易検査台組立シート
に関する。このシートは、簡単に組み立てて試験管立て
として使用できるので、麻薬検査、医療検査など、検査
用車両中、あるいはテント内での検査用として有用であ
る。

【０００２】

【従来技術】本発明のようなタイプの簡易検査台組立シ
ートは、いまだ提案されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かさ
ばらず、簡単に組立てることのできる簡易検査台組立シ
ートを提供する点にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、１枚の自己支
持性シートであって、該シートの一方側には嵌合用凸片
を、その反対側の端部近傍には折り曲げ線とその線上に
嵌合用切欠を有する小領域部を設けるとともに、該シー
トを前記嵌合用凸片と前記小領域部の間で三つの大領域
部に分ける折り曲げ線を設け、中央の大領域部に試験管
立て用自己支持性シートを結合してなる簡易検査台組立
シートに関する。

【０００５】前記嵌合用切欠を有する側の大領域部とそ
れに隣接する大領域部には、前記小領域部に対応する小
領域部をそれぞれ形成する折り曲げ線を設けることが好
ましい。

【０００６】本発明を図面を参照して詳細に説明する。
まず、第１の具体例を図１〜４に示す。図１に示すよう
に、自己支持性シートの一方側に嵌合用凸片１を形成
し、その反対側の端部近傍に折り曲げ線２とその線上に
嵌合用切欠３を有する小領域部４を設ける。自己支持性
シートは、折り曲げ線５、６により三つの大領域部７、
８、９を設ける。

【０００７】中央の大領域部８には、図２、図３に示す
ように、試験管立て用自己支持性シート１０を接着剤１
５により接着する。

【０００８】なお、接着によらない場合には、図９に示
すように、中央の大領域部８の中央部分に試験管立て用
自己支持性シートとして利用する領域を設け、切り込み
１６、１６′を入れ、折り曲げ線１１、１２の個所から
立ち上げる方式をとることができる。

【０００９】また、図１０に示すように、試験管立て用
自己支持性シート１０の横巾を中央大領域部８の横巾よ
り小さいものとし、試験管立て用自己支持性シートの折
り曲げ線１１、１２に対応する中央大領域８に切り込み
を設け、裏側から試験管立て自己支持性シート１０を挿
入することにより、両者を結合することもできる。

【００１０】自己支持性シート１０は、図４に示すよう
に自己支持性シートを試験管立て用自己支持性シート１
０が外側になるように、折り曲げ線２、５、６に沿って
折り曲げ、嵌合用切欠３に嵌合用凸片１を嵌合させて断
面三角状の箱体を組立てる。試験管立て用自己支持性シ
ートは、折り曲げ線１１と１２により壁面よりほぼ直角
に折り曲げ、試験管用穴１３、１３………とそれに対応
する試験管用穴１４、１４………に試験管を立てること
ができる。

【００１１】つぎに、本発明第２の具体例を図５〜８に
示す。図５〜８に示すものは、図１〜２において、嵌合
用切欠３を有する側の大領域部７とそれに隣接する大領
域部８に、前記小領域部４に対応する小領域部４′、
４″を形成する折り曲げ線５′、６′をそれぞれ設けた
ものである。

【００１２】このものは、試験管立て自己支持性シート
１０を内側にして、嵌合用第二切欠３′に嵌合用凸部１
を嵌合させれば、図７に示すような箱体を形成すること
ができる。この箱体は、検査に使用する試験管や試験紙
などの保管や保護のために有用である。

【００１３】図５〜図６に示す簡易検査台組立シート
は、試験管立て自己支持性シート１０を外側にして、嵌
合用切欠３に嵌合用凸片１を嵌合させれば、図８に示す
ような簡易検査台を形成することができる。

【００１４】本発明の自己支持性シートは、タバコ箱の
ような硬い紙、厚紙、プラスチックシートなど自分自身
でその形状を保持できるものであればよい。

【００１５】本発明の簡易検査台は、前述の要領で組立
てることにより、簡便な検査台として、車両内での、あ
るいはテント内での麻薬検査、医療検査などに有用であ
る。

【００１６】

【効果】本発明の簡易検査台組立シートは、組立ててい
ないときは、一枚のシートであるため、かさばらず、持
ち運びに極めて便利である。検査台として使用するとき
は、簡単に組立てられ、不要になった場合は、そのまま
捨てることもできるし、また、シートの形にもどして再
使用することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の具体例における試験管立て用自
己支持性シートを接着する前の段階の自己支持性シート
の平面図である。

【図２】図１のものに、試験管立て用自己支持性シート
を接着した段階の簡易検査台組立シートの平面図であ
る。

【図３】図２の側面図である。

【図４】図２の本発明の簡易検査台組立シートを組立て
て検査台として使用している状態を示す斜視図である。

【図５】本発明の第２の具体例における試験管立て用自
己支持性シートを接着する前の段階の自己支持性シート
の平面図である。

【図６】図５のものに、試験管立て用自己支持性シート
を接着した段階の簡易検査台組立シートの平面図であ
る。

【図７】図５の簡易検査台組立シートを試験管立て用自
己支持性シートを内側にして組立てた箱体の斜視図であ
る。

【図８】図５の本発明の簡易検査台組立シートを組立て
て検査台として使用している状態を示す斜視図である。

【図９】接着によらない場合の簡易検査台組立シートの
１具体例の平面図である。

【図１０】接着によらない場合の試験管立て用自己支持
性シートを挿入嵌合するベースとなる簡易検査台組立シ
ートの他の具体例の平面図である。

【図１１】図１０の切り込み線に挿入して本発明の検査
台を組立てるのに用いる試験管立て用自己支持性シート
の平面図である。

【符号の説明】

１ 嵌合用凸片 ２ 折り曲げ線 ３ 嵌合用切欠 ３′ 嵌合用第二切欠 ４ 小領域部 ４′ 小領域部 ４″ 小領域部 ５ 折り曲げ線 ５′ 折り曲げ線 ６ 折り曲げ線 ６′ 折り曲げ線 ７ 大領域部 ８ 大領域部 ９ 大領域部 １０ 試験管立て用自己支持性シート １１ 折り曲げ線 １２ 折り曲げ線 １３ 試験管用穴 １４ 試験管用穴 １５ 接着剤 １６ 切り込み線 １６′ 切り込み線 １７ 折り曲げ線 １７′ 折り曲げ線 １８ 切り込み線 １８′ 切り込み線

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １枚の自己支持性シートであって、該シ
   ートの一方側には嵌合用凸片を、その反対側の端部近傍
   には折り曲げ線とその線上に嵌合用切欠を有する小領域
   部を設けるとともに、該シートを前記嵌合用凸片と前記
   小領域部の間で三つの大領域部に分ける折り曲げ線を設
   け、中央の大領域部に試験管立て用自己支持性シートを
   結合してなる簡易検査台組立シート。
2. 【請求項２】 前記嵌合用切欠を有する側の大領域部と
   それに隣接する大領域部には、前記小領域部に対応する
   小領域部をそれぞれ形成する折り曲げ線を設けた請求項
   １記載の簡易検査台組立シート。