JPH0857149A - カプセル払出装置 - Google Patents

カプセル払出装置

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JPH0857149A
JPH0857149A JP22077394A JP22077394A JPH0857149A JP H0857149 A JPH0857149 A JP H0857149A JP 22077394 A JP22077394 A JP 22077394A JP 22077394 A JP22077394 A JP 22077394A JP H0857149 A JPH0857149 A JP H0857149A
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和宏 矢部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カプセル貯蔵庫の加工を簡単にし、かつ任意
の容量に形成可能にする。 【構成】 底部にカプセルの取出口3が形成され、多角
柱形状の貯蔵空間を有する側面部に隅部9が形成された
カプセル貯蔵庫1と、カプセル貯蔵庫1の下部に回転自
在に設けられ、取出口3と対向する位置にカプセルの取
出孔4aが形成された円板状の回転板4と、回転板4を
回転駆動する駆動手段7とを設け、先端がカプセル貯蔵
庫1の側面部の隅部9に位置するカプセルに当接可能な
位置に至る当接部材10bを回転板4に突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセル貯蔵庫内のカ
プセルを1個ずつ払い出すカプセル払出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊戯機械に設けられ、遊戯結果等
に基づいて景品の入ったカプセルを1個ずつ払い出すカ
プセル払出装置が知られており、本出願人は既に、払出
可能なカプセルの種類が容易に変更可能なカプセル払出
装置を提案している(実開平3−122891号公報参
照)。
【0003】この種のカプセル払出装置は、底部に取出
口が形成されたカプセル貯蔵庫と、カプセル貯蔵庫の下
部に回転自在に設けられた円板状の回転板と、この回転
板を回転させるモータ等の駆動部とを備え、回転板に形
成された取出孔内にカプセルが位置した状態で駆動部に
より回転板を回転させ、取出口を介してカプセルを払い
出すようにしている。
【0004】従って、カプセル貯蔵庫の下部が矩形に形
成されていると隅部にカプセルが滞留してしまうので、
従来のカプセル払出装置では回転板付近を円筒状に形成
し、あるいは、矩形に形成する場合でも回転板の寸法に
近い寸法に形成して隅部にカプセルが貯留しないように
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカプセル払出装置では、カプセル払出装置の回
転板付近の形状が限定されていたので、次のような問題
が生じていた。 (1) 円筒状に形成するためには加工工程が複雑にな
り、手間がかかる (2) 回転板の寸法に近い寸法に形成すると回転板の寸
法によりカプセル貯蔵庫の寸法、ひいては容量が限定さ
れてしまう
【0006】本発明の第1の目的は、カプセル貯蔵庫の
加工が簡単でかつ任意の容量に形成可能なカプセル払出
装置を提供することにある。本発明の第2の目的は、取
出口におけるカプセルの詰まりを防止することの可能な
カプセル払出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、カプセル貯蔵
庫内のカプセルを1個ずつ払い出すカプセル払出装置に
適用される。そして、上述の目的は、底部にカプセルの
取出口が形成され、多角柱形状の貯蔵空間を有する側面
部に隅部が形成されたカプセル貯蔵庫と、カプセル貯蔵
庫の下部に回転自在に設けられ、取出口と対向する位置
にカプセルの取出孔が形成された円板状の回転板と、回
転板を回転駆動する駆動手段とを設け、先端がカプセル
貯蔵庫の側面部の隅部に位置するカプセルに当接可能な
位置に至る当接部材を回転板に突設したようなカプセル
払出装置により達成される。ここで、当接部材は弾性変
形可能な部材であることが好ましい。
【0008】カプセルが取出口を通過したことを検出す
る通過検出手段を設けた場合、駆動手段は、回転板の取
出孔内にカプセルが位置した状態で回転板を一方向に回
転させ、カプセルを取出口に臨ませることによりこのカ
プセルを取出口を介して払い出し、さらに、通過検出手
段からの検出信号を受信すると回転板を一方向とは逆方
向に所定角度だけ回転させることが好ましい。
【0009】また、カプセル貯蔵庫の側面部内面に設け
られ、回転板の回転により当接部材に連れ回りするカプ
セルに対して回転板の中心方向に向かう力を付与する求
心力付与手段を設けることも好ましい。
【0010】さらに、取出口の上方を覆うようにして設
けられたカプセル分別用天板と、回転板の下面を臨む位
置に配置され、取出口の周方向一方側における回転板と
の間隔と取出口の周方向他方側における回転板との間隔
とを異にする間隔差形成部材と、回転板の回転方向を選
択する選択スイッチとを設けることも好ましく、あるい
は、回転板の上面に棒状部材を突設することも好まし
い。
【0011】
【作用】
−請求項1− 駆動手段により回転板が回転駆動されると当接部材もこ
れに連れて従動し、カプセル貯蔵庫の隅部にカプセルが
位置している場合、当接部材の少なくとも先端がこのカ
プセルに当接する。そして、回転板が引き続き回転駆動
されると当接部材によりカプセルが隅部から押し出され
る。
【0012】−請求項2− カプセル貯蔵庫の内面と回転板との間の距離が狭く、当
接部材の先端がカプセル貯蔵庫の内面に当接した場合で
もこの当接部材が弾性変形し、更に、当接部材の先端が
隅部付近に至ってカプセル貯蔵庫の内面との当接が解除
されると、自身の弾性により元の形状に復帰する。
【0013】−請求項3− 駆動手段は、回転板の取出孔内にカプセルが位置した状
態で回転板を一方向に回転駆動させ、カプセルを取出口
に臨ませることによりこのカプセルを取出口を介して払
い出させる。そして、通過検出手段によりカプセルが取
出口を通過したことを検出すると、回転板を逆方向に所
定角度だけ回転させる。
【0014】−請求項4− 求心力付与手段は、当接部材に連れ回りするカプセルに
回転板の中心方向に向かう力を付与する。これにより、
回転板の周縁部に位置するカプセルは回転板上に乗せら
れる。
【0015】−請求項5− 選択スイッチにより、間隔差形成部材と回転板との間隔
が広い方から狭い方に向かって回転板の取出孔が移動す
るように回転板が回転駆動されると、狭間隔に対応した
径を有する小径のカプセルが取出孔内に嵌入される。そ
して、回転板の回転により取出孔が天板下方に至ると、
この天板によりカプセルが1個のみ分別される。一方、
選択スイッチにより、間隔差形成部材と回転板との間隔
が狭い方から広い方に向かって回転板の取出孔が移動す
るように回転板が回転駆動されると、広間隔に対応した
径を有する大径のカプセルが取出孔内に嵌入される。そ
して、回転板の回転により取出孔が天板下方に至ると、
この天板によりカプセルが1個のみ分別される。
【0016】−請求項6− 回転板が回転すると、この回転板の回転中心を中心とし
て棒状部材が周回運動を行い、カプセル収納庫内のカプ
セルを撹拌する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施例であるカプ
セル払出装置を示す平面図、図2は図1のII−II′線に
沿った矢視断面図、図3は回転板が図1と異なる位置に
ある状態における図1のII−II′線に沿った矢視断面
図、図4は図1のIV−IV′線に沿った矢視断面図であ
る。
【0018】これらの図において、1はカプセル貯蔵庫
であり、図2にその断面を示すように、上部が開口した
箱状に形成されている。このカプセル貯蔵庫1にはカプ
セル(不図示)が複数個貯蔵されている。本実施例のカ
プセル貯蔵庫1には、2種類の直径を有するカプセルが
択一的に(つまりいずれか1種類のカプセルのみ)貯蔵
される。
【0019】カプセル貯蔵庫1は、後述する回転板4等
が配置されたカプセル分別部1aと、底面がこのカプセ
ル分別部1aに向かって下方に傾斜するスロープ部1b
とを備え、不図示のカプセル供給口からカプセル貯蔵庫
1内に供給されたカプセルは一旦スロープ部1bに貯留
された後、カプセル分別部1aから払い出されるように
なっている。そして、スロープ部1bに貯留されている
カプセルは、カプセル分別部1aから払い出されるたび
に重力によりスロープ部1bからカプセル供給部1aへ
と移動し、カプセル供給部1aに順次供給される。
【0020】図2及び図4に示すように、カプセル貯蔵
庫1の底部には取出筒2が突設され、カプセル貯蔵庫1
の底面にはこの取出筒2に連通する貫通孔3が形成され
ている。この貫通孔3及び取出筒2の内径は、カプセル
貯蔵庫1内に貯蔵される最大寸法のカプセルが通過可能
な径に形成されており、従って、この貫通孔3は、カプ
セル貯蔵庫1内のカプセルを装置外に払い出すための取
出口として作用する。取出筒2には、図4に示すよう
に、取出筒2内をカプセルが通過したことを検出する通
過センサ20が取出口3近傍に設けられている。この通
過センサ20は、たとえば周知の近接センサ、光電セン
サ、マイクロスイッチ等の機械センサなどから構成され
る。
【0021】4は円板状に形成された回転板であり、こ
の回転板4はカプセル貯蔵庫1の下部に回転自在に設け
られている。より詳細には、図2及び図4に示すよう
に、回転板4の下部中心には回転シャフト5が固設さ
れ、この回転シャフト5が減速ギア部6を介して駆動装
置としての駆動モータ7の駆動軸に連結されることによ
り回転自在に軸支され、かつ、この駆動モータ7によっ
て回転駆動自在とされている。
【0022】減速ギア部6は、駆動モータ7の回転速度
を所定の回転比で減速させ、回転シャフト5に伝達す
る。駆動モータ7は、たとえばDCモータ、パルスモー
タ等の正逆駆動制御可能なモータからなる。図6に示す
ように、駆動モータ7と不図示の直流電源との間には切
換スイッチ8(図1〜図5において不図示)が介在さ
れ、この切換スイッチ8の接点を切り換えることにより
駆動モータ7への供給電圧の極性が反転され、回転板4
が右回転、左回転のいずれにも回転駆動自在にされてい
る。
【0023】回転板4にはこの回転板4を厚さ方向に貫
通する取出孔4aが形成されている。本実施例では取出
孔4aが2箇所形成されているが、その個数に限定はな
い。取出孔4aの内径は、カプセル貯蔵庫1に貯蔵され
る最大寸法のカプセルが通過可能な径に形成されてい
る。取出孔4a内にカプセルが収納された状態でこの取
出孔4aが上述の取出口3を臨む位置まで回転板4によ
って回転されると、取出孔4a内のカプセルが取出口
3、取出筒2を介して装置から払い出される。
【0024】図1に示すように、取出口3近くの隅部を
除くカプセル貯蔵庫1のカプセル分別部1aの三隅には
平面視三角形状の閉塞板9がそれぞれ設けられている。
この閉塞板9は、回転板4の上面と略同一高さ、あるい
は上面よりやや高い位置に配置されており、回転板4の
端縁と閉塞板9の端縁との間の距離は、カプセル貯蔵庫
1に貯蔵される最小寸法のカプセルの直径より狭くされ
ている。加えて、閉塞板9が設けられていない部分のカ
プセル分別部1aの側面と回転板4の端縁との間の距離
も、同様にカプセル貯蔵庫1に貯蔵される最小寸法のカ
プセルの直径より狭くされている。これにより、カプセ
ル分別部1a内にあるカプセルは回転板4と閉塞板9と
の間の間隙、あるいは、回転板4とカプセル分別部1a
の側面との間の間隙に落ち込むことが防止される。
【0025】回転板4の上面には、上方に向かって突出
する2本の縦スプリング10aと、径方向に延出して先
端が閉塞板9の上面又は上方にまで至る長さの2本の横
スプリング10bとが固設されている。縦スプリング1
0aは回転板4の中心から若干ずれた位置に突設され、
回転板4の回転に伴って縦スプリング10aが周回運動
をすることによりカプセル分別部1a内にあるカプセル
を撹拌する。また、横スプリング10bは、回転板4の
回転に伴って水平面上を回転することにより閉塞板9上
に乗ったままの状態にあるカプセルをこの閉塞板9上か
ら掻き出す。
【0026】さらに、図1及び図5に示すように、カプ
セル分別部1aの側面内には、回転板4の左回り方向に
沿って内方に突出する付勢板11が2箇所突設されてい
る。この付勢板11は、横スプリング10bによって閉
塞板9から掻き出されたカプセルを回転板4の上面に乗
せるためのものである。
【0027】すなわち、図5に示すように、比較的大径
のカプセルAであればその重心が回転板4上にあるた
め、回転板4を回転させればカプセルAは回転板4上を
移動し、取出孔4a内に収納される可能性がある。しか
し、比較的小径のカプセルBであるとその重心が回転板
4とカプセル分別部1aの側面との間の間隙上にあるた
め、回転板4が回転してもカプセルBは回転板4及びカ
プセル分別部1aの側面の双方に接触した状態で留ま
り、あるいは、回転板4に連れ回りしたとしても回転板
4及びカプセル分別部1aの側面の双方に接触した状態
で周回する。従って、このままではカプセルBが取出孔
4a内に収納される可能性は低い。付勢板11は、回転
板4を左回りに回転させたときに横スプリング10bに
押されつつ従動するカプセルA、Bがこの付勢板11に
当接したときにこのカプセルA、Bに内方に向かう力を
付与し、このカプセルA、Bを回転板4の上面に乗せ
る。これにより、カプセルA、Bの径によらず、カプセ
ルA、Bが取出孔4aに収納される可能性をできるだけ
持たせるようにする。なお、左回りのみ考慮すればよい
理由については後述する。
【0028】12は天板であり、回転板4の上方であっ
て上面から見て取出口3を覆うような位置に配置されて
いる。この天板12は、図4に示すように、図中右方か
ら中心にかけて若干下方に傾斜されており、天板12の
下端部とカプセル分別部1aの下面との間の距離は、カ
プセル貯蔵庫1に貯蔵される最大寸法のカプセルの直径
より若干だけ大きく形成され、さらに、天板12の下端
部と回転板4との間の距離は、カプセル貯蔵庫1に貯蔵
される最小寸法のカプセルの直径より小さく形成されて
いる。
【0029】13は間隔差形成部材であり、少なくとも
天板12の下方以外の位置であって回転板4の下面を臨
む位置に設けられている。本実施例では、間隔差形成部
材13は、図1において取出口3の左隣であってカプセ
ル分別部1aの下面上に配置されている。間隔差形成部
材13は、高床部13a、低床部13b及びこれらをつ
なぐ斜面部13cを備えている。
【0030】本実施例における高床部13aは、低床部
13bよりも図1において下(回転板4の左回り方向に
沿って考えると低床部13bよりも取出口3に近接した
位置)に配置されている。高床部13aと回転板4との
間の間隔は、カプセル貯蔵庫1に貯蔵される最小寸法の
カプセルが取出孔4aに収納された状態でカプセルの上
端が天板12の下端部より低い位置になるように設定さ
れている。
【0031】一方、低床部13bは、高床部13aより
も図1において上(回転板4の左回り方向に沿って考え
ると高床部13aよりも取出口3から離間した位置)に
配置されている。
【0032】次に、本実施例のカプセル払出装置の動作
について図1〜図3を参照して説明する。まず、カプセ
ル貯蔵庫1に最大寸法に近い大カプセルAが貯蔵されて
いる場合、回転板4が平面視右回り方向へ回転、すなわ
ち、回転板4の取出孔4aが間隔差形成部材13の高床
部13aから低床部13bへ移動するように切換スイッ
チ8を切り換える。今、図2に示すように、回転板4の
取出孔4aが間隔差形成部材13の高床部13a上方に
位置した状態で大カプセルAがこの取出孔4aに嵌入し
たとすると、この大カプセルAの上部は天板12より上
方に突出する。
【0033】この後、回転板4の右回り方向への回転に
より大カプセルAは斜面部13cに沿って下降し、さら
に低床部13bを介して図3に示すようにカプセル分別
部1aの底面上を転動する段階では大カプセルAの上端
は天板12の下端部より低くなる。従って、さらに回転
板4を右回り方向に回転させれば取出孔4a内の大カプ
セルAは天板12の下方を通過する。天板12と回転板
4との間の間隔は大カプセルAの直径より十分狭いの
で、天板12下方には取出孔4aに嵌入された大カプセ
ルAしか到達することができず、この大カプセルAが他
の大カプセルAから分別される。
【0034】そして、取出孔4aが取出口3を臨む位置
まで回転板4が回転されると、取出孔4a内の大カプセ
ルAは取出口3、取出筒2を介して装置から払い出され
る。この時、取出筒2に設けられた通過センサ20によ
り大カプセルAの通過が検出されると、回転板4が今ま
でと逆方向、すなわち左回り方向に所定角度だけ(本実
施例では1/4回転)回転される。これは、天板12と
回転板4との間に大カプセルAが詰まったり、これらの
間で無理な力が加わって大カプセルAが変形するのを防
止するために逆回転させるのである。
【0035】回転板4が回転するに連れて、これに突設
された縦スプリング10aは回転板4の上方にある大カ
プセルAを撹拌し、この大カプセルAがスムースに取出
孔4aに嵌入されるようにする。すなわち、重力のみで
カプセルを落下させているとカプセル間の摩擦により重
力だけではカプセルが落下しない事態が生じる可能性が
ある。このため、常にカプセルを撹拌して強制的にカプ
セル間の接触状態を変化させ、カプセルがスムースに取
出孔4aに嵌入されるようにしている。
【0036】同様に、回転板4から突設された横スプリ
ング10bは回転板4の回転に連れて閉塞板9上に乗っ
たままの大カプセルAを掻き出す。掻き出された大カプ
セルAは、付勢板11による内向きの付勢力を与えられ
るまでもなくその重心が回転板4上にあるため、回転板
4の回転に連れて回転板4上を移動する。従って、回転
板4が右回り方向に回転しているときは付勢板11によ
り内向きの付勢力は与えられないが、問題はない。
【0037】なお、回転板4の取出孔4aが低床部13
b又はカプセル分別部1aの底面上方に位置した状態で
取出孔4a内に大カプセルAが嵌入されたときは、大カ
プセルAはそのまま天板12の下を通り、取出口3を介
して払い出される。
【0038】一方、カプセル貯蔵庫1に最小寸法に近い
小カプセルBが貯蔵されている場合、回転板4が平面視
左回り方向、すなわち、回転板4の取出孔4aが間隔差
形成部材13の低床部13bから高床部13aへ移動す
るように切換スイッチ8を切り換える。今、図3に示す
ように、回転板4の取出孔4aが低床部13b、あるい
はカプセル分別部1aの底面の上方に位置した状態にあ
ると、底面と回転板4との間の距離が比較的広いために
図示例のように取出孔4aに嵌入された小カプセルB
(図中では小カプセルB1)に加えて小カプセルB(図
中では小カプセルB2)が重なるようにして一部嵌入さ
れることがある。
【0039】この後、回転板4の左回り方向への回転に
より小カプセルB1は斜面部13cに沿って上昇し、更
に図2に示すように高床部13aの上面を転動する段階
では小カプセルB1の上端位置は図3に示す位置よりも
十分に高くなっている。このため、小カプセルB2は取
出孔4a外に排出され、取出孔4a内には小カプセルB
1のみ嵌入された状態になる。従って、更に回転板4を
左回り方向に回転させれば取出孔4a内の小カプセルB
1のみが天板12の下方を通過する。天板12と回転板
4との間隔は小カプセルBの直径より狭いので、天板1
2下方には取出孔4aに嵌入された小カプセルB1しか
到達することができず、この小カプセルB1が他の小カ
プセルBから分別される。
【0040】そして、取出孔4aが取出口3を臨む位置
まで回転板4が回転されると、取出孔4a内の小カプセ
ルB1は取出口3、取出筒2を介して装置から払い出さ
れる。この時、大カプセルAの場合と同様に小カプセル
B1の通過が通過センサ20により検出されると、回転
板が右回り方向に所定角度(1/4回転)だけ回転され
る。
【0041】回転板4の回転に伴って横スプリング10
bによって掻き出された小カプセルBは、横スプリング
10bに押されつつ従動し、付勢板11に当接して内向
きの付勢力が付与される。これにより、小カプセルBは
回転板4の上面に乗せられ、回転板4の回転に連れて回
転板4上を移動する。従って、回転板4が左回り方向に
回転しているときは付勢板11により内向きの付勢力を
小カプセルBに与える必要が生じる。
【0042】なお、回転板4の取出孔4aが高床部13
aに位置した状態で取出孔4a内に小カプセルB1が挿
入されたときは、小カプセルB1はそのまま天板12の
下を通り、取出口3を介して払い出される。
【0043】従って、本実施例によれば、カプセル分別
部1aの隅部に設けられた閉塞板9上に乗っているカプ
セルは横スプリング10bによりこの閉塞板9上から掻
き出されるので、カプセルがカプセル分別部1aの隅部
に貯留することがなくなる。従って、従来のカプセル払
出装置のように回転板付近を円筒状に形成したり、回転
板の寸法近くまで貯蔵庫の寸法を狭めるといった手間が
不要で、任意の形状(ひいては容量)を有するカプセル
貯蔵庫が実現でき、かつ、簡易な形状にし得てその加工
も簡易なものにすることができる。
【0044】なお、本発明のカプセル払出装置は、その
細部が上述の一実施例に限定されず、種々の変形が可能
である。一例として、一実施例ではスプリング10bに
よりカプセル分別部1aの隅部に貯留したカプセルを掻
き出していたが、スプリングによらず隅部にあるカプセ
ルを押し出すことのできる部材であればスプリングに限
定されず、例えば棒状のゴム、プラスチック等であって
も良い。但し、弾性変形可能な部材で形成すると、隅部
にあるカプセルに先端が十分に届くように部材を長く形
成した場合、部材先端がカプセル貯蔵庫の隅部以外の部
分に到達して貯蔵庫の側面に当接したとしても部材自身
が変形し、さらに隅部付近では自身の弾性により元の形
状に復帰するので好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、カプセル貯蔵庫の隅部に位置するカプセ
ルを当接部材によりこの隅部から押し出すことができる
ので、カプセルがカプセル貯蔵庫の隅部に貯留すること
がなくなる。従って、任意の形状(ひいては容量)を有
するカプセル貯蔵庫が実現でき、かつ、簡易な形状にし
得てその加工も簡易なものにすることができる。
【0046】請求項2の発明によれば、当接部材がカプ
セル貯蔵庫の内面に当接した場合は弾性変形し、さらに
当接が解除されると自身の弾性により元の形状に復帰す
るので、当接部材の長さを十分確保してもカプセル貯蔵
庫の変形といった事態を招くこともなく、しかも、カプ
セル貯蔵庫の隅部においてカプセル押し出し機能を維持
することができる。
【0047】請求項3の発明によれば、カプセルが取出
口を通過したときに回転板を逆方向に所定角度だけ回転
させているので、回転板にカプセルが挾まって詰まった
り変形したりすることを防止することができる。
【0048】請求項4の発明によれば、当接部材に連れ
回りするカプセルに対して求心力付与手段により回転板
の中心方向に向かう力を付与しているので、回転板の周
縁部にあるカプセルが回転板上に乗せられる。これによ
り、カプセルが回転板の周縁部に滞留することを防止し
得て取出孔に嵌入される可能性を持たせることができ
る。
【0049】請求項5の発明によれば、回転板の回転方
向を違えることにより同一の構成のままで径の異なるカ
プセルを払い出しすることができ、簡易かつ速やかにカ
プセル径の変更に対応することができる。
【0050】請求項6の発明によれば、回転板の回転に
より棒状部材を用いてカプセル貯蔵庫内のカプセルを撹
拌することができるので、カプセル同士の摩擦によりカ
プセルが落下しにくくなる、という事態を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるカプセル払出装置を示
す平面図である。
【図2】図1のII−II′線に沿った矢視断面図である。
【図3】回転板が図1と異なる位置にある状態における
図1のII−II′線に沿った矢視断面図である。
【図4】図1のIV−IV′線に沿った矢視断面図である。
【図5】付勢板の作用を説明するための模式図である。
【図6】選択スイッチと駆動モータとの接続状態を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 カプセル貯蔵庫 1a カプセル分別部 1b スロープ部 2 取出筒 3 取出口 4 回転板 4a 取出孔 7 駆動モータ 8 切換スイッチ 9 閉塞板 10a 縦スプリング 10b 横スプリング 11 付勢板 12 天板 13 間隔差形成部材 13a 高床部 13b 低床部 13c 斜面部 20 通過センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部にカプセルの取出口が形成され、多
    角柱形状の貯蔵空間を有する側面部に隅部が形成された
    カプセル貯蔵庫と;前記カプセル貯蔵庫の下部に回転自
    在に設けられ、前記取出口と対向する位置に前記カプセ
    ルの取出孔が形成された円板状の回転板と;前記回転板
    を回転駆動する駆動手段とを備え、 前記回転板には、先端が前記カプセル貯蔵庫の側面部の
    隅部に位置する前記カプセルに当接可能な位置に至る当
    接部材が突設されていることを特徴とするカプセル払出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカプセル払出装置にお
    いて:前記当接部材は弾性変形可能な部材であることを
    特徴とするカプセル払出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のカプセル払出装
    置において:前記カプセルが前記取出口を通過したこと
    を検出する通過検出手段を備え、 前記駆動手段は、前記回転板の取出孔内に前記カプセル
    が位置した状態で前記回転板を一方向に回転させ、前記
    カプセルを前記取出口に臨ませることによりこのカプセ
    ルを前記取出口を介して払い出し、さらに、前記通過検
    出手段からの検出信号を受信すると前記回転板を前記一
    方向とは逆方向に所定角度だけ回転させることを特徴と
    するカプセル払出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のカプセ
    ル払出装置において:前記カプセル貯蔵庫の側面部内面
    に設けられ、前記回転板の回転により前記当接部材に連
    れ回りする前記カプセルに対して前記回転板の中心方向
    に向かう力を付与する求心力付与手段を備えたことを特
    徴とするカプセル払出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のカプセ
    ル払出装置において:前記取出口の上方を覆うようにし
    て設けられたカプセル分別用天板と;前記回転板の下面
    を臨む位置に配置され、前記取出口の周方向一方側にお
    ける前記回転板との間隔と前記取出口の周方向他方側に
    おける前記回転板との間隔とを異にする間隔差形成部材
    と;前記回転板の回転方向を選択する選択スイッチとを
    備えたことを特徴とするカプセル払出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のカプセ
    ル払出装置において:前記回転板の上面に突設された棒
    状部材を備えたことを特徴とするカプセル払出装置。
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JPS6220068U (ja) * 1985-07-23 1987-02-06
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