JPH085703B2 - 軽量無機質板の製造方法 - Google Patents

軽量無機質板の製造方法

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JPH085703B2
JPH085703B2 JP14902390A JP14902390A JPH085703B2 JP H085703 B2 JPH085703 B2 JP H085703B2 JP 14902390 A JP14902390 A JP 14902390A JP 14902390 A JP14902390 A JP 14902390A JP H085703 B2 JPH085703 B2 JP H085703B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軽量無機質板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、セメント等を主原料として無機質壁板を成形す
ることが広く行なわれており、石綿に代わる補強繊維と
してパルプ繊維を添加した繊維補強セメント製品を上記
製法により成形することが広く行なわれている。
〔従来技術の問題点〕
ところで、補強繊維としてのパルプ繊維には予め水分
を含浸せしめたウエットパルプと乾燥状態とされたドラ
イブパルプとが有るが、前者のウエットパルプはパルプ
中に含まれる水分量が一定せず、例えば押出成形用のス
ラリーとするときの水分管理が難しく、水分の変動によ
り押出成形時の流動性が変化し、品質管理が困難となる
問題が有る。一方、後者のドライパルプは開繊した際、
表面が疎水性を帯び水とのなじみが悪くなりセメントマ
トリックスとの接着性も低下するので添加量に見合った
充分な強度が得られなくなると言った問題が有った。
もっとも、ドライパルプについての上記問題点は水と
の親和性を高分子吸水剤の添加により発現させ、この改
良パルプ繊維を他のセメント等の混合材量と共に加水混
合することも考えられ、さらに具体的には近年特に需要
が増大し大量に生産される紙おむつなど高分子吸水剤を
含むパルプを構成原料とする物品の切断屑の有効利用を
併せて図ることが考えられる。
しかし、これら高分子吸水剤を含むパルプ繊維は親水
性はきわめて良好であるものの吸水作用によって高分子
吸水剤が膨潤し、他の原料との混合が不均一となると言
った欠点が生じ、充分な強度を発現させることは出来な
い。
従って、上記した高分子吸水剤を含むパルプの使用は
適当でなく、結果として紙おむつ等の生産時大量に発生
する切断屑に含まれるパルプ繊維の有効再利用を図るこ
とも出来ないと言った問題が有った。
かかる問題点を解決するため本願出願人は、紙おむつ
等の生産時大量に発生する切断屑の有効利用を可能とす
る無機質板の押出成形方法を提案した(特開平1−1039
41号公報)。
〔従来技術の問題点〕
しかし、上記発明においても、セメント原料と混合後
加水した際如何に水分添加を押さえても高分子吸水剤の
膨潤は避けられず、これによる弊害は完全には除去しが
たい欠点があり、また仮に高分子吸水剤を含むパルプの
有効利用が図れても、同時に発生するこれらの包装体で
あるビニール、ゴム等の熱可塑性合成樹脂の有効利用が
図れず、これらの有効利用が図れないといった問題があ
った。
さらに、従来の製法は緻密なセメントマトリックスと
なるため重量が嵩み軽量な製品とするには発泡のために
別の手段を要し製造が容易でない問題もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記問題点に鑑み、セメントを主原料とす
る配合物中に補強繊維として添加するパルプ繊維の水添
加混合時の親水性を改良しスラリーとなした時の水分管
理を容易にし、均一な強度の繊維補強セメント板を製造
可能とすると共に、大量に生じる産業廃棄物である紙お
むつ等の切断屑の有効利用を図り、かつ軽量な無機質板
を製造し得る方法を得ることを目的としてなされたもの
である。
〔課題を解決するための技術〕
即ち、この発明の軽量無機質板の製造方法はパルプと
高分子吸水ポリマー及び不織布の混合物に水を加え、さ
らに前記高分子吸水剤に対して0.1〜15重量%の高分子
吸水ポリマー固化剤を添加し混合後微粉砕してなる粉砕
物と、ビニール、ゴム等の熱可塑性合成樹脂を微粉砕し
てなる粉砕物とを単独または合計して5〜10重量%、常
法配合のセメントとシリカ質原料からなる無機質配合原
料に添加して混合し、さらに必要量の水を加えて混練混
合して該混合物を賦形し、該賦形体を一次養生後高温の
オートクレーブ養生を行なうことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
この発明において、ドライパルプと高分子吸水剤とを
事前混合して成るパルプ繊維とは、パルプ繊維表面に高
分子吸水剤を付着させたものを言い、紙おむつの構成原
料であるパルプ等が使用される。
またビニーム、ゴム等の熱可塑性合成樹脂は上記紙お
むつの包装体として使用されたものが使用される。
高分子吸水剤の付着したパルプは例えドライパルプで
あっても水の付着性が良く、他の原料とのなじみが良く
なる。
しかし、既述のようにこれらパルプを他の原料と共に
加水混合した場合、高分子吸水剤の膨潤が生じ、均一混
合が阻害される。
そこで、上記パルプ繊維等を予め水と混合し高分子吸
水ポリマーを積極的に膨潤させ、この膨潤した高分子吸
水ポリマーに固化剤例えば塩化カルシウム、塩化マグネ
シウム、硫酸マグネシウム等を添加して固化させてしま
い、膨潤により生じる問題を予め解消した後これを微粉
砕する。
またビニール、ゴム等の熱可塑性合成樹脂も同様に微
粉砕する。
これら粉砕物を常法によるセメント、シリカ質原料に
対し5〜10重量%添加し水と共に均一混合する。
このとき、高分子吸水ポリマーは固化剤によりすでに
固化されているため膨潤による弊害は生じない。
そして、上記混練物を賦形する。
上記板状体を一次養生し硬化させオートクレーブによ
り高温高圧養生を行なえば高分子吸水剤は熱により分解
され、この部分が独立気泡となり、またビニール、ゴム
等の熱可塑性樹脂も同様に熱により分解または溶融され
てマトリックス内で独立気泡を形成する。
従って、上記原料によって軽量無機質製品が成形でき
ることになる。
上記において粉砕物を常法によるセメント、シリカ質
原料に対し5〜10重量%添加するのは、5重量%より少
ないと充分な補強効果および独立気泡ができず、また10
重量%より多くすると空洞化が著しく製品強度が返って
低下するからである。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例を説明する。
大量に発生する紙おむつの切断屑をまず乾式粉砕しス
クリーンを用いてパルプ、不織布の部分(A)とビニー
ル、ゴム等の熱可塑性合成樹脂の部分(B)とに篩分け
した。
次いで上記(A)に水を加え高分子吸水ポリマーを膨
潤させ同時に(A)に対し8%の塩化カルシウムを加え
て固化させ、次いで開繊機によりパルプをほぐすと共に
膨潤固化した高分子吸水剤を微粉砕した。
また上記(B)については熱可塑性合成樹脂の溶融点
まで加熱しカッティングにより細粒化した。
上記(A),(B)を表1に示すセメント、シリカ質
原料に混合した。
ついでこれら原料を押出成形成形機に供給し厚さ12m
m、幅100mmの試験片を押出成形成形した。
上記押出成形品を24時間常温による一次養生を行い、
ついで180℃×8時間8atmの高温高圧条件でオートクレ
ーブ養生を行った。
オートクレーブ養生後、試験片の比重及びJIS4号に基
づく曲げ強度試験を行ったところ表2の試験結果となっ
た。
表2より明らかなように、本願発明で得られたものは
強度低下は余り見られない反面、軽量化が著しく促進さ
ていることが判明した。
〔効果〕
以上説明したように、この発明の方法によれば従来廃
棄されるに任されていたおむつ屑が有効利用でき、しか
もこれらに含まれる高分子吸水剤、あるいは熱可塑性合
成樹脂が軽量化発泡剤の代替として利用できるので発泡
化のために別の技術を要することもなく、非常に経済的
な軽量無機質板の製造が可能となるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 14:18)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプと高分子吸水ポリマー及び不織布の
    混合物に水を加え、さらに前記高分子吸水剤に対して0.
    1〜15重量%の高分子吸水ポリマー固化剤を添加し混合
    後微粉砕してなる粉砕物と、ビニール、ゴム等の熱可塑
    性合成樹脂を微粉砕してなる粉砕物とを単独または合計
    して5〜10重量%、常法配合のセメントとシリカ質原料
    からなる無機質配合原料に添加して混合し、さらに必要
    量の水を加えて混練混合して該混合物を賦形し、該賦形
    体を一次養生後高温のオートクレーブ養生を行なうこと
    を特徴とする軽量無機質板の製造方法。
  2. 【請求項2】パルプと高分子吸水ポリマー及び不織布の
    混合物およびビニール、ゴム等の熱可塑性合成樹脂の原
    材料が紙おむつなどの切断屑である特許請求の範囲第1
    高記載の軽量無機質板の製造方法。
JP14902390A 1990-06-06 1990-06-06 軽量無機質板の製造方法 Expired - Lifetime JPH085703B2 (ja)

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JPH0442845A JPH0442845A (ja) 1992-02-13
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